JP2022163848A - リニアソレノイドバルブ - Google Patents

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光作 松原
Kosaku Matsubara
隆弘 國分
Takahiro Kokubu
翔麻 矢田
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Abstract

【課題】スリーブの組付け精度及び製品の信頼性を維持しつつ、製造コストの低減が図られるリニアソレノイドバルブを提供する。【解決手段】本実施形態のリニアソレノイドバルブ1は、スリーブ10、スプール20、リニアソレノイド30及びケース40を備える。リニアソレノイド30は、コア31及びコイル32により構成される。ケース40は、リニアソレノイド30を保持しており、一方の端部41が開口した有底筒状をなしている。コイル32は、スリーブ10に向けて突出した突起部33を有する封止部34により樹脂封止されている。スリーブ10は端部11において突起部33に向けて開口するとともに、突起部33と反対側及びスリーブ10の径方向外側が閉塞した凹部13を有し、凹部13に突起部33が係合した状態でケース40の開口側の端部41に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、リニアソレノイドバルブに関する。
従来、車両におけるオートマティックトランスミッションに油圧制御用のリニアソレノイドバルブを備えるものがある。当該リニアソレノイドバルブは、磁気駆動装置を構成する電磁部と、電磁部の駆動に基づいて油圧を制御する調圧部とから構成されている。調圧部は円筒壁に複数の流体通路を有する円筒状のスリーブと、スリーブの内側に設けられる串形状の弁体であるスプールとを含む。電磁部はコアとコイルとを含む。そして、コイルに通電することで、スプールをスリーブ内で往復移動させて流体通路の開閉が行われる。当該リニアソレノイドバルブでは、スリーブの一端に形成したフランジをコアとコイルとを保持するケースの一端をかしめて固定する構成が広く採用されている。このような構成の例として、特許文献1には、スリーブの位置決めのための構成として、コイルを樹脂封止するボビンにスリーブに向けて突出した突起を設けて、当該突起をスリーブのフランジに形成した切り欠きに係合させる構成が開示されている。
特開2011-133047号公報
しかしながら、特許文献1に開示構成では、スリーブのフランジに形成された切り欠きが軸方向に貫通するとともに外周面に開口しているため、切り欠きを介して外部からケース内に異物が混入する恐れがあり、製品の信頼性を低下させている。
また、スリーブをダイキャストにより成形するに際は、スリーブの外形を付与する上型と下型との間に、スリーブの内側形状を付するスライドピンを差し込んで筒状のキャビティを形成して、当該キャビティに溶湯を高温・高圧で注入する。そして、スリーブのフランジに切り欠きを設けるには、通常、ダイキャスト成形時にフランジとなる部分に軸方向に貫通する貫通孔を形成しておき、ダイキャスト成形後に外周部を切削除去して貫通孔を外周面に開口させる。この方法では、ダイキャスト成形時に貫通孔を形成するためにスライドピンの一部を上型又は下型に当接させなければならない。そのため、成形型が劣化しやすくなり、製造コストが増加する。また、外周部を切削除去する際には、切削用のバイトが貫通孔に到達すると、バイトが切削対象と当接しない状態と当接する状態とを繰り返す断続切削が行われることとなる。そのため、成形精度が低下するとともにバイトの寿命が短くなって製造コストが増加する。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、スリーブの組付け精度を維持しつつ、製品の信頼性の向上と製造コストの低減が図られるリニアソレノイドバルブを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、円筒壁に流体通路を有するスリーブと、該スリーブ内に軸方向に往復移動可能に設けられたスプールと、リニアソレノイドを構成するコア及びコイルと、該コア及びコイルを保持するケースとを備え、上記リニアソレノイドにより上記スプールを軸方向に移動させて上記流体通路の連通状態を変更可能に構成されたリニアソレノイドバルブであって、
上記ケースは、一端が開口した有底筒状をなしており、
上記コイルは、上記スリーブに向けて突出した突起部を有する封止部により樹脂封止されており、
上記スリーブは、上記コイル側の端部において上記突起部に向けて開口するとともに、少なくとも上記突起部と反対側及び上記スリーブの径方向外側が閉塞した凹部を有し、該凹部に上記突起部が係合した状態で上記ケースの開口側の端部に固定されている、リニアソレノイドバルブにある。
上記リニアソレノイドバルブにおいては、スリーブの端部に形成された凹部に、コイルの封止部に設けられた突起部が係合することにより、スリーブの周方向の位置決めがなされている。そして、凹部は突起部と反対側及びスリーブの径方向外側が閉塞しているため、該凹部を介して外部からケース内に異物が混入することが抑制され、製品の信頼性の向上が図られる。
また、仮に、スリーブの組付け時にスリーブが周方向に位置ズレした場合には、突起部が凹部に嵌合されずにスリーブが押し上げられた状態となる。その結果、目視によって位置ズレを検知しやすくなるため、スリーブが周方向の位置ズレした状態で取り付けられることを防止でき、スリーブの組付け精度が向上される。
また、凹部は突起部と反対側が閉塞しているため、スリーブをダイキャストにより成形する際に、凹部の形成のためにスライドピンの一部を上型又は下型に当接させる必要がない。それゆえ、成形型の劣化が抑制されて製造コストの増加を抑制できる。また、凹部は径方向外側が閉塞しているため、ダイキャスト成形後に外周部を切削除去する際に、切削用のバイトが凹部に到達せずに連続切削を維持できる。これにより、成形精度を維持しつつバイトの寿命を長く保つことができ、製造コストの低減を図ることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、スリーブの組付け精度を維持しつつ、製品の信頼性の向上と製造コストの低減が図られるリニアソレノイドバルブを提供することができる。
実施形態1における、リニアソレノイドバルブの縦断面図。 実施形態1における、リニアソレノイドバルブのスプールを含まない分解斜視図。 実施形態1における、封止部の側面図。 実施形態1における、封止部の上面図。 実施形態1における、リニアソレノイドバルブの斜視一部拡大図。
上記スリーブの一端には、拡径するとともに上記凹部が形成されたスリーブフランジ部が設けられており、該スリーブフランジ部は、上記ケースに挿入されて上記ケースの開口側の端部にかしめられていることが好ましい。この場合は、凹部を形成する領域の確保が容易となるとともに、スリーブフランジ部を介してスリーブをかしめることにより、スリーブを確実に固定することができる。
上記コアは、上記スリーブ側の端部において拡径してなるコアフランジ部を有しており、該コアフランジ部は上記スリーブフランジ部と上記コイルとの間に位置するとともに、一部を切り欠いてなる切り欠き部が設けられており、上記突起部は上記切り欠き部を介して上記凹部に係合している。仮に、突起部がコアフランジ部に干渉しないようにするために、コアフランジ部の径方向外側に突起部が位置するようにした場合には、リニアソレノイドの体格が大型化してしまうが、コア切り欠き部を設けた上記構成とすることにより、体格が大型化することなく、突起部とコアフランジ部との干渉を防止することができる。
上記封止部は上記コイルに導通する接続端子を保持するコネクタ部を有し、上記ケースの上記開口側の端部には上記コネクタ部を露出させるように切り欠かれたケース切り欠き部が形成されており、上記突起部は上記コネクタ部に形成されていることが好ましい。この場合は、封止部に突起部を設ける領域を確保しやすくなるとともに、組み付け作業時にコネクタ部側から目視したときに、突起部とスリーブの凹部との係合状態を確認しやすくなるため、組付け作業性が向上する。
(実施形態1)
上述のリニアソレノイドバルブの実施形態について、図1~図5を用いて説明する。
本実施形態のリニアソレノイドバルブ1は、スリーブ10、スプール20、リニアソレノイド30、ケース40を備える。
スリーブ10は、円筒壁に流体通路15を有する。
スプール20は、スリーブ10内に軸方向Yに往復移動可能に設けられている。
リニアソレノイド30は、コア31及びコイル32により構成される。
ケース40は、リニアソレノイド30を保持している。
そして、リニアソレノイド30はスプール20を軸方向Yに移動させて流体通路15の連通状態を変更可能に構成されている。
さらに、ケース40は、一方の端部41が開口した有底筒状をなしている。
コイル32は、スリーブ10に向けて突出した突起部33を有する封止部34により樹脂封止されている。
スリーブ10は、コイル32側の端部11において突起部33に向けて開口するとともに、少なくとも突起部33と反対側及びスリーブ10の径方向外側が閉塞した凹部13を有し、凹部13に突起部33が係合した状態でケース40の開口側の端部41に固定されている。
以下、本実施形態のリニアソレノイドバルブ1について、詳述する。
リニアソレノイドバルブ1は、車両のオートマティックトランスミッション制御用のリニアソレノイドアッセンブリや、自動車等のエンジン出力をコントロールする可変バルブタイミング機構に用いられるオイルコントロールバルブに使用することができる。
本実施形態のリニアソレノイドバルブ1によれば、図1に示すように、コア31の周囲に設けられたコイル32に、図示しないバッテリーから供給される電力を導くことにより発生する磁力を利用して、スプール20をスリーブ10内で往復移動させて流体通路15を開閉する構成を有している。なお、本実施形態では、スプール20の中心軸20aの軸方向をYとし、軸方向Yにおいて、リニアソレノイド30からスリーブ10に向かう方向を上方Y1とし、反対方向を下方Y2とし、軸方向Yに直交する方向を径方向Xとする。
本実施形態では、図1に示すように、リニアソレノイド30に備えられたコア31は、第1コア311、第2コア312及び磁気遮断部313を有する。第1コア311は磁性体からなるとともに筒状をなしており、上方Y1の端部に径方向Xに拡径したコアフランジ部314を有する。コアフランジ部314の上面314aは平面上となっている。第2コア312も磁性体からなるとともに筒状をなしており、第1コア311の軸方向Yの他端側に同軸上に設けられている。磁気遮断部313は非磁性体からなるとともにリング状をなしており、第1コア311と第2コア312との間に介在している。本実施形態では、第1コア311、第2コア312及び磁気遮断部313は一体化して一部品となっている。
図1、図2に示すように、コアフランジ部314には、後述する封止部34に設けられた突起部33とコアフランジ部314とが互いに干渉しないように、コア切り欠き部315が形成されている。コア切り欠き部315の形状は特に限定されず、正しい組付態様において突起部33への干渉が防止される形状であればよい。また、コア切り欠き部315の成形方法も特に限定されないが、本実施形態ではプレス加工により成形しており、これにより、コア切り欠き部315においてバリが発生することが防止されている。
図1に示すように、コア31の内側には、可動鉄心を構成するプランジャ316が挿通されている。プランジャ316には、潤滑油が流動可能なように軸方向Yに沿って貫通する油路316aが形成されている。
本実施形態では、図1に示すように、コイル32は樹脂製のボビン321に巻回された状態で、封止部34により樹脂封止されて筒状をなしている。コイル32には、コイル32に導通して外部から電力を供給するための接続端子35が設けられている。図1、図2に示すように、封止部34は接続端子35を保持するコネクタ部36を有している。コネクタ部36は、封止部34から径方向Xの外方に突出して形成されている。コネクタ部36は筒状をなすとともに下方Y2が開口してなる開口部342を有している。開口部342の内側には接続端子35が露出されている。開口部342は電力供給用の端子が挿入されて接続端子35と接続されて、コイル32に電力が供給されるように構成されている。
図1~図3に示すように、封止部34はスリーブ10に向けて突出した突起部33を有する。本実施形態では、突起部33は、封止部34におけるコネクタ部36の上方Y1の端面から突出している。本実施形態では、突起部33は一つ設けられているが、これに限定されず、突起部33は複数設けられていてもよい。
図1、図2及び図5に示すように、封止部34の上方Y1にはスリーブ10が設けられている。スリーブ10は円筒状をなしており、円筒壁に複数の流体通路15を有する。そして、スリーブ10におけるコイル32側、すなわち下方Y2の端部11には、突起部33に対向する位置に凹部13が設けられている。本実施形態では、スリーブ10の端部11に拡径されてなるスリーブフランジ部12が形成されており、該スリーブフランジ部12に凹部13が設けられている。図1、図2に示すように、凹部13はスリーブフランジ部12の下面12aにおいて、突起部33に向けて開口するように形成されており、凹部13の突起部33と反対側は閉塞している。また、凹部13の径方向Xの外側も閉塞しており、本例では凹部13の側周面はいずれも閉塞している。従って、凹部13は下方Y2にのみ開口しており、軸方向Yにスリーブフランジ部12を貫通しておらず、径方向Xの外側にも開口していない。なお、本例では、スリーブフランジ部12の下面12aは、コアフランジ部314の上面314aと平行に延びる平面となっており互いの接触面積が広く確保されている。これにより、仮に、凹部13の形成位置がズレた場合でも凹部13が下面12a内に形成されて、凹部13が径方向Xに開口することが防止されている。
図1に示すように、スリーブ10の内側には、スプール20が挿通されている。スプール20は棒状をなしており、スプール20の側周面には、スリーブ10の流体通路15を開閉するための溝21が複数形成されている。スプール20の上方Y1には、付勢部材としてのバネ(図示せず)が設けられている。当該バネは、スプール20を下方Y2に付勢している。スプール20の下方Y2の端部23はプランジャ316に当接している。
図1に示すように、コア31と、コイル32を含む封止部34及びプランジャ316はケース40に収容されている。コア31は、コアフランジ部314に形成されたコア切り欠き部315に封止部34の突起部33が位置するように組付けられている。ケース40は有底筒状をなしており、上方Y1の端部41が開口している。端部41の周壁は薄肉に形成されており、ケース40の内壁面に第1段差部42が形成されている。そして、第1段差部42がコアフランジ部314に当接して、コア31の軸方向Yの位置決めがなされている。
図1、図2に示すように、ケース40の底部にはケース40の内側に隆起してプランジャ316の下面316bに当接してプランジャ316の下方位置を規制する規制突起43が形成されている。さらに、ケース40の側壁において下方Y2領域は径方向に縮小してなる第2段差部45が形成されている。第2段差部45の内側面には、封止部34の下面34aが当接している。
図2に示すように、ケース40にはケース40の一部を切り欠いてなるケース切り欠き部44が形成されている。そして、図1に示すように、ケース切り欠き部44を介してコネクタ部36が露出してケース40の外方に位置するように構成されている。
図1に示すように、プランジャ316の軸方向Yの上方Y1にはスプール20が配置されるとともに、封止部34の上方Y1には、スリーブ10の凹部13内に封止部34の突起部33が位置した状態でスリーブ10が配置されている。これにより、スリーブ10の端部11に形成されたスリーブフランジ部12がケース40内に位置している。そして、ケース40の上方Y1の端部41を内側にかしめることでスリーブフランジ部12を封止部34に対して押圧してスリーブ10がケース40に固定されている。
以上のように構成されたリニアソレノイドバルブ1では、接続端子35を介してコイル32に通電されることにより発生した磁界によって、プランジャ316が第1コア311に引き寄せられる。これにより、プランジャ316がスプール20を上方Y1に付勢して、スプール20が上方Y1に移動することとなる。一方、スプール20は、上方Y1に設けられた付勢部材としてのバネ(図示せず)により下方Y2に付勢されている。これにより、コイル32への通電が停止されるとプランジャ316による付勢が解除され、スプール20及びプランジャ316は下方Y2に移動することとなる。その結果、スプール20はスリーブ10内を軸方向Yに往復移動可能となっている。これにより、スリーブ10の流体通路15の開閉状態が制御されることとなる。
次に本実施形態のリニアソレノイドバルブ1の作用効果について詳述する。
本実施形態のリニアソレノイドバルブ1においては、スリーブ10の端部11に形成された凹部13に、コイル32の封止部34に設けられた突起部33が係合することにより、スリーブ10の周方向の位置決めがなされている。そして、凹部13は突起部33と反対側及びスリーブ10の径方向外側が閉塞しているため、凹部13を介して外部からケース40内に異物が混入することが抑制されて、製品の信頼性の向上が図られる。
また、仮に、スリーブ10の組付け時にスリーブ10が周方向に位置ズレした場合には、突起部33が凹部13に嵌合されずにスリーブ10が押し上げられた状態となる。その結果、目視によって位置ズレを検知しやすくなるため、スリーブ10が周方向の位置ズレした状態で取り付けられることを防止でき、スリーブ10の組付け精度が向上される。
また、凹部13は突起部33と反対側が閉塞しているため、スリーブ10をダイキャスト成形する際に、凹部13の形成のためにスライドピンの一部を上型又は下型に当接させる必要がない。それゆえ、成形型の劣化が抑制されて製造コストの増加を抑制できる。また、凹部13は径方向外側が閉塞しているため、ダイキャスト成形後に外周部を切削除去する際に、切削用のバイトが凹部13に到達せずに連続切削を維持できる。これにより、成形精度を維持しつつバイトの寿命を長く保つことができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態1では、スリーブ10におけるコイル32側の端部11には、拡径するとともに凹部13が形成されたスリーブフランジ部12を有し、スリーブフランジ部12は、ケース40に挿入されてケース40の開口側の端部41にかしめられている。これにより、凹部13を形成する領域の確保が容易となるとともに、スリーブフランジ部12を介してスリーブ10をかしめることにより、スリーブ10を確実に固定することができる。
また、本実施形態1では、コア31はスリーブ10側の端部において拡径してなるコアフランジ部314を有しており、コアフランジ部314はスリーブフランジ部12とコイル32との間に位置するとともに、コアフランジ部314の一部を切り欠いてなるコア切り欠き部315が設けられて。そして、突起部33はコア切り欠き部315を介して凹部13に係合している。仮に、突起部33がコアフランジ部314に干渉しないようにするために、コアフランジ部314の径方向X外側に突起部33が位置するようにした場合には、リニアソレノイド30の体格が大型化するが、コア切り欠き部315を設けた上記構成とすることにより、体格が大型化することなく、突起部33とコアフランジ部314との干渉を防止することができる。
また、本実施形態1では、封止部34はコイル32に導通する接続端子35を保持するコネクタ部36を有し、ケース40の開口側の端部41にはコネクタ部36を露出させるように切り欠かれたケース切り欠き部44が形成されており、突起部33はコネクタ部36に形成されている。これにより、封止部34に突起部33を設ける領域を確保しやすくなるとともに、組み付け作業時にコネクタ部36側から目視したときに、突起部33とスリーブ10の凹部13との係合状態を確認しやすくなるため、組付け作業性が向上する。
以上のごとく、本実施形態によれば、スリーブ10の組付け精度を維持しつつ、製品の信頼性の向上と製造コストの低減が図られるリニアソレノイドバルブ1を提供することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1…リニアソレノイドバルブ、10…スリーブ、12…スリーブフランジ部、13…凹部、15…流体通路、20…スプール、30…リニアソレノイド、31…コア、32…コイル、33…突起部、34…封止部、36…コネクタ部、40…ケース、44…ケース切り欠き部、314…コアフランジ部、315…コア切り欠き部

Claims (4)

  1. 円筒壁に流体通路を有するスリーブと、該スリーブ内に軸方向に往復移動可能に設けられたスプールと、リニアソレノイドを構成するコア及びコイルと、該コア及びコイルを保持するケースとを備え、上記リニアソレノイドにより上記スプールを軸方向に移動させて上記流体通路の連通状態を変更可能に構成されたリニアソレノイドバルブであって、
    上記ケースは、一方の端部が開口した有底筒状をなしており、
    上記コイルは、上記スリーブに向けて突出した突起部を有する封止部により樹脂封止されており、
    上記スリーブは、上記コイル側の端部において上記突起部に向けて開口するとともに、少なくとも上記突起部と反対側及び上記スリーブの径方向外側が閉塞した凹部を有し、該凹部に上記突起部が係合した状態で、上記ケースの開口側の端部に固定されている、リニアソレノイドバルブ。
  2. 上記スリーブにおける上記コイル側の端部には、拡径するとともに上記凹部が形成されたスリーブフランジ部が設けられており、該スリーブフランジ部は、上記ケースに挿入されて上記ケースの開口側の端部にかしめられている、請求項1に記載のリニアソレノイドバルブ。
  3. 上記コアは上記スリーブ側の端部において拡径してなるコアフランジ部を有しており、該コアフランジ部は上記スリーブフランジ部と上記コイルとの間に位置するとともに、一部を切り欠いてなるコア切り欠き部が設けられており、上記突起部は上記コア切り欠き部を介して上記凹部に係合している、請求項2に記載のリニアソレノイドバルブ。
  4. 上記封止部は上記コイルに導通する接続端子を保持するコネクタ部を有し、上記ケースの上記開口側の端部には上記コネクタ部を露出させるように切り欠かれたケース切り欠き部が形成されており、上記突起部は上記コネクタ部に形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のリニアソレノイドバルブ。
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