JP2022161051A - 異常検知装置 - Google Patents

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Hidetomo Nagahara
裕史 藤井
Yasushi Fujii
基之 名和
Motoyuki Nawa
裕治 中林
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Abstract

【課題】水供給系統において、断水、異物混入等の異常状態を検知することが可能な異常検知装置を提供すること。【解決手段】液体が水平方向に流れるように配置された矩形断面の計測流路2の、短辺2a、2bに、計測流路2の流れを超音波がよぎるように一対の超音波送受波器4a、4bをそれぞれ配置し、超音波送受波器4a、4bの送受波面の高さDを計測流路2の短辺2a、2bの長さhとほぼ同等の大きさとして、流れの全域に超音波を伝搬させ受信波形の変化を検出することにより気液二層流れの状態を検知して、断水等の異常状態を検知することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用水道等の水供給系統に関し、超音波送受波器を用いた水流状態異常検知装置の構成に関するものである。
家庭用水道等の水供給系統に関し、断水や、異物混入等の異常を検知する機能を有した装置が要請されている。
従来、超音波を用いた計測装置として、流体の流量を計測する超音波流量計が知られており、矩形流路を用いて計測精度を高めるための種々の工夫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図14は、特許文献1に記載された超音波流量計の断面図である。
図14において、矩形流路101の短辺102の長さとほぼ等しい長さの超音波送受波器103、104を矩形流路101の上流側と下流側に流路を横断して配置し、これら超音波送受波器103、104間で超音波の送受信を行い、その伝搬時間を計測回路105により計測して、流量演算手段106により流量を算出するように構成されている。
この流量計では、超音波送受波器103、104の長さを、矩形流路101の短辺102の長さとほぼ等しい長さとしているため、流路の流速分布の影響を小さくして、測定精度を高くすることができる。
また、特許文献2に記載されているものでは、矩形流路の長辺面を水平状態に設置する構成により、気体による対流の影響を少なくすることが示されている。
特開平9-189589号公報 特開平10-19618号公報
しかしながら、特許文献1における従来の構成では、流体が水の場合で、流路内に空気が流入して、気液二層の状態となった時、その状態を検知する配置構成、検知方法は明示されておらず、例えば、水道供給系における断水時に発生するそのような異常状態を検知することはできないという課題を有するものであった。
また、特許文献2は、気体の対流の影響を少なくすることを目的とするものであり、水の流れに対して気液二層の状態を検出することは明示されておらず、そのような異常状態を検出することはできないという課題を有するものであった。
前記従来の課題を解決するために、本発明の異常検知装置は、液体が水平方向に流れるように配置された計測流路と、前記計測流路の側方に、前記計測流路の流れを超音波がよぎるように配置した一対の超音波送受波器と、前記一対の超音波送受波器の計測動作を指示する計測部と、前記一対の超音波送受波器からの信号を受けて信号処理を行う処理部と
を備え、前記超音波送受波器は、前記超音波送受波器の送受波面の高さDを前記計測流路の高さhとほぼ同等の大きさとすると共に、前記処理部は、超音波受信信号の特性値の変化に基づき異常を検知する構成としたことにより、気液二層流れの状態を検知して、断水等の異常状態を検知することができる。
また、水流中に、異物や気泡が混入した場合に、その状態を検知して異常状態を検知することができる。
本発明の異常検出装置は、液体が水平方向に流れるように配置された計測流路の側方に、計測流路の流れを超音波がよぎるように一対の超音波送受波器を配置し、超音波送受波器の送受波面の高さDを前記計測流路の高さhとほぼ同等の大きさとし流れの全域に超音波を伝搬させ受信波形の変化を検出することにより、気液二層流れの状態を検知して、断水等の異常状態を検知することができるものである。
また、液流中の気泡や、異物等の混入を検知して、そのような異常状態を検知することができるものである。
本発明の実施の形態1における異常検知装置本体の斜視図 本発明の実施の形態1における図1のAA’断面図 本発明の実施の形態1における図2のBB’断面図 本発明の実施の形態1における気相発生時の動作説明図 本発明の実施の形態1における正常時と気相発生時の超音波伝搬波形図 本発明の実施の形態1における気層検知動作のフローチャート 本発明の実施の形態1における異物混入時の動作説明図 本発明の実施の形態1における正常時と異物混入時の超音波伝搬波形図 本発明の実施の形態1における異物検知動作のフローチャート 本発明の実施の形態2における異常検知装置本体の斜視図 本発明の実施の形態2における図10のCC’断面図 本発明の実施の形態2における図11のDD’断面図 本発明の実施の形態2における異常時の動作説明図 従来の計測装置における概略構成図
第1の発明は、液体が水平方向に流れるように配置された計測流路と、前記計測流路の側方に、前記計測流路の流れを超音波がよぎるように配置した一対の超音波送受波器と、前記一対の超音波送受波器の計測動作を指示する計測部と、前記一対の超音波送受波器からの信号を受けて信号処理を行う処理部と、を備え、前記超音波送受波器は、 前記超音波送受波器の送受波面の高さDを前記計測流路の高さhとほぼ同等の大きさとすると共に、前記処理部は、超音波受信信号の特性値の変化に基づき異常を検知する 構成としたことにより、気液二層の状態や、異物、気泡混入などの異常状態を検知することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の前記特性値を受信信号の波高値とすることにより、変化を容易に捉えることができる。
第3の発明は、特に第1の発明の前記特性値を受信信号のゲイン値とすることにより、
一般的に制御指標として用いられている値を流用することができる。
第4の発明は、特に第1の発明の計測流路断面を矩形とすることにより、流路高さ全域
に均一な超音波を伝搬させることができる。
第5の発明は、特に第1の発明の計測流路断面を円形とすることにより、計測流路前後の配管との親和性をよくすることができる。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
実施の形態1について、図1~図9を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における異常検知装置本体の斜視図である。図1において、異常検知装置本体1は矩形断面の計測流路2と計測流路2の側方の対向する面の上流と下流に設けた超音波送受波器保持部3a、3bより構成されている。計測流路2は、短辺2a、短辺2b、および長辺2c、長辺2dにより形成されている。短辺2a、および2bは、同じ長さhとなっている。また、異常検知装置本体1は、長辺2c、および2dが、水平となるよう配置されている。
図2は、図1のAA’断面図である。図2において、超音波送受波器保持部3aは、超音波送受波器4a、および、これに接している楔部材5aを保持している。また、超音波送受波器保持部3bは、超音波送受波器4b、および、これに接している楔部材5bを保持している。楔部材5a、5bは、超音波送受波器4a、4bから送信された超音波を計測流路2に伝搬させるための部材である。そして、超音波送受波器4a、4bは、これらの間で送受信される超音波が、楔部材5a、5b、計測流路2、及び、計測流路2中の流体(本実施の形態では水)を介して、Pで示した伝搬経路にて送受信されるように配置されている。伝搬経路Pは、計測流路2を斜めによぎるような経路となっている。
計測部6は、超音波送受波器4a、および超音波送受波器4bの駆動制御や、超音波送受波器4a、および超音波送受波器4bとの信号の送受信を行う。処理部7は、計測部6で受信された信号に基づき、異常判定等の処理を行う。そして、一点鎖線で囲んだ部分全体で、異常検知装置8が構成される。
図3は、図2のBB’断面図である。図3に示すように、超音波送受波器4aの送受波面の高さDは、計測流路2の短辺2a、2bの長さhとほぼ同等の大きさに設定されている。
短辺2bに配置された超音波送受波器4b(図示せず)の送受波面の高さDも、計測流路2の短辺2bの長さhとほぼ同等の大きさに設定されている。ここで、短辺2bは、鉛直方向を向いているため、その長さhは、計測流路2の高さとも呼べる。
次に、本発明の異常検知装置の動作について説明する。
図2において、計測流路2の黒矢印Fの方向に液体(以下、本実施の形態では水として説明する)が流れているときに、超音波送受波器4aから、超音波送受波器4bに向けて、超音波を発射すると、超音波はPに示す経路をたどって伝搬する。このとき、超音波送
受波器4a、4bに対する計測指示は、計測部6にて行われる。
図3に示すように超音波送受波器4aの送受波面の高さDは、計測流路2の短辺2a、2bの長さhと同じに設定されているため、計測流路2が水で満たされている場合、超音波は、矢印P1で示すように、計測流路2の高さ方向全域にわたって伝搬する。
次に、図4は、図3と同じ断面で、流れが異常なときの状態を示す説明図である。
計測流路2は、長辺2c、2dが水平となるよう設置されているので、断水等で空気層が発生した場合、図4に示すように、重力方向下側のA部が水層となり、上側のB部が気層となる。
この時、超音波は、計測流路2の高さ方向全域に発せられるが、気層Bは水層Aに比べて、音響インピーダンスが大きく、通り難いため、矢印P2で示すように、もっぱら水層の部分のみで伝搬される。
図5(a)は、図3に示す流れが正常な状態の超音波伝搬における送受信波形、図5(b)は、図4に示す断水等による異常な状態の超音波伝搬における送受信波形を模擬的に示したものである。なお、送信波形と受信波形のゼロレベルは、異なる位置として表示している。
図5(a)に示した流れが正常な状態の受信波のピーク値Pmに対して、図5(b)に示した流れが異常な状態、即ち、断水等で空気層が発生した場合には、もっぱら水層部分のみで超音波の伝搬が行われる為に受信波のピーク値Pnは水層部分の割合に応じて低くなる。これにより、計測流路2内に気層が存在するような異常の発生を知ることができる。
図6は、この異常検知装置8の気層検知動作のフローチャートである。
図6において、ステップS9は、計測の開始命令、ステップS10は、一方の超音波送受波器4aからの送信命令、ステップS11は、他方の超音波送受波器4bの受信命令である。ステップS12は、受信した信号のピーク値を抽出して加工する信号処理命令である。ステップS13は、信号処理命令(ステップS12)で処理された値を予め定めた閾値と比較する判断命令である。
ステップS14は、異常警報命令(ステップS15)の終了命令である。ステップS16は、インターバル設定命令である。
まず、開始命令(ステップS9)で計測動作が開始する。次に送信命令(ステップS10)で超音波送受波器4aからの送信が行われ、受信命令(ステップS11)で超音波送受波器4bでの受信波形が記録される。信号処理命令(ステップS12)では、その時の受信波形のピーク値(Pt)が抽出され、その後、予め計測された正常状態における受信波形のピーク値(Pm)との差ΔP(=Pm―Pt)が算出される。
判断命令(ステップS13)では、ΔPが、予め定めた閾値ΔPc以上かどうかが判定される。
ΔPの値が閾値ΔP以上の場合は、異常状態として、Yesの側が選択され、異常警報命令S14を発した後、終了命令S15により処理が終了する。
ΔPの値が閾値ΔPcより小さい場合は、正常状態ゆえ、判断命令(ステップS13)でNoの側が選択され、インターバル設定命令(ステップS16)で定められた所定のインターバルの後、再び送信命令(ステップS10)に戻って、以下、上記と同様の監視動作が繰返される。
このようにして、長辺2c、2dの面が水平に配置された矩形断面の計測流路2において、断水等の場合に生じる気層の存在を超音波受信信号の特性値であるピーク値の変化として検知することができ異常検知を行うことができるものである。
図7は、計測流路2に異物が混入した場合の動作説明図である。図7において、超音波は超音波送受波器4aより発せられ、矢印P3の経路を経て計測流路2の高さ方向全域にわたって伝搬し、超音波送受波器4b(図示せず)にて受信される。
この時、計測流路2内に異物17が存在すると、異物17に衝突した超音波は散乱されるため、異物のない場合と比較して受信波形に変化が生じる。
計測流路2を通過する異物には様々な大きさのものがあり、またそれらの動きは、基本的に不規則であるため、受信波形はそれらの影響を受けた変動幅を有して不規則的に変動することになる。
図8(a)は、図3に示す流れが正常な状態の超音波伝搬における送受信波形、図8(b)は、図7に示す異物の混入による異常な状態の超音波伝搬における送受信波形を模擬的に示したものである。なお、送信波形と受信波形のゼロレベルは、異なる位置として表示している。
図8(a)に示した流れが正常な状態の受信波のピーク値Pmは常に一定ではなく変動幅ΔPsの微小変動を生じている。一方、図8(b)に示した流れが異常な状態、即ち、異物が混入した場合には、前述のように受信波は不規則に変動する為に、異物の種類、量に応じて受信波のピーク値Pnは若干低くなると共に、変動幅ΔPtが大きくなる。
このように、本実施の形態では、このピーク値の変動幅が、異物の有無により異なることを利用しており、この変動をとらえるための動作を図9のフローチャートで説明する。
図9に示すフローチャートは基本的に図6と同じであり、信号処理命令S18と、判断命令S19の内容が異なるのみであるため、この部分の動作のみを説明する。
すなわち、信号処理命令(ステップS18)では、受信信号のピーク値の変動幅ΔPtが算出され、その後、変動幅ΔPtの値と、予め定められた異物がない場合の正常時の変動幅ΔPsとの差dPt(=ΔPt―ΔPs)が、算出される。
判断命令(ステップS19)では、この差dPtが、予め定めた閾値dPc以上かどうかが判定される。差dPtの値が閾値dPc以上の場合は、異常状態として、Yesの側が選択され、異常警報命令(ステップS14)を発した後、終了命令(ステップS15)により処理が終了する。
差dPtの値が閾値dPcより小さい場合は、正常状態ゆえ、判断命令(ステップS13)でNoの側が選択され、インターバル設定命令(ステップS16)で定められた所定のインターバルの後、再び送信命令(ステップS10)に戻って、以下、上記と同様の監視動作が繰返される。
このように、計測流路2内に異物17が混入した場合、超音波受信信号の特性値であるピーク値の変動幅により、異物の混入による異常状態を検知することができる。
とりわけ、超音波が計測流路2の全域に伝搬していることにより、計測流路2内の異物をとりこぼすことなく、全域にわたり検知できるため、その検知精度が高くなるものである。
なお、ここでは混入物として異物を対象として説明したが、気泡でも同様の効果が生じ得るため、異常状態としての気泡混入も検知することができるものである。
(実施の形態2)
実施の形態2について、図10~図13を用いて説明する。
図10は、本発明の実施の形態2における異常検知装置本体の斜視図である。図10において、異常検知装置本体21は円形断面の計測流路22と超音波送受波器保持部23a、23bより構成されている。
計測流路22は、直径がdである。また、異常検知装置本体21は、計測流路22の断面の中心軸Lが、水平となるよう配置されている。したがって、直径dは、計測流路22の高さとも呼べる。
図11は、図10のCC’断面図である。図11において、超音波送受波器保持部23aは、超音波送受波器24a、および、これに接している楔部材25aを保持している。また、超音波送受波器保持部23bは、超音波送受波器24b、および、これに接している楔部材25bを保持している。超音波送受波器24a、24bは、これらの間で送受信される超音波が、楔部材5a、5bを介して、Qで示した伝搬経路にて送受信されるように配置されている。伝搬経路Qは、計測流路22を斜めによぎるような経路となっている。
計測部26は、超音波送受波器24a、および超音波送受波器24bの駆動制御や、超音波送受波器24a、および超音波送受波器24bとの信号の送受を行う。処理部27は、この信号の処理を行う。そして、一点鎖線で囲んだ部分全体で、異常検知装置28が構成される。
図12は、図11のDD’断面図である。図12に示すように、超音波送受波器24aの送受波面の高さDは、計測流路22の直径dと同等の大きさに設定されている。超音波送受波器24b(図示せず)の送受波面の高さDも、計測流路22の直径dとほぼ同等の大きさに設定されている。
次に、本発明の異常検知装置の動作について説明する。
図11において、計測流路22の黒矢印の方向に水が流れているときに、超音波送受波器24aから、超音波送受波器24bに向けて、超音波を発射すると、超音波はQに示す経路をたどって伝搬する。このとき、超音波送受波器24a、24bに対する計測指示は、計測部26にて行われる。
図12に示すように超音波送受波器24aの送受波面の高さDは、計測流路22の長さdと同じに設定されているため、超音波は、矢印Q1で示すように、計測流路22の高さ方向全域にわたって伝搬する。
次に、図13は、図12と同じ断面で、流れが異常なときの状態を示す説明図である。
この計測流路22は、中心軸が水平となるよう設置されているので、断水等で空気層が発生した場合、図13に示すように、重力方向下側のC部が水層となり、上側のD部が気層となる。
この時、超音波は、計測流路2の高さ方向全域に発せられるが、気層Dは水層Cに比べて、音響インピーダンスが大きく通り難いため、矢印Q2で示すように、もっぱら水層の部分のみで伝搬される。
この状況は、実施の形態1と同じであり、超音波送受波器24aから発せられ、超音波送受波器24bで受信される受信波形は、正常時より異常時の方が小さくなる。また、このような状態変化を検知する動作のフローも実施の形態1と同様である。
すなわち、計測流路が円形断面であっても、その計測流路の中心軸が水平に配置された計測流路22において、計測流路の直径と同じ長さの超音波送受波器24a、24bを、それぞれ計測流路の側面に配置することにより、断水等の場合に生じる気層の存在を検知することができ異常検知を行うことができるものである。
また、異物の検知においても、実施の形態1と同様、受信波形の変動幅により異常検知を行うことができるものである。
なお、本実施例では、超音波が流路を斜めに伝搬する構成としたが、流れに直角方向であってもよい。また、一対の超音波送受波器を流路の両側に配置したが、一方側に配置して、流路の対向面で反射させるような構成、すなわち超音波伝搬路がV字を形成するような構成や、流路の両側で次々と反射してW字を形成するような構成であっても良い。
また、異常検知の物理量として、受信波のピーク値を例示したが、適当な位置、例えば、3波目や、4波目等の波高値や、その変動値であってもよい。
また、波高値でなくとも、波高値を一定の高さに維持するために利用される増幅値(ゲイン値)など、水面の変化に応じて変化する物理量や、その物理量の変動値であってもよい。
以上のように、本発明の異常検知装置は、液体用の計測流路を水平方向に配置し、計測流路の高さ方向全域に超音波を伝搬させることにより、気液二層の状態や、異物、気泡混入などの異常状態を検知することができるため、家庭用水道メータや、温冷水利用の暖冷房水用メータなどにおいて、断水や、異物混入の異常検知を必要とする検知手段としての応用が可能となる。
2 計測流路
2a 短辺
2b 短辺
4a 超音波送受波器
4b 超音波送受波器
6 計測部
7 処理部
8 異常検知装置
22 計測流路
24a 超音波送受波器
24b 超音波送受波器
26 計測部
27 処理部
28 異常検知装置

Claims (5)

  1. 液体が水平方向に流れるように配置された計測流路と、
    前記計測流路の側方に、前記計測流路の流れを超音波がよぎるように配置した一対の超音波送受波器と、
    前記一対の超音波送受波器の計測動作を指示する計測部と、
    前記一対の超音波送受波器からの信号を受けて信号処理を行う処理部と、
    を備え、
    前記超音波送受波器は、
    前記超音波送受波器の送受波面の高さDを前記計測流路の高さhとほぼ同等の大きさとすると共に、
    前記処理部は、超音波受信信号の特性値の変化に基づき異常を検知する構成とした異常検知装置。
  2. 前記超音波受信信号の特性値が受信信号の波高値である請求項1記載の異常検知装置。
  3. 前記超音波受信信号の特性値が受信信号のゲイン値である請求項1記載の異常検知装置。
  4. 前記計測流路の断面が矩形である請求項1記載の異常検知装置。
  5. 前記計測流路の断面が円形である請求項1記載の異常検知装置。
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