JP2016070471A - シリンダ装置 - Google Patents

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英明 横田
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Abstract

【課題】省エネルギーであって且つピストン位置を瞬時に検出することができる位置検出機能付きのシリンダ装置を提供すること。
【解決手段】ハウジング1内にピストン10を昇降可能に挿入し、そのピストン10の下側に配置された駆動室12に駆動用の加圧流体を供給および排出可能に構成する。ピストン10に連結された下ロッド19を駆動室12に収容する。ハウジング1の下壁3に形成した装着孔33にリミットスイッチ36を固定する。下ロッド19に下方へ開口するように設けた挿入穴31に、ピストン10の位置を検出するための検出ロッド37を収容可能に構成する。ピストン10が予め設定された位置に移動したときに駆動室12の加圧流体によって検出ロッド37が下方へ押動される。その検出ロッド37の動きをリミットスイッチ36によって検出することでピストン10の位置を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピストンの位置を検出する機能を備えるシリンダ装置に関し、より具体的には、ワーク用のクランプに利用するのに好適なシリンダ装置に関する。
この種の位置検出機能付きシリンダ装置には、例えば特許文献1に記載されたものが従来の技術として存在する。
特許文献1に記載の流体圧シリンダは、ピストン部材の位置を検出する検出用開閉弁機構を備え、ピストン部材が設定移動位置に移動したときに、検出用開閉弁機構を構成する弁体が閉弁位置又は開弁位置に切り換わって、エア通路を遮断又は遮断解除する構造とされている。このエア通路には加圧エアが供給されており、弁体が閉弁位置にあるのか開弁位置にあるのかは、加圧エアの供給配管に接続された圧力スイッチの検出信号により検知される。
特開2014−108490号公報
上記した従来技術では、エア通路に加圧エアが常時供給され続けるため、弁体が開弁位置にある状態では、加圧エアがエア通路を流れ放題になる。このため、上記した従来技術に係るピストン部材の位置検出構成は、エア(空気)の消費量が多いのでエネルギー消費量が多い。
また、開弁位置から閉弁位置へ弁体が切り換わったときの加圧エアの供給配管の昇圧には、数秒の時間が必要である。すなわち、上記した従来技術では、ピストン部材の位置の検出に数秒の時間を要する。特許文献1に記載の流体圧シリンダをクランプに利用した場合には、ピストン位置検出の数秒のロスにより、クランプのサイクルタイムがそのロス時間分長くなってしまう。
本発明の目的は、省エネルギーであって且つピストン位置を瞬時に検出することができる位置検出機能付きのシリンダ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図3Bに示すように、シリンダ装置を次のように構成した。
ハウジング1内にピストン10を昇降可能に挿入し、そのピストン10の下側に配置された駆動室12に駆動用の加圧流体を供給および排出可能に構成する。前記ピストン10に連結された下ロッド19を駆動室12に収容する。前記ハウジング1の下壁3に形成した装着孔33に電気式または電子式のスイッチ36を固定する。前記下ロッド19に下方へ開口するように設けた挿入穴31に、前記ピストン10の位置を検出するための検出ロッド37を収容可能に構成する。前記ピストン10が予め設定された位置に移動したときに前記駆動室12の前記加圧流体によって検出ロッド37が下方へ押動される。その検出ロッド37の動きを前記スイッチ36によって電気的または電子的に検出することで前記ピストン10の位置を検出する。
本発明は、次の作用効果を奏する。
本発明のシリンダ装置では、電気式または電子式のスイッチによって検出ロッドの下方への動きを検出することでピストンの位置を検出する。ここで、電気式または電子式のスイッチに供給する電力は極めて微小な量で足りる。また、電気式または電子式のスイッチは瞬時に作動する。
従って、本発明によると、省エネルギーであって且つピストン位置を瞬時に検出することができる位置検出機能付きのシリンダ装置を提供できる。
本発明においては、ハウジング1の下壁3に形成した装着孔33に保持ロッド32を着脱自在に取り付けて、当該保持ロッド32を介してスイッチ36を前記装着孔33に固定し、保持ロッド32に設けられたロッド孔35内にスイッチ36と検出ロッド37とを直列配置で収容することが好ましい。
この構成によると、スイッチおよび検出ロッドを取り外しし易いので、スイッチおよび検出ロッドのメンテナンスを容易に行える。
また、本発明においては、検出ロッド37の動きを検出するためのスイッチ36として電気式のリミットスイッチを用いることが好ましい。この構成によると、安価で入手し易いスイッチで検出ロッドの動きを検出できる。
本発明によると、省エネルギーであって且つピストン位置を瞬時に検出することができる位置検出機能付きのシリンダ装置を提供できる。
本発明のシリンダ装置を利用したワーク用クランプを示し、そのクランプのアンクランプ状態の立断面図である。 前記クランプのクランプ状態の立断面図である。 図3Aは、図1の3A部の拡大図である。図3Bは、図2の3B部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態を図1から図3Bによって説明する。
この実施形態では、シリンダ装置をワーク固定用の旋回式クランプに適用した場合を例示してある。まず、図1から図2に基づいて本発明の一実施形態である旋回式クランプ100の全体構造を説明する。
(旋回式クランプの構造)
固定台としてのテーブルTにハウジング1が取付けられる。ハウジング1は、一端壁としての上壁2と、他端壁としての下壁3と、上下方向へ延びる胴壁4と、胴壁4の内側に形成されたシリンダ孔5とを備える。上壁2は、その外周部に取付け用のフランジ7を有し、平面視で長方形状に形成される。フランジ7の下面に形成した据付面7aが締結ボルト(図示せず)によりテーブルTの上面に固定される。
シリンダ孔5にピストン10が昇降可能で保密状に挿入される。ピストン10の上側と下側には、クランプ用の第1駆動室11とアンクランプ用の第2駆動室12とが配置される。
また、上壁2の内部には、第1駆動室11へ連通される第1給排路21が形成されると共に、第2駆動室12へ連通される第2給排路22が形成される。さらに、上壁2の側面には、第1給排路21へ連通される第1給排ポートP1が開口されると共に、第2給排路22へ連通される第2給排ポート(図示せず)が開口される。なお、図1および図2において、第1給排ポートP1の図中紙面奥側に第2給排ポートがある。第1駆動室11および第2駆動室12には、それぞれ、第1給排ポートP1および第2給排ポートと、第1給排路21および第2給排路22とを介して、圧油(駆動用の加圧流体)が供給および排出される。
上壁2の中央部に設けた貫通孔13に出力ロッド14が上下方向へ移動可能で保密状に挿入される。出力ロッド14はピストン10の上端に連結される。この実施形態では、出力ロッド14はピストン10と一体に形成されている。出力ロッド14の上部にクランクアーム15がナット16で固定される。出力ロッド14の外周側で前記の上壁2には、いずれも環状の封止部材17とスクレーパ18とが装着されている。なお、出力ロッド14とピストン10とが別部品とされて相互に強固に固定されていてもよい。
また、第2駆動室12には下ロッド19が収容される。下ロッド19はピストン10の下端に連結される。この実施形態では、ピストン10から下ロッド19が下方へ一体に突出されている。下ロッド19は前記の下壁3の支持孔20に移動可能に挿入される。なお、下ロッド19とピストン10とが別部品とされて相互に強固に固定されていてもよい。
下ロッド19の外周面に3つのガイド溝23が周方向へ所定の間隔をあけて形成される。各ガイド溝23は、周知の構造であって、上下に連ねて形成されたストレートな直進溝23aおよび螺旋状の旋回溝23bを備える。支持孔20の周壁の上部には3つの横孔24が周方向へ所定の間隔をあけて形成され、各横孔24に挿入されたボール25がガイド溝23に嵌合している。複数のボール25の外周にリング26が回転自在に外嵌めされる。
また、下ロッド19には、その下方に向かって開口するガイド穴(挿入穴)31が設けられる。ガイド穴31には保持ロッド32のロッド部32aが挿入される。保持ロッド32は、ロッド部32aと鍔部32bとを有し、ロッド部32aと鍔部32bとの間にはネジ込み部32cが設けられる。ハウジング1の下壁3の中央部には装着孔33が設けられており、この装着孔33に保持ロッド32のロッド部32aを挿入し、ネジ込み部32cをネジ込んで固定することで、保持ロッド32は装着孔33に着脱自在に取り付けられる。保持ロッド32の外周側でネジ込み部32cと鍔部32bとの間の凹部には、環状の封止部材34が装着されている。
保持ロッド32にはロッド孔35が設けられる。ロッド孔35は、保持ロッド32の中部から下端にわたって形成される第1孔部35aと、上部に形成される第2孔部35bと、第1孔部35aと第2孔部35bとの間の第3孔部35cとを有する。第3孔部35cの孔径は、その上下に隣接する部分の孔径よりも小さくされており、これにより、軸心へ向かって突出する形態となる。第1孔部35a、第2孔部35b、および第3孔部35cの軸心は一致する。
ロッド孔35のうちの第1孔部35aには電気式の棒状のリミットスイッチ(スイッチ)36がネジ込まれてナット44で固定される。すなわち、この実施形態では、リミットスイッチ36は、ハウジング1の下壁3の中央部に設けられた装着孔33に保持ロッド32を介して固定される。
ロッド孔35のうちの第2孔部35bには、ピストン10の位置を検出するための検出ロッド37が収容されている。このような形態で、リミットスイッチ36と検出ロッド37とが保持ロッド32のロッド孔35内に直列配置で収容されている。
図3Aおよび図3Bを主として参照しつつ検出ロッド37およびその周辺の構造、ならびにリミットスイッチ36について詳しく説明する。
検出ロッド37は、ロッド本体部38と、ロッド本体部38から下方へ延在するスイッチ当接部39とを有する。ロッド本体部38の外周部には環状の係合凹部40が設けられる。係合凹部40は、下方に向かうに連れて小径化する上側円錐面40aと、上側円錐面40aの下端から延びる円柱面40bと、円柱面40bの下端から延びると共に下方に向かうに連れて大径化する下側円錐面40cとを有する。スイッチ当接部39のうちのロッド本体部38に一体的に接続する部分はスイッチ当接部39の下端部よりも小径にされており、この小径部分の外周側に環状の封止部材41が装着されている。また、ロッド本体部38の上端部は、その下端部よりも径が大きくされる。
第2孔部35bの周壁の中途部には2つの横孔42が周方向へ所定の間隔をあけて形成され、各横孔42に挿入されたボール43がロッド本体部38の係合凹部40に係合している。本実施形態では、2つの横孔42及び2つのボール43としているが、横孔およびボールの個数はこれに限定されるものではない。
ボール43が半径方向の外方へ水平移動するのを許容させるための環状の退避溝19aが、下ロッド19の内周壁部の下端部に設けられる。下ロッド19の内周壁部の下端部を除く部分は、上下に連続して延びる円筒形状の筒壁部19bとなっている。即ち、ガイド穴31は、筒壁部19bと退避溝19aとを有する。
保持ロッド32のロッド部32aと検出ロッド37とボール43等で構成されるピストン10の位置検出部は、旋回式クランプ100のハウジング1内に収容されるので、切粉や切削油により悪影響を受けない。そのため、長期間にわたって良好に旋回式クランプ100を使用できる。
リミットスイッチ36は、接触式の検出スイッチであり、外周面にネジ部を有する筒状のケーシング36aと、ケーシング36aに対して進退自在の棒状のアクチュエータ36bとを有する。アクチュエータ36bの先端部分は、ロッド孔35のうちの第3孔部35c内に配置される。アクチュエータ36bは、ケーシング36a内に収容しているスイッチ接点(図示せず)を開閉する。ケーシング36a内には、アクチュエータ36bをケーシング36a内から突出させるためのバネ(弾性体)(図示せず)が収容される。
(旋回式クランプの動作)
上記構成の旋回式クランプ100は次のように動作する。
図1のアンクランプ状態では、上側の第1駆動室11の圧油が第1給排路21を経由して第1給排ポートP1から排出されていると共に、第2給排ポートから第2給排路22を経由して下側の第2駆動室12へ圧油が供給されている。これにより、ピストン10が上限位置へ上昇して、下ロッド19と出力ロッド14およびクランクアーム15をピストン10が上昇させている。
上記アンクランプ状態では、図1および図3Aに示すように、検出ロッド37が下降していることでリミットスイッチ36のアクチュエータ36bを検出ロッド37がケーシング36a内に押し込んだ状態となっており、これにより、ケーシング36a内のスイッチ接点をアクチュエータ36bがONまたはOFFさせている。
より詳しくいえば、第2駆動室12へ圧油が供給されていると、下ロッド19は第2駆動室12内に収容されているため、その第2駆動室12の圧油が、横孔42とボール43との間の僅かな隙間と、ロッド本体部38の下部と第2孔部35bとの間の僅かな隙間と、を通って封止部材41の上側に作用するので、検出ロッド37が下方に向かって押されている。ここで、ピストン10が下ロッド19を引き上げて、下ロッド19の退避溝19a部分が、ボール43が位置する高さまで上昇しているので、検出ロッド37に作用する圧油によりロッド本体部38の係合凹部40の上側円錐面40aによって半径方向の外方へ押されているボール43は、保持ロッド32のロッド部32aに形成された横孔42内を、半径方向外側に水平移動して退避溝19a部分に退避した状態となっている。ボール43が半径方向外側にずれていることで、前記圧油によって検出ロッド37が下降している。これにより、検出ロッド37のスイッチ当接部39がリミットスイッチ36のアクチュエータ36bをケーシング36a内に押し込んでいる。検出ロッド37の下降を前記スイッチ接点のONまたはOFFで検知することで、クランプがアンクランプの状態であることを確認できる。
上記図1のアンクランプ状態から図2のクランプ状態へ切り換えるときには、図1のアンクランプ状態において、下側の第2駆動室12の圧油を第2給排路22を経由して第2給排ポートから排出すると共に、第1給排ポートP1から第1給排路21を経由して上側の第1駆動室11へ圧油を供給して、ピストン10を下降させていく。すると、まず、下ロッド19(およびピストン10と出力ロッド14とクランクアーム15)が前記旋回溝23bに沿って旋回しながら下降し、引き続いて、下ロッド19が直進溝23aに沿って真っ直ぐに下降していく。これにより、図2に示すように、クランクアーム15がワークピースを固定台の上面(いずれも図示せず)に押圧する(クランプ状態)。
ピストン10の下降時には、主として図3Aと図3Bに示すように、検出ロッド37等が次のように動作する。
第1駆動室11へ供給された圧油により、図1の上限位置からピストン10は下降を開始し、ピストン10が下ロッド19を押し下げていく。このとき、下ロッド19の前記筒壁部19bと退避溝19aとの境界部分(図3Aを参照)がボール43を軸心側へ押し、ボール43は、横孔42内を半径方向内側に水平移動する。これにより、ボール43に係合する検出ロッド37がボール43に押されて上昇し、リミットスイッチ36のアクチュエータ36bの先端から検出ロッド37のスイッチ当接部39が離れ、アクチュエータ36bは、ケーシング36a内から当該ケーシング36a内のバネの復元力で上昇する。検出ロッド37の上昇をアクチュエータ36bによる前記スイッチ接点のOFFまたはONで検知することで、クランクアーム15が上限位置にないことを確認できる。なお、下ロッド19がさらに下降していくと、図3Bに示すようにボール43は、下ロッド19の前記筒壁部19bで半径方向外側への移動が拘束されるため、これに係合する検出ロッド37は、リミットスイッチ36のアクチュエータ36bから離間した状態を維持する。
上記図2のクランプ状態から図1のアンクランプ状態へ切り換えるときには、図2のクランプ状態において、上側の第1駆動室11の圧油を第1給排路21を経由して第1給排ポートP1から排出すると共に、第2給排ポートから第2給排路22を経由して下側の第2駆動室12へ圧油を供給して、ピストン10を上昇させていく。すると、まず、下ロッド19(およびピストン10と出力ロッド14とクランクアーム15)が前記直進溝23aに沿って真っ直ぐに上昇し、引き続いて、下ロッド19が旋回溝23bに沿って旋回しながら上昇していく。これにより、図1に示すように、クランクアーム15が退避位置へ切り換えられる。
ピストン10の上昇時には、主として図3Aに示すように、検出ロッド37等が次のように動作する。
第2駆動室12へ供給された圧油により、図2の下限位置からピストン10は上昇を開始し、ピストン10が下ロッド19を引き上げていく。図3Aに示すように、下ロッド19の退避溝19a部分が、ボール43が位置する高さまで上昇すると、検出ロッド37に作用する圧油によりロッド本体部38の係合凹部40の上側円錐面40aによって半径方向の外方へ押されているボール43は、保持ロッド32のロッド部32aに形成された横孔42内を、半径方向外側に水平移動して退避溝19a部分に退避する。ボール43が半径方向外側にずれることで、前記圧油によって検出ロッド37が下降する。これにより、検出ロッド37のスイッチ当接部39がリミットスイッチ36のアクチュエータ36bをケーシング36a内に押し込む。検出ロッド37の下降をアクチュエータ36bによる前記スイッチ接点のONまたはOFFで検知することで、クランプがアンクランプの状態であることを確認できる。
なお、この実施形態では、図1のピストン10の上限位置が予め設定されたピストン10の位置である。
(変形例)
上記の実施形態は次のように変更可能である。
上記の実施形態では、ボール43を水平移動させるための環状の退避溝19aを下ロッド19の内周壁部の下端部に設けているが、退避溝を設ける位置はこれに限られるものではない。例えば、図2のクランプ状態の図におけるボール43の真横部分の、下ロッド19の内周壁部にボール43の退避溝を設けてもよい。この構成によると、クランクアーム15が下限位置まで下降したとき、ボール43が半径方向外側に水平移動して退避溝部分に退避することで検出ロッド37が下降する。検出ロッド37のこの動きをリミットスイッチ36によって検出することで、クランクアーム15が下限位置まで下降したことを確認できる。この場合、図2のピストン10の下限位置が予め設定されたピストン10の位置である。
また、検出ロッド37を所定の高さ位置で保持および保持解除する手段は、例示した機構に代えて種々の構造を利用可能である。
スイッチ(検出スイッチ)として、例示の接触式のリミットスイッチ36に代えて、近接スイッチ等の非接触式のスイッチを用いてもよい。さらには、電気式のスイッチではなく、半導体素子等を用いた電子式のスイッチを用いてもよい。
シリンダ装置は、例示の複動式に代えて、単動バネ復帰式に構成してもよく、さらには、バネロック式で油圧リリース式に構成することも可能である。そのシリンダ装置に使用される駆動用の加圧流体は、例示した圧油に代えて圧縮空気等のガス体であってもよい。
また、本発明のシリンダ装置は、クランプの技術分野とは異なる技術分野に利用することも可能である。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
1:ハウジング、3:下壁、10:ピストン、12:駆動室(第2駆動室)、19:下ロッド、31:挿入穴(ガイド穴)、32:保持ロッド、33:装着孔、35:ロッド孔、36:スイッチ(リミットスイッチ)、37:検出ロッド、100:シリンダ装置(旋回式クランプ)

Claims (3)

  1. ハウジング(1)内に昇降可能に挿入されたピストン(10)と、そのピストン(10)の下側に配置されると共に駆動用の加圧流体が供給および排出される駆動室(12)と、その駆動室(12)に収容されると共に前記ピストン(10)に連結された下ロッド(19)と、前記ハウジング(1)の下壁(3)に形成した装着孔(33)に固定された電気式または電子式のスイッチ(36)と、前記ピストン(10)の位置を検出するための検出ロッド(37)と、を備え、
    前記検出ロッド(37)は、前記下ロッド(19)に下方へ開口するように設けた挿入穴(31)に収容可能に構成されて、前記ピストン(10)が予め設定された位置に移動したときに前記駆動室(12)の前記加圧流体によって下方へ押動され、その検出ロッド(37)の動きを前記スイッチ(36)によって電気的または電子的に検出することで前記ピストン(10)の位置を検出する、
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 請求項1のシリンダ装置において、
    前記スイッチ(36)は、前記装着孔(33)に着脱自在に取り付けられた保持ロッド(32)を介して当該装着孔(33)に固定されており、
    前記スイッチ(36)と前記検出ロッド(37)とが、前記保持ロッド(32)に設けられたロッド孔(35)内に直列配置で収容されている、ことを特徴とするシリンダ装置。
  3. 請求項1または2のシリンダ装置において、
    前記スイッチ(36)が電気式のリミットスイッチである、ことを特徴とするシリンダ装置。
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