JP2022169834A - ズボン - Google Patents

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JP2022169834A JP2021075473A JP2021075473A JP2022169834A JP 2022169834 A JP2022169834 A JP 2022169834A JP 2021075473 A JP2021075473 A JP 2021075473A JP 2021075473 A JP2021075473 A JP 2021075473A JP 2022169834 A JP2022169834 A JP 2022169834A
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Mitsuhiro Nagata
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Abstract

【課題】着用者への肌当たりがよく、また、着用者の動きを妨げ難く、かつ、デザイン自由度が高いこと。【解決手段】ズボン1は、各左右の身頃部LB,RBが、前身頃部F1及び前身頃部F1と一体に裁断されて後身頃部B1の股側を構成する股側後身頃部B11を形成し、前身頃部F1及び股側後身頃部B11により股ぐりを形成する第1生地片10と、後身頃部Bの脇側を構成する脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20と、第1生地片10の前身頃部F1側の第1脇線端部51L1と第2生地片20の第1脇線端部51L2とが縫合してなる脇縫合線部51Lと、第1生地片10の股側後身頃部B21側の第1後身頃端部41L1と第2生地片20の第2後身頃端部41L2とが縫合してなる後身頃縫合線部41Lとを具備するものである。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 1.令和2年10月13日に株式会社イトーヨーカ堂の店舗にて販売開始 2.令和2年3月16日に株式会社ワークマンの店舗にて販売開始 3.令和2年3月17日に株式会社しまむらの店舗にて販売開始 4.令和2年2月22日に株式会社スクロールのカタログ「21夏ワンラボ」にて販売開始 5.令和2年4月8日に株式会社スクロールのカタログ「真夏おすすめ特集ミセス1」にて販売開始 6.令和2年4月12日に株式会社スクロールのカタログ「Brillage(ブリアージュ)夏号 2021」にて販売開始
本発明は、内股に縫い目、縫い代がないズボン(パンツ)に関するもので、特に、デザイン自由度が高いズボン(パンツ)に関するものである。
従来のズボン(パンツ)においては、前身頃部となる生地片と後身頃部となる生地片を縫合することによって形成されており、その縫合箇所は、ズボンの脇線及び内股線を形成している。したがって、それら脇線及び内股線を形成する生地片の縫合箇所の裏側(内面側)では、前身頃部となる生地片と後身頃部となる生地片が縫い合わせられたときの縫い目と断ち目の間の縫い代が形成される。
ここで、人体の両脚においては左右の太腿の内股が密着しやすくて歩行等の脚の動きで太腿内側の皮膚同士が擦れやすかったり、また、内股側では汗による湿気がたまりやすく生地が密着しやすかったりするところ、ズボンの着用時には、その内股側で前身頃部及び後身頃部の生地片の縫合による縫い代が存在する。
このため、従来のズボンにおいては、その縫い代が太腿の内側に当たりそこの肌、皮膚を刺激することで、痒みや不快感を与えたり、場合によっては、縫い代と太腿の内側の肌、皮膚が摩擦して太腿の内側に炎症、股ずれを起こしたりすることがあった。また、生地が重なる縫い代があると生地同士の摩擦でズボンの内股側では生地が擦り切れやすい問題もあった。
特に、最近では、身体の脚のラインにフィットし、下半身のシルエットをスリムにみせるズボンの人気が高まっているところ、このようなスリムタイプのズボンにおいては、前身頃部及び後身頃部の生地片の縫合による縫い代が脚の内股に接触しやすくなるから、太腿に不快感を与えやすい。
そこで、例えば、特許文献1及び特許文献2においては、前身頃部と後身頃部が内股線で連続している一枚の生地片を用いその両方端部を脇線側で縫合することで内股線の縫い代をなくしたズボンが提案されている。
特開2012ー31563号公報 実用新案登録第3214243号公報
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載のズボンにおいては、前身頃部及び後身頃部が内股線において連続した一枚の生地片からなるものであるから、シルエット形状の表現自由度、デザイの設計自由度が低い。このため、身体の脚のラインにフィットするシルエット形状が得られない問題がある。即ち、余分な生地の弛み(緩み)、捻じれ、だぶつき、皺が目立ち、見栄えや着心地が低下してファッション性に劣るものである。
そこで、本発明は、着用者への肌当たりがよく、また、着用者にとって動きやすく、かつ、デザイン自由度も高いズボンの提供を課題とするものである。
請求項1の発明のズボンは、股ぐりで縫合された各左右の身頃部が、前身頃部と後身頃部の股側を構成する股側後身頃部とが一体に裁断されてなる第1生地片と、前記後身頃部の脇側を構成する脇側後身頃部を形成する第2生地片とにより構成され、前記第1生地片の前記前身頃部側の一端部及び前記第2生地片の一端部の縫合により脇縫合線部が形成され、また、前記第1生地片の前記股側後身頃部側の他端部と前記第2生地片の他端部との縫合により後身頃縫合線部が形成されたものであり、各左右身頃部の前身頃部が第1生地片で形成され、後身頃部が第1生地片の股側後身頃部及び第2生地片の脇側後身頃部の縫合で形成されたものである。
上記第1生地片は、前身頃部の全体と後身頃部の股側を構成する股側後身頃部とが接ぎ目なく連続的に一体に裁断されてなるものであり、前身頃部全体と後身頃部の股側の一部からなる1単位の生地パーツである。この第1生地片は、その前身頃部側の幅方向(左右方向)の一端部が第2生地片の幅方向の一端部と縫合され、股側後身頃部側の幅方向の他端部が第2生地片の幅方向の他端部と縫合されるものである。そして、上記第1生地片は、前身頃部と後身頃部の股側を構成する股側後身頃部によってカーブ状の股ぐりが形成され、その股ぐりの位置で対となる左または右の身頃部の他方と縫合されるものである。
なお、上記股ぐりとは、ズボンの前股ぐり及び後ろ股ぐり(尻ぐり)を意味し、第1生地片の前身頃部側が前股ぐりを形成し、股側後身頃部側が後ろ股ぐりを形成する。
また、上記前身頃部とは、被服であるズボンの身頃部のうち着用者の前側に位置する部分を示し、また、後身頃部とは、ズボンの身頃部のうち着用者の後側(背面側)に位置する部分を示す。
上記第2生地片は、残りの後身頃部、即ち、後身頃部の脇側を構成する脇側後身頃部を形成する1単位の生地パーツである。この第2生地片は、その幅方向の一端部が第1生地片の前身頃部側の一端部と縫合され、幅方向の他端部が第1生地片の股側後身頃部側の他端部と縫合されるものである。
上記脇縫合線部は、前記第1生地片の前記前身頃部側の幅方向の一端部及び前記第2生地片の幅方向の一端部の縫合部分を示し、ズボンの脇側に位置するものである。
また、上記後身頃縫合線部は、前記第1生地片の前記股側後身頃部側の幅方向の他端部及び前記第2生地片の幅方向の他端部の縫合部分を示し、ズボンの後側、即ち、後身頃部の幅方向に対する中間部に位置するものである。
請求項2の発明のズボンは、前記第1生地片の前記股側後身頃部の幅aと、前記第2生地片の脇側後身頃部の幅bが、好ましくは、1/3≦a/b≦3/1の範囲内、より好ましくは、1/2≦a/b≦1/2の範囲内、更に好ましくは、1/2≦a/b≦1/1の範囲内であるものである。
ここで、上記第1生地片の前記股側後身頃部の幅は、第1生地片において、股ぐりの股下の付け根位置と、裾側の前身頃部及び股側後身頃部の切替位置とを直線状に結ぶ仮想股下線を描きその仮想股下線を前身頃部と股側後身頃部の境界線としたときの股側後身頃部の幅寸法である。第1生地片の股上では、股ぐり線と、股側後身頃部の第2生地片に接いだ後身頃縫合線部の縫い目との間の幅であり、第1生地片の股下では、仮想股下線と、脇側後身頃部の第2生地片に接いだ後身頃縫合線部の縫い目との間の幅である。
また、上記第2生地片の前記脇側後身頃部の幅は、第1生地片に接いだ後身頃縫合線部の縫い目と脇線縫合線部の縫い目との間の幅である。
そして、上記幅は、ズボンの渡り線に対して略平行の水平方向の幅を意味する。ここでの渡り線とは、前ウエスト側の上端縁または前身頃部の裾線と略平行に股ぐりの付け根位置から前身頃側の脇側縫合線部の縫い目に向かって水平に引いた前身頃部の仮想直線の渡り線に対応する位置の後身頃部の仮想直線の渡り線を意味するものである。
請求項3の発明のズボンの前記後身頃縫合線部の縫い目は、股下で前記後身頃部の幅の略半分の位置で形成されているものである。
上記後身頃部の幅は、第1生地片において、股ぐりの股下の付け根位置と、裾側の前身頃部と股側後身頃部の切替位置とを直線状に結ぶ仮想股下線を描きその仮想股下線を前身頃部と股側後身頃部の境界線としたとき、その境界線(仮想股下線)と第1生地片及び第2生地片の接ぎ目である脇線縫合線部の縫い目の位置との間の幅寸法である。
また、上記幅は、ズボンの渡り線に対して略平行の水平方向の幅を意味する。ここでの渡り線とは、前ウエスト側の上端縁または前身頃部の裾線と略平行に股ぐりの付け根位置から前身頃側の脇側縫合線部の縫い目に向かって水平に引いた前身頃部の仮想直線の渡り線に対応する位置の後身頃部の仮想直線の渡り線を意味するものである。
そして、上記後身頃縫合線部の縫い目が股下で前記後身頃部の幅の半分の位置で形成は、少なくとも股下において後身頃部の幅の約1/2の位置に後身頃縫合線部の縫い目が存在していれば視覚的に脚が歪んで見え難いことから、厳格に1/2の位置であることまでを要求するものではなく、略1/2の位置であればよく、幅寸法に対し1割程度以下の差を否定するものではない。
請求項4の発明のズボンの前記後身頃縫合線部の縫い目は、裾から股上のウエスト側に向かって延びているものである。
上記裾から股上のウエスト側に向かって延びているとは、後身頃縫合線部の縫い目が、裾から後股ぐりに交わるように走向するラインでなく、後股ぐりに交わることなく裾から股上のウエスト側である上側に向かって走向するラインであることを意味するものであり、厳格に直線であることまでを要求するものではなく、略直線状であってもよいし、多少カーブしていてもよい。
請求項5の発明のズボンの前記第1生地片及び前記第2生地片は、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かっては、幅を狭くしたテーパー状である。
ここで、上記第1生地片の幅を狭くしたテーパー状は、第1生地片において股ぐりの股下の付け根位置と、裾側の前身頃部と股側後身頃部の切替位置とを直線状に結ぶ仮想股下線を描き、その仮想股下線を垂直方向としたときに、その仮想股下垂線に対し、第2生地片に接がれる後身頃縫合線部及び脇線縫合線部に対応する両側端部が上から下に向かって内側(仮想股下垂線側)に斜めに形成されていることにより、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かって徐々に幅狭く形成されている、即ち、絞られているものである。
また、上記第2生地片の幅を狭くしたテーパー状も、第1生地片の両側端部に対応し、第1生地片に接がれる後身頃縫合線部及び脇線縫合線部に対応する両側端部が上から下に向かって内側に斜めに形成されていることにより、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かって幅狭く形成されている、即ち、絞られているものである。
そして、上記少なくとも股下の太腿側から膝側に向かってとは、少なくとも渡り線から膝線に向かっては幅寸法が徐々に絞られることを意味し、膝側から裾側に向かっては、即ち、膝線から裾線に向かっては、幅寸法を更に徐々に狭くしていてもよいし、幅寸法を略一定に形成していてもよいし、逆に膝側から裾側に向かって幅広くしていてもよい。
請求項6の発明のズボンの前記第1生地片は、股ぐりの股下の股付け根位置と、裾側の前記前身頃部と前記股側後身頃部の切替位置とを結ぶ仮想股下線を描いたとき、前記仮想股下線を生地の地の目(たて地)の方向に一致させたものである。
請求項1の発明に係るズボンによれば、股ぐりで縫合された各左右の身頃部が、前身頃部及び前記前身頃部と一体に裁断されて後身頃部の股側を構成する股側後身頃部を形成し、前記前身頃部及び前記股側後身頃部により前記股ぐりを構成した第1生地と、前記後身頃部の脇側を構成する脇側後身頃部を形成する第2生地片と、前記第1生地片の前記前身頃部側の一端部と前記第2生地片の一端部とが縫合してなる脇縫合線部と、前記第1生地片の前記股側後身頃部側の他端部と前記第2生地片の他端部とが縫合してなる後身頃縫合線部とを具備し、前身頃部及び股側後身頃部を形成する第1生地と、脇側後身頃部を形成する第2生地片とによって各左右の前身頃部及び後身頃部を構成して第1生地片と第2生地片をズボンの脇側及び後側で接いだものである。
したがって、前身頃部及び股側後身頃部が一体に裁断されてなり前身頃部及び股側後身頃部で股ぐりを形成する第1生地片と、脇側後身頃部を形成する第2生地片との縫合によって前身頃部及び後身頃部を構成したことにより、左右の身頃部が縫合した股ぐりにおける股付け根の縫い目から連続して股下に向かう内股線の縫い目及び縫い代が存在しないから、内股側の肌当たりがよい。また、内股線の縫い目による縫止まりがないことで、脚の開きや動きによる突っ張りが生じ難いことで着用者にとって動きやすいものでもある。
そして、請求項1の発明に係るズボンによれば、前身頃部及び股側後身頃部を形成する第1生地片と脇側後身頃部を形成する第2生地片の縫合により後身頃部及び前身頃部を形成したことで、第1生地片及び第2生地片の寸法形状の組み合わせでシルエットを表現できるから、デザイン自由度が高いものである。よって、身体のラインにフィットするシルエット形状の表現が可能であり、生地の余りによる弛み(緩み)、皺が少なく見栄え良く見せることが可能となる。
また、第1生地片の股側後身頃部と第2生地片の脇側後身頃部の縫合で後身頃部を形成するものであり、第1生地片の股側後身頃部と第2生地片の脇側後身頃部が縫合した後身頃縫合線部の縫い目の存在によって、脚の縦のラインを強調できるから、視覚的に足長に見せたり立体的に見せたりすることも可能である。
更に、前身頃部及び股側後身頃部を構成する第1生地片と脇側後身頃部を構成する第2生地片の縫合により各左右の前身頃部及び後身頃部を形成するものでは、第1生地片と第2生地片とが縫合した脇縫合線部における第1生地片の一端部と第2生地片の一端部との生地の糸目方向の差や、第1生地片と第2生地片とが縫合した後身頃縫合線部における第1生地片の他端部と第2生地片の他端部との生地の糸目方向の差も小さくでき、歪み、皺、弛みが生じ難いものであり、また、脇縫合線部や後身頃縫合線部に負荷が掛かり難いものであるから、生地の選択自由度も高い。
請求項2の発明に係るズボンによれば、w第1生地片の前記股側後身頃部の幅aと、前記第2生地片の脇側後身頃部の幅bが、1/3≦a/b≦3/1の範囲内であるから、第1生地片よりも幅寸法が小さい第2生地片に負荷が掛かり難い縫合である。よって、請求項1に記載の効果に加えて、生地を傷め難いものである。また、ズボンの後側から見て、第1生地片の股側後身頃部と第2生地片の脇側後身頃部の幅の視覚的なバランスがよくてヒップの大きな人でもヒップが強調されないものである。
請求項3の発明に係るズボンによれば、前記後身頃縫合線部の縫い目は、股下においては前記後身頃部の幅の略半分の位置で形成されているから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、視覚的に脚が歪んで見えることなく、スタイル良く見せることができる。
請求項4の発明に係るズボンによれば、前記後身頃縫合線部の縫い目は、裾から股上のウエスト側に向かって延びているから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、視覚的に脚が歪んで見えることなく、また、ヒップを強調することなく脚をすっきり見せることが可能となる。
請求項5の発明に係るズボンによれば、前記第1生地片及び前記第2生地片は、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かっては、幅を狭くしたテーパー状であるから、身体のラインにフィットしたシルエットに形成されていることにより、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、ヒップラインをキレイに見せることができ、また、弛み、皺、だぶつきが少なくて動きやすく、見栄えがすっきりしたファッション性の高いものとなる。
請求項6の発明に係るズボンによれば、前記第1生地片の股下の股付け根位置と、裾側の前記前身頃部及び前記股側後身頃部の切替位置とを結ぶ仮想股下線を描いたとき、前記仮想股下線を生地の地の目(たて地)の方向に一致させたものであるから、第1生地片の前身頃部と股側後身頃部とで生地の糸目方向のバランスがよく、前身頃部及び股側後身頃部の何れかの一方に歪みが生じ難い。よって、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、歪みによる皺が生じ難いものである。
図1は本発明の実施の形態に係るズボンを構成する第1生地片のパターン図(展開図)である。 図2は本発明の実施の形態に係るズボンを構成する第2生地片のパターン図(展開図)及びヨークのパターン図(展開図)である。 図3は本発明の実施の形態に係るズボンの平面状態における正面図である。 図4は本発明の実施の形態に係るズボンの平面状態における背面図である。 図5は本発明の実施の形態に係るズボンの前身頃部側を内側にして股ぐりで半分に折ったときの左身頃部の後身頃部の平面状態における説明図である。 図6は本発明の実施の形態に係るズボンの内股側を説明する説明図である。 図7は本発明の実施の形態に係るズボンを着用したときの正面から見た説明図である。 図8は本発明の実施の形態に係るズボンを着用したときの背面から見た説明図である。 図9は本発明の実施の形態に係るズボンを着用したときの側面から見た説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、同一の記号及び同一の符号は、実施の形態中の同一または相当する機能部分を意味するものであるから、ここでは重複する詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態に係るズボン1は、左脚が挿入される筒部を構成する左身頃部LB及び右脚が挿入される右身頃部RBが前側及び後側の股ぐり縫合線部31L(31La、31Lb)で縫合されているものであり、各左右の身頃部LB,RBは、前身頃部F1及び後身頃部B1から形成されているものである。
本実施の形態に係るズボン1の各左右の身頃部LB,RBを形成する前身頃部F1及び後身頃部B1は、前身頃部F1と後身頃部B1の一部である股側を構成する股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10と、後身頃部B1の残りの一部である脇側を構成する脇側後身頃部B21が裁断されてなる第2生地片20との縫合によって形成されているものである。
そして、本実施の形態に係るズボン1は、各左右の身頃部LB,RBの後側に第1生地片10の股側身頃部B11及び第2生地片20の脇側後身頃部B21が縫合してなる後身頃縫合線部41Lを有し、また、各左右の身頃部LB,RBの脇側に第1生地片10の前身頃部F1及び第2生地片20の脇側後身頃部B21が縫合してなる脇縫合線部51Lを有する。
なお、図1及び図2は、本実施の形態のズボン1の一例のパターン図(展開図)であり、外枠の細線が裁断の目Cに相当し、内枠の太線が縫い目Sに相当する。また、説明の便宜上、図1及び図2において、仮想股下線71、仮想渡り線72、仮想膝線74等に相当する線を点線で表しているが、実際のズボン1には、そこに縫い目等が存在するものではない。
第1生地片10は、図1に示すように、その上部側が略U字状に裁断されてズボン1の前股ぐり31La及び後股ぐり31Lbからなる股ぐり縫合線部31Lに対応するカーブ状の股ぐり端部31を有し、股ぐり端部31がある上部側が幅広く、裾側の下部側に向かって幅狭に形成されたものである。この第1生地片10は、左右の一方で前身頃部F1を形成し、反対側の一方で後身頃部B1の一部となる股側後身頃部B11を形成するものであり、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなるものである。
図1において、第1生地片10の左右の一方の端部のうち前身頃部F1側の第1脇線端部51L1は、図2に示す第2生地片20の脇側後身頃部B21の左右の一方の端部(後述する第2脇線端部51L2)と縫合し、ズボン1の左右の脇線に相当する脇縫合線部51Lを形成する。また、第1生地片10の反対側の股側後身頃部B11の後身頃端部41L1は、図2に示す第2生地片20の脇側後身頃部B21の他方の端部(後述する第2後身頃端部41L2)と縫合し、ズボン1の後身頃部Bの幅方向の中間位置で後身頃縫合線部41Lを形成する。
更に、第1生地片10の前身頃部F1と股側後身頃部B11により形成されて、前股ぐり31Laに対応する前股ぐり端部31a及び後股ぐり31Laに対応する後股ぐり端部31bからなる略U字状の股ぐり端部31は、対となる右または左の身頃部LB,RBの他方と縫合し股ぐり縫合線部31Lを形成する。
こうして、本実施の形態の第1生地片10は、前身頃部F1と股側後身頃部B11が一体に裁断され、左右の身頃部LB,RBが縫合される股ぐり縫合線部31Lを形成する股ぐり端部31を有し、前身頃部F1と股側後身頃部B11が接ぎ目なく一体に形成されたものである。
ここで、図1に示したように、本実施の形態の第1生地片10は前身頃部F1と股側後身頃部B11が一体に裁断されてなるものであるから、その裾側では、前身頃部F1と股側後身頃部B11との切替位置61が存在する。即ち、第1生地片10の裾線62は、左右方向の中間で上側に向かって折れ曲がる折れ線状であり、第1生地片10の裾線62を構成する前身頃部F1側の直線状の裾線62Fと股側後身頃部B11側の直線状の裾線62Bとは互いの線の方向が相違して交わる屈曲点である切替位置61を有する。
また、第1生地片10において、ズボン1の前側である前身頃部F1側の股ぐり端部31の下端縁は股付け根31Gに相当する。この股付け根31Gの位置は、図5でも示すように、ズボン1の前身頃部F1側を内側にして股ぐり縫合線部31Lに沿って左右の身頃部LB,RBを半分に折り畳んだ時に内股側で最も外に突出する部分であり、腿の付け根部分に対応するものである。
そこで、図1においては、股付け根31Gと切替位置61を直線的に結んだ線を仮想股下線71とし、仮想股下線71を前身頃部F1と股側後身頃部B11の境界線とする。
また、図1において、ズボン1の前身頃部F1の裾線62Fに対して略平行に、股付け根31Gから第1脇線端部51L1に向かって水平に引いた線を前身頃部F1側の渡り線72Fとしており、前身頃部F1の渡り線72Fより上側が股上、下側が股下とされる。更に、切替位置61から渡り線72Fに対して直角に引いた線を股下丈計測線73とし、切替位置61から渡り線72Fまでの股下丈計測線73の長さを股下寸法(股下丈)としたとき、その股下寸法(股下丈)を基準に、前身頃部F1の渡り線72Fに対応する後身身頃部B1の渡り線72Bが描かれている。
なお、図1においては、裾線62から股下寸法の半分の長さより4cm~10cm上の位置で膝線74が描かれており、膝線74の位置が太腿から膝に掛けての幅と、膝から裾にかけての幅との切替位置となっている。また、股上にはヒップ線75も描かれている。第1生地片10の前身頃部F1側の上部において、股ぐり端部31側とは反対側の端部は、ズボン1の脇ポケット部Pが形成される箇所であり、前身頃部F1の上部では適宜タック等が形成される。
そして、本実施の形態の第1生地片10は、股下において太腿に対応する上側が最も幅広に形成され、下側の膝側に向かって徐々に幅狭く形成されている。
特に、本実施の形態の第1生地片10では、仮想股下線71を垂直方向としたとき、左右の第1脇線端部51L1及び第1後身頃端部41L1が共に、股下において、太腿側から膝側に向かって、即ち、渡り線72F,72B側から膝線74にかけての上から下に向かって、仮想股下線71寄りに、つまり、内側寄りに斜めに傾いている。
したがって、本実施の形態の第1生地片10は、太腿側から膝側に向かって、即ち、渡り線72F、72B側から膝線74にかけての上から下に向かって、左右の第1脇線端部51L1及び第1後身頃端部41L1の間の幅が狭くなるテーパー状に形成されている。
なお、図1においては、膝線74から裾線62にかけても左右の第1脇線端部51L1及び第1後身頃端部41L1の間の幅が僅かに狭くなるテーパー状に形成されている。
但し、左右の第1脇線端部51L1及び第1後身頃端部41L1の勾配は、渡り線72F、72B側から膝線74にかけての勾配が、膝線74から裾線62にかけての勾配よりも大きく(急に)なっている。そして、厳格には、図1において、上から下に延びる第1生地片10の左右の第1脇線端部51L1及び第1後身頃端部41L1は真っ直ぐな直線ではなく、僅かに滑らかにカーブした曲線となっている。
一方、第2生地片20は、図2に示すように、後身頃部B1の残り部分、即ち、後身頃部B1の脇線側を構成する脇線側後身頃部B21を形成するものである。
図2において、第2生地片20の左右の端部のうち勾配変化が僅かに緩やかな方の第2後身頃端部41L2は、第1生地片10の股側後身頃部B11側の第1後身頃端部41L1と縫合し、ズボン1の後身頃部B1の中間に後身頃縫合線部41Lを形成する。また、第2生地片20の左右の端部のうち勾配変化が僅かに大きい方の第2脇線端部51L2は、第1生地片10の前身頃部F1側の第1脇線端部51L1と縫合し、ズボン1の左または右の脇線に相当する脇縫合線部51Lを形成する。
ここで、図2においても、前身頃部F1の渡り線72Fに対応する後身頃B1の渡り線72Bが描かれており、脇側後身頃B21の渡線72Bは第1生地片10の股側後身頃B11の渡り線72Bと連続するものである。また、第2生地片20の膝線74も、第1生地片10の膝線74に連続するものであり、第2生地片20の裾線62も、第1生地片10の股側後身頃B11の裾線62Bに連続するものである。第2生地片20のヒップ線75も、第1生地片10の股側後身頃B11のヒップ線75に連続するものである。
第2生地片20においても、例えば、渡り線72Bの略中心位置を通り渡線72Bに対して直角に引いた仮想直線(図示せず)を垂直方向としたとき、左右の第2脇線端部51L2及び第2後身頃端部41L2が共に、股下において、太腿側から膝側に向かって、即ち、渡り線72Bから膝線74にかけての上から下に向かって、内側寄りに斜めに傾いている。
したがって、本実施の形態の第2生地片20も、太腿側から膝側に向かって、即ち、渡り線72Bから膝線74にかけての上から下に向かって、左右の第2脇線端部51L2及び第2後身頃端部41L2の間の幅が狭くなるテーパー状に形成されている。
なお、図2においては、太腿側から膝側に向かって第2脇線端部51L2の勾配は第2後身頃端部41L2の勾配よりも僅かに大きい(急な)ものとなっている。また、図2においては、左右の幅が膝線74で最も絞られている。そして、厳格には、図2において、上部から下部に延びる第2生地片20の左右の第2脇線端部51L2及び第2後身頃端部41L2も真っ直ぐな直線ではなく、僅かに滑らかにカーブした曲線となっている。本実施の形態では、第2脇線端部51L2及び第2後身頃端部41L2の股上のヒップ側で変曲点もないから、裁断や縫製も容易である。
こうして、本実施の形態に係るズボン1においては、前身頃部F1及びそれと一体に裁断された股側後身頃部B11を形成する第1生地片10と、脇側後身頃部B22を形成する第2生地片20とによって各左右の身頃部LB,RBの前身頃部F1及び後身頃B1を形成している。そして、本実施の形態に係るズボン1では、第1生地片10の左右の一方の端部のうち前身頃部F1側の第1脇線端部51L1と第2生地片20の左右の一方の端部の第2脇線端部51L2とが縫合されて脇縫合線部51Lを形成し、また、第1生地片10の他方の端部である股側後身頃部B11側の第1後身頃端部41L1と第2生地片20の他方の端部である第2後身頃端部41L2とが縫合されて後身頃縫合線部41Lを形成している。
なお、図2に示した第2生地片20においては、実際には、第2後身頃端部41L2側が、そのヒップ線75と膝線74の間で生地を若干伸ばしながら第1生地片10の第1後身頃端部41L1と縫着される。これにより、臀部の膨らみに対応した立体的なシルエットを表現できるようになり、臀部に窮屈感を与え難くヒップラインを綺麗に見せることもできる。但し、本発明を実施する場合には、縫付けの形態は特に限定されるものではない。
ここで、本実施の形態に係るズボン1では、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10において、前身頃部F1及び股側後身頃部B11の境界の仮想股下線71を生地の地の目方向に一致させて裁断している。これより、前身頃部F1と後身頃部B1とで生地の糸目方向が大きく相違することなくバランスされ歪みが生じ難いものであり、繰り返しの着衣や洗濯等によっても皺、弛み等が生じ難く良好な見栄えが維持される。また、第2生地片20においては、例えば、渡り線72Bに対しその中心位置を通り直角方向に描いた直線(図示せず)を生地の地の目方向に一致させて裁断する。これにより、互いに縫合する第1生地片10の両側端部と生地の糸目方向が大きく相違することなく、歪みが生じ難い縫合となる。
また、本実施の形態に係るズボン1において、脇縫合線部51Lと股ぐり縫合線部31及び仮想股下線71との間の後身頃部B1の幅を構成する、第1生地片10における第1後身頃端部41L1と仮想股下線71及び後股ぐり端部31bとの間の股側後身頃部B11の幅aと、第2生地片20における第2脇線端部51L2と第2後身頃端部41L2との間の脇側後身頃部B21の幅bは、好ましくは、1/3≦a/b≦3/1の範囲内、より好ましくは、1/2≦a/b≦2/1の範囲内、更に好ましくは、1/2≦a/b≦1/1の範囲内である。後身頃部B1を形成する股側後身頃部B11と脇側後身頃部B21の幅寸法が、当該範囲内であれば、ズボン1の脇側の脇縫合線部51L及びズボン1の後側の後身頃縫合線部41Lでの第1生地片10及び第2生地片20の縫合による縫止まりがあっても、第1生地片10よりも幅寸法が小さい第2生地片20に大きな負荷が掛からず、破れ難いものである。また、ズボン1の後側からみたときに、股側後身頃部B11と脇側後身頃部B21の間に存在する後身頃縫合線部41Lの縫い目に目線が集中しても視覚的に後身頃部B1を形成する股側後身頃部B11と脇側後身頃部B21のバランスがよいことで、ヒップの大きな人でもヒップが強調され難いものとなる。
なお、このときの幅a,bは、渡り線72Bに対して平行方向の幅である。
特に、本実施の形態に係るズボン1においては、後身頃縫合線部41Lの縫い目が股下において脇縫合線部51Lと仮想股下線71との間の後身頃部B1の幅の略1/2位置に形成され、また、後身頃縫合線部41Lの縫い目が股ぐり縫合線部31Lに交わることなく、裾から股上のウエスト部W側に向かって直線状に延びているから、視覚的に脚が歪んで見えることもなく、脚をスタイル良く見せることができる。
そして、本実施の形態のズボン1においては、第1生地片10及び第2生地片20は、共に、股下の太腿から膝に向かってテーパー状に形成されたものであるから、股下において太腿から膝にかけてテーパーした筒径が形成される。よって、脚のラインにフィットしたシルエット形状となり、生地の弛み(緩み)、だぶつきが少なくて見栄えがすっきりしてヒップラインをキレイに見せることもでき、また、脚にフィットすることで動きやすく、ファッション性が高いものである。
因みに、図3乃至図9に示したズボン1においては、前身頃部F1及び後身頃部B1の上部に接続され着用時に人体のウエスト周りに位置する伸縮自在なウエストベルト部Wを有し、前身頃F1の上部側であって脇線縫合部51Lの近傍には脇ポケット部SPを有し、また、後身頃B1の上部側には、股側後身頃部B11及び脇側後身頃部B21を跨ぐ後ポケットBPを有する。しかし、それらポケットは本発明に必須ものではない。また、ズボン1の前側では、第1生地片10の前身頃部F1がウエストベルト部Wと縫合されている一方、ズボン1の後側では、第1生地片10の股側後身頃B11及び第2生地片20の脇側後身頃B21は、ヨークYを介しウエストベルト部Wと接合されている。第1生地片10の股側後身頃B11及び第2生地片20の脇側後身頃B21とウエストベルト部Wとの間にヨークYを設けることにより、臀部の膨らみに対するフィット性をより向上させることが可能であり、履き心地や着座したり起立したりするときの動きやすさも向上する。また、臀部を小さく見せる効果も期待できる。しかし、ヨークYは本発明に必須ものではない。この場合には、第1生地片10の股側後身頃B11及び第2生地片20の脇側後身頃B21はウエストベルト部Wに直接縫合される。
このように本実施の形態に係るズボン1では、前身頃部F1及びそれと一体に裁断された股側後身頃部B11を形成する第1生地片10と、脇側後身頃部B22を形成する第2生地片20とによって各左右の身頃部LB,RBの前身頃部F1及び後身頃B1を形成し、ズボン1の脇側で第1生地片10と第2生地片20が縫合した脇縫合線部51Lを有し、また、ズボン1の後側で第1生地片10と第2生地片20が縫合した後身頃縫合線部41Lを有する。
即ち、本実施の形態に係るズボン1は、後身頃部B1の幅の略半分程度に相当する股側後身頃部B11を前身頃部F1と一体に裁断して第1生地片10とし、残りの後身頃部B1の幅の略半分程度に相当する脇側後身頃部B22は第1生地片10とは別の第2生地片20とし、それら第1生地片10及び第2生地片20の縫合によって前身頃部F1及び後身頃部B1を形成していることにより、第1生地片10の前身頃部F1及び第2生地片20の脇側後身頃部B21の縫合がズボン1の左右の脇側に脇線縫合部51Lとして形成される一方、ズボン1の後側である後身頃部B1の幅の中央側に第1生地片10の股側後身頃部B11及び第2生地片10の脇側後身頃部B21の縫合が後身頃縫合線部41Lとして形成される。
したがって、本実施の形態に係るズボン1の内股には、前身頃部F1及びそれと一体に裁断された股側後身頃部B11を形成する第1生地片10が対応し、そこに股ぐり縫合線部31Lから股下に向かって連続する内股線の縫い目、縫い代は存在しないものである。
こうして、本実施の形態に係るズボン1においては、股ぐりを形成する前身頃部F1と股側後身頃部B11が一体に裁断されてなるものであり、股ぐり縫合線部31Lから裾側に向かって連続する内股線の縫い目、縫い代が存在しないから、着用者の太腿の内股の肌、皮膚を刺激することなくて肌当たりが良く、内股の皮膚、肌との接触、擦れによる不快感や股ずれを生じさせ難いものである。また、股ぐり縫合線部31Lから股下に連続する内股線の縫い目、縫い代が存在しないことにより、内股側の生地の摩耗、損傷も生じ難いものである。
そして、本実施の形態に係るズボン1では、このように脇側及び後側で、前身頃部F1及びそれと一体に裁断された股側後身頃部B11を形成する第1生地片10と、脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20とが縫合されたものであり、左右の身頃部LB,RBが縫合した股ぐり縫合線部31Lから裾側に向かって連続する内股線の縫い目、縫い代が存在しないから、即ち、脚を開いたり前に屈んだり等の脚の動きによる伸縮が大きい箇所に縫止まりを生じさせる縫い目が存在しないから、脚を開いたり前に屈んだりしゃがんだり等の脚を動かしたときの生地の突っ張り、引き攣り、窮屈感が少なくて動きやすい。更に、ズボン1の内股に縫止まりを生じさせる縫い目が存在しないことで、着用者が前に屈む等したときでもズボン1の裾の上方への引張り、引き攣りが少なく、見栄えが良い。
こうして、本実施の形態に係るズボン1によれば、左右の身頃部LB,RBが縫合した股ぐり縫合線部31Lから股下に向かって連続する内股線の縫い目、縫い代が存在しないことで、着用者への内股への肌当たりが良く、また、着用者の脚の動きに伴う引き攣り、引張りが少なくて着用者の動きを妨げ難く、着用者にとって動きやすいものとなる。よって、着用者によって快適な装着感、履き心地が得られる。
特に、本実施の形態に係るズボン1では、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなることで、前身頃部F1及び股側後身頃部B11の境界の仮想股下線71を生地の地の目方向に一致させて裁断した場合には、内股側では脚の長さ方向が生地の地の目方向に沿い、破れ難い強度を確保できる一方、ズボン1の前側の前身頃部F1及び後側の股側後身頃部B11の生地の地の目が脚の長さ方向に対しバイアス状に交差することになるから、伸縮性がよくて脚の動きに対するフィット感、動きやすさを向上させ履きやすさ、履き心地をより向上させることも可能となる。
更に、本実施の形態に係るズボン1では、上述したように、股ぐり縫合線部31Lから裾側に連続する内股線の縫い目、縫い代を存在させなくとも、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10及び脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20の縫合によって各左右の身頃部LB,RBの前身頃部F1と後身頃部B1を形成しており、第1生地片10と第2生地片20の寸法形状でシルエット形状を表現できることで、シルエットの表現自由度が高いものである。
即ち、ズボン1の後側及び脇側で第1生地片10と第2生地片20を縫合する切替えにより各左右の身頃部LB,RBの前身頃部F1と後身頃部B1のシルエット形状を表現できる。よって、股下の内股側または脇側のシルエットが垂直に落ちることなく、ズボン1の股下の少なくとも太腿から膝に掛けてのテーパーした筒状に表現可能となり、そうした脚の形状、凹凸に対応するシルエットラインの形成により、だぶつき、弛み、皺、捻じれが少なく、脚にフィットする動きやすさも得ることが可能となる。
つまり、第1生地片10及び第2生地片20を、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かって幅を狭くしたテーパー状に形成することで、ズボン1の股下の少なくとも太腿から膝に掛けてのテーパーした筒状のシルエットになるから、股下にだぶつき、弛み、皺、捻じれが少なくて見栄えが良く、脚の形状にフィットするシルエット形状により美しいヒップラインの形成も可能とし、スタイル良く見せることができファッション性が高いものとなり、更に、脚の形状にフィットすることで着用者によって動きやすくて快適な装着感、履き心地も得られる。
更に、本実施の形態のズボン1においては、後身頃B1側で第1生地片10の股側後身頃部B11と第2生地片20の脇側後身頃部B21が縫合してなる後身頃縫合線部41Lの上下方向に延びる縫い目の存在によって視覚的に脚を長く見せる効果も得られる。
よって、本実施の形態のズボン1においては、脚のラインにフィットするシルエット形状と、ズボン1の後側で脚のラインに沿った後身頃縫合線部41Lの上下方向に延びる縫い目の存在とによって、脚が細長く見えすっきりした印象を与えやすく、スタイルよく見せることができてファッション性に優れたものである。
また、第1生地片10と第2生地片20を組み合わせた縫合で身体の脚の形状にフィットするシルエット形状を表現するものであり、ズボン1の後側で第1生地片10及び第2生地片20を接いで切り替えた後身頃縫合線部41Lの縫止まりによる張力が生じるから、立体的なヒップの膨らみを表現することも可能である。更に、ズボン1の脇側及び後ろの縫止まりによる張力によって後身頃B1に皺が生じ難く、また、後身頃縫合線部41Lの存在によって皺が生じても目立ち難い。加えて、第1生地片10及び第2生地片20を接ぐことで身体の脚の形状にフィットするシルエット形状を表現するものでは、ダーツ等によるものと比べ厚みを出さないから、着座したときの臀部への当たりも少ないものである。
そして、本実施の形態に係るズボン1では、上述したように、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されて股ぐり縫合線部31Lから股下に連続する内股線の縫い目をなくしている一方、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10及び脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20の縫合によって前身頃部F1と後身頃部B1を形成し、ズボン1の後側及び脇側で切替えをしている。したがって、一枚生地からなるものと比較し、生地の縫合部で生地同士の糸目方向が大きく相違しない縫合を可能とする。
即ち、互いに縫合される第1生地片10における前身頃部F1の第1脇線端部51Lと第2生地片20における脇側後身頃部21の第2脇線端部51L2で生地の地の目に対する方向が大きく相違しない裁断を可能とし、また、互いに縫合される第1生地片10における股側後身頃部B11の第1後身頃端部41Lと第2生地片20における脇側後身頃部B21の第2後身頃端部41L2においても生地の地の目に対する方向が大きく相違しない裁断を可能とし、縫合する端部同士の生地の糸目方向の差を少なくできる。これより、縫製作業時に生地同士のズレが少なく縫製を容易にすることができ、また、縫合する端部同士の生地の伸縮差が少ないことで、縫合する縫い目や生地に負荷が掛かり難く、繰り返しの着衣や洗濯等によっても皺や歪みが生じ難く、更に縫い目も解れ難く生地も破れ難いものであり、生地の選択自由度も高いものとなる。そして、縫合する端部同士で糸目方向の差を少なくできて皺や歪みが生じ難いことで、見栄えの良いものとなる。なお、第1生地片10及び第2生地片20としては、例えば、ポリエステル、ポリアミド、アクリル等の合繊繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、綿、絹、麻、ウール等の天然繊維、ポリビニルアルコール繊維、アクリレート系繊維等の生地を使用するが可能であり、何れの繊維からなる生地であっても、破れ難く弛み、歪、皺、だぶつきが生じ難いものとなる。
加えて、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10において、前身頃部F1及び股側後身頃部B11の境界の仮想股下線71を生地の地の目方向に一致させて裁断した場合には、前身頃部F1と後身頃部B1とで生地の糸目方向が大きく相違することなくバランスされ歪み、皺、捻じれ、弛み等が生じ難く、繰り返しの着衣や洗濯等によっても歪み、皺、捻じれ、弛み等が生じ難くて脚の形状にフィットした良好な見栄えが維持される。
また、本実施の形態のズボン1においては、股ぐりを形成する前身頃部F1及び股側後身頃部B11を一体に裁断してなるものであり、第1生地片10に股ぐり端部31のカーブを設けたものである。よって、第1生地片10で股ぐり端部31のカーブの裁断を一体にできるから、裁断の生地取りが容易でもあり、裁断時の切れ端が少なく、生地のロス、生地コストも少なくできる。
以上説明してきたように、本実施の形態に係るズボン1は、左身頃部LB及び右身頃部RBが股ぐりで縫合されたズボン1であって、各左右の身頃部LB,RBは、前身頃部F1及び前身頃部F1と一体に裁断されて後身頃部B1の股側を構成する股側後身頃部B11を形成し、前身頃部F1及び股側後身頃部B11により股ぐりを形成する第1生地片10と、後身頃部Bの脇側を構成する脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20と、第1生地片10の前身頃部F1側の左右の一端部である第1脇線端部51L1と第2生地片20の左右の一端部である第1脇線端部51L2とが縫合してなり脚の長さ方向、即ち、上下方向に延びる脇縫合線部51Lと、第1生地片10の左右の他端部である股側後身頃部B11側の第1後身頃端部41L1と第2生地片20の左右の他端部である第2後身頃端部41L2とが縫合してなり脚の長さ方向、即ち、上下方向に延びる後身頃縫合線部41Lとを具備するものである。
こうして本実施の形態に係るズボン1によれば、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10と、脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20の縫合によって各左身頃部LB及び右身頃部RBの前身頃部F1及び後身後部B1を構成し、第1生地片10と第2生地片20がズボン1の脇側及び後身頃部B1の幅の中間で縫合されたものであり、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断され股ぐりを形成する第1生地片10により前身頃部F1及び股側後身頃部B11を接ぎ目なく一体に形成したことで、左身頃部LB及び右身頃部RBが縫合した股ぐり縫合線部31Lにおける股付け根31Gの縫い目からに股下に連続する内股線の縫い目、縫い代がないものである。よって、股同士の擦れや蒸れが生じやすく脚の開きや動きによる伸縮が大きい内股側に内股線の縫い目、縫い代がないことで、着用者にとって肌当たりが良く、また、ズボン1の内股に縫止まりが存在しないから、脚の開きや動きに伴う突っ張り、引き攣りによる窮屈さも与え難く、着用者にとって動きやすいものとなる。
そして、股ぐり縫合線部31Lの縫い目から裾側に向かう内股線の縫い目がなくとも、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10と、脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20との縫合によって各左右の身頃LB,RBの前身頃部F1及び後身後部B1を形成するものであるから、第1生地片10及び第2生地片20の寸法形状の組み合わせによりシルエットを表現できることでデザイン自由度が高いものである。よって、弛み、だぶつき、捻じれ、皺等が少なくて身体のラインにフィットするシルエット形状の表現が可能であり、見栄え良く見せることが可能となる。
特に、後身頃部B1の幅を分割してなる第1生地片10の股側後身頃部B11と第2生地片20の脇側後身頃部B21の縫合で後身頃部B1を形成するものであり、ズボン1の後身頃B1において、第1生地片10の股側後身頃部B11と第2生地片20の脇側後身頃部B21が縫合してなる後身頃縫合線部41Lの脚の長さ方向に延びる縫い目の存在によって、脚の縦のラインを強調できることで、視覚的に足長に見せたり、立体的に見せたりすることができる。また、後身頃縫合線部41Lの縫止まりによる張力が生じやすいことで後身頃B1は皺や弛みが生じ難いものとなる。
更に、前身頃部F1及び股側後身頃部B11が一体に裁断されてなる第1生地片10と、脇側後身頃部B21を形成する第2生地片20との縫合によって各左右の身頃LB,RBの前身頃部F1及び後身後部B1を形成するものでは、第1生地片10と第2生地片20の互いに縫合する端部同士で、生地の糸目方向の差を小さくできるものである。よって、後身頃縫合線部41L及び脇縫合線部51Lの周辺で生地の伸縮差を少なくできることで、縫製時の縫合のズレも少なくて縫製しやすく、歪みや皺も生じ難いものである。また、第1生地片10及び第2生地片20は、後身頃縫合線部41L及び脇縫合線部51Lにおいて糸目方向の相違、即ち、伸縮の相違による生地の特定箇所に負荷が掛かり難い縫合であり、後身頃縫合線部41Lや脇縫合線部51Lの縫い目にかかる負荷もかかり難いから、繰り返しの着用や洗濯等によっても弛み、皺、撚れ等が生じ難く、また、縫い目が解れ難くて生地も傷み難い。よって、生地の選択を制限せず、生地の選択自由度が高いものである。
また、本実施の形態に係るズボン1において、第1生地片10と第2生地片20は、脇縫合線部51Lと股ぐり縫合線部31及び仮想股下線71との間の後身頃部B1の幅を構成する第1生地片10の股側後身頃部B11の幅aと、第2生地片20の脇側後身頃部B21の幅bの比率が、1/3≦a/b≦3/1の範囲内であれば、第1生地片10と第2生地片20の縫合端部同士の生地の糸目方向の差も小さく、第1生地片10より幅寸法が小さい第2生地片20に負荷が掛かり難い縫合であり、第2生地片20の生地を傷め難い。また、後身頃縫合線部41Lの縫い目に視線が集中しやすいところ、脇側後身頃部B21と股側後身頃部B11の幅方向の視覚的なバランスがよいから、ヒップの大きな人でもヒップが強調され難いものとなる。より好ましくは、1/2≦a/b≦2/1の範囲内、更に好ましくは、1/2≦a/b≦1/1の範囲内である。
更に、本実施の形態に係るズボン1によれば、後身頃縫合線部41Lの縫い目は、股下において、脇縫合線部51Lと仮想股下線71との間の後身頃部B1の幅の略半分の位置で形成されているから、視覚的に脚が歪んで見えることなく、スタイル良く見せることができる
特に、後身頃縫合線部41Lの縫い目は、裾から股上のウエスト部W側に向かって直線状に延びているから、視覚的に脚が歪んで見えないうえ、脚の縦のラインの強調による足長効果が得られ、ヒップを強調することなく脚をすっきり見せることが可能となる。
そして、本実施の形態に係るズボン1によれば、第1生地片10及び第2生地片20は、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かっては、幅を狭くしたテーパー状であるから、股下において太腿から膝にかけてテーパーした筒径を形成できる。よって、脚のラインにフィットしたシルエットに形成されていることにより、弛み、皺、だぶつき、捻じれ等が少なく、動きやすくもある。こうして脚のラインにフィットした形状により、ヒップラインをキレイに見せることができ、見栄えがすっきりしてファッション性に優れるうえ、動きやすくて快適な履き心地が得られる。
加えて、本実施の形態に係るズボン1によれば、第1生地片10の股ぐりにおいて股下の股付け根31Gの位置と、裾側の前身頃部F1及び股側後身頃部B11の切替位置61とを結ぶ仮想股下線71を描いたとき、その仮想股下線71を生地の地の目(たて地)の方向に一致させたものであるから、内股側の強度を確保できると共に、第1生地片10の前身頃部F1と股側後身頃部B11とで生地の糸目方向のバランスがよく、前身頃部F1及び股側後身頃部B11の何れかの一方に歪みが生じ難いものとなる。よって、生地の選択を問わずして、歪みによる弛み、皺、捻じれ等が生じ難く、繰り返しの着用、洗濯によっても弛み、皺、捻じれ等が生じ難いものである。
しかし、本発明を実施する場合には、地の目の方向は仮想股下線71の方向に限定されることなく、前身頃部F1や股側後身頃部B11の幅の略半分の位置を地の目の方向としてもよいし、後身頃縫合線部41Lや脇縫合線部51Lを地の目方向と一致させるようにしてもよい。或いは、脚の長方向に対して略垂直方向に生地の地の目方向を一致させてもよい。
なお、上記実施の形態のズボン1は、綿パン、チノパン、スラックス、ジーンズ(Gパン、デニム)等のカジュアルなズボン(パンツ)、スラックス、運動ズボン、作業ズボンの何れにも好適である。また、本発明を実施する場合には、ズボン1は、ロングパンツ、フルレングスのものに限らず、クロップドパンツ、ショートパンツ、ハーフパンツ等を含むカットレングスのものにも適用できる。
1 ズボン
10 第1生地片
20 第2生地片
41L 後身頃縫合線部
51L 脇縫合線部
71 仮想股下線
LB 左身頃部
RB 右身頃部
F1 前身頃部
B1 後身頃部
B11 股側後身頃部
B21 脇側後身頃部

Claims (6)

  1. 左身頃部及び右身頃部が股ぐりで縫合されたズボンであって、
    前記各左身頃部及び右身頃部は、
    前身頃部及び前記前身頃部と一体に裁断されて後身頃部の股側を構成する股側後身頃部を形成し、前記前身頃部及び前記股側後身頃部により前記股ぐりを形成する第1生地片と、
    前記後身頃部の脇側を構成する脇側後身頃部を形成する第2生地片と、
    前記第1生地片の前記前身頃部側の一端部と前記第2生地片の一端部とが縫合してなる脇縫合線部と、
    前記第1生地片の前記後身頃部側の他端部と前記第2生地片の他端部とが縫合してなる後身頃縫合線部と
    を具備することを特徴とするズボン。
  2. 前記第1生地片の前記股側後身頃部の幅aと前記第2生地片の前記脇側後身頃部の幅bは、1/3≦a/b≦3/1の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のズボン。
  3. 前記後身頃縫合線部の縫い目は、股下においては前記後身頃部の幅の半分の位置に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズボン。
  4. 前記後身頃縫合線部の縫い目は、裾側から股上のウエスト側に向かって延びていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のズボン。
  5. 前記第1生地片及び前記第2生地片は、少なくとも股下の太腿側から膝側に向かっては、幅を狭くしたテーパー状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のズボン。
  6. 前記第1生地片は、前記股ぐりにおける股付け根位置と、裾側の前記前身頃部及び前記股側後身頃部の切替位置とを直線的に結ぶ仮想股下線を描いたとき、前記仮想股下線が生地の地の目方向に一致していることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のズボン。
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