JP2022160179A - 支持ユニット用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の支持ユニットに対して装着することで、支持ユニットが搬送物を移動可能に支持する状態と移動不能に支持する状態とを切り替えることができる支持ユニット用アタッチメントを提供する。【解決手段】転動体と、転動体を支持する基部と、を備える支持ユニットに対して、着脱可能な支持ユニット用アタッチメント1であって、支持ユニット用アタッチメント本体は、板状で、厚み方向に貫通する移動貫通孔31aが形成されたアタッチメント本体3と、アタッチメント本体に設けられ、アタッチメント本体を基部に対して接離する方向に移動させる移動装置4と、を備え、アタッチメント本体は、転動体を覆うように支持ユニットに装着され、移動装置は、装着されたアタッチメント本体を、転動体が移動貫通孔から露出する露出位置、及び、転動体が移動貫通孔から露出しない退避位置の間で移動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、転動体を備え、該転動体によって搬送物を支持及び搬送する支持ユニットに対して着脱可能な支持ユニット用アタッチメントに関する。
従来、支持ユニットとして、特許文献1に記載の支持ユニットが知られている。支持ユニットは、矩形の枠状に形成された枠体を有する基部と、基部に回転可能に設けられ、上端で搬送物を支持可能な複数の回転体と、複数の回転体が突出可能な貫通孔を有し、枠体の内部に設けられる移動板と、移動板を回転体の上端よりも上方の上限位置及び回転体の上端よりも下方の下限位置の間で上下に駆動させる駆動手段と、を備える。また、駆動手段は、基部に取り付けられて、移動板を支持する。
以上のような構成の支持ユニットによれば、移動板を上げて搬送物を支持することができるので、回転体を上げて搬送物を支持する場合と比較して、上げる対象物の重量を小さくでき、小さな力で駆動手段を動かすことができるとされている。
特開2019-137476号公報
特許文献1に記載の支持ユニットでは、移動板を上下させることで、搬送物が回転体によって支持されて移動可能となっている状態と、搬送物が移動板によって支持されて移動不能である状態と、を切り替えることができる。しかしながら、移動板を有さない既存の支持ユニットや、回転体を上下させる機構を有さない既存の支持ユニットでは、搬送物が回転体によって支持されて移動可能となっている状態と、搬送物が移動板によって支持されて移動不能である状態と、を切り替えることができない。このため、前述の利点を得るためには、支持ユニット本体を新規に購入する必要があった。
そこで、本発明は、既存の支持ユニットに対して装着することで、支持ユニットが搬送物を移動可能に支持する状態と移動不能に支持する支持する状態とを切り替えることができる支持ユニット用アタッチメントを提供することを目的とする。
本発明の支持ユニット用アタッチメントは、搬送物に当接して該搬送物を移動可能に支持する複数の転動体と、前記複数の転動体を支持する基部と、を備える支持ユニットに対して、着脱可能な支持ユニット用アタッチメントであって、前記支持ユニット用アタッチメントは、板状で、厚み方向に貫通する複数の移動貫通孔が前記複数の転動体に対応した位置に形成されたアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に設けられ、前記アタッチメント本体を前記基部に対して接近、離反する方向に移動させる移動装置と、を備え、前記アタッチメント本体は、前記複数の転動体を覆うように前記支持ユニットに装着され、前記移動装置は、前記装着された前記アタッチメント本体を、前記転動体が前記移動貫通孔から露出する露出位置、及び、前記転動体が前記移動貫通孔から露出しない退避位置の間で移動させる。
かかる構成によれば、既存の支持ユニットに対して支持ユニット用アタッチメントを装着し、移動装置でアタッチメント本体を移動させることで、転動体がアタッチメント本体から露出する状態と露出しない状態とを切り替えることができる。よって、既存の支持ユニットが、搬送物が転動体によって移動可能な状態と移動不能な状態とを切り替えることができるようになる。
また、前記移動装置は、移動装置本体と、前記移動装置本体から出退する方向に移動する出退部と、を備え、前記移動装置本体は、前記出退部を前記移動装置本体から進出する方向に付勢する付勢部と、動力を受け、前記付勢部の付勢に抗って前記出退部を前記移動装置本体に後退させる動作部と、を備え、前記出退部は、前記移動装置本体から進出するときに、前記装着された前記アタッチメント本体を前記退避位置に移動させ、前記移動装置本体に後退するときに、前記装着された前記アタッチメント本体を前記露出位置に移動させることもできる。
かかる構成によれば、付勢部によって、出退部が進出するように付勢されるので、動力がないときに、支持ユニットに装着されたアタッチメント本体は退避状態となる。よって、動力によって、付勢に抗い出退部を後退させない場合に、転動体によって搬送物が動くことを防止できるので、搬送物が不意に移動することを抑制できる。
また、前記移動装置は、エアシリンダを備え、前記動力は、前記エアシリンダに供給される空気の圧力とすることもできる。
かかる構成によれば、空気でエアシリンダを駆動させるので、反応を早くすることができる。
また、前記支持ユニットの前記基部は、上方を向いた上面を有し、前記移動装置の前記出退部の出退方向は、上下方向であり、前記上面に前記移動装置を載置することで、前記支持ユニットへの前記装着がされるようにすることもできる。
かかる構成によれば、支持ユニット用アタッチメントを支持ユニットの上面に載置するだけで装着することができるので、装着作業が容易になる。
本発明によれば、既存の支持ユニットに対して装着することで、支持ユニットが搬送物を移動可能に支持する状態と移動不能に支持する支持する状態とを切り替えることができる支持ユニット用アタッチメントを得ることができる。
本発明の一実施形態の支持ユニット用アタッチメントの正面斜視図である。 同支持ユニット用アタッチメントの背面斜視図である。 同支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの背面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの平面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの底面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの右側面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの左側面図である。 図3に示すIX-IX断面図である。 後退状態の移動装置を示す断面図である。 同支持ユニット用アタッチメントが装着される支持ユニットの正面図である。 同支持ユニットに支持ユニット用アタッチメントが装着された状態を示す正面図である。 図12に示すXIII-XIII断面図である。 同支持ユニット用アタッチメントが支持ユニットに装着された状態で、移動装置が後退状態となった状態を示す断面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 図21に示す支持ユニット用アタッチメントの右側面図である。 本発明の変形例の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 本発明の他の実施形態の支持ユニット用アタッチメントの正面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの平面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの底面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの右側面図である。 同支持ユニット用アタッチメントの左側面図である。
本発明の第一の実施形態の支持ユニット用アタッチメント1について、図1乃至図14を参照して説明する。説明の便宜上、上下方向、左右方向、及び、前後方向は支持ユニットに装着した状態での方向を基準に説明するものとし、具体的には、図1に記載の方向を基準に説明する。
図1及び図2に示すように、支持ユニット用アタッチメント1は、アタッチメント本体3と、アタッチメント本体3の下面に設けられる移動装置4と、を備える。本実施形態の支持ユニット用アタッチメント1は、正面視で略正方形状である。また、図1乃至図8に示す支持ユニット用アタッチメント1は、いずれも移動装置4が進出状態の場合を示す。さらに、本実施形態の支持ユニット用アタッチメント1は、転動体22としての球体を複数備える支持ユニット2(図11参照)に装着される。なお、支持ユニット2の形状は一例に過ぎない。支持ユニット用アタッチメント1は、支持ユニット2の形状に合わせて形成されることが好ましい。
図1及び図8に示すように、アタッチメント本体3は、板状の天板部31と、天板部31から下方に延びる脚部32と、を備える。本実施形態のアタッチメント本体3は、支持ユニット2の上面を覆うことができる程度の大きさである。
天板部31は、厚み方向に貫通する複数の孔が形成された板状体である。具体的に、天板部31には、転動体22が回転可能な状態で露出可能な程度の大きさの孔である移動貫通孔31aが複数形成されている。また、本実施形態の天板部31には、移動装置4を取り付けるための孔である取付孔31bが複数形成されている。本実施形態で、天板部31に形成される移動貫通孔31aは、支持ユニット2の複数の転動体22に対応した位置に形成されている。即ち、本実施形態の天板部31には、支持ユニット2に装着した際に、それぞれの移動貫通孔31aから転動体22が露出可能となるように移動貫通孔31aが形成されている。本実施形態の移動貫通孔31aは、球体である転動体22が露出可能な円形の孔である。また、本実施形態の移動貫通孔31aは、正面視で格子状に配置されている。さらに、本実施形態の天板部31は、上下方向に直交する一方向(左右方向)、並びに、上下方向及び前記一方向(左右方向)に直交する他方向(前後方向)において対称な形状である。そのため、天板部31の支持ユニット2に対する向きを気にすることなく支持ユニット用アタッチメント1を支持ユニット2に装着することができる。
脚部32は、天板部31から下方に延びる部位である。また、脚部32は、後述する移動装置4が後退状態のときに、支持ユニット2の基部21に当接可能なように設けられる。本実施形態の脚部32は、天板部31の外縁部分から下方に延びる板状体であり、下面が支持ユニット2の基部21に当接可能に設けられている。具体的に、脚部32は、図5乃至図8に示すように、一部に切り欠きが形成された板状体である。また、脚部32には、後述するエア供給管を挿通可能な部位が設けられている。本実施形態では、脚部32の一側面に、エア供給管を挿通可能な管挿通切欠き32aが形成されている(特に図6参照)。このように、脚部32にエア供給管を挿通可能な部位が形成されているので、エア供給管を挿通するための部位を支持ユニット2に設けることなく、支持ユニット用アタッチメント1の装着をすることができる。
移動装置4は、アタッチメント本体3に設けられ、アタッチメント本体3を支持ユニット2の基部21に対して接近及び離反させる方向に移動させることができる装置である。本実施形態で、移動装置4は天板部31の下面に設けられ、アタッチメント本体3を上下に移動させることができる。また、本実施形態で移動装置4は、天板部31の下面に4つ設けられている。さらに、本実施形態で移動装置4は、天板部31の四隅に設けられているので、重量物が乗せられたアタッチメント本体3の一部が下方に沈み込み、アタッチメント本体3が基部21に対して斜めになることを抑制できる。
具体的に、図4、図9及び図10に示すように、移動装置4は、アタッチメント本体3に取り付けられる移動装置本体41と、移動装置本体41から出退する方向に移動可能な出退部46と、を備える。本実施形態の移動装置4は、出退部46が、外部から動力を受けることで、移動装置本体41に後退し、外部から動力を受けない状態では、移動装置本体41から進出するように構成されている。さらに、本実施形態の移動装置4は、出退部46が進出状態となるように付勢するよう構成されている。また、本実施形態の移動装置4は、空気の圧力を動力とするよう構成されている。即ち、本実施形態の移動装置4は、エアシリンダとして構成されている。
移動装置本体41は、移動装置本体41を天板部31に取り付けるための取付部42と、外部からの空気が注入されるエア室43aを備えるエア室部43と、エア室部43の内外を連通し、エア供給管を接続可能な管接続部44と、出退部46を移動装置本体41から進出する方向に付勢する付勢部45と、を備える。このような移動装置本体41には、管接続部44を介して、外部から内部(エア室43a)に空気(圧縮空気)が供給される。また、移動装置本体41は、固定具によって天板部31に取り付けられる。具体的に、移動装置本体41は、固定具としてのねじを、エア室部43を貫通させ、天板部31の取付孔31bに螺合させることで、天板部31に取り付けられる。また、本実施形態で、固定具の先端部分は、天板の上面から突出しないように設けられている。さらに、移動装置本体41は、上下方向の長さが、脚部32の上下方向の長さよりも短い。
図9及び図10に示すように、エア室部43は、上下方向の中途部分に段部433が形成された筒状の部位である。具体的に、エア室部43は、筒状の第一筒部431と、第一筒部431よりも下方に設けられ、第一筒部431よりも内径が小さい第二筒部432と、第一筒部431及び第二筒部432を連結する段部433と、を備える。段部433には、進出状態の出退部46(鍔部48)が当接可能である。さらに、このようなエア室部43は、外部から動力として空気(圧縮空気)を供給されることで、出退部46を移動装置本体41に後退させる(上方に移動させる)動作部として構成される。
管接続部44は、エア室部43の内外を連通する部位である。即ち、管接続部44は、エア室部43を径方向に貫通する部位である。本実施形態で、管接続部44のうち、エア室部43の内方部分は、段部433の上面に形成される孔である。そのため、管接続部44から供給された空気は、段部433の上面からエア室43a内に供給される。
出退部46は、エア室部43の内壁に沿って上下方向に摺動する部位である。具体的に、出退部46は、柱状の出退本体部47と、出退本体部47の上部に設けられ、出退本体部47の外周面から径外側に向かって延びる鍔部48と、を備える。本実施形態で、鍔部48は、第一筒部431の内壁に沿って摺動し、出退本体部47は、第二筒部432の内壁に沿って摺動する。また、出退部46は、上下方向に離間した2か所に、エア室部43の内壁と出退部46の外周面とを気密に封止するシール部49を備える。本実施形態でシール部49は、鍔部48と出退本体部47にそれぞれ1つずつ設けられる。シール部49は、例えば、出退部46の外周面に設けられるOリングである。さらに、出退部46の下端部には、上方に窪む凹部47aが形成される。凹部47aには、後述する支持ユニット2の基部21に形成される係合穴211と係合する突起部471が装着される(図13及び図14参照)。具体的に、凹部47aは、内周面にねじが形成されており、突起部471に設けられる雄ねじが凹部47aに螺合して突起部471が装着される。突起部471は、後述する支持ユニット2の基部21に形成される係合穴211と係合して、支持ユニット用アタッチメント1が支持ユニット2に対して位置ずれすることを抑制する部位である。また、本実施形態の突起部471は、水平方向の中央部分に雄ねじが設けられたリング状の部材である。本実施形態の出退部46の上下方向の長さは、脚部32の上下方向の長さよりも短い。また、本実施形態の出退部46の上下方向の長さは、エア室部43の上下方向の長さと略等しい。
付勢部45は、エア室部43の内部に設けられる弾性体である。本実施形態で付勢部45は、コイルバネである。付勢部45は、出退部46を下方に押し下げるように付勢する部位である。本実施形態の付勢部45は、天板部31に取り付けられた際に、付勢部45の上端が天板部31の下面に当接し、付勢部45の下端が出退本体部47に当接するように設けられている。また、付勢部45は、自然状態(動力を受けない状態)で出退部46が移動装置本体41から進出するように設けられている。
上記のような移動装置4の動作について図9及び図10を参照して説明する。移動装置4は、動力を受けない時には、図9に示すように、出退部46が移動装置本体41から進出した状態となる。また、出退部46が移動装置本体41から進出した状態のときには、出退部46の下端部は、脚部32の下端部よりも下方に位置する。また、動力を受けない状態のときに、出退部46の鍔部48は、移動装置本体41の段部433に当接した状態となる。即ち、鍔部48と段部433の間に空間(エア室43a)がほぼない状態となる。
移動装置4が動力を受けた状態のとき、図10に示すように、出退部46が移動装置本体41に後退した状態となる。移動装置4が動力(外部からの空気の供給)を受けたときには、エア室43a内に空気が供給され、供給された空気の圧力で出退部46が上方に押し上げられる。管接続部44を介して供給される空気が、段部433の上面から供給されるので、段部433に当接している鍔部48を押し上げる方向に圧力がかかる。この圧力が付勢部45の付勢力を上回ることで、出退部46は上方に押し上げられる。出退部46が移動装置本体41に後退した状態のとき、出退部46の下端は脚部32の下端よりも上方に位置する。また、出退部46が移動装置本体41に後退した状態のとき、出退部46の下端は移動装置本体41の下端と略同じ高さに位置する。
支持ユニット用アタッチメント1には、エア供給管が接続され、外部から圧縮空気が供給される。本実施形態では、エア供給管は、圧縮空気を供給可能なエアボンベに接続された管である。このようなエア供給管は、管接続部44に接続され、エアボンベの圧縮空気を移動装置4に供給する。なお、圧縮空気は、エアボンベから供給される場合に限らず、コンプレッサ等、他の手段によって供給されてもよい。
上述のような支持ユニット用アタッチメント1は、図11に記載のような支持ユニット2に装着される。具体的に、支持ユニット2は、搬送物に当接して回転することで搬送物を移動可能に支持する複数の転動体22と、複数の転動体22を支持する基部21と、を備える。本実施形態で、基部21は板状体であり、複数の転動体22は、基部21の上面取に取付ユニットを介して設けられている。取付ユニットは、基部21の上面に複数設けられ、転動体22を基部21に相対回動可能となるように取り付ける。また、本実施形態で、複数の転動体22は、球体であるが、これに限定されず、円柱形状体など、搬送物に当接して回転することができる他の形状とすることもできる。即ち、本実施形態において、搬送物が転動体22によって支持されている時に、搬送物が水平方向において、任意の方向に移動可能しようとした場合、転動体22が回動して、搬送物を少ない抵抗で移動させることができる。また、基部21には、複数の係合穴211が形成される。係合穴211は、基部の上面に形成された下方に窪む穴である。係合穴211は、支持ユニット用アタッチメント1が装着された際に、突起部471が位置する位置に対応した位置に設けられる突起である。係合穴211は、基部21にあらかじめ形成されていてもよいし、必要に応じて形成されてもよい。また、基部21に係合穴211が形成されないこともできる。
支持ユニット用アタッチメント1は、上記のような支持ユニット2の基部21の上面に載置することで装着がされる。具体的に、支持ユニット用アタッチメント1は、自然状態(動力を受けない状態)の移動装置4のうち、出退部46を基部21の上面に載置することで、装着がされる。また、装着される際には、基部21に形成される係合穴211に、凹部47aに装着された突起部471を係合させることで、位置決め及び水平方向へのずれ防止がなされる。このように、支持ユニット2に対して後加工不要で、載置するだけで支持ユニット用アタッチメント1を装着できる。よって、支持ユニット用アタッチメント1の装着を簡単にできる。なお、係合穴211が形成されていない基部21に対して支持ユニット用アタッチメント1を取り付ける場合には、突起部471を装着していない支持ユニット用アタッチメント1を装着することができる。
図12に示すように、支持ユニット2に支持ユニット用アタッチメント1が装着された際は、装着された部分について基部21の上面が天板部31で覆われた状態となる。また、図13及び図14に示すように、出退部46が進出又は後退することで、天板部31が基部21に対して上下移動し、天板部31が基部21に対して接近又は離反する方向に移動する。具体的に、図13に示すように、出退部46が進出した状態のときには、天板部31は、転動体22が移動貫通孔31aから上方に露出しない退避位置に位置する。また、出退部46が進出した状態のときに、アタッチメント本体3は、移動装置4によって支持される状態となる。さらに、出退部46が進出した状態のときには、突起部471が係合穴211に係合するので、支持ユニット用アタッチメント1が支持ユニット2(基部21)に対して水平方向にずれることを抑制できる。
図14に示すように、出退部46が後退した状態のとき、天板部31は、転動体22が移動貫通孔31aから上方に露出する露出位置に位置する。即ち、出退部46が後退することで、天板部31が基部21に接近する方向に移動し、転動体22の上端部よりも天板部31が下方に移動して、転動体22が移動貫通孔31aから露出する。また、出退部46が後退した状態のときに、アタッチメント本体3は、脚部32によって支持される状態となる。そのため、搬送物を搬送する際に振動などが発生したとしても、アタッチメント本体3が脚部32でしっかりと支持されているので、基部21上でがたついて騒音などが発生することを抑制できる。さらに、出退部46が後退した状態のときには、移動貫通孔31aに転動体22が嵌った状態となり、かつ、突起部471が係合穴211に係合した状態であるので、支持ユニット用アタッチメント1が支持ユニット2(基部21)に対してずれることを抑制できる。
以上のような支持ユニット用アタッチメント1によれば、既存の支持ユニット2に対してアタッチメントを装着し、移動装置4で、アタッチメント本体3を移動させることで、転動体22がアタッチメント本体3(天板部31)から露出する状態と露出しない状態とを切り替えることができる。
以上、本発明の実施形態について一例を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
例えば、支持ユニット用アタッチメント1は、水平方向の大きさが装着される支持ユニット2の基部21と略同じであり、装着時に天板部31が基部21の上方を覆う場合について説明したが、このような構成に限らず、支持ユニット用アタッチメント1の水平方向の大きさが基部21よりも小さく、天板部31が基部21の一部のみを覆うように構成されてもよい。支持ユニット用アタッチメント1が支持ユニット2の基部21よりも小さい例として、水平方向に並ぶ一列の転動体22の上方を覆うように支持ユニット用アタッチメント1が構成されてもよい。このように構成する場合には、天板部31に、水平方向に1列に並んだ移動貫通孔31aが形成される。
また、移動装置4は、アタッチメント本体3に対して固定具で螺合されることで取り付けられる場合について説明したが、このような構成に限らず、接着等、固定具での螺合以外の手段で取り付けられるように構成することもできる。また、固定具を挿通せずに取り付ける場合には、天板部31に取付孔31bを形成しないように構成できる。
さらに、移動装置4は、空気の圧力を動力とする場合について説明したが、このような構成に限らず、油圧や電力などを動力として構成することもできる。
また、出退部46は、動力を受けない状態のときに下方に進出するよう構成される場合について説明したが、動力を受ける状態で下方に進出し、動力を受けない時に上方に後退するように構成してもよい。
さらに、移動装置4は付勢部45を備える場合について説明したが、付勢部45を備えないよう構成してもよい。付勢部45を備えない場合には、出退部46の進出は動力によってなされる。
また、移動装置4は、エアシリンダである場合について説明したが、エアシリンダに限らず、アタッチメント本体3を基部21に対して接近及び離反する方向に移動させることができる種々の構成を採用できる。
さらに、移動装置4は、アタッチメント本体3の水平方向の四隅に設けられる場合について説明したが、移動装置4の配置及び数は、想定される搬送物の重量や、移動貫通孔31aの配置によって任意に設定することができる。
また、天板部31には、格子状に並んだ移動貫通孔31aが形成される場合に限らず、支持ユニット用アタッチメント1の装着対象である支持ユニット2における転動体22の配置に一致するのであれば、図15乃至図20に記載のように種々の構成を採用することができる。例えば、図15に記載のように、移動貫通孔31aは正面視で千鳥配置になるように天板部31に形成されることもできる。また、図16に記載のように、移動貫通孔31aは同心円上に配置されるように天板部31に形成されることもできる。さらに、図17に記載のように、移動貫通孔31aは、前後方向と左右方向でピッチの異なる格子状となるように天板部31に形成されることもできる。また、図18に記載のように、移動貫通孔31aは、前後方向に延びる2列と左右方向に延びる2列とが直交するよう(いわゆる井の字型となる)ように天板部31に形成されることもできる。さらに、天板部31に移動貫通孔31aを格子状に配置する場合であっても、移動貫通孔31aが形成される密度は任意に変更することができる。例えば、図19に示すように、移動貫通孔31aがまばらに配置されてもよいし、図20に示すように、移動貫通孔31aが密に配置されていてもよい。図19に示すような、まばらな配置の場合、移動貫通孔31a同士の間隔は、例えば200mm程度とすることができ、図20に示すような、密な配置の場合、移動貫通孔31a同士の間隔は、例えば20mm程度とすることができる。なお、図15乃至図20に示す場合の側面の形状は、前記実施形態と同様である。
さらに、天板部31の形状は、図1乃至図20に示すように、正面視で正方形状の場合に限らない。例えば、図21及び図22に示すように、正面視で長方形状となるように構成してもよい。また、図23に示すように、正面視で円形状となるように構成してもよい。
次に、本発明の他の実施形態の支持ユニット用アタッチメント1について図24乃至図28を参照して説明する。第一の実施形態の構成と同様の箇所は、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態の支持ユニット用アタッチメント1は、転動体22としてのローラを備える支持ユニット2に対して装着される。具体的に、本実施形態の支持ユニット2は、転動体22としての、円柱形状のローラと、基部21としての、ローラを支持する支持部材(例えば枠体)と、を備える。
本実施形態の天板部31は、正面視で前後方向に長い長方形状の板体である。また、天板部31には、ローラの上端部が露出可能な孔である移動貫通孔31aと、移動装置4を取り付けるための取付孔31bと、が形成されている。
移動貫通孔31aは、天板部31を厚み方向に貫通する、ローラの上端が露出可能な長方形状の孔である。移動貫通孔31aは、天板部31に前後方向に並んで複数形成されている。本実施形態では、移動貫通孔31aが前後方向に並んで3つ形成されている。移動貫通孔31aは、ローラが配置される間隔に合わせた間隔で形成されている。また、移動貫通孔31aは、ローラの大きさに合わせた大きさの孔である。
取付孔31bは、天板部31の四隅に形成された孔である。取付孔31bに固定具が挿通されることで、天板部31の裏面に移動装置4が固定される。また、本実施形態では、取付孔31bは、基部21(枠体)の位置に合わせた位置に移動装置4を取り付け可能となる位置に形成されている。
このような支持ユニット用アタッチメント1は、転動体22としてのローラを有する支持ユニット2に取り付けられる。具体的に、支持ユニット用アタッチメント1は、支持ユニット2の上面に載置されて支持ユニット2に装着される。また、装着された状態で、移動装置4が駆動することで、天板部31が基部21(支持部材)に対して接近及び離反する方向に移動して、ローラの上端部が移動貫通孔31aから露出する状態と露出しない状態とを切り替えることができる。
なお、天板部31の形状及び移動貫通孔31aの数は、上記実施形態で説明した場合に限られず、支持ユニット2の形状や、ローラの数に合わせて、任意に設定することができる。
1…支持ユニット用アタッチメント、2…支持ユニット、21…基部、211…係合穴、22…転動体、3…アタッチメント本体、31…天板部、31a…移動貫通孔、31b…取付孔、32…脚部、32a…管挿通切欠き、4…移動装置、41…移動装置本体、42…取付部、43…エア室部、43a…エア室、431…第一筒部、432…第二筒部、433…段部、44…管接続部、45…付勢部、46…出退部、47…出退本体部、47a…凹部、471…突起部、48…鍔部、49…シール部

Claims (4)

  1. 搬送物に当接して該搬送物を移動可能に支持する複数の転動体と、前記複数の転動体を支持する基部と、を備える支持ユニットに対して、着脱可能な支持ユニット用アタッチメントであって、
    前記支持ユニット用アタッチメントは、
    板状で、厚み方向に貫通する複数の移動貫通孔が前記複数の転動体に対応した位置に形成されたアタッチメント本体と、
    前記アタッチメント本体に設けられ、前記アタッチメント本体を前記基部に対して接近、離反する方向に移動させる移動装置と、を備え、
    前記アタッチメント本体は、前記複数の転動体を覆うように前記支持ユニットに装着され、
    前記移動装置は、前記装着された前記アタッチメント本体を、前記転動体が前記移動貫通孔から露出する露出位置、及び、前記転動体が前記移動貫通孔から露出しない退避位置の間で移動させる支持ユニット用アタッチメント。
  2. 前記移動装置は、移動装置本体と、前記移動装置本体から出退する方向に移動する出退部と、を備え、
    前記移動装置本体は、
    前記出退部を前記移動装置本体から進出する方向に付勢する付勢部と、
    動力を受け、前記付勢部の付勢に抗って前記出退部を前記移動装置本体に後退させる動作部と、を備え、
    前記出退部は、
    前記移動装置本体から進出するときに、前記装着された前記アタッチメント本体を前記退避位置に移動させ、
    前記移動装置本体に後退するときに、前記装着された前記アタッチメント本体を前記露出位置に移動させる請求項1に記載の支持ユニット用アタッチメント。
  3. 前記移動装置は、エアシリンダを備え、
    前記動力は、前記エアシリンダに供給される空気の圧力である請求項2に記載の支持ユニット用アタッチメント。
  4. 前記支持ユニットの前記基部は、上方を向いた上面を有し、
    前記移動装置の前記出退部の出退方向は、上下方向であり、
    前記上面に前記移動装置を載置することで、前記支持ユニットへの前記装着がされる請求項2又は3に記載の支持ユニット用アタッチメント。
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