JP2022167548A - 流体特性変化装置及びその利用装置 - Google Patents

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増彦 駒澤
Masuhiko Komazawa
勝 大木
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心 駒澤
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Abstract

【課題】流体の特性を変化させる流体特性変化装置及びその利用装置を提供するもので、特に、第1の流体(例えば、水)が供給される流体特性変化装置に対して、第2の流体(例えば、空気)を吸入するようにして流体の特性を変化させる。【解決手段】第1の流体が供給される管体と、管体に内設され、供給される流体の特性を変化させる一乃至複数の内部構造体と、を有する。一乃至複数の内部構造体のうちの少なくとも一つの内部構造体の上流側或いは下流側に対応して、第2の流体が吸入される吸入口が、管体に設けられて成る。【選択図】図2

Description

本発明は、流体の特性を変化させる流体特性変化装置及びその利用装置に関する。
従来、マイクロバブルやウルトラファインバブルなどのファインバブル(微細気泡)を発生したり、複数の流体を混合したり、供給流体を撹拌・拡散或いはせん断したりすることの、少なくとも一つの流体特性変化機能を実現する装置がある。例えば、このような装置として、本特許出願人により、特許第6245397号、第6245401号、第6780179号に係る発明が提案されている。更には、他の特許出願人によって、WO2014/204399号や特表2016-536139号に係る発明が提案されている。
特許第6245397号 特許第6245401号 特許第6780179号 WO2014/204399号 特表2016-536139号
これらの特許文献1~5に開示された発明の一つの機能として、ウルトラファインバブル(1マイクロメータ以下のサイズのバブルで目視不能)を直接的に発生することができるが、マイクロバブル(1マイクロメータ~100マイクロメータのサイズのバブルで水中では白濁することにより目視可能)を多量に発生すれば、その後マイクロバブルがウルトラファインバブルに変化していく(マイクロバブルが急速収縮の後に発生すると考えられている)こともあって、ウルトラファインバブルの発生と同時に、マイクロバブルも発生したほうがよい用途もある。また、マイクロバブルが発生することにより当該装置が機能していることが目視可能ともなる。
本発明は、このような事情に鑑みて開発されたものである。本発明の目的は、第1の流体(例えば、水)が供給される流体特性変化装置に対して、第2の流体(例えば、空気)を吸入するようにして流体の特性を変化させる流体特性変化装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題を解決するために、具体的には次のような構成にしてある。即ち、その一実施形態によれば、第1の流体が供給される管体と、管体に内設され、供給される流体の特性を変化させる一乃至複数の内部構造体と、を有する。一乃至複数の内部構造体のうちの少なくとも一つの内部構造体の上流側或いは下流側に対応して、第2の流体が吸入される吸入口が、管体に設けられて成る。このような構成において、例えば、第1の流体として供給される流体は、水、海水、油、アルコール、薬液のいずれかを含むようにすることができる。第2の流体として吸入される流体は、空気、酸素、水素、窒素、オゾン、アルゴン、ヘリウム、アンモニア、二酸化炭素、塩素、塩化水素、炭化水素ガス、天然ガスのいずれかを含むようにすることができる。
本発明の他の実施形態としては、第1の流体と第2の流体をともに別異の気体とすることもでき、第1の流体と第2の流体をともに別異の液体とすることもできる。あるいは更に、第1の流体と第2の流体をともに別異の気液混合流体とすることもできる。
本発明の利用装置の一例においては、流体特性変化装置からの流体を、冷却剤、洗浄剤、殺菌剤、伝熱剤のいずれかとして用いることができる。
本発明によれば、第1の流体(例えば、水)に対して、第2の流体(例えば、空気)が、管体の吸入口から吸入されて混じり合わされ、流体特性変化が現れることになる。つまり、例えば、ウルトラファインバブルを直接的に発生しながら、マイクロバブルを多量に発生することになる。従って、マイクロバブルの作用とあわせて、ウルトラファインバブルの作用も実現できる。更には、第2の流体(例えば、オゾン)が、管体の吸入口から吸入されて、第1の流体(例えば、水)に混じり合わされ、オゾンファインバブル水を簡単に作ることができる。同様に、第2の流体(例えば、酸素、水素、或いは二酸化炭素)が、管体の吸入口から吸入されて、第1の流体(例えば、水)に混じり合わされ、酸素ファインバブル水、水素ファインバブル水、或いは二酸化炭素ファインバブル水を簡単に作ることができる。そのほか、第1の流体(例えば、海水、油、アルコール、薬液のいずれか)と第2の流体(例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム、アンモニア、二酸化炭素、塩素、塩化水素、炭化水素ガス、天然ガスのいずれか)とを、混合したり、攪拌・拡散或いはせん断したりすることを、簡単に実現できる。
以下の詳細な記述が以下の図面と合わせて考慮されると、本発明のより深い理解が得られる。これらの図面は例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の流体特性変化装置を用いる利用装置を示す図である。 本発明の流体特性変化装置の第1実施形態に係る流体供給管の内部を透視した外観斜視図である。 第1実施形態に係る流体供給管の断面斜視図である。 第1実施形態に係る流体供給管の断面正面図である。 第1実施形態に係る流体供給管に用いられる2つの内部構造体の正面図である。 第1実施形態に係る流体供給管に用いられる2つの内部構造体の斜視図である。 第1実施形態に係る流体供給管に用いられる内部構造体の複数の螺旋流路と、複数の円環流路の交点に多数の多数の突起が形成されることを示す図である。 第1実施形態に係る流体供給管の第1の変形例の内部を透視した外観斜視図である。 第1実施形態に係る流体供給管の第1の変形例に用いられる2つの内部構造体の正面図である。 第1実施形態に係る流体供給管の第2の変形例の内部を透視した外観斜視図である。 第1実施形態に係る流体供給管の第2の変形例に用いられる2つの内部構造体の正面図である。 本発明の流体特性変化装置の第2実施形態に係る流体供給管の管体の分解斜視図である。 第2実施形態に係る流体供給管の内部を透視した外観斜視図である。 第2実施形態に係る流体供給管の断面斜視図である。 本発明の流体特性変化装置の第3実施形態に係る流体供給管の内部を透視した外観斜視図である。 第3実施形態に係る流体供給管の断面斜視図である。 第3実施形態に係る流体供給管に用いられる2つの内部構造体とその間に設けられた羽根体の斜視図である。 第3実施形態に係る流体供給管に用いられる2つの内部構造体とその間に設けられた羽根体の正面図である。 第3実施形態に係る流体供給管に用いられる羽根体とそれを支持する軸体等の分解斜視図である。 第3実施形態に係る流体供給管に用いられる羽根体とそれを支持する軸体等の組立斜視図である。 第3実施形態に係る流体供給管の変形例の外観斜視図である。 第3実施形態に係る流体供給管の変形例の断面斜視図である。 本発明の流体特性変化装置の第4実施形態に係る流体供給管の内部を透視した外観斜視図である。 第4実施形態に係る流体供給管に用いられる2つの内部構造体とその間に設けられた羽根体の斜視図である。 第4実施形態に係る流体供給管に用いられる羽根体とそれを支持する軸体等の正面図である。 第4実施形態に係る流体供給管に用いられる2つの内部構造体とその間に設けられた羽根体の断面正面図である。 本発明の流体特性変化装置の第5実施形態に係る流体供給管の内部を透視した外観斜視図である。 第5実施形態に係る流体供給管の分解斜視図である。 第5実施形態に係る流体供給管の断面正面図である。 本発明の流体特性変化装置の第6実施形態に係る流体供給管の内部を透視した外観斜視図である。 第6実施形態に係る流体供給管の分解斜視図である。 第6実施形態に係る流体供給管の断面正面図である。
以下、本発明の流体特性変化装置Sを用いた利用装置を示す。1は、流体(第1の流体)を溜めるタンク(水槽)である。このタンク1の流体は、ポンプ2によって吸い上げられ、配管を通り流体特性変化装置Sに与えられる。流体特性変化装置Sには、第1の流体が供給されるほかに、第2の流体が吸入され、流体特性変化がなされたうえで、バルブ3を経由して対象機器4に供給される。つまり、第2の流体は、流体発生装置から配管等の供給手段を経て供給され(必要に応じて、第2の流体についてもタンクからポンプなどによって強制的に流体特性変化装置Sに供給されるようにしてもよい)、流体特性変化装置Sにおいて吸入されて、第1の流体に混じり合わされ、流体特性変化が現れることになる。第2の流体が空気の場合は、外気を取り込むだけでよいので、そのような特別の装置は必要ない。例えば、第1の流体を水として、第2の流体を空気とした場合、流体特性変化装置Sにてウルトラファインバブル(バブルの内部は主に気化した水)を直接的に発生しながら、空気を攪拌・拡散あるいはせん断等して、バブル内部に主に空気を含むマイクロバブル(その一部はウルトラファインバブルになる可能性もある)をも多量に発生することになる。従って、マイクロバブルの作用とあわせて、ウルトラファインバブルの作用も実現できる。また、流体特性変化装置Sは、2つの流体(液体どうし、液体と気体、気体どうし、或いは気液混合流体どうし)を混合したり、攪拌・拡散或いはせん断したりする。
タンク1の第1の流体の状態(水温など)を検知するセンサ5や、流体特性変化装置Sを通過する流体の状態(流量、圧力など)をセンサ6の出力に基づいて制御装置7がバルブ3の開閉制御を行い、その制御状態を表示盤8にてオペレータに明示する。そして、バルブ3を経由した流体は対象機器4に供給される。対象機器4で、供給流体が消費される場合を除き循環利用する場合は、使用された流体は濾過器9(場合によっては、チラー(Chiller))などを経由して異物や不純物を濾過した上(場合によっては温度を元に戻した上)でタンク1に戻る。
本発明の流体特性変化装置Sからの流体は、各種の利用装置に用いられる。例えば、利用装置は、工作機械であって、ワークや砥石やドリルなどの刃物に、ノズルから流体特性変化装置Sからの流体を吐出して工作部分を冷却する。あるいは、利用装置を、工場の生産ライン(特に精密機器)の洗浄システムとすることができる。このように、流体特性変化装置Sからの供給流体は、対象機器4において、冷却剤や洗浄剤として機能する。つまり、ファインバブルを含む液体は、流体の表面張力を下げ浸透性が向上することによって、流体が細部にまで行き渡ることで冷却効果や洗浄能力を上げる。後述するキャビテーション現象で液中の気圧が飽和蒸気圧以下になると、液体が水の場合は水蒸気による泡が発生する。この泡は負圧でできており、当然、圧力の高いところで消滅し、その際に大きな衝撃が発生する。この衝撃を洗浄に活用して、洗浄能力を高める。同様に、利用装置をビンや容器、機材の洗浄装置とすることもできる。さらには、タンク1からの水に第2の流体としてオゾンを混合し、流体特性変化装置Sにてオゾンファインバブル水に特性変化して、対象機器4において目的とするプロダクトにオゾンバブル水を吐出する。このようにすれば、脱臭・脱色・殺菌効果が得られる。オゾンは酸素分子へ分解され、その過程でOHラジカルなどが生成されることで、殺菌性能が上がる。従って、流体特性変化装置Sからの供給流体は、例えば、殺菌剤として用いられる。
更に、対象機器4を含む利用装置としては、家庭内の洗面・風呂・洗濯・洗浄等の流体システムなどがあり、洗浄効果が期待される。この場合は、タンク1は不要で、水道管から供給される水道水(第1の流体)を直接、流体特性変化装置Sを通過させる(第2の流体は、空気である)ことで実現できる。同様に、工場やオフイス、店舗でも水道水を直接利用する流体システムに適用できる。あるいは、タンク1からの水に第2の流体として酸素を混合し、流体特性変化装置Sにて酸素ファインバブル水に特性変化し、農業、水産分野あるいはその他の分野の水処理のための流体システムに適用できる。ファインバブルを含んだ液体は、植物や魚などの生物に吸収されて、成長の速度を加速することができる。また、食材、例えば米や農作物、鮮魚などの洗浄にも用いられる。更には、地下水や井戸水、汚染水の浄化など水処理システムに適用できる。タンク1からの水に第2の流体として水素、二酸化炭素、その他の気体を混合し、流体特性変化装置Sにて水素ファインバブル水、二酸化炭素ファインバブル水、その他の特性を持つファインバブル水に特性変化させて、各種用途に用いることができる。
また、対象機器4を含む利用装置としては、各種機器の発する熱を熱交換する流体システムに適用でき、流体特性変化装置Sからの流体をかかる熱交換器に供給し、冷却或いは加熱することも実現できる。流体特性変化装置Sからの流体(ファインバブルを含み、温度変化の効果が期待される)を対象機器4内の熱交換器内のパイプに通す。対象機器4において、熱交換器を経た流体は、図示しないチラーにて、本来の温度に戻して、タンク1に循環供給される。このようにして、対象機器4に供給される流体が、対象機器の冷却或いは加熱を実現する伝熱剤として機能する。
特定の流体を消費する(流体を循環使用しない)流体システムであれば、タンク1に適宜、当該流体を補給しながら利用することになる。そのような対象機器は、種々の製造・生産ラインであり、種々の物品(食品、薬品、エマルジョン燃料など)の製造や生産に流体特性変化装置Sからの流体を利用することができる。
本発明において、流体特性変化装置Sには、供給流体の特性を変化させる1乃至複数の内部構造体が含まれるが、これは上述した特許文献1~5に開示のもののいずれか或いはそれ以外のタイプのものを用いることができる。この内部構造体は、流体にファインバブル(マイクロバブルやウルトラファインバブル)を発生するものや、流体を撹拌・拡散あるいはせん断して、流体の特性を変更する装置で、流体の分子間の連結構造に変化をもたらすと考えられる構造体も含む。
(第1実施形態)
図2は、本発明の流体特性変化装置Sの第1実施形態に係る流体供給管10の側面透視図であり、本第1実施形態では、2つの内部構造体20、30を内設する管体40を有する。図3は、流体供給管10の断面斜視図であり、図4は断面正面図であり、図5は、流体供給管に含まれる2つの内部構造体20、30の外観正面図であり、図6は、内部構造体20、30の外観斜視図である。
管体40の上流側(図面左側)と下流側(図面右側)には、夫々、所定内径の円筒形の中空部分(後述する上流側円筒形空間47と下流側円筒形空間48)があり、この左右の中空部分をつなぐ中央部分の内面(内壁)には、テーパー41、42が形成されて、より小さい内径の短い円筒形の流路43につながる。このように管体40の内部空間は、中央で細くくびれた形状(中央の細い流路43の部分を絞り部ともいう)をしている。つまり、この形状は、ベンチュリー管(Venturi tube)に類似する。ベンチュリー管は、その中央部の流体の流れを絞ることによって、流速を増加させて、上流部および下流部の低速部にくらべて低い圧力を発生させる機器である。細い円筒形の流路43の中央部には、第2の流体が外部から吸入される吸入口を有する細い径の吸入管44が連結形成されている。この吸入管44の内径は、流路43の内径に比べてさらに小さい(数分の一以下)。また、吸入管44の内面も、下流(図面下側)にいくにつれて若干細くなるテーパー形状をとっている。管体40の上流側から第1の流体が供給され、吸入管44から第2の流体が吸入され、両者混合されながら、下流に向かい放出されることになる。ところで、くびれの部分(流路43)が細いため、流速が早くなり圧力が低くなって(後述するベルヌーイの定理に従う)、第2の流体が気体である場合には、くびれの部分では気泡が大きく膨らむが、くびれの通過の後流路が大きくなる結果、流速は遅くなり圧力は高くなる。従って、気泡は押し潰されてマイクロバブル化する。
管体40の上流側および下流側の外表面には、夫々他の配管と接続するための雄ねじ40a、40bが形成されている。管体40には、このほかに、必要に応じて内部構造体20、30を所定位置に固定するための位置決め部材等を内設してもよい。そして、管体40の構造は、その利用の目的や用途に応じて種々変形でき、また、その材質は、例えば、スチールのような金属、又はプラスチック等を選択することができる。
2つの内部構造体20、30は、それぞれ、図示の通り、管体40の上流側円筒形空間47と下流側円筒形空間48とに配置され固定される。本実施形態において内部構造体20及び内部構造体30の外表面の最大径は、管体40の上流側円筒形空間47と下流側円筒形空間48の内径とほとんど同じである。従って、内部構造体20、30を管体40に対して上流側と下流側とからそれぞれ配置して固定した場合は内部構造体20、30の最大径の部分は隙間がない。内部構造体20、30は、例えば、スチールのような金属やプラスチックから成る円柱部材を切削や研削等により加工する方法或いはプラスチックを成型する方法等によって形成される。
内部構造体20は、図3乃至図6に示す通り、円錐形の流体拡散をする拡散部分22と、渦巻流を発生する渦巻発生部分24と、多数の突起部が設けられている流動特性付与部分26と、流体を円筒形の流路の中心部分に誘導する円錐台形(あるいは截頭円錐形)の誘導部分28を備える。なお、この拡散部分22の形状は、各種の錐体形や錐台形或いはドーム形であってもよく、誘導部分28の形状も、各種の錐体形や錐台形或いはドーム形であってもよい。内部構造体30は、円錐台形(あるいは截頭円錐形)の流体拡散をする拡散部分32と、多数の突起部が設けられている流動特性付与部分36と、流体を円筒形の流路の中心部分に誘導するドーム形の誘導部分38を備える。なお、この拡散部分32の形状も、各種の錐体形や錐台形或いはドーム形であってもよく、誘導部分38の形状も、各種の錐体形や錐台形或いはドーム形であってもよい。
内部構造体20の拡散部分22は上記円柱部材の一端部を円錐の形態に加工(例えば、スピニング)することで形成されることができる。拡散部分22は流入口を経て流入される第1の流体を管の中心部から外側へ、即ち、半径方向へ拡散させる。
渦巻発生部分24は、上記円柱部材の一部を加工して形成されたものであり、図5、図6に示されたように、断面が円形である軸部分と、4個の螺旋状に形成された翼とからなる。図5を参照すれば、本実施形態において、渦巻発生部分24の長さ(流体の流れていく方向(図面の左手から右手の方向)の長さであって、以下同じである)は拡散部分22の長さよりは長くて、流動特性付与部分26の長さよりは短いことが理解される。また、流体拡散部分22の断面積が最大である部分の半径は渦巻発生部分24の半径(渦巻発生部分24の軸部分の中心から翼の先端までの距離)より小さい。渦巻発生部24の翼の各々は、その先端が軸部分の円周方向に互いに90°ずつずらされ、軸部分の一端から他端まで外周面に所定の間隔をあけて反時計まわりに螺旋状に形成されている。本実施形態では翼の個数を4個にしたが、3個ほかの個数でもよく、このような実施形態に限定されない。また、渦巻発生部分24の翼の形態は、拡散部分22を過ぎながら拡散されて渦巻発生部分24に進入した流体が、各翼の間を通過する間に渦巻流(本実施形態では反時計回りであるが、逆回りの時計回りでもよい)を起こすことができる形態であれば特に制限されない。本実施形態では、渦巻発生部分24は、内部構造体20を管体40の上流側円筒形空間47に収納し、固定したときに、管体40の内周面(内壁面)に近接する程度の外径を有する。
流動特性付与部分26は、円柱部材の下流側、即ち、拡散部分22及び渦巻発生部分24を形成した後の下流側部分を加工して形成する。本実施形態では、渦巻発生部分24と流動特性付与部分26との間には連結部分25が存在する。この場合、渦巻発生部分24の直径は流動特性付与部分26の直径と同一であるので、連結部分25は同一の直径をもつが、渦巻発生部分24の軸部の直径が小さく、流動特性付与部分26の軸部の直径が大きい場合は、テーパーをつければよい。
図6に示されたように、流動特性付与部分26の円形の断面を有する軸部分の外周面に多数の突起部(凸部)が網状に形成されている。突起部を外周面から見ると(平面的に見た場合)ほぼ菱形形状となっている。それぞれの突起部は、軸部分の外周面(突起部の底面と同じ面)から外側へ向かって突出するように、例えば、円柱部材を切削加工、研削加工、旋削加工、エンドミル加工を単独または組み合わせて遂行することによって形成できる。より具体的に説明するならば、それぞれの突起部の形成方法は、例えば、図7に図示されたように、円柱部材の長さ方向に対して90度の方向に一定の間隔を持つ複数のライン51と、上記長さ方向に対して所定の角度(例えば、60度)を持つ一定の間隔のライン52を交差させ、ライン51とライン51との間を一回ずつ飛ばして切削すると共に、傾いたライン52とライン52との間を一回ずつ飛ばして切削する。このようにして、軸部分の外周面から突出する外周面がほぼ菱形の複数の突起部が上下(円周方向)、左右(軸部分の長さ方向)に一つずつ飛ばして規則的に形成される。従って、複数(図5、図6では8本)の螺旋流路(反時計回り)と、複数(図5、図6では、9本)の円環流路が円柱部材に形成され、その交差流路によって、複数の突起部が網状に形成されることになる。この螺旋流路と円環流路の本数は適宜変更できる。そして、本実施形態では、流動特性付与部分26は、内部構造体20を管体40の上流側円筒形空間47に収納し、固定したとき、管体40の内周面(内壁)に近接する程度の外径を有する。なお、図7に従えば、反時計回りの旋回流となるが、渦巻発生部分24で発生する渦巻流を時計回りにした場合には、図7に示すライン52の傾きを変化して、例えば120度の角度の流路とし、時計回りの旋回流となるようにする。
更に、内部構造体20の下流側の末端の部分を円錐台形(截頭円錐形)に加工して誘導部分28を形成する。流体は、誘導部分28によって流路の中心に向かって誘導される。その後、流体はテーパー部41を過ぎて管体40の円筒形の流路43に供給される。
一方、内部構造体30の拡散部分32は円柱部材の一端部を円錐台形(截頭円錐形)の形態に加工(例えば、スピニング)することで形成されることができる。円柱部材の下流の流動特性付与部分36は、内部構造体20の流動特性付与部分26と同様の構成をとるもので、その説明は省略する。流動特性付与部分36は、内部構造体30を管体40の下流側円筒形空間48に収納し、固定したとき、管体40の内周面(内壁)に近接する程度の外径を有する。更に下流側の円柱部材の末端の部分をドーム形に加工して誘導部分38を形成する。流体は、誘導部分38によって流路の中心に向かって誘導される。そして、誘導部分38を過ぎた流体は、管体40の下流に流出することになる。
次に、流体が流体供給管10を通過する間の流動について説明する。インペラ(羽根車)が右折又は左折する(時計回り又は反時計回りに回転する)ポンプ2によってタンク1から吸い上げられた第1の流体は、配管を経て流体供給管10の流入口(管体40の雄ねじ40aが形成された側)に供給される。そして、流体は、管体40の上流側円筒形空間47に内設された内部構造体20の拡散部分22にぶつかり、管体40の中心から外側に向かって、即ち、半径方向へ拡散される。拡散部分22は流入された流体が効果的に渦巻発生部分24に進入するように流体を誘導する作用を行う。拡散された流体は渦巻発生部分24の反時計方向に螺旋状に形成された4個の翼の間を通過して行く。流体は渦巻発生部分24の各翼によって強烈な渦巻流になって、連結部分25を過ぎて流動特性付与部分26に送られる。
そして、流体は流動特性付与部分26の軸部分の外周面に規則的に形成された複数の突起部の間を通る。これらの複数の突起部は複数の狭い流路を形成する。図7にて説明したように、ライン52で規定される流路は、軸部分に、例えば8本形成(軸部分の円周について45度間隔となる)されている螺旋流路となり、ライン51で規定される流路は、例えば軸部分に、9本形成されている円環の閉流路となる。そして、この2系統の流路は軸体上で交差する交差流路となる。この場合、上流の渦巻発生部分24からたとえば、反時計周りの渦巻流として流体が供給されるため、ライン52とライン52とで規定される螺旋流路に流れる流体の勢い(速度)が、ライン51とライン51とで規定される円環の閉流路に流れる流体の勢い(速度)に比べて大となる。そして、狭い交差流路を上流から下流に流れる中で、流体は衝突を繰り返す。そして、このような流路を経由することで、流体の撹拌・拡散或いはせん断を誘発する。
また、内部構造体20は、流体が、断面積が大きい上流(渦巻発生部分24)から断面積が小さい下流(流動特性付与部分26の複数の突起部の間に形成された交差流路)へ流れる構造を有する。この構造は以下に説明するように流体の圧力を変化させる。流体に外部エネルギーが加えられない状態での圧力、速度、及び位置エネルギーの関係は次のようなベルヌーイ方程式(Bernoulli’s equation)として表される。
Figure 2022167548000002

ここで、Pは流線内の一点での圧力、つまり、静圧又は静圧力、ρは流体の密度、Vはその点での流動の速度、gは重力加速度、hは基準面に対するその点の高さ、Kは定数である。上記方程式として表現されるベルヌーイ定理は、エネルギー保存法則を流体に適用したものであり、第1項は、圧力のエネルギー(静圧)、第2項は運動エネルギー(動圧)、第3項は位置エネルギーに相当し、流れる流体に対して流線上ですべての形態のエネルギーの合計はいつも一定であるということを説明する。ベルヌーイ定理によると、断面積が大きい上流では、流体の速度が遅くて静圧は高い。これに対して、断面積が小さい下流では、流体の速度が速くなり静圧は低くなる。
流体が液体である場合、気圧が下がると沸点が下がるので、ボイル・シャルルの法則(Boyle-Charles’law)に従って、低くなった静圧が液体の飽和蒸気圧に到達すると液体の気化が始まる。このようにほぼ同一の温度において静圧Pがきわめて短い時間内に飽和蒸気圧Pvより低くなって(水の場合、3000-4000Pa)液体が急激に気化する現象をキャビテーション(cavitation)と称する。流体供給管10の内部構造はこのようなキャビテーション現象を誘発する。キャビテーション現象によって液体のうちに存在する100ミクロン以下の微小な気泡核を核として液体が沸騰したり溶存気体の遊離によって小さい気泡が多数生じたりする。すなわち、流体が流動特性付与部分26を通過する過程で多数のマイクロバブルやウルトラファインバブルを含むファインバブル(微細気泡)が発生する。
また、流体が、水の場合、1つの水分子が他の4個の水分子と水素結合を形成するが、この水素結合ネットワークを破壊することは容易ではない。そのために、水は水素結合を形成しない他の液体に比べて沸点や融点が非常に高く、高い粘度を示す。水の沸点が高い性質は優秀な冷却効果をもたらすので、加工装置分野あるいは工作機械分野では、冷却水として頻繁に用いられるが、水分子の大きさが大きくて加工箇所への浸透性や潤滑性は良くないという問題がある。そこで、通常は水でない特殊な潤滑油(例えば、切削油)を単独に、または、水と混合して用いる場合も多い。ところで、流体供給管10を用いれば、上記したキャビテーション現象によって水の気化が起き、その結果、水の水素結合ネットワークが破壊されると考えられる。また、気化によって発生するファインバブルは流体(水)の浸透性及び潤滑性を向上させる。浸透性の向上は結果的に冷却効率を増加させる。
流動特性付与部分26を通過した流体は、下流側に設けられた円錐台形の誘導部分28によって管体40の中心に向かって誘導される。そして、流体はテーパー部41を過ぎて円筒形の細い流路43を通過する。このとき、流路43は、上流側のテーパー部41と下流側のテーパー部42によって、細くくびれた形の絞り部となって、第1の流体の静圧は下がり、その差圧により吸入管44から、第2の流体を吸入(吸引)することになる。次に、テーパー部42を経て流れは再度低速になり、第2の流体が気体の場合、第1の流体に含まれる第2の流体から成る大きな気泡は、急激な加圧を受け、分裂して微細化される(主としてマイクロバブル化がなされる)。
テーパー部42を経由した流体(第1の流体と第2の流体の混合流体)は、上流からの反時計回りの螺旋流の流れを保ちながら、管体40の下流側円筒形空間48に内設された内部構造体30の拡散部分32にぶつかり、管体40の中心から外側に向かって、即ち、半径方向へ拡散され、流動特性付与部分36に送られる。そして、流体は流動特性付与部分36の軸部分の外周面に規則的に形成された複数の突起部の間を通る。この動作は、既に上流側の内部構造体20に関して述べたものと同様の動作となるので、その説明を省略する。このようにして、第1の流体と第2の流体の混合流体について、微細気泡(マイクロバブルやウルトラファインバブル)の発生とともに、2つの混合流体の撹拌・拡散或いはせん断を誘発する。第1の流体を液体(例えば水)とし、第2の流体を気体(例えば空気)とした場合、発生する微細気泡として、その内部は第1の流体の流体が気化したものと、第2の流体が閉じ込められたものとの双方と考えることができる。
このように、第1の流体(例えば水)に第2の流体(例えば空気)が吸入(吸引)されて混合され、更に、撹拌・拡散或いはせん断され、あるいは、微細気泡が発生した流体が、流体供給管10から流出される。この流体は、冷却剤、洗浄剤、殺菌剤、伝熱剤として作用する。従って、図1の対象機器4では、流体のそのような効果を利用することができる。
なお、第1の実施形態では、内部構造体20、30を第3図乃至第6図に示すものとしたが、その形状は、これに限らず、例えば、少なくとも流体特性付与部分26、36を有するものであればよい。また、流体特性付与部分26、36は、軸部材の外周面に多数の突出部が配列され、流体が繰り返し衝突を起こし、流体を撹拌・拡散或いはせん断する流路(或いは交差流路)が設けられておればよく、その形状も、突出部の形状も、平面上で見たときにほぼ菱形となるものに限られるものではない。平面で見たときの形状は、三角形であってもよく、その他の多角形であってもよい。内部構造体の形状は、特許文献3のように、角形の軸体上に複数の突出部が設けられているものでもよい。特許文献4のようにエーロフォイル形(翼形)であってもよい。また、内部構造体は、特許文献5のように、シャフトにより、ノッチ(切り欠き)が形成された円盤状要素を複数(多数)つないだものでもよい。また、管体40に内設される内部構造体の個数も2個に限定されず、3個以上であってもよい。そして、特定の一つの内部構造体の内設される上流側或いは下流側に、第2の流体が吸入される吸入口が管体40に形成されておればよい。このような、変更は、以下に述べる他の実施形態や変形例においても同様に適用可能である。
(第1実施形態の第1の変形例)
次に、第1実施形態の第1の変形例に係る流体供給管10Aにつき説明する。図8は、第1の変形例の内部を透視した外観斜視図であり、図9は、第1の変形例に用いられる2つの内部構造体20A、30A の正面図である。この変形例にあっては、上流側の内部構造体20Aの円柱部材の径、つまり内部構造体20Aの軸径及び外周面の径が、下流側の内部構造体30Aの円柱部材の径、つまり内部構造体30Aの軸径及び外周面径よりも夫々細くなっており、それに合わせて、管体40Aの下流側円筒形空間は、上流側円筒形空間に比べて径が大きくなっている。その他の構成は、第1の実施形態の流体供給管10と同じであるので、説明を省略する。この構成によれば、流体供給管10Aの内部空間(上流側円筒形空間、下流に行くほど細くなるテーパー部分、絞り部に相当する流路、下流に行くほど広がるテーパー部、下流側円筒形空間で形成される)がベンチュリー管の構成に更に似てくるため、マイクロバブルを発生するにはより効果的である。
(第1実施形態の第2の変形例)
次に、第1実施形態の第2の変形例に係る流体供給管10Bにつき説明する。図10は、第2の変形例の内部を透視した外観斜視図であり、図11は、第2の変形例に用いられる2つの内部構造体20B、30B の正面図である。この変形例にあっては、上流側の内部構造体20Bの長さ(円環閉流路の数が9本)が、下流側の内部構造体30Bの円柱部材の長さ(円環閉流路の数が12本)よりも短くなっており、それに合わせて、管体40Bの下流側円筒形空間は、上流側円筒形空間に比べて長くなっている。その他の構成は、第1の実施形態の流体供給管10と同じであるので、説明を省略する。この構成によれば、流体供給管10Bの内部空間(上流側円筒形空間、下流に行くほど細くなるテーパー部分、絞り部に相当する流路、下流に行くほど広がるテーパー部、下流側円筒形空間で形成される)がベンチュリー管の構成に更に似てくるため、マイクロバブルを発生するにはより効果的である。
(第2実施形態)
次に、本発明の流体特性変化装置Sの第2実施形態について説明する。図12は、第2実施形態の流体供給管200の管体240の分解斜視図であり、図13は、流体供給管200の内部を透視した外観斜視図、図14は、流体供給管200の断面斜視図である。図示するように、管体240は、上流、中流、下流の3つの部分240-1、240-2、240-3に分割されており、その内部に配置される内部構造体20、30は第1実施形態と同様である。上流の部分240-1と中流の部分240-2の間には、流体が外部に漏れることを防ぐために、シール部材である、例えばO(オウ)リングから成るパッキン240-1pが、中流の部分240-2と下流の部分240-3の間には、流体が外部に漏れることを防ぐために、シール部材である、同様なパッキン240-2pが挟まれることになる。そして、内部構造体20は、主として、上流の部分240-1に収納され、内部構造体30は、主として下流の部分240-3に収納される。上流側円筒形空間247は、上流の部分240-1と中流の部分240-2とで、下流側円筒形空間248は、中流の部分240-2と下流の部分240-3とで形成される。そして、中流の部分240-2に、第2の流体を吸入する吸入管244や、テーパー部241、細い流路243、テーパー部242が設けられているが、これらの構成および機能は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
管体240の部分240-1の上流側端部には、雄ねじ240-1aが形成され、上流側蓋体251の雌ねじ251bと対応して、螺合により結合する。部分240-1の下流側端部には、雄ねじ240-1bが形成され、中流の部分240-2の雌ねじ240-2aと対応して、螺合により結合する。部分240-2の下流側端部には、雌ねじ240-2bが形成され、下流の部分240-3の雄ねじ240-3aと対応して、螺合により結合する。この際、パッキン240-1p及び240-2pは、夫々上流の部分240-1、下流の部分240-3に設けられた雄ねじ240-1b、240-3aの終端部に位置して、流体が外部に漏れることを防ぐ。部分240-3の下流側端部には、雄ねじ240-3bが形成され、下流側蓋体252の雌ねじ252aと対応して、螺合により結合する。このように、3つの部分240-1~240-3は結合され、上流側の蓋体251と下流側の252とによって、管状の流体供給管200となる。そして、その上流側配管と蓋体251の上流側の雌ねじ251aと結合し、下流側配管と蓋体252の下流側の雌ねじ252bと結合する。このように、管体240が3分割されたことによって、上流側円筒形空間247に内部構造体20を内設し、下流側円筒形空間248に内部構造体30を内設する組立作業が容易になる。勿論、管体の分割の仕方は、3分割に限られるものでなく、上流側と下流側の2分割でも、その他の分割の態様でもよい。これらの分割の態様は、他の実施形態や変形例においても適用可能である。また、シール部材であるパッキン240-1p、240-2pは、Oリングでなくともよい。また、図12に示した箇所以外、例えば図13の蓋体251、252についてのシール部材を設けるようにしてもよい。このようなシール部材の使用は、他の実施形態やその変形例においても同様である。
(第3実施形態)
次に、本発明の流体特性変化装置Sの第3実施形態について説明する。図15は、本発明の流体特性変化装置Sの第3実施形態に係る流体供給管300の内部を透視した外観斜視図であり、図16は、流体供給管300の断面斜視図、図17は、流体供給管300に用いられる2つの内部構造体320、330とその間に設けられた羽根体380の斜視図である。図18は、2つの内部構造体320、330とその間に設けられた羽根体380の正面図、図19は、羽根体380とそれを支持する軸体381等の分解斜視図であり、図20はその組立斜視図である。
本流体供給管300は、第1実施形態の管体40と同様の管体340と、第2実施形態の上流側、下流側の蓋体251、252同様の蓋体351、352を有する。そして、その内部には、第1実施形態の2つの内部構造体20、30に対応する内部構造体320、330を有する。従って、これらの構成、機能はすでに説明したものと同様になるので、詳細な説明は省略する。第1実施形態との相違点は、上流側の内部構造体320と下流側の内部構造体330を連結する円柱形の軸体381があって、その中心位置に回動可能な羽根体380が設けられることである。図19に示す通り、この軸体381の上流側端部、下流側端部にはそれぞれ雄ねじ381a、381bが形成されていて、内部構造体320の円錐台形の誘導部分328の中心部に形成された雌ねじ、内部構造体330の円錐台形の拡散部分332の中心部に形成された雌ねじと夫々螺合により結合できる。勿論、この雄ねじ381aと雄ねじ381bとを双方形成する必要は必ずしもなく、一方側だけに雄ねじを形成する、或いは双方とも先端を丸くして内部構造体320の円錐台形の誘導部分328の中心部に形成された丸穴や、内部構造体330の円錐台形の拡散部分332の中心部に形成された丸穴に差し込むことで嵌合により結合するようにしてもよい。
そして、軸体381の中心部上流側には、溝(雌ねじ)381cが、中心部下流側には、溝(雌ねじ)381dが形成され、この溝381cと381dの間に羽根体380がとめ輪(例えば、Eリング又はスナップリングE型)382a、382bにて、挟まれて回動可能に固定される。羽根体380は図示する通り、5枚の羽根を持つが、この枚数や形状は図示するものに限られるものではない。そして、図20のように、止め輪382aと382bとに挟まれ矜持される羽根体380は、軸体381を回転の中心として、回転運動することになる(反時計回りの流体が上流から来るため、反時計回りの回転となる)。図16を参照すれば理解されるとおり、この羽根体380は、テーパー部341とテーパー部342との間にある細い円筒形の流路343に位置することになる。なお、この羽根体380等の組立は、例えば、上流側の内部構造体320の誘導部分328の中心部に軸体381をねじ込み、或いは、はめ込み、止め輪382aと382bとで、羽根体380を回動可能に固定したうえで、上流側円筒形空間347に内設固定する。そのうえで、下流側から、下流側円筒形空間348に内部構造体330を挿入し、その拡散部分332の中心部に形成された雌ねじを、軸体381の雄ねじ381bに螺合させる、あるいは、その拡散部分332の中心部に形成された丸穴に、軸体381の先端を嵌め込み連結固定する。なお、この内部構造体320と軸体381と内部構造体330との連結により、管体340に対する2つの内部構造体320、330の内設固定もできる。
その結果、本実施形態の流体供給管300にあっては、上流から流体が流れてくると、その半時計回りの螺旋流によって、羽根体380は、半時計回りに回転運動することになり、ちょうどその位置の(図15、図16の図面上部の)吸入管344からの第2の流体に対する吸入力(吸引力)が増加する。つまり、第2の流体の吸入を付勢することになる。また、羽根体381は、半時計回りに回転運動することによって、蓋体351の流入口を経由して供給される第1の流体と、吸入管344の吸入口を経由して吸入される第2の流体との混合、拡散・攪拌、或いはせん断が促進されることになる。
(第3実施形態の変形例)
図21は、第3実施形態の変形例に係る流体供給管300Aの外観斜視図であり、図22は、その断面斜視図である。本変形例は、第3実施形態で説明した構成と同様の構成をとるが、その相違点は、管体340の吸入管344の吸入口に対して、流体の噴出を防ぐため吸入調整弁(または逆止弁)を取付けたところにある。その他の構成は同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。このような吸入調整弁(または逆止弁)は、第2の流体(例えば、空気)が流入する吸入管344の吸入口から、第1の流体(例えば、水)が噴出することを避けることを可能とする。具体的には、吸入調整弁(または逆止弁)として、例えば、スピードコントローラ390を吸入管344の吸入口に取り付ける。このスピードコントローラ390内部には、例えばリップパッキン(チェック弁)392によって、一方向のみの流量調整ができる。従って、その吸入口391からの第2の流体(例えば空気)は吸入管344の吸入口方向へ自由流として流れていくが、第1の流体(例えば水)が吸入管344の吸入口方向に流れようとしても、制御流となって圧力がかかりパッキンが開き、シールリップの張力を利用して密封を行う。このような構成によって、第2の流体は、管体340に吸入されていくが、第1の流体が吸入口344を経由し、吸入口391から誤噴出するといった事態は避けられることになる。なお、吸入調整弁(逆止弁)としては各種構成のものを採用できる。なお、この流体の吸入調整弁については、他の実施形態やその変形例においても採用できることは、言うまでもない。
(第4実施形態)
次に、本発明の流体特性変化装置Sの第4実施形態について説明する。図23は、本発明の流体特性変化装置Sの第4実施形態に係る流体供給管400の内部を透視した外観斜視図であり、図24は、流体供給管400に用いられる2つの内部構造体420、430とその間に設けられた羽根体480の斜視図であり、図25はその正面図、図26は、流体供給管400の組立断面正面図である。
本流体供給管400において、第3実施形態の管体340、内部構造体320、330等と対応する管体440、内部構造体420、430等を有し、その構成、機能は同様になるので、詳細な説明は省略する。第3実施形態との相違点は、第3実施形態では羽根体380が1個であったのに対して、本実施形態の羽根体480は、羽根体480-1~480-3の3個になっていることである。具体的には、上流側の内部構造体420と下流側の内部構造体430を連結する円柱形の軸体481の中心位置に回動可能な羽根体480-1~480-3が羽根体480として設けられる。図26に示す通り、最上流の羽根体480-1は、下流に向けて細くなっていくテーパー部441の終端近くに配置され、真ん中の羽根体480-2は細い円筒形の流路443に位置し、最下流の羽根体480-3は、下流に向けて広がっていくテーパー部442の始端近くに位置づけられる。なお、羽根体の数は、3個に限られるものではなく、例えば2個でもよい。またその形状も図示のものに限定されるものではない。この羽根体480等の組立は、例えば、上流側の内部構造体420の誘導部分428の中心部に形成された雌ねじに軸体481の上流側端部の雄ねじをねじ込み、あるいは、428の中心部に形成された丸穴に軸体481の上流側端部の先端を嵌合し、複数の止め輪(図示せず)で、羽根体480-1~480-3を夫々回動可能に固定したうえで、上流側円筒形空間447に内設固定する。そのうえで、下流側から下流側円筒形空間448に内部構造体430を挿入し、その拡散部分432の中心部に形成された雌ねじを、軸体481の雄ねじに螺合させる、あるいは、拡散部分432の中心部に形成された丸穴に、軸体481の下流側端部を嵌合させることで連結固定する。
その結果、本実施形態の流体供給管400にあっては、上流から流体が流れてくると、その半時計回りの螺旋流によって、羽根体480(480-1~480-3)は、半時計回りに回転運動することになる。詳細には、羽根体480-1は、第1の流体を攪拌する。羽根体480-2の回転は、ちょうどその位置の(図24の上部の)吸入管444からの第2の流体に対する吸入力(吸引力)が増加させる、つまり、第2の流体の吸入を付勢することになるとともに、第1の流体との混合、拡散・攪拌などを行う。また、羽根体480-3は、このように混合された第1の流体と第2の流体との混合、拡散・攪拌、或いはせん断を促進することになる。なお、このような1枚乃至複数枚の羽根体を流体供給管の内部に設けることは、他の実施形態や変形例においても同様に可能である。
(第5実施形態)
次に、本発明の流体特性変化装置Sの第5実施形態について説明する。図27は、第5実施形態に係る流体供給管500の内部を透視した外観斜視図であり、図28は、その分解斜視図、図29は、その断面正面図である。本実施形態においては、管体540は、上流側の部分540-1と下流側の部分540-2とに2分割され、部分540-1は、上流側の配管と雌ねじ540-1aにて結合され、雌ねじ540-1bにて下流側の部分540-2の上流端の雄ねじ540-2aと螺合により連結結合され、さらに部分540-2は、下流の配管と雄ねじ540-2bにて結合される。そして、管体540の上流側の部分540-1の内部には、第2実施形態の中流部分240-2と同様な第2の流体を吸入する吸入管544やテーパー部541、細い流路543、テーパー部542が設けられており、その構成、作用は第2実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
本実施形態の流体供給管500には、図29に示されるとおり、単一の内部構造体520が、管体540の下流側の部分540-2の円筒形空間547に下流側から挿入することで内設される。また、内部構造体520は、第1実施形態の内部構造体20と同様であるが、下流端の誘導部分528は、ドーム形になっている点が異なる。
本実施形態の流体供給管500に対し、供給される第1の流体はテーパー部541を過ぎて円筒形の細い流路543を通過する。このとき、流路543は、上流側のテーパー部541と下流側のテーパー部542によって、細くくびれた形の絞り部となって、第1の流体の静圧は下がり、その差圧により吸入管544から、第2の流体を吸入(吸引)することになる。次に、テーパー部542を経て流れは再度低速になり、第2の流体が気体の場合、第1の流体に含まれる第2の流体から成る大きな気泡は、急激な加圧を受け、分裂して微細化される(主としてマイクロバブル化がなされる)。しかる後、第1の流体と第2の流体の混合流体は、内部構造体520の拡散部522に衝突する。この内部構造体520の機能或いは作用は、第1実施形態の内部構造体20或いは30と同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、第2実施形態同様に、シール部材を設けて、上流側の部分540-1と下流側の部分540-2との連結部分から流体が漏れることの無いようにするようにしてもよい。また、第3実施形態や第4実施形態と同様に、一乃至複数枚の羽根体を上流側の部分540-1に設けて、吸入管544からの第2の流体に対する吸入力(吸引力)を増加させるようにし、第2の流体の吸入を付勢するようにしてもよく、雌ねじ540-1aが設けられた流入口側から供給される第1の流体と、吸入管544の吸入口を経由して吸入される第2の流体との混合、拡散・攪拌、或いはせん断を促進するようにしてもよい。更に、第3実施形態の変形例と同様に、第2の流体を吸入する吸入管544に吸入調整弁(または逆止弁)を設けて、吸入管544の吸入口から、第1の流体が誤噴出することを避けることを可能とすることもできる。
(第6実施形態)
次に、本発明の流体特性変化装置Sの第6実施形態について説明する。図30は、第6実施形態に係る流体供給管600の内部を透視した外観斜視図であり、図31は、その分解斜視図、図32は、その断面正面図である。本実施形態においては、管体640は、上流側の部分640-1と下流側の部分640-2とに2分割され、部分640-1は、上流側の配管と雄ねじ640-1aにて結合され、雄ねじ640-1bにて下流側の部分640-2の上流端の雌ねじ640-2aと螺合により連結結合され、さらに部分640-2は、下流の配管と雌ねじ640-2bにて結合される。そして、管体640の下流側の部分640-1の内部には、内部構造体620が内設され、下流側の部分640-2の内部には、第2実施形態の中流部分240-2と同様な第2の流体を吸入する吸入管644やテーパー部641、642が設けられており、その構成、作用は第2実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
つまり、この第6実施形態の構成は、第5実施形態の上流側部分540-1と下流側の部分540-2とを内設した内部構造体520ともども、上下流部分を逆に接続した形態となっている。このように構成した場合であっても、内部構造体620からの半時計方向の螺旋流は、テーパー部641を過ぎて円筒形の細い流路643を通過し、流路643は、上流側のテーパー部641と下流側のテーパー部642によって、細くくびれた形の絞り部となって、第1の流体の静圧は下がり、その差圧により吸入管644から、第2の流体を吸入(吸引)することになる。そして、くびれの部分(流路643)が細いため、流速が早くなり圧力が低くなってベルヌーイの定理に従い、第2の流体が気体である場合には、くびれの部分では気泡が大きく膨らむが、くびれの通過の後、部分640-2の下流に連結された配管では流路が大きくなる結果、流速は遅くなり圧力は高くなる。従って、気泡は押し潰されてマイクロバブル化する。なお、第2実施形態同様に、シール部材を設けて、上流側の部分640-1と下流側の部分640-2との連結部分から流体が漏れることの無いようにするようにしてもよい。また、第3実施形態や第4実施形態と同様に、一乃至複数枚の羽根体を下流側の部分640-2に設けて、吸入管644からの第2の流体に対する吸入力(吸引力)を増加させ、第2の流体の吸入を付勢するようにしてもよく、また、雄ねじ640-1aが設けられた流入口側から供給される第1の流体と、吸入管644の吸入口を経由して吸入される第2の流体との混合、拡散・攪拌、或いはせん断を促進するようにしてもよい。更に、第3実施形態の変形例と同様に、第2の流体を吸入する吸入管644に吸入調整弁(または逆止弁)を設けて、吸入管644の吸入口から第1の流体が誤噴出することを避けることを可能とすることもできる。
以上、本発明を、いくつかの構成例や、複数の実施形態を利用して説明したが、本発明はこのような例示の形態に限定されることではない。本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、上記説明及び関連図面から本発明の多くの変形及び他の実施形態を導出することができる。本明細書では、複数の特定用語が使われているが、これらは一般的な意味として単に説明の目的のために使われただけであり、発明を制限する目的で使われたものではない。添付の特許請求の範囲及びその均等物により定義される一般的な発明の概念及び思想を抜け出さない範囲で多様な変形が可能である。
S 流体特性変化装置
4 対象機器
10、10A、10B、200、300、300A、400、500、600 流体供給管
20、30、20A、30A、20B、30B、320,330、420、430、520、620 内部構造体
40、40A、40B、240、340、440、540、640 管体
44、244、344、444、544、644 吸入管
41、42、241、242、341、342、441、442、541、542、641、642 テーパー部
380、480 羽根体
390 スピードコントローラ

Claims (18)

  1. 第1の流体が供給される管体と、
    管体に内設され、供給される流体の特性を変化させる一乃至複数の内部構造体と、
    を有し、
    一乃至複数の内部構造体のうちの少なくとも一つの内部構造体の上流側或いは下流側に対応して、第2の流体が吸入される吸入口が、管体に設けられて成ることを特徴とする流体特性変化装置。
  2. 内部構造体は、
    共通の軸部材上に、拡散部分と、流動特性付与部分とを有し、
    拡散部分は、錐体形又は錐台形或いはドーム形であって、流体を特定方向に拡散し、
    流動特性付与部分には、軸部材上の外周面に多数の突起部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体特性変化装置。
  3. 内部構造体は、共通の軸部材上の拡散部分と流動特性付与部分との間に、更に渦巻発生部分を有し、渦巻発生部分は、拡散部分によって拡散された流体に渦巻流を発生させるようにし、流動特性付与部分には、渦巻発生部分からの渦巻流となった流体が与えられることを特徴とする請求項1に記載の流体特性変化装置。
  4. 内部構造体は、共通の軸部材上の流動特性付与部分の下流に、流体を中心に誘導する誘導部分を有し、誘導部分は、錐体形又は錐台形或いはドーム形であることを特徴とする請求項2又は3に記載の流体特性変化装置。
  5. 流動特性付与部分の多数の突起部は、軸部に対して形成された複数の螺旋流路と、複数の円環流路にて形成されて成ることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の流体特性変化装置。
  6. 管体には、2つの内部構造体が内設され、
    2つの内部構造体の中間で流路が細くくびれた位置に第2の流体の吸入口が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の流体特性変化装置。
  7. 2つの内部構造体の上流側の内部構造体が、下流の内部構造体に比べて、軸径が細いことを特徴とする請求項6に記載の流体特性変化装置。
  8. 2つの内部構造体の上流側の内部構造体が、下流の内部構造体に比べて、軸長が短いことを特徴とする請求項6に記載の流体特性変化装置。
  9. 管体は、上流側の部分と、中流側の部分と、下流側の部分とに3分割され、中流側の部分に第2の流体の吸入口が形成されて成ることを特徴とする請求項6に記載の流体特性変化装置。
  10. 第2の流体の吸入口が形成された、2つの内部構造体の中間の細くくびれた位置の管体内の流路には、回動可能な羽根体が一乃至複数内設されていて、第2の流体の吸入を付勢することを特徴とする請求項6に記載の流体特性変化装置。
  11. 第2の流体の吸入口には、吸入調整手段が設けられて、管体から流体が噴出することを防止するようにしたことを特徴とする請求項1又は6に記載の流体特性変化装置。
  12. 管体には、1つの内部構造体が内設され、
    内部構造体の上流で、管体内の流路が細くくびれた位置に第2の流体の吸入口が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の流体特性変化装置。
  13. 管体には、1つの内部構造体が内設され、
    内部構造体の下流で、管体内の流路が細くくびれた位置に第2の流体の吸入口が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の流体特性変化装置。
  14. 第2の流体の吸入口には、吸入調整手段が設けられて、管体から流体が噴出することを防止するようにしたことを特徴とする請求項12又は13に記載の流体特性変化装置。
  15. 内部構造体は、供給される流体に対して、マイクロバブルやウルトラファインバブルを含む微細気泡を発生し、複数の流体を混合し、供給流体を撹拌・拡散或いはせん断することの、少なくとも一つの機能を実現することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の流体特性変化装置。
  16. 第1の流体として供給される流体は、水、海水、油、アルコール、薬液のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の流体特性変化装置。
  17. 第2の流体として吸引される流体は、空気、酸素、水素、窒素、オゾン、アルゴン、ヘリウム、アンモニア、二酸化炭素、塩素、塩化水素、炭化水素ガス、天然ガスのいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の流体特性変化装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれかに記載の流体特性変化装置を利用する利用装置であって、流体特性変化装置からの流体を冷却剤、洗浄剤、殺菌剤、伝熱剤のいずれかとして用いることを特徴とする利用装置。
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