JP2022167087A - W/o型乳化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、使用感に優れたW/O型乳化組成物を提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、成分(A)ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンから選ばれる1種または2種、成分(B)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体および成分(C)有機変性ベントナイト、を含有する、W/O型乳化組成物に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、化粧料等に好適なW/O型乳化組成物に関する。
W/O型乳化組成物(油中水型乳化組成物)は、連続相に油性成分が存在するため高い閉塞効果を有しており、保湿性が高い等の利点を有する。一方で、W/O型乳化組成物は、塗布時のべたつき、伸びの悪さ等の使用感に問題があった。また、シリコーン樹脂や被膜剤等を配合することにより、塗布後に肌に被膜感が生じて使用感が損なわれる等の問題もあった。
特許文献1には、ハイドロゲルを形成する特定の高分子を組み合わせた処方により、使用感を高める試みが提案されている。しかしながら、さらに使用感に優れたW/O型乳化組成物が求められている。
特開2019-89747号公報
本発明は、使用感に優れたW/O型乳化組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討を行ったところ、特定のシリコーン油および有機変性ベントナイトの組み合わせによって、使用感に優れたW/O型乳化組成物とすることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は以下に関する。
[1] 下記成分(A)、(B)および(C)を含有する、W/O型乳化組成物。
(A)ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンから選ばれる1種または2種
(B)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体
(C)有機変性ベントナイト
[2] 成分(A)が、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンである、[1]に記載のW/O型乳化組成物。
[3] 成分(B)が、PEG/PPG-18/18ジメチコン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコンおよびラウリルPEG/PPG-18/18メチコンから選ばれる1種または2種以上である、[1]または[2]に記載のW/O型乳化組成物。
[4] 成分(C)が、クオタニウム-90ベントナイトである、[1]~[3]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
[5] 成分(A)の含有量が、組成物全量に対して、0.1質量%~10質量%である、[1]~[4]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
[6] 成分(B)の含有量が、組成物全量に対して、0.1質量%~10質量%である、[1]~[5]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
[7] 成分(C)の含有量が、組成物全量に対して、0.1質量%~3質量%である、[1]~[6]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
[8] 成分(B)に対する成分(A)の質量割合((A)/(B))が、0.1~10である、[1]~[7]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
[9] 成分(C)に対する成分(A)と成分(B)の合計の質量割合((A)+(B))/(C)が、0.1~40である、[1]~[8]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
[10] 皮膚外用剤である、[1]~[9]のいずれかに記載のW/O型乳化組成物。
本発明によれば、使用感に優れたW/O型乳化組成物を提供することができる。特に、塗布中の肌のべたつきのなさ、塗布後の肌の被膜感のなさ、および塗布中の伸ばしやすさに優れたW/O型乳化組成物を提供することができる。
以下、本発明について説明する。
<W/O型乳化組成物>
本発明の一態様は、
下記成分(A)、(B)および(C)を含有する、W/O型乳化組成物(以下、「本発明のW/O型乳化組成物」ということがある)に関する。
(A)ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンから選ばれる1種または2種
(B)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体
(C)有機変性ベントナイト
本発明者らは、W/O型乳化組成物の使用感を高める技術を求めて各種検討を行った。
その中で、本発明者らは、シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーンである、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンとポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体との組み合わせと、有機変性ベントナイトとの組み合わせにより、使用感に優れたW/O型乳化組成物の創出に成功した。このような知見に基づき、本発明を完成した。
≪成分(A)のラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン≫
本発明のW/O型乳化組成物において、成分(A)として、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンから選ばれる1種または2種のシリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーンを含む。成分(A)としては、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンが好ましい。
このようなシリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーンとしては、市販のものを用いることができ、限定されないが、例えば、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンとして「KF-6038」(信越化学工業社製)等、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンとして「KF-6028」(信越化学工業社製)、「KF-6028P」(信越化学工業社製)等を挙げることができる。
本発明のW/O型乳化組成物において成分(A)の含有量は、組成物の使用感の観点から、組成物全体に対して、0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、0.2質量%以上6質量%以下がより好ましく、0.5質量%以上5質量%以下がさらに好ましく、1質量%以上4質量%以下が特に好ましい。なお、成分(A)を2種組み合わせて用いる場合は、上記含有量は2種の合計量である。2種の配合比は、使用感等に応じて適宜調整し得
る。
≪成分(B)のポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体≫
本発明のW/O型乳化組成物において、成分(B)として、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体を含む。ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体としては、直鎖または分岐鎖のいずれでもよいが、直鎖型ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体が好ましい。直鎖型ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体は、さらにアルキル変性、アルコキシル変性等された変性体でもよい。
このような直鎖型ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体としては、市販のものを用いることができ、限定されないが、例えば、PEG/PPG-15/15ジメチコン(「5330 Fluid」;デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル社製)、PEG/PPG-18/18ジメチコン(「5200」;デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル社製)、PEG/PPG-19/19ジメチコン(「BY11-030」;デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル社製)、PEG/PPG-20/20ジメチコン(「SH3749」;東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、PEG/PPG-30/10ジメチコン(「BY25-339」;デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル製)、PEG/PPG-20/22ブチルエーテルジメチコン(「KF-6012」;信越化学工業社製)、ラウリルPEG/PPG-18/18メチコン(「5200 Formulation Aid」;デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル社製)、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン(「Abil EM-90」;ゴールドシュミットケミカル社)等を挙げることができる。
成分(B)としては、PEG/PPG-18/18ジメチコン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコンおよびラウリルPEG/PPG-18/18メチコンが好ましく、PEG/PPG-19/19ジメチコンおよびラウリルPEG/PPG-18/18メチコンがより好ましく、PEG/PPG-19/19ジメチコンがさらに好ましい。
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体は、1種または2種以上を組み合わせて、本発明に使用し得る。
本発明のW/O型乳化組成物において成分(B)の含有量は、組成物の使用感の観点から、組成物全体に対して、0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、0.2質量%以上6質量%以下がより好ましく、0.5質量%以上5質量%以下がさらに好ましく、1質量%以上4質量%以下が特に好ましい。なお、成分(B)を2種以上組み合わせて用いる場合は、上記含有量は2種以上の合計量である。2種以上の配合比は、使用感等に応じて適宜調整し得る。
また、本発明における成分(A)と成分(B)との質量比は、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)として、組成物の使用感の観点から、0.1以上10以下が好ましく、0.1以上8以下が好ましく、0.2以上5以下がより好ましく、0.5以上2.5以下がさらに好ましい。
≪成分(C)の有機変性ベントナイト≫
本発明のW/O型乳化組成物において、成分(C)として有機変性ベントナイトを含む。
有機変性ベントナイトとしては、例えば、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー(親油化ベントナイト)、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリナイトクレー(親油化ベントナイト)、ステアラルコニウムベントナイト(ベントナ
イトとステアラルコニウムクロリドとが反応して得られたもの)、クオタニウム-18ベントナイト(ベントナイトとクオタニウム-18との反応生成物)、クオタニウム-90ベントナイト(ベントナイトとクオタニウム-90との反応生成物)等が挙げられる。成分(C)としては、クオタニウム-18ベントナイト、クオタニウム-90ベントナイトが好ましく、クオタニウム-90ベントナイトがより好ましい。
このような有機変性ベントナイトとしては、市販のものを用いることができ、限定されないが、例えば、クオタニウム-18ベントナイト(「エスベンW」;日本有機粘土株式会社製)、クオタニウム-90ベントナイト(「エスベンWV」;日本有機粘土株式会社製)等を用いることができる。
有機変性ベントナイトは、1種または2種以上を組み合わせて、本発明に使用し得る。
本発明において成分(C)の有機変性ベントナイトの含有量は、組成物の使用感の観点から、組成物全体に対して、0.1質量%以上3質量%以下が好ましく、0.2質量%以上2質量%以下がより好ましく、0.4質量%以上1.5質量%以下がさらに好ましい。なお、成分(C)を2種以上組み合わせて用いる場合は、上記含有量は2種以上の合計量である。2種以上の配合比は、使用感等に応じて適宜調整し得る。
また、本発明における成分(C)に対する成分(A)と成分(B)の合計の質量割合((A)+(B))/(C)は、組成物の使用感の観点から、0.1以上40以下が好ましく、0.5以上20以下が好ましく、1以上10以下がより好ましく、2以上5以下がさらに好ましい。
≪その他の成分≫
また、本発明のW/O型乳化組成物は、その効果を損なわない限りにおいて、その他の任意成分を含有することができる。
任意成分としては、通常化粧料等に配合し得る成分であれば特に限定されず、使用できる。任意成分としては、1種または2種以上を組み合わせて、本発明に使用し得る。
かかる成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソノナン酸イソノニル、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ-2-エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、必須成分以外のポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシ
ロキサン等のシリコーン油等の油剤類;
脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE-ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE-グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2-オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック(登録商標)型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2-デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール(1,3-BG)、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2-ペンタンジオール、2,4-ヘキサンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール等の多価アルコール類;
表面を処理されていてもよい、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていてもよい、ベンガラ、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていてもよい、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていてもよい赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチルクロスポリマー、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;
パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4-メト
キシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンAまたはその誘導体、ビタミンB塩酸塩、ビタミンBトリパルミテート、ビタミンBジオクタノエート、ビタミンBまたはその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15またはその誘導体等のビタミンB類;α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等の賦活剤;ノニル酸ワレニルアミド、カプサイシン、ジンゲロン、タンニン酸等
の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂漏剤;コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩等の水溶性高分子;水等の溶媒;トリメチルシロキシケイ酸等の被膜形成剤;香料等が挙げられる。
その他、本発明のW/O型乳化組成物には、各種有効成分、保湿剤、pH調整剤、防腐剤、抗菌剤、酸化防止剤・酸化防止助剤等も任意に配合することができる。
有効成分としては、美白成分、シワ改善成分、抗炎症成分、動植物由来の抽出物等が挙げられる。
美白成分としては、一般的に化粧料に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、4-n-ブチルレゾルシノール、アスコルビン酸グルコシド、3-О-エチルアスコルビン酸、トラネキサム酸、アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、リノール酸、ニコチン酸アミド、5,5'-ジプロピルビフェニル-2,2'-ジオール、5'-アデニル酸二ナ
トリウム、トラネキサム酸セチル、4-メトキシサリチル酸カリウム塩、ハイドロキノン、パントテン酸等が挙げられる。
シワ改善成分としては、一般的に化粧料に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、ビタミンAまたはその誘導体(レチノール、レチナール、レチノイン酸、トレチノイン、イソトレチノイン、レチノイン酸トコフェロール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等)、ウルソール酸ベンジルエステル、ウルソール酸リン酸エステル、ベツリン酸ベンジルエステル、ベンジル酸リン酸エステルが挙げられる。
抗炎症成分としては、クラリノン、グラブリジン、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、パントテニルアルコール等が挙げられ、好ましくは、グリチルリチン酸およびその塩、グリチルレチン酸アルキルおよびその塩、並びに、グリチルレチン酸およびその塩である。
動植物由来の抽出物としては、一般的に医薬品、化粧料、食品等に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、アケビエキス、アスナロエキス、アスパラガスエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アロニアエキス、アンズエキス、イチョウエキス、インドキノエキス、ウイキョウエキス、ウドエキス、エイジツエキス、エゾウコギエキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オレンジエキス、カキョクエキス、カッコンエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カンゾウエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、グアバエキス、クジンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、黒米エキス、クロレラエキス、クワエキス、ケイケットウエキス、ゲットウヨウエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コケモモエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウキョウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、ステビアエキス、ステビア発酵物、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、茶エキス、チョウジエキス、チ
ンピエキス、甜茶エキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエキス、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ヒノキエキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マヨナラエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、緑茶エキス、リンゴエキス、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。
保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
pH調製剤としては、例えば、乳酸-乳酸ナトリウム、クエン酸-クエン酸ナトリウム、コハク酸-コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等が挙げられる。
抗菌剤としては、1,3-ブチレングリコールやパラオキシ安息香酸エステル等の合成系の他、カプリリルグリコール、カプリル酸グリセリル、エチルヘキシルグリセリン、カプリルヒドロキサム酸等の天然抗菌物質も好ましく挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
なお、これらの任意成分は、本発明における任意の工程またはその前後で添加することができる。
本発明のW/O型乳化組成物の製造方法は、上記必須の構成成分を有する以外は、常法の乳化法に基づき、製造可能である。例えば、油相成分を加熱溶解させ、粉体成分を添加、分散させ、加熱溶解させた水相成分を、油相に添加し、攪拌しながら乳化してW/O型乳化組成物を得る。
≪皮膚外用剤≫
本発明のW/O型乳化組成物は、例えば、皮膚外用剤、医薬、医薬部外品を含む化粧料等の態様として用いられ得る。特に好ましいのは化粧料である。剤形は、W/O型乳化剤形であれば特段の限定はなく、例えば、液状、乳液状、ペースト状、クリーム状、ジェル
状等の剤形が挙げられ、液状、乳液状等とすることが好ましい。
本発明の化粧料の種類は、特に限定されず、W/O型乳化剤型が利用される公知の化粧料に広く利用することができる。具体的な化粧料としては、化粧下地、ファンデーション、アイシャドウ、アイライナー、口紅等のメイクアップ化粧料、日焼止め乳液、日焼止めクリーム等の日焼止め化粧料が挙げられる。
本発明のW/O型乳化組成物を用いる以外、皮膚外用剤、医薬、医薬部外品を含む化粧料の製造は、従来公知の製造方法を用いて行うことができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の例示であり、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
表1に示す処方で、実施例および比較例のW/O型乳化組成物をそれぞれ調製し、評価した。具体的には、以下のようにして行った。油相成分を70℃に加熱して溶解させ、粉体成分を添加、分散させた。同じく70℃にて加熱溶解させた水相成分を、油相に添加し、ホモミキサーで攪拌しながら乳化して目的のW/O型乳化組成物を得た。
実施例および比較例のW/O型乳化組成物について、調製した各試料を専門評価者に使用してもらい、使用試験を行った。結果を表1に示す。
なお、判定基準は以下のとおりである。
1)べたつきのなさ
専門評価者10人がW/O型化粧料を肌に塗布中、肌を触ったときのべたつきについて以下の5段階で評価した。なお、表中の評価結果は、専門評価者10人の合計点で示した。
5;塗布中の肌にべたつきが全くない。
4;塗布中の肌にべたつきがほとんどない。
3;塗布中の肌にべたつきが少しある。
2;塗布中の肌にべたつきがある。
1;塗布中の肌にべたつきがかなりある。
2)塗布後の肌の被膜感のなさ
10名の専門評価者が、スポンジを用いて各W/O型乳化化粧料を、顔に0.16g塗布し、塗布直後の被膜感を下記の5段階で目視評価した。結果を10名の合計点で示した。
5;被膜感が全くない。
4;被膜感がない。
3;被膜感があまりない。
2;被膜感がある。
1;被膜感がかなりある。
3)伸ばしやすさ
専門評価者10人がW/O型化粧料を肌に塗布し、塗布中の伸びを以下の5段階で評価した。なお、表中の評価結果は、専門評価者10人の合計点で示した。
5;肌上での伸びが非常によい。
4;肌上での伸びがよい。
3;肌上での伸びがややよい。
2;肌上での伸びがやや悪い。
1;肌上での伸びが悪い。
Figure 2022167087000001
成分(A)、成分(B)および成分(C)を含有する実施例のW/O型乳化組成物は、塗布中の肌のべたつきのなさ、塗布後の肌の被膜感のなさ、および塗布中の伸ばしやすさの使用感に優れることが分かった。
一方、成分(A)を含まない比較例1、成分(B)を含まない比較例2、成分(C)を含まない比較例3、成分(A)の代わりにシリコーン分岐型ポリグリセリン変性シリコーンを含有する比較例4、成分(B)の代わりにポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体を含有する比較例5、成分(C)の代わりにシリル化シリカを含有する比較例6は、使用感が不十分であった。
また、成分(A)としてはラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンがより好ましく、成分(B)としてはPEG/PPG-19/19ジメチコンがより好ましく、成分(C)としてはクオタニウム-90ベントナイトがより好ましく、成分(A)/(B)の質量比としては0.5~2.5がより好ましく、成分((A)+(B))/(C)の質量比としては2~5がより好ましいことが分かった。
本発明は、皮膚外用剤、医薬、医薬部外品を含む化粧料等に応用できる。

Claims (10)

  1. 下記成分(A)、(B)および(C)を含有する、W/O型乳化組成物。
    (A)ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンおよびPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンから選ばれる1種または2種
    (B)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体
    (C)有機変性ベントナイト
  2. 成分(A)が、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンである、請求項1に記載のW/O型乳化組成物。
  3. 成分(B)が、PEG/PPG-18/18ジメチコン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコンおよびラウリルPEG/PPG-18/18メチコンから選ばれる1種または2種以上である、請求項1または2に記載のW/O型乳化組成物。
  4. 成分(C)が、クオタニウム-90ベントナイトである、請求項1~3のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
  5. 成分(A)の含有量が、組成物全量に対して、0.1質量%~10質量%である、請求項1~4のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
  6. 成分(B)の含有量が、組成物全量に対して、0.1質量%~10質量%である、請求項1~5のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
  7. 成分(C)の含有量が、組成物全量に対して、0.1質量%~3質量%である、請求項1~6のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
  8. 成分(B)に対する成分(A)の質量割合((A)/(B))が、0.1~10である、請求項1~7のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
  9. 成分(C)に対する成分(A)と成分(B)の合計の質量割合((A)+(B))/(C)が、0.1~40である、請求項1~8のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
  10. 皮膚外用剤である、請求項1~9のいずれか1項に記載のW/O型乳化組成物。
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