JP2022171492A5 - - Google Patents
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Description
この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、を有し、第1条件が成立したことに基づいて、前記第1判別手段の判別が実行され得る第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、前記第1遊技状態において特定の設定条件が成立したことに基づいて、前記第1遊技状態とは異なる遊技状態であって前記第2判別手段の判別が実行され得る第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなるように構成されており、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなるように構成されている。
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得るように構成されており、少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得るように構成されている。
請求項3記載の遊技機は、請求項1又は2記載の遊技機において、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定の設定条件が成立して前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易くなるように構成されている。
請求項4記載の遊技機は、請求項3記載の遊技機において、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易くなるように構成されている。
請求項1記載の遊技機によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、を有し、第1条件が成立したことに基づいて、前記第1判別手段の判別が実行され得る第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、前記第1遊技状態において特定の設定条件が成立したことに基づいて、前記第1遊技状態とは異なる遊技状態であって前記第2判別手段の判別が実行され得る第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなるように構成されており、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなるように構成されている。
請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、前記特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得るように構成されており、少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得るように構成されている。
請求項3記載の遊技機によれば、請求項1又は2記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定の設定条件が成立して前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易くなるように構成されている。
請求項4記載の遊技機によれば、請求項3記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易くなるように構成されている。
<共通群>
上述した各遊技機のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機Z1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
上述した各遊技機のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機Z2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
上述した各遊技機のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機Z3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<その他>
パチンコ機等の遊技機には、始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて行われる抽選の結果が当たりだった場合に、遊技者に有利となる当たり遊技が実行されるものがある。かかる遊技機の中には、遊技者にとって有利度合いが異なる複数の状態を設定可能にすることで遊技者の遊技に対する興趣向上を図っているものも存在する(例えば、特許文献1:特開2001-038007号公報)。
しかしながら、更なる興趣の向上が求められていた。
本技術的思想は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的としている。
<手段>
この目的を達成するために技術的思想1の遊技機は、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、その特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段と、を有し、第1条件が成立したことに基づいて、前記第2方向よりも前記第1方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、前記第1遊技状態において前記特典遊技が実行されずに予め定められた特定回数の前記判別が実行されたことに基づいて、前記第1方向よりも前記第2方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなり、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなり、前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得る構成である。
技術的思想2の遊技機は、技術的思想1記載の遊技機において、少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得る構成である。
技術的思想3の遊技機は、技術的思想1又は2記載の遊技機において、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定回数の前記判別が実行されて前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
技術的思想4の遊技機は、技術的思想3記載の遊技機において、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
技術的思想5の遊技機は、技術的思想1から4のいずれかに記載の遊技機において、前記第1遊技状態が開始された後において実行された前記判別の回数に応じた情報を少なくとも含む特定表示態様を前記第1遊技状態において表示可能な表示制御手段を備える。
<効果>
技術的思想1記載の遊技機によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、その特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段と、を有し、第1条件が成立したことに基づいて、前記第2方向よりも前記第1方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、前記第1遊技状態において前記特典遊技が実行されずに予め定められた特定回数の前記判別が実行されたことに基づいて、前記第1方向よりも前記第2方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなり、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなり、前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得る構成である。
これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。
技術的思想2記載の遊技機によれば、技術的思想1記載の遊技機の奏する効果に加え、少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得る構成である。
これにより、第1遊技状態において第1判別手段の判別で特定の判別結果となるよりも、第2遊技状態に移行した後において第2判別手段の判別で特定の判別結果となった方がメリットがあると遊技者に思わせることができるので、特典遊技が実行され難い第2の遊技方法に切り替える遊技方法をより選択させ易くすることができるという効果がある。
技術的思想3記載の遊技機によれば、技術的思想1又は2記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定回数の前記判別が実行されて前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
これにより、第1遊技状態において所定回数以下の判別回数の範囲では、特典遊技が実行されることを期待させる遊技性となる一方で、所定回数を超えた後においては、特定回数にわたって特典遊技が実行されないことを期待させる遊技性となるので、第1遊技状態における遊技が単調となってしまうことを抑制することができるという効果がある。
技術的思想4記載の遊技機によれば、技術的思想3記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
これにより、判別の回数が所定回数を超えた後においては、特典遊技が実行されないことをより強く期待させることができるという効果がある。
技術的思想5記載の遊技機によれば、技術的思想1から4のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態が開始された後において実行された前記判別の回数に応じた情報を少なくとも含む特定表示態様を前記第1遊技状態において表示可能な表示制御手段を備える。
これにより、特定表示態様により示される判別回数を加味して、第1の遊技方法で遊技を行い続けるか第2の遊技方法に切り替えるかを判断させることができるという効果がある。
上述した各遊技機のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機Z1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
上述した各遊技機のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機Z2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
上述した各遊技機のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機Z3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<その他>
パチンコ機等の遊技機には、始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて行われる抽選の結果が当たりだった場合に、遊技者に有利となる当たり遊技が実行されるものがある。かかる遊技機の中には、遊技者にとって有利度合いが異なる複数の状態を設定可能にすることで遊技者の遊技に対する興趣向上を図っているものも存在する(例えば、特許文献1:特開2001-038007号公報)。
しかしながら、更なる興趣の向上が求められていた。
本技術的思想は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的としている。
<手段>
この目的を達成するために技術的思想1の遊技機は、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、その特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段と、を有し、第1条件が成立したことに基づいて、前記第2方向よりも前記第1方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、前記第1遊技状態において前記特典遊技が実行されずに予め定められた特定回数の前記判別が実行されたことに基づいて、前記第1方向よりも前記第2方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなり、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなり、前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得る構成である。
技術的思想2の遊技機は、技術的思想1記載の遊技機において、少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得る構成である。
技術的思想3の遊技機は、技術的思想1又は2記載の遊技機において、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定回数の前記判別が実行されて前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
技術的思想4の遊技機は、技術的思想3記載の遊技機において、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
技術的思想5の遊技機は、技術的思想1から4のいずれかに記載の遊技機において、前記第1遊技状態が開始された後において実行された前記判別の回数に応じた情報を少なくとも含む特定表示態様を前記第1遊技状態において表示可能な表示制御手段を備える。
<効果>
技術的思想1記載の遊技機によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、その特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段と、を有し、第1条件が成立したことに基づいて、前記第2方向よりも前記第1方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、前記第1遊技状態において前記特典遊技が実行されずに予め定められた特定回数の前記判別が実行されたことに基づいて、前記第1方向よりも前記第2方向へと遊技球を発射した方が前記判別が実行され易くなる第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、前記遊技機は、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなり、前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなり、前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得る構成である。
これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。
技術的思想2記載の遊技機によれば、技術的思想1記載の遊技機の奏する効果に加え、少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得る構成である。
これにより、第1遊技状態において第1判別手段の判別で特定の判別結果となるよりも、第2遊技状態に移行した後において第2判別手段の判別で特定の判別結果となった方がメリットがあると遊技者に思わせることができるので、特典遊技が実行され難い第2の遊技方法に切り替える遊技方法をより選択させ易くすることができるという効果がある。
技術的思想3記載の遊技機によれば、技術的思想1又は2記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定回数の前記判別が実行されて前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
これにより、第1遊技状態において所定回数以下の判別回数の範囲では、特典遊技が実行されることを期待させる遊技性となる一方で、所定回数を超えた後においては、特定回数にわたって特典遊技が実行されないことを期待させる遊技性となるので、第1遊技状態における遊技が単調となってしまうことを抑制することができるという効果がある。
技術的思想4記載の遊技機によれば、技術的思想3記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易い構成である。
これにより、判別の回数が所定回数を超えた後においては、特典遊技が実行されないことをより強く期待させることができるという効果がある。
技術的思想5記載の遊技機によれば、技術的思想1から4のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加え、前記第1遊技状態が開始された後において実行された前記判別の回数に応じた情報を少なくとも含む特定表示態様を前記第1遊技状態において表示可能な表示制御手段を備える。
これにより、特定表示態様により示される判別回数を加味して、第1の遊技方法で遊技を行い続けるか第2の遊技方法に切り替えるかを判断させることができるという効果がある。
Claims (5)
- 遊技球を発射可能な発射手段と、
前記発射手段によって第1方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向とは異なる第2方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第1の判別条件が成立したことに基づいて判別を実行可能な第1判別手段と、
前記発射手段によって前記第2方向へと遊技球が発射された場合に成立し得る条件であって前記第1方向へと遊技球が発射された場合に成立困難な条件である第2の判別条件が成立したことに基づいて前記判別を実行可能な第2判別手段と、
前記第1判別手段の判別結果と前記第2判別手段の判別結果とのどちらかが予め定められた特定の判別結果になったことに基づいて、遊技者に有利な特典遊技を実行する特典遊技実行手段と、を有した遊技機において、
第1条件が成立したことに基づいて、前記第1判別手段の判別が実行され得る第1遊技状態を設定する第1遊技状態設定手段と、
前記第1遊技状態において特定の設定条件が成立したことに基づいて、前記第1遊技状態とは異なる遊技状態であって前記第2判別手段の判別が実行され得る第2遊技状態を設定する第2遊技状態設定手段と、
所定の払出条件が成立したことに基づいて所定数の賞球を払い出す払出手段と、を備え、
前記遊技機は、
前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1方向へと遊技球を発射する第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第1の遊技方法とは異なる第2の遊技方法に切り替えた方が、前記第1遊技状態が開始されてから次に前記特典遊技が実行されるまでの期間が長くなり易くなるように構成されており、
前記第1遊技状態が開始された後において、前記第1の遊技方法で遊技を行い続けるよりも、前記第1遊技状態が開始された後における前記所定の遊技回で前記第1の遊技方法から前記第2の遊技方法に切り替えた方が、前記所定の払出条件を成立させずに排出される遊技球の数が多くなり易くなるように構成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記特典遊技実行手段によって実行される前記特典遊技として、第1特典遊技と、その第1特典遊技よりも有利度合いが高い第2特典遊技と、を少なくとも含む複数のうち1の前記特典遊技を決定する決定手段を備え、
前記遊技機は、
前記第1遊技状態において前記第1判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第1特典遊技が実行され得るように構成されており、
少なくとも前記第2遊技状態において前記第2判別手段の判別結果が前記特定の判別結果となった場合に、前記第2特典遊技が実行され得るように構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記特典遊技が実行されずに前記特定の設定条件が成立して前記第2遊技状態が設定された場合よりも、有利度合いが高くなり易くなるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
- 前記第1遊技状態に設定された後における前記判別の回数が前記所定回数以下の状況下で前記特典遊技が実行された方が、前記判別の回数が前記所定回数を超えてから前記特典遊技が実行されるよりも、有利度合いが高くなり易くなるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
- 前記第1遊技状態が開始された後において実行された前記判別の回数に応じた情報を少なくとも含む特定表示態様を前記第1遊技状態において表示可能な表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
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