JP2022154785A - 照明制御システム、照明制御装置、及び、照明制御方法 - Google Patents

照明制御システム、照明制御装置、及び、照明制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明装置のパラメータを柔軟に制御することができる照明制御システムを提供する。【解決手段】照明制御システム10は、サブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて照明装置20のパラメータを制御する制御部33を備える。制御部33は、照明装置20に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、上記パラメータを、サブマスタフェーダ32が下がるほどシーケンス制御において定められた値に近づけ、照明装置20に対してシーケンス制御が行われていないときには、サブマスタフェーダ32が下がっても上記パラメータの値を変化させない。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年10月27日に株式会社テレビ新広島(本社)にて公開 令和2年10月28日に株式会社テレビ新広島(本社)に機器を納品 令和2年12月2日に熊本城ホールにて公開 令和2年12月8日に株式会社あいテレビ(本社)にて公開 令和2年12月8日に愛媛県県民文化会館にて公開 令和3年1月25日に鳥取県立倉吉未来中心に機器を納品 令和3年2月4日に鳥取県立倉吉未来中心にて公開 令和3年3月22日に株式会社サンテレビジョン(新社屋)に機器を納品
本発明は、照明制御システム、照明制御装置、及び、照明制御方法に関する。
劇場またはコンサートホールにおいては照明装置の調光レベル及び発光色などを変化させることで照明演出が行われている。照明演出に関して、特許文献1には、調光操作器を備えた調光システムにおいて、シーン再生時の出力レベルを効率的に修正可能とし、修正に伴う照明負荷等に対するストレスを小さくする技術が開示されている。
特開2008-135224号公報
本発明は、照明装置のパラメータを柔軟に制御することができる照明制御システム、照明制御装置、及び、照明制御方法を提供する。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、フェーダへのユーザの操作に応じて照明装置のパラメータを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記照明装置に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、前記パラメータを、前記フェーダが下がるほど前記シーケンス制御において定められた値に近づけ、前記照明装置に対して前記シーケンス制御が行われていないときには、前記フェーダが下がっても前記パラメータを変化させない。
本発明の一態様に係る照明制御装置は、フェーダへのユーザの操作に応じて照明装置のパラメータを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記照明装置に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、前記パラメータを、前記フェーダが下がるほど前記シーケンス制御において定められた値に近づけ、前記照明装置に対して前記シーケンス制御が行われていないときには、前記フェーダが下がっても前記パラメータを変化させない。
本発明の一態様に係る照明制御方法は、フェーダへのユーザの操作に応じて照明装置のパラメータを制御する照明制御方法であって、前記照明装置に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、前記パラメータを、前記フェーダが下がるほど前記シーケンス制御において定められた値に近づけ、前記照明装置に対して前記シーケンス制御が行われていないときには、前記フェーダが下がっても前記パラメータを変化させない。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記照明制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の照明制御システム、照明制御装置、及び、照明制御方法は、照明装置のパラメータを柔軟に制御することができる。
図1は、実施の形態に係る照明制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、複数のサブマスタフェーダへの調光レベルの設定例を示す図である。 図3は、複数のサブマスタフェーダのつまみの位置と調光レベルとの関係を説明するための第一の図である。 図4は、複数のサブマスタフェーダのつまみの位置と調光レベルとの関係を説明するための第二の図である。 図5は、複数のサブマスタフェーダのつまみの位置と調光レベルとの関係を説明するための第三の図である。 図6は、複数のサブマスタフェーダへの発光色の設定例を示す図である。 図7は、複数のサブマスタフェーダのつまみが順に上げられる場合の照明装置の発光色の変化を説明するための図である。 図8は、シーケンス制御のタイムチャートである。 図9は、実施の形態に係る照明制御システムの制御の切り替え動作のフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る照明制御システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明制御システムの機能構成を示すブロック図である。
照明制御システム10は、舞台またはテレビスタジオなどに設置される演出用の照明装置20を制御するシステムである。照明制御システム10は、芝居、コンサートイベント、または、テレビ番組の収録などにおける照明演出に用いられる。図1に示されるように、照明制御システム10は、複数の照明装置20と、調光卓30とを備える。照明制御システム10が備える照明装置20の数は特に限定されず、照明制御システム10は、少なくとも1つの照明装置20を備えればよい。
照明装置20は、演出用の照明装置であり、具体的には、スポットライトまたはムービングライトなどである。照明装置20は、調光レベル、及び、発光色の変更が可能である。照明装置20は、赤色光を発する発光素子、青色光を発する発光素子、及び、緑色光を発する発光素子を備え、発光色の変更は、例えば、これらの発光素子の明るさが独立して制御されることによって実現される。発光素子は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子であるが、有機EL(Electro-Luminescence)素子などによって実現されてもよい。
調光卓30は、照明制御装置の一例であり、照明装置20を制御するためのユーザの操作をユーザから受け付け、受け付けられた操作に基づいて照明装置20を制御する。調光卓30は、ユーザインタフェース(UI:User Interface)部31と、複数のサブマスタフェーダ32と、制御部33と、記憶部34とを備える。
ユーザインタフェース部31は、サブマスタフェーダ32への照明シーン(照明装置20の調光レベル、及び、発光色などの少なくとも1つ)の設定のためのユーザの操作などをユーザから受け付ける。ユーザインタフェース部31は、例えば、画像が表示される表示ディスプレイ、タッチパネル、ハードウェアキー、及び、フェーダなどによって実現される。
サブマスタフェーダ32は、当該サブマスタフェーダ32に設定された照明シーンを再生するためにユーザによって操作されるフェーダである。1つのサブマスタフェーダ32には1つのつまみ(被操作部)が設けられる。つまみは、言い換えれば、ノブである。サブマスタフェーダ32は、例えば、物理的なフェーダであるが、GUI(Graphical User Interface)などによって実現される仮想的なフェーダであってもよい。
制御部33は、サブマスタフェーダ32へのユーザの操作(サブマスタフェーダ32のつまみの上げ下げ)に応じて、照明装置20を制御する。制御部33は、例えば、照明装置20へ制御信号を送信することにより、照明装置20のパラメータを制御する。照明装置20のパラメータは、照明装置20の明るさを示すパラメータ(調光レベルとも記載される)、及び、照明装置20の発光色を示すパラメータ(以下、単に発光色とも記載される)などである。制御部33の機能は、例えば、制御部33を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサが記憶部34に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
記憶部34は、上記コンピュータプログラム、及び、照明装置20を制御するために必要な各種情報(照明シーンの設定情報)などが記憶される記憶装置である。記憶部34は、例えば、半導体メモリによって実現される。
[調光レベルの制御]
まず、サブマスタフェーダ32への操作に基づいて、照明装置20の調光レベルが制御される例について説明する。図2は、複数のサブマスタフェーダ32への調光レベルの設定例を示す図である。図3~図5は、複数のサブマスタフェーダ32のつまみの位置と調光レベルとの関係を説明するための図である。以下の図2~図5を用いた説明においては、2つのサブマスタフェーダ32をサブマスタフェーダ1及びサブマスタフェーダ2として区別し、2つの照明装置20を照明装置20a及び照明装置20bとして区別する。
図2の例では、サブマスタフェーダ1には、照明装置20aに対しての調光レベルとして100%(最大の明るさで発光している状態)、照明装置20bに対しての調光レベルとして0%(消灯状態)が設定されている。サブマスタフェーダ2には、照明装置20aに対しての調光レベルとして50%が設定され、照明装置20bに対しての調光レベルとして50%が設定されている。図2のような設定は、設定情報として記憶部34に記憶され、制御部33によって参照される。なお、説明の簡略化のために図2では図示されていないが、サブマスタフェーダ32には、調光レベルに加えて発光色(後述のRGBの調光レベルの組み合わせ)が設定可能である。
この状態で、図3に示されるようにサブマスタフェーダ1のつまみが最上部まで上げら
れると、制御部33は、照明装置20aの調光レベルを100%にし、照明装置20bの調光レベルを0%にする。言い換えれば、制御部33は、照明装置20aを調光レベル100%で発光させ、照明装置20bを発光させない。なお、サブマスタフェーダ1のつまみが中央部まで上げられると、制御部33は、照明装置20aの調光レベルを50%にし、照明装置20bの調光レベルを0%にする。
一方、図4に示されるように、サブマスタフェーダ2のつまみが最上部まで上げられると、制御部33は、照明装置20aの調光レベル50%にし、照明装置20bの調光レベルを50%にする。言い換えれば、制御部33は、照明装置20aを調光レベル50%で発光させ、照明装置20bを調光レベル50%で発光させる。なお、サブマスタフェーダ2のつまみが中央部まで上げられると、制御部33は、照明装置20aの調光レベルを25%にし、照明装置20bの調光レベルを25%にする。
ここで、図5に示されるようにサブマスタフェーダ1のつまみ及びサブマスタフェーダ2のつまみの両方が最上部まで上げられると、サブマスタフェーダ1のつまみの位置によって定まる調光レベルと、サブマスタフェーダ2のつまみの位置によって定まる調光レベルとのうち調光レベルが高いほうが優先される。したがって、制御部33は、照明装置20aの調光レベルを100%にし、照明装置20bの調光レベルを50%にする。
なお、図示されないが、サブマスタフェーダ1のつまみ及びサブマスタフェーダ2のつまみの両方が中央部まで上げられると、制御部33は、照明装置20aの調光レベルを50%にし、照明装置20bの調光レベルを25%にする。
このように、制御部33は、照明装置20bの調光レベルを、複数のサブマスタフェーダ32のつまみの位置が示す複数の調光レベルのうち最も大きい調光レベルに制御する。調光レベルの制御には、最も高い調光レベルが優先されるHTP(Highest Takes Precedence)制御が採用されている。調光レベルなどのHTP制御が採用されるパラメータは、第二パラメータまたはHTPパラメータとも記載される。
[発光色の制御]
次に、サブマスタフェーダ32への操作に基づいて、照明装置20の発光色が制御される例について説明する。図6は、複数のサブマスタフェーダ32への発光色の設定例を示す図である。なお、説明の簡略化のために図6では図示されていないが、サブマスタフェーダ32には、発光色に加えて調光レベルが設定可能である。また、図6は1つのサブマスタフェーダ32に1つの照明装置20の発光色が設定される例を示しているが、1つのサブマスタフェーダ32に複数の照明装置20の発光色を設定することも可能である。
図6に示されるように発光色は、例えば、赤色光を発する発光素子の調光レベル、緑色光を発する発光素子の調光レベル、及び、青色光を発する発光素子の調光レベルの組み合わせによって規定される。以下、赤色光を発する発光素子の調光レベルはR:0%~100%というように記載され、緑色光を発する発光素子の調光レベルはG:0%~100%というように記載され、青色光を発する発光素子の調光レベルはB:0%~100%というように記載される。
図6の例では、サブマスタフェーダ1には、照明装置20に対する発光色として(R:100%、G:0%、B:0%)が設定されている。同様に、サブマスタフェーダ2には、照明装置20に対する発光色として(R:0%、G:100%、B:0%)が設定され、サブマスタフェーダ3には、照明装置20に対する発光色として(R:0%、G:0%、B:100%)が設定されている。図6のような設定は、設定情報として記憶部34に記憶され、制御部33によって参照される。
この場合、サブマスタフェーダ2及びサブマスタフェーダ3のつまみは上げずにサブマスタフェーダ1のつまみだけを最下部から最上部へ上げていくと、制御部33は、照明装置20の発光色をつまみの位置に応じてR:0%からR:100%に変化させる。同様に、サブマスタフェーダ2のつまみだけを最下部から最上部へ上げていくと、制御部33は、照明装置20の発光色をつまみの位置に応じてG:0%からG:100%に変化させる。制御部33は、サブマスタフェーダ3のつまみだけを最下部から最上部へ上げていくと照明装置20の発光色をつまみの位置に応じてB:0%からB:100%に変化させる。
ここで、図7は、サブマスタフェーダ1~3のつまみが順に上げられる場合の照明装置20の発光色の変化を説明するための図である。
図7では最初にサブマスタフェーダ1のつまみが最上部まで上げられる。上述のように、サブマスタフェーダ1のつまみが最上部に達すると、照明装置20がR:100%で発光する。
次に、この状態でサブマスタフェーダ2を最下部から最上部まで上げていくと、照明装置20の発光色はつまみの位置に応じてR:100%からG:100%に変化する。具体的には、サブマスタフェーダ2を最下部から最上部まで上げていくと、制御部33は、R:100%からR:0%への変更と、G:0%からG:100%への変更とを並行して行う。このように、発光色の制御においては、後から操作されたサブマスタフェーダ2の発光色が優先される。
同様に、サブマスタフェーダ2のつまみが最上部に達した状態でサブマスタフェーダ3を最下部から最上部まで上げていくと、照明装置20の発光色はつまみの位置に応じてG:100%からB:100%に変化する。つまり、後から操作されたサブマスタフェーダ3の発光色が優先される。
このように、発光色の制御には、直近の発光色が優先されるLTP(Latest Takes Precedence)制御が採用されている。なお、LTP制御が採用される発光色以外のパラメータとしては、照明装置20が光を出射する向き(パン方向の角度、及び、チルト方向の角度など)が挙げられる。照明装置20がストロボ照明であるような場合、LTP制御が採用されるパラメータとしてストロボ周波数も挙げられる。このようにLTP制御が採用されるパラメータは、第一パラメータまたはLTPパラメータとも記載される。
[シーケンス制御]
照明制御システム10は、上記サブマスタフェーダ32へのユーザの手動操作に基づく調光レベル及び発光色の制御だけでなく、あらかじめ定められた1以上の照明シーンを所望の順番に再生するためのシーケンス制御も可能である。図8は、シーケンス制御のタイムチャートである。
例えば、ユーザは、ユーザインタフェース部31への操作等により、照明シーン1、照明シーン2、照明シーン3のそれぞれを生成する。照明シーン1~3は、調光レベルの設定値、及び、発光色の設定値によって構成される。例えば、照明シーン1には、調光レベル80%、R:100%、G:0%、B:0%が設定され、照明シーン2には、調光レベル90%、R:0%、G:100%、B:0%が設定され、照明シーン3には、調光レベル100%、R:0%、G:0%、B:100%が設定される。生成された照明シーンの内容(調光レベルの設定値及び発光色の設定値)、シーン情報として記憶部34に記憶され、制御部33によって参照される。
ユーザは、さらに、ユーザインタフェース部31への操作等により、照明シーン1~3の再生時間、及び、転換時間などをさらに設定することで、シーケンス情報を生成する。生成されシーケンス情報は、記憶部34に記憶される。
ユーザは、ユーザインタフェース部31へシーケンス制御を開始するための所定の操作を行うと、制御部33は、記憶部34に記憶されたシーケンス情報及びシーン情報に基づいて、シーケンス制御を実行する。このように、照明制御システム10は、シーケンス制御が可能である。
[サブマスタフェーダを下げたときの発光色の変化]
ところで、上記図7のようにサブマスタフェーダ1~3のつまみが順に最上部まで上げられた後、サブマスタフェーダ3のつまみが下げられた場合にどのように発光色を制御するかについては、以下の2つの制御方法が考えられる。
第一の制御方法は、サブマスタフェーダ3の直前に上げたサブマスタフェーダ2の発光色に変化させる方法である。つまり、サブマスタフェーダ3のつまみを最上部から最下部まで下げていくと、照明装置20の発光色はつまみの位置に応じてB:100%からG:100%に変化する。具体的には、サブマスタフェーダ3のつまみが最上部から最下部へ向かって下げられている期間において、制御部33は、B:100%からB:0%への変更と、G:0%からG:100%への変更とを並行して行う。この結果、照明装置20の発光色は、サブマスタフェーダ32のつまみの位置、及び、シーケンス制御の再生度合に応じて滑らかに遷移(フェード)する。なお、照明装置20の調光レベルは上記HTP制御にしたがって変更される。
このような第一の制御方法は、上述のシーケンス制御を行っているときに、サブマスタフェーダ32を上げてスポット的に発光色を変え、その後、サブマスタフェーダ32を下げてシーケンス制御に復帰するような使い方をする場合に有用である。より具体的には、ある照明状態(シーケンス制御中)の舞台においてある人物が登場したときだけ発光色を変えて、しばらくすると元の照明状態(シーケンス制御)に戻したいような場合に有用である。なお、サブマスタフェーダ32を最上部まで上げずに下げた場合(例えば、80%まで上げて下げた場合)には第一の制御方法が適用される。
第二の制御方法は、サブマスタフェーダ3のつまみを下げても、サブマスタフェーダ3の発光色(B:100%)を維持する方法である。この場合、発光色は維持される一方で、照明装置20の調光レベルは上記HTP制御にしたがって変更される。
上記第一の制御方法では、ユーザは、サブマスタフェーダ32の操作の順序を覚えておく必要があるが、第二の制御方法ではそのような必要はない。
また、第一の制御方法では、サブマスタフェーダ32のつまみが1つだけ最上部に達した状態でこのつまみを下げると、照明装置20の発光色が意図しない変化をする場合がある。例えば、調光レベルの変化と発光色の変化とが合わさることで、発光色がデフォルトの黒色または白色に向かって指数関数的に急激に変化してしまう場合がある。サブマスタフェーダ32に照明装置20が光を出射する向きが設定される場合には、照明装置20が真下を向いてしまう場合があり、サブマスタフェーダ32にストロボ周波数が設定される場合には、意図しないストロボ周波数に遷移してしまう場合がある。これに対し、第二の制御方法においては、このような意図しないLTPパラメータの変化は発生しない。
[制御の切り替え動作]
上記第一の制御方法及び第二の制御方法は、それぞれメリット及びデメリットを有している。そこで、照明制御システム10は、第一の制御方法及び第二の制御方法を適応的に切り替える動作を行う。図9は、照明制御システム10の制御の切り替え動作のフローチャートである。なお、図9のフローチャートの開始時点においては、サブマスタフェーダ32のつまみが最上部に達した状態となっている。
制御部33は、最上部に位置するサブマスタフェーダ32のつまみを下げる操作を検出すると(S11)、シーケンス制御が実行されているか否かを判定する(S12)。シーケンス制御が実行されているか否かは、例えば、記憶部34に記憶されたシーケンス制御の実行フラグを参照することで判定されるが、他の方法によって判定されてもよい。
制御部33は、シーケンス制御が実行されていると判定すると(S12でYes)、上記第一の制御方法と同様に、照明装置20の発光色を、サブマスタフェーダ32のつまみが下げられるほどシーケンス制御で定められた発光色に近づける制御を行う(S13)。例えば、シーケンス制御においてR:100%に設定された照明シーンが実行されており、サブマスタフェーダ32がB:100%に設定されているときには、照明装置20の発光色は、つまみの位置に応じてB:100%からR:100%に変化する。具体的には、サブマスタフェーダ32のつまみが最上部から最下部へ向かって下げられている期間において、制御部33は、B:100%からB:0%への変更と、R:0%からR:100%への変更とを並行して行う。この結果、照明装置20の発光色は、サブマスタフェーダ32のつまみの位置、及び、シーケンス制御の再生度合に応じて滑らかに遷移(フェード)する。
なお、シーケンス制御が実行されているときにサブマスタフェーダ32のつまみを最上部から下げている途中で上げた場合には、照明装置20の発光色は、最上部に上げた時の状態に近づいていく。
一方、制御部33は、シーケンス制御が実行されていないと判定すると(S12でNo)、上記第二の制御方法と同様に、サブマスタフェーダ32のつまみが下げられても、発光色を変化させない(S14)。
このように照明制御システム10は、第一の制御方法及び第二の制御方法をシーケンス制御が実行されているか否かに応じて切り替えることで、柔軟に発光色を制御することができる。
なお、図9の動作は、他のLTPパラメータ(照明装置20が光を出射する向き、ストロボ周波数など)にも適用可能である。つまり、上記図9の説明において、「発光色」は「LTPパラメータ」に読み替えられてもよい。
[効果等]
以上説明したように、照明制御システム10は、サブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて照明装置20のパラメータを制御する制御部33を備える。制御部33は、照明装置20に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、上記パラメータを、サブマスタフェーダ32が下がるほどシーケンス制御において定められた値に近づけ、照明装置20に対してシーケンス制御が行われていないときには、サブマスタフェーダ32が下がっても上記パラメータの値を変化させない。
このような照明制御システム10は、照明装置20のパラメータを柔軟に制御することができる。
また、例えば、上記パラメータは、照明装置20の発光色を示す。
このような照明制御システム10は、照明装置20の発光色を柔軟に制御することができる。
また、例えば、上記パラメータは、照明装置20が光を出射する向きを示す。
このような照明制御システム10は、照明装置20が光を出射する向きを柔軟に制御することができる。
また、例えば、制御部33は、複数のサブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて、上記パラメータである第一パラメータ、及び、上記パラメータと異なる照明装置20の第二パラメータを制御し、第二パラメータを、複数のサブマスタフェーダ32の位置が示す複数の値のうち最も大きい値に制御する。
このような照明制御システム10は、複数のサブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて第一パラメータ及び第二パラメータを制御することができる。
また、例えば、第二パラメータは、照明装置20が発する光の明るさを示す。
このような照明制御システム10は、サブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて照明装置20が発する光の明るさを制御することができる。
また、例えば、照明制御システム10は、さらに、照明装置20を備える。
このように照明制御システム10は、照明装置20を含むシステムとして実現されてもよい。
また、調光卓30は、サブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて照明装置20のパラメータを制御する制御部33を備える。制御部33は、照明装置20に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、上記パラメータを、サブマスタフェーダ32が下がるほどシーケンス制御において定められた値に近づけ、照明装置20に対してシーケンス制御が行われていないときには、サブマスタフェーダ32が下がっても上記パラメータを変化させない。調光卓30は、照明制御装置の一例である。
このような調光卓30は、照明装置20のパラメータを柔軟に制御することができる。
また、制御部33などのコンピュータによって実行される照明制御方法は、サブマスタフェーダ32へのユーザの操作に応じて照明装置20のパラメータを制御する照明制御方法である。照明制御方法は、照明装置20に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、上記パラメータを、サブマスタフェーダ32が下がるほどシーケンス制御において定められた値に近づけ、照明装置20に対してシーケンス制御が行われていないときには、サブマスタフェーダ32が下がっても上記パラメータを変化させない。
このような照明制御方法は、照明装置20のパラメータを柔軟に制御することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、照明制御装置(調光卓)は、照明演出用の専用装置であったが、照明制御装置は、パーソナルコンピュータなどの汎用装置にアプリケーションプログラムがインストールされることによって実現されてもよい。この場合、サブマスタフェーダは、例えば、表示画面に表示される仮想的なフェーダとして実現されてもよい。
また、上記実施の形態では、照明制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、照明制御システムは、照明制御装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。照明制御システムが複数の装置によって実現される場合、上記実施の形態で説明された照明制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態の照明制御装置として実現されてもよい。また、本発明は、照明制御システムなどのコンピュータが実行する照明制御方法として実現されてもよい。本発明は、このような照明制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、汎用装置を照明制御装置として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。本発明はこのようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 照明制御システム
20、20a、20b 照明装置
30 調光卓(照明制御装置)
31 ユーザインタフェース部
32 サブマスタフェーダ(フェーダ)
33 制御部
34 記憶部

Claims (9)

  1. フェーダへのユーザの操作に応じて照明装置のパラメータを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記照明装置に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、前記パラメータを、前記フェーダが下がるほど前記シーケンス制御において定められた値に近づけ、
    前記照明装置に対して前記シーケンス制御が行われていないときには、前記フェーダが下がっても前記パラメータを変化させない
    照明制御システム。
  2. 前記パラメータは、前記照明装置の発光色を示す
    請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 前記パラメータは、前記照明装置が光を出射する向きを示す
    請求項1に記載の照明制御システム。
  4. 前記制御部は、
    複数の前記フェーダへの前記ユーザの操作に応じて、前記パラメータである第一パラメータ、及び、前記パラメータと異なる前記照明装置の第二パラメータを制御し、
    前記第二パラメータを、複数の前記フェーダの位置が示す複数の値のうち最も大きい値に制御する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  5. 前記第二パラメータは、前記照明装置が発する光の明るさを示す
    請求項4に記載の照明制御システム。
  6. さらに、前記照明装置を備える
    請求項1~5のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  7. フェーダへのユーザの操作に応じて照明装置のパラメータを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記照明装置に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、前記パラメータを、前記フェーダが下がるほど前記シーケンス制御において定められた値に近づけ、
    前記照明装置に対して前記シーケンス制御が行われていないときには、前記フェーダが下がっても前記パラメータを変化させない
    照明制御装置。
  8. フェーダへのユーザの操作に応じて照明装置のパラメータを制御する照明制御方法であって、
    前記照明装置に対して行われるシーケンス制御であってあらかじめ定められた1つ以上の照明シーンを再生するためのシーケンス制御が行われているときには、前記パラメータを、前記フェーダが下がるほど前記シーケンス制御において定められた値に近づけ、
    前記照明装置に対して前記シーケンス制御が行われていないときには、前記フェーダが下がっても前記パラメータを変化させない
    照明制御方法。
  9. 請求項8に記載の照明制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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