JP2022168360A - 緩衝機能付き包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの増大を抑えつつ、箱内の医薬品を効果的に保護する。【解決手段】箱B1は天面開口側及び底面開口側に、医薬品パックを押え保持可能な緩衝機能部2を備える。この緩衝機能部2は、接着片15の先端縁部から延びる延長板21と、延長板21に右側面板14の上下の端縁に対して箱B1内に下がった位置から折り線L13を介して延びる各押えフラップ22とからなる。箱B1の組み立てにより、天面開口側及び底面開口側のフラップ164、174で各押えフラップ22を天面開口下及び底面開口下に押下傾倒し、これらの押えフラップ22で医薬品パックを押え保持する。【選択図】図3

Description

本発明は、医薬品その他各種の物品を包装するのに使用する緩衝機能付き包装用箱に関する。
一般に、医療機関や調剤薬局で取り扱われる錠剤やカプセル錠などの医療用の医薬品は、複数個ずつが1枚のPTPシートに収納され、このPTPシートが複数枚単位でさらにピロー包装されて、又は結束バンドでひとまとまりにして、包装用箱(個装箱)に包装される。
この種の包装用箱は、例えば特許文献1などに開示されているように、正面部、背面部、左側面部、右側面部をなす相互に平行に連接して形成される4側面板及びその一方の側縁に併せて形成される接着片と、一対のフラップ及び蓋からなり、天面部をなす天蓋及び底面部をなす底蓋とを備え、4側面板の一方の側縁の接着片と他方の側縁とを接着されて構成される。このようにして医薬品を包装する工程において、4側面板が四角柱状に折り曲げられて、その中に医薬品が収納され、底蓋の各部が折り曲げられて接着され、箱の天面開口が天蓋により封止されて、全体として略直方体形状に組み立てられる。かくして医薬品が包装される。
また、従前、この種の医療用の医薬品には、医薬品の名称、服用方法(用法,用量など)、効能、取扱い上の注意など医薬品に関する各種の情報が記載された添付文書が添付され、包装用箱の中に同梱されてきた。この添付文書は例えばA3サイズなどの比較的大きな紙が使用されており、箱の中に入れるために、細長く折り畳まれる。このように折り畳まれた添付文書は比較的厚みのあるものとなる。そして、この添付文書は、細長く折り畳まれた状態で、かつ医薬品を挟み込むような状態で、箱の中に収納される。このようにすることで、この添付文書が箱の中で医薬品を押え保持し、箱外部の衝撃から保護するものとなっていた。ところが、2019年11月の改正薬機法により、この添付文書は電子的な方法による提供が原則とされ、これが2021年8月より施行される。すなわち、添付文書の医薬品への添付は廃止となる。添付文書が包装用の箱の中に同梱されないことで、当然のことながら、従前使用されてきた箱のままでは箱の内部に添付文書の収納分だけ隙間が生じ、医薬品の保護性能が低下する。このため、従前の箱は設計変更の必要がある。
実開平6-53425号公報
前述した従前の包装用箱(個装箱)は、医薬品(複数の錠剤やカプセル錠を密封されたPTPシートが複数枚単位でアルミ包材パックに封入された包装状態の医薬品)全体の大きさ(寸法)に合わせて、箱の大きさ(寸法)を小さくすれば、箱内部の隙間はなくなるものの、この箱の大きさを変更すると、カートナー(パッケージの製函と同時に物品の箱詰めをする機械)の設定調整作業が必要になるばかりでなく、個装箱を複数個単位で入れるまとめ箱、及びまとめ箱を複数個単位で入れる段ボール箱などの大きさも変更する必要があり、医薬品を包装する工程で変更点が広範囲に及び、負担が大きいという問題がある。
また、この種の箱においては、従来から、箱内部に医薬品を保護するための緩衝機能を備えたものが多数提案されているが、多くの場合、箱内部に緩衝機能部を一体的に備えるために、多くの箱材(板紙などの紙材)を使ったり箱材(板紙などの紙材)に複雑な形状を施したりすることから、緩衝機能部を備えていない箱に比べて、コストが増大するという問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の包装用箱において、箱内に従前の添付文書を差し込むための隙間に相当する空間を残しても、箱内に医薬品を固定できるようにして、箱の大きさを変える必要がなく、箱の大きさを変えることに起因する他への影響をなくすこと、緩衝機能部を極めて簡単な構造にして、緩衝機能部を箱内に箱材を多く使用することも箱材に複雑な形状を施すこともなく設けること、このようにすることで、コストの増大を抑えつつ、箱内の医薬品を効果的に保護すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
正面部、背面部、左側面部、右側面部をなす相互に平行に連接して形成される4側面板及び前記4側面板の一端の一側面板の一方の側縁に併せて形成される接着片と、前記4側面板のうち相互に対向する2側面板の端縁にそれぞれ連接して形成される一対のフラップ及び前記2側面板とは別の他の1側面板又は2側面板の端縁に形成される蓋からなり、天面開口を塞ぐ天蓋、及び底面開口を塞ぐ底蓋と、を備え、前記接着片と前記4側面板の他端の一側面板が接合され、前記底蓋により前記底面開口を塞ぐとともに前記天蓋により前記天面開口を塞ぐことにより、全体が略直方体形状の箱に組み立てられて、医薬品その他各種の物品を包装する包装用箱において、
前記箱内の前記天面開口側及び/又は前記底面開口側に、物品を押え保持可能な緩衝機能部を備え、
前記緩衝機能部は、
前記接着片の前記4側面板の一端の一側面板側の一方の側縁とは反対側の他方の側縁から前記接着片と接合される前記4側面板の他端の一側面板内に延びる延長板と、前記延長板において前記4側面板の前記天面開口側及び/又は前記底面開口側の端縁に対して前記箱内に下がった位置から折り線を介して、前記天面開口上及び/又は前記底面開口上へ突出可能にフラップ状に延びる押えフラップとからなり、
前記箱の組み立てにより、前記天面開口側及び/又は前記底面開口側の前記フラップで前記押えフラップを前記天面開口下及び/又は前記底面開口下に押下傾倒し、当該押えフラップで物品を押え保持する、
ことを要旨とする。
この包装用箱は、次のような構成を併せて備えることが好ましい。
(1)延長板において折り線は、前記延長板の接着片側の一側縁部で4側面板の天面開口側及び/又は底面開口側の端縁に対して箱内に所定の距離だけ下がった折り線始点位置と前記延長板の前記接着片側の一側縁部とは反対側の他側縁部で前記折り線始点位置よりもさらに前記箱内に所定距離だけ下がった折り線終点位置との間に斜めに形成される。
この場合、折り線は、折り線始点位置と折り線終点位置との間に箱の内方に向けて凸の切り込み線を形成されて、押えフラップに、当該押えフラップが箱の天面開口下及び/又は底面開口下に押下傾倒されることにより、接着片と接合される4側面板の他端の一側面板に向けて突出係合し、前記延長板を物品に向けて押圧する突起を有する。また、接着片と延長板との間に、箱内で前記接着片に対して前記延長板を物品に向けて傾倒案内可能に折り線を有する。
(2)押えフラップに、当該押えフラップにおいて4側面板の天面開口側及び/又は前記底面開口側の端縁に対応する位置に、当該押えフラップを前記天面開口外及び/又は前記底面開口外に向けて傾倒案内する折り線を有する。
(3)延長板は、接着片の他方の側縁の略全体又はその一部から任意の形状で延びる。
(4)押えフラップは、延長板において4側面板の天面開口側及び/又は底面開口側の端縁に対して箱内に下がった位置から任意の形状で延びる。
(5)接着片と接合される4側面板の他端の一側面板に切り取り部を備え、前記切り取り部を医薬品その他各種の物品に関する各種の情報を表示する情報タグとする。
(6)天蓋及び/又は底蓋は、2側面板の一方の側面板の端縁から延び、先端に差し込み片を有する内蓋と、他方の側面板の端縁から延び、前記内蓋の上に接着剤を介して接着される外蓋とを備え、前記他方の側面板と前記外蓋との間に破断線を有し、前記破断線は、前記他方の側面板の前記外蓋側の端部に、前記他方の側面板の端縁の両端間の任意の2点を切り込み端として略溝形形状に切り込まれる前記他方の側面板の切り取り線と、前記外蓋に、前記他方の側面板の切り取り線の前記2点の前記切り込み端に連続して前記他方の側面板の切り取り線から離れる方向に前記他方の側面板の端縁に隣接する前記外蓋の各側縁まで略L字形に切り込まれる前記外蓋の2本の切り取り線とからなり、前記破断線により、前記他方の側面板の切り取り線と前記他方の側面板の端縁とで囲まれる前記他方の側面板の一部が破断部として前記他方の側面板から切り離し可能に形成されるとともに、前記外蓋の2本の切り取り線と前記他方の側面板の端縁とで囲まれる前記外蓋の2箇所の各部が前記破断部の切り離しに続けて前記外蓋を前記外蓋の各切り取り線に沿って前記他方の側面板から切り離すことによりタグとして立ち上がり可能に形成され、前記他方の側面板の前記破断部を前記外蓋とともに前記破断線に沿って前記他方の側面板から切り離すことにより、前記外蓋が開封されると同時に、前記外蓋の2箇所の各部がそれぞれ箱の開封済みを表すタグとして立ち上げられ、天面開口及び/又は底面開口は前記内蓋により再封される。
(7)4側面板のうち箱の正面板及び背面板の間に配置される各側面板、接着片及び押えフラップを含む延長板、天蓋及び底蓋の各部の幅方向中間に、直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、前記正面板及び背面板の間に配置される各側面板、接着片及び押えフラップを含む延長板、天蓋及び底蓋の各部を折り曲げ案内して箱全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部を備える。
本発明の緩衝機能付き包装用箱によれば、上記の構成により、次のような本発明独自の格別な効果を奏する。すなわち、この包装用箱では、箱内の天面開口側及び/又は底面開口側に、物品を押え保持可能な緩衝機能部を備えるので、箱内に従前の添付文書を差し込むための隙間に相当する空間を残しても、箱内に医薬品を固定することができる。これにより、箱の大きさを変える必要がなく、箱の大きさを変えることに起因する他への影響をなくすことができる。また、この緩衝機能部は、接着片の4側面板の一端の一側面板側の一方の側縁とは反対側の他方の側縁から接着片と接合される4側面板の他端の一側面板内に延びる延長板と、延長板において4側面板の天面開口側及び/又は底面開口側の端縁に対して箱内に下がった位置から折り線を介して、天面開口上及び/又は底面開口上へ突出可能にフラップ状に延びる押えフラップとからなる。このようにして、箱の組み立てにより、天面開口側及び/又は底面開口側のフラップで押えフラップを天面開口下及び/又は底面開口下に押下傾倒し、この押えフラップで物品を押え保持するようにしたので、緩衝機能部は極めて簡単な構造で、緩衝機能部を箱内に箱材を多く使用することも箱材に複雑な形状を施すこともなく設けることができる。したがって、この包装用箱によれば、コストの増大を抑えつつ、箱内の医薬品を効果的に保護することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る緩衝機能付き包装用箱の構成を示す図((a)は箱の全体構成を正面板を取り除いて示す斜視図(b)は箱の内部の構成を底面開口側から示す斜視図) 同包装用箱の組み立て前のブランクシートの構成を示す図(展開図) 同包装用箱による医薬品の包装状態を正面板を取り除いて示す図(斜視図) 本発明の第2の実施の形態に係る緩衝機能付き包装用箱の構成を示す図((a)は箱の全体構成を正面板を取り除いて示す斜視図(b)は箱の内部の構成を底面開口側から示す斜視図) 同包装用箱の組み立て前のブランクシートの構成を示す図(展開図) 同包装用箱による医薬品の包装状態を正面板を取り除いて示す図(斜視図) 本発明の第3の実施の形態に係る緩衝機能付き包装用箱の構成を示す図(展開図) 本発明の第4の実施の形態に係る緩衝機能付き包装用箱の構成を示す図(展開図)
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1、図2に第1の実施の形態を示している。図1は緩衝機能付き包装用箱B1の構成を示し、図2は同包装用箱B1の組み立て前のブランクシートP1の構成を示している。なお、この箱B1は医薬品パック(複数個の錠剤又はカプセル錠で1枚のPTPシートに収納され、このPTPシートが複数枚単位でさらにピロー包装されたもの、又は結束バンドでひとまとまりにしたものをいう。以下、同じ。)の包装用として例示している。
図1、図2に示すように、緩衝機能付き包装用箱B1(以下、包装用箱B1又は箱B1という場合がある。)は、所謂板紙により形成され、箱B1の正面部、背面部、左側面部、右側面部をなす相互に平行に連接して形成される4側面板(背面板11、左側面板12、正面板13、右側面板14)及びこれら4側面板の一端の一側面板の一方の側縁に併せて形成される接着片15と、これら4側面板のうち相互に対向する2側面板の端縁にそれぞれ連接して形成される一対のフラップ及び当該2側面板とは別の他の2側面板の端縁に形成される外蓋、内蓋からなり、天面開口を塞ぐ天蓋16、及び底面開口を塞ぐ底蓋17とを備えて構成される。
この箱B1の場合、背面板11、正面板13はそれぞれ、同じ大きさの縦長の長方形で、左右の側面板12、14はそれぞれ、背面板11、正面板13よりも幅が狭い同じ大きさの縦長の長方形になっている。接着片15は幅が左右の各側面板12、14の幅の3分の1程で、この場合、背面板11の右側縁から略台形状に延ばされる。なお、この接着片15が右側面板14の裏面で背面板11側の縁部に糊を介して接続される。
この箱B1の場合、天蓋16は、4側面板11-14の各端縁、この場合、背面板11の上端縁から折り線L5を介して連接され、天面開口10Uの全部を被覆可能な略台形状の外蓋161、正面板13の上端縁から折り線L7を介して連接され、天面開口10Uの一部(天面開口10U全体の5分の4若しくは4分の3程度)を被覆可能な略台形状の内蓋162、左右の各側面板12、14の上端縁から折り線L6、L8を介して連接され、天面開口10Uを部分的(天面開口10U全体の5分の2程度)を被覆可能な略台形状の左右一対のフラップ163、164からなり、天面開口10Uが左右の各フラップ163、164を介して内蓋162及び外蓋161により順次閉じられ、内蓋162に対して外蓋161が糊付けされることで封止される。なお、4側面板の各折り線L5-L8は4側面板の各上端縁に、直線的に、天蓋16の各部を天面開口10U外に向けて傾倒案内可能に、箱B1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により、形成される。
この箱B1の場合、底蓋17は、4側面板11-14の各端縁、この場合、背面板11の下端縁から折り線L9を介して連接され、底面開口10Dの全部を被覆可能な略台形状の外蓋171、正面板13の下端縁から折り線L11を介して連接され、底面開口10Dの一部(底面開口10D全体の5分の4若しくは4分の3程度)を被覆可能な略台形状の内蓋172、左右の各側面板12、14の下端縁から折り線L10、L12を介して連接され、底面開口10Dを部分的(底面開口10D全体の5分の2程度)を被覆可能な略台形状の左右一対のフラップ173、174からなり、底面開口10Dが各フラップ173、174を介して内蓋172及び外蓋171により順次閉じられ、内蓋172に対して外蓋171が糊付けされることで封止される。なお、4側面板の各折り線L9-L12は4側面板の各下端縁に、直線的に、底蓋17の各部を底面開口10D外に向けて傾倒案内可能に、箱B1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により、形成される。
また、この箱B1においては、天蓋16の内蓋162とこの内蓋162が連接される正面板13との間の折り線L7上に、底蓋17の内蓋172とこの内蓋172が連接される正面板13との間の折り線L11上に、それぞれ、開封用の破断線C1、C2が形成される。この場合、天蓋16側の開封用の破断線C1は、内蓋162と正面板13との間の折り線L7の中央直下の位置に折り線L7から略台形の溝形にミシン目線c1が付けられ、さらに、その溝形のミシン目線c1の両端から折り線L7の両端まで折り線L7上にミシン目線c2が付けられて形成される。この正面板13上部の溝形のミシン目線c1で囲まれた部分を、以下、開封口T1という。また、この場合、底蓋17側の開封用の破断線C2は、内蓋172と正面板13との間の折り線L11の中央直上の位置に折り線L11から略台形の溝形にミシン目線c1が付けられ、さらに、その溝形のミシン目線c1の両端から折り線L11の両端まで折り線L11上にミシン目線c2が付けられて形成される。この正面板13下部の溝形のミシン目c1で囲まれた部分を、以下、開封口T2という。
このようにして4側面板の一端の接着片15と4側面板の他端の一側面板、この場合、右側面板14が接合され、底蓋17の各部により底面開口10Dを塞ぐとともに天蓋16の各部により天面開口10Uを塞ぐことにより、全体が略直方体形状の箱B1に組み立てられて、医薬品を包装するようになっている。
そして、この箱B1では、箱B1内の天面開口10U側及び底面開口10D側に、医薬品パックを押え保持可能な緩衝機能部2を備える。これらの緩衝機能部2はそれぞれ、接着片15の4側面板の一端の一側面板側の一方の側縁とは反対側の他方の側縁から接着片15と接合される4側面板の他端の一側面板内に延びる延長板21と、延長板21において4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対して箱B1内(箱B1の内方)に下がった位置から折り線L13を介して、天面開口10U上及び底面開口10D上へ突出可能にフラップ状に延びる2つの押えフラップ22とからなる。延長板21は、接着片15の他方の側縁の略全体から任意の形状で延び、各押えフラップ22は、延長板21において4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対して箱B1内に下がった位置から任意の形状で延びる。
この場合、接着片15の4側面板の一端の一側面板側の一方の側縁は、接着片15の背面板11側の基端縁部で、その反対側の他方の側縁は接着片15の先端縁部であり、接着片15と接合される4側面板の他端の一側面板は、右側面板14である。延長板21は2つの押えフラップ22とともに一体の板として、接着片15の先端縁部に、右側面板14の面内(範囲内)に設けられる。この一体の板は接着片15の先端縁部の全縁から、幅(左右方向の寸法)が左右の各側面板12、14の幅(左右方向の寸法)の3分の2程、長さ(上下方向の寸法)が左右の各側面板12、14の長さ(上下方向の寸法)と略同じで、全体として上下に細長い長方形状に形成される。そして、この場合、延長板21は一体の板において後述する各折り線L13よりも内側の略台形状の部分で、2つの押えフラップ22は一体の板において後述する各折り線L13よりも外側に略矩形状に延びる各部分である。なお、各押えフラップ22の先端の背面板11側の角部は斜めに直線状に切り落とされ、その反対側の角部は円弧状に切り落とされる。
この緩衝機能部2にあっては、延長板21において折り線L13は、延長板21の接着片15側の一側縁部で4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対して箱B1内に所定の距離だけ少しだけ下がった折り線始点位置a1と延長板21の接着片15側の一側縁部とは反対側の他側縁部で折り線始点位置a1よりもさらに箱B1内に所定距離だけ下がった折り線終点位置a2との間に斜めに形成される。
この場合、延長板21の接着片15側の一側縁部は延長板21の背面板11側縁部、延長板21の4側面板の天面開口側及び底面開口側の端縁部は、延長板21の上下の各縁部、延長板21の接着片15側の一側縁部とは反対側の他側縁部は延長板21の正面板13側縁部で、折り線L13は、延長板21の背面板11側縁部で、延長板21の上下の各縁部に対して箱B1内方に向けて所定の距離少しだけ下がった折り線始点位置a1と、延長板21の正面板13側縁部で、折り線始点位置a1よりもさらに箱B1内方に向けて所定の距離少しだけ下がった折り線終点位置a2との間に斜めに形成される。この場合、折り線L13はミシン目線により形成される。
また、この緩衝機能部2にあっては、押えフラップ22に、この押えフラップ22において4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対応する位置に、この押えフラップ22を天面開口10U外及び底面開口10D外に向けて傾倒案内する折り線L14を有する。
この場合、これらの押えフラップ22において各折り線L14は、4側面板の上下の各縁部に対応する位置に、直線的に、これらの押えフラップ22を天面開口10U外及び底面開口10D外に向けて傾倒案内可能に、箱B1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により形成される。
また、この箱B1は各緩衝機能部2とともに、板紙を打ち抜いて一体に形成された一枚のブランクシートP1からなる。このブランクシートP1は、図2に示すように、次のような構成を有している。
一端に、所定の大きさを有する縦長の長方形で箱B1の背面板11をなす背面板形状部11Pが形成され、この背面板形状部11Pの右側一方の長辺側に、背面板形状部P11と長さ(高さ)が同じで幅が少し小さい長方形で箱B1の左側面板12をなす左側面板形状部12P、背面板形状部11Pと同じ大きさ、形状で箱B1の正面板13をなす正面板形状部13P、左側面板形状部12Pと同じ大きさ、形状で箱B1の右側面板14をなす右側面板形状部14Pが順次、折り線L1、L2、L3を介して連続して形成される。そして、背面板形状部11Pの左側他方の長辺に縦長の帯状、この場合、この左側他方の長辺を下底とする台形で接着片15をなす接着片形状部15Pが折り線L4を介して連続して形成される。なお、各折り線L1-4は、ブランクシートP1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により、形成される。これら接着片形状部15Pを含む背面板形状部11P、左側面板形状部12P、正面板形状部13P、右側面板形状部14Pにより、4側面板が構成される。
背面板形状部11Pの上側一方の短辺に、天面開口10Uと略同じ大きさの台形で外蓋161をなす外蓋形状部161Pが折り線L5を介して連続して形成される。左側面板形状部12Pの上側一方の短辺に、外蓋形状部161Pの長さの2分の1よりも少し短い台形で左側のフラップ163をなすフラップ形状部163Pが折り線L6を介して連続して形成される。正面板形状部13Pの上側一方の短辺に、外蓋形状部161Pよりも長さが小さい台形で内蓋162をなす内蓋形状部162Pが折り線L7を介して連続して形成される。右側面板形状部14Pの上側一方の短辺にフラップ形状部163Pと略同じ大きさの台形で右側のフラップ164をなすフラップ形状部164Pが折り線L8を介して連続して形成される。なお、各折り線L5-L8は、ブランクシートP1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により、形成される。これら外蓋形状部161P、内蓋形状部162P、左右のフラップ形状部163P、164Pにより、天蓋16が構成される。
背面板形状部11Pの下側一方の短辺に、底面開口10Dと略同じ大きさの台形で外蓋171をなす外蓋形状部171Pが折り線L9を介して連続して形成される。左側面板形状部12Pの下側一方の短辺に、外蓋形状部171Pの長さの2分の1よりも少し短い台形で左側のフラップ173をなすフラップ形状部173Pが折り線L10を介して連続して形成される。正面板形状部13の下側一方の短辺に、外蓋形状部171Pよりも長さが小さい台形で内蓋172をなす内蓋形状部172Pが折り線L11を介して連続して形成される。右側面板形状部14Pの下側一方の短辺にフラップ形状部173Pと略同じ大きさの台形で右側のフラップ174をなす下フラップ形状部174Pが折り線L12を介して連続して形成される。なお、各折り線L9-L12は、ブランクシートP1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により、形成される。これら外蓋形状部171P、内蓋形状部172P、左右のフラップ形状部173P、174Pにより、底蓋17が構成される。
接着片形状部15Pには延長板21をなす延長板形状部21Pが延長形成され、この延長板形状部21Pに2つの押えフラップ22をなす2つの押えフラップ形状部22Pが併せて形成される。この場合、延長板形状部21Pは2つの押えフラップ形状部22Pとともに、接着片形状部15Pの左側一方の長辺に連続して、延長板形状部21Pが右側面板形状部14Pの板面内(範囲内)に配置可能な大きさに、各押えフラップ形状部22Pが右側面板形状部14Pの上下の各短辺から上下に、左右の各フラップ形状部163P,164P、173P,174Pと同じ高さまで突出可能に設けられる。ここでは、延長板形状部21P及び2つの押えフラップ形状部22Pの一体形状部が、接着片形状部15Pの左側一方の長辺に連続して、幅(左右方向の寸法)が左右の各側面板形状部12P、14Pの幅(左右方向の寸法)の3分の2程、長さ(上下方向の寸法)が左右の各側面板形状部12P、14Pの長さ(上下方向の寸法)と略同じで、全体として上下に細長い長方形に形成される。そして、この一体形状部において右側一方の長辺で4側面板の上下の各短辺に対して左右の各側面板形状部12P、14P側に所定の距離だけ少しだけ入った位置に折り線始点位置a1を設定し、この一体形状部において左側他方の長辺で折り線始点位置a1よりもさらに左右の各側面板12P、14P側に所定距離だけ入った位置に折り線終点位置a2を設定されて、これら折り線始点位置a1と折り線終点位置a2との間にそれぞれ斜めに、折り線L13がミシン目線により形成される。かくして、この一体形状部において、延長板形状部21Pは各折り線L13よりも内側の略台形状の部分からなり、2つの押えフラップ形状部22Pはそれぞれ、一体形状部において各折り線L13よりも外側に略矩形状に延びる部分からなる。なお、各押えフラップ形状部22Pの突出端の各角部は背面板形状部11P側の一方が斜めに直線状に切り落とされ、その反対側の他方が円弧状に切り落とされる。また、各押えフラップ形状部22Pにおいては、4側面板の上下の各短辺に対応する位置に、それそれ、折り線L14が直線的に、ブランクシートP1の表面側から裏面側に向けて凹の罫線により、形成される。この一体形状部により緩衝機能部2が構成される。
かかるブランクシートP1は、接着片形状部15Pの表面側と右側面板形状部14Pの裏面側で背面部形状部11P側縁部に合わせられ糊で接着されて、箱B1に組み立て可能に扁平状に折り畳み加工される。この扁平状になった組み立て前の箱B1が段ボールなどで梱包され、製薬会社などのユーザーへ出荷される。
かくしてこの箱B1の組み立てにより、天面開口10U側及び底面開口10D側の各フラップ164、174で各押えフラップ22を天面開口10U下及び底面開口10D下に押下傾倒し、これら押えフラップ22で医薬品パックを押え保持するようになっている。
図3に製薬会社で医薬品パックを箱B1に包装した状態を箱B1の正面板13を取り除いて示している。
製薬会社での医薬品の包装工程では、組み立て前の箱B1が箱形に起こされ、箱B1の天面開口10U又は底面開口10Dのいずれか一方が天蓋16又は底蓋17により閉じられ、閉じられていない他方から医薬品パックが箱B1内部に収納される。そして、医薬品パックが箱B1内部に収納されると、箱B1の天面開口10U又は底面開口10Dのいずれか他方、つまり、閉じられていない他方が天蓋16又は底蓋17により閉じられる。
この天面開口10U、底面開口10Dが天蓋16、底蓋17により閉じられる際に、天面開口10U側及び底面開口10D側の各フラップ164、174で天面開口10U側及び底面開口10D側の各押えフラップ22が天面開口10U下及び底面開口10D下に押下傾倒され、これらの押えフラップ22で医薬品パックが押え保持される。
つまり、この天面開口10U、底面開口10Dが天蓋16、底蓋17により閉じられる際に、まず、箱B1の天面開口10U、底面開口10Dに、上下の各フラップ163、164及び各フラップ173、174が左右の各側面板12、14に対して略直角に折り曲げられる。このときに、右のフラップ164、フラップ174が延長板21から折り線L13を介して天面開口10U上、底面開口10D上に延びる上下の各押えフラップ22に接し、上の右のフラップ164の内面で上の押えフラップ22が天面開口10Uに向けて押下され、下の右のフラップ174の内面で上の押えフラップ22が底面開口10Dに向けて押下される。上の右のフラップ164及び下の右のフラップ174はそれぞれ、天面開口10U面、底面開口10D面まで傾倒され、上下の各押えフラップ22は、延長板21の各折り線L13を支点として天面開口10U直下(天面開口10U面直下)、底面開口10D直下(底面開口10D面直下)に押下傾倒される。また、この場合、上の押えフラップ22の支点になる折り線L13は箱B1の正面板13側から背面板11側に向けて斜め上方に延びているので、上の押えフラップ22は箱B1の左側面板12側の縁部が箱B1の左側面板12に対して少し背面板11側に向けて斜めに延び、かつこの押えフラップ22の板面が箱B1の正面板13側の縁部を斜め下方に向けて、箱B1の背面板11側の縁部を斜め上方に向けて傾斜される。これとは対称的に、下の押えフラップ22の支点になる折り線L13は箱B1の正面板13側から背面板11側に向けて斜め下方に延びているので、下の押えフラップ22は箱B1の左側面板12側の縁部が箱B1の左側面板12に対して少し背面板11側に向けて斜めに延び、かつこの押えフラップ22の板面が箱B1の正面板13側の縁部を斜め上方に向けて、箱B1の背面板11側の縁部を斜め下方に向けて傾斜される。これら押えフラップ22の2面により、箱B1内の医薬品パックは上面と右側面との間の角部、下面と右側面との間の角部の上から抱き抱えられるように又は抱き寄せられるように押え込まれて、これら押えフラップ22と箱B1の左側面板12との間に挟持保持される。そして、箱B1の天面開口10U、底面開口10Dに各フラップ163、164、各フラップ173、174の上から内蓋162、外蓋161、内蓋172、外蓋171が順次折り曲げられて、内蓋162に外蓋161が、内蓋172に外蓋171が、それぞれ、糊により接着される。これにより箱B1の天面開口10U面、底面開口10D面に天蓋16、底蓋17が固定され、これら天蓋16、底蓋17により箱B1内で各押えフラップ22の傾倒状態が保持され、箱B1内で各押えフラップ22により医薬品パックが既述のとおり抱き抱えられように又は抱き寄せられるように押さえ込まれ、各押えフラップ22の弾性作用により押え保持される。したがって、箱B1が外部から衝撃を受けても、箱B1内で医薬品パックはがたつくことがなく、また、箱B1内の医薬品パックに衝撃を受けても、この衝撃は各押えフラップ22の弾性作用により吸収され、箱B1内で医薬品パックは効果的に保護される。
なお、この包装用箱B1には、正面板13の上部に折り線L7から下方に向けて台形状にミシン目線からなる破断線C1が形成されており、箱B1を開封する際は、この破断線C1で囲まれた部分の開封口T1を押圧して破断すれば天蓋16を開封することができる。この開封により正面板13の上部から切り離される開封口T1に指を押し付けながら、内蓋162とともに外蓋161を上方に引き上げれば、箱B1の天面開口10Uを開くことができる。また、正面板13の下部に折り線L11から上方に向けて台形状にミシン目線からなる破断線C2が形成されており、箱B1を廃棄する際は、この破断線C2で囲まれた部分の開封口T2を押圧して破断すれば底蓋17を開封することができ、箱B1を解体しやすくすることができる。底蓋17の開封により正面板13の下部から切り離される開封口T2に指を押し付けながら、内蓋172とともに外蓋171を引き下げれば、箱B1の底面開口10Dを開くことができ、箱B1を容易に折り畳むことができる。
以上説明したように、この包装用箱B1では、箱B1内の天面開口10U側及び底面開口10D側に、医薬品パックを押え保持可能な緩衝機能部2を備えるので、箱B1内に従前の添付文書を差し込むための隙間に相当する空間を残しても、箱B1内に医薬品パックを確実に固定することができる。これにより、箱B1の大きさを変える必要がなく、箱B1の大きさを変えることに起因する他への影響、すなわち、カートナーの設定調整作業が必要であったり、個装箱を複数個単位で入れるまとめ箱、及びまとめ箱を複数個単位で入れる段ボール箱などの大きさも変更する必要があったりするなど、医薬品を包装する工程で変更点が広範囲に及び、負担が大きいといった問題を解消することができる。
また、この緩衝機能部2は、接着片15の背面板11側の一方の側縁とは反対側の他方の側縁、つまり先端縁部から接着片15と接合される右側面板14内に延びる延長板21と、延長板21において4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対して箱B1内に下がった位置から折り線L13を介して、天面開口10U上及び底面開口10D上へ突出可能にフラップ状に延びる各押えフラップ22とからなる。このようにして、箱B1の組み立てにより、天面開口10U側及び底面開口10D側のフラップ164、174で各押えフラップ22を天面開口10U下及び底面開口10D下に押下傾倒し、これらの押えフラップ22で医薬品パックを押え保持するようにしたので、緩衝機能部2は極めて簡単な構造で、緩衝機能部2を箱B1内に箱材を多く使用することも箱材に複雑な形状を施すこともなく設けることができる。したがって、この包装用箱B1によれば、コストの増大を抑えつつ、箱B1内で医薬品パックを効果的に保護することができる。
さらに、この緩衝機能部2は、次のような利点を有する。
(1)各押えフラップ22に、この押えフラップ22において4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対応する位置に、この押えフラップ22を天面開口10U外及び底面開口10D外に向けて傾倒案内する折り線L14を有するので、製薬会社での医薬品の包装工程で、カートナーにより箱の組み立てと同時に医薬品パックを箱詰めする際に、天蓋16及び底蓋17の各部とともに各押えフラップ22を天面開口10U及び底面開口10Dに対して外側に容易に開くことができ、医薬品パックの箱詰めを円滑に行うことができる。
(2)延長板21は、接着片15の他側縁部(先端縁部)の略全体から任意の形状で延びる。つまり、延長板21の形状は特に限定されることがなく、箱B1の形、大きさに応じて任意に変更することができる。各押えフラップ22も同様で、延長板21において4側面板の天面開口10U側及び底面開口10D側の端縁に対して箱B1内に下がった位置から任意の形状で延びる。つまり、各押えフラップ22の形状は特に限定されることがなく、箱B1の形、大きさに応じて任意に変更することができる。特に、延長板21、各押えフラップ22は単純な形状でよく、箱B1の一部に一体に形成されるところ、製造上、コストを低く抑えることができる。
図4、図5に第2の実施の形態を示している。図4は緩衝機能付き包装用箱B2の構成を示し、図5は同包装用箱B2の組み立て前のブランクシートP2の構成を示している。この包装用箱B2は、第1の実施の形態と概ね共通の構成を備え、緩衝機能部2の一部に第1の実施の形態と異なる構成を有する。そこで、この実施の形態の説明では、第1の実施の形態と共通の構成については、共通の符号を付してその重複する説明を省略し、第1の実施の形態と異なる点について新たな符号を付して説明を行うこととする。
この包装用箱B2においては、延長板21において各折り線L13に、折り線始点位置a1と折り線終点位置a2との間に箱B2の内方に向けて凸の切り込みC32を有する切り込み線C3を形成されて、上下の各押えフラップ22に、これら押えフラップ22が箱B2の天面開口10U下及び底面開口10D下に押下傾倒されることにより、接着片15と接合される4側面板の他端の一側面板に向けて突出係合し、延長板21を医薬品パックに向けて押圧する突起221を有する。
この場合、折り線L13は、既述のとおり、延長板21の背面板11側縁部で、接着片15の上下の各縁部に対して箱B2内方に向けて所定の距離少しだけ下がった折り線始点位置a1と、延長板21の正面板13側縁部で、折り線始点位置a1よりもさらに箱B2内方に向けて所定の距離少しだけ下がった折り線終点位置a2との間に斜めに形成される。
そして、この場合、この折り線L13は第1の実施の形態とは中間部の形状が異なる。第1の実施の形態では、折り線L13は全体が直線状に斜めに形成されるものとしたが、この実施の形態では、折り線L13は、両端が直線状の切り込みC31からなり、中間部が延長板21の板面内に入り込む凸形状の切り込みC32からなる。上の折り線L13の場合、この凸形状の切り込みC32は、左端の切り込みC31の端部から繋ぎ部分を介して略レ状に延びる切り込みとこの切り込みから右端の切り込みC31の端部に斜めに延びる切り込みとからなる。下の折り線L13の場合、この凸形状の切り込みC32は、上の折り線L13と上下線対称で、左端の切り込みC31の端部から繋ぎ部分を介して略ヘ状に延びる切り込みとこの切り込みから右端の切り込みC31の端部に斜めに延びる切り込みとからなる。これにより、上下の各突起221は一般に事務用品として用いられるカッターの刃先の如く形状を有する。さらに、この場合、接着片15と延長板21との間に、箱B2内で接着片15に対して延長板21を医薬品に向けて傾倒案内可能に切り込み線からなる折り線L14を有する。
このようにしたことにより、図6に示すように、天面開口10U、底面開口10Dが天蓋16、底蓋17により閉じられる際に、天面開口10U側及び底面開口10D側の各フラップ164、174で天面開口10U側及び底面開口10D側の各押えフラップ22が天面開口10U下及び底面開口10D下に押下傾倒されるとともに、各押えフラップ22の各突起221が4側面板の他端の一側面板、この場合、右側面板14に向けて突出係合し、延長板21を医薬品パックに向けて押圧する。この延長板21で医薬品パックを右側面の上から押え込み、上下の各押えフラップ22で医薬品パックの上下の角部を押え保持して、医薬品パックを箱B2の左側面板12に向けて押圧し、延長板21と箱B2の左側面板12との間に挟持する。
このように、第1の実施の形態と同様の作用に加え、延長板21で医薬品パックを右側面の上から押圧して、箱B2の左側面板12との間で押え込むので、上下の各押えフラップ22の2面に延長板21を加えた3面で、箱B2内の医薬品パックを上面と右側面との間の角部、下面と右側面との間の角部、そして右側面の上から抱き抱えられるように又は抱き寄せるように押え込み、医薬品パックはこれら押えフラップ22及び延長板21と箱B2の左側面板12との間に挟持保持される。これによって、箱B2内で医薬品パックはよりしっかり押え保持される。したがって、箱B2が外部から衝撃を受けても、箱B2内で医薬品パックはよりがたつくことがなく、また、箱B2内の医薬品パックに衝撃を受けても、この衝撃は各押えフラップ22の弾性作用により、より吸収され、箱B2内で医薬品はより効果的に保護される。
したがって、この包装用箱B2によれば、第1の実施の形態による作用効果をより高めることができる。
図7に第3の実施の形態を示している。図7は緩衝機能付き包装用箱B3の組み立て前のブランクシートP3の構成を示している。この包装用箱B3は、第1の実施の形態と概ね共通の構成を備え、さらに開封済み表示機能部、再封機能部、クラッシュ廃棄機能部を付与しており、これらの機能部を加えたことにより、底蓋、天蓋、及び4側面板の一部に第1の実施の形態と異なる構成を有する。そこで、この実施の形態の説明では、第1の実施の形態と共通の構成については、共通の符号を付してその重複する説明を省略し、第1の実施の形態と異なる点について新たな符号を付して説明を行うこととする。
図7に示すように、この包装用箱B3においては、天蓋18は、背面板11の上端縁から罫線L5を介して連接される内蓋181と、正面板13の上端縁から罫線L7を介して連接される外蓋182と、左右の各側面板12、14の上端縁から罫線L6、L8を介して連接される左右一対のフラップ183、184とからなる。この場合、内蓋181は箱B3の天面開口10Uの略全体を被覆可能に全体が矩形状に形成され、その上端(先端)から差し込み片1811が突出される。外蓋182は箱B3の天面開口10Uの略全体を被覆可能に全体が台形状に形成される。左右のフラップ183、184は箱B3の天面開口10U(の左右両端)を部分的に被覆可能に、またクラッシュ廃棄機能部5の一部として、全体が略M字形に突出形成されて先端縁がV字形に形成される。この箱B3の4側面板及び天蓋18の一部に開封済み表示機能部3Aを付設され、天蓋18に再封機能部4が設けられ、天蓋18及び4側面板の一部にクラッシュ廃棄機能部5が設けられる。
底蓋19は、背面板11の下端縁から罫線L9を介して連接される内蓋191と、正面板13の下端縁から罫線L11を介して連接される外蓋192と、左右の各側面板12、14の下端縁から罫線L10、L12を介して連接される左右一対のフラップ193、194とからなる。この場合、内蓋191は箱B3の底面開口10Dを全体の略2分の1を被覆可能に、またクラッシュ廃棄機能部5の一部として、全体が略T字形に形成され、下端(先端)側の半部の幅が小さくなっている。外蓋192は箱B3の底面開口10Uの略全体を被覆可能に全体が台形状に形成される。左右のフラップ193、194は、天蓋18側の左右のフラップ183、184と同様に、箱B3の底面開口10D(の左右両端)を部分的に被覆可能に、またクラッシュ廃棄機能部5の一部として、全体が略M字形に突出形成されて先端縁がV字形に形成される。この箱B3の底蓋19にクラッシュ廃棄機能部5が設けられる。
この包装用箱B3は、底面開口10Dが左右のフラップ193、194を介して内蓋191、外蓋192により閉じられ、外蓋192が内蓋191に糊付けされて封止され、天面開口10Uが左右の各フラップ183、184を介して内蓋181、外蓋182により閉じられ、内蓋181先端の差し込み片1811が正面板13内面の天蓋18側の端部に糊付けされ、内蓋181に外蓋182が糊付けされて封止される。このようにして天蓋18が正面板13の上部に形成された開封用の破断線C10に沿って切り離されることによって天蓋18が開封されるようになっている。
この包装用箱B3には、天蓋18が、2側面板の一方の側面板、この場合、背面板11の端縁から延び、先端に差し込み片1811を有する内蓋181と、他方の側面板、この場合、正面板13の端縁から延び、内蓋181の上に接着剤を介して接着される外蓋182とにより構成され、開封済み表示機能部3A、再封機能部4が併せて設けられる。正面板13と外蓋182との間に破断線C10を有する。この破断線C10は、正面板13の外蓋18側の端部に、正面板13の端縁の両端間の任意の2点を切り込み端として略溝形形状に切り込まれる正面板13の切り取り線C101と、外蓋182に、正面板13の切り取り線C31の2点の切り込み端に連続して正面板13の切り取り線C31から離れる方向に正面板13の端縁に隣接する外蓋182の各側縁まで略L字形に切り込まれる外蓋182の2本の切り取り線C102とからなる。この破断線C10により、正面板13の切り取り線C101と正面板13の端縁とで囲まれる正面板13の一部が破断部C11として正面板13から切り離し可能に形成されるとともに、外蓋182の2本の切り取り線C102と正面板13の端縁とで囲まれる外蓋182の2箇所の各部が破断部C11の切り離しに続けて外蓋182を外蓋182の各切り取り線C102に沿って正面板13から切り離すことによりタグC12として立ち上がり可能に形成される。このようにして正面板13の破断部C11を外蓋182とともに破断線C10に沿って正面板13から切り離すことにより、天蓋18が開封されると同時に、外蓋182の2箇所の各部がそれぞれ箱B3の開封済みを表すタグC12(開封済み表示機能部3A)として立ち上げられ、天面開口10Uは差し込み片1811付きの内蓋181(再封機能部4)により再封されるようになっている。
このようにすることで、医療機関では、この包装用箱B3に収容された医薬品を使用するため、包装用箱B3を開封する際に、正面板13の破断部C11を外蓋182とともに破断線C10(正面板13の切り取り線C101と外蓋182の切り取り線C102)に沿って正面板13から切り離すことにより、天蓋18を開封することができる。また同時に、外蓋182の両側の一角が箱B3の開封済みを表すタグC12として立ち上げられて、この箱B3が開封済みであることを表示することができる。そして、この箱B3の天蓋18の外蓋182及び内蓋181、左右の各フラップ183、184を順次開いて、医薬品が取り出されると、再び、左右の各フラップ183、184、内蓋181及び外蓋182を順次閉じ、このときに内蓋181の差し込み片1811を正面板13の内側に差し込むことにより、箱B3を再封することができる。再封後も、外蓋182の左右の一角に箱B3の開封済みを表す各タグC12が引き続き立ち上げられるので、この箱B3が開封済みのものであることを引き続き表示し、これらのタグC12により未開封のものと容易に区別することができる。
この包装用箱B3には、接着片15と接合される4側面板の他端の一側面に切り取り部C41を備える。
この包装用箱B3では、右側面板14の上下方向中間部に、切り込み線C4(この場合、ジッパー線)が上下方向に長い長方形の枠状に形成されて、縦長の長方形の切り取り部C41が形成される。この切り取り部C41には、下端に凸状のつまみ部C42が併せて設けられる。この切り取り部C41はつまみ部C42をつまんで、上方に引き上げることにより、右側面板14から切り離すことができる。この場合、この切り取り部C41は、この箱B3に収容する医薬品に関する各種の情報を表示した情報タグになっている。
この包装用箱B3には、箱B3の4側面板のうち背面板11及び正面板13の間に配置される各側面板12、14、接着片15及び各押えフラップ22を含む延長板21、天蓋18及び底蓋19の各部の幅方向中間に、直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、背面板11及び正面板13の間に配置される各側面板12、14、接着片15及び各押えフラップ22を含む延長板21、天蓋18及び底蓋19の各部を折り曲げ案内して箱B3全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備える。
この包装用箱B3では、左右の各側面板12、14の幅方向中央に直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、各側面板12、14を折り曲げ案内して各側面板12、14を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備える。この場合、左側面板12には罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなるクラッシュ廃棄機能部5が左側面板12に上下方向に連続的に形成される。右側面板14には罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなるクラッシュ廃棄機能部5が右側面板14に上下方向両端に断続的に形成される。
この包装用箱B3ではまた、接着片15と延長板21及び上下の押えフラップ22の板全体において、幅方向中央に直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、この板全体を折り曲げ案内してこの板全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備え、併せて、このクラッシュ廃棄機能部5と延長板21における上下の折り線L13と交わる点から、各折り線始端位置a1と(各折り線始端位置a1から見て)各押えフラップ22の対角線上の角部を結ぶ仮想線と略平行に、直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、特に各押えフラップ22を折り曲げ案内して、中央のクラッシュ廃棄機能部5とともにこの板全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備える。
この包装用箱B3ではさらに、内蓋181、191、外蓋182、192の奥行き方向(上下方向)中央に直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、内蓋181、191、外蓋182、192を折り曲げ案内して箱B3全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を併せて備え、天蓋18側、底蓋19側の左右の各フラップ183,184、193,194の幅方向中央に直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、各フラップ183,193、184,194を折り曲げ案内して各フラップ183,193、184,194を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備える。この場合、天蓋18の内蓋181にあっては、その奥行き方向(上下方向)中央にクラッシュ廃棄機能部5が連続的に形成される。天蓋18の外蓋182にあっては、その奥行き方向(上下方向)中央で左右両端にクラッシュ廃棄機能部5が断続的に形成される。天蓋18の左右のフラップ183、184にあっては、その幅方向中央にクラッシュ廃棄機能部5が連続的に形成される。また、この場合、底蓋19の内蓋191にあっては、幅広の部分と幅狭の部分との間にクラッシュ廃棄機能部5が連続的に形成される。底蓋19の外蓋192にあっては、その奥行き方向(上下方向)中央で左右両端にクラッシュ廃棄機能部5が断続的に形成される。底蓋19の左右のフラップ193、194にあっては、その幅方向中央にクラッシュ廃棄機能部5が連続的に形成される。
このようにしてこの箱B3の各部にクラッシュ廃棄機能部5が設けられたことで、箱B3の正面板13を背面板11に向けて又はその反対に軽く打撃を加えたり正面板13と背面板11の左右両側縁部間を押し合わせたりするなど正面板13を背面板11に対して又はその反対に少し圧を加えることにより、箱B3を扁平状に圧潰し又は折り畳むことができる。
図8に第4の実施の形態を示している。図8は包装用箱B4の組み立て前のブランクシートP4の構成を示している。この包装用箱B4は、第2の実施の形態と概ね共通の構成を備え、第3の実施の形態と同様に、開封済み表示機能部3A、再封機能部4、クラッシュ廃棄機能部5を付与しており、さらに4側面板の一部に新たなクラッシュ廃棄機能部5を加えたことにより、4側面板の一部に第3の実施の形態と異なる構成を有する。この場合、接着片15と延長板21及び上下の押えフラップ22の板全体においてクラッシュ廃棄機能部5の構成のみが第3の実施の形態と異なる。そこで、この実施の形態の説明では、第2、第3の実施の形態と共通の構成については、共通の符号を付してその重複する説明を省略し、第3の実施の形態と異なる点について新たな符号を付して説明を行うこととする。
この包装用箱B4では、接着片15と延長板21及び上下の各押えフラップ22の板全体において、幅方向中間、この場合、接着片15と延長板21との間の折り線L14上に直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、この板全体を折り曲げ案内してこの板全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備える。併せて、このクラッシュ廃棄機能部5と接着片15の上下縁部との交わる各点から、各押えフラップ22の円弧状の角部に向けて直線的に延びる罫線又は切り込み又はこれらの組み合わせからなり、特に各押えフラップ22を折り曲げ案内して、接着片15と延長板21との間のクラッシュ廃棄機能部5とともにこの板全体を扁平状に折り畳み可能なクラッシュ廃棄機能部5を備える。なお、接着片15と延長板21との間のクラッシュ廃棄機能部5の一部は折り線L14として兼用される。
このようにしても第2、第3の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態では、箱B4内の天面開口10U側及び底面開口10D側の両方に、医薬品パックを押え保持可能な緩衝機能部2を備えるものとして例示したが、箱B1-B4の大きさ(特に長さ)に応じて、つまり、箱B1-B4内に医薬品パックを収容したときに長さ方向に生じる隙間が比較的小さい場合には、箱B1-B4内の天面開口10U側又は底面開口10D側の一方にのみ、緩衝機能部2を備え、医薬品パックを押え保持するようにしてもよい。このようにしても上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記各実施の形態では、箱B1-B4を天蓋、底蓋が一対のフラップ、内蓋、外蓋からなる所謂4枚フラップの形式として例示しているが、箱B1-B4は天蓋、底蓋が一対のフラップ、蓋からなる所謂3枚フラップの形式であってもよい。3枚フラップの形式であっても、緩衝機能部2、開封済み表示機能部3A、再封機能部4、クラッシュ廃棄機能部5を上記各実施の形態と同様に適用でき、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記各実施の形態では、延長板21は接着片15の先端縁部の略全体から任意の形状で延びるものとしたが、この延長板は接着片の先端縁部の上部及び下部から分割して任意の形状に延ばされるなど接着片15の先端縁部の一部から任意の形状で延びるものであってもよい。このようにしても上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記各実施の形態では、箱B1-B4を医薬品を包装するものとして例示しているが、箱B1-B4は医薬品の他各種の物品を包装するものであってもよく、緩衝機能部2、開封済み表示機能部3A、再封機能部4、クラッシュ廃棄機能部5を上記各実施の形態と同様に備えることで、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
B1、B2、B3、B4 緩衝機能付き包装用箱(包装用箱、箱)
10U 天面開口
10D 底面開口
11 背面板
12 左側面板
13 正面板
14 右側面板
15 接着片
16 天蓋
161 外蓋
162 内蓋
163 フラップ
164 フラップ
17 底蓋
171 外蓋
172 内蓋
173 フラップ
174 フラップ
18 天蓋
181 内蓋
1811 差し込み片
182 外蓋
183 フラップ
184 フラップ
19 底蓋
191 内蓋
192 外蓋
193 フラップ
194 フラップ
2 緩衝機能部
21 延長板
22 押えフラップ
221 突起
P1、P2、P3、P4 ブランクシート
11P 背面板形状部
12P 左側面板形状部
13P 正面板形状部
14P 右側面板形状部
15P 接着片形状部
161P 外蓋形状部
162P 内蓋形状部
163P フラップ形状部
164P フラップ形状部
171P 外蓋形状部
172P 内蓋形状部
173P フラップ形状部
174P フラップ形状部
181P 内蓋形状部
182P 外蓋形状部
183P フラップ形状部
184P フラップ形状部
191P 内蓋形状部
192P 外蓋形状部
193P フラップ形状部
194P フラップ形状部
21P 延長板形状部
22P 押えフラップ形状部
C1 破断線
C2 破断線
c1 ミシン目線
c2 ミシン目線
T1 開封口
T2 開封口
C3 切り込み線
C31 切り込み
C32 切り込み
C10 破断線
C101 切り取り線
C102 切り取り線
C11 破断部
C12 タグ
C4 切り込み線
C41 切り取り部
C42 つまみ部
a1 折り線始点位置
a2 折り線終点位置
L1-L14 折り線
3A 開封済み表示機能部
4 再封機能部
5 クラッシュ廃棄機能部

Claims (7)

  1. 正面部、背面部、左側面部、右側面部をなす相互に平行に連接して形成される4側面板及び前記4側面板の一端の一側面板の一方の側縁に併せて形成される接着片と、前記4側面板のうち相互に対向する2側面板の端縁にそれぞれ連接して形成される一対のフラップ及び前記2側面板とは別の他の1側面板又は2側面板の端縁に形成される蓋からなり、天面開口を塞ぐ天蓋、及び底面開口を塞ぐ底蓋と、を備え、前記接着片と前記4側面板の他端の一側面板が接合され、前記底蓋により前記底面開口を塞ぐとともに前記天蓋により前記天面開口を塞ぐことにより、全体が略直方体形状の箱に組み立てられて、医薬品その他各種の物品を包装する包装用箱において、
    前記箱内の前記天面開口側及び/又は前記底面開口側に、物品を押え保持可能な緩衝機能部を備え、
    前記緩衝機能部は、
    前記接着片の前記4側面板の一端の一側面板側の一方の側縁とは反対側の他方の側縁から前記接着片と接合される前記4側面板の他端の一側面板内に延びる延長板と、前記延長板において前記4側面板の前記天面開口側及び/又は前記底面開口側の端縁に対して前記箱内に下がった位置から折り線を介して、前記天面開口上及び/又は前記底面開口上へ突出可能にフラップ状に延びる押えフラップとからなり、
    前記箱の組み立てにより、前記天面開口側及び/又は前記底面開口側の前記フラップで前記押えフラップを前記天面開口下及び/又は前記底面開口下に押下傾倒し、当該押えフラップで物品を押え保持する、
    ことを特徴とする緩衝機能付き包装用箱。
  2. 延長板において折り線は、前記延長板の接着片側の一側縁部で4側面板の天面開口側及び/又は底面開口側の端縁に対して箱内に所定の距離だけ下がった折り線始点位置と前記延長板の前記接着片側の一側縁部とは反対側の他側縁部で前記折り線始点位置よりもさらに前記箱内に所定距離だけ下がった折り線終点位置との間に斜めに形成される請求項1に記載の緩衝機能付き包装用箱。
  3. 折り線は、折り線始点位置と折り線終点位置との間に箱の内方に向けて凸の切り込み線を形成されて、押えフラップに、当該押えフラップが箱の天面開口下及び/又は底面開口下に押下傾倒されることにより、接着片と接合される4側面板の他端の一側面板に向けて突出係合し、前記延長板を物品に向けて押圧する突起を有する請求項2に記載の緩衝機能付き包装用箱。
  4. 接着片と延長板との間に、箱内で前記接着片に対して前記延長板を物品に向けて傾倒案内可能に折り線を有する請求項3に記載の緩衝機能付き包装用箱。
  5. 押えフラップに、当該押えフラップにおいて4側面板の天面開口側及び/又は前記底面開口側の端縁に対応する位置に、当該押えフラップを前記天面開口外及び/又は前記底面開口外に向けて傾倒案内する折り線を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の緩衝機能付き包装用箱。
  6. 延長板は、接着片の他方の側縁の略全体又はその一部から任意の形状で延びる請求項1乃至5のいずれかに記載の緩衝機能付き包装用箱。
  7. 押えフラップは、延長板において4側面板の天面開口側及び/又は底面開口側の端縁に対して箱内に下がった位置から任意の形状で延びる請求項1乃至6のいずれかに記載の緩衝機能付き包装用箱。
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