JP2022172794A - 気相成長装置 - Google Patents

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【課題】ハイドライド気相成長法を用い、短時間で原料ガスの切り替えが可能な気相成長装置を提供する。【解決手段】基材Pを収容する反応炉2と、反応炉2から排ガスを排出する排気機構3と、金属塩化物の供給源14A,14Bと、反応炉2へ金属塩化物を含むガスを供給する第1経路L4A,L4Bと、排気機構3へガスを排出する第2経路L5A,L5Bと、第1選択機構15A,15Bとを有する原料ガス供給部4A,4Bと、を備える、気相成長装置1を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、気相成長装置に関する。
GaN、Ga、GaAs等の化合物半導体製造におけるエピタキシャル結晶製造用の気相成長装置として、分子線エピタキシー装置(Molecular Beam Epitaxy、略称:MBE)、有機金属気相成長装置(Metal Organic Chemical Vapor Deposition、略称:MOCVD)、ハイドライド気相成長装置(Hydride Vapor Phase Epitaxy、略称:HVPE)等が知られている。
MBEは、真空下で分子線セル内の原料を加熱して蒸発させ、基板上に供給するため、高純度かつヘテロ界面を比較的容易に製作できるが、成長速度が比較的遅く、設備費も高いため、量産には向かない。
MOCVDは、現時点において化合物半導体製造の主流であり、成長速度はサブミクロン~10μm/hr程度まで制御でき、P型およびN型ドーピングも1016~1020cm-3程度まで制御でき、界面の急峻性も原子層レベルで制御可能である。しかし、原料にトリメチルガリウム(TMG)等の有機金属を用いるため、原料が高価であり、設備費も比較的高価となる。近年、GaNパワーデバイスでも縦方向に電気を流す縦型ダイオードやトランジスタなどの開発が注目されているが、このデバイスには数十ミクロンの膜厚が必要なため、成長速度が数μm/hrのMOCVDではスループットが悪く、生産コストが上がらない。
HVPEは、成長速度が100μ/hr以上と速く、原料由来のカーボン不純物が少ないという長所がある一方、炉内で原料を発生させるために炉内容積が大きくなり、ガスの切替えに時間がかかるため、急峻な界面を得られない。
これは、HVPE法の特徴として、金属塩化物を反応炉内で製造していることに起因する。すなわち、HVPE法では、反応炉の上流部に金属原料のボートを設置し、そのボートに塩化水素または塩素を導入し、塩化物へと反応させて、塩化物原料を製造する構造に由来する。これらの構造物を内包させるため、反応炉は大きな容積を有する。反応炉の上流でガスを切り替えても、反応炉内のガスが切り替わるのに相当の時間を要する。
しかしながら、近年は原料である金属単体、塩素、及び塩化水素が安価であることから、HVPEによるデバイス構造成長が検討されている。
デバイス構造を成長させるためには、異なる材料を複数層堆積させる必要があり、それぞれの層の間の界面の急峻性がデバイスの性能を左右する。非特許文献1には、HVPEにより太陽電池デバイス構造を製造するため、反応炉内に複数の金属材料のボートとノズルを設置し、基板を設置したサセプタの位置を各ノズルに対向する位置に移動させることが可能な反応炉が開示されている。この方式では、サセプタの移動速度が1秒程度でガスの切り替えが期待される。しかし、構造が複雑になり、大型化が難しいという課題や、炉内に対して基板位置が中心ではないため、炉壁の影響を反映した面内分布を生じる課題があった。
そこで、特許文献1では、HVPEの炉内を簡略化し、金属原料と塩化物とが反応する部分を反応炉から切り離し、原料供給部として独立制御を行う装置が開示されている。これにより、反応炉の容積は十分に小さくなる。
特許第5656184号公報
応用物理、89巻、6号(2020)、P333~337
ところで、特許文献1に開示されたHVPE装置では、化合物半導体を成膜するために複数原料を反応炉に接続する場合、原料供給経路のそれぞれに開閉バルブを設置し、開閉バルブの切り替えによって供給する原料を選択する。
しかしながら、化合物半導体の成膜時、原料を切り替える際に開閉バルブの切り替えでは、ガス流れの瞬時停止、瞬時開放による圧力変動によって配管内で逆流が生じ、各原料ガスが配管内で混ざってしまう。この結果、成膜された化合物半導体では、急峻な界面が得られず、所望の性能の化合物半導体が得られないという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ハイドライド気相成長法を用い、短時間で原料ガスの切り替えが可能な気相成長装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。
[1] 少なくとも1種の金属塩化物を原料として用い、ハイドライド気相成長法によって1層以上の化合物半導体を成膜する気相成長装置であって、
基材を収容する反応炉と、
前記反応炉から排ガスを排出する排気機構と、
金属塩化物の供給源と、前記供給源から前記反応炉へ前記金属塩化物を含むガスを供給する供給経路の一部を構成する第1経路と、前記供給源から前記排気機構へ前記ガスを排出する排気経路の一部を構成する第2経路と、前記第1経路及び前記第2経路の開放状態及び閉止状態を選択する第1選択機構とを有する、1以上の原料ガス供給部と、を備える、気相成長装置。
[2] キャリアガス供給源と前記反応炉との間に位置する第1主経路と、
差圧補正用ガス供給源と前記排気機構との間に位置する第2主経路と、
前記第1主経路と前記第2主経路との差圧を調整する差圧調整機構と、を備え、
前記第1主経路には、1以上の前記第1経路が接続され、
前記第2主経路には、1以上の前記第2経路が接続される、[1]に記載の気相成長装置。
[3] 前記差圧調整機構が、
前記第1主経路に位置する第1流量調整器及び第1圧力測定器と、
前記第2主経路に位置する第2流量調整器及び第2圧力測定器と、を含む、[2]に記載の気相成長装置。
[4] 前記差圧調整機構が、
前記第1主経路と前記第2主経路とにわたって設けられた短絡経路と、
前記短絡経路に位置する差圧計と、を含む、[2]又は[3]に記載の気相成長装置。
[5] 流量補償用ガス供給源と前記第1主経路との間に位置する第3経路と、
前記流量補償用ガス供給源と前記第2主経路との間に位置する第4経路と、
前記第3経路及び前記第4経路の開放状態及び閉止状態を選択する第2選択機構と、を有する流量補償ガス供給部をさらに備える、[2]乃至[4]のいずれかに記載の気相成長装置。
[6] 前記金属塩化物が、GaCl,GaCl,AlCl,AlCl,InCl,InCl,MgClのいずれかである、[1]乃至[5]のいずれかに記載の気相成長装置。
本発明の気相成長装置は、ハイドライド気相成長法を用い、短時間で原料ガスの切り替えが可能である。
本発明の気相成長装置の一実施形態を示す系統図である。 本発明の気相成長装置の他の実施形態を示す系統図である。
以下、本発明について、添付の図面を参照し、実施形態を示して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<気相成長装置>
先ず、本発明を適用した一実施形態である気相成長装置の構成について、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る気相成長装置を示す系統図である。
図1に示すように、本実施形態の気相成長装置1は、基材Pを収容する反応炉2と、排気機構3と、原料ガス供給部4と、流量補償ガス供給部5と、差圧調整機構6と、第1主経路L1と、第2主経路L2と、を備えて概略構成される。
気相成長装置1は、少なくとも1種の金属塩化物を原料として用い、ハイドライド気相成長法によって1層以上の化合物半導体を成膜する装置である。
反応炉(チャンバとも称される)2は、内側に基材Pを収容する空間を有する。反応炉2には、反応炉2内に原料ガス、反応ガス、パージガス、ドーパント等を供給するためのノズル7と、基材Pを加熱するためのヒータ8及びRFコイル9と、反応炉2内の気体を排ガスとして排出するための排気口10と、が設けられている。
基材Pは、特に限定されない。基材Pとしては、例えば、シリコン基板、SiC基板、サファイア基板、ヒ化ガリウム基板、窒化ガリウム基板、酸化ガリウム基板が挙げられる。
排気口10には、排ガス経路L3が接続されている。
排ガス経路L3には、排気機構3が設けられている。換言すると、排ガス経路L3は、反応炉2の排気口10と、排気機構3との間に位置する。また、排ガス経路L3には、排ガスを加熱するためのヒータ11が設けられている。
排気機構3は、減圧ポンプ等の減圧装置12と、排ガス中から原料ガス等を回収するトラップ等の回収装置13とを有する。これにより、排気機構3は、反応炉2から排ガスを排出し、排ガス中から未反応の原料ガス等を回収する。
第1主経路L1は、キャリアガス供給源(図示略)と反応炉2との間に位置する。具体的には、第1主経路L1の一端がキャリアガス供給源の供給口と接続されており、他端が反応炉2のノズル7の一つと接続されている。これにより、気相成長装置1は、キャリアガスをキャリアガス供給源から反応炉2内に供給できる。
キャリアガスは、化合物半導体の原料ガス、反応ガス、及びドーパント等(以下、単に原料ガス等という)を搬送するために用いるガスであり、原料ガス等と反応しないガスであれば、特に限定されない。キャリアガスとしては、例えば、水素、窒素、Ar、Heが挙げられる。
第2主経路L2は、差圧補正用ガス供給源(図示略)と排気機構3との間に位置する。具体的には、第2主経路L2の一端が差圧補正用ガス供給源の供給口と接続されており、他端が排気機構3と接続されている。これにより、気相成長装置1は、差圧補正用ガスを差圧補正用ガス供給源から第2主経路L2内に流通できる。
差圧補正用ガスは、化合物半導体の原料ガス、反応ガス、及びドーパント等(以下、単に原料ガス等という)を搬送するために用いるガスであり、原料ガス等と反応しないガスであれば、特に限定されない。差圧補正用ガスとしては、キャリアガスとして挙げたガスを用いることができる。
本実施形態の気相成長装置1は、原料ガス供給部4として、2つの原料ガス供給部4A,4Bを備える。ここで、原料ガス供給部4Aは、金属塩化物として塩化ガリウムを供給する。また、原料ガス供給部4Bは、金属塩化物として塩化アルミニウムを供給する。
原料ガス供給部4Aは、塩化ガリウムの供給源14Aと、供給源14Aから反応炉2へ塩化ガリウムを含む原料ガス(ガス)を供給するための第1経路L4Aと、供給源14Aから排気機構3へ原料ガス(ガス)を排出するための第2経路L5Aと、第1経路L4A及び第2経路L5Aの開放状態及び閉止状態を選択する第1選択機構15Aとを有する。
本実施形態の気相成長装置1は、GaCl,GaCl、AlCl,AlCl,InCl,InCl,MgClのうち、少なくとも1種の金属塩化物を原料として用いる。これらの原料は、常温常圧において液体又は固体であるため、塩化ガリウム(金属塩化物)の供給源14Aには、キャリアガスの供給経路L6Aや、加熱機構(図示略)が設けられている。また、キャリアガスの供給経路L6Aには、MFC等の流量調整器16Aが設けられている。所定の流量のキャリアガスを供給源14Aに供給して、塩化ガリウムの蒸気をキャリアガスに搬送させることで、塩化ガリウムを含むガスを原料ガスとして後段に供給できる。
第1経路L4Aは、塩化物の供給源14Aと反応炉2との間に位置する。具体的には、第1経路L4Aの一端は塩化物の供給源14Aと連通されており、他端は第1主経路L1に接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置1は、塩化ガリウムを含むガスを原料ガスとして、供給源14Aから第1経路L4A及び第1主経路L1を介して反応炉2に供給できる。
第2経路L5Aは、第1経路L4Aから分岐し、塩化物の供給源14Aと排気機構3との間に位置する。具体的には、第2経路L5Aの一端は、第1経路L4Aと接続されており、塩化物の供給源14Aと連通されている。また、第2経路L5Aの他端は、第2主経路L2に接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置1は、塩化ガリウムを含むガスを、供給源14Aから第1経路L4A、第2経路L5A及び第2主経路L2を介して排気機構3に排出できる。
第1選択機構15Aは、第1経路L4Aに位置する第1開閉弁17Aと、第2経路L5Aに位置する第2開閉弁18Aと、第1開閉弁17A及び第2開閉弁18Aの開放状態及び閉止状態を制御する制御機構(図示略)を有する。すなわち、第1選択機構15Aは、制御機構によって第1開閉弁17A及び第2開閉弁18Aの開放状態及び閉止状態を制御することで、第1経路L4A及び第2経路L5Aのうちいずれか一方を原料ガスの供給経路として選択する。したがって、本実施形態の気相成長装置1は、第1開閉弁17A及び第2開閉弁18Aの開閉を瞬時に行うことで、反応炉2への原料ガスの供給を短時間で開始又は停止できる。
なお、制御機構は、作業者(オペレータ)が都度指示を出して操作してもよいし、事前にプログラムを選択して自動制御としてもよい。
原料ガス供給部4Bは、金属塩化物として塩化アルミニウムを供給するものであり、塩化ガリウムの供給源14Aに代えて、塩化アルミニウムの供給源14Bを備える以外は、原料供給部4Aと同一の構成であるため、説明を省略する。
本実施形態の気相成長装置1では、第1主経路L1に2つの第1経路L4A,L4Bがそれぞれ接続されて、供給源14A,14Bから反応炉2へ金属塩化物を含むガスを原料ガスとして供給する供給経路を構成する。
また、本実施形態の気相成長装置1では、第2主経路L2に2つの第2経路L5A,L5Bがそれぞれ接続されて、供給源14A,14Bから排気機構3へ金属塩化物を含むガスを排出する排気経路を構成する。
本実施形態の気相成長装置1によれば、2つの原料ガス供給部4A,4Bがそれぞれ第1選択機構15A,15Bを備えるため、反応炉2への原料ガスの供給の切り替えを短時間で行うことができる。
流量補償ガス供給部5は、流量補償ガスの供給源(図示略)と、流量補償ガスの供給源から反応炉2へ流量補償ガスを供給するための第3経路L6と、流量補償ガスの供給源から排気機構3へ流量補償ガスを排出するための第4経路L7と、第3経路L6及び第4経路L7の開放状態及び閉止状態を選択する第2選択機構19とを有する。
流量補償ガスは、原料ガス等に混合して用いるガスであり、原料ガス等と反応しないガスであれば、特に限定されない。流量補償ガスとしては、キャリアガス及び差圧補正用ガスとして挙げたガスを用いることができる。
第3経路L6は、流量補償ガスの供給源(図示略)と反応炉2との間に位置する。具体的には、第3経路L6の一端は流量補償ガスの供給源(図示略)と連通されており、他端は第1主経路L1に接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置1は、流量補償ガスを、供給源(図示略)から第3経路L6及び第1主経路L1を介して反応炉2に供給できる。
第4経路L7は、第3経路L6から分岐し、流量補償ガスの供給源(図示略)と排気機構3との間に位置する。具体的には、第4経路L7の一端は、第3経路L6に接続されており、第3経路L6を介して流量補償ガスの供給源(図示略)と連通されている。また、第4経路L7の他端は、第2主経路L2に接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置1は、流量補償ガスを、流量補償ガスの供給源(図示略)から第3経路L6、第4経路L7及び第2主経路L2を介して排気機構3に排出できる。
第2選択機構19は、第3経路L6に位置する第3開閉弁20と、第4経路L7に位置する第4開閉弁21と、第3開閉弁20及び第4開閉弁21の開放状態及び閉止状態を制御する制御機構(図示略)を有する。すなわち、第2選択機構19は、制御機構によって第3開閉弁20及び第4開閉弁21の開放状態及び閉止状態を制御することで、第3経路L6及び第4経路L7のうちいずれか一方を流量補償ガスの供給経路として選択する。したがって、本実施形態の気相成長装置1は、第3開閉弁20及び第4開閉弁21の開閉を瞬時に行うことで、流量補償ガスの供給先を短時間で切り替えできる。
なお、制御機構は、作業者(オペレータ)が都度指示を出して操作してもよいし、事前にプログラムを選択して自動制御としてもよい。
差圧調整機構6は、第1主経路L1内の圧力と第2主経路L2内の圧力との差圧を調整する。差圧調整機構6は、第1主経路L1に位置する第1流量調整器22と、第2主経路L2に位置する第2流量調整器23と、第1主経路L1と第2主経路L2とにわたって設けられた短絡経路L8と、短絡経路L8に位置する差圧計24と、を有する。
本実施形態の気相成長装置1は、差圧計24の測定値に応じて第1流量調整器22及び第2流量調整器23の少なくとも一方によって第1主経路L1内の圧力と第2主経路L2内の圧力とが等しくなるように調整する。これにより、反応炉2への原料ガスの供給を切り替えた際に原料ガスが逆流することを防ぐことができる。
なお、第2主経路L2には、流量補償ガス供給部5の二次側において、第1分岐経路L9が設けられている。すなわち、第1分岐経路L9の基端は第2主経路L2と接続されており、第1分岐経路L9の先端は排ガス経路L3の反応炉2寄りの位置に接続されている。
第1分岐経路には、先端寄りの位置において、第2分岐経路L10が設けられている。すなわち、第2分岐経路L10の基端は第1分岐経路L9と接続されており、第2分岐経路L10の先端は排ガス経路L3の排気機構3寄りの位置に接続されている。
第2分岐経路L10には、減圧ポンプ25が設けられている。
また、第2主経路L2、第1分岐経路L9、及び第2分岐経路L10には、それぞれ開閉弁V1~V4がそれぞれ設けられている。
本実施形態の気相成長装置1は、開閉弁V1~V4の開閉状態を適宜選択することで、低圧力環境においても原料ガス等あるいは流量補償ガスを含む差圧補償用ガスの排気経路を選択できる。
また、本実施形態の気相成長装置1は、反応炉2に設けられた他のノズル7に、それぞれパージガス供給経路(図示略)や、反応ガス及びドーピングガス供給経路(図示略)が接続されている。
反応ガス及びドーピングガスは、金属塩化物を含む原料ガスと反応して所望の化合物半導体を形成するもの、あるいはその組織内に取り込まれるものであれば、特に限定されない。反応ガスとしては、例えば、NH、AsH、O,PHが挙げられ、ドーピングガスとしてはSiHが挙げられる。
<化合物半導体の製造方法>
次に、上述した本実施形態の気相成長装置1を用いた、化合物半導体の製造方法(成膜方法)について説明する。
本実施形態の化合物半導体の製造方法は、少なくとも1種の金属塩化物を原料として用い、ハイドライド気相成長法によって1層以上の化合物半導体を成膜する。
具体的には、所望の金属塩化物を供給するための原料ガス供給部4(4A,4B)を選択する。例えば、先ず、原料ガス供給部4Aにおいて、第1選択機構15Aにより第1経路L4Aを選択し、塩化ガリウムを反応炉2へ供給する。次いで、第1選択機構15Aにより第2経路L5Aを選択し、塩化ガリウムを排気機構3へ排出する。別途、所望の反応ガスを反応炉2へ供給して、基材Pの表面に第1の化合物半導体を成膜する。そして、第1の化合物半導体が所望の膜厚となるまで、原料ガスと反応ガスを供給する。
本実施形態の化合物半導体の製造方法によれば、原料ガス供給部4Aが第1選択機構15Aを備えており、原料ガスの供給先を短時間で切り替えることができる。
その際、差圧調整機構6により、第1主経路L1と第2主経路L2との差圧を少なくなるように制御することで、原料ガスの供給先を切り替える際に一方の経路から他方の経路へ原料ガスが逆流することを防ぐことができる。
本実施形態の化合物半導体の製造方法によれば、基材Pの表面に所望の化合物半導体を製造(成膜)できる。
化合物半導体としては、例えば、GaN、AlN、lnN等の窒化物半導体、Gaで示される酸化ガリウム結晶、AlO、AlGaOx(xは任意の整数)等の酸化物半導体、GaAs、AlAs、lnAs、GaP、AlP、lnPが挙げられる。また、これらの化合物半導体のうち、2以上の混合物や、これらが複数層積層された積層膜であってもよい。
ここで、2以上の混合物を成膜する場合、原料ガス供給部4Aと原料ガス供給部4Bとを、適宜所望の流量となるように調整して反応炉2へ供給すればよい。
また、複数層積層された積層膜を成膜する場合、原料ガス供給部4Aと原料ガス供給部4Bとから、2種の原料ガスを交互に反応炉2へ供給すればよい。
本実施形態の気相成長装置1によれば、反応炉2へ原料ガスを供給する第1経路L4(L4A,L4B)と、排気機構3へ原料ガスを排出する第2経路L5(L5A,L5B)と、原料ガスの供給先を選択する第1選択機構15(15A,15B)とを有する2以上の原料ガス供給部4(4A,4B)を備えるため、ハイドライド気相成長法を用いた場合であっても、短時間で原料ガスの切り替えが可能である。
また、本実施形態の気相成長装置1によれば、2以上の第1経路L4(L4A,L4B)が接続された第1主経路L1と、2以上の第2経路L5(L5A,L5B)が接続された第2主経路L2と、第1主経路L1と第2主経路L2との間の差圧を調整する差圧調整機構6を備えており、排気機構3と接続された第2主経路L2のパージガス量を調整することで、各原料ガスを各第1経路L4(L4A,L4B)へ切り替える際、逆流等による原料ガスの混ざりを抑制できる。これにより、成膜時の化合物半導体の界面の急峻性が向上する。
また、本実施形態の気相成長装置1によれば、化合物半導体の各層の化合物の組成を変更する際、原料ガスを反応炉2に向かう第1主経路L1に供給したり、第2主経路L2に排出したりすることで、原料ガス自体の流量は変わらないため、原料ガス中の原料濃度が安定したまま反応炉2へ供給できる。さらに、原料ガスの供給先の切り替えのタイミングに合わせて、反応炉2に向かう第1主経路L1の流量を調整したり、流量補償ガス供給部5によって等量の流量補償用ガスを反対方向(第1主経路L1から第2主経路L2)に切り替えたりすることで、反応炉2に向かう第1主経路L1内の圧力変動や、ガス流量の変動を抑えることができる。したがって、原料ガスの供給先を切り替えた前後で原料ガスが混じらず、反応炉2内に供給される。その結果、化合物半導体の各層の界面の急峻性が向上する。
本実施形態の気相成長装置1では、原料として用いる金属塩化物は常温で固体であり、昇華点が200℃前後であるため、供給経路を温めないと原料が固化してしまう。このため、反応炉2に向かう供給経路を構成する配管の全てが加熱されるが、排気機構3へ向かう排出経路を構成する配管では、最終的に原料を捕集する必要がある。その場合、排出経路を排気機構3に設けたトラップ等の回収装置13に接続し、冷却することで、排出ガス中の未反応の原料ガスを効率的に捕集できる。
さらに、本実施形態の気相成長装置1では、原料ガス供給部4(4A,4B)の供給源14(14A,14B)の交換や、各種点検後などの真空置換や減圧リークチェックを行う場合、排気機構3に付属した減圧ポンプ25、及び第2主経路L2を利用することで、反応炉2内を経由させることなく真空引きできる。これにより、反応炉2の汚染防止や、真空引き時間の短縮が可能となる。
<他の実施形態>
次に、本発明を適用した他の実施形態である気相成長装置の構成について、説明する。
図2は、本発明の他の実施形態に係る気相成長装置を示す系統図である。
図2に示すように、他の実施形態の気相成長装置51は、上述した気相成長装置1を構成する原料ガス供給部4A,4Bに代えて、原料ガス供給部4Cを備える点で相違する。したがって、上述した気相成長装置1と同じ構成については同一の符号を付すとともに、説明を省略する。
原料ガス供給部4Cは、塩化マグネシウムの供給源14Cと、供給源14Cから反応炉2へ塩化マグネシウムを含む原料ガス(ガス)を供給するための第1経路L4Cと、供給源14Cから排気機構3へ原料ガス(ガス)を排出するための第2経路L5Cと、第1経路L4C及び第2経路L5Cの開放状態及び閉止状態を選択する第1選択機構15Cとを有する。
塩化マグネシウム(金属塩化物)の供給源14Cには、キャリアガスの供給経路L6Cや、加熱機構(図示略)が設けられている。また、キャリアガスの供給経路L6Cには、MFC等の流量調整器16Cが設けられている。所定の流量のキャリアガスを供給源14Cに供給して、塩化マグネシウムの蒸気をキャリアガスに搬送させることで、塩化マグネシウムを含むガスを原料ガスとして後段に供給できる。
第1経路L4Cは、塩化物の供給源14Cと反応炉2との間に位置する。具体的には、第1経路L4Cの一端は塩化物の供給源14Cと連通されており、他端は第1主経路L1に接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置1は、塩化マグネシウムを含むガスを原料ガスとして、供給源14Cから第1経路L4C及び第1主経路L1を介して反応炉2に供給できる。
第2経路L5Cは、第1経路L4Cから分岐し、塩化物の供給源14Cと排気機構3との間に位置する。具体的には、第2経路L5Cの一端は、第1経路L4Cと接続されており、塩化物の供給源14Cと連通されている。また、第2経路L5Cの他端は、第2主経路L2に接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置1は、塩化マグネシウムを含むガスを、供給源14Cから第1経路L4C、第2経路L5C及び第2主経路L2を介して排気機構3に排出できる。
第1選択機構15Cは、第1経路L4Cに位置する第1開閉弁17Cと、第2経路L5Cに位置する第2開閉弁18Cと、第1開閉弁17C及び第2開閉弁18Cについて開放状態及び閉止状態を制御する制御機構(図示略)を有する。すなわち、第1選択機構15Cは、制御機構によって第1開閉弁17C及び第2開閉弁18Cの開放状態及び閉止状態を制御することで、第1経路L4C及び第2経路L5Cのうちいずれか一方を原料ガスの供給経路として選択する。したがって、本実施形態の気相成長装置51は、第1開閉弁17C及び第2開閉弁18Cの開閉を瞬時に行うことで、反応炉2への原料ガスの供給を短時間で開始又は停止できる。
なお、制御機構は、作業者(オペレータ)が都度指示を出して操作してもよいし、事前にプログラムを選択して自動制御としてもよい。
本実施形態の気相成長装置51は、原料ガス中の塩化マグネシウムの濃度を希釈するための希釈ガスを第1経路L4Cに供給するために、希釈ガス供給経路L11を備える。
希釈ガス供給経路L11は、希釈ガス供給源(図示略)と第2主経路L2との間に位置する。具体的には、希釈ガス供給経路L11の基端は希釈ガス供給源と接続されており、先端は分岐経路L9の二次側の第2主経路L2と接続されている。そして、希釈ガス供給経路L11は、基端と先端との間のいずれかの位置で、第1経路L4Cと接続されている。これにより、本実施形態の気相成長装置51は、希釈ガスを第1経路L4Aに供給して、原料ガス中の塩化マグネシウムの濃度を所望の濃度まで希釈できる。
希釈ガスは、原料ガスに混合して用いるガスであり、原料ガス等と反応しないガスであれば、特に限定されない。希釈ガスとしては、キャリアガスとして挙げたガスを用いることができる。
第1経路L4Cの、希釈ガス供給経路L11との接続部と第2経路L5Cとの分岐部との間には、流量調整器26が設けられている。
希釈ガス供給経路L11の、第1経路L4Cとの接続部の一次側には、流量調整器27が設けられている。
また、希釈ガス供給経路L11の、第1経路L4Cとの接続部と、第2主経路L2との接続部との間には、圧力計28及び流量制御弁29が設けられている。
本実施形態の気相成長装置51によれば、原料ガスをさらにキャリアガスで希釈し、MFC等の流量調整器26によって第1経路L4C及び希釈ガス供給経路L11の合計流量よりも少ない流量を設定することができるため、原料ガスの流量を4桁程度で制御できる。したがって、原料ガス供給部4Cをドーパントラインとして用いることができる。
また、本実施形態の気相成長装置51によれば、流量調整器26による流量制御によって溢れたガスを、流量制御弁29を介して第2主経路L2に排出する。これにより、塩化マグネシウムを含む原料ガスの供給先を第1主経路L1と第2主経路L2との間で切り替える際、逆流などによる原料ガスの混入を抑制できる。
なお、本実施形態の構成は、ノズル7にガスとして供給するドーピングガスにも応用可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述した気相成長装置1,51では、1つ又は2つの原料ガス供給部4(4A~4C)を有する構成を一例として説明したが、これに限定されない。本発明の気相成長装置は、3つ以上の原料ガス供給部4A~4Cを同時に有する構成であってもよい。これにより、ドーパントを含む原料ガスを反応炉2に供給できるため、任意の化合物半導体の積層膜を成膜できる。
また、上述した気相成長装置1,51では、第1経路L4(L4A~L4C)と第2経路L5(L5A~L5C)とが基端部で合流し、先端で分岐する構成を一例としたが、これに限定されない。本発明の気相成長装置は、第1経路L4(L4A~L4C)と第2経路L5(L5A~L5C)とが分岐や合流せずに供給源14(14A~14C)それぞれ接続される構成であってもよい。
また、上述した気相成長装置1,51では、差圧調整機構6が短絡経路L8及び差圧計24を有する構成を一例としたが、これに限定されない。本発明の気相成長装置は、差圧調整機構が、第1主経路L1に位置する第1流量調整器22及び第1圧力測定器と、第2主経路L2に位置する第2流量調整器23及び第2圧力測定器と、を含む構成であってもよい。
以下、実施例によって本発明の効果を説明するが、本発明は実施例の構成に限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示す気相成長装置1を用いて、基材Pの表面上に化合物半導体を成膜した。
具体的には、差圧調整機構6によって、第1主経路L1及び第2主経路L2の圧力が同圧となるようにフィードバック調節を行った。さらに、原料ガス供給部4A、4Bにおいて、第1選択機構15A,15Bによる各開閉弁の開閉動作をあらかじめ制御部のプログラムに書き込み、プログラムを実行することで、III族原料であるAlCl、GaClを原料ガスとして交互に反応炉2へ供給した。
それぞれの原料ガスは、窒素キャリアガスとの合計で500sccmの流量で供給し、さらに補償ガスラインにも窒素キャリアガス500sccmの流量で供給した。
反応炉2に向かう第1主経路L1には、AlClを含む原料ガスを1分、補償ガスを10秒、GaClを含む原料ガスを1分、補償ガスを10秒ずつ供給するサイクルを20回繰り返した。
各ガスの切り替え時は、等量のガスが反応炉2に向かう第1主経路L1と、排気機構3に向かう第2主経路L2との間で切り替わるため、第1主経路L1と第2主経路L2との差圧はほとんど変化しなかったが、第2主経路L2の上流に設置した補償ガスを流す流量調節器23がわずかに変化した。これにより、原料ガスのわずかな流量差やコンダクタンス差を瞬時に補正していることが確認された。
反応炉2に、V族原料としてNHを供給し、1000℃に加熱して、AlN/GaNの多層薄膜を製作した。成膜後、多層薄膜の断面を透過電子顕微鏡(TEM)で測定したところ、界面の乱れが数原子層にとどまっており、MOCVD装置で成膜した場合と同程度であることを確認した。
(比較例1)
図1に示す気相成長装置1において、第1主経路L1に接続された第1経路L4A,L4Bのみを用い、第1開閉弁17A,17Bを手動で操作して、反応炉2へ供給する原料ガスを切り替えてAlN/GaNの多層薄膜を製作した。多層薄膜の断面をTEMで測定ところ、界面の乱れは数十原子層に及んでいることを確認した。
(実施例2)
図2に示す気相成長装置51を用いて、反応炉2へドーパントであるMgClを供給した。
具体的には、キャリアガスの供給経路L6Cに、最大値100sccmのマスフローコントローラ(流量調節器)16Cを設け、マスフローコントローラ16Cを用いて0.1%濃度100sccmの原料ガスを同伴した。この際、希釈ガス供給経路L11には希釈ガスを流さず、第1経路L4Cのマスフローコントローラ(流量調節器)26を95sccmに設定することで、100%濃度換算で0.095sccmの原料ガスを反応炉2へ供給できた。
次に、マスフローコントローラ16Cの設定値を制御下限である2sccmに設定し、流量調節器27を用いて500sccmの希釈ガスを希釈ガス供給経路L11に供給し、希釈ガス供給経路L11と第1経路L4Cとの合流後のマスフローコントローラ26の設定値を2sccmに設定することで、100%濃度換算で0.000008sccmの原料ガスを反応炉2へ供給できた。
このように、本発明の気相成長装置51によれば、反応炉2へのドーピングガス導入量を4ケタ以上の高い精度で制御可能であることが確認できた。
1,51 気相成長装置
2 反応炉
3 排気機構
4,4A,4B,4C 原料ガス供給部
5 流量補償ガス供給部
6 差圧調整機構
7 ノズル
14,14A,14B,14C 供給源
15,15A,15B,15C 第1選択機構
16A、16B,16C 流量調整器
19 第2選択機構
22 第1流量調整器
23 第2流量調整器
24 差圧計
25 減圧ポンプ
26,27 流量調整器
28 圧力計
29 流量制御弁
L1 第1主経路
L2 第2主経路
L4,L4A,L4B,L4C 第1経路
L5,L5A,L5B,L5C 第2経路
L6 第3経路
L7 第4経路
L8 短絡経路
P 基材

Claims (6)

  1. 少なくとも1種の金属塩化物を原料として用い、ハイドライド気相成長法によって1層以上の化合物半導体を成膜する気相成長装置であって、
    基材を収容する反応炉と、
    前記反応炉から排ガスを排出する排気機構と、
    金属塩化物の供給源と、前記供給源から前記反応炉へ前記金属塩化物を含むガスを供給する供給経路の一部を構成する第1経路と、前記供給源から前記排気機構へ前記ガスを排出する排気経路の一部を構成する第2経路と、前記第1経路及び前記第2経路の開放状態及び閉止状態を選択する第1選択機構とを有する、1以上の原料ガス供給部と、を備える、気相成長装置。
  2. キャリアガス供給源と前記反応炉との間に位置する第1主経路と、
    差圧補正用ガス供給源と前記排気機構との間に位置する第2主経路と、
    前記第1主経路と前記第2主経路との差圧を調整する差圧調整機構と、を備え、
    前記第1主経路には、1以上の前記第1経路が接続され、
    前記第2主経路には、1以上の前記第2経路が接続される、請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 前記差圧調整機構が、
    前記第1主経路に位置する第1流量調整器及び第1圧力測定器と、
    前記第2主経路に位置する第2流量調整器及び第2圧力測定器と、を含む、請求項2に記載の気相成長装置。
  4. 前記差圧調整機構が、
    前記第1主経路と前記第2主経路とにわたって設けられた短絡経路と、
    前記短絡経路に位置する差圧計と、を含む、請求項2又は3に記載の気相成長装置。
  5. 流量補償用ガス供給源と前記第1主経路との間に位置する第3経路と、
    前記流量補償用ガス供給源と前記第2主経路との間に位置する第4経路と、
    前記第3経路及び前記第4経路の開放状態及び閉止状態を選択する第2選択機構と、を有する流量補償ガス供給部をさらに備える、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の気相成長装置。
  6. 前記金属塩化物が、GaCl,GaCl,AlCl,AlCl,InCl,InCl,MgClのいずれかである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の気相成長装置。
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