JP2022163547A - 眼鏡フレーム形状測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の構造を複雑にすることなくハイカーブ眼鏡フレームのリム形状測定を可能にする眼鏡フレーム形状測定装置を提供する。【解決手段】眼鏡フレームを保持する眼鏡フレーム保持部と、眼鏡フレーム保持部の下方に設けられた測定機構部を具備し、測定機構部は、ターンテーブル11、スライドテーブル18、リム溝を摺動する測定針28、測定子ユニット26、ターンモータ13、スプリング24、水平回転角検出エンコーダ15、水平エンコーダ、制御部9を有し、測定子ユニットは、既知の曲率で湾曲した測定シャフト27と測定針と、スプリングと、上下エンコーダとを有し、制御部は、測定針をリム溝に嵌合させた状態でターンモータによりターンテーブルを回転させ、測定針をリム溝に沿って全周に移動させ、各エンコーダの検出結果と、測定シャフトの曲率に基づき測定針先端の3次元座標を演算し、眼鏡フレーム形状を測定する。【選択図】図4

Description

本発明は眼鏡フレームのリムの形状を測定する眼鏡フレーム形状測定装置に関するものである。
眼鏡フレームに眼鏡レンズを装着する過程として、眼鏡レンズを研磨する情報を取得する為、眼鏡フレームのリムの形状が測定される。
眼鏡フレームのリムの形状を測定する場合、測定子をリムの溝になぞらせて移動させ、測定子の水平2方向の変位及び上下方向の変位を検出して、リム溝の形状を測定する。
通常、眼鏡フレームを水平に保持して測定しているが、近年では、大きく湾曲した眼鏡フレーム(ハイカーブの眼鏡フレーム)が用いられることも多くなっており、斯かるハイカーブの眼鏡フレームを水平に保持した場合、眼鏡フレームの両端部が大きく跳ね上がり、リム溝が測定子の上下動の範囲から外れてしまい、眼鏡フレームの形状測定ができない。
この為、特許文献1では、スウィングフレームにハイカーブの眼鏡フレームを保持し、スウィングフレームを揺動させることで、フレームの測定部分が水平状態となる様にしている。
又、特許文献3では、眼鏡フレームの一方のリムのみを支持して、支持した位置を中心に回転させ、支持した側のリムが水平となる様に傾斜させ、反対側のリムを作業者が手で持ち眼鏡フレームを安定させた状態で、測定している。
上記した特許文献1では、装置が複雑となり、眼鏡フレーム形状測定装置の製作コストが増大する。又、特許文献3では、測定中作業者が、眼鏡フレームを保持していなければならず、眼鏡フレーム保持の安定性に欠けると共に作業性が悪い。
特開2009-243950号公報 特開2013-68488号公報 特開2017-78643号公報
本発明は、装置の構造を複雑にすることなくハイカーブの眼鏡フレームのリム形状測定を可能にする眼鏡フレーム形状測定装置を提供するものである。
本発明は、眼鏡フレームを保持する眼鏡フレーム保持部と、該眼鏡フレーム保持部の下方に設けられた測定機構部とを具備し、該測定機構部は、回転可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに半径方向にスライド可能に設けられたスライドテーブルと、リム溝を摺動する測定針を有し、前記スライドテーブルに設けられた測定子ユニットと、前記ターンテーブルを回転するターンモータと、前記スライドテーブルを半径方向に付勢するスプリングと、前記ターンテーブルの回転を検出する水平回転角検出エンコーダと、前記スライドテーブルの水平変位を検出する水平エンコーダと、制御部とを有し、前記測定子ユニットは、既知の曲率で湾曲し、昇降可能に支持された測定シャフトと該測定シャフトの上端に軸心と直交する様に設けられた前記測定針と、前記測定シャフトを上方に付勢するスプリングと、前記測定シャフトの上下変位を検出する上下エンコーダとを有し、前記制御部は、前記測定針を前記リム溝に嵌合させた状態で前記ターンモータにより前記ターンテーブルを回転させ、前記測定針を前記リム溝に沿って全周に移動させ、前記水平回転角検出エンコーダ、前記水平エンコーダ、前記上下エンコーダの検出結果と、前記測定シャフトの曲率に基づき前記測定針先端の3次元座標を演算し、該3次元座標と前記水平エンコーダによる前記ターンテーブルの回転角とを関連付け、眼鏡フレーム形状を測定する様構成された眼鏡フレーム形状測定装置に係るものである。
又本発明は、前記測定子ユニットを複数有し、該測定子ユニットはスライドテーブルに対して着脱可能であり、各測定子ユニットはそれぞれ曲率の異なる測定シャフトを有する眼鏡フレーム形状測定装置に係るものである。
更に又本発明は、前記測定シャフトの湾曲度は、4又は5カーブである眼鏡フレーム形状測定装置に係るものである。
本発明によれば、眼鏡フレームを保持する眼鏡フレーム保持部と、該眼鏡フレーム保持部の下方に設けられた測定機構部とを具備し、該測定機構部は、回転可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに半径方向にスライド可能に設けられたスライドテーブルと、リム溝を摺動する測定針を有し、前記スライドテーブルに設けられた測定子ユニットと、前記ターンテーブルを回転するターンモータと、前記スライドテーブルを半径方向に付勢するスプリングと、前記ターンテーブルの回転を検出する水平回転角検出エンコーダと、前記スライドテーブルの水平変位を検出する水平エンコーダと、制御部とを有し、前記測定子ユニットは、既知の曲率で湾曲し、昇降可能に支持された測定シャフトと該測定シャフトの上端に軸心と直交する様に設けられた前記測定針と、前記測定シャフトを上方に付勢するスプリングと、前記測定シャフトの上下変位を検出する上下エンコーダとを有し、前記制御部は、前記測定針を前記リム溝に嵌合させた状態で前記ターンモータにより前記ターンテーブルを回転させ、前記測定針を前記リム溝に沿って全周に移動させ、前記水平回転角検出エンコーダ、前記水平エンコーダ、前記上下エンコーダの検出結果と、前記測定シャフトの曲率に基づき前記測定針先端の3次元座標を演算し、該3次元座標と前記水平エンコーダによる前記ターンテーブルの回転角とを関連付け、眼鏡フレーム形状を測定する様構成されたので、装置の構造を複雑にすることなく、ハイカーブの眼鏡フレームの形状の測定が可能となるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る眼鏡フレーム形状測定装置の外観図である。 前記眼鏡フレーム形状測定装置の眼鏡フレーム保持部の概略平面図である。 該眼鏡フレーム保持部の概略側面図である。 前記眼鏡フレーム形状測定装置の測定機構部の側面図である。 該眼鏡フレーム形状測定装置の測定機構部の他方の側面図である。 測定子ユニット部分の斜視図である。 該測定子ユニット部分の側面図である。 該測定子ユニットに於ける測定シャフトの支持構造を示す断面図である。 該測定子ユニットに於ける測定シャフトの他の支持構造を示す断面図である。 測定針とリム溝との関係を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1は、本実施例に係る眼鏡フレーム形状測定装置1の外観を示しており、筐体2の内部には測定機構部3、制御部9、眼鏡フレーム保持部10(図2、図3参照)が収納されている。
前記筐体2の上面には、矩形形状の作業用窓4が開口している。該作業用窓4は、前記測定機構部3との関係が既知となっており、例えば、該測定機構部3に設定された基準位置に対して、前記作業用窓4の中心位置、該作業用窓4の4辺の位置が既知となっている。
前記筐体2の手前部分は操作パネル5となっており、該操作パネル5は表示部6、操作ボタン7等を備えている。又、前記筐体2の側面下部には電源スイッチ8が設けられている。
前記制御部9は、前記操作パネル5からの操作に基づき前記測定機構部3を制御し、又該測定機構部3で得られた測定結果に基づき、眼鏡フレームの形状を演算する様に構成されている。
前記測定機構部3は、前記眼鏡フレーム保持部10を有し、作業者は前記作業用窓4を通して前記眼鏡フレーム保持部10に眼鏡フレームを保持させる様になっている。該眼鏡フレーム保持部10の下方には、前記測定機構部3が設けられている。
先ず、図2、図3により前記眼鏡フレーム保持部10の概略を説明する。
図2、図3中、51は眼鏡フレームを示し、52は該眼鏡フレーム51のリムを示している。
上記した様に、該眼鏡フレーム保持部10は、前記作業用窓4に臨み、前記測定機構部3の上方に配置される。
前記眼鏡フレーム保持部10は、相対峙して配置される2のスライドフレーム53,53を有し、又前記眼鏡フレーム形状測定装置1の前後方向に延在し、左右に平行に設けられたスライドシャフト54,54を有する。
前記スライドフレーム53,53は、前記スライドシャフト54,54に摺動自在に支持され、前後方向に近接離反可能となっている。
又、各スライドフレーム53は、フレーム挾みブロック55を有し、各フレーム挾みブロック55は中心に向って突出する上下2本で1組の挾みピン56,56を2組具備している。該挾みピン56,56は、上下方向に近接離反可能となっている。
従って、前記スライドフレーム53,53の近接離反、前記挾みピン56,56の近接離反の協働で、眼鏡フレーム51を前記挾みピン56,56によってクランプし、該眼鏡フレーム51を4点で保持する様になっている。
前記測定機構部3は、上記した様に前記眼鏡フレーム保持部10の下方に配置されている。前記測定機構部3は前記リム52の溝に倣って摺動する測定針28を有し、該測定針28は前記測定機構部3から上方に突出する測定シャフト27の上端に保持されている。
図4、図5は前記測定機構部3の主要部の概略を示しており、細部については省略している。
ターンテーブルとしての主ギア11が回転自在に設けられている。該主ギア11には駆動ギア12が噛合され、該駆動ギア12は、ターンモータ13の出力軸14に嵌着されている。又、前記主ギア11の回転角を検出する水平回転角検出エンコーダ15が設けられている。該水平回転角検出エンコーダ15は、前記ターンモータ13と一体に設けられてもよく、或は前記主ギア11の回転角を検出する様、別途設けられてもよい。
前記主ギア11には、2本の支柱16が立設され、該支柱16の上端にはそれぞれガイドローラ17が回転自在に設けられている。
前記主ギア11の上方にスライドテーブル18が配設され、該スライドテーブル18の下面には断面V字状のスライドレール19が設けられ、該スライドレール19には前記ガイドローラ17が転動自在に嵌合し、前記スライドテーブル18は水平方向に(前記主ギア11の半径方向に)、移動自在となっている。
前記スライドテーブル18の下面にはラックギア20が設けられ、該ラックギア20にピニオンギア21を介して水平エンコーダ22が連結されている。該水平エンコーダ22はブラケット23を介して前記主ギア11に設けられている。而して、前記スライドテーブル18の水平変位は前記水平エンコーダ22によって検出される様になっている。
前記スライドテーブル18と前記主ギア11との間にはスプリング24が設けられ、該スプリング24によって前記スライドテーブル18は図4中、左方に、即ち前記主ギア11の中心から外方に向って付勢されている。
前記スライドテーブル18にはユニット基板25を介して測定子ユニット26が設けられ、該測定子ユニット26によって測定シャフト27が昇降自在に支持されている。
図6~図8を参照し、前記測定子ユニット26について説明する。
該測定子ユニット26はシャフトホルダ29を有し、該シャフトホルダ29は前記ユニット基板25にボルト等の固着手段によって着脱可能に設けられている。従って、前記測定子ユニット26は前記ユニット基板25即ち前記スライドテーブル18に対して着脱可能となっている。
前記シャフトホルダ29の上下2箇所にスライドベアリング31,31が設けられ、該スライドベアリング31,31を介して前記測定シャフト27が前記シャフトホルダ29に摺動自在に支持されている。
前記測定シャフト27の軸心は、前記スライドテーブル18の進退方向と平行な平面内で既知の曲率(既知の半径)で湾曲している。前記測定シャフト27は該測定シャフト27の湾曲した軸心に沿って昇降自在となっていると共に前記曲率の中心を中心に回動自在となっている。
尚、前記測定シャフト27の支持については、図9に示される様に、上下及び中間の3点をベアリング32によって支持する様にしてもよい。
前記測定シャフト27の上端に前記測定針28が設けられ、該測定針28は前記平面内で前記測定シャフト27の軸心と直交し、前記スライドテーブル18のスライド方向に突出している。
前記測定シャフト27の下端には、水平方向に延びる上下変位伝達軸33が設けられ、該上下変位伝達軸33は前記平面内で前記測定シャフト27の軸心と直交し、前記曲率中心側に突出している。前記測定シャフト27の軸心、前記測定針28の軸心、前記上下変位伝達軸33の軸心は前記平面内に位置する様になっている。
前記ユニット基板25には下方に延出するブラケット34が設けられ、該ブラケット34に上下エンコーダ35が設けられている。該上下エンコーダ35の回転軸には変位検出レバー36が設けられている。
前記ブラケット34には上下方向にガイド溝37が穿設され、前記上下変位伝達軸33の先端は前記ガイド溝37を貫通して前記変位検出レバー36のスリット孔36aに連結されている。前記上下変位伝達軸33は前記ガイド溝37にガイドされ上下動し、又前記上下変位伝達軸33と前記ガイド溝37との係合によって前記測定シャフト27の回止めがなされている。
又、ブラケット34にはバネ掛け38が設けられ、該バネ掛け38と前記上下変位伝達軸33間にスプリング39が設けられ、該スプリング39は前記測定シャフト27、前記上下変位伝達軸33等の自重を支持し、前記測定シャフト27(即ち、前記測定針28)を僅かに上方に付勢している。
前記測定シャフト27の昇降は、上下変位として前記上下変位伝達軸33を介して前記変位検出レバー36に伝達され、更に該変位検出レバー36により回転変位として前記上下エンコーダ35に伝達される。
而して、前記測定針28の上下変位は、前記上下エンコーダ35の回転角として検出される。更に、該上下エンコーダ35の回転角と前記測定シャフト27の曲率に基づき前記測定針28の鉛直方向の変位と水平方向の変位が求められる。
前記主ギア11の回転角は、前記水平回転角検出エンコーダ15によって検出され、前記スライドテーブル18の水平変位は、水平エンコーダ22によって検出され、前記測定シャフト27の上下変位は、上下エンコーダ35によって検出される様になっている。
尚、上記した様に、前記測定子ユニット26は着脱可能であるので、曲率の異なる測定シャフト27を有する測定子ユニット26を複数用意し、眼鏡フレーム51のカーブに対応させ前記測定子ユニット26を選択してもよい。
次に、水平駆動部40について説明する。
前記主ギア11に水平駆動用ブラケット41を介して水平駆動モータ42が設けられ、前記水平駆動用ブラケット41と平行にカムプレート43が前記スライドテーブル18に設けられる。前記水平駆動用ブラケット41、前記カムプレート43は前記スライドテーブル18の進退方向と平行となっている。又。前記カムプレート43には垂直部と水平部からなるカム溝44が形成されている。
前記水平駆動モータ42の出力軸にはクランク45が連結されており、該クランク45の先端にはカムローラ46が設けられている。該カムローラ46は前記カム溝44に嵌合している。
前記カムローラ46が前記カム溝44の垂直部に嵌合している状態では、前記水平駆動モータ42の回転及び前記クランク45のクランク作用によって前記スライドテーブル18が水平駆動され、前記カムローラ46が前記カム溝44の水平部に嵌合している状態では、前記スライドテーブル18は手動で移動させることができる。
前記測定針28をリムの溝に押圧した状態で、前記ターンモータ13によって前記主ギア11を1回転させれば、リムの溝に倣って前記測定針28がリムの全周を移動し、更に該測定針28の先端の変位は、前記水平回転角検出エンコーダ15、前記水平エンコーダ22、前記上下エンコーダ35によって検出され、検出結果は前記制御部9に入力される。該制御部9は、前記水平回転角検出エンコーダ15の検出結果、前記水平エンコーダ22の検出結果、前記上下エンコーダ35の検出結果、及び前記測定シャフト27の曲率に基づき前記測定針28の先端の全周の3次元座標が演算され、リムの形状が測定される。
図10を参照して前記測定機構部3による前記眼鏡フレーム51のリムの形状の測定について、更に説明する。
前記眼鏡フレーム51を水平に保持した状態で、前記測定シャフト27は前記眼鏡フレーム51の左右の前記リム52のいずれか一方の中に位置する。
先ず、計4組の前記挾みピン56の間に前記眼鏡フレーム51の左右のリム52を挿入し、前記眼鏡フレーム51を水平に保持する。
前記測定シャフト27を上昇させ、更に前記スライドテーブル18を水平移動させ、前記測定針28を一方の前記リム52の溝に差込む。前記測定針28を前記スプリング24の付勢力で前記リム52の溝に押付けた状態で、前記主ギア11を回転させ、前記リム52の溝の全周をなぞらせる。
前記測定針28の変位は、前記水平回転角検出エンコーダ15、前記水平エンコーダ22、前記上下エンコーダ35により検出され、検出結果は前記制御部9に入力される。
前記測定針28の位置は、前記測定シャフト27の昇降に伴い、上下変位と共に水平方向の変位も伴う。前記上下エンコーダ35からの検出結果と前記測定シャフト27の曲率に基づき、前記測定シャフト27の昇降に伴う該測定シャフト27の回転角も演算できるので、曲率(半径)と回転角度から前記測定針28の先端位置を正確に求めることができる。
而して、該制御部9は、前記水平回転角検出エンコーダ15、前記水平エンコーダ22、前記上下エンコーダ35のそれぞれ検出結果及び前記測定シャフト27の曲率に基づき前記測定針28の先端の位置(3次元座標)をリム全周に亘って演算し、一方の前記リム52の形状を測定する。
又、他方の前記リム52についても同様に測定する。
次に、図10を参照して、ハイカーブの眼鏡フレーム51の測定作用について説明する。
前記測定シャフト27の曲率の異なる前記測定子ユニット26を複数具備する場合は、該眼鏡フレーム51のカーブに対応した曲率の測定シャフト27を有する測定子ユニット26を選択する。
尚、1つの測定子ユニット26により複数のカーブに対応する様な平均的な曲率とした測定シャフト27を有する1つの測定子ユニット26を具備してもよい。
図10は、眼鏡フレーム保持部10に保持された眼鏡フレーム51の左側のリム溝58を示している。尚、図中、眼鏡フレーム51、挾みピン56等は図示を省略している。
該リム溝58は、中心部で水平であり、中心から離反するに従って、大きく反り上がっている。前記リム溝58は、装着される眼鏡レンズの接線方向に向いているので、リム52の中心部分では略水平に向いており、左端では斜め下方を向いている(斜め下方に傾斜している)。尚、図10では、前記測定シャフト27の曲率の一例として、4.5カーブの場合を示している。
前記測定針28を下限の位置(前記眼鏡フレーム51の最下位置)とし、前記水平駆動モータ42により前記スライドテーブル18を移動させ、前記リム溝58に嵌合させる。
尚、前記測定針28の最下位置は、該測定機構部3に設定された基準位置に対して既知となっている。又、前記測定シャフト27の曲率中心に関する角度、例えば曲率中心を通過する水平線に対する角度も既知となっている。
前記測定針28が前記リム溝58に嵌合した状態で、前記水平駆動モータ42をフリーにして測定を開始する。前記スプリング24により前記測定針28は前記リム溝58に押圧される。
前記ターンモータ13による前記主ギア11の回転、前記スプリング24により前記スライドテーブル18の水平方向への付勢の協働により、前記測定針28と前記リム溝58の嵌合状態を維持した状態で前記測定針28を前記リム溝58に沿って周方向に移動させる。
前記測定針28の周方向の移動に伴い、前記測定針28は上方に変位し、前記測定シャフト27も上方に移動する。
前記測定シャフト27は湾曲しているので、前記測定針28の上方への変位と共に該測定針28の上向き傾斜が強くなる。本実施例では、測定開始時の上向き傾斜が8゜であったのが左端で24゜と傾斜角度が増大している。
前記眼鏡フレーム51のリム溝58は周辺に向う程、上方に変位する。更に、前記リム溝58は周辺に向う程に下向き傾斜が増大する。従って、前記測定針28の上向き傾斜の増大が前記リム溝58の下向き傾斜の増大に対応し、前記測定針28と前記リム溝58との嵌合状態を維持する作用をする。従って、前記眼鏡フレーム51の周辺での前記リム溝58から前記測定針28が逸脱することが防止される。
而して、ハイカーブの眼鏡フレーム51の測定に於いて、前記測定針28により前記リム溝58の全周を測定することが可能となる。
上記した様に、前記測定針28の先端の水平回転変位は前記水平回転角検出エンコーダ15により、前記測定針28の先端の水平変位は前記水平エンコーダ22により、前記測定針28の先端の上下変位は前記上下エンコーダ35によってそれぞれ検出される。
前記制御部9は、前記水平回転角検出エンコーダ15の検出結果、前記水平エンコーダ22の検出結果、前記上下エンコーダ35の検出結果、及び前記測定シャフト27の曲率に基づき前記測定針28の先端の前記リム溝58全周での3次元座標を演算する。又、前記制御部9は前記測定針28の先端の3次元座標を前記水平回転角検出エンコーダ15の検出した回転角と関連付けることで、リムの形状を測定する。
又、前記眼鏡フレーム51が左右対称であるので、他方のリム溝の全周の測定値は、前記眼鏡フレーム51の対称性を利用して取得することができる。
尚、異なるカーブの前記ハイカーブの眼鏡フレーム51については眼鏡フレームのカーブに対応したカーブの測定シャフト27を有する測定子ユニット26に交換してもよい。
又、眼鏡フレーム51のカーブと測定シャフト27のカーブの関係については、理想的には眼鏡フレーム51のカーブと測定シャフト27のカーブとの関係は同じであることが好ましい。例えば、眼鏡フレーム51が8カーブであれば、測定シャフト27のカーブも8カーブとする。然し、実用的には4又は5カーブの測定シャフト27で8カーブの眼鏡フレーム51の測定が可能であることが分かっている。更に4又は5カーブの測定シャフト27で0~3カーブの眼鏡フレーム51の測定が可能であることも分かっている。
而して、本実施例に於いては、測定シャフト27のカーブを4又は5とすることで、実用上0~8カーブの眼鏡フレームの測定が可能である。
上述した様に、本実施例によれば、ハイカーブの前記眼鏡フレーム51の形状を測定する場合に、複雑な機構を用いることなく、又作業者の手作業による不安定な保持をする必要がない。従って、低コストで、而も作業性に優れた眼鏡フレーム形状測定装置を提供することができる。
1 眼鏡フレーム形状測定装置
3 測定機構部
9 制御部
10 眼鏡フレーム保持部
11 主ギア(ターンテーブル)
13 ターンモータ
15 水平回転角検出エンコーダ
18 スライドテーブル
20 ラックギア
22 水平エンコーダ
24 スプリング
26 測定子ユニット
27 測定シャフト
28 測定針
33 上下変位伝達軸
35 上下エンコーダ
36 変位検出レバー
37 ガイド溝
42 水平駆動モータ
51 眼鏡フレーム
52 リム
53 スライドフレーム
54 スライドシャフト
56 挾みピン
58 リム溝

Claims (3)

  1. 眼鏡フレームを保持する眼鏡フレーム保持部と、該眼鏡フレーム保持部の下方に設けられた測定機構部とを具備し、該測定機構部は、回転可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに半径方向にスライド可能に設けられたスライドテーブルと、リム溝を摺動する測定針を有し、前記スライドテーブルに設けられた測定子ユニットと、前記ターンテーブルを回転するターンモータと、前記スライドテーブルを半径方向に付勢するスプリングと、前記ターンテーブルの回転を検出する水平回転角検出エンコーダと、前記スライドテーブルの水平変位を検出する水平エンコーダと、制御部とを有し、前記測定子ユニットは、既知の曲率で湾曲し、昇降可能に支持された測定シャフトと該測定シャフトの上端に軸心と直交する様に設けられた前記測定針と、前記測定シャフトを上方に付勢するスプリングと、前記測定シャフトの上下変位を検出する上下エンコーダとを有し、前記制御部は、前記測定針を前記リム溝に嵌合させた状態で前記ターンモータにより前記ターンテーブルを回転させ、前記測定針を前記リム溝に沿って全周に移動させ、前記水平回転角検出エンコーダ、前記水平エンコーダ、前記上下エンコーダの検出結果と、前記測定シャフトの曲率に基づき前記測定針先端の3次元座標を演算し、該3次元座標と前記水平エンコーダによる前記ターンテーブルの回転角とを関連付け、眼鏡フレーム形状を測定する様構成された眼鏡フレーム形状測定装置。
  2. 前記測定子ユニットを複数有し、該測定子ユニットはスライドテーブルに対して着脱可能であり、各測定子ユニットはそれぞれ曲率の異なる測定シャフトを有する請求項1に記載の眼鏡フレーム形状測定装置。
  3. 前記測定シャフトの湾曲度は、4又は5カーブである請求項1に記載の眼鏡フレーム形状測定装置。
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