WO2023037716A1 - 基板洗浄装置、基板処理装置、及び基板洗浄装置のメンテナンス方法 - Google Patents

基板洗浄装置、基板処理装置、及び基板洗浄装置のメンテナンス方法 Download PDF

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正三 ▲高▼橋
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Abstract

基板洗浄装置(31)は、ロール洗浄部材(61)と、回転保持部(100)と、を備える。回転保持部(100)は、ベアリング部(130)とロール洗浄部材(61)との間に配置され、シャフト部(110)とハウジング部(120)との隙間をシールする非接触シール部(140)を備える。非接触シール部(140)は、シャフト部(110)に取り付けられ、周面(150a)に軸方向に間隔をあけて複数の凸部(151)が形成された回転部(150)と、ハウジング部(120)に取り付けられ、複数の凸部(151)を囲うと共に、複数の(凸部151)を囲う内周面(160a)に、複数の(凸部151)のうち軸方向の両端部に配置された(凸部151)よりも軸方向内側の位置から圧縮ガス(200)を供給するガス供給孔(161)が形成されている固定部(160)と、を備える。

Description

基板洗浄装置、基板処理装置、及び基板洗浄装置のメンテナンス方法
 本発明は、基板洗浄装置、基板処理装置、及び基板洗浄装置のメンテナンス方法に関する。
 本願は、2021年9月10日に、日本に出願された特願2021-147973号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 下記特許文献1には、半導体ウエハ、ガラス基板、液晶パネル等の高度の清浄度が要求される基板を洗浄するのに好適な基板洗浄装置が開示されている。この基板洗浄装置は、中空の軸体の外表面にスポンジやブラシ等からなる洗浄部材を取り付けて構成された洗浄具(ロール洗浄部材)を備えている。
 この洗浄具は、フレームによって両端を支持されている。フレームの一端側には、モータと、モータの回転を洗浄具に伝達する伝達軸と、伝達軸を支持する軸受と、を備える回転保持部が設けられている。これにより、モータの回転に伴って洗浄具を回転させ、洗浄具の周面で基板をスクラブ洗浄することができる。
日本国特開2000-301079号公報
 ところで、上記従来技術のような基板洗浄装置においては、基板に洗浄液を供給しながらスクラブ洗浄を行うため、洗浄液が伝達軸を伝ってモータ側に浸入しないように接触式シールを伝達軸の周囲に設けることがある。しかしながら、接触式シールを設けると、伝達軸との接触によりモータの回転トルクの抵抗となる。また、接触式シールから発生する摩耗粉(パーティクル)が、基板に付着するなどしてディフェクトソースとなり得る。
 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ロール洗浄部材の回転抵抗を小さくし、パーティクルの発生を抑制することを目的とする。
 本発明の一態様に係る基板洗浄装置は、基板をスクラブ洗浄するロール洗浄部材と、前記ロール洗浄部材の軸方向の端部を保持する回転保持部と、を備え、前記回転保持部は、前記ロール洗浄部材の軸方向の端部に接続されるシャフト部と、前記シャフト部を囲うハウジング部と、前記ハウジング部の内部に配置され、前記シャフト部を軸支するベアリング部と、前記ベアリング部と前記ロール洗浄部材との間に配置され、前記シャフト部と前記ハウジング部との隙間をシールする非接触シール部と、を備え、前記非接触シール部は、前記シャフト部に取り付けられ、周面に軸方向に間隔をあけて複数の凸部が形成された回転部と、前記ハウジング部に取り付けられ、前記複数の凸部を囲うと共に、前記複数の凸部を囲う内周面に、前記複数の凸部のうち軸方向の両端部に配置された凸部よりも軸方向内側の位置から圧縮ガスを供給するガス供給孔が形成されている固定部と、を備える。
 上記基板洗浄装置においては、前記ガス供給孔は、軸方向において、前記複数の凸部の形成領域の中央部を含む位置から前記圧縮ガスを供給してもよい。
 上記基板洗浄装置においては、前記ガス供給孔は、前記固定部の内周面において、前記回転部の周面の接線方向と平行となる向きで開口してもよい。
 上記基板洗浄装置においては、前記ガス供給孔は、前記回転部の中心軸に向かって開口してもよい。
 上記基板洗浄装置においては、前記固定部の内周面には、前記ガス供給孔と反対側に、前記圧縮ガスを排気するガス排気孔が形成されていてもよい。
 上記基板洗浄装置においては、前記固定部の内周面には、前記ガス供給孔と同じ側に、前記圧縮ガスを排気するガス排気孔が形成されていてもよい。
 上記基板洗浄装置においては、前記固定部は、前記複数の凸部よりも軸方向において前記ロール洗浄部材側に配置され、前記複数の凸部のうち前記ロール洗浄部材側の端部に配置された凸部の先端よりも径方向内側に延びると共に、前記回転部の周面と隙間をあけて対向する第1壁部と、前記第1壁部よりも軸方向において前記ロール洗浄部材側に配置され、軸方向から視て前記第1壁部と前記回転部の周面との隙間を覆う第2壁部と、を備えてもよい。
 上記基板洗浄装置においては、前記固定部の内周面には、前記第1壁部と前記第2壁部との間に、排水孔が形成されていてもよい。
 本発明の一態様に係る基板処理装置は、基板を研磨する研磨部と、前記研磨部において研磨された前記基板を洗浄する洗浄部と、を備え、前記洗浄部は、先に記載の基板洗浄装置を備える。
 本発明の一態様に係る基板洗浄装置のメンテナンス方法は、基板をスクラブ洗浄するロール洗浄部材と、前記ロール洗浄部材の軸方向の端部を保持する回転保持部と、を備え、前記回転保持部は、前記ロール洗浄部材の軸方向の端部に接続されるシャフト部と、前記シャフト部を囲うハウジング部と、前記ハウジング部の内部に配置され、前記シャフト部を軸支するベアリング部と、前記ベアリング部と前記ロール洗浄部材との間に配置され、前記シャフト部と前記ハウジング部との隙間をシールする非接触シール部と、を備える基板洗浄装置のメンテナンス方法であって、前記非接触シール部は、前記シャフト部に取り付けられ、周面に軸方向に間隔をあけて複数の凸部が形成された回転部と、前記ハウジング部に取り付けられ、前記複数の凸部を囲うと共に、前記複数の凸部を囲う内周面に、前記複数の凸部のうち軸方向の両端部に配置された凸部よりも軸方向内側の位置から圧縮ガスを供給するガス供給孔が形成されている固定部と、を備え、前記固定部を前記ハウジング部から取り外した後、前記固定部を取り外した場所に前記回転部を囲うカバーを取り付けた状態で、メンテナンスを行う。
 上記本発明の一態様によれば、ロール洗浄部材の回転抵抗を小さくし、パーティクルの発生を抑制することができる。
一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。 一実施形態に係る基板洗浄装置の構成を示す斜視図である。 一実施形態に係るロール洗浄部材の保持構造を示す正面図である。 一実施形態に係るロール洗浄部材の保持構造を示す平面図である。 一実施形態に係る回転保持部を軸方向から視た図である。 図5に示す矢視VI-VI断面図である。 一実施形態に係る非接触シール部の構成を示す拡大断面図である。 図6に示す矢視VIII-VIII断面図である。 一実施形態に係る非接触シール部のガス供給孔とガス排気孔の配置の変形例を示す断面図である。 一実施形態に係る基板洗浄装置のメンテナンス時の回転保持部の様子を示す斜視図である。
 以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
 図1は、一実施形態に係る基板処理装置1の全体構成を示す平面図である。
 図1に示す基板処理装置1は、シリコンウエハ等の基板Wの表面を平坦に研磨する化学機械研磨(CMP)装置である。この基板処理装置1は、矩形箱状のハウジング2を備える。ハウジング2は、平面視で略長方形に形成されている。
 ハウジング2は、その中央に長手方向に延在する基板搬送路3を備える。基板搬送路3の長手方向の一端部には、ロード/アンロード部10が配設されている。基板搬送路3の幅方向(平面視で長手方向と直交する方向)の一方側には、研磨部20が配設され、他方側には、洗浄部30が配設されている。基板搬送路3には、基板Wを搬送する基板搬送部40が設けられている。また、基板処理装置1は、ロード/アンロード部10、研磨部20、洗浄部30、及び基板搬送部40の動作を統括的に制御する制御部50(制御盤)を備える。
 ロード/アンロード部10は、基板Wを収容するフロントロード部11を備える。フロントロード部11は、ハウジング2の長手方向の一方側の側面に複数設けられている。複数のフロントロード部11は、ハウジング2の幅方向に配列されている。フロントロード部11は、例えば、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載する。SMIF、FOUPは、内部に基板Wのカセットを収納し、隔壁で覆った密閉容器であり、外部空間とは独立した環境を保つことができる。
 また、ロード/アンロード部10は、フロントロード部11から基板Wを出し入れする2台の搬送ロボット12と、各搬送ロボット12をフロントロード部11の並びに沿って走行させる走行機構13と、を備える。各搬送ロボット12は、上下に2つのハンドを備えており、基板Wの処理前、処理後で使い分けている。例えば、フロントロード部11に基板Wを戻すときは上側のハンドを使用し、フロントロード部11から処理前の基板Wを取り出すときは下側のハンドを使用する。
 研磨部20は、基板Wの研磨(平坦化)を行う複数の基板研磨装置21(21A,21B,21C,21D)を備える。複数の基板研磨装置21は、基板搬送路3の長手方向に配列されている。基板研磨装置21は、研磨面を有する研磨パッド22を回転させる研磨テーブル23と、基板Wを保持しかつ基板Wを研磨テーブル23上の研磨パッド22に押圧しながら研磨するためのトップリング24と、研磨パッド22に研磨液やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための研磨液供給ノズル25と、研磨パッド22の研磨面のドレッシングを行うためのドレッサ26と、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射するアトマイザ27と、を備える。
 基板研磨装置21は、研磨液供給ノズル25から研磨液を研磨パッド22上に供給しながら、トップリング24により基板Wを研磨パッド22に押し付け、さらにトップリング24と研磨テーブル23とを相対移動させることにより、基板Wを研磨してその表面を平坦にする。ドレッサ26は、研磨パッド22に接触する先端の回転部にダイヤモンド粒子やセラミック粒子などの硬質な粒子が固定され、当該回転部を回転しつつ揺動することにより、研磨パッド22の研磨面全体を均一にドレッシングし、平坦な研磨面を形成する。アトマイザ27は、研磨パッド22の研磨面に残留する研磨屑や砥粒などを高圧の流体により洗い流すことで、研磨面の浄化と、機械的接触であるドレッサ26による研磨面の目立て作業、すなわち研磨面の再生を達成する。
 洗浄部30は、基板Wの洗浄を行う複数の基板洗浄装置31(31A,31B)と、洗浄した基板Wを乾燥させる基板乾燥装置32と、を備える。複数の基板洗浄装置31及び基板乾燥装置32は、基板搬送路3の長手方向に配列されている。基板洗浄装置31Aは、第1基板洗浄槽37に設けられている。また、基板洗浄装置31Bは、第2基板洗浄槽38に設けられている。
 第1基板洗浄槽37と第2基板洗浄槽38との間には、第1搬送室33が設けられている。第1搬送室33には、基板搬送部40、基板洗浄装置31A、及び基板洗浄装置31Bの間で基板Wを搬送する搬送ロボット35が設けられている。また、基板洗浄装置31Bと基板乾燥装置32との間には、第2搬送室34が設けられている。第2搬送室34には、基板洗浄装置31Bと基板乾燥装置32との間で基板Wを搬送する搬送ロボット36が設けられている。
 基板洗浄装置31Aは、後述するロールスポンジ型の洗浄モジュールを備え、基板Wを一次洗浄する。また、基板洗浄装置31Bも、ロールスポンジ型の洗浄モジュールを備え、基板Wを二次洗浄する。なお、基板洗浄装置31A及び基板洗浄装置31Bは、同一のタイプであっても、異なるタイプの洗浄モジュールであってもよく、例えば、ペンシルスポンジ型の洗浄モジュールや2流体ジェット型の洗浄モジュールであってもよい。基板乾燥装置32は、例えば、ロタゴニ乾燥(ROTAGONI;商標)のようなIPA(Iso-Propyl Alcohol)乾燥を行う乾燥モジュールを備える。乾燥後は、基板乾燥装置32とロード/アンロード部10との間の隔壁に設けられたシャッタ1aが開かれ、搬送ロボット12によって基板乾燥装置32から基板Wが取り出される。
 基板搬送部40は、リフター41と、第1リニアトランスポータ42と、第2リニアトランスポータ43と、スイングトランスポータ44と、を備える。基板搬送路3には、ロード/アンロード部10側から順番に第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7が設定されている。
 リフター41は、第1搬送位置TP1で基板Wを上下に搬送する機構である。リフター41は、第1搬送位置TP1において、ロード/アンロード部10の搬送ロボット12から基板Wを受け取る。また、リフター41は、搬送ロボット12から受け取った基板Wを第1リニアトランスポータ42に受け渡す。第1搬送位置TP1とロード/アンロード部10との間の隔壁には、シャッタ1bが設けられており、基板Wの搬送時にはシャッタ1bが開かれて搬送ロボット12からリフター41に基板Wが受け渡される。
 第1リニアトランスポータ42は、第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4の間で基板Wを搬送する機構である。第1リニアトランスポータ42は、複数の搬送ハンド45(45A,45B,45C,45D)と、各搬送ハンド45を複数の高さで水平方向に移動させるリニアガイド機構46と、を備える。搬送ハンド45Aは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1から第4搬送位置TP4の間を移動する。この搬送ハンド45Aは、リフター41から基板Wを受け取り、それを第2リニアトランスポータ43に受け渡すためのパスハンドである。この搬送ハンド45Aには、昇降駆動部が設けられていない。
 搬送ハンド45Bは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1と第2搬送位置TP2との間を移動する。この搬送ハンド45Bは、第1搬送位置TP1でリフター41から基板Wを受け取り、第2搬送位置TP2で基板研磨装置21Aに基板Wを受け渡す。搬送ハンド45Bには、昇降駆動部が設けられており、基板Wを基板研磨装置21Aのトップリング24に受け渡すときは上昇し、トップリング24に基板Wを受け渡した後は下降する。なお、搬送ハンド45C及び搬送ハンド45Dにも、同様の昇降駆動部が設けられている。
 搬送ハンド45Cは、リニアガイド機構46によって、第1搬送位置TP1と第3搬送位置TP3との間を移動する。この搬送ハンド45Cは、第1搬送位置TP1でリフター41から基板Wを受け取り、第3搬送位置TP3で基板研磨装置21Bに基板Wを受け渡す。また、搬送ハンド45Cは、第2搬送位置TP2で基板研磨装置21Aのトップリング24から基板Wを受け取り、第3搬送位置TP3で基板研磨装置21Bに基板Wを受け渡すアクセスハンドとしても機能する。
 搬送ハンド45Dは、リニアガイド機構46によって、第2搬送位置TP2と第4搬送位置TP4との間を移動する。搬送ハンド45Dは、第2搬送位置TP2または第3搬送位置TP3で、基板研磨装置21Aまたは基板研磨装置21Bのトップリング24から基板Wを受け取り、第4搬送位置TP4でスイングトランスポータ44に基板Wを受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。
 スイングトランスポータ44は、第4搬送位置TP4と第5搬送位置TP5との間を移動可能なハンドを有しており、第1リニアトランスポータ42から第2リニアトランスポータ43へ基板Wを受け渡す。また、スイングトランスポータ44は、研磨部20で研磨された基板Wを、洗浄部30に受け渡す。スイングトランスポータ44の側方には、基板Wの仮置き台47が設けられている。スイングトランスポータ44は、第4搬送位置TP4または第5搬送位置TP5で受け取った基板Wを上下反転して仮置き台47に載置する。仮置き台47に載置された基板Wは、洗浄部30の搬送ロボット35によって第1搬送室33に搬送される。
 第2リニアトランスポータ43は、第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7の間で基板Wを搬送する機構である。第2リニアトランスポータ43は、複数の搬送ハンド48(48A,48B,48C)と、各搬送ハンド45を複数の高さで水平方向に移動させるリニアガイド機構49と、を備える。搬送ハンド48Aは、リニアガイド機構49によって、第5搬送位置TP5から第6搬送位置TP6の間を移動する。搬送ハンド48Aは、スイングトランスポータ44から基板Wを受け取り、それを基板研磨装置21Cに受け渡すアクセスハンドとして機能する。
 搬送ハンド48Bは、第6搬送位置TP6と第7搬送位置TP7との間を移動する。搬送ハンド48Bは、基板研磨装置21Cから基板Wを受け取り、それを基板研磨装置21Dに受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。搬送ハンド48Cは、第7搬送位置TP7と第5搬送位置TP5との間を移動する。搬送ハンド48Cは、第6搬送位置TP6または第7搬送位置TP7で、基板研磨装置21Cまたは基板研磨装置21Dのトップリング24から基板Wを受け取り、第5搬送位置TP5でスイングトランスポータ44に基板Wを受け渡すためのアクセスハンドとして機能する。なお、説明は省略するが、搬送ハンド48の基板Wの受け渡し時の動作は、上述した第1リニアトランスポータ42の動作と同様である。
 図2は、一実施形態に係る基板洗浄装置31の構成を示す斜視図である。
 図2に示すように、基板洗浄装置31は、基板Wを洗浄する基板洗浄部60と、基板Wを保持し回転させる基板保持回転部70と、を備えている。基板洗浄部60は、基板Wに接触して回転するロール洗浄部材61と、基板Wに液体を供給する液体供給ノズル62と、を備えている。
 ロール洗浄部材61は、筒状のロール部61aと、ロール部61aを支持する軸部61bと、を備えている。ロール部61aは、例えば、PVA(ポリビニルアルコール)製スポンジあるいはウレタン製スポンジなどから形成されている。ロール洗浄部材61は、基板Wの表面(研磨面)と、基板Wの裏面のそれぞれと接触するように、一対で設けられている。一対のロール洗浄部材61は、モータ等の電気駆動部と接続されて回転する。
 基板Wの表面に接触する上部のロール洗浄部材61は、エアシリンダ等のエア駆動部によって上下に移動可能である。なお、基板Wの裏面に接触する下部のロール洗浄部材61は、一定の高さで保持されていてもよい。液体供給ノズル62は、基板Wに洗浄液や純水などを供給する。洗浄液としては、SC1(アンモニア/過酸化水素混合水溶液)等を用いることができる。
 基板保持回転部70は、基板Wを回転させる複数(本実施形態では6つ)の基板保持ローラ71を備えている。基板保持ローラ71は、基板Wの周縁部を保持する溝形状を有している。具体的に、基板保持ローラ71は、基板Wの周縁部の裏面に対向するローラ下部71aと、基板Wの周縁部の表面に対向するローラ上部71bと、ローラ下部71aとローラ上部71bとの間に設けられ、基板Wの周縁部が挿し込まれるクランプ溝71cと、を有している。
 基板保持ローラ71は、支柱部73の上端に設けられている。基板保持ローラ71は、支柱部73に設けられた図示しないモータ等の電気駆動部によって水平回転可能な構成となっている。また、基板保持ローラ71は、支柱部73に設けられた図示しないエアシリンダ等のエア駆動部によって上下に移動可能な構成となっている。
 図2に示すように基板Wをセットする際には、先ず、上部のロール洗浄部材61及び複数の基板保持ローラ71を上昇させる。次に、上昇した複数の基板保持ローラ71に基板Wを水平姿勢で保持させる。その後、基板Wの裏面が下部のロール洗浄部材61に接触するまで基板保持ローラ71を下降させる。最後に、上部のロール洗浄部材61を下降させ、基板Wの表面に接触させる。
 このように基板Wをセットしたら、基板Wを基板保持ローラ71によって自転させつつ、一対のロール洗浄部材61を回転させることで、基板Wの表面及び裏面に付着した異物(微小パーティクル)を除去する。なお、湿式洗浄の場合は、図示しないノズルから洗浄液及び/または純水を基板Wの表面に向けて供給し、基板Wを一対のロール洗浄部材61でスクラブ洗浄する。
 図3は、一実施形態に係るロール洗浄部材61の保持構造を示す正面図である。図4は、一実施形態に係るロール洗浄部材61の保持構造を示す平面図である。
 なお、以下の説明では、基板Wの上部に配置されたロール洗浄部材61の保持構造について説明する。基板Wの下部に配置されたロール洗浄部材61の保持構造は、基板Wの上部に配置されたロール洗浄部材61の保持構造と同じである。基板Wの下部に配置されたロール洗浄部材61の保持構造の説明は、基板Wの上部に配置されたロール洗浄部材61の保持構造の説明と重複するため省略する。
 また、以下の説明では、ロール洗浄部材61の中心軸Oを基準に各部材の位置関係について説明することがある。ロール洗浄部材61の中心軸Oが延びる方向を軸方向という。ロール洗浄部材61の中心軸Oと直交する方向を径方向という。ロール洗浄部材61の中心軸Oを周回する方向を周方向という。
 図3に示すように、ロール洗浄部材61は、ホルダ80によって支持されている。ホルダ80の上部の中央には、アーム81が接続されている。アーム81は、取付板82を介して、図示しない移動機構に取り付けられ、昇降及び水平移動が可能になっている。ホルダ80には、ロール洗浄部材61の軸方向の両端部を回転可能に支持する回転保持部90,100が設けられている。
 回転保持部90には、ロール洗浄部材61をもう一方の回転保持部100に向かって軸方向に付勢する図示しないスプリング部と、ロール洗浄部材61の端部から中空の軸部61b内に洗浄液を供給する図示しない洗浄液供給部と、が設けられている。なお、軸部61b内に供給された洗浄液は、軸部61bの周面の開口から染み出し、当該周面に取り付けられたロール部61aを湿潤させる。
 回転保持部100には、モータ101が設けられており、モータ101の回転トルクをロール洗浄部材61の端部に伝達し、ロール洗浄部材61を回転させる。この回転保持部100には、図4に示すように、圧縮ガスを供給するガス供給管102と、供給された圧縮ガスを排気するガス排気管103と、が接続されている。
 ガス供給管102及びガス排気管103は、回転保持部100に設けられた非接触シール部140(後述する図5及び図6参照)に接続されている。なお、圧縮ガスとしては、窒素ガスを好適に使用できるが、窒素ガス以外の不活性ガスやその他のガスを使用してもよい。
 図5は、一実施形態に係る回転保持部100を軸方向から視た図である。図6は、図5に示す矢視VI-VI断面図である。
 図6に示すように、回転保持部100は、ロール洗浄部材61の軸方向の端部に接続されるシャフト部110と、シャフト部110を囲うハウジング部120と、ハウジング部120の内部に配置され、シャフト部110を軸支するベアリング部130と、ベアリング部130とロール洗浄部材61との間に配置され、シャフト部110とハウジング部120との隙間をシールする非接触シール部140と、を備えている。
 シャフト部110は、ロール洗浄部材61側の軸方向の端部に、軸接続部111を備えている。軸接続部111は、ロール洗浄部材61の軸部61bに接続されている。軸部61bの端部61b1には、すり割りが形成されている。軸接続部111は、軸部61bのすり割りに係合する突起部(マイナス型突起)を備え、軸部61bに対して回転トルクを伝達するようになっている。
 シャフト部110は、ロール洗浄部材61側と反対側(モータ101側)の軸方向の端部が、不図示のカップリングを介してモータ101の不図示の出力軸と接続されている。
 ベアリング部130は、軸接続部111と不図示のカップリングとの間に配置され、シャフト部110を軸支している。ベアリング部130は、軸方向に隙間をあけて一対で設けられている。
 ハウジング部120は、軸方向に貫通する貫通部を備え、当該貫通部にシャフト部110及びベアリング部130を収容している。
 ハウジング部120には、圧縮ガス200のガス流路123が形成されている。ガス流路123は、ハウジング部120を軸方向に貫通して形成されている。なお、ハウジング部120と後述する非接触シール部140の固定部160との隙間に、不図示のOリングを配置し、ハウジング部120のガス流路123と非接触シール部140のガス流路162との間を接続してもよい。
 ハウジング部120には、ガス流路123の一端が開口しており、当該開口には上述した図4等に示すガス供給管102を接続する接続ポート124が装着されている。
 非接触シール部140は、シャフト部110に取り付けられた回転部150と、ハウジング部120に取り付けられると共に隙間をあけて回転部150を囲う固定部160と、を備えている。回転部150を囲う固定部160の内周面160aには、ガス供給孔161が形成されている。ガス供給孔161は、ガス流路162を介してガス流路123の他端と連通している。
 図7は、一実施形態に係る非接触シール部140の構成を示す拡大断面図である。図8は、図6に示す矢視VIII-VIII断面図である。
 図7に示すように、回転部150は、略筒状に形成され、シャフト部110の軸接続部111の周囲に装着されている。回転部150の周面150aには、軸方向に間隔をあけて複数の凸部151が形成されている。
 凸部151は、回転部150の周面150aから径方向に延びる円板状に形成されている。本実施形態の回転部150には、3つの凸部151A,151B,151Cが形成されている。なお、凸部151の数は特に限定されず、2つであっても、4つ以上であってもよい。
 固定部160は、複数の凸部151を囲うと共に、これら複数の凸部151を囲う内周面160aに、ガス供給孔161が形成されている。ガス供給孔161は、複数の凸部151のうち軸方向の両端部に配置された凸部151A,151Cよりも軸方向内側の位置から圧縮ガス200を供給するように形成されている。また、ガス供給孔161は、軸方向において、複数の凸部151の形成領域Aの中央部を含む位置から圧縮ガス200を供給するように形成されている。
 なお、複数の凸部151の形成領域Aとは、複数の凸部151の両端部に配置された凸部のうちの、一方(凸部151A)の軸方向外側の面から、他方(凸部151C)の軸方向外側の面までの領域をいう。また、形成領域Aの中央部とは、形成領域Aを軸方向で三等分したときの真ん中の領域をいう。なお、形成領域Aの中央部とは、好ましくは形成領域Aを軸方向で五等分したときの真ん中の領域をいう。
 ガス供給孔161は、形成領域Aを軸方向で二等分したときの中央位置を含むように形成するとよい。また、ガス供給孔161は、好ましくはガス供給孔161の中心位置が、形成領域Aを軸方向で二等分したときの中央位置と一致してもよい。
 図8に示すように、ガス供給孔161は、固定部160の内周面160aにおいて、回転部150の周面150aの接線方向と平行となる向きで開口している。これにより、回転部150の周囲を周回するように圧縮ガス200を流すことができる。固定部160の内周面160aには、ガス供給孔161と同じ上側に、圧縮ガス200を排気するガス排気孔166が形成されている。これにより、回転部150の周囲を周回した圧縮ガス200をガス排気孔166から排出し易くなる。
 ガス排気孔166は、図7に示すように、ハウジング部120に接触する固定部160の端面に形成されている。これにより、ベアリング部130から発塵した異物が、非接触シール部140内やロール洗浄部材61側に流出することを防止することができる。図8に示すように、ガス排気孔166は、ガス排気流路167に連通している。ガス排気流路167は、固定部160の側面に開口し、上述したガス排気管103(図3~図5参照)と接続されている。
 図7に戻り、固定部160は、軸方向において複数の凸部151よりもロール洗浄部材61側に配置される第1壁部163と、軸方向において第1壁部163よりもロール洗浄部材61側に配置される第2壁部164と、を備えている。第1壁部163は、複数の凸部151のうちロール洗浄部材61側の端部に配置された凸部151Aの先端よりも径方向内側に延び、回転部150の周面150aと隙間をあけて対向している。これにより、第1壁部163と凸部151Aとの間に屈曲した隙間(ラビリンス)が形成される。
 第2壁部164は、第1壁部163よりも径方向内側に延びている。さらに、第2壁部164は、回転部150の周面150aよりも径方向内側に延びている。第2壁部164は、軸方向から視て第1壁部163と回転部150の周面150aとの隙間を覆っている。これにより、ロール洗浄部材61側からの液滴が、第1壁部163と回転部150の周面150aとの隙間からラビリンスに浸入することを抑制できる。さらに、固定部160の内周面160aには、第1壁部163と第2壁部164との間に、排水孔165が形成されている。これにより、仮に液体が数滴、第2壁部164を乗り越えても、第1壁部163に到達する前に、底部の排水孔165から外へ排出することができる。
 上記構成の非接触シール部140によれば、図6に示すように、複数の凸部151を囲う固定部160の内周面160aに、複数の凸部151のうち軸方向の両端部に配置された凸部151よりも軸方向内側の位置から圧縮ガス200を供給するガス供給孔161が形成されている。このため、ガス供給孔161から固定部160の内側に供給された圧縮ガスが、ロール洗浄部材61側とベアリング部130側の両方に流れ、ロール洗浄部材61側からの液滴やパーティクルが入り込むのを防ぐだけでなく、ベアリング部130側から発塵した異物が入り込むことを防ぐガスカーテンの役割を果たす。このため、異物の入り込みや摩耗粉などのパーティクルの発生を抑制しつつ、シャフト部110の周囲を非接触でシールでき、ロール洗浄部材61の回転抵抗を小さくできる。
 このように、上述した本実施形態に係る基板洗浄装置31は、基板Wをスクラブ洗浄するロール洗浄部材61と、ロール洗浄部材61の軸方向の端部を保持する回転保持部100と、を備え、回転保持部100は、ロール洗浄部材61の軸方向の端部に接続されるシャフト部110と、シャフト部110を囲うハウジング部120と、ハウジング部120の内部に配置され、シャフト部110を軸支するベアリング部130と、ベアリング部130とロール洗浄部材61との間に配置され、シャフト部110とハウジング部120との隙間をシールする非接触シール部140と、を備え、非接触シール部140は、シャフト部110に取り付けられ、周面150aに軸方向に間隔をあけて複数の凸部151が形成された回転部150と、ハウジング部120に取り付けられ、複数の凸部151を囲うと共に、複数の凸部151を囲う内周面160aに、複数の凸部151のうち軸方向の両端部に配置された凸部151よりも軸方向内側の位置から圧縮ガス200を供給するガス供給孔161が形成されている固定部160と、を備える。この構成によれば、ロール洗浄部材61の回転抵抗を小さくし、パーティクルの発生を抑制することができる。
 また、本実施形態においては、ガス供給孔161は、軸方向において、複数の凸部151の形成領域Aの中央部を含む位置から圧縮ガス200を供給する。この構成によれば、ガス供給孔161から固定部160の内側に供給された圧縮ガスが、ロール洗浄部材61側とベアリング部130側に略均等に流れるため、ガスカーテンの効果が高まる。
 また、本実施形態においては、ガス供給孔161は、図8に示すように、固定部160の内周面160aにおいて、回転部150の周面150aの接線方向と平行となる向きで開口している。この構成によれば、回転部150の周囲を周回するように圧縮ガス200を流すことができる。
 また、本実施形態においては、固定部160の内周面160aには、ガス供給孔161と同じ側に、圧縮ガス200を排気するガス排気孔166が形成されている。この構成によれば、回転部150の周囲を周回した圧縮ガス200をガス排気孔166から排出し易くなる。
 また、本実施形態においては、図7に示すように、固定部160は、複数の凸部151よりも軸方向においてロール洗浄部材61側に配置され、複数の凸部151のうちロール洗浄部材61側の端部に配置された凸部151の先端よりも径方向内側に延びると共に、回転部150の周面150aと隙間をあけて対向する第1壁部163と、第1壁部163よりも軸方向においてロール洗浄部材61側に配置され、軸方向から視て第1壁部163と回転部150の周面150aとの隙間を覆う第2壁部164と、を備える。この構成によれば、第2壁部164が防水壁となり、ロール洗浄部材61側からの液滴が、第1壁部163と回転部150の周面150aとの隙間から非接触シール部140のラビリンスに浸入することを抑制できる。
 また、本実施形態においては、固定部160の内周面160aには、第1壁部163と第2壁部164との間に、排水孔165が形成されている。この構成によれば、仮に液体が数滴、第2壁部164を乗り越えても、第1壁部163に到達する前に、底部の排水孔165から外へ排出することができる。
 また、本実施形態に係る基板処理装置1は、基板Wを研磨する研磨部20と、研磨部20において研磨された基板Wを洗浄する洗浄部30と、を備え、洗浄部30は、先に記載の基板洗浄装置31を備える。この構成によれば、ロール洗浄部材61の回転抵抗を小さくし、パーティクルの発生を抑制することができる。
 なお、基板洗浄装置31は、以下の構成を採用することができる。
 図9は、一実施形態に係る非接触シール部140のガス供給孔161とガス排気孔166の配置の変形例を示す断面図である。
 図9に示すガス供給孔161は、回転部150の中心軸Oに向かって開口している。この構成によれば、ガス供給孔161から供給される圧縮ガス200を、固定部160の周方向両側に略均等に流すことができる。
 また、図9に示すガス排気孔166は、固定部160の内周面160aにおいて、ガス供給孔161と反対側に形成されている。この構成によれば、固定部160の周方向両側に流した圧縮ガス200の合流地点において、圧縮ガス200を排気できるため、圧縮ガス200の衝突によるガス流動性の低下を抑制できる。
 図10は、一実施形態に係る基板洗浄装置31のメンテナンス時の回転保持部100の様子を示す斜視図である。
 図10に示すように、基板洗浄装置31のメンテナンス時には、非接触シール部140の固定部160がハウジング部120から取り外され、代わりに回転部150を囲うカバー180を取り付けられている。
 カバー180は、固定部160の取り付け場所にそのまま取り付けられるように、ボルト170によってハウジング部120に固定される固定位置が、固定部160の固定位置と同じ(図5参照)になっている。このように、固定部160をハウジング部120から取り外した後、固定部160を取り外した場所に回転部150を囲うカバー180を取り付けた状態で、メンテナンスを行う、基板洗浄装置31のメンテナンス方法によれば、非接触シール部140への圧縮ガスの供給停止が可能となり、またロール洗浄部材61の取り付け前の状態でモジュール内洗浄が可能となる。
 以上のとおり説明された本発明の好ましい実施形態は、例示的なものである。本発明の範囲は、これらの実施形態に限定して解釈されるべきではない。実施形態への技術的特徴の追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、請求の範囲に記載のとおりに特定されている。
 例えば、図8に示すように、ガス供給孔161が、固定部160の内周面160aにおいて、回転部150の周面150aの接線方向と平行となる向きで開口している場合であっても、図9に示すように、ガス排気孔166が、固定部160の内周面160aにおいて、ガス供給孔161と反対側に形成されていてもよい。
 また、図9に示すように、ガス供給孔161が、回転部150の中心軸Oに向かって開口している場合であっても、図8に示すように、ガス排気孔166が、固定部160の内周面160aにおいて、ガス供給孔161と同じ側に形成されていてもよい。
 1…基板処理装置、20…研磨部、30…洗浄部、31…基板洗浄装置、61…ロール洗浄部材、100…回転保持部、110…シャフト部、120…ハウジング部、130…ベアリング部、140…非接触シール部、150…回転部、150a…周面、151…凸部、160…固定部、160a…内周面、161…ガス供給孔、163…第1壁部、164…第2壁部、165…排水孔、166…ガス排気孔、180…カバー、200…圧縮ガス、A…形成領域、O…中心軸、W…基板

Claims (10)

  1.  基板をスクラブ洗浄するロール洗浄部材と、
     前記ロール洗浄部材の軸方向の端部を保持する回転保持部と、を備え、
     前記回転保持部は、
     前記ロール洗浄部材の軸方向の端部に接続されるシャフト部と、
     前記シャフト部を囲うハウジング部と、
     前記ハウジング部の内部に配置され、前記シャフト部を軸支するベアリング部と、
     前記ベアリング部と前記ロール洗浄部材との間に配置され、前記シャフト部と前記ハウジング部との隙間をシールする非接触シール部と、を備え、
     前記非接触シール部は、
     前記シャフト部に取り付けられ、周面に軸方向に間隔をあけて複数の凸部が形成された回転部と、
     前記ハウジング部に取り付けられ、前記複数の凸部を囲うと共に、前記複数の凸部を囲う内周面に、前記複数の凸部のうち軸方向の両端部に配置された凸部よりも軸方向内側の位置から圧縮ガスを供給するガス供給孔が形成されている固定部と、を備える、ことを特徴とする基板洗浄装置。
  2.  前記ガス供給孔は、軸方向において、前記複数の凸部の形成領域の中央部を含む位置から前記圧縮ガスを供給する、ことを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3.  前記ガス供給孔は、前記固定部の内周面において、前記回転部の周面の接線方向と平行となる向きで開口している、ことを特徴とする請求項1または2に記載の基板洗浄装置。
  4.  前記ガス供給孔は、前記回転部の中心軸に向かって開口している、ことを特徴とする請求項1または2に記載の基板洗浄装置。
  5.  前記固定部の内周面には、前記ガス供給孔と反対側に、前記圧縮ガスを排気するガス排気孔が形成されている、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  6.  前記固定部の内周面には、前記ガス供給孔と同じ側に、前記圧縮ガスを排気するガス排気孔が形成されている、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  7.  前記固定部は、
     前記複数の凸部よりも軸方向において前記ロール洗浄部材側に配置され、前記複数の凸部のうち前記ロール洗浄部材側の端部に配置された凸部の先端よりも径方向内側に延びると共に、前記回転部の周面と隙間をあけて対向する第1壁部と、
     前記第1壁部よりも軸方向において前記ロール洗浄部材側に配置され、軸方向から視て前記第1壁部と前記回転部の周面との隙間を覆う第2壁部と、を備える、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  8.  前記固定部の内周面には、前記第1壁部と前記第2壁部との間に、排水孔が形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の基板洗浄装置。
  9.  基板を研磨する研磨部と、
     前記研磨部において研磨された前記基板を洗浄する洗浄部と、を備え、
     前記洗浄部は、請求項1~8のいずれか一項に記載の基板洗浄装置を備える、ことを特徴とする基板処理装置。
  10.  基板をスクラブ洗浄するロール洗浄部材と、
     前記ロール洗浄部材の軸方向の端部を保持する回転保持部と、を備え、
     前記回転保持部は、
     前記ロール洗浄部材の軸方向の端部に接続されるシャフト部と、
     前記シャフト部を囲うハウジング部と、
     前記ハウジング部の内部に配置され、前記シャフト部を軸支するベアリング部と、
     前記ベアリング部と前記ロール洗浄部材との間に配置され、前記シャフト部と前記ハウジング部との隙間をシールする非接触シール部と、を備える基板洗浄装置のメンテナンス方法であって、
     前記非接触シール部は、
     前記シャフト部に取り付けられ、周面に軸方向に間隔をあけて複数の凸部が形成された回転部と、
     前記ハウジング部に取り付けられ、前記複数の凸部を囲うと共に、前記複数の凸部を囲う内周面に、前記複数の凸部のうち軸方向の両端部に配置された凸部よりも軸方向内側の位置から圧縮ガスを供給するガス供給孔が形成されている固定部と、を備え、
     前記固定部を前記ハウジング部から取り外した後、前記固定部を取り外した場所に前記回転部を囲うカバーを取り付けた状態で、メンテナンスを行う、ことを特徴とする基板洗浄装置のメンテナンス方法。
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