JP2022168702A - 振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた機械的強度を有する振動デバイスを提供すること。【解決手段】振動デバイスは、振動素子と、表裏関係にある第1面および第2面を有し、前記第1面側に前記振動素子が配置されている半導体基板であるベースと、前記ベースに配置され、前記振動素子と電気的に接続されている発振回路と、前記振動素子を収容するように前記ベースに接合され、前記ベースと電気的に導通されている半導体基板であるリッドと、を有するパッケージと、前記パッケージの外面に配置されている樹脂層と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、振動デバイスに関する。
特許文献1に記載されている圧電振動子は、凹没形状のパッケージと、このパッケージの底部に接合された圧電振動片と、パッケージを気密に封止する蓋部材と、を有する。また、パッケージと蓋部材とは、例えば、表面活性化接合により接合されている。また、パッケージおよび蓋部材は、例えば、シリコン基板で構成され、このシリコン基板面に発振回路等が形成されている。
特開2010-081415号公報
しかしながら、特許文献1の圧電振動子では、パッケージおよび蓋部材がシリコン基板で構成されているため、例えば、セラミックパッケージと比べて脆く、落下等の衝撃により破損し易いという問題がある。
本発明の振動デバイスは、振動素子と、
表裏関係にある第1面および第2面を有し、前記第1面側に前記振動素子が配置されている半導体基板であるベースと、前記ベースに配置され、前記振動素子と電気的に接続されている発振回路と、前記振動素子を収容するように前記ベースに接合され、前記ベースと電気的に導通されている半導体基板であるリッドと、を有するパッケージと、
前記パッケージの外面に配置されている樹脂層と、を有することを特徴とする。
第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図であり、図2中のA-A線断面図である。 ベースの上面を示す平面図である。 振動デバイスの製造工程を示す工程図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 第2実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 振動デバイスの製造工程を示す工程図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 第3実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 第4実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
以下、振動デバイスの好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、図1、図4~図15および図17~図21中の上側を「上」とも言い、下側を「下」とも言う。その場合、図2では、紙面手前側が「上」であり、奥側が下である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図であり、図2中のA-A線断面図である。図2は、ベースの上面を示す平面図である。図3は、振動デバイスの製造工程を示す工程図である。図4ないし図14は、それぞれ、振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
図1に示す振動デバイス1は、気密な収容部Sを有するパッケージ10と、収容部S内に収容された振動素子4と、パッケージ10の外面の一部に配置された樹脂層9と、を有する。また、パッケージ10は、一対の金属バンプ81、82を介して振動素子4が接合されたベース2と、振動素子4を覆ってベース2の上面2aに接合されたリッド3と、を有する。また、ベース2の下面2b側には振動素子4を発振させる発振回路6Aを含む集積回路6が形成されている。
ベース2は、シリコン基板である。本実施形態では、特に、P型のシリコン基板を用いている。そのため、振動デバイス1の使用時には、ベース2は、定電位であるグランドに接続される。ただし、ベース2としては、特に限定されず、N型のシリコン基板であってもよい。また、シリコン以外の半導体基板、例えば、Ge、GaP、GaAs、InP等の半導体基板を用いてもよい。
ベース2は、板状であり、表裏関係にある第1面としての上面2aおよび第2面としての下面2bを有する。また、ベース2は、厚さ方向の途中に段差27を有し、この段差27よりも上面2a側の部分が、下面2b側の部分に対して縮径している。なお、以下では、段差27よりも上側の側面を側面2c1と言い、下側の側面を側面2c2と言う。
また、ベース2の上面2aおよび下面2bには絶縁膜26が形成されている。絶縁膜26は、例えば、ベース2の表面を熱酸化して形成したシリコン酸化膜である。ただし、絶縁膜26としては、特に限定されず、例えば、シリコン窒化膜であってもよい。また、絶縁膜26の形成方法としては、熱酸化に限定されず、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)であってもよい。
また、ベース2の下面2b側には振動素子4と電気的に接続された集積回路6が形成されている。このように、ベース2に集積回路6を形成することにより、ベース2を有効活用することができる。特に、下面2b側に集積回路6を形成することにより、後述する第2実施形態のように上面2a側に集積回路6を形成する場合と比べて、リッド3との接合領域がない分、集積回路6の形成スペースを広く確保することができる。
集積回路6には、振動素子4と電気的に接続され、振動素子4を発振させてクロック信号等の発振信号を生成する発振回路6Aが含まれている。集積回路6には、発振回路6Aの他にも回路が含まれていてもよい。当該回路としては、例えば、発振回路6Aからの出力信号を処理する処理回路が挙げられ、このような処理回路としては、例えば、PLL回路が挙げられる。
下面2bには、配線層62、絶縁層63、パッシベーション膜64および端子層65が積層してなる積層体60が形成されている。そして、配線層62に含まれる配線を介して下面2bに形成された図示しない複数の能動素子が電気的に接続されて集積回路6が構成される。また、端子層65は、集積回路6と電気的に接続された複数の実装端子650を有する。振動デバイス1では、この実装端子650を介して集積回路6と外部装置との接続が行われる。
なお、図示の構成では、積層体60に1つの配線層62が含まれているが、これに限定されず、複数の配線層62が絶縁層63を介して積層されていてもよい。つまり、配線層62と絶縁層63とが交互に複数回積層されていてもよい。これにより、例えば、集積回路6内の配線の引き回し、複数の実装端子650の設置の自由度を高めることができる。
また、ベース2には、ベース2を厚さ方向に貫通する一対の貫通孔21、22が形成されている。各貫通孔21、22内には金属材料等の導電性材料が充填され、貫通電極210、220が形成されている。また、ベース2の上面2aには、振動素子4と電気的に接続された一対の配線28、29が配置されている。配線28は、貫通電極210を介して集積回路6と電気的に接続され、配線29は、貫通電極220を介して集積回路6と電気的に接続されている。
リッド3は、ベース2と同様、シリコン基板である。これにより、ベース2とリッド3との線膨張係数が等しくなり、熱膨張に起因する熱応力の発生が抑えられ、優れた振動特性を有する振動デバイス1となる。また、振動デバイス1を半導体プロセスによって形成することができるため、振動デバイス1を精度よく製造することができると共に、その小型化を図ることができる。ただし、リッド3としては、特に限定されず、シリコン以外の半導体基板、例えば、Ge、GaP、GaAs、InP等の半導体基板を用いてもよい。
図1に示すように、リッド3は、箱状であり、上面3aと、下面3bと、下面3bに開口し、内部に振動素子4を収容する有底の凹部31と、を有する。また、平面視で、リッド3は、ベース2よりも若干小さく、その側面3cがベース2の段差27よりも上側の側面2c1と面一となっている。
リッド3は、その下面3bにおいて金属層7を介してベース2の上面2aと接合されている。ベース2とリッド3とを金属層7を介して接合することにより、これらを強固にかつ密に接合することができる。そのため、パッケージ10の強度を高めることができると共に、収容部Sの気密性を高めることができる。具体的な接合方法については、後の製造方法の説明において説明する。
また、リッド3は、金属層7を介してベース2と電気的に接続されている。前述したように、振動デバイス1の使用時にはベース2がグランドに接続されるため、リッド3も同じくグランドに接続される。そのため、パッケージ10全体がシールドとして機能し、外部からの電磁ノイズの影響を低減することができる。したがって、信頼性の高い振動デバイス1となる。
また、パッケージ10の平面視で、金属層7の外縁は、ベース2の上面2aの外縁およびリッド3の下面3bの外縁よりも内側に位置している。そのため、金属層7の外側には、ベース2の上面2aとリッド3の下面3bとの間に形成され、パッケージ10外に臨む凹状の隙間Gが形成されている。このような構成とすることにより、振動デバイス1の製造時に行われるダイシングから金属層7を保護することができる。そのため、接合強度の低下や収容部Sの気密破壊を効果的に抑制することができる。この点については、後の振動デバイス1の製造方法でも説明する。
パッケージ10内の収容部Sは、気密であり、減圧状態、好ましくはより真空に近い状態である。これにより、粘性抵抗が減り、振動素子4の発振特性が向上する。ただし、収容部Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、窒素またはAr等の不活性ガスを封入した雰囲気であってもよく、減圧状態でなく大気圧状態または加圧状態となっていてもよい。
図2に示すように、振動素子4は、振動基板41と、振動基板41の表面に配置された電極42と、を有する。振動基板41は、厚みすべり振動モードを有し、本実施形態ではATカット水晶基板から形成されている。ATカット水晶基板は、三次の周波数温度特性を有しているため、優れた温度特性を有する振動素子4となる。また、電極42は、上面に配置された励振電極421と、下面に励振電極421と対向して配置された励振電極422と、を有する。また、電極42は、振動基板41の下面に配置された一対の端子423、424と、端子423と励振電極421とを電気的に接続する配線425と、端子424と励振電極422とを電気的に接続する配線426と、を有する。
なお、振動素子4の構成は、上述の構成に限定されない。例えば、振動素子4は、励振電極421、422に挟まれた振動領域がその周囲から突出したメサ型となっていてもよいし、逆に、振動領域がその周囲から凹没した逆メサ型となっていてもよい。また、振動基板41の周囲を研削するベベル加工や、上面および下面を凸曲面とするコンベックス加工が施されていてもよい。
また、振動素子4としては、厚みすべり振動モードで振動するものに限定されず、例えば、音叉型の振動素子のように複数の振動腕が面内方向に屈曲振動するものであってもよい。つまり、振動基板41は、ATカット水晶基板から形成されたものに限定されず、ATカット水晶基板以外の水晶基板、例えば、Xカット水晶基板、Yカット水晶基板、Zカット水晶基板、BTカット水晶基板、SCカット水晶基板、STカット水晶基板等から形成されていてもよい。
また、振動基板41の構成材料としては、水晶に限定されず、例えば、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、四ホウ酸リチウム、ランガサイト、ニオブ酸カリウム、リン酸ガリウム等の圧電単結晶体により構成されていてもよいし、これら以外の圧電単結晶体で構成されていてもよい。更にまた、振動素子4は、圧電駆動型の振動片に限らず、静電気力を用いた静電駆動型の振動片であってもよい。
図2に示すように、振動素子4は、一対の金属バンプ81、82を介してベース2の上面2aに接合されていると共に配線28、29と電気的に接続されている。金属バンプ81、82は、例えば、スタッドバンプ、めっきバンプ等である。金属バンプ81、82は、例えば、超音波接合により配線28、29に接合され、熱圧着により端子423、424と接合されている。ただし、接合方法は、特に限定されない。また、接合部材として、金属バンプ81、82に替えて導電性の接着剤を用いてもよい。
図1に示すように、樹脂層9は、パッケージ10の外面に配置されている。具体的には、樹脂層9は、パッケージ10のベース2に形成された段差27から上側の部分の全域を覆っている。つまり、樹脂層9は、ベース2の段差27および側面2c1と、ベース2とリッド3との接合部と、リッド3の全部と、を覆っている。このように、パッケージ10の外面に樹脂層9を配置することにより、樹脂層9によって落下時の衝撃やピックアップ時に加わる応力等の外力を吸収、緩和することができ、パッケージ10が外力を受け難くなる。そのため、パッケージ10の破損、特に割れや欠けを効果的に抑制することができ、機械的強度に優れた振動デバイス1となる。
衝撃から保護する効果は、特に、パッケージ10の角部を樹脂層9で覆うことにより顕著となる。本実施形態では、リッド3の上面3aと側面3cとの角部および側面3c同士の角部が樹脂層9で覆われている。また、ピックアップ時の応力から保護する効果は、特に、パッケージ10の側面を樹脂層9で覆うことにより顕著となる。
また、パッケージ10の外面に樹脂層9を配置することにより、パッケージ10が剥き出しの場合と比べて、振動デバイス1の表面の摩擦係数が高まるため、滑り難く、ピックアップし易い振動デバイス1ともなる。
また、樹脂層9は、リッド3とベース2との接合部を覆い、隙間G内に充填されている。これにより、接合部を保護することができる。また、リッド3とベース2との接合強度をさらに高めることができ、収容部Sの気密性を高めることもできる。また、当該部分がアンカーとなって、樹脂層9がパッケージ10から剥離し難くもなる。このような、樹脂層9は、絶縁性を有する。そのため、パッケージ10との導通が避けられ、外部からの静電気等の電気的衝撃による集積回路6の静電破壊を抑制できる。その結果、信頼性の高い振動デバイス1となる。
また、樹脂層9の側面9cは、ベース2の段差27よりも下側の側面2c2と面一である。そのため、樹脂層9が外部の構造体と引っ掛かり難く、樹脂層9の捲れを効果的に抑制することができる。
なお、樹脂層9としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。これにより、耐熱性に優れた樹脂層9が得られる。
以上、振動デバイス1の構成について説明した。次に、振動デバイス1の製造方法について説明する。図3に示すように、振動デバイス1の製造工程は、準備工程S11と、載置工程S12と、接合工程S13と、溝形成工程S14と、樹脂層形成工程S15と、個片化工程S16と、を含む。以下、これら各工程S11~S16について詳細に説明する。
[準備工程S11]
まず、図4に示すように、表裏関係にある上面20aおよび下面20bを備え、複数の個片化領域Qすなわちベース2となる部分を含むベースウエハ20を準備する。ベースウエハ20は、ベース2の母材であり、シリコン基板である。次に、図5に示すように、個片化領域Q毎に、ベースウエハ20の下面20b側に集積回路6を形成する。次に、図6に示すように、個片化領域Q毎に、ベースウエハ20の上面側から集積回路6に到達する貫通孔21、22を形成する。次に、図7に示すように、個片化領域Q毎に、貫通電極210、220、配線28、29および第1金属層71を形成する。このように、ベースウエハ20に集積回路6を形成することにより、ベースウエハ20を有効活用することができる。
[載置工程S12]
図8に示すように、個片化領域Q毎に、ベースウエハ20の上面20a側に振動素子4を配置する。具体的には、振動素子4を準備し、振動素子4を金属バンプ81、82を介して上面20aに接合する。また、金属バンプ81を介して配線28と振動素子4の端子423とを電気的に接続し、金属バンプ82を介して配線29と端子424とを電気的に接続する。これにより、振動素子4と集積回路6とが電気的に接続される。
[接合工程S13]
まず、図9に示すように、複数の個片化領域Qすなわちリッド3となる部分を含むリッドウエハ30を準備する。リッドウエハ30には、個片化領域Q毎に、下面30bに開口する凹部31と、下面30bに凹部31を囲むように配置された第2金属層72と、が形成されている。なお、第1、第2金属層71、72は、例えば、銅(Cu)の下地層上に、金(Au)の表面層を積層した構成とすることができる。
次に、図10に示すように、第1、第2金属層71、72の表面にイオンビームやプラズマを照射し、第1、第2金属層71、72の表面を活性化させ、第1、第2金属層71、72の金属を拡散させることにより、ベースウエハ20とリッドウエハ30とを接合する。このような第1、第2金属層71、72同士の拡散により金属層7が形成される。これにより、個片化領域Q毎に振動素子4を収容した収容部Sが形成されたデバイスウエハ100が得られる。デバイスウエハ100では、ベースウエハ20とリッドウエハ30とが金属層7を介して電気的に接続されている。
このような接合方法によれば、ベースウエハ20とリッドウエハ30とをより強固にかつ密に接合することができ、振動デバイス1の機械的強度および気密性を高めることができる。また、常温(第1、第2金属層71、72の融点よりも低い温度)でベース2とリッド3とを接合することができるため、パッケージ10に内部応力が残留し難く、振動素子4への熱ダメージも低減される。
次に、図11に示すように、保持部材としてのダイシングテープDTを準備し、ダイシングテープDTをデバイスウエハ100の下面20b側に貼り付ける。これにより、ダイシングテープDTがデバイスウエハ100を下面20b側から保持した状態となる。
[溝形成工程S14]
図12に示すように、隣り合う個片化領域Qの境界部に、リッドウエハ30側から第1溝110を形成する。第1溝110は、リッドウエハ30の上面30aに開口する有底の溝であり、ベースウエハ20の下面20bに貫通しない。また、第1溝110は、ベースウエハ20とリッドウエハ30との接合部よりも下面20b側すなわちベースウエハ20の途中まで到達している。そのため、ベースウエハ20とリッドウエハ30との接合部が第1溝110に臨んでいる。また、リッドウエハ30が個片化領域Q毎に個片化され、各個片化領域Qにリッド3が形成される。
第1溝110の形成方法としては、特に限定されないが、本実施形態では、ダイシングブレードDB1を用いたリッドウエハ30の上面30a側からのハーフダイシングにより形成されている。これにより、容易に第1溝110を形成することができる。また、第1溝110の表面に微小な凹凸が形成されるため、つまり、表面が荒れるためパッケージ10と樹脂層9との密着性が高まる。
ここで、デバイスウエハ100の平面視で、金属層7の外縁は、個片化領域Qの外縁よりも内側に位置している。そのため、ダイシングブレードDB1で第1溝110を形成する際、ダイシングブレードDB1と金属層7との接触が避けられ、ダイシングブレードDB1の根詰まりを抑制することができる。そのため、第1溝110の加工精度の低下が抑制される。また、金属層7の損傷を抑制することもでき、ベースウエハ20とリッドウエハ30との接合強度の低下、収容部Sの気密性の低下、気密破壊等を効果的に抑制することができる。
[樹脂層形成工程S15]
図13に示すように、デバイスウエハ100の表面に樹脂材料を配置して樹脂層9を形成する。樹脂層9は、リッドウエハ30の上面30aおよび第1溝110内に形成される。また、樹脂層9は、第1溝110に臨む隙間G内にも充填される。隙間G内に樹脂層9が充填されることにより、ベースウエハ20とリッドウエハ30との接合部を保護することができる。また、ベースウエハ20とリッドウエハ30との接合強度をさらに高めることができ、収容部Sの気密性を高めることもできる。また、当該部分がアンカーとなって、樹脂層9がデバイスウエハ100から剥離し難くもなる。樹脂層9は、例えば、スピンコート、スプレーコート等により形成することができる。
ここで、第1溝110を有底としたことで、デバイスウエハ100は個片化されずにベースウエハ20を介して繋がった状態となっている。そのため、デバイスウエハ100は、樹脂層9の硬化時の収縮により生じる応力に抗するのに十分な剛性を有しており、前記応力に起因したデバイスウエハ100の反りや撓みを効果的に抑制することができる。そのため、前記応力に起因したデバイスウエハ100の反りが抑制され、次の個片化工程S16をより精度よくスムーズに行うことができる。
[個片化工程S16]
図14に示すように、隣り合う個片化領域Qの境界部に、デバイスウエハ100を貫通する第2溝120を形成し、デバイスウエハ100を個片化領域Q毎に個片化する。これにより、複数の振動デバイス1が一括して形成される。第2溝120の形成方法としては、特に限定されないが、本実施形態では、ダイシングブレードDB2を用いたリッドウエハ30側からのダイシングにより形成している。これにより、容易に第2溝120を形成することができる。特に、ダイシングをリッドウエハ30側から行うことにより、ダイシングブレードDB2によるダイシングテープDTの切断を避けることができ、個片化された全振動デバイス1がダイシングテープDTに保持された状態となる。そのため、複数の振動デバイス1がばらばらになるのを防ぐことができる。
なお、ダイシングブレードDB2は、ダイシングブレードDB1よりも薄く、第2溝120の幅W2は、第1溝110の幅W1よりも狭い。つまり、W2<W1である。そのため、図14に示すように、個片化された後にも、各パッケージ10の側面に樹脂層9が残存し、段差27から上側の部分全域が樹脂層9で覆われた振動デバイス1が得られる。
以上、振動デバイス1について説明した。このような振動デバイス1は、前述したように、振動素子4と、表裏関係にある第1面である上面2aおよび第2面である下面2bを有し、上面2a側に振動素子4が配置されている半導体基板であるベース2と、ベース2に配置され、振動素子4と電気的に接続されている発振回路6Aと、振動素子4を収容するようにベース2に接合され、ベース2と電気的に導通されている半導体基板であるリッド3と、を有するパッケージ10と、パッケージ10の外面に配置されている樹脂層9と、を有する。このように、パッケージ10の外面に樹脂層9を配置することにより、樹脂層9によって落下時の衝撃やピックアップ時に加わる応力等の外力が吸収、緩和され、パッケージ10が外力を受け難くなる。そのため、パッケージ10の破損、特に、割れや欠けを効果的に抑制することができ、機械的強度に優れた振動デバイス1となる。また、パッケージ10が剥き出しの場合と比べて、振動デバイス1の表面の摩擦係数が高まるため、滑り難く、ピックアップし易い振動デバイス1ともなる。
また、前述したように、樹脂層9は、パッケージ10の角部を覆うように配置されている。これにより、衝撃から保護する効果がより顕著となる。
また、前述したように、樹脂層9は、絶縁性を有する。そのため、リッド3やベース2との導通が避けられ、外部からの静電気等の電気的衝撃による集積回路6の静電破壊を抑制できる。その結果、信頼性の高い振動デバイス1となる。
また、前述したように、ベース2およびリッド3は、定電位に接続されている。これにより、ベース2およびリッド3がシールドとして機能し、外部からの電磁ノイズの影響を低減することができる。したがって、信頼性の高い振動デバイス1となる。
また、前述したように、樹脂層9は、ベース2とリッド3との接合部を覆っている。これにより、接合部を保護することができる。
また、前述したように、ベース2とリッド3とは、金属層7を介して接合されている。これにより、これらを強固にかつ密に接合することができる。そのため、振動デバイス1の強度を高めることができると共に、収容部Sの気密性を高めることができる。
また、前述したように、平面視で、金属層7の外縁は、ベース2の外縁およびリッド3の外縁よりも内側に位置し、金属層7により形成されるベース2とリッド3との隙間Gに樹脂層9が配置されている。これにより、リッド3とベース2との接合強度をさらに高めることができ、収容部Sの気密性を高めることもできる。また、当該部分がアンカーとなって、樹脂層9がリッド3やベース2から剥離し難くもなる。
また、前述したように、発振回路6Aは、ベース2の下面2b側に配置されている。このように、下面2b側に集積回路6を形成することにより、後述する第4実施形態のように上面2a側に集積回路6を形成する場合と比べて、リッド3との接合領域がない分、集積回路6の形成スペースを広く確保することができる。
<第2実施形態>
図15は、第2実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図16は、振動デバイスの製造工程を示す工程図である。図17ないし図19は、それぞれ、振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
本実施形態は、主に、ベース2の形状および樹脂層9の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図15ないし図19において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図15に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、ベース2の側面に段差27が形成されておらず、側面全域が樹脂層9で覆われている。つまり、樹脂層9は、パッケージ10の外面のうち下面を除いた全ての領域に配置されている。このような構成によれば、前述した第1実施形態と比べて樹脂層9で覆われている部分が多くなるため、樹脂層9の機能がより顕著となる。
次に、振動デバイス1の製造方法について説明する。図16に示すように、振動デバイス1の製造工程は、準備工程S21と、載置工程S22と、接合工程S23と、溝形成工程S24と、樹脂層形成工程S25と、個片化工程S26と、を含む。以下、これら各工程S21~S26について詳細に説明するが、接合工程S23までは、前述した第1実施形態の接合工程S13と同様である。そのため、以下では、溝形成工程S24から説明する。
[溝形成工程S24]
図17に示すように、ダイシングテープDTに保持されたデバイスウエハ100をリッドウエハ30側からダイシングし、隣り合う個片化領域Qの境界部にデバイスウエハ100を貫通する第1溝110を形成する。これにより、デバイスウエハ100が個片化領域Q毎に個片化され、複数のデバイス1Aが得られる。このデバイス1Aは、樹脂層9が形成されていない振動デバイス1である。
なお、第1溝110の形成方法としては、特に限定されないが、本実施形態では、ダイシングブレードDB1を用いたリッドウエハ30側からのダイシングにより形成している。これにより、容易に第1溝110を形成することができる。ダイシングをリッドウエハ30側から行うことにより、ダイシングブレードDB1によるダイシングテープDTの切断を避けることができ、個片化されたデバイス1AがダイシングテープDTに保持された状態となる。そのため、デバイス1Aが離散するのを防ぐことができる。
[樹脂層形成工程S25]
図18に示すように、各デバイス1Aの表面に樹脂層9を形成する。これにより、振動デバイス1が得られる。本実施形態では、各リッド3の上面3aと第1溝110内とに樹脂層9を形成する。つまり、パッケージ10の上面と側面とを覆うように樹脂層9を形成する。なお、樹脂層9は、特に限定されず、例えば、スピンコート、スプレーコート等により形成することができる。
[個片化工程S26]
図18に示す状態では、第1溝110内に形成された樹脂層9によって隣り合う振動デバイス1同士が一体化している。そこで、本工程では、図19に示すように、隣り合う個片化領域Qの境界部にデバイスウエハ100(樹脂層9)を貫通する第2溝120を形成して振動デバイス1を個片化する。
第2溝120の形成方法としては、特に限定されないが、本実施形態では、ダイシングブレードDB2を用いたリッドウエハ30側からのダイシングにより形成している。これにより、容易に第2溝120を形成することができる。ダイシングをリッドウエハ30側から行うことにより、ダイシングブレードDB2によるダイシングテープDTの切断を避けることができ、個片化された振動デバイス1がダイシングテープDTに保持された状態となる。
なお、ダイシングブレードDB2は、ダイシングブレードDB1よりも薄く、第2溝120の幅W2は、第1溝110の幅W1よりも狭い。つまり、W2<W1である。そのため、本工程において樹脂層9を切断した後にも、各パッケージ10の側面に樹脂層9が残存し、パッケージ10の下面を除く部分全域が樹脂層9で覆われた振動デバイス1が得られる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図20は、第3実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態は、主に、ベース2とリッド3との接合方法が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図20において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図20に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、ベース2の上面2aとリッド3の下面3bとが表面活性化接合されている。表面活性化接合とは、例えば、イオンビームやプラズマを照射することによりベース2の上面2aおよびリッド3の下面3bをそれぞれ活性化し、これらの面を他の部材を介することなくシリコン基板同士を直接接合する接合方法である。このような接合方法によれば、リッド3とベース2とをより強固にかつ密に接合することができ、パッケージ10の強度を高めることができると共に、収容部Sの気密破壊を効果的に抑制することができる。また、他の部材を介さないため、例えば、前述した第1実施形態と比べて、パッケージ10の低背化、すなわち、振動デバイス1の小型化を図ることができる。
以上のように、本実施形態の振動デバイス1では、ベース2とリッド3とは、表面活性化接合されている。これにより、リッド3とベース2とをより強固にかつ密に接合することができ、振動デバイス1の強度を高めることができると共に、収容部Sの気密破壊を効果的に抑制することができる。また、他の部材を介さないため、例えば、前述した第1実施形態と比べて、振動デバイス1の小型化を図ることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図21は、第4実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態は、主に、集積回路6の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図21において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図21に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、発振回路6Aを含む集積回路6は、ベース2の上面2a側に配置されており、収容部Sに収容されている。このような構成とすることにより、集積回路6を水分や埃から保護することができる。そのため、振動デバイス1の信頼性を向上させることができる。本実施形態の場合、集積回路6上に振動素子4が搭載されており、端子層65に、金属バンプ81、82を介して振動素子4と電気的に接続される配線651、652が含まれている。また、ベース2の下面2b側に貫通電極210、220を介して集積回路6と電気的に接続された外部端子25が配置されている。
以上のように、本実施形態の振動デバイス1では、発振回路6Aは、ベース2の上面2a側に配置されている。これにより、発振回路6Aを水分や埃から保護することができる。そのため、振動デバイス1の信頼性を向上させることができる。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の振動デバイスを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、樹脂層9がパッケージ10の上面と側面とに配置されていたが、樹脂層9の配置は、特に限定されない。例えば、パッケージ10の上面だけに配置されていてもよいし、側面だけに配置されていてもよいし、角部だけに配置されていてもよい。
1…振動デバイス、1A…デバイス、10…パッケージ、100…デバイスウエハ、110…第1溝、120…第2溝、2…ベース、2a…上面、2b…下面、2c1…側面、2c2…側面、20…ベースウエハ、20a…上面、20b…下面、21…貫通孔、210…貫通電極、22…貫通孔、220…貫通電極、25…外部端子、26…絶縁膜、27…段差、28…配線、29…配線、3…リッド、3a…上面、3b…下面、3c…側面、30…リッドウエハ、30a…上面、30b…下面、31…凹部、4…振動素子、41…振動基板、42…電極、421…励振電極、422…励振電極、423…端子、424…端子、425…配線、426…配線、6…集積回路、6A…発振回路、60…積層体、62…配線層、63…絶縁層、64…パッシベーション膜、65…端子層、650…実装端子、651…配線、652…配線、7…金属層、71…第1金属層、72…第2金属層、81…金属バンプ、82…金属バンプ、9…樹脂層、9c…側面、DB1…ダイシングブレード、DB2…ダイシングブレード、DT…ダイシングテープ、G…隙間、Q…個片化領域、S…収容部、S11…準備工程、S12…載置工程、S13…接合工程、S14…溝形成工程、S15…樹脂層形成工程、S16…個片化工程、S21…準備工程、S22…載置工程、S23…接合工程、S24…溝形成工程、S25…樹脂層形成工程、S26…個片化工程、W1…幅、W2…幅

Claims (10)

  1. 振動素子と、
    表裏関係にある第1面および第2面を有し、前記第1面側に前記振動素子が配置されている半導体基板であるベースと、前記ベースに配置され、前記振動素子と電気的に接続されている発振回路と、前記振動素子を収容するように前記ベースに接合され、前記ベースと電気的に導通されている半導体基板であるリッドと、を有するパッケージと、
    前記パッケージの外面に配置されている樹脂層と、を有することを特徴とする振動デバイス。
  2. 前記樹脂層は、前記パッケージの角部を覆うように配置されている請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記樹脂層は、絶縁性を有する請求項1または2に記載の振動デバイス。
  4. 前記ベースおよび前記リッドは、定電位に接続されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  5. 前記樹脂層は、前記ベースと前記リッドとの接合部を覆っている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  6. 前記ベースと前記リッドとは、表面活性化接合されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  7. 前記ベースと前記リッドとは、金属層を介して接合されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  8. 平面視で、前記金属層の外縁は、前記ベースの外縁および前記リッドの外縁よりも内側に位置し、前記金属層により形成される前記ベースと前記リッドとの隙間に前記樹脂層が配置されている請求項7に記載の振動デバイス。
  9. 前記発振回路は、前記ベースの前記第2面側に配置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  10. 前記発振回路は、前記ベースの前記第1面側に配置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の振動デバイス。
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