JP2022171149A - 搬送方向変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送方向変換装置1は、縦方向に並べられた被搬送物100を縦方向に搬送する第1ローラーコンベヤ20と、第1ローラーコンベヤ20に載せられた被搬送物100を第1ローラーコンベヤ20の片方の横からもう片方の横へ押し出すプッシャー50と、第1ローラーコンベヤ20の前記もう片方の横に設けられ、プッシャー50によって押し出される被搬送物100が第1ローラーコンベヤ20の上から載せ換えられ、被搬送物100を横方向に搬送する第2ローラーコンベヤ30と、第2ローラーコンベヤ30の上流側端部の上から下流側へ横方向に延びて、プッシャー50によって押し出される被搬送物100の隣り同士の側面の間に挿入され誘導部60と、を備える。
【選択図】図2
Description
図1は被搬送物100の斜視図である。図1に示すように、被搬送物100は、側面にフランジ104を有するものである。被搬送物100は、複数の物品101がフランジ104付きのトレイ102に収容されたものである。トレイ102は、所定の深さを有した容器本体103と、容器本体103の開口の周縁から突出したフランジ104と、を有する。容器本体103は、上面が開口した扁平な箱状に設けられている。容器本体103を上から見て、容器本体103が縦長の略矩形状に成しており、容器本体103の縦方向の長さが横方向の長さよりも長い。容器本体103の内側は、物品101が個別に収容されるよう区画されている。フランジ104は、容器本体103の側面の上端から外側に突出している。容器本体103の側面は、トレイ102の側面でもあって、被搬送物100の側面でもある。
図2を参照して、搬送方向変換装置1について説明する。図2は搬送方向変換装置1の平面図である。以下の説明において、縦方向とは前後方向のこといい、横方向とは左右方向のこといい、縦方向及び横方向は何れも水平であり、横方向が縦方向に対して垂直である。
ローラー11は、これらの回転軸が横方向に延びるよう互いに平行に配置されているとともに、縦方向に並んでいる。被搬送物100は、4つの縦列を成して、ローラー11上に載せられている。
駆動部13は、モーターと、モーターの動力をローラー11に伝導する伝動機構とを有する。駆動部13がローラー11を回転駆動することによって、被搬送物100が縦方向に搬送される。
なお、供給ローラーコンベヤ10がベルトコンベヤに変更されてもよい。
第1ローラーコンベヤ20は、供給ローラーコンベヤ10から移載された被搬送物100を縦方向に搬送する。第1ローラーコンベヤ20と供給ローラーコンベヤ10は互いに独立して作動し得る。第1ローラーコンベヤ20は、複数のローラー21及び駆動部23を有する。
駆動部23は、モーターと、モーターの動力をローラー21に伝導する伝動機構とを有する。駆動部23がローラー21を回転駆動することによって、被搬送物100が縦方向に搬送される。
なお、第1ローラーコンベヤ20がベルトコンベヤに変更されてもよい。
駆動部33は、モーターと、モーターの動力をローラー31に伝導する伝動機構とを有する。駆動部33がローラー31を回転駆動することによって、被搬送物100が横方向に搬送される。
なお、第2ローラーコンベヤ30がベルトコンベヤに変更されてもよい。
ストッパー40は、第1ローラーコンベヤ20によって搬送される被搬送物100を受け止めて、被搬送物100を停止させる。
プッシャー50は、昇降可能に設けられており、昇降アクチュエーターによって上下方向に駆動される。プッシャー50が下降するとローラー21の列に近づき、上昇するとローラー21の列から離れる。また、プッシャー50は、直動駆動機構によって、第1ローラーコンベヤ20の上を横切るよう横方向に往復駆動される。プッシャー50が下降した状態で横方向に往動すると、プッシャー50が第1ローラーコンベヤ20の片方の横からもう片方の横に向かって第2ローラーコンベヤ30に近づき、これにより、第1ローラーコンベヤ20に載せられた被搬送物100が第2ローラーコンベヤ30の上に押し出される。一方、プッシャー50が上昇した状態で横方向に復動すると、プッシャー50が第1ローラーコンベヤ20のもう片方の横から片方の横に向かって第2ローラーコンベヤ30から離れる。
誘導部60は上流に向かって先細りのテーパー状に設けられ、誘導部60の片側のエッジ62がもう片側のエッジ61に対して傾斜している。エッジ61は、プッシャー50によって押される縦3つの被搬送物100のうち、中央の被搬送物100側のエッジである。エッジ61は、プッシャー50の押し出し方向及び第2ローラーコンベヤ30の搬送方向に対して平行に設けられている。エッジ62は、プッシャー50によって押される縦3つの被搬送物100のうち、端の被搬送物100側のエッジである。エッジ62とエッジ61との間の幅は、下流に向かって漸増する。第2ローラーコンベヤ30に載せられた被搬送物100のフランジ104が誘導部60から上にずれており、誘導部60が被搬送物100の容器本体103の側面に当接し得る。
なお、誘導部60を懸下した懸下材の下端部は誘導部60の上面に連結され、懸下材の上端部が例えば機枠に連結されている。また、懸下材は縦方向に薄く形成され、縦方向における懸下材の厚さが縦方向における誘導部60の幅よりも小さい。
図2~図7を参照して、搬送方向変換装置1の動作について説明する。図2~図7は、搬送方向変換装置1の動作順序を順に示している。
被搬送物100が第1ローラーコンベヤ20から第2ローラーコンベヤ30に載せ換えられる際に、隣り合う容器本体103の間の間隔が誘導部60によって拡がるため、縦方向に隣り合う被搬送物100のフランジ104の重なり合いが解消される。そのため、隣り合う被搬送物100の相互干渉が起こらず、プッシャー50によって押送される被搬送物100の列が崩れずに安定する。
(1) 被搬送物100は上下逆さまになって搬送されてもよい。この場合、蓋用のシートがフランジ104に貼着されて、容器本体103の開口がそのシートによって塞がれている。また、フランジ104が下側になるため、誘導部60は、第1ローラーコンベヤ20から第2ローラーコンベヤ30に載せ換えられる被搬送物100のフランジ104から上にずれて配置されることになる。そのため、誘導部60が容器本体103の側面に当接する。
20…第1ローラーコンベヤ(第1コンベヤ)
30…第2ローラーコンベヤ(第2コンベヤ)
60…誘導部
100…被搬送物
104…フランジ
Claims (2)
- 側面から突出したフランジを前記側面に有する複数の被搬送物が縦方向に並べて載せられ、前記複数の被搬送物を縦方向に搬送する第1コンベヤと、
前記第1コンベヤに載せられた前記複数の被搬送物を前記第1コンベヤの片方の横からもう片方の横へ押し出すプッシャーと、
前記第1コンベヤの前記もう片方の横に設けられ、前記プッシャーによって押し出される前記複数の被搬送物が前記第1コンベヤの上から載せ換えられ、前記複数の被搬送物を横方向に搬送する第2コンベヤと、
前記第2コンベヤの上流側端部の上から下流側へ横方向に延びて、前記プッシャーによって押し出される前記複数の被搬送物の隣り同士の側面の間に挿入されて前記側面に当接し、前記フランジから上又は下にずれて配置される誘導部と、
を備え、
前記プッシャーが前記被搬送物を前記第1コンベヤから前記第2コンベヤに横方向に押し出す際に、前記誘導部がその両側の前記被搬送物の側面の間に挿入されてそれら側面に当接することによって前記被搬送物の間隔が広げられ、前記被搬送物の前記フランジ同士の重なりが解消される搬送方向変換装置。 - 前記誘導部が上流に向かって先細りに設けられている
請求項1に記載の搬送方向変換装置。
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2021
- 2021-04-30 JP JP2021077602A patent/JP7430399B2/ja active Active
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