JP2022161202A - 床洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】床面に対して噴射水を強力な水圧で噴射する一方で、噴射ノズルを所定の清掃範囲で移動させることが可能な床洗浄装置を提供すること。【解決手段】床洗浄装置に、下方に開放されたカバー12と、カバーの内部天井部分においてニップル8に回転可能に連結されたセンター継手15と、中心部分がセンター継手に連結されたノズル支持アーム16と、ノズル支持アームの両端に取り付けられたノズル部材とを設け、ニップル、センター継手、及びノズル支持アームは、互いに連通する流体通路を有してホースからの水をノズルに誘導し、ノズル部材は、ノズル支持アームの両端において、床面に洗浄水を噴射する洗浄ノズル18、21と、ノズル支持アームを水平面内で回転動作させる回転ノズル19、22とを含む。回転ノズルは水平方向に水を噴射してノズル支持アームを回転させ、洗浄ノズルは床面に対して垂直方向下向きに洗浄水を噴射して床面を高品質に洗浄する。【選択図】図3

Description

本発明は、病院、学校、食品処理施設など、衛生面で高度な管理を必要とする施設の床面などを洗浄するための洗浄装置に関するものである。
病院、学校、食品処理施設(以下、食品処理施設で代表させる。)などでは、食品が処理台の上に載せられて裁断刃により所定サイズに裁断或いは加工されて出荷される。このような裁断刃によって食品が裁断されると、処理台の表面には、大小の食品片や食品汁が散らばり、また、それらの食品片や食品汁は作業場所の床上にも散乱することがあり、食品加工施設などの衛生を管理するためには床洗浄を行う必要がある。
このような、食品加工施設などの内部で用いられる床洗浄装置の従来例としては、例えば特開2019-033804号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この従来例の床洗浄装置は、電動モーターの回転によって回転する垂設された回転主軸の下部の水平方向に、回転主軸の周りを回転(公転)する4個の床面洗浄具を90度の角度間隔で放射状に配設し、かつ前記4個の床面洗浄具が回転主軸の回転方向とは逆方向に回転(自転)するように構成された床洗浄装置である。そして、動作において、公転によって生じる床面洗浄具と床面との間に生じる摩擦反力を、4個の床面洗浄具の自転による床面洗浄具と床面との摩擦反力によって打ち消して床面洗浄装置の横振れを抑止する。これにより、洗浄作業における作業の安全性の向上と、洗浄効果の向上を図っている。
特開2019-033804号公報
しかしながら、上記従来の床洗浄装置を始めとする多くの床洗浄装置にあっては、カバー体には洗浄ノズルが取り付けられておらずブラシで擦り取ったり、或いは1個の洗浄ノズルがカバー体に固定取り付けされているものが多いため、被洗浄面全体を十分に洗浄するには、カバー体を何回も被洗浄面の上を往復移動させなければならず、作業効率が悪いという不具合がある。
本発明は前記従来の問題点に着目してなされたものであり、その第1の目的は、床面の汚れを高レベルで除去し床を清潔にすることが可能な床洗浄装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、床面に対して噴射水を強力な水圧で噴射する一方で、噴射ノズルを所定の清掃範囲で移動させることが可能な床洗浄装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、第1態様として、床洗浄用機器を保持している装置本体と、前記装置本体に取り付けられ当該装置本体を操作する操作ハンドルと、前記操作ハンドルと前記装置本体との間に接続され、前記装置本体に保持された前記床洗浄用機器に水を供給するホースとを備えた床洗浄装置であって、前記装置本体は、下方に開放された略鍋蓋構造のカバーと、カバーの上面の略中心部分に上から下へ突き抜けて設けられ、前記ホースに接続されたニップルと、カバーの内部天井部分においてニップルに回転自在に連結されたセンター継手と、中心部分がセンター継手に連結されたノズル支持アームと、ノズル支持アームの両端に取り付けられたノズル部材とを含み、前記ニップル、センター継手、及びノズル支持アームは、互いに連通する流体通路を有し、ホースからの水をノズル部材に誘導し、ノズル部材は、ノズル支持アームの両端において、床面に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、ノズル支持アームを水平面内で回転動作させる回転ノズルとを含むことを要旨とする。
この態様によれば、床洗浄装置に対して、水源である給湯器から供給された水を装置本体に保持されたノズル部材まで確実に誘導し、且つ、ノズル支持アームの両端に取り付けられたノズル部材として、ノズル支持アームの両端において、床面に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、ノズル支持アームを水平面内で回転動作させる回転ノズルとを設けたため、ノズル支持アームの回転により、洗浄ノズルを移動させながら水を噴射して床面を洗浄できるという効果が得られる。
本発明の第2態様に係る床洗浄装置は、第1態様に係る床洗浄装置において、ノズル支持アームの両端には、第1ノズル取付部材及び第2ノズル取付部材が取り付けられており、両ノズル取付部材には洗浄ノズルがノズル支持アームの延伸方向に対して略垂直方向下向きに取り付けられ、第1ノズル取付部材の前後一方の面には、ノズル支持アームを回転させるための第1回転ノズルが略水平方向に向けて取り付けられており、第2ノズル取付部材の、前記第1回転ノズルの取付け面とは反対側に相当する面には、ノズル支持アームを同じ方向へ回転させるための第2回転ノズルが略水平方向に向けて取り付けられており、これにより、ノズル支持アームが、前記第1回転ノズル及び第2回転ノズルの噴射作用により回転しつつ、洗浄ノズルから床面に対して略垂直方向下向きに洗浄水が噴射されることを要旨とするものである。
この態様によれば、ノズル支持アームの両端に設けられた洗浄ノズル及び回転ノズルがそれぞれノズル取付部材を介して取り付けられるため、洗浄ノズル及び回転ノズルの取付けが正確に行われ、洗浄ノズルから噴射された水は床面に垂直に最強の水圧で当たって床面を洗浄することができるという効果が得られる。
本発明の第3態様に係る床洗浄装置は、第1態様又は第2態様に係る床洗浄装置において、ノズル支持アームは、床面に対して垂直方向に延びるニップルを支軸とし、且つ、前記第1回転ノズル及び第2回転ノズルの噴射作用によりノズル支持アームの延伸方向に対して略垂直の水平方向に回転力を受けて、水平面内において回転することを要旨とするものである。
この態様によれば、ノズル支持アームは、その水平な回転面の中において、ノズル支持アームの延伸方向に対して略垂直の水平方向に回転力を受けて回転するから、回転ノズルの噴射作用の全体を受け止めて効率的に回転し、洗浄ノズルを回転移動させながら水を噴射させることができるという効果が得られる。
本発明の第4態様に係る床洗浄装置は、第1態様乃至第3態様のいずれかに係る床洗浄装置において、カバーの内周下縁部分にはごみ除け部材が全周にわたって取り付けられており、当該ごみ除け部材は、床面を拭き動作するとともにカバーの下縁と床面との間を封止する、ことを要旨とする。
この態様によれば、ごみ除け部材によりカバーの下縁と床面との間を封止することにより、洗浄ノズル及び回転ノズルから噴射された水をカバー内に閉じ込めることができ、床洗浄装置の周辺の汚染を防止できるという効果が得られる。
本発明によれば、床洗浄装置にノズル支持アームと、このノズル支持アームの両端において、床面に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、ノズル支持アームを水平面内で回転動作させる回転ノズルとを設けたため、ノズル支持アームの回転により、洗浄ノズルを移動させながら温湯などの高圧の洗浄液を噴射して床面を洗浄できるという効果が得られる。
また、ノズル支持アームが、回転ノズルの噴射作用により回転しつつ、洗浄ノズルから床面に対して略垂直方向下向きに洗浄水が噴射されるため、洗浄ノズルから噴射された水は床面に垂直に最強の水圧で当たって床面を高品質に洗浄することができるという効果が得られる。
さらに、ノズル支持アームは、その水平な回転面の中において、ノズル支持アームの延伸方向に対して略垂直の水平方向に回転力を受けて回転するから、回転ノズルの噴射作用の全体を受け止めて効率的に回転し、洗浄ノズルを回転移動させながら水を噴射させることができるという効果が得られる。
本発明の一実施の形態に係る床洗浄装置の全体を鳥瞰して示す斜視図である。 上記実施の形態に係る床洗浄装置の装置本体を斜め上方から見た斜視図である。 上記実施の形態に係る床洗浄装置の装置本体を反転させて内部を露出させた底面斜視図である。 図3において、装置本体の中心部におけるノズル支持アームの取付部を拡大して示す斜視図である。 (a)上記実施の形態において用いられるセンター継手の内部構造を示す断面図である。(b)上記実施の形態において用いられる第1ノズル取付部材の内部構造を示す断面図である。(c)上記実施の形態において用いられる第2ノズル取付部材の内部構造を示す断面図である。 上記実施の形態における第1アームへの洗浄ノズル及び第1回転ノズルの取り付け状態を示す部分拡大斜視図である。 上記実施の形態における第2アームへの洗浄ノズル及び第2回転ノズルの取り付け状態を示す部分拡大斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は本発明の床洗浄装置の全体を鳥瞰して示す斜視図である。同図において、符号1は床洗浄装置全体を示す。この床洗浄装置1は、床洗浄用の機器を保持している装置本体2と、装置本体2に取り付けられ且つ洗浄作業に当たって装置本体2を操作する操作ハンドル4と、装置本体2と操作ハンドル4とを連結する支持棒3を有している。装置本体2は所定の深さを有する略鍋蓋構造のカバー12を有し、このカバー12は下方に開放された状態、すなわち、床面に被さって設置される。操作ハンドル4は、床洗浄装置1に対して各種の操作を行うための操作グリップ4aと、床洗浄装置1の操作を補助する把持グリップ4bとを有する。操作グリップ4aにはホース5が接続されており、このホース5は支持棒3に沿って先方向、(この明細書では、操作ハンドル4側から装置本体2の方向を「先方向」、その逆の方向を「手元方向」という)へ延び、先端部が装置本体2に結合されている。このホース5は手元側、すなわち操作グリップ4a側において、水取込栓13に繋がれており、水取込栓13はさらに別のホース(図示していない)により水源である給水器(図示していない)に繋がれている。
図2は、支持棒3その他の部材とカバー12との取付けないしは結合状態を示す拡大斜視図である。ホース5の装置本体2への取り付けは、カバー12の上面の略中心部分を上(外側)から下(内側)へ突き抜けて設けられたニップル8と、当該ニップル8をカバー12に固定支持する固定具9とを取り付け、ホース5をニップル8に接続することにより実現される。ニップル8は床面に対して垂直方向に延び、また、ニップル8には一端から他端へかけて延びる流体通路である貫通孔が形成されており、ホース5内を流れてきた水をカバー12の内部へ誘導する。支持棒3は、先端部分において、先方向へかけてY字状に広がる形状に成形され、Y字先端において装置本体2に取り付けられている。支持棒3の装置本体2への取り付けは、カバー12の上面の略直径関係になる対向2点位置に支持金具6を固定取り付けし、この支持金具6のそれぞれにピン7等を水平方向に延びて設置し、支持棒3のY字先端をピン7等により枢着することにより実現される。したがって、支持棒3はカバー12への取付け部分を支点として上下に回転することができる。なお、図1から明らかなように、支持棒3は、手元側部分において手元方向へかけてY字状に広がる形状に成形され、Y字先端において操作グリップ4aと把持グリップ4bとが設けられている。
装置本体2のカバー12には、取付部10と、この取付部10に取り付けられたローラ11とが設けられている。取付部10はカバー12の外周部に半径方向外方に延びて取り付けられ、ローラ11は上記取付部10の下側に取り付けられ、床面に接地している。カバー12の下縁は、ローラ11が床面に接地した状態で、床面から所定の高さ浮き上がっている態勢を取っている。この浮き上がり高さに限定はないが、数mm(ミリメートル)~数cm(センチメートル)程度が好ましい。取付部10とローラ11は、カバー12の外周部に複数個、例えば4個が等角度間隔に設けられ、装置本体2を安定した状態で移動可能に支持する。ローラ11は床面に対して垂直な取付軸をもって取付部10に取り付けられており、且つ上記取付軸を中心に左右いずれの方向へも回転自在に取り付けられている。したがって、ローラ11は、装置本体2が床上をどちらの方向へ移動しても追従して動くことが可能である。
図3はカバー12を、図2の状態からカバー12を反転させて装置本体2の内部を示す斜視図である。図3においては、カバー12を反転させている関係上、上下関係を明確にしておくと、センター継手15がニップル8に連結されている部分が上方部分である。そしてカバー12の内周下縁部分にはごみ除け部材14が全周にわたって取り付けられている。ごみ除け部材14は、繊維材料を短く切って束ねた箒体、フェルトやゴム板等種々の部材から構成され、カバー12の下縁と床面との間を封止する機能を有している。カバー12の中心部においてはニップル8の下端がカバー12の内側まで突出しており、当該ニップル8の下端にはセンター継手15が連結されている。センター継手15は、カバーの内部天井部分においてニップル8に回転自在に連結されている。
センター継手15には、当該センター継手15を中心として両側半径方向へ延びる第1アーム16aと第2アーム16bとを含むノズル支持アーム16が連結されている。第1アーム16a及び第2アーム16bそれぞれのセンター継手15から離れた先端(ノズル支持アーム16の両端)には、第1ノズル取付部材17及び第2ノズル取付部材20が取り付けられている。センター継手15は、ニップル8の下端において、当該ニップル8を支軸部材として水平面内において回転自在に取り付けられている。また、センター継手15には、内部に流体通路が形成され、この流体通路はニップル8側の流体通路である貫通孔に連通されている。第1アーム16a及び第2アーム16bはパイプ部材を成形するなどして内部に中空通路を有する筒構造に構成され、センター継手15に対してねじ結合、接着、或いは溶接等の方法で連結されている。第1ノズル取付部材17及び第2ノズル取付部材20は、センター継手15と同様、継手としての機能を有する。すなわち、第1ノズル取付部材17及び第2ノズル取付部材20は、センター継手15と類似の継手構造を有し、内部に流体通路が形成され、それぞれの流体通路は第1アーム16a及び第2アーム16bの中空通路に連通されている。
図4は装置本体2からノズル支持アーム16の部分を取り出して示す斜視図である。図4においても、図3と整合を持った説明上、上下関係を明確にしておくと、センター継手15の凸形状面の突起部15aが在る部分が上方部分である。また、図4において、センター継手15の凸形状面を正面とする。よって、第1アーム16aと第2アーム16bは、センター継手15を中心として、第1アーム16aが左方向、第2アーム16bが右方向となるように左右方向へ延びている。第1アーム16a及び第2アーム16bの先端に取り付けられた第1ノズル取付部材17及び第2ノズル取付部材20にはノズルが取り付けられている。
第1ノズル取付部材17へのノズルの取り付けについてみると、当該第1ノズル取付部材17の下面には洗浄ノズル18が下向きに取り付けられる一方、第1ノズル取付部材17の前後一方の面(ここでは、正面から見て裏側の面である後面とする)にはノズル支持アーム16を回転させるための第1回転ノズル19が取り付けられている。洗浄ノズル18は、第1アーム16aの延伸方向に対して略垂直方向下向きに取り付けられている。第1回転ノズル19は、第1ノズル取付部材17に対して後方向きに且つ略水平方向に向けて取り付けられている。したがって、洗浄ノズル18と第1回転ノズル19は、垂直方向と水平方向の関係から、互いに直角の関係にある。
第2ノズル取付部材20の下面には洗浄ノズル21が下向きに取り付けられる一方、第2ノズル取付部材20の前面(上記第1回転ノズル19の取付け面とは反対側に相当する面、すなわち正面)にはノズル支持アーム16を回転させるための第2回転ノズル22が取り付けられている。洗浄ノズル21は、第2アーム16bの延伸方向(すなわち、ノズル支持アーム16の延伸方向)に対して略垂直方向下向きに取り付けられている。第2回転ノズル22は、第2ノズル取付部材20に対して前方向きに且つ略水平方向に向けて取り付けられている。したがって、洗浄ノズル21と第2回転ノズル22は、垂直方向と水平方向の関係から、互いに直角の関係になっている。
図5は上述した継手部材であるセンター継手15、第1ノズル取付部材17、及び第2ノズル取付部材20の内部構造を示す正面断面図である。図5の中で、(a)はセンター継手15の正面断面図、(b)は第1ノズル取付部材17の正面断面図、(c)は第2ノズル取付部材20の正面断面図である。
センター継手15には、突起部15aにニップル8に結合する取付孔15bが設けられ、取付孔15bの内径上端部には第1のねじ部23が形成されている。センター継手15の高さ方向中央部には、左右方向へ貫通する通路15cが形成され、通路15cの内径左端部には第2のねじ部24が形成される一方、通路15cの内径右端部には第3のねじ部25が形成されている。
第1のねじ部23はセンター継手15とニップル8を結合するための締結手段であり、第2のねじ部24はセンター継手15と第1アーム16aを結合するための締結手段であり、第3のねじ部25はセンター継手15と第2アーム16bを結合するための締結手段である。取付孔15bと通路15cはセンター継手15の内部で連通しており、ニップル8を通って流入した水がセンター継手15の内部で分岐してそれぞれ第1アーム16a及び第2アーム16bの方へ流れるようにしている。
第1ノズル取付部材17には、第1アーム取付孔17aが設けられ、第1アーム取付孔17aの入口部分には第4のねじ部26が形成されて第1アーム16aと第1ノズル取付部材17をねじ結合するようになっている。第1アーム取付孔17aは第1ノズル取付部材17の右側壁から左方、すなわち第1ノズル取付部材17内部へ向けて水平に延びており、その内部において第1アーム16aの延伸方向に対して略垂直方向下向きに延びる下行通路27と、第1ノズル取付部材17に対して後方向きに且つ略水平方向に向けて延びる後行通路28とに分岐している。下行通路27には洗浄ノズル18が取り付けられ、後行通路28には第1回転ノズル19が取り付けられる。
第2ノズル取付部材20には、第2アーム取付孔20aが設けられ、第2アーム取付孔20aの入口部分には第5のねじ部29が形成されて第2アーム16bと第2ノズル取付部材20をねじ結合するようになっている。第2アーム取付孔20aは第2ノズル取付部材20の左側壁から右方、すなわち第2ノズル取付部材20内部へ向けて水平に延びており、その内部において第2アーム16bの延伸方向に対して略垂直方向下向きに延びる下行通路30と、第2ノズル取付部材20に対して前方向きに且つ略水平方向に向けて延びる前行通路31とに分岐している。下行通路30には洗浄ノズル21が取り付けられ、前行通路31には第2回転ノズル22が取り付けられる。図5(c)において、前行通路31は、第2アーム取付孔20aよりも手前側に延びているため、図5(c)の断面図中には描くことはできない。よって、図5(c)においては、前行通路31は、当該前行通路31が在るべき位置に点線で表されている。なお、上述の各種通路27、28、30、31は、いずれも流体通路である。
以上の構成を有する床洗浄装置1について、以下動作を説明する。水源である給水器から洗浄用の水が床洗浄装置1へ送給されると、この水は、操作グリップ4aの水取込栓13に接続されたホース5を通って装置本体2へ送られる。洗浄用の水としては、汚染物質を除去する温度であることが適当であるが、概略20℃~50℃の温度に設定された温湯などの高圧の洗浄液が使用される。ホース5はニップル8に接続されているから、水はニップル8の貫通孔を通って装置本体2のカバー12内部へ誘導され、センター継手15の取付孔15bから当該センター継手15内に流入し、さらに通路15cで左右方向(図5(a)の説明で規定した方向に従う)に分岐して流れる。通路15c内で左方向に流れた水は第1アーム16aの中空通路に流入し、さらに当該第1アーム16aの先端で第1ノズル取付部材17に流入する。通路15c内で右方向に流れた水は第2アーム16bの中空通路に流入し、さらに当該第2アーム16bの先端で第2ノズル取付部材20に流入する。
第1ノズル取付部材17において、第1アーム取付孔17aの奥まで流入した水は、下行通路27と後行通路28に分岐して流れ、下行通路27を通った水は洗浄ノズル18から下向きに噴射されて床面に当たる。他方、後行通路28を通った水は第1回転ノズル19から水平向き後方へ噴射される。第2ノズル取付部材20において、第2アーム取付孔20aの奥まで流入した水は、下行通路30と前行通路31に分岐して流れ、下行通路30を通った水は洗浄ノズル21から下向きに噴射されて床面に当たる。他方、前行通路31を通った水は第2回転ノズル22から水平向き前方へ噴射される。
上述したように、第1ノズル取付部材17において、洗浄ノズル18と第1回転ノズル19とは、垂直方向と水平方向の関係から、互いに直角の関係にあり、また、第2ノズル取付部材20において、洗浄ノズル21と第2回転ノズル22とは、垂直方向と水平方向の関係から、互いに直角の関係になっている。したがって、洗浄ノズル18及び21から噴射された水は床面に垂直に最強の水圧で当たって床面を洗浄する。また、第1回転ノズル19から噴射された水は第1アーム16aの先端において、水平向き後方へ噴射された反動により、第1アーム16aに対して反動力が完全に作用した前方向のモーメントを与える。他方、第2回転ノズル22から噴射された水は第2アーム16bの先端において、水平向き前方へ噴射された反動により、第2アーム16bに対して反動力が完全に作用した後ろ方向のモーメントを与える。
したがって、ノズル支持アーム16についてみると、センター継手15の支軸(ニップル8が相当する)を中心として、その両端において、水平面内において回転方向が同一となるモーメントを受けることになる。センター継手15は、上述のように、ニップル8の下端において、ニップル8を支軸部材として水平面内において回転自在に取り付けられている。よって、ノズル支持アーム16は、第1回転ノズル19及び第2回転ノズル22の噴射作用によりノズル支持アーム16の延伸方向に対して略垂直の水平方向に回転力を受け、水平面内においてセンター継手15の支軸部材であるニップル8を中心として、図4及び図5中反時計回り方向へ回転し、洗浄ノズル18、21、および第1回転ノズル19、第2回転ノズル22を回転移動(すなわち、周回運動)させる。
それと同時に、回転移動する洗浄ノズル18及び21から噴射された洗浄水は円軌道に沿って移動しながら床面に垂直に当たって床面を洗浄する。床洗浄装置1の操作中においては、操作者は操作ハンドル4を持って床洗浄装置1で床面上を前後左右に移動させ、或いは旋回運動をさせたりして、床面を均一に洗浄できるように移動操作する。このようにして、本発明の床洗浄装置1においては、洗浄ノズル18、21は、ノズル支持アーム16の回転を受けながら、床面を強力な噴射洗浄水により効率的、且つ高品質に洗浄することができる。
なお、ノズル支持アーム16へのノズルの取り付け方について、本発明とは異なり、上記第1アーム16a及び第2アーム16bの先端にそれぞれ1個のノズルを取り付ける方法も考えられる。この場合、上記1個のノズルは、第1アーム16a及び第2アーム16b(水平である)のノズル取付け部分において、床面に対して斜め方向に向かうように設置される。
しかし、この構成では、ノズル(ここでは「傾斜ノズル」という)から噴射される水が床面に対して斜め方向に噴射され、これによって、床面の洗浄と、ノズル支持アーム16の回転動作と、を行うことになる。したがって、床面の洗浄に関しては噴射による水圧が減殺されて床面に当たるから、最強の水圧での洗浄はできない。また、ノズル支持アーム16の回転動作を水平面内で見ると、傾斜ノズルから噴射される水の方向はノズル支持アーム16の回転方向とは反対の向きであるから、この噴射水に関しては一種のドップラー効果が発生し、この点でも噴射による水圧が減殺される。よって、傾斜ノズルを床面に対して斜め方向に設置する方法では、上記角度が垂直ではなく斜めであることに加えて、ドップラー効果による水圧の減殺を受け、噴射による水圧が大幅に減殺されて十分な洗浄はできない。
本発明の床洗浄装置は、水平面内で回転可能なノズル支持アームと、ノズル支持アームの両端に取り付けられた洗浄ノズル及び回転ノズルを取り付けてなり、回転ノズルから水を噴射させてノズル支持アームを回転させながら、洗浄ノズルから床面に垂直に水を噴射させて床面を高品質に洗浄し、有用である。
1 床洗浄装置
2 装置本体
3 支持棒
4 操作ハンドル
5 ホース
6 支持金具
7 ピン
8 ニップル
9 固定具
10 取付部
11 ローラ
12 カバー
13 水取込栓
14 ごみ除け部材
15 センター継手
16 ノズル支持アーム
16a 第1アーム
16b 第2アーム
17 第1ノズル取付部材
18、21 洗浄ノズル
19 第1回転ノズル
20 第2ノズル取付部材
22 第2回転ノズル
23 第1のねじ部
24 第2のねじ部
25 第3のねじ部
26 第4のねじ部
29 第5のねじ部
27 下行通路
28 後行通路
30 下行通路
31 前行通路

Claims (4)

  1. 床洗浄用機器を保持している装置本体と、前記装置本体に取り付けられ当該装置本体を操作する操作ハンドルと、前記操作ハンドルと前記装置本体との間に接続され、前記装置本体に保持された前記床洗浄用機器に水を供給するホースと、を備えた床洗浄装置であって、
    前記装置本体は、
    下方に開放された略鍋蓋構造のカバーと、
    カバーの上面の略中心部分に上から下へ突き抜けて設けられ、前記ホースに接続されたニップルと、
    カバーの内部天井部分においてニップルに回転自在に連結されたセンター継手と、
    中心部分がセンター継手に連結されたノズル支持アームと、
    ノズル支持アームの両端に取り付けられたノズル部材と、を含み、
    前記ニップル、センター継手、及びノズル支持アームは、互いに連通する流体通路を有し、ホースからの水をノズル部材に誘導し、
    ノズル部材は、ノズル支持アームの両端において、床面に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、ノズル支持アームを水平面内で回転動作させる回転ノズルとを含む、
    ことを特徴とする床洗浄装置。
  2. ノズル支持アームの両端には、第1ノズル取付部材及び第2ノズル取付部材が取り付けられており、両ノズル取付部材には洗浄ノズルがノズル支持アームの延伸方向に対して略垂直方向下向きに取り付けられ、
    第1ノズル取付部材の前後一方の面には、ノズル支持アームを回転させるための第1回転ノズルが略水平方向に向けて取り付けられており、
    第2ノズル取付部材の、前記第1回転ノズルの取付け面とは反対側に相当する面には、ノズル支持アームを同じ方向へ回転させるための第2回転ノズルが略水平方向に向けて取り付けられており、これにより、
    ノズル支持アームが、前記第1回転ノズル及び第2回転ノズルの噴射作用により回転しつつ、洗浄ノズルから床面に対して略垂直方向下向きに洗浄水が噴射される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の床洗浄装置。
  3. ノズル支持アームは、床面に対して垂直方向に延びるニップルを支軸とし、且つ、前記第1回転ノズル及び第2回転ノズルの噴射作用によりノズル支持アームの延伸方向に対して略垂直の水平方向に回転力を受けて、水平面内において回転する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の床洗浄装置。
  4. カバーの内周下縁部分にはごみ除け部材が全周にわたって取り付けられており、当該ごみ除け部材は、床面を拭き動作するとともにカバーの下縁と床面との間を封止する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の床洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20170282218A1 (en) * 2016-04-04 2017-10-05 Don M. Buckner High pressure surface cleaner and related methods

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