JP2022173938A - かご連結具 - Google Patents

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【課題】 上下に重ねた2以上のかごを簡便に連結することができるかご連結具を提供する。【解決手段】 上下に重ねた2以上のかごを連結するかご連結具であって、上下に延びる平板部と、前記平板部から垂直に延びる第1係止部及び第2係止部と、を備え、前記平板部、前記第1係止部及び前記第2係止部は、一体に形成され、前記第2係止部が最下段のかごの縁部に当接し、前記第1係止部が最上段のかごの縁部に引っ掛かって2以上のかごを連結する、かご連結具。【選択図】図1

Description

本発明は、かご連結具に関する。
近年、環境保護のため、レジ袋が有料化され、スーパーマーケット等の店舗で買い物をする場合は買い物袋や買い物かごを持参することが求められている。
買い物客であるユーザ自身が持参する買い物かごの一例として、「軽量折りたたみコンテナに取っ手を二つ設け、又、折りたたんだときに持ち運びがしやすいように、別の箇所にもう一つ取っ手を設けた」「折りたたみ式買い物かご」が提案されている(特許文献1を参照)。
特開2008-259785号公報
折りたたみコンテナを利用した上記買い物かごは、使用前に組み立てて広げる必要があり、また使用後は再び折り畳まなければならないため、一般のユーザにとっては大掛かりな作業となり、気軽に使えない。また、可動部分があるため、比較的に壊れやすい。
一方で、店舗が販売する買い物かごを購入し、買い物時にその買い物かごを持参して買い物するユーザが増えてきている。このような買い物かごは、軽く気軽に使えて便利であるが、2つ以上持参する場合は不便である。
具体的には、2つの買い物かごを上下に重ねると、下段の買い物かごのハンドルが使えなくなる一方、上段の買い物かごのハンドルだけでは下段の買い物かごが下方に落ちるので、両者を一緒に持ち運ぶことができない。そのため、両手で、両側方で上段及び下段の買い物かごの縁部を一緒に掴むようにして持ち運ばなければならず、両手が塞がって不便である。
本願発明は、上記課題の少なくとも一つを解決し、上下に重ねた2以上のかごを簡便に連結することができるかご連結具を提供することを目的とする。
上述した少なくとも1つの課題を解決するために、本願発明の一方面に係るかご連結具は、上下に重ねた2以上のかごを連結するかご連結具であって、上下に延びる平板部と、前記平板部から垂直に延びる第1係止部及び第2係止部と、を備え、前記平板部、前記第1係止部及び前記第2係止部は、一体に形成され、前記第2係止部が最下段のかごの縁部に当接し、前記第1係止部が最上段のかごの縁部に引っ掛かって2以上のかごを連結する。
好ましくは、上記かご連結具において、前記第2係止部を最下段のかごの縁部に当接した状態で、前記平板部をかごに向かって押すと、前記第1係止部が最上段のかごの縁部の内側に引っ掛かり固定される。
好ましくは、上記かご連結具において、前記平板部は、前記第1係止部よりも上方に位置する延長部を有する。
好ましくは、上記かご連結具において、前記第1係止部は、上段部と、下端面に傾斜面を有する傾斜部と、を有する。
好ましくは、上記かご連結具において、前記傾斜部は、取付状態において最上段のかごの縁部の内側に位置し、前記傾斜部を引き上げると、前記かご連結具がかごから取り外せる。
好ましくは、上記かご連結具において、前記第2係止部は、下段部と、前記下段部よりも上端面が上方に位置する掛り部と、を有し、前記上端面は、凸曲面である。
好ましくは、上記かご連結具において、前記第1係止部の上段部は、前記第2係止部の下段部より長い。
好ましくは、上記かご連結具において、前記第2係止部は、最下段のかごの縁部の下面に当接する下段部を有する。好ましくは、上記かご連結具において、前記第1係止部の上段部と前記平板部との間の内角部及び前記第2係止部の下段部と前記平板部との間の内角部は、肉厚に形成されている。
好ましくは、上記かご連結具において、前記平板部、前記第1係止部及び前記第2係止部の少なくとも一つに操作または向きを示す表示がされている。
好ましくは、上記かご連結具において、紛失を防止するための取付孔が設けられている。
本願発明によれば、上下に重ねた2以上のかごを簡便に連結することができるかご連結具を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本願発明に係るかご連結具の一例を示す斜視図である。 本願発明に係るかご連結具の一例を示す他の角度からの斜視図である。 本願発明に係るかご連結具の一例を示す正面図である。 本願発明に係るかご連結具の一例のかごへの取付状態を示す図である。 本願発明に係るかご連結具の着脱動作イメージ図である。 本願発明に係るかご連結具の着脱動作イメージ図である。 かごの縁部の例を示す図である。 本願発明に係るかご連結具の他の一例を示す図で、(a)かごの縁部の例、(b)かご連結具の他の一例のかごへの取付状態を示す図である。 本願発明に係るかご連結具の他の一例を示す斜視図である。
以下に本願発明の実施形態の例を図面を用いて説明する。本願において、構成要素等の形状、位置関係等に言及する場合は、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
図1~図6は本願発明に係るかご連結具の一例を示す図で、図1は手前側において平板部方向から観察した斜視図、図2は奥側において係止部方向から観察した斜視図、図3は手前側を正面とする正面図、図4はかごへの取付状態を示す図、図5は着脱動作イメージの一例、図6は他の一例である。なお、各図において、Xは前後方向(+Xが前方、-Xが後方)、Yは上下方向(+Yが上方、-Yが下方)、Zは幅方向(+Zが手前側、-Zが奥側)を示すものとする。
本願発明に係るかご連結具は、詳細は後述するが、図4に示すように、上下に重ねた2以上のかごを連結するものである。本願発明に係るかご連結具は、2以上のかごに1つ取り付ければ、かごに変更を加えずとも、これらのかごを一体化することができ、片手で最上段のかごのハンドルを握って一緒に持ち運ぶことができる。また、一体化した状態で、最上段のかごに物を入れて運ぶこともできる。
本願発明に係るかご連結具が用いられるかごは、一例としてスーパーマーケット等で買い物する際にユーザが持参する買い物かごである。このようなかごとして、例えば、店舗が販売するものをユーザが購入して使用するものがある。具体的な一例として、例えば、「マイバスケット」(登録商標)と呼ばれるものがある。なお、本願発明に係るかご連結具は、買い物かごだけではなく、買い物かごと同様な構造を有するものであれば、同様に適用できる。
以下では、まず、図1~図3に基づいて、本願発明に係るかご連結具の一例であるかご連結具1の構造を説明する。図示のように、かご連結具1は、平板部2と、第1係止部3及び第2係止部4の2つの係止部とを備える。かご連結具1は、これらの構成部分が一体に形成される。
一例として、かご連結具1は、樹脂材料で一体成形される。かご連結具1は、アルミ等の金属で一体に形成されてもよい。なお、原材料は特に限定されず、本願発明の趣旨に適合するものであれば、他の材料で一体に形成されてもよい。
平板部2は、上下に延びる板状部分であり、所定の横幅(Z方向の奥行)を有する。平板部2の横幅は、例えば、少なくとも厚みの2倍以上である。平板部2の横幅は、かごの縁部に係止してかごを連結するのに必要とする幅に応じて設定される。第1係止部3及び第2係止部4は、平板部2と横幅が同幅である。
平板部2は、連結部21と、延長部22とを有する。連結部21は、平板部2の下端から第1係止部3の上端面と同位置の部分までの部分である。連結部21は、第1係止部3と第2係止部4とを連結する部分であるとも言える。
連結部21の長さLは、重ねるかごの数に応じて設定される。言い換えれば、かご連結具1は、連結部21の長さLを変えれば、3段重ねのかご、4段重ねのかご等の連結にも対応できる。
延長部22は、連結部21から上方に延びる部分であり、第1係止部3よりも上方に位置する。後述のように、延長部22は、連結部21の上端部分とともに、かご連結具1の取付け時の指当て部ないし操作部を構成する。
第1係止部3及び第2係止部4は、平板部2から垂直に延びる部分である。第1係止部3の上端面と第2係止部4の下端面は、互いに平行し、平板部2とは直交する。
第1係止部3は、上段部31と、傾斜部32とを有する。上段部31は、後端側(平板部側)の部分であり、連結部21との間に内角部311が形成される。上段部31は、取付状態において最上段のかごの縁部の上方に位置する。上段部31の長さM(X方向の長さ)は、かごの縁部の幅に応じて設定される。上段部31の長さMは、後述の第2係止部4の下段部41の長さNより長い。
内角部311は、繰返し使用しても第1係止部3が折れないように上段部31の他の部分や平板部2よりも肉厚に形成される。上段部31は、図示のように、下端面が内角部311から前方上方に向かって緩やかに傾斜する傾斜面でもよい。
傾斜部32は、上段部31に続く前端側の部分である。上段部31と傾斜部32との間には下端面間に高さH分だけ高低差(段差)が設けられ、角部321が形成される。取付け時には、この角部321ないし傾斜部32の後端部分が最上段のかごの縁部の内側に引っ掛かり、係止する。傾斜部32は、取付状態において最上段のかごの縁部と交差するようにかごの内側に向かって延びる。取外し時には、この傾斜部32を引き上げると、かご連結具1がかごから取り外せるようになる。
傾斜部32は、下端面に前方に向かって上方に傾斜する傾斜面322を有する。言い換えれば、傾斜部32は前方に向かって漸次肉薄になる部分を有する。この肉薄部分は、例えば、傾斜部32の長さの1/2以上、より好ましくは2/3以上を占めている。このように形成することで、取付け時に、徐々に力がかかるようになり、取り付けやすくなる。
傾斜部32は、下端面全体が傾斜面322として構成されてもよいが、傾斜面322に続く後端側の下端面が上端面と平行な面に形成されてもよい。また、図示のように、後端側の下端面が、後方に向かって上方に傾斜する傾斜面323に形成されてもよい。
第2係止部4は、下段部41と、掛り部42とを有する。下段部41は、後端側(平板部側)の部分であり、連結部21との間に内角部411が形成される。下段部41は、取付状態において最下段のかごの縁部の下方に位置する。下段部41の長さNは、かごの縁部の形状に応じて設定される。内角部411は、繰返し使用しても第2係止部4が折れないように下段部41の他の部分や平板部2よりも肉厚に形成される。
掛り部42は、下段部41に続く前端側の部分である。掛り部42は、上端面421が下段部41の上端面よりも上方に位置する。言い換えれば、掛り部42は、下段部41よりも上方に突出している。一例として、図示のように、掛り部42は、下段部41から上方に略垂直に屈曲する形状である。取付け時には、掛り部42が最下段のかごの縁部に引っ掛かり、係止する。
掛り部42は、上端面421が凸曲面である。このように形成することで、掛り部42は、かごの縁部の凸部(図7のB21)を乗り越えてその奥側で引っ掛かるようになる。
かご連結具1は、紛失を防止するための取付孔5が設けられる。取付孔5は、例えば、第1係止部3の傾斜部32に設けられ、紐などが通される。かご連結具1は、買い物かごの縁部の大きさに応じて形成され、例えば、手のひらに収まるようなコンパクトな大きさである。かご連結具1をかごから取り外すと紛失してしまうおそれがあるので、例えば取付孔5にストラップを通して最上段のかごのハンドル(図4のA3)に結びつけておくことで、これを防止する。
かご連結具1は、ユーザが取扱いやすいように、平板部2、第1係止部3及び第2係止部4の少なくとも一つに操作または向きを示す表示がされる。例えば、図示のように、延長部22の後端面に「上」を示す表示61、連結部21の下端部後端面に「下」を示す表示62、連結部21と延長部22を跨ぐ部分の後端面に「押」を示す表示63、第1係止部3の上端面に向きの矢印を示す表示64が表示される。これらの表示は、例えば、かご連結具1の表面から凸出するように成形時に形成される。これらの表示の一部または全部は、成形後印刷や貼付け等他の手段により設けられてもよい。また、図示の漢字ではなく、平仮名や片仮名、アルファベット等他の表示態様でもよい。
続いて、以下では、図4~図6に基づいて、かご連結具1の動作を説明する。ここでは、かごA及びかごBの2つのかごを2段重ねして連結する例を図示し説明する。3つのかごを3段重ねする場合はかごAとかごBの間に3つ目のかごを重ね、4つのかごを4段重ねする場合はかごAとかごBの間に3つ目及び4つ目のかごを重ねれば、同様な方法で、かご連結具1で一体に連結することができる。なお、5段以上の場合も同様である。また、数多く重ねる場合は、2つのかご連結具1で、離れた2箇所の縁部で相対するように連結してもよい。
図4に示すように、最下段のかごBは、収容部B1と、収容部B1の開口周縁部分である縁部B2と、縁部B2に回動可能に突設されるハンドルB3とを備える。通常、縁部B2は長方形であり、ハンドルB3は長辺縁部に一対突設される。かご連結具1は、取付位置が限定されないが、例えば、一対のハンドルB3の間に取り付けられる。一例として、最上段のかごAは、最下段のかごBと同じもので、最下段のかごBの上に重ねられる。かご連結具1は、第2係止部4が最下段のかごBの縁部B2に引っ掛かり、第1係止部3が最上段のかごAの縁部A2に引っ掛かって2以上のかごを連結する。
具体的には、取付け時には、まず、「上」(表示61)が表示された延長部22が上方に向き、「下」(表示62)が表示された連結部21の下端が下方に向き、矢印(表示64)が表示された第1係止部3がかごに向くように、かご連結具1を手に取る(図1も参照)。
次に、図5(a)に示すように、第2係止部4の掛り部42を、かごBの縁部B2に下方から引っ掛ける。ここでは、掛り部42の上端面が凸曲面であるため、掛り部42は縁部B2の凸部B21を乗り越えてその奥に引っ掛かるようになる。このとき、第1係止部3は、傾斜部32がかごAの縁部A2に接する。
この状態で、「押」(表示63)が表示された平板部2を、矢印(表示64)が指し示すかご側に向かって押すと、第1係止部3がかごAの縁部A2の内側に引っ掛かって固定され、図5(b)に示す取付状態になる。平板部2の「押」と表示された操作部分(指当て部分)は、第1係止部3の後方に位置する部分で、連結部21と延長部22を跨る部分である。この部分を後ろからかごに向かって押すことで、傾斜部32が縁部A2を乗り越えてその内側に引っ掛かる。
なお、延長部22を有しない場合も操作は可能である。しかし、延長部22を有しない場合は、指が連結部21と第1係止部3の間の外角部から前方に滑る、第1係止部3に乗り掛かるなどして、前方に上手く押せない場合がある。延長部22を操作部の一部として設けることで、このような問題を解決し、操作をしやすくすることができる。
また、ここでは、傾斜部32が下端面に傾斜面を有することで、徐々に力がかかるようになり、スムーズに取り付けられるようになる。
図5(b)に示すように、取付状態では、かごAの縁部A2は、第1係止部3の内側の両角部の間に収まり、第1係止部3に押えられている。また、かごBの縁部B2には、第2係止部4が下方から当接している。そのため、上段のかごAと下段のかごBは、強く締め付けられ、一体化する。
取外し時には、傾斜部32を引き上げると、かご連結具1がかごA及びかごBから取り外せるようになる。取付状態では、第1係止部3が縁部A2と交差して、傾斜部32が縁部A2の内側でその中心に向かって延びるので、引上げ操作が容易となる。
以上、かご連結具1の動作ないし操作を説明したが、これらは、片手で、ワンタッチで行うことができる。そのため、かご連結具1は、手間がかからず、気軽に使うことができる。
また、かご連結具1は、第1係止部3と連結部21との間の内角部及び第2係止部4と連結部21との間の内角部が肉厚に形成されるため、繰返し使用しても折れないようになっており、長期間に亘って繰返し使用できる。
また、かご連結具1は、向きや操作方法が分かりやすく表示されているため、急ぐ場合も迷わず短時間で操作できる。また、ストラップを取り付ける取付孔5を備えることで、かごから取り外した場合も紛失を防止できる。
また、かご連結具1は、可動部分がなく一体型のシンプルな構造であるため、壊れにくい。また、シンプルな構造であるため、製造しやすく、コストを低減できる。
なお、かご連結具1の着脱姿勢や当接位置は、適用するかごによってばらつきがあるが、図6に示すように、概ね同様に動作し、同様に2以上のかごを締め付けてぐらつかないように連結することができる。
以上、本願発明に係るかご連結具の一例であるかご連結具1について説明したが、本願発明が適用されるかごは、好適には買い物かご(レジかご)であり、店舗やメーカによって若干異なる。しかし、多くの場合、少なくとも、長辺縁部には図7に示すように、凸部B21が設けられている。上記かご連結具1は、このような買い物かごに広く適用できる。なお、適用されるかごに応じて、第2係止部の形状を変えてもよい。
図8~図9は本願発明に係るかご連結具の他の一例であるかご連結具1aを示す図で、図8(a)はかごの縁部の例、図8(b)はかご連結具1aのかごへの取付状態(表示の図示は省略)、図9はかご連結具1aの斜視図を示すものである。
図8(a)に示すように、買い物かごには、縁部B2(A2)に前述の凸部(図7のB21)が設けられておらず、下面が略平らな面になっているものがある。本例のかご連結具1aは、このようなかごに用いられる。かご連結具1aは、図8(b)及び図9に示すように、第2係止部4aが前述の掛り部を有しない。かご連結具1aは、第2係止部4a以外の部分は前述のかご連結具1と同様であり、以下では主として、第2係止部4aについて説明する。
図9に示すように、かご連結具1aの第2係止部4aは、下段部41aを有する。下段部41aは、平板部2から垂直に延びる部分であり、連結部21との間に内角部411aが形成される。下段部41aは、取付状態において最下段のかごの縁部の下面と当接する。好ましくは、内角部411aは、繰返し使用しても第2係止部4aが折れないように下段部41aの他の部分や平板部2よりも肉厚に形成される。
図8(b)に示すように、かご連結具1aは、かごAの縁部A2を第1係止部3が上方で押え、かごBの縁部B2の下面に第2係止部4aが下方から当接して、上段のかごAと下段のかごBを上下で締め付けて、連結し、一体化する。好ましくは、第2係止部4aは、図示のように、かごBの縁部B2の下面に面接触するように形成される。
なお、取付時には、かご連結具1aは、前述のかご連結具1と同様に手に取り、下段部41aがかごBの縁部B2に接し、傾斜部32がかごAの縁部A2に接するようにしてから、平板部2をかご側に向かって押して、第1係止部3がかごAの縁部A2の内側に引っ掛かって固定するようにして取り付ける。取外し時には、傾斜部32を引き上げると、かご連結具1aがかごA及びかごBから取り外せるようになる。かご連結具1aは、前述例と同様に、着脱操作を片手で、ワンタッチで行うことができるため、手間がかからず、気軽に使うことができる。
以上、本願発明に係るかご連結具の例を説明したが、本願のかご連結具は、異なるかごを重ねて連結するのに用いられてもよい。例えば、店舗のかごとユーザのかごの連結に用いられてもよい。
なお、上記の記載に基づいて、当業者であれば、本願発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本願発明の態様は、上述した実施形態の例に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本願発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1、1a かご連結具
2 平板部
21 連結部
22 延長部
3 第1係止部
31 上段部
32 傾斜部
4、4a 第2係止部
41、41a 下段部
42 掛り部
5 取付孔

Claims (11)

  1. 上下に重ねた2以上のかごを連結するかご連結具であって、
    上下に延びる平板部と、
    前記平板部から垂直に延びる第1係止部及び第2係止部と、を備え、
    前記平板部、前記第1係止部及び前記第2係止部は、一体に形成され、
    前記第2係止部が最下段のかごの縁部に当接し、前記第1係止部が最上段のかごの縁部に引っ掛かって2以上のかごを連結する
    ことを特徴とするかご連結具。
  2. 請求項1に記載のかご連結具であって、
    前記第2係止部を最下段のかごの縁部に当接した状態で、前記平板部をかごに向かって押すと、前記第1係止部が最上段のかごの縁部の内側に引っ掛かり固定される
    ことを特徴とするかご連結具。
  3. 請求項1または2に記載のかご連結具であって、
    前記平板部は、前記第1係止部よりも上方に位置する延長部を有する
    ことを特徴とするかご連結具。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    前記第1係止部は、上段部と、下端面に傾斜面を有する傾斜部と、を有する
    ことを特徴とするかご連結具。
  5. 請求項4に記載のかご連結具であって、
    前記傾斜部は、取付状態において最上段のかごの縁部の内側に位置し、
    前記傾斜部を引き上げると、前記かご連結具がかごから取り外せる
    ことを特徴とするかご連結具。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    前記第2係止部は、下段部と、前記下段部よりも上端面が上方に位置する掛り部と、を有し、
    前記上端面は、凸曲面である
    ことを特徴とするかご連結具。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    前記第1係止部の上段部は、前記第2係止部の下段部より長い
    ことを特徴とするかご連結具。
  8. 請求項1~5のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    前記第2係止部は、最下段のかごの縁部の下面に当接する下段部を有する
    ことを特徴とするかご連結具。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    前記第1係止部の上段部と前記平板部との間の内角部及び前記第2係止部の下段部と前記平板部との間の内角部は、肉厚に形成されている
    ことを特徴とするかご連結具。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    前記平板部、前記第1係止部及び前記第2係止部の少なくとも一つに操作または向きを示す表示がされている
    ことを特徴とするかご連結具。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載のかご連結具であって、
    紛失を防止するための取付孔が設けられている
    ことを特徴とするかご連結具。
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