JP2022174405A - 軌陸車用載退線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転車台の設置位置や作業装置のレイアウトに関する自由度を向上させることができ、かつ、車体の重心位置の調整作業を必要としない軌陸車用載退線装置を提供する。【解決手段】車体2の下部に設けられた転車台13と、車体2の左右両側部に設けられ、下端部に回転自在に設けられたローラ16L,16Rを有する一対のローラジャッキとを備え、転車台13及び一対のローラジャッキは、車体2の平面視における車体2の重心位置Gが転車台13の位置と一対のローラジャッキの位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる重心配置可能領域GA内に位置するように、車体2に設けられており、転車台13及び一対のローラジャッキによって車体2を地面から浮上支持した状態で、ローラ16L,16Rを転動させながら転車台13により車体2を水平方向に回転可能にする。【選択図】図2
Description
本発明は、道路及び鉄道の軌道上を走行可能な軌陸車の載線作業及び退線作業を容易にする軌陸車用載退線装置に関する。
軌陸車は、タイヤ車輪によって道路走行自在に構成された車体の前後左右に、各々張出/格納自在な鉄輪を設け、この鉄輪を張り出した状態で鉄道の軌道上を走行可能な軌道走行装置を有し、軌道上でトロリ線などの鉄道設備の工事・点検を行う際に広く用いられている。また軌陸車は、通常、道路上(例えば踏切)から軌道上へ車体を載せ、又は、車体を軌道上から踏切へ降ろす作業を容易にするための装置を備えている。ここで、車体を軌道上へ載せることを「載線」といい、車体を軌道上から降ろすことを「退線」という。また、載線作業及び退線作業を容易にする装置を「載退線装置」ともいう。
従来、載退線装置の一種として転車台が知られている。転車台は、軌陸車の車体の下部に伸縮自在に設けられており、軌陸車の載線作業又は退線作業を行う際は、例えば踏み切りにおいて転車台を下方へ張り出して車体を地上から浮上させ、車体を水平方向へ旋回可能に支持する。この状態から、載線作業を行う場合は、作業者が車体を押して車体の向きを軌道の敷設方向へ転換させ、鉄輪を張り出した後に転車台を収縮させて車体を軌道上に載せる。退線作業を行う場合は、作業者が車体を押して車体の向きを道路の方向へ転換させ、鉄輪を格納した後に転車台を収縮させて車体を軌道上から道路へ降ろす。
上述した転車台は、車体を浮上させて支持するように構成されているため、車体の平面視における転車台の設置位置が、車体の重心位置に一致していないと車体がバランスを崩して全ての車輪を地上から浮上させられず、車体を旋回させることができない場合がある。したがって、車体の下部において転車台をできるだけ車体の重心位置の近くに取り付けたり、車体の架装領域に搭載する作業装置(例えば旋回台、ブーム及び作業台等)のレイアウトを工夫して車体の重心位置が転車台の取付位置に近づくように設計したりする必要がある。
また、例えば特許文献1に記載された軌陸車では、載線作業及び退線作業において転車台を下方へ張り出して車体を浮上させる際に、車体の架装部に設けられたブームを伸長作動させることによって車体の重心位置を移動させることで、車体の重心位置が転車台の取付位置に一致するように調整している。
一般に、車体の下部には道路や軌道上を走行するための各種装置が設けられているため、転車台の取付位置が制約されることとなり、転車台の設置位置を車体の重心位置に一致させるのが困難であった。また、車体の架装部に搭載する作業装置のレイアウトを工夫することによって車体の重心位置を転車台の設置位置に近づける場合は、その分だけ作業装置のレイアウトの自由度が制限されてしまうことになる。さらに、特許文献1に記載された軌陸車のように、車体の架装部に搭載された作業装置を作動させることで車体の重心位置を調整する(具体的には、転車台の設置位置に近づける)場合、その調整作業を行うた
めの時間や作業量が余計に掛かることとなる。
めの時間や作業量が余計に掛かることとなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、転車台の設置位置や作業装置のレイアウトに関する自由度を向上させることができ、かつ、載線作業及び退線作業において車体の重心位置の調整を必要としない軌陸車用載退線装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る軌陸車用載退線装置は、道路及び軌道を走行可能な軌陸車に設けられ、前記軌陸車の車体(例えば、実施形態における車体2)を踏切から軌道上へ載せ、かつ、前記車体を軌道上から踏切へ降ろすための軌陸車用載退線装置であって、前記車体の下部に水平方向回転自在に設けられ、前記車体に収容される収容位置と前記車体を地面から浮上させた状態で支持する車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能であり、前記車体の方向転換を可能とする転車台(例えば、実施形態における転車台13)と、前記転車台の位置から前記車体の前後方向に間隔を置いて前記車体の左右両側部に設けられ、前記収容位置と前記車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能であり、下端部に回転自在に設けられたローラ(例えば、実施形態におけるローラ16L,16R)を有する一対のローラジャッキ(例えば、実施形態におけるローラジャッキ15L,15R)と、を備え、前記転車台及び前記一対のローラジャッキは、前記車体の平面視における前記車体の重心位置(例えば、実施形態における重心Gの位置)が、前記転車台の位置と前記一対のローラジャッキの位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域(例えば、実施形態における重心配置可能領域GA)内に位置するように、前記車体に設けられており、前記転車台及び前記一対のローラジャッキによって前記車体を地面から浮上させて支持した状態で、前記一対のローラジャッキの前記ローラを転動させながら前記転車台により前記車体を水平方向に回転可能にする。
なお、上記構成の軌陸車用載退線装置において、前記転車台を前記車体の重心位置よりも前記車体の後部側に設け、前記一対のローラジャッキを前記車体の重心位置よりも前記車体の前部側に設けることが好ましい。
また、上記構成の軌陸車用載退線装置において、前記一対のローラジャッキが有するローラの転動方向(例えば、実施形態における転動方向TD)が、前記車体が水平方向に回転しているときに前記ローラジャッキが描く円弧(例えば、実施形態における転動軌跡RT)の接線方向に固定されることが好ましい。
また、上記構成の軌陸車用載退線装置において、前記一対のローラジャッキのローラを回転駆動するモータ(例えば、実施形態におけるローラ駆動モータ62L,62R)を備えることが好ましい。
本発明に係る軌陸車用載退線装置によれば、軌陸車の車体の下部に水平方向回転自在に設けられ、車体に収容される収容位置と車体を地面から浮上させた状態で支持する車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能であり、車体の方向転換を可能とする転車台と、転車台の位置から車体の前後方向に間隔を置いて車体の左右両側部に設けられ、収容位置と車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能であり、下端部に回転自在に設けられたローラを有する一対のローラジャッキと、を備え、転車台及び一対のローラジャッキは、車体の平面視における車体の重心位置が、転車台の位置と一対のローラジャッキの位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域内に位置するように、車体に設けられており、転車台及び一対のローラジャッキによって車体を地面から浮上させて支持した状態で、一対のローラジャッキのローラを転動させながら転車台により車体を水平方向に回転可能にしている。こ
のように、車体の重心位置が、車体の左右両側部に設けられた一対のローラジャッキの位置と転車台の位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域内にあり、かつ、軌陸車の載線作業及び退線作業を行う際に、一対のローラジャッキ及び転車台の三点で車体を持ち上げて支持するため、車体の重心位置の調整作業を行うことなく、安定した状態で車体の方向転換を行うことができ、かつ、転車台の小型化や軽量化が可能となる。また、車体の重心位置が一対のローラジャッキの位置と転車台の位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域内にあればよく、車体の重心位置を転車台の位置に一致させる必要が無いため、転車台の設置位置や作業装置のレイアウトに関する自由度を向上させることができる。
のように、車体の重心位置が、車体の左右両側部に設けられた一対のローラジャッキの位置と転車台の位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域内にあり、かつ、軌陸車の載線作業及び退線作業を行う際に、一対のローラジャッキ及び転車台の三点で車体を持ち上げて支持するため、車体の重心位置の調整作業を行うことなく、安定した状態で車体の方向転換を行うことができ、かつ、転車台の小型化や軽量化が可能となる。また、車体の重心位置が一対のローラジャッキの位置と転車台の位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域内にあればよく、車体の重心位置を転車台の位置に一致させる必要が無いため、転車台の設置位置や作業装置のレイアウトに関する自由度を向上させることができる。
また、上記の構成の軌陸車用載退線装置において、好ましくは、転車台を車体の重心位置よりも車体の後部側に設け、一対のローラジャッキを車体の重心位置よりも車体の前部側に設ける。これにより、車体の後部側に転車台を取り付けるためのスペースがある場合、転車台を車体のより後部側に設けることで、車体のランプブレイクオーバーアングルを増大させることができ、不整地での走破性を向上させることができる。
また、上記の構成の軌陸車用載退線装置において、好ましくは、一対のローラジャッキが有するローラの転動方向を、車体が水平方向に回転しているときにローラジャッキが描く円弧の接線方向に固定する。これにより、車体の方向転換時におけるローラの転動方向が安定してローラの転動がスムーズになるため、車体の方向転換を容易に行うことができる。
また、上記の構成の軌陸車用載退線装置において、好ましくは、一対のローラジャッキのローラを回転駆動するモータを備える。これにより、軌陸車の載線及び退線作業において作業者が車体を押して車体の方向転換を行う必要がなくなるため、載線及び退線作業における作業者の負担を軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明に係る軌陸車用載退線装置が設けられた軌陸作業車1の側面図を図1に示す。図1において軌陸作業車1は、車体2の前部に運転キャビン4を有し、車体2の前部に配設された左右一対のタイヤ車輪である操舵輪3Sと、車体2の後部に配設された左右一対のタイヤ車輪である駆動輪3Dとからなる道路走行用車輪によって道路上を走行可能なトラック車両をベースに構成されている。車体2は、シャシフレーム5とシャシフレーム5上に取り付けられたサブフレーム6とからなる車体フレームを有して構成されている。ここで、図1では車体2の左側の操舵輪3S及び駆動輪3Dのみを図示しているが、車体2の右側にも同様の操舵輪3S及び駆動輪3Dが設けられている。
車体2の前部かつ操舵輪3Sの後方には、ローラジャッキ15が設けられている。ローラジャッキ15の内部にはジャッキシリンダ64が設けられており、このジャッキシリンダ64が伸縮作動することによって、ローラ16及びローラ駆動モータ62を後述する収
容位置と車体支持位置との間で上下方向に伸縮させる。ローラ16は、ローラジャッキ15の先端部に回転自在に設けられており、ローラジャッキ15及び後述する転車台13によって車体2を浮上支持した状態で、ローラ駆動モータ62によって回転駆動される。ローラジャッキ15の後部側には、前鉄輪12Fと、前鉄輪12Fを格納位置(図中、二点鎖線で示す位置)と張出位置(図中、実線で示す位置)との間で揺動作動させるための前鉄輪揺動シリンダ65とが設けられている。また、車体2の後部かつ駆動輪3Dの後方には、後鉄輪12Rと、後鉄輪12Rを格納位置(図中、二点鎖線で示す位置)と張出位置(図中、実線で示す位置)との間で揺動作動させるための後鉄輪揺動シリンダ66とが設けられている。
容位置と車体支持位置との間で上下方向に伸縮させる。ローラ16は、ローラジャッキ15の先端部に回転自在に設けられており、ローラジャッキ15及び後述する転車台13によって車体2を浮上支持した状態で、ローラ駆動モータ62によって回転駆動される。ローラジャッキ15の後部側には、前鉄輪12Fと、前鉄輪12Fを格納位置(図中、二点鎖線で示す位置)と張出位置(図中、実線で示す位置)との間で揺動作動させるための前鉄輪揺動シリンダ65とが設けられている。また、車体2の後部かつ駆動輪3Dの後方には、後鉄輪12Rと、後鉄輪12Rを格納位置(図中、二点鎖線で示す位置)と張出位置(図中、実線で示す位置)との間で揺動作動させるための後鉄輪揺動シリンダ66とが設けられている。
ここで、上述した格納位置とは、軌陸作業車1が操舵輪3S及び駆動輪3Dによって道路などを走行する際に、前鉄輪12F及び後鉄輪12Rを所定の高さまで上昇させた位置をいう。また、上述した張出位置とは、車体2が前鉄輪12F及び後鉄輪12Rによって軌道上を走行可能となる位置まで、前鉄輪12F及び後鉄輪12Rを張り出した位置をいう。
なお、図1では車体2の左側の前鉄輪12F及び後鉄輪12Rのみを図示しているが、車体2の右側にも同様の前鉄輪12F及び後鉄輪12Rが設けられている。また、ローラジャッキ15、ローラ駆動モータ62、前鉄輪揺動シリンダ65及び後鉄輪揺動シリンダ66については、車体2の左側のローラジャッキ15L、ローラ駆動モータ62L、前鉄輪揺動シリンダ65L及び後鉄輪揺動シリンダ66Lのみを図示しているが、車体2の右側にも同様のローラジャッキ15R、ローラ駆動モータ62R、前鉄輪揺動シリンダ65R及び後鉄輪揺動シリンダ66Rが設けられている。
車体2の下部において、駆動輪3Dの前部側かつ車体2の重心Gの後方には転車台13が設けられている。転車台13は、転車台伸縮シリンダ63の伸縮作動により、ローラジャッキ15と同様に、収容位置と車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能になっている。ここで、収容位置とは、軌陸作業車1が道路を走行する際に、前述したローラジャッキ15L,15R及び転車台13を所定の高さまで上昇させた位置をいう。また、車体支持位置とは、軌陸作業車1の載線作業又は退線作業を行う際に、ローラジャッキ15L,15R及び転車台13により、操舵輪3S及び駆動輪3Dが地上から浮き、さらに前述した張出位置になっている前鉄輪12F及び後鉄輪12Rが軌道から浮いた状態となる高さまで、車体2を上昇させた位置をいう。
転車台13は、車体2の下部において水平方向に回転自在に取り付けられており、ローラジャッキ15及び転車台13を上述した車体支持位置まで張り出した状態にすることで、作業者が車体2を押して車体2を、転車台13を中心に水平方向に回転(回頭)させて、車体2の方向転換を行うことができる。また、転車台伸縮シリンダ63のロッド63aの先端部と、転車台13が張り出したときに地面と接する下板13aとの連結部において、ロッド63aの先端部に対して下板13aが揺動自在に取り付けられている。これにより、載線作業又は退線作業において、例えば踏切などで転車台13を張り出したときに、下板13aの向きを路面の傾斜などに柔軟に適応させることができるため、ローラジャッキ15L,15R及び転車台13によって車体2を浮上支持したときに車体2が傾きにくくなり、ローラジャッキ15L,15R及び転車台13に対して車体2の荷重を適度に分散させることができる。
サブフレーム6には、上述したローラ駆動モータ62L,62R、転車台伸縮シリンダ63、ジャッキシリンダ64L,64R、前鉄輪揺動シリンダ65L,65R、及び後鉄輪揺動シリンダ66L,66Rの作動を操作するための操作ボックス17(詳しくは後述する)が設けられている。
運転キャビン4の後方にある架装領域の前部(サブフレーム6の前部)には、旋回モータ21により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台20が設けられている。この旋回台20から上方に延びた支柱22には、フートピン23を軸としてブーム30が上下方向に揺動自在(起伏自在)に取り付けられている。ブーム30は、フートピン23により支柱22に起伏自在に取り付けられた基端ブーム30aと、中間ブーム30bと、先端ブーム30cとが入れ子式に組み合わされて構成されている。ブーム30の内部にはブーム伸縮シリンダ31が設けられており、このブーム伸縮シリンダ31の伸縮作動によりブーム30を長手方向に伸縮作動させることができるように構成されている。基端ブーム30aと支柱22の間にはブーム起伏シリンダ32が跨設されており、このブーム起伏シリンダ32の伸縮作動によりブーム30を上下面内において起伏作動させることができるように構成されている。
先端ブーム30cの先端部には、作業台支持ブラケット35がブーム30の起伏面内において揺動可能に取り付けられている。作業台支持ブラケット35は、内部に設けられたレベリングシリンダ36の伸縮作動によりブーム30の起伏角度によらず作業台支持ブラケット35の上面が常時水平に保持されるように構成されている。なお、レベリングシリンダ36の伸縮作動は、作業台40の傾斜角度を検出する傾斜角センサ(図示略)の検出値に応じて制御される。そして、この作業台支持ブラケット35の上面に作業台40が水平旋回自在に取り付けられている。作業台支持ブラケット35の内部には首振りモータ41が設けられており、この首振りモータ41を駆動させることにより作業台40を作業台支持ブラケット35に対して水平旋回(首振り作動)させることができるように構成されている。上記のように作業台支持ブラケット35の上面は常時水平に保持されるため、作業台40の床面もブーム30の起伏角度によらず水平に保持されるようになっている。作業台40には、後述する各種アクチュエータを作動制御するための操作装置などを有する作業台操作ボックス42が設けられている。
次に図2を参照して、車体2に対する転車台13及びローラジャッキ15の取付位置について説明する。図2は車体2を平面視した場合における転車台13及びローラジャッキ15等の主要な構成の配置を簡略的に図示したものである。この図において、図1に示した(又は図1を参照して説明した)各部と同じ構成については同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
図2において、車体2の重心位置Gは、旋回台20、ブーム30及び作業台40が図1の実線で示す位置にあり、かつ、作業者や他の積載物などがシャシフレーム6上に搭載されていない状態において、車体2の中心軸C上において車体2の前後方向のほぼ中央位置になっている。転車台13の位置(より厳密には転車台13の回転中心O)は、車体2の中心軸C上において重心位置Gよりも車体2の後部側にずれた位置になっている。また、左ローラジャッキ15Lの位置(より厳密には左ローラ16Lの幅方向における中央位置A)及び右ローラジャッキ15Rの位置(より厳密には右ローラ16Rの幅方向における中央位置B)は、車体2の重心位置Gよりも前部側になっている。また、中央位置Aから中心軸Cまでの垂線と、中央位置Bから中心軸Cまでの垂線とは同じ長さになっている。また、車体2の前後方向において、車体2の前端から中央位置Aまでの長さと、車体2の前端から中央位置Bまでの長さも同じ長さになっている。
ここで、載線作業及び退線作業においては、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rの三点で車体2を浮上支持し、転車台13の回転中心Oを中心として車体2の方向転換が行われることから、車体2の重心位置Gは、中央位置A,B及び回転中心Cを結ぶ領域内(図中、ハッチングで示す重心配置可能領域GA内)に入っていれば、安定した状態で車体2の方向転換を行うことができる。したがって、車体2の重心位置Gが重心配置可
能領域GA内となる範囲内で、車体2の架装領域における作業装置のレイアウトを自由に設定することができる。また、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rの三点で車体2を浮上支持するため、転車台13にかかる車体2の荷重を軽減することができ、これにより転車台13を小型軽量化することができる。さらに、車体2の後部側に転車台13が取り付けるためのスペースがある場合は、転車台13をできるだけ駆動輪3Dの近くに取り付けることで、車体2のランプブレイクオーバーアングルを増大させることができ、不整地での走破性を向上させることができる。
能領域GA内となる範囲内で、車体2の架装領域における作業装置のレイアウトを自由に設定することができる。また、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rの三点で車体2を浮上支持するため、転車台13にかかる車体2の荷重を軽減することができ、これにより転車台13を小型軽量化することができる。さらに、車体2の後部側に転車台13が取り付けるためのスペースがある場合は、転車台13をできるだけ駆動輪3Dの近くに取り付けることで、車体2のランプブレイクオーバーアングルを増大させることができ、不整地での走破性を向上させることができる。
図2において、車体2を浮上支持した状態で車体2の方向転換を行う場合、ローラ16L及び16Rは、回転中心Oを中心とする円形の転動軌跡RTに沿って転動することになる。したがって、本実施形態では、ローラ16L及び16Rの転動方向が、転動軌跡RTの接線方向TDの向きとなるように固定されている。これにより、車体2の方向転換中はローラ16L及び16Rの転動方向が安定することでローラ16L及び16Rの転動がスムーズとなり、車体の方向転換が容易になる。なお、ローラ16L及び16Rの転動方向を固定せず、車体2が方向転換をしているときの動き(水平方向の回転)に応じてローラ16L及び16Rの転動方向が自由に変化するように構成してもよい。
次に図3を参照して、上述した軌陸作業車1の作動制御を行う各部の概要構成について説明する。この図において、コントロールユニット50は、図1に示した作業台操作ボックス42に設けられた各種操作装置の操作に応じて、旋回モータ21、ブーム伸縮シリンダ31、ブーム起伏シリンダ32、首振りモータ41、軌道走行用モータ61、ローラ駆動モータ62L,62R、転車台伸縮シリンダ63、ジャッキシリンダ64L,64R、前鉄輪揺動シリンダ65L,65R及び後鉄輪揺動シリンダ66L,66Rなどの各種アクチュエータを作動制御する。ここで、図2では旋回モータ21、ブーム伸縮シリンダ31、ブーム起伏シリンダ32及び首振りモータ41を、まとめて作業装置アクチュエータ70として図示している。
上述した各種アクチュエータは油圧で作動しており、油圧ユニット60内に、上述した各種アクチュエータに対応して電磁比例制御弁を配設し、コントロールユニット50によって各種油圧アクチュエータに対応する電磁比例制御弁のバルブ開度を制御することで、各油圧アクチュエータの作動を制御している。油圧ユニット60には、油圧ポンプPよって作動油タンクT内の作動油が供給されており、油圧ポンプPは、車体2を走行させるエンジンEの駆動力によって作動する。より詳細には、エンジンEのトランスミッションにPTO(パワーテイクオフ機構)が組み込まれており、運転キャビン4内にあるPTO操作レバー18がオフからオンに操作されるとパワーテイクオフ機構PTOの機構部が作動し、エンジンEの駆動力が駆動輪3D(図1参照)から油圧ポンプPに伝達されるようになる。また、PTO操作レバー15がオンからオフに操作されると、エンジンEの駆動力は駆動輪3Dに伝達されるようになる。
コントロールユニット50には、図1に示した作業台40に設けられた作業台操作ボックス42が備えている上部作業操作装置43及び軌道走行操作レバー44から出力された操作信号が入力される。上部作業操作装置43は、旋回体20の旋回操作を行う旋回操作レバーと、ブーム30の伸縮操作を行う伸縮操作レバーと、ブーム30の起伏操作を行う起伏操作レバーと、作業台40の首振り操作を行う首振り操作レバーとを有している。これら各操作レバーは各々、垂直状態の中立位置から前後方向又は左右方向に傾動操作可能に構成され、操作レバーを傾動させた状態で手を放すと、上部作業操作装置43に内蔵されたスプリングの力によって中立位置に復帰する構成となっている。各操作レバーがそれぞれ操作されると、中立位置を基準とした操作方向(傾動方向)及び操作量(傾動量)に対応した電圧信号が操作信号としてコントロールユニット50へ出力される。
これによりコントロールユニット50は、作業装置アクチュエータ70のうち、上部作業操作装置43から出力された操作信号に対応するアクチュエータの作動を制御する。すなわち、旋回操作レバーの操作信号に応じて旋回モータ21の作動を制御し、伸縮操作レバーの操作信号に応じてブーム伸縮シリンダ31の作動を制御し、起伏操作レバーの操作信号に応じてブーム起伏シリンダ32の作動を制御し、首振り操作レバーの操作信号に応じて首振りモータ41の作動を制御する。
作業台操作ボックス42には、上述した上部作業操作装置43の他に、軌道走行時において走行操作を行うための軌道走行操作レバー44が設けられている。軌道走行操作レバー44は、垂直状態の中立位置から前後方向に傾動操作可能に構成され、傾動操作状態から手を放したときには内蔵されたスプリングの力によって中立位置に復帰する構成となっている。軌道走行操作レバー44が傾動操作されると、中立位置を基準とした操作方向(傾動方向)および操作量(傾動量)に対応した電圧信号が操作信号として出力され、コントロールユニット50に入力される。コントロールユニット50は、軌道走行操作レバー44の操作方向と操作量に応じて軌道走行用モータ61の回転方向及び回転数(1分間あたりの回転数rpm)を制御する。
具体的には、軌道走行操作レバー44が前方に傾動操作された場合は、コントロールユニット50は、軌道上における軌陸作業車1が操作量に応じた速度で前進するように、軌道走行用モータ61の回転方向及び回転数を制御する。また、軌道走行操作レバー44が後方に傾動操作された場合は、コントロールユニット50は、軌道上における軌陸作業車1が操作量に応じた速度で後進するように、軌道走行用モータ61の回転方向及び回転数を制御する。
図1に示した操作ボックス17には、ローラ駆動操作装置45、転車台昇降操作装置46、ジャッキ昇降操作装置47、前鉄輪揺動操作装置48及び後鉄輪揺動操作装置49が設けられている。これらの各操作装置は、上下方向に傾動操作可能に構成された操作レバーを備えている。ローラ駆動操作装置45は、垂直状態の中立位置から前後方向に傾動操作可能な操作レバーであり、傾動操作状態から手を放したときには内蔵されたスプリングの力によって中立位置に復帰する構成となっている。この操作レバーが前方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、操作レバーの傾動角度に応じた回転速度となるようにローラ駆動モータ62L,62Rを正転させて、車体2の向きを図2に示した回転中心Oを中心に時計回りに回転させる。一方、操作レバーが後方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、操作レバーの傾動角度に応じた回転速度となるようにローラ駆動モータ62L,62Rを逆転させて、車体2の向きを図2に示した回転中心Oを中心に反時計回りに回転させる。
転車台昇降操作装置46は、垂直状態の中立位置から上下方向に傾動操作可能な操作レバーであり、傾動操作状態から手を放したときには内蔵されたスプリングの力によって中立位置に復帰する構成となっている。この操作レバーが下方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、転車台伸縮シリンダ63を伸張作動させて、転車台13を降下させる。一方、この操作レバーが上方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、転車台伸縮シリンダ63を収縮作動させて、転車台13を上昇させる。なお、操作レバーが上方又は下方へ傾動操作されている状態から中立位置に復帰した場合は、転車台伸縮シリンダ63の作動を停止させる。
ジャッキ昇降操作装置47は、ローラジャッキ15L,15Rに個々に対応する2つの操作レバーで構成されている。これらの操作レバーは、垂直状態の中立位置から上下方向に傾動操作可能な操作レバーであり、傾動操作状態から手を放したときには内蔵されたスプリングの力によって中立位置に復帰する構成となっている。この操作レバーが下方に傾
動操作されると、コントロールユニット50は、対応するジャッキシリンダ64を伸張作動させて、ローラジャッキ15を降下させる。一方、この操作レバーが上方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、対応するジャッキシリンダ64を収縮作動させて、ローラジャッキ15を上昇させる。なお、操作レバーが上方又は下方へ傾動操作されている状態から中立位置に復帰した場合は、ジャッキシリンダ64の作動を停止させる。
動操作されると、コントロールユニット50は、対応するジャッキシリンダ64を伸張作動させて、ローラジャッキ15を降下させる。一方、この操作レバーが上方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、対応するジャッキシリンダ64を収縮作動させて、ローラジャッキ15を上昇させる。なお、操作レバーが上方又は下方へ傾動操作されている状態から中立位置に復帰した場合は、ジャッキシリンダ64の作動を停止させる。
前鉄輪揺動操作装置48は、上方と下方の2つの位置の間で傾動操作可能な操作レバーである。この操作レバーが下方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、前鉄輪揺動シリンダ65L及び65Rを共に伸張作動させて、前鉄輪12Fを格納位置(図1中、二点鎖線で示す位置)から張出位置(図1中、実線で示す位置)へ揺動させる。一方、この操作レバーが上方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、前鉄輪揺動シリンダ65L及び65Rを共に収縮作動させて、前鉄輪12Fを張出位置から格納位置へ揺動させる。
後鉄輪揺動操作装置49は、上方と下方の2つの位置の間で傾動操作可能な操作レバーである。この操作レバーが下方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、後鉄輪揺動シリンダ66L及び66Rを共に伸張作動させて、後鉄輪12Rを格納位置(図1中、二点鎖線で示す位置)から張出位置(図1中、実線で示す位置)へ揺動させる。一方、この操作レバーが上方に傾動操作されると、コントロールユニット50は、後鉄輪揺動シリンダ66L及び66Rを共に収縮作動させて、後鉄輪12Rを張出位置から格納位置へ揺動させる。
次に図4~図6を参照して、軌陸作業車1の載線作業の手順について説明する。なお、図5において、図5(a)~図5(c)に示す各部の構成は共通であるため、図示を明瞭にするために図5(a)のみ符号を表記し、図5(b)及び図5(c)においては符号の表記を省略している。
まず、図4(a)に示すように、運転キャビン4(図1参照)に乗っている運転手は、踏切において車体2の下部に取り付けられている転車台13がレールR,Rの間になる位置で軌陸作業車1を停車させる。次に載線作業の作業者は、図4(b)に示すように、まず操作ボックス17の転車台昇降操作装置46を操作して、転車台13の下板13aが接地するまで転車台伸縮シリンダ63を伸張作動させる。このとき、下板13aは単に接地させるだけであり、下板13aに対して車体2を浮上させるだけの荷重は掛かっていない。下板13aを接地させると、次に作業者は操作ボックス17のジャッキ昇降操作装置47を操作して、ローラ16L及び16Rが接地するまでジャッキシリンダ64L及び64Rを伸張作動させる。このときも、ローラ16L及び16Rは単に接地させるだけであり、ローラ16L及び16Rに対して車体2を浮上させるだけの荷重は掛かっていない。
次に作業者は、図4(c)に示すように、転車台13の下板13aとローラ16L及び16Rが接地した状態から、転車台昇降操作装置46及びジャッキ昇降操作装置47を同時に操作して、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rが前述した車体支持位置となるまで、転車台伸縮シリンダ63とジャッキシリンダ64L及び64Rとを伸張作動させる。作業者は、車体2が浮上支持された状態になると、操作ボックス17のローラ駆動操作装置45の操作レバーを上方へ傾動操作して、ローラ駆動モータ62L及び62Rを正転駆動する。これにより、ローラ16L及び16Rは図5(a)の矢印の方向へ転動を開始し、図5(b)に示すように、車体2の向きが時計回りに回転する。
図5(c)に示すように、車体2の向きがレールRの敷設方向と平行になり、前鉄輪12F及び後鉄輪12RがレールR上に到達すると、作業者は操作ボックス17のローラ駆動操作装置45の操作レバーを中立位置に戻してローラ駆動モータ62L及び62Rの駆
動を停止させる。次に作業者は、操作ボックス17の前鉄輪揺動操作装置48及び後鉄輪揺動操作装置49の操作レバーを上方から下方へ傾動操作し、前鉄輪揺動シリンダ65L及び65R並びに後鉄輪揺動シリンダ66L及び66Rを伸張作動させて、図6(a)に示すように、前鉄輪12F及び後鉄輪12Rを格納位置から張出位置へ揺動させる。そして作業者は、転車台昇降操作装置46及びジャッキ昇降操作装置47を操作して、図6(b)に示すように、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rが前述した収容位置になるまで、転車台伸縮シリンダ63とジャッキシリンダ64L及び64Rとを収縮作動させる。これにより、前鉄輪12F及び後鉄輪12RがレールRに接地して載線作業が完了する。
動を停止させる。次に作業者は、操作ボックス17の前鉄輪揺動操作装置48及び後鉄輪揺動操作装置49の操作レバーを上方から下方へ傾動操作し、前鉄輪揺動シリンダ65L及び65R並びに後鉄輪揺動シリンダ66L及び66Rを伸張作動させて、図6(a)に示すように、前鉄輪12F及び後鉄輪12Rを格納位置から張出位置へ揺動させる。そして作業者は、転車台昇降操作装置46及びジャッキ昇降操作装置47を操作して、図6(b)に示すように、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rが前述した収容位置になるまで、転車台伸縮シリンダ63とジャッキシリンダ64L及び64Rとを収縮作動させる。これにより、前鉄輪12F及び後鉄輪12RがレールRに接地して載線作業が完了する。
退線作業は、上述した載線作業とは逆の手順で行うことになる。すなわち、まずレールR上の軌陸作業車1が踏切の位置で停車している状態で、退線作業の作業者は、操作ボックス17の転車台昇降操作装置46及びジャッキ昇降操作装置47を操作して、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rが前述した車体支持位置となるまで、転車台伸縮シリンダ63とジャッキシリンダ64L及び64Rとを伸張作動させる。車体2が浮上支持された状態になると、作業者は操作ボックス17の前鉄輪揺動操作装置48及び後鉄輪揺動操作装置49の操作レバーを下方から上方へ傾動操作し、前鉄輪揺動シリンダ65L及び65R並びに後鉄輪揺動シリンダ66L及び66Rを収縮作動させ、前鉄輪12F及び後鉄輪12Rを張出位置から格納位置へ揺動させる。
次に作業者は、操作ボックス17のローラ駆動操作装置45の操作レバーを下方へ傾動操作して、ローラ駆動モータ62L及び62Rを逆転駆動する。これにより、ローラ16L及び16Rは車体2の向きが反時計回りに回転する方向へ転動する。そして、車体2の向きが踏切及び道路の方向と平行になると、作業者は操作ボックス17のローラ駆動操作装置45の操作レバーを中立位置に戻してローラ駆動モータ62L及び62Rの駆動を停止させる。次いで作業者は、転車台昇降操作装置46及びジャッキ昇降操作装置47を操作して、転車台13とローラジャッキ15L及び15Rが前述した収容位置になるまで、転車台伸縮シリンダ63とジャッキシリンダ64L及び64Rとを収縮作動させる。これにより、操舵輪3S及び駆動輪3Dが道路に接地して退線作業が完了する。
なお、上述の実施形態では、ローラ駆動モータ62L,62Rを設けてローラ16L,16Rを回転駆動することで車体2を水平方向へ旋回させていたが、転車台13に車体2を水平方向へ旋回させる旋回モータを設け、この旋回モータによって車体2を水平方向へ旋回させてもよい。この場合において、ローラ16L及び16Rの転動方向は図2に示した接線方向TDに固定してもよいし、車体2が水平方向へ旋回をしているときの動きに応じてローラ16L及び16Rの転動方向が自由に変化するように構成してもよい。また、車体2の架装領域に旋回台20、ブーム30及び作業台40といった高所作業用の作業装置を設けているが、これに限られるものではなく、例えば、クレーン装置やそれ以外の各種作業装置を設けるようにしてもよい。また、車体2の上部に各種作業装置を設けなくてもよく、道路走行および軌道走行可能な軌陸車であれば、本発明を適用可能である。また、上述の実施形態では、前鉄輪12Fの駆動源として油圧モータを使用していたが、油圧モータの代わりに電気モータを使用してもよい。
1 軌陸作業車
2 車体
3S 操舵輪
3D 駆動輪
12F 前鉄輪
12R 後鉄輪
13 転車台
15L,15R ローラジャッキ
16L,16R ローラ
17 操作ボックス
45 ローラ駆動操作装置
46 転車台昇降操作装置
47 ジャッキ昇降操作装置
48 前鉄輪揺動操作装置
49 後鉄輪揺動操作装置
50 コントロールユニット
62L,62R ローラ駆動モータ
63 転車台伸縮シリンダ
64L,64R ジャッキシリンダ
65L,65R 前鉄輪揺動シリンダ
66L,66R 前鉄輪揺動シリンダ
2 車体
3S 操舵輪
3D 駆動輪
12F 前鉄輪
12R 後鉄輪
13 転車台
15L,15R ローラジャッキ
16L,16R ローラ
17 操作ボックス
45 ローラ駆動操作装置
46 転車台昇降操作装置
47 ジャッキ昇降操作装置
48 前鉄輪揺動操作装置
49 後鉄輪揺動操作装置
50 コントロールユニット
62L,62R ローラ駆動モータ
63 転車台伸縮シリンダ
64L,64R ジャッキシリンダ
65L,65R 前鉄輪揺動シリンダ
66L,66R 前鉄輪揺動シリンダ
Claims (4)
- 道路及び軌道を走行可能な軌陸車に設けられ、前記軌陸車の車体を踏切から軌道上へ載せ、かつ、前記車体を軌道上から踏切へ降ろすための軌陸車用載退線装置であって、
前記車体の下部に水平方向回転自在に設けられ、前記車体に収容される収容位置と前記車体を地面から浮上させた状態で支持する車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能であり、前記車体の方向転換を可能とする転車台と、
前記転車台の位置から前記車体の前後方向に間隔を置いて前記車体の左右両側部に設けられ、前記収容位置と前記車体支持位置との間で上下方向に伸縮可能であり、下端部に回転自在に設けられたローラを有する一対のローラジャッキと、を備え、
前記転車台及び前記一対のローラジャッキは、前記車体の平面視における前記車体の重心位置が、前記転車台の位置と前記一対のローラジャッキの位置とを互いに結ぶ線によって囲まれる領域内に位置するように、前記車体に設けられており、
前記転車台及び前記一対のローラジャッキによって前記車体を地面から浮上させて支持した状態で、前記一対のローラジャッキの前記ローラを転動させながら前記転車台により前記車体を水平方向に回転可能にすることを特徴とする軌陸車用載退線装置。 - 前記転車台を前記車体の重心位置よりも前記車体の後部側に設け、
前記一対のローラジャッキを前記車体の重心位置よりも前記車体の前部側に設けたことを特徴とする請求項1記載の軌陸車用載退線装置。 - 前記一対のローラジャッキが有するローラの転動方向が、前記車体が水平方向に回転しているときに前記ローラジャッキが描く円弧の接線方向に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軌陸車用載退線装置。
- 前記一対のローラジャッキのローラを回転駆動するモータを備えたことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の軌陸車用載退線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021080180A JP2022174405A (ja) | 2021-05-11 | 2021-05-11 | 軌陸車用載退線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021080180A JP2022174405A (ja) | 2021-05-11 | 2021-05-11 | 軌陸車用載退線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022174405A true JP2022174405A (ja) | 2022-11-24 |
Family
ID=84144527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021080180A Pending JP2022174405A (ja) | 2021-05-11 | 2021-05-11 | 軌陸車用載退線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022174405A (ja) |
-
2021
- 2021-05-11 JP JP2021080180A patent/JP2022174405A/ja active Pending
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