JP2022172086A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】認証成立後から出力処理を完了させるのに必要な時間を短縮できる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び画像形成システムを提供すること。【解決手段】MFPと、ルータと、複数のPCと、メールサーバと、ファイルサーバと、を備える画像形成システムにおいて、MFPは、画像形成ジョブに基づいて、印刷処理やファイルサーバへログ画像を記憶するサーバ記憶処理を実行し、画像形成ジョブに係る認証が成立すると(S45:YES)、出力処理である印刷処理を実行する(S51)。一方で、MFPは、画像形成ジョブに係る認証の成否に関わらずサーバ記憶処理を実行する。これにより、MFPは、認証が実行される前にサーバ記憶処理を先行して実行し、画像形成ジョブに関わる処理負荷を認証の前後に分散できる。【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザの認証、及び複数種類の出力処理を実行する画像形成装置、その画像形成装置の制御方法、プログラム、及び画像形成システムに関するものである。
従来、パスワードを設定された印刷データを受信した場合に、受信した印刷データをすぐに実行せずに蓄積する画像形成装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載された画像形成装置は、パスワードによる認証を実行し、認証が成立した後で蓄積していた印刷データを印刷する。
特開2014-159123号公報
ところで、画像形成装置の中には、印刷処理の他に、FAX送信処理など、複数種類の出力処理が可能な装置がある。この場合、画像形成装置は、1つの印刷データに基づいて複数種類の出力処理を実行できる。しかしながら、認証が成立したことを契機として複数種類の出力処理をまとめて実行すると、処理負荷が集中して全ての出力処理を完了させるのに必要な時間が長くなる虞がある。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、認証成立後から出力処理を完了させるのに必要な時間を短縮できる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び画像形成システムを提供することを目的とする。
本願に係る画像形成装置は、通信部と、記憶部と、制御部と、シートに画像を形成する画像形成部と、を備え、前記制御部は、前記通信部に画像形成ジョブを受信させ、前記画像形成ジョブを前記記憶部に記憶する記憶処理と、前記記憶処理により前記記憶部に記憶した前記画像形成ジョブに係る認証が成立するか否かを判断する第1判断処理と、前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成ジョブに係る画像を前記シートに形成する処理を前記画像形成部に実行させる画像形成処理と、前記認証が成立するか否かの判断に関わらず、前記画像形成ジョブに係る画像データを前記通信部から転送する第1転送処理と、を実行する。
また、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実施可能である。例えば、上記した画像形成装置としての実施だけでなく、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び画像形成システムとして実施しても有益である。
これによれば、画像形成ジョブに基づいて、画像をシートに形成する画像形成処理と、画像データを転送する第1転送処理の2つの出力処理を実行する。画像形成装置は、画像形成ジョブに係る認証が成立すると画像形成処理を実行する。また、画像形成装置は、画像形成ジョブに係る認証の成否に関わらず第1転送処理を実行する。画像形成装置は、認証が実行される前に第1転送処理を先行して実行できる。これにより、画像形成ジョブに関わる処理負荷を認証の前後に分散でき、認証の成立を契機として第1転送処理及び画像形成処理の両方を実行する場合に比べて出力処理が集中することを抑制できる。従って、認証成立後から画像形成処理(出力処理)を完了させるのに必要な時間を短縮できる。
本願に係る画像形成装置等によれば、認証成立後から出力処理を完了させるのに必要な時間を短縮できる。
本実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 認証DBに記憶されるデータを示す図である。 ユーザによる操作と、MFPによる処理を並列に図示したアクティビティ図である。 データ受信処理の内容を示すフローチャートである。 アイドル中出力処理の内容を示すフローチャートである。 ログイン時出力処理の内容を示すフローチャートである。 アイドル状態へ移行できなかった場合におけるユーザによる操作と、MFPによる処理を並列に図示したアクティビティ図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。 別例の各データの生成タイミング及び削除タイミングを示す図である。
以下、本願の画像形成システムを具体化した一実施形態である画像形成システム10について図1を参照しつつ説明する。図1は、画像形成システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成システム10は、MFP(Multi-Function Peripheralの略)1と、ルータ29と、複数のPC41と、メールサーバ43と、ファイルサーバ45とを備えている。
(1.MFPの構成)
MFP1は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能を備える複合機である。図1に示すように、MFP1は、CPU12、RAM13、メモリ15、画像形成部16、画像読取部17、FAX通信部18、ユーザインタフェース20、及びネットワークインタフェース24などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。また、MFP1は、商用電源から電力を供給する電源25を備えている。電源25は、電源コードや電源回路(ブリッジダイオード、平滑化回路など)を備え、商用電源から直流電源を生成し、電源線にてMFP1が備える各部へ電力を供給する。
メモリ15(本願の記憶部の一例)は、例えば、NVRAMなどの不揮発性メモリである。なお、本願の記憶部は、NVRAMに限らず、RAM、ROM、HDD、MFP1に接続された外部記憶装置(USBメモリなど)、あるいはそれらを組み合わせた記憶部でも良い。また、本願の記憶部は、ネットワークインタフェース24を介して接続されるファイルサーバ45等でも良い。また、記憶部は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
また、メモリ15には、制御プログラム71などの各種プログラムが記憶されている。
制御プログラム71は、例えば、MFP1の各部を統括的に制御するプログラムである。
CPU12は、制御プログラム71を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。また、メモリ15には、認証DB(データベースの略)73が記憶されている。認証DB73は、後述するように、例えば、MFP1にログインできるログインユーザのユーザ名、ログイン認証に必要なパスワード、ユーザごとの実行すべき出力処理を関連付けたデータである(図2参照)。なお、以下の説明では、CPU12で制御プログラム71等を実行するMFP1のことを、単に装置名で記載する場合がある。例えば、「MFP1がタッチパネル21に対する操作入力を受け付ける」という記載は、「MFP1がCPU12で制御プログラム71を実行しタッチパネル21を制御することで、タッチパネル21に対する操作入力を受け付ける」ということを意味する場合がある。
画像形成部16は、CPU12の制御に基づいて、シート(紙やOHPなど)に画像を印刷する。画像形成部16は、感光体ドラム161と、感光体ドラム161にトナーを供給するトナーカートリッジ162を有する。感光体ドラム161は、帯電器(図示略)により表面を帯電させられた後、レーザ光を照射されることで露光され静電潜像が形成される。トナーカートリッジ162は、現像ローラ(図示略)に担持させたトナーを、露光した感光体ドラム161上の静電潜像に供給しトナー像を形成する。そして、感光体ドラム161のトナー像がシートに転写され、転写されたシートにトナー像を熱定着させることで、電子写真方式によりシートに画像を印刷する。なお、本願の画像形成部16は、電子写真方式で印刷を行う構成に限らず、他の方式、例えば、インクジェット方式で印刷を行う構成でも良い。
画像読取部17は、不図示の原稿台及びCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等のイメージセンサを備える。画像読取部17は、原稿台に載置された原稿に対してCIS等を移動させ、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。FAX通信部18は、電話回線を介して、他のファクシミリ装置との間でFAXデータの送受信を行う。
ユーザインタフェース20は、タッチパネル21、及びテンキー22などの操作ボタンを有する。タッチパネル21は、例えば、液晶パネル、液晶パネルの背面側から光を照射するLED等の光源、液晶パネルの表面に貼り合わされた接触感知膜等を備えている。ユーザインタフェース20は、CPU12の制御に基づいて、例えば各種の設定画面や装置の動作状態等をタッチパネル21に表示する。また、ユーザインタフェース20は、タッチパネル21やテンキー22に対する操作入力に応じた信号をCPU12へ出力する。なお、本実施形態のMFP1は、表示部と操作部とを兼ねたタッチパネル21を備えているが、特にこれに限らず、表示部とは別に例えばハードウェアキーが操作部として設けられていてもよい。
ネットワークインタフェース24は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースであり、LANケーブル(図示略)を介してルータ29に接続されている。本実施形態のルータ29には、例えば、複数のPC41と、メールサーバ43と、ファイルサーバ45とが接続されている。ユーザは、PC41を操作することで、PC41からMFP1へ画像形成ジョブ75を送信できる。MFP1は、PC41から受信した画像形成ジョブ75に基づいて印刷処理を実行する。なお、MFP1へ画像形成ジョブ75を送信する装置は、PC41に限らず、例えば、MFP1と無線通信が可能な携帯端末でも良い。また、MFP1、PC41、メールサーバ43、ファイルサーバ45を接続するネットワークは、有線LANに限らず、例えば、無線LANあるいはWAN(インターネットを含む)でも良い。また、MFP1とファイルサーバ45等を接続する方法は、LANに限らず、USB規格に準拠した接続でも良い。
また、MFP1は、画像を添付したメールをメールサーバ43へ送信可能となっている。例えば、MFP1は、画像形成ジョブ75に基づいた画像をメールに添付し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に準じた通信により、メールサーバ43へメールを送信する。ユーザは、例えば、PC41を操作してメーラーを起動し、POP(Post Office Protocol)3に準じた通信により、メールサーバ43から画像を添付されたメールを受信する。これにより、MFP1で印刷等した画像をメールで取得することができる。
また、MFP1は、ログ画像77をファイルサーバ45に記憶可能となっている。このログ画像77は、例えば、画像形成部16によって印刷した画像を後から確認するための画像である。ログ画像77は、例えば、印刷した画像の一部を切り出した画像、印刷した画像を縮小した画像、あるいは印刷した画像の解像度を低下させた画像などの印刷画像の概要を示す画像である。例えば、画像形成システム10のシステム管理者は、このログ画像77を後から確認することで、ユーザがどのような画像を印刷したのかを確認できる。
MFP1は、例えば、FTP(File Transfer Protocol)に準拠した通信によりログ画像77をファイルサーバ45へ送信する。ファイルサーバ45には、例えば、ユーザごとに作成されたフォルダが設けられている。MFP1は、例えば、画像形成ジョブ75に設定されたユーザ名85に基づいてファイルサーバ45の記憶先のフォルダを選択しログ画像77を記憶する。これにより、システム管理者は、どのユーザのログ画像77なのかを後から確認できる。なお、ログ画像77とユーザとを関連付ける方法は、上記したフォルダを分ける方法に限らない。例えば、MFP1は、ログ画像77にユーザ名85に関する情報を付加して記憶しても良い。また、ログ画像77の送信方法は、FTPを用いた方法に限らない。例えば、MFP1は、CIFS(Common Internet File System)プロトコルやSMB(Server Message Block)プロトコルに準拠した通信によりログ画像77をファイルサーバ45へ送信しても良い。
次に、メモリ15に記憶された認証DB73について説明する。図2は、認証DB73に記憶されたデータの一例を示している。図2に示すように、認証DB73には、例えば、ユーザ名111、パスワード113、多出力の実行設定114が関連付けられて1つのレコードとして登録されている。本実施形態の認証DB73には、例えば、「inoue」等の4つのユーザ名が登録されている。ユーザ名111及びパスワード113は、例えば、MFP1を管理するシステム管理者によって各ユーザに付与される。各ユーザは、このユーザ名111やパスワード113を用いてMFP1のログイン操作を行う。
また、認証DB73の多出力の実行設定は、画像形成ジョブ75に基づいて実行する出力処理を、画像形成ジョブ75に設定されたユーザ名85ごとに変更する設定である。印刷処理は、画像形成ジョブ75に基づく画像を、画像形成部16に印刷させる出力処理である。FAX送信処理は、画像形成ジョブ75に基づく画像を、FAX通信部18にFAX送信させる出力処理である。サーバ記憶処理は、上記したログ画像77を、ファイルサーバ45に記憶する出力処理である。メール送信処理は、画像形成ジョブ75に基づく画像を添付したメールを、メールサーバ43を介してPC41等に送信する出力処理である。
多出力の実行設定に示す丸印は、そのユーザに許可された出力処理を示し、バツ印は、禁止された出力処理を示している。図2に示す設定例では、MFP1は、例えば、ユーザ名「inoue」を設定された画像形成ジョブ75を受信すると、印刷処理、FAX送信処理、サーバ記憶処理を実行する。システム管理者は、認証DB73の設定値を変更することで、ユーザごとの出力処理の内容を変更できる。なお、認証DB73の変更方法は、特に限定されない。例えば、MFP1においてWEBサーバを構築し、WEBページ上で認証DB73の変更を受け付けても良い。
(2.蓄積印刷機能)
本実施形態のMFP1は、蓄積印刷機能を備えている。蓄積印刷機能がオン設定の場合、MFP1は、画像形成ジョブ75をPC41から受信すると、受信した画像形成ジョブ75を実行せずにメモリ15に蓄積する。MFP1は、例えば、認証DB73に登録されたユーザ名111をタッチパネル21に選択可能に表示する。MFP1は、タッチパネル21により何れかのユーザ名111を選択されると、パスワード113の入力を受け付ける。MFP1は、選択されたユーザ名111と、パスワード113との組み合わせが、認証DB73のものと一致するか否かを判断する。MFP1は、選択されたユーザ名111と、パスワード113との組み合わせが、認証DB73のものと一致すると、認証が成立したと判断しログイン状態となる。画像形成ジョブ75は、例えば、PDL(ページ記述言語)により記載され、PC41のプリンタドライバによってユーザ名85を設定される。MFP1は、認証が成立すると、メモリ15に蓄積している画像形成ジョブ75のうち、ログインユーザのユーザ名111と一致するユーザ名85が設定され画像形成ジョブ75を実行する。なお、メモリ15に蓄積する画像形成ジョブ75や蓄積後に実行する画像形成ジョブ75は、受信時の画像形成ジョブ75のデータと完全に一致するものでなくともよい。例えば、MFP1は、PC41から受信した画像形成ジョブ75のデータの一部を変更、削除、付加したものを蓄積し実行しても良い。また、蓄積印刷機能のオン・オフを設定する方法は、特に限定されない。例えば、MFP1は、蓄積印刷機能を有効にするモードと、無効にするモードとが切り替え可能な構成でも良い。また、例えば、MFP1は、認証DB73の設定値として、認証DB73に登録されているユーザ毎に、蓄積印刷機能のオン・オフを設定できる構成でも良い。これにより、MFP1の管理者等は、蓄積印刷機能のオン・オフをユーザ毎に設定できる。あるいは、画像形成ジョブ75をPC41から送信する際に、PC41のプリンタドライバなどの画像形成ジョブ75を送信するソフト上で、蓄積印刷機能のオン・オフを設定しても良い。これにより、ユーザ側で蓄積印刷機能のオン・オフを設定できる。
また、MFP1は、画像形成ジョブ75を実行する際、認証DB73の多出力の実行設定に設定されたユーザごとの出力処理を実行する。また、蓄積印刷機能がオフ設定の場合、MFP1は、例えば、受信した画像形成ジョブ75を蓄積せずに、その画像形成ジョブ75に設定されたユーザ名85と一致するユーザ名111を認証DB73から検索し、ユーザ名111と関連付けられた出力処理を実行する。
(3.MFP1の処理)
次に、MFP1による処理の一例について、図3~図7を用いて説明する。図3は、ユーザによる操作と、MFP1による処理を並列に図示したアクティビティ図である。図3の左側の枠は、ユーザによる操作を示している。図3の右側の枠は、MFP1による処理を示している。本実施形態のMFP1は、上記したように蓄積印刷機能がオン設定となっている場合、受信した画像形成ジョブ75をメモリ15に蓄積する。また、MFP1は、認証DB73に設定された各ユーザの出力設定に応じて印刷処理、FAX送信処理、サーバ記憶処理、メール送信処理などの出力処理を実行する。以下の説明では、一例として、印刷処理、FAX送信処理、サーバ記憶処理の3つの出力処理の実行を認証DB73に設定されたユーザの画像形成ジョブ75を実行する場合について説明する。なお、本明細書のアクティビティ図やフローチャートは、基本的に、プログラム(制御プログラム71など)に記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。即ち、以下の説明における「判断」、「受信」、「記憶」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、ハードウェア制御も含む。このため、以下の説明では、処理の主体を、単にCPU12と記載する場合がある。
まず、図3のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、ユーザは、例えば、複数のPC41の何れかを操作し、PC41からMFP1へ画像形成ジョブ75を送信する。MFP1のCPU12は、PC41から画像形成ジョブ75を受信する(S13)。CPU12は、受信した画像形成ジョブ75をメモリ15に記憶する(S13)。
(4.データ受信処理)
図4は、画像形成ジョブ75を受信した際にCPU12によって実行されるデータ受信処理の内容を示している。MFP1は、例えば、電源を投入され制御プログラム71をCPU12で実行しシステムを起動した後、図1に示すデータ受信処理を開始する。図4のS15において、CPU12は、画像形成ジョブ75の受信の有無を判断する。CPU12は、PC41から画像形成ジョブ75を受信するまでの間、S15の判断処理を繰り返し実行する(S15:NO)。
CPU12は、PC41から画像形成ジョブ75を受信すると(S15:YES)、画像形成ジョブ75を中間データに変換する(S17)。CPU12は、例えば、ページ記述言語(PDL)で記述された画像形成ジョブ75の画像データを、ビットマップ形式の画像データに変換するラスタライズを実行し、ビットマップ形式の画像データを含むデータを中間データの画像形成ジョブ75として生成する(S17)。CPU12は、ビットマップデータに生成する際に、元データであるPDL形式の画像形成ジョブ75をメモリ15から削除し、メモリ15の記憶領域を開放する。
次に、CPU12は、蓄積印刷機能がオン設定になっているか否かを判断する(S19)。CPU12は、蓄積印刷機能がオン設定であると判断すると(S19:YES)、ビットマップデータを含む画像形成ジョブ75をメモリ15に記憶し(S21)、図4に示すデータ受信処理を終了する。
一方、CPU12は、蓄積印刷機能がオフ設定であると判断すると(S19:NO)、画像形成ジョブ75を実行する(S23)。CPU12は、画像形成ジョブ75に設定されたユーザ名85に対応するユーザ名111の出力設定を認証DB73から検索する。例えば、認証DB73のユーザ名111に関連付けられた出力設定として、印刷処理、FAX送信処理、サーバ記憶処理の3つの出力処理が設定されている場合、CPU12は、3つの出力処理を実行する。CPU12は、3つの出力処理を並列に実行しても良く、あるいは順番に1つずつ実行しても良い。CPU12は、S17で生成した中間データ(ビットマップデータを含む画像形成ジョブ75)から各出力処理に必要なデータを生成し、出力を行う。CPU12は、画像形成ジョブ75の実行が完了すると、図4に示すデータ受信処理を終了する。なお、3つの出力処理におけるデータ変換等の詳細については後述する。
(5.アイドル中出力処理)
次に、CPU12によってアイドル中に実行されるアイドル中出力処理について、図5を参照しつつ説明する。ここで、本実施形態のMFP1は、画像形成ジョブ75を受信すると、その画像形成ジョブ75に係わる出力処理のうち、例えば、サーバ記憶処理をアイドル中に実行する。また、MFP1は、残りの出力処理(印刷処理やFAX送信処理など)を、ユーザによるログインに合わせて実行する。ここでいうアイドル中とは、例えば、他の画像形成ジョブ75に基づく印刷処理等やタッチパネル21の操作入力に基づくコピー等を実行していない待機状態である。
まず、図5のS25において、CPU12は、例えば、実行中の画像形成ジョブ75がなくなり一定時間が経過するとアイドル状態へ移行しアイドル中となる。次に、CPU12は、メモリ15に蓄積している画像形成ジョブ75があるか否かを判断する(S27)。CPU12は、蓄積中の画像形成ジョブ75がないと判断すると(S27:NO)、図5に示すアイドル中出力処理を終了する。
一方、CPU12は、蓄積中の画像形成ジョブ75があると判断すると(S27:YES)、その蓄積中の画像形成ジョブ75が多出力を必要とする画像形成ジョブ75であるか否かを判断する(S29)。CPU12は、例えば、蓄積中の画像形成ジョブ75のユーザ名85と一致するユーザ名111を認証DB73(図2参照)から検索し、そのユーザ名111と関連付けられた出力処理が複数種類であるか判断する。CPU12は、1つの出力処理しか関連付けられていなかった場合や、一致するユーザ名111を認証DB73から見つけることができなかった場合、多出力を必要とする画像形成ジョブ75ではないと判断し(S29:NO)、図5に示すアイドル中出力処理を終了する。
また、CPU12は、複数種類の出力処理が関連付けられている場合、多出力を必要とする画像形成ジョブ75であると判断し(S29:YES)、S31を実行する。S31において、CPU12は、S29で検出した複数の出力処理のうち、アイドル中に実行可能な出力処理があるか否かを判断する。アイドル中に実行する出力処理の種類については、例えば、システム管理者によって認証DB73に設定される。あるいは、画像形成ジョブ75を送信するユーザが、プリンタドライバの設定画面等で、アイドル中に実行する出力処理の種類を設定しても良い。アイドル中に実行する出力処理の種類は、特に限定されないが、例えば、必要なセキュリティレベル等を基準として設定される。具体的には、印刷処理は、ユーザによるログイン前に実行すると、ユーザがMFP1に到着する前に印刷物がMFP1の排紙トレイに排出された状態となり、他のユーザによる印刷物の持ち去り等が発生する虞がある。このため、より高いセキュリティレベルを要求する場合、印刷処理は、アイドル中に実行しないことが好ましい。また、FAX送信処理は、送信先のFAX機へ画像データを一度送信すると、送信済みの画像データを後から削除することが難しい。一方、後述するように、蓄積された画像形成ジョブ75の実行は、中断される可能性がある(図6のS53:NO)。ユーザは、画像形成ジョブ75の実行を中断する場合、その画像形成ジョブ75に関連する全ての出力処理の中断を望む可能性が高い。このため、FAX送信処理は、アイドル中に実行しないことが好ましい。
また、サーバ記憶処理は、例えば、各ユーザの出力内容を確認等するために、出力内容をログ画像77としてファイルサーバ45に記憶しておく処理である。ファイルサーバ45に記憶したログ画像77は、例えば、システム管理者によって管理されており、他のユーザに見られる可能性が低い。また、仮に、ログイン前に先行してサーバ記憶処理を実行したとしても、画像形成ジョブ75の中断に応じてファイルサーバ45に記憶したログ画像77を削除することが可能である。このため、サーバ記憶処理は、アイドル中に実行することができる。なお、ファイルサーバ45に記憶したログ画像77を削除する方法は、特に限定されない。例えば、CPU12は、削除を指示するFTPコマンドなどの削除要求をファイルサーバ45に送信する。ファイルサーバ45は、削除要求の受信に応じてログ画像77を別のデータで上書きし消去する。あるいは、ファイルサーバ45は、ログ画像77としては記憶されているものの、ログ画像77を外部から読み出せないように管理ファイルのアドレス情報を変更しても良い。
また、メール送信処理は、メールサーバ43に送信した画像データを他のユーザに見られる可能性が低い。また、メールサーバ43からユーザのメーラーにメールを送信する前にメールサーバ43に記憶されたメールを削除できれば、ログイン後の画像形成ジョブ75の中断に合わせてメールサーバ43上のメール(画像データ)を削除できる。このため、メールサーバ43に送信済のメールを、メーラーに配信する前に削除等できる場合、メール送信処理は、アイドル中に実行することができる。
図5に戻り、S31において、CPU12は、例えば、S29で検出した複数の出力処理の中にサーバ記憶処理が含まれている場合、アイドル中に実行可能な出力処理があると判断する(S31:YES)。CPU12は、S33以降においてサーバ記憶処理を開始する。一方、CPU12は、S29で検出した複数の出力処理の中にサーバ記憶処理が含まれている場合、アイドル中に実行可能な出力処理がないと判断し(S31:NO)、図5に示すアイドル中出力処理を終了する。
S33において、CPU12は、図4のS17で生成したビットマップデータ(中間データ)からサーバ記憶処理に必要なデータを生成する。具体的には、例えば、CPU12は、ビットマップデータからJPEG形式の画像データをログ画像77として生成する。
なお、ファイルサーバ45に記憶するログ画像77の形式はJPEG形式に限らず、例えば、TIFF形式でも良い。
CPU12は、S33でJPEG形式のログ画像77を生成すると、生成したログ画像77をファイルサーバ45へ送信し記憶する(S35)。次に、CPU12は、ログ画像77をファイルサーバ45へ記憶することに成功したか否かを判断する(S37)。CPU12は、例えば、ファイルサーバ45からログ画像77の記憶に成功したことを示す応答を受信すると、記憶に成功したと判断する(S37:YES)。CPU12は、ログ画像77の記憶に成功すると(S37:YES)、ログ画像77をメモリ15から削除し、メモリ15の記憶領域を開放する。CPU12は、図5に示すアイドル中出力処理を終了する。なお、CPU12は、複数の画像形成ジョブ75がメモリ15に蓄積されている場合、各画像形成ジョブ75についてS29からの処理を実行しても良い。
一方、CPU12は、例えば、ファイルサーバ45との通信にエラーが発生しログ画像77を送信できなかった場合、ログ画像77の記憶に失敗したと判断する(S37:NO)。あるいは、CPU12は、例えば、PC41から画像形成ジョブ75の実行を中断する指示を受け付けてログ画像77の送信を中断した場合、ログ画像77の記憶に失敗したと判断する(S37:NO)。CPU12は、ログ画像77の記憶に失敗したと判断すると(S37:NO)、S39を実行する。
S39において、CPU12は、ログ画像77の記憶に失敗した画像形成ジョブ75をメモリ15から削除する指示がなされているか否かを判断する。ログ画像77の記憶に失敗した画像形成ジョブ75に係わる他の出力処理(印刷処理やFAX送信処理)を実行すると、ログ画像77を残せなかった画像が印刷等される。この場合、システム管理者は、ユーザが印刷等した画像を後から確認しようとしてもログ画像77が記憶されていないため確認が難しくなる。従って、セキュリティレベルの低下を招く虞がある。このため、サーバ記憶処理に失敗した場合に、失敗した画像形成ジョブ75を削除する必要が生じる。
画像形成ジョブ75を削除するか否かの指示は、例えば、認証DB73に指示用の設定値を設け、設定値を変更することで指示しても良い。あるいは、例えば、CPU12は、S39において、サーバ記憶処理に失敗したことをシステム管理者へ通知し、システム管理者から画像形成ジョブ75を削除すべきか否かの指示を受付けても良い。
S39において、CPU12は、サーバ記憶処理に失敗した画像形成ジョブ75を削除する指示があると判断すると(S39:YES)、サーバ記憶処理に失敗した画像形成ジョブ75をメモリ15から削除する(S41)。CPU12は、画像形成ジョブ75を削除すると(S41)、図5に示すアイドル中出力処理を終了する。この場合、ログイン操作をユーザが実行したとしても、画像形成ジョブ75が既に削除されているため、CPU12は、後述するログインの成功に応じた印刷処理等を実行しない。
また、S39において、CPU12は、画像形成ジョブ75を削除する指示がないと判断すると(S39:NO)、画像形成ジョブ75を削除せずに図5に示すアイドル中出力処理を終了する。この場合、CPU12は、ログインの成功に応じた印刷処理等を実行する。なお、CPU12は、アイドル中やログイン後にサーバ記憶処理を再度実行しても良い。
また、上記した説明では、アイドル中であるか否かの基準として、他の画像形成ジョブ75に基づく印刷処理等やタッチパネル21の操作入力に基づくコピー等を実行していない待機状態を基準としたがこれに限らない。例えば、アイドル中とは、処理負荷に余裕のある状態でも良い。例えば、アイドル中とは、サーバ記憶処理を実行したとしても、CPU12で実行されている他の処理に影響を与えない程度にCPU12の処理負荷が低い状態でも良い。例えば、CPU12は、2つの画像形成ジョブ75を連続で受信した場合、2番目に受信した画像形成ジョブ75のデータ受信処理(図4)中の処理負荷が低ければ、先に受信した画像形成ジョブ75のアイドル中出力処理(図5)を並列に実行しても良い。また、CPU12は、ログイン操作により認証が成立しログインされると、アイドル状態からログイン状態へ遷移しても良い。
(6.ログイン出力処理)
次に、ログインの成功に応じて実行されるログイン出力処理について、図6を参照しつつ説明する。MFP1は、例えば、電源を投入され制御プログラム71をCPU12で実行しシステムを起動した後、図6に示すログイン出力処理を開始する。図6のS45において、CPU12は、ユーザによるログインが成功したか否かを判断する。ユーザは、例えば、PC41から画像形成ジョブ75を送信した後、MFP1の前まで移動しタッチパネル21を操作しログイン操作を行う(図3のS43)。CPU12は、タッチパネル21で選択されたユーザ名111と、タッチパネル21を介して入力されたパスワード113の組み合わせが正しいか否かを、認証DB73を用いて判断する(S45)。CPU12は、ユーザ名111とパスワード113との組み合わせが認証DB73のものと一致すると、ログインがあったと判断し(S45:YES)、ログイン状態となる。一方、CPU12は、ログインの成功があるまで(S45:NO)、S45の処理を繰り返し実行する。
ログイン状態へ移行すると、CPU12は、蓄積中の画像形成ジョブ75があるか否かを判断する(S47)。CPU12は、ログインの成功に応じて、ログインユーザのユーザ名111と一致するユーザ名85が設定された画像形成ジョブ75を実行する。このため、S47において、ログインユーザのユーザ名111と一致するユーザ名85の画像形成ジョブ75が蓄積されている場合、CPU12は、蓄積中の画像形成ジョブ75があると判断する(S47:YES)。CPU12は、蓄積中の画像形成ジョブ75があると判断すると(S47:YES)、蓄積中の画像形成ジョブ75を出力するのに必要なデータを生成する(S49)。また、CPU12は、蓄積中の画像形成ジョブ75がないと判断すると(S47:NO)、図6に示すログイン出力処理を終了する。
S49において、例えば、CPU12は、画像形成ジョブ75に基づいて印刷処理を実行する場合、印刷処理に用いる印刷データ(図3中のPrintData)を中間データ(ビットマップデータ)から生成する(S49)。印刷データは、例えば、ランレングス圧縮方式などにより圧縮して生成されるものである。また、例えば、CPU12は、画像形成ジョブ75に基づいてFAX送信処理を実行する場合、FAX送信処理用のデータ(図3中のFAXデータ)としてJBIG方式のデータを中間データから生成する(S49)。なお、印刷処理用のデータの形式は、ランレングス圧縮方式のデータに限らない。また、FAX送信処理用のデータの形式は、JBIG方式のデータに限らず、例えば、MMR、MR、MHなどの他の符号化形式で変換したデータでも良い。また、CPU12は、出力用のデータを中間データ(ビットマップデータ)から生成しなくとも良い。例えば、CPU12は、印刷処理用の印刷データから、FAX送信処理のJBIG方式のデータを生成しても良い。
CPU12は、S49において出力用のデータを生成すると、出力処理を実行する(S51)。CPU12は、S51の出力処理を実行した後、出力処理に成功したか否かを判断する(S53)。例えば、印刷処理の場合、CPU12は、全ての画像の印刷を正常に終了した場合、出力処理に成功したと判断する(S53:YES)。また、例えば、FAX送信処理の場合、CPU12は、送信先のFAX機から画像データの受信完了の通知を受信すると、出力処理に成功したと判断する(S53:YES)。
CPU12は、出力処理に成功したと判断すると(S53:YES)、出力処理に用いたデータ(印刷データやJBIGデータ)をメモリ15から削除し、メモリ15の記憶領域を開放する。また、CPU12は、出力処理に成功したと判断すると(S53:YES)、全ての出力処理が完了したか否かを判断する(S55)。CPU12は、全ての出力処理が完了していないと判断すると(S55:NO)、S49からの処理を再度実行する。例えば、CPU12は、1回目のS51で印刷処理を実行した後、2回目のS51でFAX送信処理を実行する。また、CPU12は、ログインユーザのユーザ名111と一致するユーザ名85の画像形成ジョブ75が複数蓄積されている場合、各画像形成ジョブ75についてS49以降の処理を実行する。なお、CPU12は、印刷処理とFAX送信処理を並列に実行しても良い。
また、CPU12は、全ての出力処理が完了したと判断すると(S55:YES)、出力処理に用いたデータ(印刷データやJBIGデータ)をメモリ15から削除し、メモリ15の記憶領域を開放する。また、CPU12は、図6に示すログイン出力処理を終了する。これにより、ログイン前のアイドル中にサーバ記憶処理を実行しておき、ログインに合わせて印刷処理及びFAX送信処理を実行できる。
一方、CPU12は、S53において、出力処理に失敗したと判断すると(S53:NO)、画像形成ジョブ75の実行を中断する。例えば、CPU12は、印刷処理においてエラー(シート不足やトナー切れ)が発生した場合、FAX送信処理においてエラー(送信エラーなど)が発生した場合、出力処理に失敗したと判断し(S53:NO)、画像形成ジョブ75の実行を中断する。あるいは、CPU12は、例えば、画像形成ジョブ75の実行の中断を示す指示をタッチパネル21等で受け付けると、出力処理に失敗したと判断し(S53:NO)、画像形成ジョブ75の実行を中断する。CPU12は、出力処理に失敗したと判断すると(S53:NO)、出力処理に失敗した画像形成ジョブ75のログ画像77がファイルサーバ45に記憶されているか否かを判定する(S57)。上記した図5のアイドル中出力処理において、ログイン操作に先立ってログ画像77をファイルサーバ45に記憶した場合、この時点でファイルサーバ45にログ画像77が記憶されている状態となる。なお、CPU12は、出力処理に失敗したと判断し(S53:NO)、画像形成ジョブ75の実行を中断する場合、画像形成ジョブ75を中断することを報知しても良い。例えば、CPU12は、タッチパネル21やシステム管理者のPC41へ画像形成ジョブ75の中断を報知しても良い。
CPU12は、ファイルサーバ45にログ画像77が記憶されていないと判断すると(S57:NO)、図6に示すログイン出力処理を終了する。この場合、出力に失敗した画像形成ジョブ75が蓄積されたままとなる。このため、例えば、シート不足やトナー切れによって印刷出来なかった場合、CPU12は、シートやトナーの補充を要求する表示をタッチパネル21に表示する。そして、CPU12は、シートやトナーの補充を検出すると、失敗した印刷処理を再度実行しても良い。あるいは、例えば、電話回線の混雑によってFAX送信に失敗した場合、CPU12は、一定時間だけ経過してから、失敗したFAX送信処理を再度実行しても良い。
また、S57において、CPU12は、ファイルサーバ45にログ画像77が記憶されていると判断すると(S57:YES)、ファイルサーバ45のログ画像77を削除する指示があるか否かを判断する(S59)。ログ画像77の削除を指示する方法は、特に限定されない。例えば、ログ画像77を削除する指示を示す設定値がメモリ15に記憶されている場合、CPU12は、ファイルサーバ45のログ画像77を消去する指示があると判断する(S59:YES)。あるいは、CPU12は、ログ画像77を削除すべきか否かの指示を受付ける画面をタッチパネル21に表示しても良い。そして、CPU12は、削除しても良い旨の操作入力をタッチパネル21で受け付けると、ファイルサーバ45のログ画像77を消去する指示があると判断しても良い(S59:YES)。
CPU12は、ログ画像77を消去する指示があると判断すると(S59:YES)、ファイルサーバ45に記憶したログ画像77を消去する(S61)。CPU12は、例えば、ファイルサーバ45へ削除要求のFTPコマンドを送信し、ログ画像77を削除する。また、MFP1は、ログ画像77を削除する指示の設定に加え、印刷処理等に失敗した画像形成ジョブ75をメモリ15から削除する指示を設定可能となっている。例えば、CPU12は、ログ画像77を削除する設定がされた場合、自動的に画像形成ジョブ75を削除する設定となっている。このため、CPU12は、上記したログ画像77を消去する指示があると判断した場合(S59:YES)、印刷処理等に失敗した画像形成ジョブ75をメモリ15から削除する(S61)。これにより、印刷処理等に失敗し、ログ画像77も消去した画像形成ジョブ75をメモリ15から削除して中断できる。
なお、MFP1は、ログ画像77の削除指示と、画像形成ジョブ75の削除指示を個別に設定可能な構成でも良い。例えば、CPU12は、ログ画像77の削除指示と、画像形成ジョブ75の削除指示を受付ける画面をタッチパネル21に表示して個別の設定を受け付けても良い。CPU12は、例えば、S57においてログ画像77が記憶されていると判断した後(S57:YES)、ログ画像77の削除指示の有無と、画像形成ジョブ75の削除指示の有無を個別に判断しても良い。そして、CPU12は、各判断結果に応じてログ画像77や画像形成ジョブ75を削除しても良い。CPU12は、S61を実行すると、図6に示すログイン出力処理を終了する。
一方、CPU12は、ログ画像77を消去する指示がないと判断すると(S59:NO)、S55を実行する。この場合、CPU12は、実行中の画像形成ジョブ75に係わる出力処理(印刷処理やFAX送信処理)を全て完了するまで、S49からの処理を繰り返し実行する。
(7.アイドル中の出力をしない場合)
上記した実施例では、ログイン前にアイドル状態へ移行し、アイドル中にサーバ記憶処理を実行した。しかしながら、MFP1の状態によっては、ユーザによってログイン操作がなされるまでの間にアイドル状態へ移行しない可能性がある。この場合、CPU12は、ログイン前にサーバ記憶処理を実行できない。そこで、CPU12は、ログイン後にサーバ記憶処理を実行する。図7は、アイドル状態へ移行できなかった場合のアクティビティ図を示している。なお、以下の説明では、上記した図3~図6と同様の処理については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
図7に示すように、CPU12は、PC41から画像形成ジョブ75を受信すると、データ受信処理(図4参照)を実行し、画像形成ジョブ75から中間データを生成する(S17)。そして、例えば、他の画像形成ジョブ75等を実行しておりCPU12の処理負荷が高い状態が継続すると、アイドル状態へ移行できない状態が継続する。その結果、サーバ記憶処理の実行前にログイン操作が行われる(S43,S45)。この場合、CPU12は、例えば、ログインの成功に応じて、例えば、印刷処理、FAX送信処理に加え、事前に実行できなかったサーバ記憶処理を並列に実行する(S49、S51)。図3の場合に比べて処理負荷が集中するものの、CPU12は、画像形成ジョブ75に関連付けられた全ての出力処理をログインに合わせて実行できる。なお、CPU12は、出力処理を並列に実行せず、印刷処理、FAX送信処理、サーバ記憶処理を順番に実行しても良い。
(8.各データの生成タイミングと削除タイミング)
次に、各データの生成タイミング及び削除タイミングについて説明する。上記したように、CPU12は、画像形成ジョブ75を受信した段階で中間データ(ビットマップデータ)を生成した(図4のS17)。また、サーバ記憶処理、印刷処理、FAX送信処理等の出力処理をそれぞれ実行する前に必要なデータを生成した(図5のS33、図6のS49)。そして、各出力処理が正常に終了すると使用したデータをメモリ15から削除した。しなしながら、各データの生成タイミングや削除タイミングは、上記したタイミングに限らない。
図8~図11は、別例における各データの生成タイミング及び削除タイミングを示している。図8~図11において、実線で示す四角は、各フェーズにおいて四角内のデータの生成が完了していることを示している。また、破線で示す四角は、各フェーズにおいて四角内のデータの生成が未完了であることを示している。また、バツ印は、削除したデータを示している。図8~図11に示す例では、上記した実施形態とは異なり、予め必要なデータを全て生成する。
図8に示すフェーズ101は、画像形成ジョブ75を受信したタイミングで行う処理を示している。図8に示すように、CPU12は、PC41からPLDで記述された画像形成ジョブ75を受信しメモリ15に記憶する。この段階では破線で示す中間データ(ビットマップデータ)等は生成しない。
次に、図9に示すフェーズ102,103は、画像形成ジョブ75を受信した後、CPU12によって実行される画像データの変換処理を示している。CPU12は、例えば、画像形成ジョブ75の受信直後にフェーズ102,103の処理を実行する。あるいは、CPU12は、画像形成ジョブ75を受信した後、処理負荷が軽くなったタイミングでフェーズ102,103の処理を実行する。CPU12は、メモリ15に記憶した画像形成ジョブ75に含まれる画像データ(以下、PDLデータという)からビットマップデータ(中間データ)を生成し、不要となったPDLデータをメモリ15から削除する(フェーズ102)。CPU12は、画像形成ジョブ75のユーザ名85と一致するユーザ名111に関連付けられた出力処理を認証DB73で判断し、実行する予定の出力処理に必要なデータを生成する。例えば、CPU12は、ビットマップデータからサーバ記憶処理用のJPEGデータ(ログ画像77)、印刷処理用の印刷データ、FAX送信処理用のJBIGデータをそれぞれ生成する。CPU12は、各出力処理用のデータを生成すると、ビットマップデータをメモリ15から削除する(フェーズ103)。CPU12は、例えば、図4のS17においてフェーズ102,103の処理を実行する。あるいは、CPU12は、図5のS33においてフェーズ102,103の処理を実行しても良い。
図10に示すフェーズ104,105は、アイドル中のサーバ記憶処理を示している。
CPU12は、フェーズ102で生成したJPEGデータを用いてサーバ記憶処理を実行する(フェーズ104)。CPU12は、JPEGデータの記憶に成功すると(図5のS37:YES)、サーバ記憶処理に用いたJPEGデータを削除する(フェーズ105)。この間、印刷データ及びJBIGデータは、メモリ15に記憶されたままとなる。
図11に示すフェーズ106,107は、ログインに伴う印刷処理及びFAX送信処理を示している。上記したように、ログイン操作が行われる段階では、印刷データ及びJBIGデータは、メモリ15内に記憶されている。CPU12は、印刷データをメモリ15から読み出して印刷処理を実行し、JBIGデータをメモリ15から読み出してFAX送信処理を実行する(フェーズ106)。CPU12は、印刷処理等を完了させると、印刷データ及びJBIGデータをメモリ15から削除する(フェーズ107)。CPU12は、例えば、図6のS53において、各出力処理に成功すると、その出力処理に用いたデータを削除する。上記した図8~図11に示す処理手順では、出力処理用のデータ(JPEGデータ、印刷データ、JBIGデータ)を予め生成する。このため、メモリ15の使用量が増大する一方で、出力処理用のデータを予め生成しておくことで、ログイン後に印刷処理、FAX送信処理を迅速に開始できる。従って、例えば、メモリ15の記憶容量が大きく、処理速度を速めたい場合に有効な処理手順となる。
次に、別の処理手順を説明する。図12~図15は、別例における各データの生成タイミング及び削除タイミングを示している。図12~図15に示す処理手順では、出力処理を実行する直前で画像形成ジョブ75(PDLデータ)から各データを生成する。なお、以下の説明では、上記した図8~図11と同様の処理については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
図12に示すフェーズ121は、画像形成ジョブ75を受信したタイミングで行う処理を示している。CPU12は、図8と同様に、PC41からPLDで記述された画像形成ジョブ75を受信しメモリ15に記憶する(フェーズ121)。この段階では、CPU12は、ビットマップデータ等を生成しない。また、図13のフェーズ122に示すように、CPU12は、図9とは異なり、画像形成ジョブ75の受信後の処理としてビットマップデータ等を生成しない。一般的にPDLデータは、ビットマップデータ等に比べてデータ量が小さい。このため、PDLデータのままメモリ15に記憶することで、メモリ15の使用量を減らすことができる。
図14に示すフェーズ123,124は、アイドル中のサーバ記憶処理を示している。
CPU12は、メモリ15に記憶したPDLデータからビットマップデータを生成し、ビットマップデータからJPEGデータを生成し、サーバ記憶処理を実行する(フェーズ123)。CPU12は、ログ画像77をファイルサーバ45へ記憶することに成功すると、JPEGデータだけでなく、ビットマップデータも削除する(フェーズ124)。これにより、ビットマップデータをメモリ15から削除することで、換言すれば、メモリ15内にPDLデータのみを残すことで、メモリ15の記憶領域を可能な限り開放できる。
図15に示すフェーズ125,126は、ログインに伴う印刷処理及びFAX送信処理を示している。上記したように、ログイン操作が行われる段階では、PDLデータのみがメモリ15に記憶されている。従って、CPU12は、PDLデータからビットマップデータを生成し、ビットマップデータから印刷データ及びJPEGデータを生成する(フェーズ125)。そして、CPU12は、生成したデータを用いて印刷処理及びFAX送信処理を実行する(フェーズ125)。CPU12は、印刷処理等が正常に終了すると、ビットマップデータ、印刷データ、及びJBIGデータをメモリ15から削除する(フェーズ126)。図12~図15に示す処理手順では、可能な限りデータ量の小さいPDLデータのみをメモリ15に記憶することで、メモリ15の使用量を減らすことができる。これにより、メモリ不足が発生するのを抑制できる。一方で、各出力処理を実行する直前でPDLデータから各データを生成する必要があるため、出力処理の開始が遅れる虞がある。従って、例えば、メモリ15の記憶領域が小さく、空き容量が不足するのを確実に抑制したい場合に有効な処理手順となる。
なお、CPU12は、上記実施形態の処理手順、図8~図11に示す処理手順、図12~図15に示す処理手順を組み合わせて実行しても良い。例えば、CPU12は、画像形成ジョブ75の受信時における空き容量に応じて使用する処理手順を変更しても良い。CPU12は、画像形成ジョブ75の受信時に空き容量が多い場合には図8~図11に示す処理を実行し、空き容量が少ない場合には図12~図15に示す処理を実行しても良い。
あるいは、CPU12は、使用する処理手順の選択を、タッチパネル21で受付けても良い。
因みに、MFP1は、画像形成装置の一例である。CPU12は、制御部の一例である。メモリ15は、記憶部の一例である。ネットワークインタフェース24は、通信部の一例である。ファイルサーバ45は、外部装置の一例である。ログ画像77は、画像データの一例である。
(9.効果)
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のMFP1は、ネットワークインタフェース24(通信部の一例)と、メモリ15(記憶部の一例)と、CPU12(制御部の一例)と、シートに画像を印刷する画像形成部16と、を備える。MFP1のCPU12は、ネットワークインタフェース24に画像形成ジョブ75を受信させ、画像形成ジョブ75をメモリ15に記憶する記憶処理(S13)と、記憶処理によりメモリ15に記憶した画像形成ジョブ75に係る認証が成立するか否かを判断する第1判断処理(S45)と、第1判断処理において認証が成立すると判断したことを契機に、画像形成ジョブ75に係る画像をシートに印刷する処理を画像形成部16に実行させる印刷処理(S51:画像形成処理の一例)と、認証が成立するか否かの判断に関わらず、画像形成ジョブ75に係るログ画像77(画像データの一例)をネットワークインタフェース24から転送するサーバ記憶処理(S35:第1転送処理の一例)と、を実行する。
これによれば、MFP1は、画像形成ジョブ75に基づいて、印刷処理(S51)と、サーバ記憶処理(S35)の2つの出力処理を実行する。MFP1のCPU12は、画像形成ジョブ75に係る認証が成立すると(S45:YES)、印刷処理を実行する(S51)。また、CPU12は、画像形成ジョブ75に係る認証の成否に関わらずサーバ記憶処理を実行する(S35)。CPU12は、認証が実行される前にサーバ記憶処理を先行して実行できる。これにより、画像形成ジョブ75に関わる処理負荷を認証の前後に分散でき、認証の成立を契機としてサーバ記憶処理及び印刷処理の両方を実行する場合に比べて出力処理が集中することを抑制できる。従って、認証成立後から印刷処理(出力処理の一例)を完了させるのに必要な時間を短縮できる。また、認証成立後に印刷処理を実行するため、認証前に印刷処理を実行する場合に比べて、印刷物が他のユーザの目に触れる可能性を低くできる。このため、印刷に関わるセキュリティレベルを向上できる。
(2)また、S35のサーバ記憶処理(第1転送処理の一例)は、ログ画像77をネットワークインタフェース24からファイルサーバ45へ転送する処理であり、且つファイルサーバ45へ削除要求を送信することでファイルサーバ45に転送済みのログ画像77を削除可能なプロトコルに準拠した転送方式により、ログ画像77をファイルサーバ45へ転送する処理である。
例えば、サーバ記憶処理を先に実行した後、印刷処理を実行する際に画像形成ジョブ75の中断が行われる可能性がある。この場合、画像形成ジョブ75の中断に合わせてサーバ記憶処理を取り消したい場合がある。これに対し、上記したプロトコルに準拠した転送方式であれば、画像形成ジョブ75の中断に応じてファイルサーバ45へ削除要求を送信しファイルサーバ45に転送済みのログ画像77を削除できる。
(3)また、CPU12は、画像形成ジョブ75に係る画像を、ファクシミリ及び電子メールのうち、少なくとも一方の形式で転送する第2転送処理(FAX送信処理、メール送信処理)を実行可能である。CPU12は、第1判断処理において認証が成立すると判断したことを契機に(S45:YES)、印刷処理と、FAX送信処理等とを実行する(S51)。
例えば、ファクシミリや電子メールによる画像の転送は、外部装置(相手のFAX装置やメールサーバなど)に転送済みの画像を後から削除することが難しい場合がある。このため、印刷処理の前にFAX送信処理等の第2転送処理を実行すると、画像形成ジョブ75が中断された場合に第2転送処理を取り消そうとしても、転送済みの画像を削除できなくなる。これに対し、認証が成立し印刷処理の実行が確実となってから第2転送処理を実行することで、画像形成ジョブ75が中断された画像が転送されたまま削除できない事態の発生を抑制できる。
(4)また、CPU12は、画像形成ジョブ75を中断する場合、ファイルサーバ45へ削除要求を送信することによりサーバ記憶処理で転送したログ画像77を削除する(S61)。これによれば、画像形成ジョブ75の中断に応じてファイルサーバ45へ削除要求を送信し、サーバ記憶処理で転送済みのログ画像77を後から削除する。これにより、中断された画像形成ジョブ75に係わるログ画像77が、転送先のファイルサーバ45で記憶され続ける事態の発生を抑制できる。
(5)また、CPU12は、画像形成ジョブ75を中断する場合、サーバ記憶処理で転送したログ画像77を削除する指示が有るか否かを判断する第2判断処理を実行し(S59)、第2判断処理において削除する指示があると判断した場合(S59:YES)、ファイルサーバ45へ削除要求を送信することによりサーバ記憶処理で転送したログ画像77を削除する(S61)。これによれば、画像形成ジョブ75の中断に応じて転送済みのログ画像77を削除すべきか、あるいは残しておくべきかをMFP1に対して指示できる。
(6)また、CPU12は、サーバ記憶処理を中断する場合、画像形成ジョブ75の実行を中断する(S61)。これによれば、サーバ記憶処理の中断に合わせて画像形成ジョブ75の実行自体を中断できる。
(7)また、サーバ記憶処理における画像形成ジョブ75に係る画像データは、印刷処理において形成する画像に係るログ画像77である。これによれば、サーバ記憶処理によりログ画像77を転送しておくことで、印刷した画像を、後からログ画像77で確認できる。また、サーバ記憶処理を中断しログ画像77を残せない場合に画像形成ジョブ75を中断することで、ログ画像77の記録がない画像形成ジョブ75が実行される事態の発生を抑制できる。従って、サーバ記憶処理の中断に合わせてより適切な対応が可能となる。
(8)また、CPU12は、サーバ記憶処理を中断する場合、画像形成ジョブ75の実行を中断する指示が有るか否かを判断する第3判断処理を実行し(S59)、第3判断処理において中断する指示があると判断した場合(S59:YES)、画像形成ジョブ75の実行を中断する(S61)。これによれば、サーバ記憶処理の中断に応じて画像形成ジョブ75も中断すべきか、あるいは画像形成ジョブ75を中断せずに実行すべきかをMFP1に対して指示できる。
(9)また、CPU12は、サーバ記憶処理を実行するのにともない、印刷処理に用いる印刷データ(画像形成用データの一例)を画像形成ジョブ75に基づいて生成し(図9参照)、第1判断処理において認証が成立すると判断したことを契機に、印刷データを用いて印刷処理を実行する(図11参照)。これによれば、サーバ記憶処理を実行するのにともない、印刷処理に用いる印刷データを生成しておくことで、認証成立後に印刷処理を迅速に開始することができる。従って、認証成立後に印刷処理(出力処理の一例)を完了させるのに必要な時間をより短縮できる。
(10)また、CPU12は、第1判断処理において認証が成立すると判断したことを契機に、印刷処理に用いる印刷データを画像形成ジョブ75に基づいて生成し、生成した印刷データを用いて印刷処理を実行しても良い(図15参照)。これによれば、認証が成立するまでは、印刷処理に用いる印刷データを生成しない。そして、認証成立後に印刷データを生成して印刷処理を実行する。これにより、印刷処理を実行する直前まで印刷データを生成しないことで、メモリ15の記憶領域を圧迫せず、メモリ15の空き容量が不足するのを抑制できる。
(10.変形例)
尚、本願は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、MFC1のメモリ15に認証DB73を記憶しておき、受信した画像形成ジョブ75のユーザ名85、タッチパネル21を介して入力されたパスワード113、認証DB73に基づいて認証処理を実行したが、認証方法は、これに限らない。例えば、MFC1は、NFC、BlueTooth(登録商標)、Wifi(登録商標)などの無線通信を介して認証カードや携帯端末から認証情報を受信し、認証DB73との照合を実行しても良い。また、MFC1は、ネットワーク上に設置された認証サーバによってユーザの認証を実行しても良い。この場合、認証DB73を認証サーバに記憶しても良い。また、画像形成ジョブ75の送信側(PC41のプリンタドライバなど)において認証情報(パスワードやPINコード)を画像形成ジョブ75に設定して送信しておき、MFC1は、画像形成ジョブ75の認証情報に基づくログイン認証を実行しても良い。この場合、また、MFP1は、指紋認証などの生体認証を実行しても良い。
また、サーバ記憶処理に用いるプロトコルは、ファイルサーバ45に一度記憶したログ画像77を削除できない方式のプロトコルでも良い。
また、上記実施形態では、本願の画像形成処理として印刷処理を採用したが、スキャン処理、FAX送信処理などの他の画像形成処理を採用しても良い。例えば、MFP1は、出力処理として、サーバ記憶処理と、FAX送信処理のみを実行する構成で、FAX送信処理のログ画像77を転送しても良い。
また、CPU12は、画像形成ジョブ75を中断する場合、ログ画像77を削除せずに残しても良い。
また、CPU12は、ログ画像77を削除する指示が有るか否かを判断する第2判断処理(S59)を実行しなくとも良い。例えば、CPU12は、ファイルサーバ45にログ画像77が記憶されていると判断すると(S57:YES)、自動的にログ画像77を削除しても良い。
また、CPU12は、サーバ記憶処理の中断に合わせて、画像形成ジョブ75の実行を中断する処理(S61)を実行しなくとも良い。
また、サーバ記憶処理として転送する画像データは、ログ画像77に限らず、例えば、印刷等した画像そのものでも良い。
また、CPU12は、画像形成ジョブ75の実行を中断する指示が有るか否かを判断する第3判断処理(S59)を実行しなくとも良い。例えば、CPU12は、ファイルサーバ45にログ画像77が記憶されていると判断すると(S57:YES)、自動的に画像形成ジョブ75を削除しても良い。
また、上記実施形態の画像形成システム10では、図4のデータ受信処理、図5のアイドル中出力処理、図6のログイン出力処理を、CPU12によって実行したが、これに限らない。画像形成システム10は、図4~図6に示す処理の一部又は全体を、他の制御部により実行しても良い。例えば、MFP1とPC41との間の画像形成ジョブ75の送受信処理を、ファイルサーバ45の制御部が主体となって制御しても良い。ファイルサーバ45は、PC41に画像形成ジョブ75の有無を定期的に問い合わせ、PC41から取得した画像形成ジョブ75をMFP1へ転送しても良い。この場合、ファイルサーバ45が、画像形成ジョブ75を蓄積し、ログ画像77の生成、記憶、転送等を実行しても良い。
また、MFP1は、ファイルサーバ45を認証用サーバとして利用し、ユーザの認証を実行しても良い。そして、ファイルサーバ45は、認証の成功に応じて、蓄積していた画像形成ジョブ75をMFP1へ送信し、印刷処理を実行させても良い。
また、制御プログラム71の記憶先は、メモリ15に限らず、他のコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体、例えば、RAM、HDD、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体でもよい。
また、上記実施形態では、本願の制御部として、所定のプログラムを実行するCPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御部は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
1 MFP(画像形成装置)、12 CPU(制御部)、15 メモリ(記憶部)、16 画像形成部、24 ネットワークインタフェース(通信部)、45 ファイルサーバ(外部装置)、75 画像形成ジョブ、77 ログ画像(画像データ)。

Claims (13)

  1. 通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記通信部に画像形成ジョブを受信させ、前記画像形成ジョブを前記記憶部に記憶する記憶処理と、
    前記記憶処理により前記記憶部に記憶した前記画像形成ジョブに係る認証が成立するか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成ジョブに係る画像を前記シートに形成する処理を前記画像形成部に実行させる画像形成処理と、
    前記認証が成立するか否かの判断に関わらず、前記画像形成ジョブに係る画像データを前記通信部から転送する第1転送処理と、を実行する、画像形成装置。
  2. 前記第1転送処理は、
    前記画像データを前記通信部から外部装置へ転送する処理であり、且つ前記外部装置へ削除要求を送信することで前記外部装置に転送済みの前記画像データを削除可能なプロトコルに準拠した転送方式により、前記画像データを前記外部装置へ転送する処理である、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記画像形成ジョブに係る前記画像を、ファクシミリ及び電子メールのうち、少なくとも一方の形式で転送する第2転送処理を実行可能であり、
    前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成処理と、前記第2転送処理とを実行する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記画像形成ジョブを中断する場合、前記外部装置へ削除要求を送信することにより前記第1転送処理で転送した前記画像データを削除する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記画像形成ジョブを中断する場合、前記第1転送処理で転送した前記画像データを削除する指示が有るか否かを判断する第2判断処理を実行し、
    前記第2判断処理において削除する指示があると判断した場合、前記外部装置へ削除要求を送信することにより前記第1転送処理で転送した前記画像データを削除する、請求項2又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1転送処理を中断する場合、前記画像形成ジョブの実行を中断する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1転送処理における前記画像形成ジョブに係る前記画像データは、前記画像形成処理において形成する前記画像に係るログ画像である、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1転送処理を中断する場合、前記画像形成ジョブの実行を中断する指示が有るか否かを判断する第3判断処理を実行し、
    前記第3判断処理において中断する指示があると判断した場合、前記画像形成ジョブの実行を中断する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1転送処理を実行するのにともない、前記画像形成処理に用いる画像形成用データを前記画像形成ジョブに基づいて生成し、
    前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成用データを用いて前記画像形成処理を実行する、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成処理に用いる画像形成用データを前記画像形成ジョブに基づいて生成し、生成した前記画像形成用データを用いて前記画像形成処理を実行する、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 通信部と、記憶部と、シートに画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記通信部に画像形成ジョブを受信させ、前記画像形成ジョブを前記記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程により前記記憶部に記憶した前記画像形成ジョブに係る認証が成立するか否かを判断する第1判断工程と、
    前記第1判断工程において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成ジョブに係る画像を前記シートに形成する処理を前記画像形成部に実行させる画像形成工程と、
    前記認証が成立するか否かの判断に関わらず、前記画像形成ジョブに係る画像データを前記通信部から転送する第1転送工程と、
    を含む、画像形成装置の制御方法。
  12. 通信部と、記憶部と、シートに画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記通信部に画像形成ジョブを受信させ、前記画像形成ジョブを前記記憶部に記憶する記憶処理と、
    前記記憶処理により前記記憶部に記憶した前記画像形成ジョブに係る認証が成立するか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成ジョブに係る画像を前記シートに形成する処理を前記画像形成部に実行させる画像形成処理と、
    前記認証が成立するか否かの判断に関わらず、前記画像形成ジョブに係る画像データを前記通信部から転送する第1転送処理と、
    を実行させる、プログラム。
  13. 画像形成装置と、サーバと、を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成システムは、
    制御部と、
    記憶部と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    通信部と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記通信部に画像形成ジョブを受信させ、前記画像形成ジョブを前記記憶部に記憶する記憶処理と、
    前記記憶処理により前記記憶部に記憶した前記画像形成ジョブに係る認証が成立するか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第1判断処理において前記認証が成立すると判断したことを契機に、前記画像形成ジョブに係る画像を前記シートに形成する処理を前記画像形成部に実行させる画像形成処理と、
    前記認証が成立するか否かの判断に関わらず、前記画像形成ジョブに係る画像データを前記通信部から前記サーバに転送する第1転送処理と、を実行する、画像形成システム。
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