JP2022159701A - 位置調整治具、治具搬送用ケース、ロボットハンドの位置調整方法、ロボットハンドの位置調整システム - Google Patents
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Abstract
【課題】基板処理装置のロードポートにおいてロボットハンドの位置調整が可能な位置調整治具、治具搬送用ケース、ロボットハンドの位置調整方法、ロボットハンドの位置調整システムの提供。【解決手段】位置調整治具100は、基板処理装置1のロードポート11に設置される位置調整治具100であって、ロードポート11に載置され、ロードポート11の開口部11aから出入りするロボットハンドの位置を調整するための位置調整構造150を備える台座部110と、台座部110に連結され、ロードポート11の開口部11aに対向する枠部120と、枠部120に対し着脱可能に装着され、ロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70に連結可能な蓋部130と、を備える。【選択図】図8
Description
本発明は、位置調整治具、治具搬送用ケース、ロボットハンドの位置調整方法、ロボットハンドの位置調整システムに関するものである。
従来から、基板処理装置のロードポートに設置されるFOUP(Front Opening Unified Pod)と称される基板収容体が知られている。FOUPは、自然酸化膜やごみによって基板が汚染されることを防止するために、基板を出し入れする口が蓋で塞がれたクローズ式のカセットである。FOUPに収容されている基板を装置内にロードするためには、FOUPの蓋を開く必要がある。
基板処理装置は、ロードポートの開口部を開閉する開閉装置に、FOUPの蓋に連結可能な連結構造を備え、この開閉装置によってFOUPの蓋を取り外せるようになっている。開閉装置によってFOUPの蓋を取り外したら、ロボットハンドによってFOUPに収容されている基板を装置内に取り込むことができる。
FOUPの蓋と開閉装置の相対的な位置がずれていると、蓋の取り外しができなくなる。このため、ロードポートにおいては、組立時等において、FOUPの蓋と開閉装置との相対的な位置を調整している。この調整を行う場合、従来は、製品としてのFOUPを用いて調整していたが、FOUPが高価であるため、調整コストが高くなるという問題があった。また、製品としてのFOUP自身に製作誤差があるため、調整後のばらつきが大きいという問題があった。
このような問題に対し、下記特許文献1及び2では、FOUPを擬装したロードポートの位置調整治具を製作している。このFOUPを擬装したロードポートの位置調整治具を使用することで、調整コストと調整後のばらつきとを低減することができる。そして、FOUPの互換性の向上、FOUPの蓋の開閉信頼性の向上ならびに基板移載信頼性の向上を図ることができる。
ところで、上記従来技術の位置調整治具は、FOUPの蓋と開閉装置との相対的な位置の調整を行うことができるが、蓋を擬装した部分は取り外すことができなかった。このため、FOUPに収容された基板にロボットハンドが衝突しないよう、ロボットハンドの位置を調整することはできなかった。また、基板処理装置の設定によっては、開閉装置がFOUPの蓋を取り外さないと、インターロックがかかってロボットハンドが動かないものもあり、このような場合には、やはり製品としてのFOUPを購入し、少なくともFOUPの蓋を流用してインターロックを外す必要があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、基板処理装置のロードポートにおいてロボットハンドの位置調整が可能な位置調整治具、治具搬送用ケース、ロボットハンドの位置調整方法、ロボットハンドの位置調整システムの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る位置調整治具は、基板処理装置のロードポートに設置される位置調整治具であって、前記ロードポートに載置され、前記ロードポートの開口部から出入りするロボットハンドの位置を調整するための位置調整構造を備える台座部と、前記台座部に連結され、前記ロードポートの開口部に対向する枠部と、前記枠部に対し着脱可能に装着され、前記ロードポートの開口部を開閉する開閉装置に連結可能な蓋部と、を備える。
上記位置調整治具においては、前記蓋部を、前記枠部に磁着させる磁着部を備えてもよい。
上記位置調整治具においては、前記蓋部を、前記枠部に位置決めする位置決め部を備えてもよい。
上記位置調整治具においては、前記蓋部には、前記ロードポートの開閉装置に設けられたレジストレーションピンが連結可能な第1被連結部と、前記ロードポートの開閉装置に設けられたラッチキーが連結可能な第2被連結部と、が設けられていてもよい。
上記位置調整治具においては、前記枠部に設けられた取手部と、前記枠部と前記台座部とを分離可能に連結する連結部と、前記台座部に設けられ、前記台座部から分離した前記枠部と前記台座部とを重ね合わせたときに前記取手部と係合する取手係合部と、を備えてもよい。
本発明の一態様に係る治具搬送用ケースは、先に記載の位置調整治具を、前記枠部と前記台座部とを重ね合わせた状態で収容する。
上記治具搬送用ケースにおいては、前記位置調整治具の搬送中の振動を抑制する緩衝材を備えてもよい。
本発明の一態様に係るロボットハンドの位置調整方法は、先に記載の位置調整治具を、基板処理装置のロードポートに設置し、前記ロードポートの開口部を開閉する開閉装置によって前記位置調整治具から蓋部を取り外した後、前記ロードポートの開口部からロボットハンドを出入りさせ、前記位置調整治具の台座部に設けられた位置調整構造によって、前記ロボットハンドの位置を調整する。
本発明の一態様に係るロボットハンドの位置調整システムは、基板処理装置のロードポートの開口部を開閉する開閉装置によって、前記ロードポートに設置された先に記載の位置調整治具から蓋部を取り外した後、前記ロードポートの開口部からロボットハンドを出入りさせ、前記位置調整治具の台座部に設けられた位置調整構造によって、前記ロボットハンドの位置を調整する。
上記本発明の一態様によれば、基板処理装置のロードポートにおいてロボットハンドの位置調整が可能な位置調整治具、治具搬送用ケース、ロボットハンドの位置調整方法、ロボットハンドの位置調整システムが得られる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る基板処理装置1の全体構成を示す平面図である。
図1に示す基板処理装置1は、シリコンウェハ等の基板Wの表面を平坦に研磨する化学機械研磨(CMP)装置である。この基板処理装置1は、矩形箱状のハウジング2を備える。ハウジング2は、平面視で略長方形に形成されている。
図1に示す基板処理装置1は、シリコンウェハ等の基板Wの表面を平坦に研磨する化学機械研磨(CMP)装置である。この基板処理装置1は、矩形箱状のハウジング2を備える。ハウジング2は、平面視で略長方形に形成されている。
ハウジング2は、その中央に長手方向に延在する基板搬送路3を備える。基板搬送路3の長手方向の一端部には、ロード/アンロード部10が配設されている。基板搬送路3の幅方向(平面視で長手方向と直交する方向)の一方側には、研磨部20が配設され、他方側には、洗浄部30が配設されている。基板搬送路3には、基板Wを搬送する基板搬送部40が設けられている。また、基板処理装置1は、ロード/アンロード部10、研磨部20、洗浄部30、及び基板搬送部40の動作を統括的に制御する制御装置50を備える。
ロード/アンロード部10は、基板Wを収容した基板収容体を搭載可能なロードポート11を備える。ロードポート11は、ハウジング2の長手方向の一方側の側面に複数設けられている。複数のロードポート11は、ハウジング2の幅方向に配列されている。本実施形態のロードポート11は、基板収容体としてFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載する。FOUPは、内部に基板Wのカセットを収納し、隔壁で覆った密閉容器であり、外部空間とは独立した環境を保つことができる。
また、ロード/アンロード部10は、ロードポート11から基板Wを出し入れする2台のロボットハンド12と、各ロボットハンド12をロードポート11の並びに沿って走行させる走行機構13と、を備える。各ロボットハンド12は、上下に2つのハンドを備えており、基板Wの処理前、処理後で使い分けている。例えば、ロードポート11に基板Wを戻すときは上側のハンドを使用し、ロードポート11から処理前の基板Wを取り出すときは下側のハンドを使用する。
研磨部20は、基板Wの研磨(平坦化)を行う複数の基板研磨装置21(21A,21B,21C,21D)を備える。複数の基板研磨装置21は、基板搬送路3の長手方向に配列されている。基板研磨装置21は、研磨面を有する研磨パッド22を回転させる研磨テーブル23と、基板Wを保持しかつ基板Wを研磨テーブル23上の研磨パッド22に押圧しながら研磨するためのトップリング24と、研磨パッド22に研磨液やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための研磨液供給ノズル25と、研磨パッド22の研磨面のドレッシングを行うためのドレッサ26と、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射するアトマイザ27と、を備える。
基板研磨装置21は、研磨液供給ノズル25から研磨液を研磨パッド22上に供給しながら、トップリング24により基板Wを研磨パッド22に押し付け、さらにトップリング24と研磨テーブル23とを相対移動させることにより、基板Wを研磨してその表面を平坦にする。ドレッサ26は、研磨パッド22に接触する先端の回転部にダイヤモンド粒子やセラミック粒子などの硬質な粒子が固定され、当該回転部を回転しつつ揺動することにより、研磨パッド22の研磨面全体を均一にドレッシングし、平坦な研磨面を形成する。
アトマイザ27は、研磨パッド22の研磨面に残留する研磨屑や砥粒などを高圧の流体により洗い流すことで、研磨面の浄化と、機械的接触であるドレッサ26による研磨面の目立て作業、すなわち研磨面の再生を達成する。
アトマイザ27は、研磨パッド22の研磨面に残留する研磨屑や砥粒などを高圧の流体により洗い流すことで、研磨面の浄化と、機械的接触であるドレッサ26による研磨面の目立て作業、すなわち研磨面の再生を達成する。
洗浄部30は、基板Wの洗浄を行う複数の基板洗浄装置31(31A,31B)と、洗浄した基板Wを乾燥させる基板乾燥装置32と、を備える。複数の基板洗浄装置31及び基板乾燥装置32は、基板搬送路3の長手方向に配列されている。基板洗浄装置31Aと基板洗浄装置31Bとの間には、第1搬送室33が設けられている。第1搬送室33には、基板搬送部40、基板洗浄装置31A、及び基板洗浄装置31Bの間で基板Wを搬送する搬送ロボット35が設けられている。また、基板洗浄装置31Bと基板乾燥装置32との間には、第2搬送室34が設けられている。第2搬送室34には、基板洗浄装置31Bと基板乾燥装置32との間で基板Wを搬送する搬送ロボット36が設けられている。
基板洗浄装置31A及び基板洗浄装置31Bは、例えば、ロールスポンジ型の洗浄モジュールを備え、基板Wをスクラブ洗浄する。なお、基板洗浄装置31A及び基板洗浄装置31Bは、同一のタイプであっても、異なるタイプの洗浄モジュールであってもよく、例えば、ペンシルスポンジ型の洗浄モジュールや2流体ジェット型の洗浄モジュールであってもよい。基板乾燥装置32は、例えば、ロタゴニ乾燥(IPA(Iso-Propyl Alcohol)乾燥)を行う乾燥モジュールを備える。乾燥後は、基板乾燥装置32とロード/アンロード部10との間の隔壁に設けられたシャッタ1aが開かれ、ロボットハンド12によって基板乾燥装置32から基板Wが取り出される。
基板搬送部40は、リフター41と、第1リニアトランスポータ42と、第2リニアトランスポータ43と、スイングトランスポータ44と、を備える。基板搬送路3には、ロード/アンロード部10側から順番に第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7が設定されている。
リフター41は、第1搬送位置TP1で基板Wを上下に搬送する機構である。リフター41は、第1搬送位置TP1において、ロード/アンロード部10のロボットハンド12から基板Wを受け取る。また、リフター41は、ロボットハンド12から受け取った基板Wを第1リニアトランスポータ42に受け渡す。第1搬送位置TP1とロード/アンロード部10との間の隔壁には、シャッタ1bが設けられており、基板Wの搬送時にはシャッタ1bが開かれてロボットハンド12からリフター41に基板Wが受け渡される。
第1リニアトランスポータ42は、第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4の間で基板Wを搬送する機構である。第1リニアトランスポータ42は、複数の搬送ハンド45(45A,45B,45C,45D)と、各搬送ハンド45を複数の高さで水平方向に移動させるリニアガイド機構46と、を備える。
搬送ハンド45Aは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1から第4搬送位置TP4の間を移動する。この搬送ハンド45Aは、リフター41から基板Wを受け取り、それを第2リニアトランスポータ43に受け渡すためのパスハンドである。
搬送ハンド45Aは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1から第4搬送位置TP4の間を移動する。この搬送ハンド45Aは、リフター41から基板Wを受け取り、それを第2リニアトランスポータ43に受け渡すためのパスハンドである。
搬送ハンド45Bは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1と第2搬送位置TP2との間を移動する。この搬送ハンド45Bは、第1搬送位置TP1でリフター41から基板Wを受け取り、第2搬送位置TP2で基板研磨装置21Aに基板Wを受け渡す。搬送ハンド45Bには、昇降駆動部が設けられており、基板Wを基板研磨装置21Aのトップリング24に受け渡すときは上昇し、トップリング24に基板Wを受け渡した後は下降する。なお、搬送ハンド45C及び搬送ハンド45Dにも、同様の昇降駆動部が設けられている。
搬送ハンド45Cは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1と第3搬送位置TP3との間を移動する。この搬送ハンド45Cは、第1搬送位置TP1でリフター41から基板Wを受け取り、第3搬送位置TP3で基板研磨装置21Bに基板Wを受け渡す。また、搬送ハンド45Cは、第2搬送位置TP2で基板研磨装置21Aのトップリング24から基板Wを受け取り、第3搬送位置TP3で基板研磨装置21Bに基板Wを受け渡すアクセスハンドとしても機能する。
搬送ハンド45Dは、リニアガイド機構46によって、第2搬送位置TP2と第4搬送位置TP4との間を移動する。搬送ハンド45Dは、第2搬送位置TP2または第3搬送位置TP3で、基板研磨装置21Aまたは基板研磨装置21Bのトップリング24から基板Wを受け取り、第4搬送位置TP4でスイングトランスポータ44に基板Wを受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。
スイングトランスポータ44は、第4搬送位置TP4と第5搬送位置TP5との間を移動可能なハンドを有しており、第1リニアトランスポータ42から第2リニアトランスポータ43へ基板Wを受け渡す。また、スイングトランスポータ44は、研磨部20で研磨された基板Wを、洗浄部30に受け渡す。スイングトランスポータ44の側方には、基板Wの仮置き台47が設けられている。スイングトランスポータ44は、第4搬送位置TP4または第5搬送位置TP5で受け取った基板Wを上下反転して仮置き台47に載置する。仮置き台47に載置された基板Wは、洗浄部30の搬送ロボット35によって第1搬送室33に搬送される。
第2リニアトランスポータ43は、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7の間で基板Wを搬送する機構である。第2リニアトランスポータ43は、複数の搬送ハンド48(48A,48B,48C)と、各搬送ハンド48を複数の高さで水平方向に移動させるリニアガイド機構49と、を備える。搬送ハンド48Aは、リニアガイド機構49によって、第5搬送位置TP5から第6搬送位置TP6の間を移動する。搬送ハンド45Aは、スイングトランスポータ44から基板Wを受け取り、それを基板研磨装置21Cに受け渡すアクセスハンドとして機能する。
搬送ハンド48Bは、第6搬送位置TP6と第7搬送位置TP7との間を移動する。搬送ハンド48Bは、基板研磨装置21Cから基板Wを受け取り、それを基板研磨装置21Dに受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。搬送ハンド48Cは、第7搬送位置TP7と第5搬送位置TP5との間を移動する。搬送ハンド48Cは、第6搬送位置TP6または第7搬送位置TP7で、基板研磨装置21Cまたは基板研磨装置21Dのトップリング24から基板Wを受け取り、第5搬送位置TP5でスイングトランスポータ44に基板Wを受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。なお、説明は省略するが、搬送ハンド48の基板Wの受け渡し時の動作は、上述した第1リニアトランスポータ42の動作と同様である。
次に、図2~図6を参照して、基板処理装置1のロードポート11の構成及びロードポート11に設置する位置調整治具100の構成について説明する。
なお、以下の説明では、ロボットハンド12が走行機構13によって走行する走行方向をC方向、ロボットハンド12が伸縮する前後方向をY方向、ロボットハンド12が昇降する上下方向をZ方向として、各構成部材の位置関係について説明する場合がある。
なお、以下の説明では、ロボットハンド12が走行機構13によって走行する走行方向をC方向、ロボットハンド12が伸縮する前後方向をY方向、ロボットハンド12が昇降する上下方向をZ方向として、各構成部材の位置関係について説明する場合がある。
図2は、一実施形態に係るロードポート11を示す正面側斜視図である。
図2に示すように、ロードポート11は、基板収容体としてFOUPを設置するドッキング装置60と、ロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70と、を備えている。
図2に示すように、ロードポート11は、基板収容体としてFOUPを設置するドッキング装置60と、ロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70と、を備えている。
ドッキング装置60は、FOUPが載置されるドッキングプレート61を有する。ドッキングプレート61は、ロードポート11のステージ11A上に設けられている。ステージ11Aには、ドッキングプレート61を開口部11aに対し前後方向(Y方向)に移動させる図示しないプレート駆動部が設けられている。
ドッキングプレート61には、3つのキネマティックピン62が設けられている。キネマティックピン62は、ドッキングプレート61の上面において、正三角形の頂点に対応する位置に配置されている。ドッキングプレート61の3つのキネマティックピン62で囲まれた領域の中には、FOUPを固定するロックレバー63が設けられている。
開閉装置70は、ロードポート11の開口部11aを閉塞すると共にFOUPの蓋を開くオープナー71と、オープナー71を前後方向(Y方向)と上下方向(Z方向)に移動させるオープナー駆動部72と、を備えている。オープナー71の前面には、2つのレジストレーションピン73と、2つのラッチキー74が設けられている。
図3は、一実施形態に係る位置調整治具100を示す正面側斜視図である。図4は、一実施形態に係る位置調整治具100を示す背面側斜視図である。図5は、一実施形態に係る位置調整治具100の要部を示す拡大斜視図である。図6は、一実施形態に係る位置調整治具100を示す底面図である。
図3に示すように、位置調整治具100は、台座部110と、枠部120と、蓋部130と、を備えている。
図3に示すように、位置調整治具100は、台座部110と、枠部120と、蓋部130と、を備えている。
台座部110は、ロードポート11に載置され、ロードポート11の開口部11aから出入りするロボットハンド12(図1参照)の位置を調整するための位置調整構造150を備えている。台座部110は、第1プレート111と、第1プレート111に対し複数の支持ピン116で連結された第2プレート112と、を有する。
図4及び図6に示すように、第1プレート111には、第2プレート112の下面に設けられた3つのキネマティックカップリング113を露出させる第1開口部114が形成されている。3つのキネマティックカップリング113(第1開口部114)は、ドッキングプレート61に設けられた3つのキネマティックピン62と同じく、正三角形の頂点に対応する位置に配置されている。
また、第1プレート111には、ドッキングプレート61に設けられたロックレバー63が係合する第2開口部115が形成されている。つまり、台座部110は、3つのキネマティックピン62によってドッキングプレート61に位置決めされ、ロックレバー63によってドッキングプレート61に固定される。
図3に示すように、枠部120は、台座部110のY方向奥側の端部に連結され、ロードポート11の開口部11aに対向可能にZ方向に立設している。枠部120は、ロードポート11の開口部11aと略同じ大きさの正面視矩形の枠体である。枠部120の左右のZ方向に延びるフレームには、位置調整治具100を持ち運ぶための取手部121が設けられている。
蓋部130は、枠部120に対し着脱可能に装着され、ロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70に連結可能とされている。蓋部130は、ロードポート11の開閉装置70に設けられた2つレジストレーションピン73が連結可能な2つの第1被連結部131と、ロードポート11の開閉装置70に設けられたラッチキー74が連結可能な2つの第2被連結部132と、を備えている。
図4に示すように、第1被連結部131は、レジストレーションピン73が挿入可能な孔部及びレジストレーションピン73が吸着可能な孔部周辺のパッド部を備えている。第2被連結部132は、ラッチキー74が挿入可能な長孔部及び当該長孔部に挿入されたラッチキー74が回転できる空間を形成するケース部を備えている。
蓋部130には、オープナー71との連結のために必要な第1被連結部131及び第2被連結部132以外の軽量化を図るため、その中央部には開口部を形成し、またその外周縁の角は切り欠いても構わない。このような蓋部130は、枠部120の内側の開口部120aにおいて、枠部120に対し着脱可能に装着されている。
図3に示すように、位置調整治具100は、蓋部130を枠部120に磁着させる磁着部160と、蓋部130を枠部120に位置決めする位置決め部170と、を備えている。磁着部160及び位置決め部170は、蓋部130及び枠部120の左右に一対で設けられている。
図5に示すように、磁着部160は、枠部120に設けられたマグネット161と、蓋部130に設けられた磁性体162と、を備えている。マグネット161と磁性体162は、Y方向において磁着する。なお、枠部120に磁性体162を設け、蓋部130にマグネット161を設けても構わない。
位置決め部170は、枠部120に設けられた位置決めピン171と、蓋部130に設けられた位置決め孔部172と、を備えている。位置決めピン171は、位置決め孔部172に対し、Y方向において挿入される。位置決め孔部172は、開口縁にテーパ部を有し、位置決めピン171のY方向と直交する方向の多少の位置ずれを許容できるようになっている。なお、枠部120に位置決め孔部172を設け、蓋部130に位置決めピン171を設けても構わない。
図3に示すように、台座部110と枠部120は、連結部140を介して分離可能に連結されている。連結部140は、枠部120の左右のZ方向に延びるフレームの下端部に固定された側面視L字状のアングル部材141と、アングル部材141を台座部110に締結固定するローレットネジ142と、を備えている。アングル部材141には、台座部110に設けられた位置決めピン143(後述する図13参照)がZ方向に挿入される位置決め孔141aが形成されている。
台座部110の第1プレート111には、台座部110から分離した枠部120と台座部110とを重ね合わせたときに取手部121と係合する取手係合部117が設けられている(後述する図14参照)。取手係合部117は、平面視U字状の溝が形成されたピース片をY方向で対向させた構造となっている。一対のピース片の間の第1プレート111の外周縁には、スリット118が形成されている。スリット118は、後述する治具搬送用ケース200の係合片211(図14参照)に係合する部分である。
図3に示すように、台座部110の第2プレート112には、ロードポート11の開口部11aから出入りするロボットハンド12の位置を調整するための位置調整構造150が設けられている。位置調整構造150は、基板保持部151と、位置決めピン152と、スケール部材153と、を備えている。
基板保持部151は、左右一対で設けられ、FOUPの最下段の基板Wのスロットを擬装している。基板保持部151は、上蓋部分が開放可能とされ、基板W(あるいは調整用のダミーウェハ)を載置することが可能とされている。位置決めピン152は、基板保持部151よりもY方向手前側に一対で配置されている。
スケール部材153は、第1プレート111の前端縁の中央位置に配置されている。スケール部材153には、基板保持部151に対し基板Wがどの位置に載置されたかを測定するため、Y方向に目盛が形成されている。
次に、図7~図12を参照して、上述した位置調整治具100を用いたロボットハンド12の位置調整方法(以下、本手法と称する)について説明する。
図7は、一実施形態に係るロボットハンド12の位置調整方法を示すフロー図である。
本手法では、先ず、上述した位置調整治具100をロードポート11に設置する(ステップS1)。次に、位置調整治具100をロードポート11にドッキングさせる(ステップS2)。
本手法では、先ず、上述した位置調整治具100をロードポート11に設置する(ステップS1)。次に、位置調整治具100をロードポート11にドッキングさせる(ステップS2)。
具体的には、図3に示す位置調整治具100を、図2に示すドッキングプレート61に載置する。そうすると、ドッキングプレート61の3つのキネマティックピン62が位置調整治具100の3つのキネマティックカップリング113に係合し、ドッキングプレート61に対して位置調整治具100が位置決めされる。この状態となったら、ロックレバー63を駆動させ、位置調整治具100をドッキングプレート61に固定する。
次に、図示しないプレート駆動部によって、ドッキングプレート61をロードポート11のオープナー71に向かって移動させる。位置調整治具100が所定位置まで到達すると、オープナー71に設けられたレジストレーションピン73が、蓋部130の第1被連結部131に挿入されて蓋部130を吸着する。また、オープナー71に設けられたラッチキー74が、第2被連結部132に挿入されてその後90°回転することで蓋部130を固定する。
図8は、一実施形態に係る位置調整治具100をロードポート11にドッキングした状態を示す正面側斜視図である。図9は、図8に示す状態の位置調整治具100から蓋部130を取り外す開閉装置70の動作を説明するための図である。
図9(a)に示すように、開閉装置70のオープナー71は、位置調整治具100の蓋部130に連結している。
図9(a)に示すように、開閉装置70のオープナー71は、位置調整治具100の蓋部130に連結している。
この状態から、図9(b)に示すように、オープナー71がオープナー駆動部72によって位置調整治具100から離れる方向に移動すると、枠部120に磁着していた蓋部130が取り外される。次に、図9(c)に示すように、オープナー71がオープナー駆動部72によって下降すると、ロードポート11の開口部11aが開放され、ロボットハンド12の出し入れが可能となる。
次に、本手法では、ロボットハンド12を伸ばし、位置調整治具100の枠部120内に挿入する(ステップS3)。そして、ロボットハンド12のティーチング作業(位置調整)を行う(ステップS4)。
図10は、一実施形態に係るロボットハンド12のハンドレベルを調整する様子を示す平面図である。
本手法では、図10に示すように、ロボットハンド12を伸ばした状態で、ロボットハンド12の先端の2点(A1,A2)と台座部110との隙間を、例えばブロックゲージにて測定する。次に、ロボットハンド12を、点線で示す位置まで縮め、ロボットハンド12の先端の2点(B1,B2)と台座部110との隙間を測定する。そして、A1,A2,B1,B2の最小値と最大値の差を求める。
本手法では、図10に示すように、ロボットハンド12を伸ばした状態で、ロボットハンド12の先端の2点(A1,A2)と台座部110との隙間を、例えばブロックゲージにて測定する。次に、ロボットハンド12を、点線で示す位置まで縮め、ロボットハンド12の先端の2点(B1,B2)と台座部110との隙間を測定する。そして、A1,A2,B1,B2の最小値と最大値の差を求める。
次に、ロボットハンド12を、実線で示す位置に戻し(伸ばし)、ロボットハンド12を縮めた状態の先端位置と同じ2点(C1,C2)と台座部110との隙間を測定する。そして、A1,A2,C1,C2の最小値と最大値の差を求める。
A1,A2,B1,B2の最小値と最大値の差が、規格内の値でなければ、ロードポート11のレベル調整を行う。また、A1,A2,C1,C2の最小値と最大値の差が、規格内の値でなければ、ロボットハンド12のレベル調整を行う。
A1,A2,B1,B2の最小値と最大値の差が、規格内の値でなければ、ロードポート11のレベル調整を行う。また、A1,A2,C1,C2の最小値と最大値の差が、規格内の値でなければ、ロボットハンド12のレベル調整を行う。
図11は、一実施形態に係るロボットハンド12のハンドポジションを調整する様子を示す平面図である。図12は、図11に示す矢視XII-XII断面図である。
本手法では、図11に示すように、ロボットハンド12を伸ばし、基板Wを基板保持部151にセットする。このとき、基板Wは、位置決めピン152に当接するようにセットする。
本手法では、図11に示すように、ロボットハンド12を伸ばし、基板Wを基板保持部151にセットする。このとき、基板Wは、位置決めピン152に当接するようにセットする。
次に、ロボットハンド12を上昇させて、基板Wと接触させる。そして、基板Wと接触した状態において、図12に示す基板Wとロボットハンド12の先端の爪12aとの隙間Dが、所定の寸法になるように調整する。調整後、ロボットハンド12のハンドポジション(FOUPの最下段のスロットに収容された基板Wと接触する接触位置(C座標、Y座標、Z座標))を、制御装置50に登録する(ステップS5)。
次に、登録したハンドポジションに基づいて、ロボットハンド12の動作確認を行う(ステップS6)。具体的には、ロボットハンド12が基板保持部151に保持された基板Wを取り出す動作(GET動作)と、ロボットハンド12に基板Wをセットし基板保持部151に載置する動作(PUT動作)を行い、ロボットハンド12、基板保持部151、基板W等が互いに干渉がないことを確認する。
また、PUT動作において、基板保持部151に載置した基板Wが、位置決めピン152と干渉が無いことを確認する。そして、基板Wが位置決めピン152と干渉が無く、且つ、図11に示すスケール部材153の目盛によって所定の隙間があいていることを確認したら、ロボットハンド12のティーチング作業を終了する。
なお、PUT動作において、基板Wと位置決めピン152が干渉している場合、ロボットハンド12の伸縮軸等を微調整した後、ステップS5のポジション登録を行い再確認する。なお、ロボットハンド12のポジション登録は、FOUPの最下段のスロットのみでよく、他のスロットは制御装置50に登録されたFOUPのスロットの高さピッチに基づくプログラムによって自動補正するようになっている。
次に、図13~図15を参照して、上述した位置調整治具100を容易に持ち運ぶための構成について説明する。
図13は、一実施形態に係る位置調整治具100の台座部110と枠部120を分離した様子を示す正面側斜視図である。図14は、一実施形態に係る位置調整治具100を治具搬送用ケース200に収容する様子を示す正面側斜視図である。図15は、一実施形態に係る位置調整治具100を収容した治具搬送用ケース200を示す正面側斜視図である。
図13に示すように、位置調整治具100は、連結部140のローレットネジ142を回すことで、台座部110と枠部120を容易に分離できるようになっている。
図13に示すように、位置調整治具100は、連結部140のローレットネジ142を回すことで、台座部110と枠部120を容易に分離できるようになっている。
また、位置調整治具100は、図14に示すように、台座部110から分離した枠部120と台座部110とを重ね合わせることができるようになっている。台座部110には取手係合部117が設けられ、枠部120の取手部121を係合させることができる。
治具搬送用ケース200は、位置調整治具100を枠部120と台座部110とを重ね合わせた状態で収容可能なケース本体210と、ケース本体210にヒンジ230(図15参照)を介して連結された一対のケース蓋体220と、を備えている。
ケース本体210は、上部が開口した矩形の箱状に形成されている。ケース本体210の内側には、位置調整治具100の台座部110と係合する係合片211と、位置調整治具100の枠部120を支持する支持片212と、が設けられている。係合片211は、台座部110の第1プレート111に設けられた2箇所のスリット118に係合する。また、支持片212は、枠部120の外周縁を複数個所で支持する。
ケース蓋体220の内面には、位置調整治具100の搬送中の振動を抑制する緩衝材221が貼り付けられている。緩衝材221は、枠部120の外周縁及び枠部120に着脱可能に連結された蓋部130を上方から押え付け可能な配置で設けられている。つまり、蓋部130の脱着方向(上方向)の移動(振動)は、緩衝材221及びケース蓋体220によって防止されている。
図15に示すように、一対のケース蓋体220は、留め具240によって、ケース本体210の開口を閉塞した状態で固定可能となっている。なお、留め具240は、一対のケース蓋体220の両側に2箇所設けられている。また、ケース本体210には、持ち運びを容易にするケースハンドル213が設けられている。なお、不図示であるが、ケースハンドル213も、ケース本体210の両側に2箇所設けられている。
このように、上述した本実施形態の位置調整治具100は、基板処理装置1のロードポート11に設置される位置調整治具100であって、ロードポート11に載置され、ロードポート11の開口部11aから出入りするロボットハンド12の位置を調整するための位置調整構造150を備える台座部110と、台座部110に連結され、ロードポート11の開口部11aに対向する枠部120と、枠部120に対し着脱可能に装着され、ロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70に連結可能な蓋部130と、を備える。この構成によれば、蓋部130を取り外すことができるため、ロボットハンド12の位置調整を行うことができ、また、ロードポート11のインターロックを外すことができる。そして、FOUPの互換性の向上、FOUPの蓋の開閉信頼性の向上ならびに基板移載信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、蓋部130を、枠部120に磁着させる磁着部160を備える。この構成によれば、低コストでFOUPの蓋を擬装できる。
また、本実施形態では、蓋部130を、枠部120に位置決めする位置決め部170を備える。この構成によれば、枠部120に対し蓋部130を着脱したときの、蓋部130の位置ずれを防止できる。
また、本実施形態では、図4に示すように、蓋部130には、ロードポート11の開閉装置70に設けられたレジストレーションピン73が連結可能な第1被連結部131と、ロードポート11の開閉装置70に設けられたラッチキー74が連結可能な第2被連結部132と、が設けられている。この構成によれば、蓋部130と開閉装置70との連結の互換性が得られる。
また、本実施形態では、図14に示すように、枠部120に設けられた取手部121と、枠部120と台座部110とを分離可能に連結する連結部140と、台座部110に設けられ、台座部110から分離した枠部120と台座部110とを重ね合わせたときに取手部121と係合する取手係合部117と、を備える。この構成によれば、位置調整治具100をコンパクト化でき、治具の保管スペースを省スペース化できる。
また、本実施形態に係る治具搬送用ケース200は、図14に示すように、位置調整治具100を、枠部120と台座部110とを重ね合わせた状態で収容する。この構成によれば、位置調整治具100をコンパクト化した状態で容易に持ち運ぶことができる。
また、治具搬送用ケース200においては、位置調整治具100の搬送中の振動を抑制する緩衝材221を備える。この構成によれば、位置調整治具100の搬送中のガタツキや、損傷などを防止できる。
また、本実施形態に係るロボットハンド12の位置調整方法は、位置調整治具100を、基板処理装置1のロードポート11に設置し、ロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70によって位置調整治具100から蓋部130を取り外した後、ロードポート11の開口部11aからロボットハンド12を出入りさせ、位置調整治具100の台座部110に設けられた位置調整構造150によって、ロボットハンド12の位置を調整する。この構成によれば、基板処理装置1のロードポート11においてロボットハンド12の位置調整が可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、上記実施形態では、図7に示すロボットハンド12の位置調整方法において人の手が介在した例を説明したが、位置調整治具100をロードポート11に設置した後は、人の手が介在した工程の一部または全部を、ロードポート11側が自動で行う構成であってもよい。例えば、図10において、ロボットハンド12のハンドレベルを調整する場合、台座部110のA1,A2,B1,B2(C1,C2)の位置に距離計測センサを配置すれば、その計測結果に基づいてロボットハンド12の位置を自動で調整することができる。したがって、上述した実施形態の一部又は全部は、以下のようにロボットハンド12の位置調整システムとしても記載され得るが、以下には限られない。
すなわち、本実施形態に係るロボットハンド12の位置調整システムは、基板処理装置1のロードポート11の開口部11aを開閉する開閉装置70によって、ロードポート11に設置された位置調整治具100から蓋部130を取り外した後、ロードポート11の開口部11aからロボットハンド12を出入りさせ、位置調整治具100の台座部110に設けられた位置調整構造150によって、ロボットハンド12の位置を調整する。
また、例えば、上記実施形態では、連結部140が、アングル部材141を台座部110に締結固定するローレットネジ142を備えている構成について説明したが、アングル部材141を台座部110に固定できるものであればローレットネジ142に限らない。また、アングル部材141には、台座部110に設けられた位置決めピン143がZ方向に挿入される位置決め孔141aが形成されているが、位置決めピン143が枠部120側に設けられていても構わない。
また、例えば、上記実施形態では、台座部110の第1プレート111には、台座部110から分離した枠部120と台座部110とを重ね合わせたときに取手部121と係合する取手係合部117が設けられている構成について説明したが、取手係合部117及びその近傍に形成されたスリット118は、位置調整治具100の収納時の位置ずれを防止するためのもので、図13に示す形状に限定されるものではない。
1…基板処理装置、1a…シャッタ、1b…シャッタ、2…ハウジング、3…基板搬送路、10…アンロード部、11…ロードポート、11a…開口部、11A…ステージ、12…ロボットハンド、12a…爪、13…走行機構、20…研磨部、21…基板研磨装置、22…研磨パッド、23…研磨テーブル、24…トップリング、25…研磨液供給ノズル、26…ドレッサ、27…アトマイザ、30…洗浄部、31…基板洗浄装置、32…基板乾燥装置、33…第1搬送室、34…第2搬送室、35…搬送ロボット、36…搬送ロボット、40…基板搬送部、41…リフター、42…第1リニアトランスポータ、43…第2リニアトランスポータ、44…スイングトランスポータ、45…搬送ハンド、46…リニアガイド機構、47…仮置き台、48…搬送ハンド、49…リニアガイド機構、50…制御装置、60…ドッキング装置、61…ドッキングプレート、62…キネマティックピン、63…ロックレバー、70…開閉装置、71…オープナー、72…オープナー駆動部、73…レジストレーションピン、74…ラッチキー、100…位置調整治具、110…台座部、111…第1プレート、112…第2プレート、113…キネマティックカップリング、114…第1開口部、115…第2開口部、116…支持ピン、117…取手係合部、118…スリット、120…枠部、120a…開口部、121…取手部、130…蓋部、131…第1被連結部、132…第2被連結部、133…開口部、140…連結部、141…アングル部材、141a…位置決め孔、142…ローレットネジ、143…位置決めピン、150…位置調整構造、151…基板保持部、152…位置決めピン、153…スケール部材、160…磁着部、161…マグネット、162…磁性体、170…位置決め部、171…位置決めピン、172…位置決め孔部、200…治具搬送用ケース、210…ケース本体、211…係合片、212…支持片、213…ケースハンドル、220…ケース蓋体、221…緩衝材、230…ヒンジ、240…留め具、D…隙間、TP1…第1搬送位置、TP2…第2搬送位置、TP3…第3搬送位置、TP4…第4搬送位置、TP5…第5搬送位置、TP6…第6搬送位置、TP7…第7搬送位置、W…基板
Claims (9)
- 基板処理装置のロードポートに設置される位置調整治具であって、
前記ロードポートに載置され、前記ロードポートの開口部から出入りするロボットハンドの位置を調整するための位置調整構造を備える台座部と、
前記台座部に連結され、前記ロードポートの開口部に対向する枠部と、
前記枠部に対し着脱可能に装着され、前記ロードポートの開口部を開閉する開閉装置に連結可能な蓋部と、を備える、位置調整治具。 - 前記蓋部を、前記枠部に磁着させる磁着部を備える、請求項1に記載の位置調整治具。
- 前記蓋部を、前記枠部に位置決めする位置決め部を備える、請求項1または2に記載の位置調整治具。
- 前記蓋部には、前記ロードポートの開閉装置に設けられたレジストレーションピンが連結可能な第1被連結部と、前記ロードポートの開閉装置に設けられたラッチキーが連結可能な第2被連結部と、が設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載の位置調整治具。
- 前記枠部に設けられた取手部と、
前記枠部と前記台座部とを分離可能に連結する連結部と、
前記台座部に設けられ、前記台座部から分離した前記枠部と前記台座部とを重ね合わせたときに前記取手部と係合する取手係合部と、を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の位置調整治具。 - 請求項5に記載の位置調整治具を、前記枠部と前記台座部とを重ね合わせた状態で収容する、治具搬送用ケース。
- 前記位置調整治具の搬送中の振動を抑制する緩衝材を備える、請求項6に記載の治具搬送用ケース。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載の位置調整治具を、基板処理装置のロードポートに設置し、前記ロードポートの開口部を開閉する開閉装置によって前記位置調整治具から蓋部を取り外した後、前記ロードポートの開口部からロボットハンドを出入りさせ、前記位置調整治具の台座部に設けられた位置調整構造によって、前記ロボットハンドの位置を調整する、ロボットハンドの位置調整方法。
- 基板処理装置のロードポートの開口部を開閉する開閉装置によって、前記ロードポートに設置された請求項1~5のいずれか一項に記載の位置調整治具から蓋部を取り外した後、前記ロードポートの開口部からロボットハンドを出入りさせ、前記位置調整治具の台座部に設けられた位置調整構造によって、前記ロボットハンドの位置を調整する、ロボットハンドの位置調整システム。
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