JP2022161158A - パワーモジュール - Google Patents

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Abstract

Figure 2022161158000001
【課題】樹脂部の高温化を抑制できるパワーモジュールを提供する。
【解決手段】パワーモジュール1は、基板2と、複数のパワーデバイス3と、ベースプレート6と、ヒートシンク8と、ソース端子4と、ドレイン端子5と、複数の断熱部9と、これら部品を保持した樹脂部7と、を備えている。複数の断熱部9は、ソース端子4と樹脂部7との間、ドレイン端子5と樹脂部7との間、基板2と樹脂部7との間、ベースプレート6と樹脂部7との間、及びヒートシンク8と樹脂部7との間に介在している。断熱部9によってパワーデバイス3から発せられる熱が遮断されるため、端子4,5、基板2、ベースプレート6、ヒートシンク8から樹脂部7への熱伝導が抑制され、樹脂部7の高温化が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーデバイス(電力用半導体素子)を備えたパワーモジュールに関する。
パワーデバイスを備えたパワーモジュールが公知である(特許文献1を参照)。図4は、従来のパワーモジュール301の概略断面図である。このパワーモジュール301は、組み立て工数の削減や小型化を図るため、ソース端子4及びドレイン端子5がインサート成形によって樹脂部7に一体化されており、ソース端子4とパワーデバイス3及びドレイン端子5と基板2が直接接続されている。また、基板2の下面に冷却機能を有するベースプレート6が配置され、さらにその下にヒートシンク8が配置されている。基板2、ベープレート6、ヒートシンク8は、樹脂部7によって保持されている。
特開2002-203940号公報
上記パワーモジュール301は、パワーデバイス3が動作して発熱すると、端子4,5に加え、端子4,5と接触した樹脂部7も高温化される。すると、金属で構成された端子4,5と樹脂部7とは線膨張係数差が大きいため、熱応力によって端子4,5と樹脂部7とが剥離してしまうことがあるという問題があった。また、端子4,5と樹脂部7との剥離によって端子4,5と他部品(パワーデバイス3、基板2、等)との接合部に影響が生じて(はんだの剥離等)電気接続信頼性が低下するおそれがあるという問題があった。さらに、樹脂部7が高温化されて溶けてしまい、保持・補強等の機能を失ってしまうおそれがあるという問題があった。
そこで、本発明は、樹脂部の高温化を抑制できるパワーモジュールを提供することを目的とする。
本発明は、パワーデバイスと、前記パワーデバイスに接続された端子と、前記端子に一体化された樹脂部と、を備え、前記端子と前記樹脂部との間に断熱部が介在していることを特徴とするパワーモジュールである。
本発明によれば、樹脂部の高温化を抑制できるパワーモジュールを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるパワーモジュールの概略断面図である。 図1のパワーモジュールの斜視図である。 図2のパワーモジュールを反対側からみた斜視図である。 従来のパワーモジュールの概略断面図である。
本発明の一実施形態にかかる「パワーモジュール」について、図1~3を参照して説明する。図1~3に示すパワーモジュール1は、例えば電力変換装置(インバータ、コンバータ等)に用いられる。
パワーモジュール1は、基板2と、基板2に実装された複数(3個)のパワーデバイス3と、ベースプレート(放熱部)6と、ヒートシンク(放熱部)8と、ソース端子4と、ドレイン端子5と、複数の断熱部9と、これら部品を保持した樹脂部7と、を備えている。
基板2は、絶縁基板21の下面及び上面に導体パターン22,23が形成されたプリント基板である。また、本明細書中でいう「上」「下」は、図1~3の紙面方向における「上」「下」であり、パワーモジュール1使用時の実際の上下方向と一致していなくてもよい。
パワーデバイス3は、基板2上面の導体パターン23にはんだ12で接合されている。パワーデバイス3は、電気エネルギーの制御や供給に用いられる電力用半導体素子であり、SiC(炭化ケイ素)デバイスやGaN(窒化ガリウム)デバイス等である。また、本例のパワーデバイス3は、MOSFETである。
ベースプレート6は、基板2の下面にはんだ11で接合されている。ベースプレート6は、銅合金等の金属で板状に構成されており、冷却機能を有している。
ヒートシンク8は、金属で構成されており、ベースプレート6の下面に配置されている。ベースプレート6とヒートシンク8の間には熱伝導グリス10が介在している。
ソース端子4は、その下面が各パワーデバイス3の上面に重なっており、はんだ13で各パワーデバイス3に接合されている。
ドレイン端子5は、その下面が基板2の上面に重なっており、はんだ14で基板2上面の導体パターン23に接合されている。
ソース端子4及びドレイン端子5は、銅合金(線膨張係数は約16×10-6/℃)で板状に形成されており、二箇所で直角に屈曲されている。これらソース端子4及びドレイン端子5は、インサート成形によって樹脂部7に一体化されている。樹脂部7は、本例ではエポキシ樹脂(線膨張係数は約60×10-6/℃)が用いられている。
複数の断熱部9は、ソース端子4と樹脂部7との間、ドレイン端子5と樹脂部7との間、基板2と樹脂部7との間、ベースプレート6と樹脂部7との間、及びヒートシンク8と樹脂部7との間に介在している。本例では、各断熱部9が、耐熱性・電気絶縁性に優れ、価格も安価なセラミックスで構成されており、平らな板状に形成されている。
このようなパワーモジュール1において、電力は、ソース端子4を介して各パワーデバイス3に入力され、各パワーデバイス3から基板2、ドレイン端子5を介して出力される。パワーデバイス3が動作して発熱すると、端子4,5や基板2が高温化される。また、基板2の熱は、ベースプレート6からヒートシンク8に伝わって放熱される。
本例では、パワーデバイス3の駆動温度が200℃以上になり得るが、断熱部9によって熱が遮断されるため、端子4,5、基板2、ベースプレート6、ヒートシンク8から樹脂部7への熱伝導が抑制され、樹脂部7の高温化が抑制される。
このことにより、樹脂部7の熱膨張が抑制され、樹脂部7とこれに隣接した各部品との間の熱応力が緩和される。よって、樹脂部7とこれに隣接した各部品との剥離が防止される。特に、端子4,5と樹脂部7との剥離が防止されるので、端子4とパワーデバイス3との接合部や、端子5と基板2との接合部の剥離が防止され、電気接続信頼性を確保することができる。
また、上述したように樹脂部7の高温化が抑制されるので、樹脂部7が溶けることを防止できる。
上述した実施形態では、断熱部9がセラミックスで構成されていたが、セラミックス以外でも、パワーデバイス3の動作時の熱で溶けない融点の高い断熱材であれば使用可能である。また、断熱部は、パワーモジュール回路のショートが回避されていれば、必ずしも絶縁性の材料でなくてもよい。即ち、複数の断熱部に非絶縁性の断熱部が含まれていてもよい。
上述した実施形態では、パワーモジュール1がSiCデバイス、GaNデバイス等のパワーデバイス3を備えていたが、本発明においては、パワーデバイスとして、一般的に用いられているSiデバイスを採用することもできる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 パワーモジュール
2 基板
3 パワーデバイス
4 ソース端子
5 ドレイン端子
7 樹脂部
9 断熱部

Claims (3)

  1. パワーデバイスと、前記パワーデバイスに接続された端子と、前記端子に一体化された樹脂部と、を備え、
    前記端子と前記樹脂部との間に断熱部が介在している
    ことを特徴とするパワーモジュール。
  2. 前記断熱部がセラミックスで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール。
  3. 金属製の放熱部を備え、
    前記放熱部と前記樹脂部との間にも断熱部が介在している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパワーモジュール。
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