JP2022174914A5 - - Google Patents
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Description
以上より、NC装置70は、K>1である場合に送り軸F1について「通常切削送り速度Fa」、「1回の空振りに要する主軸回転数K」、及び、「戻り量R」の入力を受け付けると、上記式(1),(2),(3)に従って切込み量D及び速度F,Bを決定することができる。切込み量D及び速度F,Bが決まると、NC装置70は、送り軸F1について切込み量D及び速度F,Bに基づいて工具TO1の送り移動時の位置を制御する。
オペレーターは、加工プログラムPR2において「通常切削送り速度Fa」、「1回の空振りに要する主軸回転数K」、及び、「戻り量R」だけを指定することにより、通常切削と同じ加工時間で振動切削を実施させることができる。ここで、「1回の空振りに要する主軸回転数K」が大きくなると、切り屑が長くなる一方で振幅が小さくなる。「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」の好適な値は、工具TO1を移動させるサーボ系の追従性に依存し、単位時間当たりの主軸回転数と工具TO1の送り速度によって決まる。そこで、図14に例示するように、「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」の組合せについて「単位時間当たりの主軸回転数S」と「通常切削送り速度Fa」に応じた目安の値を情報テーブルTA1として用意しておくことにより、オペレーターは容易に「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」を指定することができる。図14に示すように、情報テーブルTA1には、S,Faの各組合せに対してK,Rの複数の組合せが対応付けられている。K,Rの組合せを識別する識別番号をjとすると、図14は、例えば、S=S1とFa=Fa1の組合せに対してK=K1jとR=R1jで表される複数の組合せが対応付けられていることを示している。図14に示す情報テーブルTA1は、「単位時間当たりの主軸回転数S」と「通常切削送り速度Fa」の入力に対する「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」の推奨される複数の組合せを出力するための情報テーブルともいえる。むろん、K,Rの組合せの数は、有限である。
オペレーターは、加工プログラムPR2において「通常切削送り速度Fa」、「1回の空振りに要する主軸回転数K」、及び、「戻り量R」だけを指定することにより、通常切削と同じ加工時間で振動切削を実施させることができる。ここで、「1回の空振りに要する主軸回転数K」が大きくなると、切り屑が長くなる一方で振幅が小さくなる。「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」の好適な値は、工具TO1を移動させるサーボ系の追従性に依存し、単位時間当たりの主軸回転数と工具TO1の送り速度によって決まる。そこで、図14に例示するように、「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」の組合せについて「単位時間当たりの主軸回転数S」と「通常切削送り速度Fa」に応じた目安の値を情報テーブルTA1として用意しておくことにより、オペレーターは容易に「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」を指定することができる。図14に示すように、情報テーブルTA1には、S,Faの各組合せに対してK,Rの複数の組合せが対応付けられている。K,Rの組合せを識別する識別番号をjとすると、図14は、例えば、S=S1とFa=Fa1の組合せに対してK=K1jとR=R1jで表される複数の組合せが対応付けられていることを示している。図14に示す情報テーブルTA1は、「単位時間当たりの主軸回転数S」と「通常切削送り速度Fa」の入力に対する「1回の空振りに要する主軸回転数K」と「戻り量R」の推奨される複数の組合せを出力するための情報テーブルともいえる。むろん、K,Rの組合せの数は、有限である。
以上より、NC装置70は、K<1である場合に送り軸F1について「通常切削送り速度Fa」、「1回の空振りに要する主軸回転数K」、及び、「戻り量R」の入力を受け付けると、上記式(4),(5),(6)に従って切込み量D及び速度F,Bを決定することができる。切込み量D及び速度F,Bが決まると、NC装置70は、送り軸F1について切込み量D及び速度F,Bに基づいて工具TO1の送り移動時の位置を制御する。
切込み量D及び速度F,Bの算出後、NC装置70は、送り軸F1について切込み量D及び速度F,Bに基づいて工具TO1の送り移動時の位置を制御する(第三工程ST3)。NC装置70は、送り軸F1において現在位置P1から切込み移動M1及び戻り移動M2を繰り返して終点P2に到るまでの複数の位置P3を切込み量D及び速度F,Bに基づいて設定し、順次、工具TO1を位置P3に移動させる位置指令をサーボアンプ31又はサーボアンプ32に出す。図9には、各位置P3が白丸で示されている。設定される位置P3は、変化点(第一変化点C1と第二変化点C2)や終点P2に限定されず、切込み移動M1や戻り移動M2の途中の位置が含まれてもよい。前述の位置指令が繰り返されることにより、工具TO1の送り移動時の位置が切込み量D及び速度F,Bに基づいた位置に制御される。
「戻り量R」が取得されると、上述したように、NC装置70は、送り軸F1についてFa,K,Rのパラメーターに基づいて、切込み量D、工具TO1の切込み移動時の速度F、及び、工具TO1の戻り移動時の速度Bを決定する(第二工程ST2)。さらに、NC装置70は、送り軸F1について切込み量D及び速度F,Bに基づいて工具TO1の送り移動時の位置を制御する(第三工程ST3)。
以上より、オペレーターは、「戻り量R」を工作機械1に入力しなくても、通常切削と同じ加工時間で振動切削を実施させることができる。「1回の空振りに要する主軸回転数K」が大きくなると、切り屑が長くなる。そこで、オペレーターが「単位時間当たりの主軸回転数S」と「通常切削送り速度Fa」を固定して切り屑の長さを実加工で確認しながら「1回の空振りに要する主軸回転数K」を決めることにより、適切な「戻り量R」が自動的に決定される。従って、図15に示す例は、振動切削の設定をさらに容易にさせることができる。
以上より、オペレーターは、「戻り量R」を工作機械1に入力しなくても、通常切削と同じ加工時間で振動切削を実施させることができる。「1回の空振りに要する主軸回転数K」が大きくなると、切り屑が長くなる。そこで、オペレーターが「単位時間当たりの主軸回転数S」と「通常切削送り速度Fa」を固定して切り屑の長さを実加工で確認しながら「1回の空振りに要する主軸回転数K」を決めることにより、適切な「戻り量R」が自動的に決定される。従って、図15に示す例は、振動切削の設定をさらに容易にさせることができる。
尚、上述した具体例のNC装置70は「通常切削送り速度Fa」、「1回の空振りに要する主軸回転数K」、及び、「戻り量R」に基づいて切込み量D及び速度F,Bの全てを計算したが、D,F,Rのパラメーターの一部については入力を受け付けてもよい。例えば、NC装置70は、速度F,Bを計算する一方で切込み量Dの入力を受け付けてもよいし、切込み移動時の速度Fを計算する一方で戻り移動時の速度Bと切込み量Dの入力を受け付けてもよいし、戻り移動時の速度Bを計算する一方で切込み移動時の速度Fと切込み量Dの入力を受け付けてもよい。
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