JP2022159684A - 乗物用シート - Google Patents

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靖弘 加藤
Yasuhiro Kato
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Abstract

【課題】リンク機構を用いたリフタ装置を備える乗物用シートにおいて、簡潔な構造で着座乗員の眠りを誘う座面の周期的な揺動が可能な乗物用シートを提供する。【解決手段】シートクッション2は、一対のサイドフレーム11,12と、その後方側に一端が第1軸14aを中心に回動可能に連結され他端がフロアFに第2軸32cを中心に回動可能に連結された一対のリアリンク34と、その前方側に一端が第3軸13aを中心に回動可能に連結され他端がフロアFに第4軸31cを中心に回動可能に連結された一対のフロントリンク33と、一対のリアリンク34をフロアFに対して回動させる揺動機構と、揺動機構の作動を制御する制御機構と、を有する。制御機構はシートクッション2の座面2Sが最高位置状態HSと、最高位置状態HSから後方に15.2度傾いた最低位置状態LSと、の間で周期的に揺動するように揺動機構を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
シートクッションの座面の高さを調整するためのリフタ装置が備えられた乗物用シートが知られている。特許文献1に記載される自動車用シートにおいては、フロアに固定された左右のスライドレールのアッパレールに対して、左右のフロントリンクと左右のリアリンクとで構成される4節リンクによってクッションフレームが支持されている。これによって、左右のリアリンクを下端部側の回動軸を中心に上端部側を上下に回動させると、左右のフロントリンクもそれに連動してクッションフレームをフロアに対して略平行を保った状態で上下動させることができるようになっている。
特開2017-30486号公報
特許文献1に開示される自動車用シートにおいては、リフタ装置を作動させたときシートクッションの座面はフロアに対しほぼ平行を保った状態で上下動し前後に揺動することは少ない。ところで、昨今自動運転の自動車の開発が進められており、近い将来着座乗員が運転をすることなく睡眠できるようになる可能性が出てきた。このとき、自動車シートの着座乗員に対して積極的に周期的な揺動作用を加えると着座乗員の耳石に作用して睡眠を誘うことが知られている。そこで、従来の自動車用シートの構造を大きく変更することなく、シートクッションの座面を上下動させると同時に前後に揺動させることができれば着座乗員を眠りに誘うことができ、そのような自動車用シートの提供が望まれている。
このような要請に鑑み本発明の課題は、リンク機構を用いたリフタ装置を備える乗物用シートにおいて、簡潔な構造で着座乗員の眠りを誘う座面の周期的な揺動が可能な乗物用シートを提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、シートクッションは、骨格を成すクッションフレームの側部を構成する一対のサイドフレームと、該一対のサイドフレームの後方側において一端が左右方向に延びる第1軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結されるとともに他端がフロアに対して直接又は間接に左右方向に延びる第2軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結された一対の第1リンク部材と、前記一対のサイドフレームの前方側において一端が左右方向に延びる第3軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結されるとともに他端がフロアに対して直接又は間接に左右方向に延びる第4軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結された一対の第2リンク部材と、前記一対の第1リンク部材又は前記一対の第2リンク部材を前記フロアに対して回動させる揺動機構と、該揺動機構の作動を制御する制御機構と、を有し、該制御機構は前記シートクッションの座面が最高の高さにある基準位置と、該基準位置から後方に6度から15度の範囲で傾いた後傾位置と、の間で周期的に揺動させるように前記揺動機構を制御することを特徴とする。
第1発明によれば、揺動機構を作動させて一対の第1リンク部材又は一対の第2リンク部材をフロアに対して周期的に回動させると、シートクッションの座面は基準位置と、基準位置から後方に6度から15度の範囲で傾けた後傾位置との間で周期的に揺動しながら上下動する。これによって、リンク機構を用いたリフタ装置を利用した簡潔な構造で着座乗員の眠りを誘うシートクッションの座面の周期的な揺動が可能な乗物用シートを提供することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記第2軸と前記第4軸は、前記フロアに取付けられた前後方向に延びる一対のスライドレールにおける一対のアッパレールに配設されていることを特徴とする。
第2発明によれば、乗物用シートは、前後方向の位置を調整することができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記第2軸と前記第4軸との間の前後方向の間隔は、前記第1軸と前記第3軸との間の前後方向の間隔より短く設定されていることを特徴とする。
第3発明によれば、スライドレールの前後長を抑えることができるので乗物用シートのフロアへの設置における自由度が高まる。
本発明の第4発明は、上記第1発明から上記第3発明のいずれかにおいて、前記クッションフレームの前方側には前記シートクッションの座面を上下移動させるチルト機構が備えられていることを特徴とする。
第4発明によれば、一対の第1リンク部材と一対の第2リンク部材の回動によりシートクッションの座面が上下移動したとき、前後に傾斜するシートクッションの座面の角度を必要に応じて調整することができる。具体的には、例えばドライバーシートにおいて、シートクッションの座面を上昇させたときシートクッションの座面の傾斜角度を運転操作がしやすい角度に調整したい場合にチルト機構を用いることができる。
本発明の第5発明は、上記第1発明から上記第4発明のいずれかにおいて、前記制御機構は前記一対の第1リンク部材又は前記一対の第2リンク部材を一定の振動数で揺動させることを特徴とする。
第5発明によれば、シートクッションの座面が一定の振動数で揺動するので着座乗員を眠りに誘いやすい。
本発明の一実施形態の自動車用シートのフレームを斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態の自動車用シートのシートクッションを側方から見た模式図である。 従来の自動車用シートのクッションフレームを側方から見た模式図である。
図1及び図2は、本発明の一実施形態を示す図である。この実施形態は、自動車用シート1に本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車用シート1を自動車のフロアFに取付けたときの自動車及び自動車用シート1の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る自動車用シート1は、乗員の着座部となるシートクッション2と、乗員の背凭れ部となるシートバック3と、を有している。シートクッション2は、骨格をなすクッションフレーム2Fと、クッションフレーム2Fの上に載置されるクッション材としてのクッションパッド2Pと、クッションパッド2Pの表面に被せつけられる表皮材としてのクッションカバー2Cと、を有する。クッションパッド2Pに被せつけられたクッションカバー2Cの外形線がシートクッション2の外形線を構成し、図1においてシートクッション2の外形線が二点鎖線で示されている。シートクッション2の上面側で着座乗員の身体が当接する面が座面2Sである。シートクッション2の後側には、リクライナRを介してシートバック3の下側が取付けられ、シートクッション2に対するシートバック3の傾き角度を調整できるようになっている。シートバック3については、公知の構成のものであるので説明を省略し、シートクッション2について説明していく。ここで、自動車用シート1が、特許請求の範囲の「乗物用シート」に相当する。
図1に示すように、シートクッション2のクッションフレーム2Fは、上面視で略矩形状に形成された枠体部10と、フロアFに連結され前後方向に延びるスライドレール20と、スライドレール20に対して枠体部10を上下動可能に支持するリフタ部30と、を有している。
枠体部10の基本的枠組みは、シート左右側部において前後方向に延びる右サイドフレーム11と左サイドフレーム12とを、前側において円筒状のフロントパイプ13で、後側において円筒状のリアパイプ14で、連結することで形成されている。右サイドフレーム11と左サイドフレーム12は、前後方向に延びる長尺の鉄製のプレス部品で、その上端部と下端部には、それぞれシート外側方向に延びるフランジが設けられている。フロントパイプ13とリアパイプ14は、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に対して回転可能に取付けられている鉄製の部品である。右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の前端部側にはプレス部品であるフロントパネル15が、上下動可能に取付けられている。具体的には、フロントパネル15が左右一対の鉄製の支持アーム16の前端部側に2つのボルト15aの締結で取付けられるとともに、支持アーム16の後端部が軸16aによって右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の前後方向略中央部に回動可能に取付けられている。図示しない駆動機構によって軸16aを中心に支持アーム16が上下方向に回動させられることによってフロントパネル15が右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に対して上下動する。支持アーム16は、最下端に下げたとき右サイドフレーム11と左サイドフレーム12に重なる位置関係にある。フロントパイプ13とリアパイプ14との間には、クッションパッド2Pを下から支えるSばね(図示せず)が掛け渡し状に取付けられている。Sばねは、ワイヤを屈曲形成したばねを部分的に樹脂で一体化成形した部材である。右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の後端上部には、それぞれロアアーム10aが取付けられて、各ロアアーム10aにはリクライナRを介してバックフレーム3Fの下端部が取付けられている。ここで、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12が、特許請求の範囲の「一対のサイドフレーム」に相当する。また、フロントパネル15と左右一対の支持アーム16が、特許請求の範囲の「チルト機構」に相当する。
図1及び図2に示すように、スライドレール20は、フロアFに連結されたロアレール21に対してアッパレール22が前後方向に摺動可能に組み付けられた部品である。右側のスライドレール20と左側のスライドレール20は、実質的に同一で前後方向に平行に延びているので、代表として左側のスライドレール20について説明する。スライドレール20におけるロアレール21は、水平面に対してθ1の角度で後方に向かって下がるように傾斜するフロアFの上面に固定されている。θ1は5度である。スライドレール20におけるアッパレール22の上面部には、その前端部側にフロントブラケット31が、その後端部側にリアブラケット32が連結されている。フロントブラケット31は、前後方向に延びる底壁部31aと、底壁部31aの左側端部から一体として上方向に立設された側壁部31bと、を有するプレス成形部材である。リアブラケット32は、前後方向に延びる底壁部32aと、底壁部32aの右側端部から一体として上方向に立設された側壁部32bと、を有するプレス成形部材である。
図1及び図2に示すように、リフタ部30は、フロントパイプ13及びリアパイプ14と、一対のフロントリンク33と、一対のリアリンク34と、一対のフロントブラケット31と、一対のリアブラケット32と、を備えている。すなわち、フロントブラケット31及びリアブラケット32は、スライドレール20と枠体部10とを連結する部材であると同時にリフタ部30の構成部材の1つでもある。一対のフロントリンク33は、それぞれ上端部がフロントパイプ13の左右端部側に固定されるとともに、下端部がフロントブラケット31の側壁部31bに第4軸31cを中心に回動可能に取付けられている。フロントパイプ13の中心軸が第3軸13aである。リアリンク34は、それぞれ上端部がリアパイプ14の左右端部側に固定されるとともに、下端部がリアブラケット32の側壁部32bに第2軸32cを中心に回動可能に取付けられている。リアパイプ14の中心軸が第1軸14aである。リアパイプ14の右側端部近傍にはセクタギア14bが固定されている。セクタギア14bは右サイドフレーム11に取付けられたモータ17に対して減速機構(図示せず)を介して取付けられたピニオンギア18と噛み合う様に配置されている。ピニオンギア18が、制御機構19によってその回転を制御されたモータ17の駆動によって回動させられることによりセクタギア14bが回動し同時にリアパイプ14が回動する。リアパイプ14が回動するとリアリンク34が第2軸32cを中心に上下方向に回動する。このとき、右サイドフレーム11、フロントリンク33、アッパレール22、リアリンク34で4節リンクが構成される。また、左サイドフレーム12、フロントリンク33、アッパレール22、リアリンク34で4節リンクが構成される。これによって、左右のフロントリンク33は、左右のリアリンク34の動きに従動して上下方向に回動する。これによって、フロアFに対して枠体部10が上下動する。ここで、一対のフロントリンク33と一対のリアリンク34が、それぞれ、特許請求の範囲の「第2リンク部材」と「第1リンク部材」に相当する。また、セクタギア14bとピニオンギア18とモータ17が、特許請求の範囲の「揺動機構」に相当する。
図2に示すように、太い実線の左サイドフレーム12とフロントリンク33及びリアリンク34の状態がシートクッション2の座面2Sを最も高くした最高位置状態HSであり、細い実線の左サイドフレーム12とフロントリンク33及びリアリンク34の状態がシートクッション2の座面2Sを最も低くした最低位置状態LSである。第1軸14aと第3軸13aの間隔は、第2軸32cと第4軸31cの間隔より50mm長くなるように設定されている。比較のために、図3に従来構造の自動車用シート100を示す。自動車用シート1と自動車用シート100の違いは、アッパレール22に対するフロントブラケット31の取付け位置が異なっている点である。自動車用シート1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。自動車用シート100においては、第1軸14aと第3軸13aの間隔と、第2軸32cと第4軸31c0の間隔と、はほぼ等しく設定されていて、側面から見て第1軸14a、第3軸13a、第2軸32c、第4軸31c0を結んだ図形は略平行四辺形とされている。すなわち、自動車用シート1の第4軸31cは、自動車用シート100における第4軸31c0をスライドレール20と平行に50mmだけ後方に移動させたものとなっており、側面から見て第1軸14a、第3軸13a、第2軸32c、第4軸31cを結んだ図形は平行四辺形とは異なる四辺形となっている。ここで、最高位置状態HSと最低位置状態LSが、それぞれ、特許請求の範囲の「基準位置」と「後傾位置」に相当する。
図2及び図3に基づき、自動車用シート1の作動について説明する。図3に示す自動車用シート100において、シートクッション2に対するシートバック3の傾き角度を固定してシートクッション2の座面2S上に着座乗員を模したマネキンMを載置する。そして、太い実線で示す最高位置状態HS0と細い実線で示す最低位置状態LS0との間をリフタ部30を作動させて移動させると、マネキンMのピップポイントHPの上下動距離H0は60mmとなり、マネキンMのトルソーラインT0の傾動角度θ2は5.2度となる。すなわち、自動車用シート100においては、リフタ部30を作動させて最高位置状態HS0と最低位置状態LS0との間を周期的に動かしても上下方向には60mm移動するが座面2Sの揺動角度は5.2度に過ぎず着座乗員に眠気を催させるには揺動の程度が不足している。一方、図2に示す本実施形態の自動車用シート1においては、太い実線で示す最高位置状態HSと細い実線で示す最低位置状態LSとの間をリフタ部30を作動させて移動させると、マネキンMのピップポイントHPの上下動距離H0は61.3mmとなり、マネキンMのトルソーラインT0の傾動角度θ3は15.2度となる。すなわち、自動車用シート1は、自動車用シート100と比べて、リフタ部30を作動させて最高位置状態HSと最低位置状態LSとの間を周期的に動かすと、上下方向には61.3mm移動して自動車用シート100と同程度であるにかかわらず、座面2Sの揺動角度は15.2度となり着座乗員に眠気を催させるに充分な揺動の程度を確保できるものとなる。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。制御機構19によりリフタ部30を作動させて一対のリアリンク34をフロアFに対して周期的に揺動させると、シートクッション2の座面2Sは最高位置状態HSと、最高位置状態HSの座面2Sから後方に15.2度傾けた最低位置状態LSの座面2Sとの間で周期的に揺動しながら上下動する。これによって、リンク機構方式のリフタ部30を利用した簡潔な構造で着座乗員の眠りを誘うシートクッション2の座面2Sの周期的な揺動が可能な自動車用シート1を提供することができる。なお、最高位置状態HSの座面2Sから後方に傾く最低位置状態LSの座面2Sの角度は6度から16度の範囲で選択可能であるが、角度が大きいほど着座乗員の眠りを誘う効果は大きくなる。
また、第2軸32cと第4軸31cは、フロアFに取付けられた前後方向に延びる一対のスライドレール20における一対のアッパレール22に配設されているので、自動車用シート1は、前後方向の位置を調整することができる。さらに、第2軸32cと第4軸31cとの間の前後方向の間隔は、第1軸14aと第3軸13aとの間の前後方向の間隔より短く設定されているので、スライドレール20の前後長を抑えることができ自動車用シート1のフロアFへの設置における自由度を高めることができる。さらに、クッションフレーム2Fの前方側にはシートクッション2の座面2Sを上下移動させるチルト機構であるフロントパネル15と左右一対の支持アーム16が備えられている。これによって、一対のフロントリンク33と一対のリアリンク34の回動によりシートクッション2の座面2Sが上下移動したとき、前後に傾斜するシートクッション2の座面2Sの角度を必要に応じて調整することができる。具体的には、例えばドライバーシートにおいて、シートクッション2の座面2Sが最高位置状態HSにあるとき、シートクッション2の座面2Sの傾斜を運転操作のしやすい傾斜に調整することができる。加えて、制御機構19は一対のリアリンク34を一定の振動数で揺動させることができるので、シートクッション2の座面2Sが一定の振動数で揺動して着座乗員に眠りを誘いやすい。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、第2軸32cと第4軸31cをフロアFに固定されたスライドレール20のアッパレール22に配設したが、これに限らず、フロアFに直接配設することもできる。
2.上記実施形態においては、リフタ部30を最高位置状態HSと最低位置状態LSの間で周期的に作動させたが、これに限らず、最高位置状態HSの座面2Sと、最高位置状態HSの座面2Sに対して後方に6度から15度の範囲で傾いた状態の座面2Sと、の間で周期的に揺動するよう制御機構19によってリフタ部30の動きを制御してもよい。
3.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
2 シートクッション
2F クッションフレーム
2S 座面
10 枠体部
11 右サイドフレーム
12 左サイドフレーム
13 フロントパイプ
13a 第3軸
14 リアパイプ
14a 第1軸
14b セクタギア(揺動機構)
15 フロントパネル(チルト機構)
16 支持アーム(チルト機構)
17 モータ(揺動機構)
18 ピニオンギア(揺動機構)
19 制御機構
20 スライドレール
21 ロアレール
22 アッパレール
30 リフタ部
31 フロントブラケット
31c 第4軸
32 リアブラケット
32c 第2軸
33 フロントリンク(第2リンク部材)
34 リアリンク(第1リンク部材)
F フロア
H0 上下動距離
HP ピップポイント
HS 最高位置状態(基準位置)
LS 最低位置状態(後傾位置)
M マネキン
T0 トルソーライン
θ3 傾動角度

Claims (5)

  1. 乗物用シートであって、
    シートクッションは、骨格を成すクッションフレームの側部を構成する一対のサイドフレームと、該一対のサイドフレームの後方側において一端が左右方向に延びる第1軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結されるとともに他端がフロアに対して直接又は間接に左右方向に延びる第2軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結された一対の第1リンク部材と、前記一対のサイドフレームの前方側において一端が左右方向に延びる第3軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結されるとともに他端がフロアに対して直接又は間接に左右方向に延びる第4軸を中心としてそれぞれ回動可能に連結された一対の第2リンク部材と、前記一対の第1リンク部材又は前記一対の第2リンク部材を前記フロアに対して回動させる揺動機構と、該揺動機構の作動を制御する制御機構と、を有し、
    該制御機構は前記シートクッションの座面が最高の高さにある基準位置と、該基準位置から後方に6度から15度の範囲で傾いた後傾位置と、の間で周期的に揺動させるように前記揺動機構を制御する乗物用シート。
  2. 請求項1において、前記第2軸と前記第4軸は、前記フロアに取付けられた前後方向に延びる一対のスライドレールにおける一対のアッパレールに配設されている乗物用シート。
  3. 請求項2において、前記第2軸と前記第4軸との間の前後方向の間隔は、前記第1軸と前記第3軸との間の前後方向の間隔より短く設定されている乗物用シート。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記クッションフレームの前方側には前記シートクッションの座面を上下移動させるチルト機構が備えられている乗物用シート。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記制御機構は前記一対の第1リンク部材又は前記一対の第2リンク部材を一定の振動数で揺動させる乗物用シート。
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