JP2022172448A - 歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩耗の低減又は簡単な取付けが可能な歯車装置を提供する。【解決手段】歯車装置(1)は、歯部(5)と、歯部(5)と係合するための複数の歯(7)が収容される歯キャリア(11)であって、歯(7)がその歯キャリア(11)に対して半径方向に変位可能に取り付けられた歯キャリア(11)と、半径方向に変位可能に取り付けられた歯(7)を半径方向に駆動するためのプロファイル(22)を有する駆動入力要素と、歯をプロファイル(22)に取り付けるための軸受セグメント(24)と、を有しており、前記軸受セグメント(24)の各々は、プロファイル(22)の方向に向けられた走行側、及び、前記走行側の反対側である軸受側と、前記軸受側に配置され、前記歯のうちの少なくとも1つを関節的に取り付けるための歯軸受とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、歯車装置、及び歯車装置の使用に関する。
従来より、歯キャリア内に半径方向に変位可能に取り付けられた歯を備える歯車装置が知られている。歯を駆動するために、例えばカムディスクなどのプロファイルを有する駆動入力要素が使用される。歯は、歯を備える歯キャリアと歯部との間の相対運動が生じるように歯部に係合する。歯部と歯との間の相対運動は、この場合、プロファイリングを有する駆動入力要素の運動よりも少なくとも1桁小さい。これにより、高い伝達比を実現することができる。
前記歯車装置の重要な点は、軸受セグメントの軸方向の取り付けである。スラストワッシャーを軸受セグメントの側部に挿入することが知られており、そのような歯車装置の一例がDE 10 2015 105 520 A1に示されている。しかしながら、望ましくない摩耗が生じる可能性がある。
本発明の目的は、従来より知られている歯車装置に対して改良された歯車装置を規定することであり、摩耗の低減又は簡単な取付けの達成を目的としている。
この目的は、請求項1に記載の歯車装置と、等価な請求項に記載の歯車装置の使用により達成される。有益な改良及び実施形態は、従属請求項及び本明細書から明らかになるであろう。
本発明の一態様は、歯車装置、特に同軸歯車装置又は直線歯車装置に関し、歯部と、歯部と係合するための複数の歯が収容される歯キャリアであって歯が歯キャリアに対して半径方向に変位可能に取り付けられる歯キャリアと、半径方向に変位可能に取り付けられた歯を半径方向に駆動するためのプロファイルを有する駆動入力要素と、プロファイル上に歯を取り付けるための軸受セグメントと、を備えており、軸受セグメントの各々は、プロファイルの方向に配向された走行側と、走行側の反対側の軸受側と、軸受側に配置されて歯の少なくとも1つを関節的に取り付けるための歯軸受と、を備えており、歯軸受は、少なくとも実質的に円柱形断面の形状でありかつ軸受セグメントの走行方向に対して横方向に軸受セグメントの第1の側縁部から第2の側縁部まで配置されるビードを備え、ビードは、第1の側縁部と第2の側縁部との間の中央領域に配置されて中央領域の第1の側に第1の凹部を有するか、又は中央領域の第2の側に第2の凹部を有する。
歯軸受は、典型的には軸受セグメントの走行方向に対して横方向の軸を中心に関節的に配向される。軸受セグメントは特に、歯車装置の回転方向に走行方向を有する。典型的な実施形態において、ビードは軸受セグメントの前縁部と後縁部との間の少なくとも実質的に中央に配置される。実施形態における典型的なビードは、軸受セグメントの一方の側縁部から他方の側縁部までの全長にわたって到達しない。更なる実施形態において、ビードは2つの側縁部まで達する。凹部は、典型的にはビードの中央領域の両側に設けられる。典型的な実施形態において、ビードの中央領域に、少なくとも1つの凹部があってもよく、又は例えば、2つの凹部があってもよい。
本発明の更なる態様は、典型的な実施形態のうちの1つにおける歯車装置の使用に関する。
典型的な実施形態において、保持リングは歯の歯底又は歯根の領域において歯に押し付けられ、保持リングはそれ自体によって、又は少なくとも部分的に圧入されることよって歯に固定される。歯は、典型的には少なくとも歯本体の領域において、少なくとも実質的に丸い歯として構成される。典型的な実施形態において、歯は軸受セグメントのビードと係合するために歯底上に凹部を有し、ビードは軸受セグメントに対する歯の旋回を可能にするが、歯は軸受セグメントを歯に対する周方向の位置において保持する。実施形態において、軸受セグメントがピボットセグメントと呼ばれることもある。
円柱形断面の形状という用語は、典型的には円柱の側面の斜断面であると考えられる。例示的な実施形態において、斜断面は最小値において50°又は最大値において200°で構成される。
軸受セグメントでは、凹部が特にビード内に導入され、保持リングが凹部に係合する。軸受セグメントに、例えば、軸受セグメントの転がり軸受装置から軸方向に力が作用する場合、軸受セグメントは軸方向に保持リング上に支持される。保持リングは、次に、歯によって軸方向に支持される。歯は歯キャリア内で軸方向に移動不可能であり、支持力を歯キャリア内に伝達する。実施形態において、保持リングの断面は、歯の歯底に設けられる段差によって増大させることが可能である。
特に明記しない限り、方向の詳細は歯車装置を指し、すなわち、例えば、軸方向は、歯車装置の回転軸の方向を向く。
歯は、典型的には歯部との係合のために設けられた歯先と、歯先と歯底との間に延びる歯の中間部と、軸受セグメントの歯軸受上で支持するために設けられた歯根とも呼ばれ得る歯底とを備える。歯底及び歯先は、典型的には歯の異なる端部に位置する。歯底は、典型的には軸受セグメントの歯軸受に当接することができる。
本発明の実施形態は、特に、同軸歯車装置に関する。本発明の歯車装置は、慣例的に、内側に配置されてプロファイルを有する駆動入力要素としてのカムディスクと内側に配置されて歯部を有する内歯車とを備えるか、又は、内側のプロファイルを有して外側に配置された駆動入力要素と内側に配置されたギアホイールか、又は内側に配置され、駆動入力要素が外側に配置された場合には歯部を構成する歯ラックと、を備える。実施形態の構成は、回転を直線運動に変換するための直線歯車装置に関する。
歯部は、典型的には包囲歯部である。歯又は歯先は歯部に係合し、歯は、典型的には歯キャリアに対して直線的に半径方向に変位可能に取り付けられる。ここで、「半径方向に直線的に」は、従来の意味では、半径方向のガイドが設けられ、このガイドは歯の半径方向の移動のみを可能にすることを意味する。典型的には、ガイドによって、歯セグメントは正確に一方向に直線的に変位することができる。これは例えば、歯が変位方向の特定の長さにわたって均一な断面を有し、歯キャリアが同様に、均一な断面を有する歯セグメントのための開口部を有するという事実によって達成され得る。歯は通常、各々、典型的には歯の長手方向軸の方向に、正確に一方向に変位可能であるように、歯キャリア内に取り付けられる。さらに、典型的な実施形態において、歯車装置の長手方向軸を中心とする歯キャリアに対する歯の回転自由度が阻止される。これは、例えば、歯キャリア内の半径方向における歯の直線ガイドによって達成されてもよい。このようにして、歯は歯キャリアと共に、歯車装置の長手方向軸を中心に回転するが、歯キャリアに対しては回転しない。
本発明による歯車装置の典型的な実施形態において、歯の少なくとも一部は曲げ剛性の高い設計である。ここで「曲げ剛性の高い」という表現は、典型的には技術的な意味で理解されるべきであり、すなわち、歯の曲げは、歯の材料の剛性に起因して、歯車装置の運動学に関して少なくとも実質的に重要でない程わずかである。曲げ剛性の高い歯は特に、金属合金、特に鋼又はチタン合金、ニッケル合金又は他の合金から製造される歯を含む。さらに、プラスチックからなる曲げ剛性の高い歯を設けることも可能で、特に歯車装置の場合、次の部品の少なくとも1つが同様にプラスチックから製造される:内歯車又は歯車上の歯部、歯キャリア及び駆動入力要素。本発明の典型的な実施形態において、歯キャリア及び歯は金属合金から製造され、又は加えて歯部、又は更に加えて駆動入力要素は金属合金から製造される。このような歯車装置は、ねじりに対する耐性が極めて高く、高い負荷容量を有するという利点を有する。プラスチックから構成される歯車装置は、軽量であるという利点を有する。「曲げ剛性の高い」という表現は特に、歯セグメントの横軸の周りの曲げ剛性を指す。これは特に、歯セグメントを歯根から歯先までのビームとして考慮した場合、少なくとも歯先と歯根の間の曲げ変形を実質的に防止する曲げ剛性が存在することを意味する。この曲げ剛性によって、歯車装置の非常に高い負荷容量及びねじれに対する抵抗が得られる。
軸受セグメントは、好ましくは、例えば波状形態又は鋸歯状形態等の隆起部及び沈降部を有する互いに向かい合った縁部を備える。これは、軸受セグメントの下に配置されたニードルローラーが、軸受セグメント間が比較的大きな間隔の場合であっても、軸受セグメントと駆動入力要素との間の空間内に確実に保持されるという利点を提供する。実施形態において、軸受セグメントをカムディスクのプロファイルに直接取り付けることができる。
本発明の典型的な実施形態は、プロファイルを有する駆動入力要素を備える。プロファイルは、好ましくは非円形又は非楕円弧状の形状又は曲線を有する。本願の文脈において、偏心体は、円形であっても回転軸が円形の中心軸と一致しないだけなので、偏心体もまた円形又は楕円形の定義に含まれる。典型的な実施形態において、歯キャリア又は歯部は円形である。これは、歯キャリア及び歯部が単純な幾何学的形状となるという利点を提供する。歯車装置の低速側での力の伝達は、歯部と歯キャリアとの間で行われるのが一般的である。これは、力の伝達のための距離が極めて短く、その結果、極めて高い剛性を得ることができるという利点を提供する。前記条件を満たす実施形態は、内側に配置された駆動入力としてのカムディスクと、外側に配置されて歯部を有する内歯車と、を有して歯キャリアが内歯車とカムディスクとの間に配置される歯車装置や、鋸歯状ホイール又は鋸歯状ラックに配置された半径方向可動な歯を、歯部に対して内側に駆動するために、内歯車上に内側に配置されたプロファイルを有して外側に配置されたカムディスクを有する歯車装置を含むが、これらに限定されない。
典型的には、実施形態において、軸受セグメントは周方向に対して互いに移動可能である。この可動性を得るために、軸受セグメント同士は、例えば、歯の半径方向の位置によって規定される隙間を有してもよい。
典型的な実施形態において、ビードは、ビード上の歯の回転軸が少なくとも実質的に走行側と一致するように設計される。ここで「実質的に」とは、例えば、回転軸が、転動体の直径の最大50%、最大30%、又は最大20%、又は最大10%において、走行側の上方又は下方にあることを意味する。更なる実施形態において、回転軸が、半径方向に軸受セグメントの最大範囲の20%、10%、又は5%の最大値で、走行側から離れている。
典型的には、凹部に向かって、実施形態のビードは各々の場合において、周方向において少なくとも部分的に直線的に延びるか、又は少なくとも部分的に円形に延びるフランク(側面部)を有する。フランクはまた、ビードと凹部との間の境界面として、又はビードの横方向の境界として理解することができる。フランクの形状は、典型的には保持リングの形状に適合される。
典型的な実施形態において、歯ごとに1つの保持リングが設けられ、前記保持リングは対応する歯の歯底を少なくとも部分的に取り囲む。更なる実施形態において、少なくとも2つの歯に対して1つの保持リングが設けられ、前記保持リングは対応する歯の歯底を少なくとも部分的に取り囲む。このようにして、軸受セグメントは、1つ又は複数の歯を介して保持リングによって軸方向に支持することができる。典型的な実施形態の変形例において、保持リングは鋼から構成されるが、比較的軽量なプラスチックから、又は板金曲げ部品として製造することもできる。鋼からなる保持リングは高い耐荷重性を有し、費用対効果よく製造することができる。
典型的には、保持リングを受け入れるための肩部が、1つ又は複数の歯の外周上の歯底上に設けられる。必要な間隔は、肩部によって減少され得る。典型的には肩部が内側に段差を形成し、したがって、歯底における歯は直径が小さくなる。
実施形態の典型的な歯は、円形断面を有する。ビード及び内側歯部と組み合わせた保持リングによって、実施形態において、複雑なガイド又は支持要素の追加を少なくとも実質的に省くことができる。
保持リングは、典型的には環状である。リングの形状は、平坦又は円形とすることができる。保持リングの更なる実施形態は角張っており、例えば、正方形で構成されるか、又は複数の環状断面を有する。
典型的には、保持リングの外周が部分的に直線状である。例えば、内周又は外周に扁平部を有する円形リングとして形成された保持リングが提供され得る。外周の扁平部によって、隣り合う保持リング同士の衝突を回避することができる。
典型的な実施形態において、軸受セグメントの軸受側において、第1の凹部と第1の側縁部との間に第1のストッパが形成されるか、又は第2の凹部と第2の側縁部との間に第2のストッパが形成される。追加の凹部を設けることができる。典型的な実施形態において、2つの凹部間の1つのビードの長さは、最大で歯の幅又は歯の直径である。軸受セグメント上に平行に配置された2つの歯を有する実施形態において、歯が対応するビード上に載る領域の間に、少なくとも1つの凹部又は少なくとも1つのストッパも任意選択的に設けられる。典型的には、複数の凹部の間に、少なくとも1つのストッパを有する少なくとも2つの凹部が、特に歯の間の領域に設けられる。実施形態のストッパは、特に、更なるビード部分、例えば、2つの歯の間又は歯を支持するビードと対応する側縁部との間の領域によって形成することができる。
保持リングは、特にその外周を介して、軸受セグメントのストッパ上に支持することができる。
軸受セグメント上に2列の歯を有する実施形態において、2つの歯のための保持リングが、歯の係合のために2つの凹部を有して提供され得る。保持リングは、軸受セグメントが保持リングを介して歯セグメント上で軸方向に支持され得るように、軸受セグメントのビードの周りに係合する。歯列の間隔などにおける公差を補正するために、歯と保持リングとの間に隙間を設けることができる。
典型的な実施形態において、保持リングが、少なくとも1つの凹部における係合によって、又はビードのフランクとの係合によって、対応する軸受セグメントを、回転方向に対して横方向にその位置に固定する。典型的な実施形態は、歯ごとに2つの凹部を備える。例示的な実施形態において、軸受セグメントのビードの軸方向長さは最大で保持リングの内径に対応する。典型的には、保持リングは、2つの凹部の間にあるビードの周囲に又はビードの周囲の一部に係合する。典型的には、実施形態において、凹部は、歯と対応する側縁部との間に、歯を支持するビードにおけるその領域から対応する側縁部まで到達し、例えば、第1の凹部は第1の側縁部まで、第2の凹部は第2の側縁部まで到達する。
実施形態において、正確に1つの歯を軸受セグメントに取り付けることができ、又は正確に2つの歯を軸受セグメントに取り付けることができる。後者の実施形態において、歯は典型的には互いに隣接して配置され、ビードは少なくとも1つの、典型的には正確に2つの遮断部を有する。
本発明は、添付図面に基づいて、以下でより詳細に論じられる。
図1は、歯車装置の第1の実施形態を概略的な断面図で示す。 図2は、図1の実施形態の軸受セグメント及び歯を概略的な断面図で示す。 図3は、図1の実施形態の2つの歯を有する図2の軸受セグメントを更なる断面図で示す。 図4は、図2及び図3の軸受セグメントを概略的な斜視図で示す。 図5は、図2及び図3の軸受セグメントを更なる概略的な斜視図で示す。 図6は、歯及び保持リングを有する軸受セグメントの更なる実施形態を概略的な断面図で示す。 図7は、図6の実施形態の保持リングを上面図で示す。
本発明の典型的な実施形態が図面に基づいて以下に説明されるが、本発明は例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲はむしろ本請求項によって定義される。実施形態の説明では、いくつかの場合において、説明をより明確にするために、異なる図面における同一又は類似の部分について、及び異なる実施形態について、同じ参照符号が使用される。しかしこれは、本発明の対応する部分が実施形態に示された変形例に限定されることを意味しない。
図1は、例示的な実施形態を概略的な断面図で示す。図1は、内部に配置された包囲歯部5を有する内歯車3を有する歯車装置1の断面を概略的に示す。歯7は歯部5に係合する。より明確とするために、図1の全ての歯7に参照符号7を付していない。典型的には、各々の歯7を有する軸方向に平行な2つの歯のリングが提供される。歯7は、歯キャリア11内に半径方向に変位可能に取り付けられる。この目的のために、歯キャリア11は、歯キャリア11内の歯7の半径方向のガイドを確実とするための、半径方向に配向された、ダクト状、円形状又はスロット状の開口部を有する。開口部における半径方向のガイドにより、歯7はその長手方向軸に沿って半径方向にのみ移動することができ、特に、歯車装置1の長手方向軸を中心とする歯キャリア11に関する回転が防止される。
歯の長手方向軸は、典型的には歯根から歯先まで延びる軸を指し、一方、歯車装置の長手方向軸は、歯車装置の回転軸の方向を指す。これは、例えば、駆動出力として使用することができる歯キャリアの回転軸、又はカムディスクの回転軸であってもよい。
歯7は、中空カムディスク20として設計されたカムディスク20によって駆動される。カムディスク20は、歯7を半径方向に駆動するためのプロファイル22を有する。プロファイル22の経路は円周上に2つの隆起部を有し、その結果、図示されるように、最も遠くで歯部7の歯のギャップの中に挿入される逆側の歯7同士が存在する。
図1に示す歯車装置1の場合、歯7は、転がり軸受装置と共に、駆動入力要素のプロファイル上に配置される。転がり軸受装置は、この例示的な実施形態において、ニードルローラーの形態である転動体23を備える。
図1の例示的な実施形態において、カムディスクは内側に配置され、歯部は外側に配置される。そのような構成では、駆動出力動作が、例えば、歯部を有する内歯車又は歯キャリアで取り出され、ここで、対応する他の要素は固定されている。更なる実施形態において、駆動入力要素が外側、すなわち歯キャリアの外側に配置され、歯部は内側に配置される。このとき、駆動出力動作を、内歯部又は歯キャリアにおいて取り出すことが可能である。典型的な実施形態において、駆動入力及び駆動出力の機能が交換されてもよい。歯キャリアはまた、その開口部と共に、歯ケージと称されてもよく、歯は、半径方向に直線的に変位可能に案内されるように受け入れられる。
歯車装置1は、歯7のためにセグメント化された軸受装置を備える。セグメント化された軸受装置は、歯7に面する軸受側で、少なくとも実質的に円柱形断面の形状であり、かつ2つの歯7の歯根(図3参照)が配置され得る、又は、典型的な実施形態においては、歯車装置1の軸方向に互いに隣接する1つ、3つ、又は4つの歯が配置され得るビード26を、各々が形成する軸受セグメント24を備える。ビード26は、各々の歯7の歯根の対応する凹部と共に、軸受セグメント24上の歯7の周方向への滑りを防止する。
各々の場合において、ビード26は、歯7に対する歯根ジョイントの形成を提供し、その結果、歯7が軸受セグメント24に対して傾斜することができ、非拘束のガイドを確実なものとする。軸受セグメント24は、軸受セグメント24間の間隔を可変とするように、回転方向に対して互いに変位可能である。このようにして、軸受セグメント24の回転方向の自由度も阻止されない。これは、カムディスク20のプロファイル22によって、軸受セグメント24のガイド及び半径方向の駆動が、実質的に非拘束であることを許容する。プロファイリング22と軸受セグメント24との間の摩擦抵抗を最小限に抑えるために、転動体23は、ニードルローラーとして提供される。更なる実施形態において、軸受セグメントの取付けのために、ボール又は他の転がり軸受が提供される。他の実施形態において、滑り軸受装置が、プロファイリング22と軸受セグメント24との間に提供され得る。
図1、図2及び図3は共に説明され、詳細の全てについて繰り返し説明されず、同様の構成について同様の参照符号が使用される。
図2は、図1の歯車装置1の軸受セグメント24を示す。軸受セグメント24は、歯車装置1において歯7に面する軸受セグメント24の側にビード26を備える。この場合におけるビード26の丸い表面部分は、円形である。円の中心点は、軸受セグメント24の走行側30と一致する。このようにして、軸受セグメント24に取り付けられた歯7に対して、走行側30と一致する各々の回転軸32が実現される。このようにして、歯7は、各々、軸受セグメント上に関節的に取り付けられる。
走行面30は、歯と反対に向く軸受セグメント24の側、すなわち、転動体23の方に向かう側、又はカムディスク20の方に向かう側である。走行面30は、転動体23が転動する面に対応する。
軸受セグメント24は、前縁部34及び後縁部36を備える。ここで、「前」及び「後」という表現は、移動の意味ではなく、むしろ、回転方向における軸受セグメント24の2つの相対する側を指す。典型的な歯車装置は2方向に動作可能であり、その結果、動作中、セグメントの前縁部は、回転中の移動方向において後側に位置することもでき、したがって、セグメントの後縁部は、前側に位置することもできる。
保持リング40によって包囲される包囲肩部42は、歯7の歯根の辺り又は歯底に設けられる。保持リングは、図3を用いてより詳細に説明される。
図3は、図2の実施形態の歯7を有する軸受セグメント24の更なる断面図を示し、更に、歯車装置1の詳細も示している。図1及び図2に示されていない詳細が図3にも示されているが、同じ部分が各々図示されているので、図3は、図1及び図2と共に説明される。
保持リング40は、歯車装置の軸方向、すなわちビード26に沿った方向への歯7の変位を防止する。ビード26は、軸受セグメント24の第1の側縁部44から第2の側縁部46まで、軸受セグメント24の走行方向に対して横方向に、また、軸受セグメントの前端部と後端部との間の少なくとも実質的に中心を走行する。
ビード26は、第1の側縁部44と第2の側縁部46との間の中央領域に配置される。ビードは、中央領域の第1の側に第1の凹部45を有し、ビード26は、中央領域の第2の側に第2の凹部47を有する。加えて、ビード26はまた、第1の凹部45と第2の凹部47との間のほぼ中央に配置された2つの更なる凹部48を有する。したがって、更なる凹部48は、ビードの遮断部と呼ぶこともできる。
凹部45、47、及び48の全ては、各々、歯7の肩部42の周囲の幾分か下方に位置する。このようにして、保持リング40のための台座部は、ビード26の凹部45、47及び48上のフランクによって軸方向に形成される。
実施形態において、軸受セグメントは、歯キャリア内でガイドされる歯によって軸方向に保持され得る。したがって、軸受セグメントのための横方向スラストリング又は同様のものは、いくつかの状況では不要とされてもよい。
凹部45、47、48に向けて配置されたフランクは、少なくとも部分的に円形に延び、円形の保持リング40の外周に適合される。それらは、特に保持リングのためのストッパであると考えることもできる。典型的には歯7ごとに1つの保持リングが設けられ、前記保持リングは環状肩部42において各々の歯7の歯底を少なくとも部分的に取り囲む。
図4及び図5は、図2及び図3の軸受セグメントを概略的な斜視図で示す。
図6は、軸受セグメント24上に取り付けられた正確に1つの歯7を有する軸受セグメント24の更なる実施形態を示しており、ここでは、代替的な実施形態である保持リング140によって保持されている。
保持リング140は、図7の上面図にも示されている。保持リング140は、ビード26又はその横方向のフランクを支持するラグ(突起)141を、内側に直接的に有する。図6の断面図の断面は、ラグ141を通過している。
保持リング140は、図6の断面に示される領域以外の領域において、歯7の歯底の周りを把持する。歯7は、歯底の領域において、ビード26と係合するための凹部を有することを考慮すべきである。
図6及び図7の実施形態において、凹部45及び47は、軸受セグメント24の側縁部44、46まで達することができる。更なる実施形態において、ビード26と側縁部44、46との間の領域に追加のストッパを配置することができる。図1の歯車装置1はまた、図6及び図7の軸受セグメント24を用いても動作可能である。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、むしろ、本発明の範囲は添付の請求項によって定義される。

Claims (13)

  1. 特に同軸歯車装置又は直線歯車装置である歯車装置(1)であって、
    歯部(5)と、
    歯部と係合するための複数の歯(7)が収容される歯キャリア(11)であって、歯(7)がその歯キャリア(11)に対して半径方向に変位可能に取り付けられた 歯キャリア(11)と、
    半径方向に変位可能に取り付けられた歯(7)を半径方向に駆動するためのプロファイル(22)を有する駆動入力要素と、
    歯をプロファイルに取り付けるための軸受セグメント(24)と、を有しており、
    前記軸受セグメントの各々は、
    プロファイルの方向に向けられた走行側、及び、前記走行側の反対側である軸受側と、
    前記軸受側に配置され、前記歯のうちの少なくとも1つを関節的に取り付けるための歯軸受と、を含み、
    前記歯軸受は、少なくとも実質的に円柱形断面の形状であって、前記軸受セグメントの第1の側縁部から第2の側縁部まで、前記軸受セグメントの走行方向に対して横方向において配置されるビードを含み、
    前記ビードは、前記第1の側縁部と前記第2の側縁部との間の中央領域に配置され、前記中央領域の第1の側に第1の凹部を有し、及び/又は前記中央領域の第2の側に第2の凹部を有する、歯車装置(1)。
  2. 前記凹部に向かって、前記ビードの各々が、周方向において少なくとも部分的に直線的に延び、及び/又は、少なくとも部分的に円状に延びる横方向のフランクを有する、先行請求項のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  3. 1つの保持リング(40)が歯ごとに設けられ、前記保持リングは、各々の歯(7)の歯底を少なくとも部分的に取り囲む、先行請求項のうちのいずれかに記載の歯車装置。
  4. 前記歯(7)の外周に、前記保持リング(40)を受けるための肩部(42)が前記歯底に提供される、請求項3に記載の歯車装置。
  5. 前記歯は円形断面を有する、先行請求項のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  6. 前記保持リングは環状である、請求項3から請求項5のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  7. 前記保持リングの外周は一部が直線状である、請求項3から請求項6のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  8. 前記軸受セグメントの軸受側において、前記第1の凹部と前記第1の側縁部との間に第1のストッパが形成され、及び/又は、前記第2の凹部と前記第2の側縁部との間に第2のストッパが形成される、先行請求項のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  9. 前記保持リングは、少なくとも1つの前記凹部に係合することによって、対応する前記軸受セグメントを回転方向に対して横方向におけるその位置に固定する、請求項3から請求項8のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  10. 前記保持リングは、前記ビード及び/又は前記ストッパを介して、前記軸受セグメントを回転方向に対して横方向におけるその位置に固定する、請求項3から請求項9のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  11. 前記第1の凹部は前記第1の側縁部まで到達し、前記第2の凹部は前記第2の側縁部まで到達する、先行請求項のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  12. 正確に1つの歯が軸受セグメントに取り付けられ、又は、正確に2つの歯が軸受セグメントに取り付けられる、先行請求項のうちいずれか1項に記載の歯車装置。
  13. 先行請求項のうちいずれか1項に記載の歯車装置の使用。
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