JP2022159600A - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2022159600A
JP2022159600A JP2021063883A JP2021063883A JP2022159600A JP 2022159600 A JP2022159600 A JP 2022159600A JP 2021063883 A JP2021063883 A JP 2021063883A JP 2021063883 A JP2021063883 A JP 2021063883A JP 2022159600 A JP2022159600 A JP 2022159600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross member
rear cross
bracket
vehicle
collision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021063883A
Other languages
English (en)
Inventor
宗男 赤塩
Muneo Akashio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2021063883A priority Critical patent/JP2022159600A/ja
Publication of JP2022159600A publication Critical patent/JP2022159600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】リヤクロスメンバの両端部を1対のブラケットを介してフロアに保持する車両において、側面衝突時、リヤクロスメンバの変形を抑制する。【解決手段】車両10の後部車体構造12は、車両幅方向に延びるリヤクロスメンバ22と、リヤクロスメンバ22の両端部42を支持し、フロア14に固定された1対のブラケット24とを備える。リヤクロスメンバ22の端部42の下側は、ブラケット24の上面に支持されており、リヤクロスメンバ22の端部42の上側は、開放されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の後部車体構造に関し、特に、側面衝突時に、衝突してきた移動体の車両内部への侵入を抑制する構造に関する。
車両の後方部分には、車両幅方向に延びるリヤクロスメンバが配置されている。リヤクロスメンバは、側面衝突時に荷重を受けて、衝突側とは反対側の部材に荷重を伝えると共にそれを受け止めさせることで、衝突してきた移動体の車両内部への侵入を抑制する。
特許文献1には、リヤフロアパネルに取り付けられ、リヤシートクッションの内部に収容されるように配置されたリヤシートクロスメンバが開示されている。
特開2017-109628号公報
図6Aは、従来技術におけるリヤクロスメンバ122と1対のブラケット124を車両後方から見た図である。同図に示すように、車両には、リヤクロスメンバ122の両端部142を1対のブラケット124を介してフロア114に固定した構造を有するものがある。リヤクロスメンバ122の端部142は、ブラケット124の上面に置かれて、上から被覆部材150が覆い被されている。被覆部材150は、ブラケット124に溶接されて、ブラケット124との間で、リヤクロスメンバ122の端部142を挟み込んでいる。
側面衝突時、図6Bに示すように、衝突荷重Fがブラケット124上側の外側端面に印加されると、ブラケット124上部と被覆部材150には、衝突側とは反対側(以下、反衝突側と言う)の下方に向かう曲げモーメントが生じる。この際、リヤクロスメンバ122の端部142は、ブラケット124上部と被覆部材150から印加される曲げモーメントに抗うことができず、それらとともに反衝突側の下方に向かうことになる。そのため、リヤクロスメンバ122が大きく変形して、反衝突側のブラケット124に衝突荷重を十分に伝えられない虞がある。
本発明の目的は、リヤクロスメンバの両端部を1対のブラケットを介してフロアに保持する車両において、側面衝突時に、リヤクロスメンバの変形を抑制できる構造を提供することにある。
本発明に係る車両の後部車体構造は、車両幅方向に延びるリヤクロスメンバと、前記リヤクロスメンバの両端部を支持し、フロアに固定された1対のブラケットと、を備え、前記リヤクロスメンバの前記端部の下側は、前記ブラケットの上面に支持されており、前記リヤクロスメンバの前記端部の上側は、開放されている、ことを特徴とする。
リヤクロスメンバの端部の上側が開放されているため、側面衝突時、衝突荷重によりブラケット上部が反衝突側の下方に向かって変形する際に、リヤクロスメンバの端部は、ブラケットの上面から離脱することできる。リヤクロスメンバの端部が、ブラケット上部の変形に追従しなくなるため、リヤクロスメンバの変形を抑制することができる。
車両の後部車体構造の要部を上方から見た図である。 リヤクロスメンバと1対のブラケットを示す斜視図である。 リヤクロスメンバの端部とブラケットの固定構造を示す斜視図である。 図3のA-A端面図である。 リヤクロスメンバとブラケットを後方から見た図である。 側面衝突時のリヤクロスメンバとブラケットの変形の様子を示す図である。 従来技術におけるリヤクロスメンバとブラケットを後方から見た図である。 従来技術における側面衝突時のリヤクロスメンバとブラケットの変形の様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。以下の説明において、特段の断りがない限り、前後左右上下等の方向および向きを表す語句は、車両に関する方向および向きを表す。また、車両の左右方向(幅方向)において車両の前後方向に延びる中心線に近い側を車幅方向内側、遠い側を車幅方向外側と記す。各図において、矢印FRの向きが前方、矢印UPの向きが上方、矢印RHの向きが右方を表す。
図1は、車両10の後部車体構造12の要部を上方から見た図である。後部車体構造12は、フロアパネル14と、フロアパネル14上に配置されたリヤシート16と、車両幅方向に延びるリヤクロスメンバ22と、リヤクロスメンバ22の両端部42を支持し、フロアパネル14に固定された1対のブラケット24とを備える。リヤシート16は、座部18と、背もたれ20とを有する。座部18は、骨格およびクッション材を含み、下部に空洞が形成されている。この空洞の中に、リヤクロスメンバ22と1対のブラケット24が収容されている。
1対のブラケット24は、それぞれ、左右対称の形状を有し、車幅方向外側に配置されている。ブラケット24には、その前後に、フロアパネル14との締結部26が形成されている。図2は、リヤクロスメンバ22と1対のブラケット24を示す斜視図である。ブラケット24の締結部26は、複数のボルト挿入孔28を有し、各ボルト挿入孔28にボルトが挿入されることで、各ブラケット24がフロアパネルに締結されている。リヤクロスメンバ22は、パイプ状の部材であり、2つのブラケット24の間に架け渡されている。
図3は、リヤクロスメンバ22の端部42とブラケット24の固定構造を示す斜視図であり、図4は、図3のA-A端面図である。ブラケット24は、金属板を折り曲げて形成された本体30と、本体30の車幅方向外側に結合された金属板である側板32とを有する。
ブラケット24の本体30は、前後のそれぞれに配置された締結部26と、締結部26から斜め上方に延びる斜板33と、斜板33の上端に接続され、本体30の天井を形成する天板34とを備える。図4に示すように、天板34は、断面が半円状である凹み部36を有し、凹み部36は、左右方向(図4の紙面を突き抜ける方向)に延びている。凹み部36には、リヤクロスメンバ22の端部42が入り込むことで、凹み部36が、リヤクロスメンバ22の端部42を下から支持している。
図3に示すように、側板32は、天板34よりも上側に延びた部分を有し、リヤクロスメンバ22の端面は、側板32上部の車幅方向内側の面に当たっている。ブラケット24の凹み部36の上端(縁部39と記す)には、左右方向の複数箇所に、左右方向に延びる線状の溶接が施されている。この溶接は、図4に示すように、前後の縁部39に施されている。また、凹み部36の底には、左右方向(図4の紙面を突き抜ける方向)の複数箇所に、左右方向に延びる孔37が形成されており、ブラケット24の下側から、これらの孔37を通して溶接が施されている。これらの溶接によって、リヤクロスメンバ22の端部42は、ブラケット24に固定されている。
この実施形態では、リヤクロスメンバ22の端部42の上側が開放されている点に大きな特徴がある。このように、リヤクロスメンバ22の端部42の上部部品(被覆部材)を廃止して、同端部42の下側のみをブラケット24の上面に固定している。
次に、以上説明した後部車体構造12の作用効果について説明する。
図5Aは、リヤクロスメンバ22とブラケット24を後方から見た図であり、図5Bは、側面衝突時のリヤクロスメンバ22とブラケット24の変形の様子を示す図である。側面衝突時、図5Bに示すように、衝突荷重Fがブラケット24上側の外側端面に印加されると、ブラケット24上部には、反衝突側の下方に向かう曲げモーメントが生じることになる。しかしながら、以上説明した実施形態によれば、リヤクロスメンバ22の端部42の上側が開放されているため、ブラケット24上部が反衝突側の下方に向かって変形する際に、リヤクロスメンバ22の端部42は、ブラケット24の上面から離脱することができる。リヤクロスメンバ22の端部42の下側は、ブラケット24の上面に溶接されているが、ブラケット24の変形が進むことにより溶接が剥がれて、それらの結合が解除される。これにより、リヤクロスメンバ22の端部42は、ブラケット24の変形に追従しなくなるため、リヤクロスメンバ22の変形を抑制することができる。リヤクロスメンバ22の形状が直線状に近い形状に維持されるため、反衝突側のブラケット24(図5Bの左側)に衝突荷重を十分に伝えることができ、同ブラケット24に衝突荷重の一部を受け止めさせることができる。そのため、衝突してきた移動体の車両内への侵入を効果的に抑制することができる。
以上説明した実施形態では、リヤクロスメンバ22の端部42の下側が、ブラケット24の上面に溶接されていたが、溶接されずに、ブラケット24の上面に置かれているだけでもよい。この場合、リヤクロスメンバ22を1対のブラケット24間に強く挟み込むことで、リヤクロスメンバ22が保持されてもよい。この実施形態でも、側面衝突時、リヤクロスメンバ22の端部42が、ブラケット24の上面から離脱できるため、リヤクロスメンバ22の変形を抑制することができる。
10 車両、12 後部車体構造、14,114 フロアパネル(フロア)、16 リヤシート、18 座部、20 背もたれ、22,122 リヤクロスメンバ、24,124 ブラケット、26 締結部、28 ボルト挿入孔、30 本体、32 側板、33 斜板、34 天板、36 凹み部、37 孔、39 縁部、42,142 端部、150 被覆部材。

Claims (1)

  1. 車両幅方向に延びるリヤクロスメンバと、
    前記リヤクロスメンバの両端部を支持し、フロアに固定された1対のブラケットと、を備え、
    前記リヤクロスメンバの前記端部の下側は、前記ブラケットの上面に支持されており、
    前記リヤクロスメンバの前記端部の上側は、開放されている、
    ことを特徴とする車両の後部車体構造。
JP2021063883A 2021-04-05 2021-04-05 車両の後部車体構造 Pending JP2022159600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021063883A JP2022159600A (ja) 2021-04-05 2021-04-05 車両の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021063883A JP2022159600A (ja) 2021-04-05 2021-04-05 車両の後部車体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022159600A true JP2022159600A (ja) 2022-10-18

Family

ID=83641386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021063883A Pending JP2022159600A (ja) 2021-04-05 2021-04-05 車両の後部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022159600A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5432269B2 (ja) 車体後部構造
JP5879938B2 (ja) 車両後部の側部パネルの補強構造
US8100462B2 (en) Floor underframe of vehicles
JP5075949B2 (ja) 車体前部構造
WO2014033963A1 (ja) 車両用シート
JP2008056191A (ja) 車体前部構造
JP5209353B2 (ja) 車体前部構造
JP2022159600A (ja) 車両の後部車体構造
JP2008265523A (ja) 車両用シートの分割式シートバック取付構造
JP2009208678A (ja) 車両のサブフレーム
JP7300107B2 (ja) 車両のフロア構造
JP2013180701A (ja) グラブレールの取付部構造
JP4485847B2 (ja) 車体構造
JP3329098B2 (ja) 自動車の車体フロア構造
JP2020055325A (ja) 車両のフロアパネルの補強構造
CN111152849A (zh) 车辆的下部车身结构
JP4453005B2 (ja) シートブラケットの取付け構造
JP5572461B2 (ja) 車両用シート
JP7259771B2 (ja) 車両側部構造
JP2002046653A (ja) フロア構造
JP6142978B1 (ja) 車両前部構造
JP2022083969A (ja) ポップアップシート装着部補強車体構造
JP2023061531A (ja) 車両用ステップ構造
JP2023106151A (ja) 車両のキャブ後部構造
JP2022171353A (ja) 車両の下部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240117