JP2022154239A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Rina Kikukawa
天 榮木
Ten Eiki
晃洋 近藤
Akihiro Kondo
良平 ▲徳▼永
Ryohei Tokunaga
佑太 北林
Yuta KITABAYASHI
広貴 川崎
Hirotaka Kawasaki
駿策 藤井
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Abstract

【課題】複数の発熱体間の空隙部における温度低下を抑え、シートの画像不良を抑えることができる定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置16は、シートSに形成されたトナー像を加熱定着するヒーター32を備える。ヒーター32は、電極(41、42)と、発熱体片400とを備える。電極(41、42)は、複数の発熱体片400に電力を通電する。複数の発熱体片400は、電極(41、42)に接続され、ヒーター32に主走査方向に空隙部500を介して配列される。複数の発熱体片400の第1総面積Sh(mm2)に対する空隙部500の第2総面積Ss(mm2)の比率は、0<(空隙部500の第2総面積Ss(mm2))/(複数の発熱体片400の第1総面積Sh(mm2))≦0.5である。【選択図】図4

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
特許文献1は、基板の表面に抵抗発熱体が形成された定着ヒーターを備える定着装置を開示する。
特開平9-292787号公報
特許文献1に記載の定着ヒーターは、シートの通過領域の全域にわたる一本の抵抗発熱体を開示する。抵抗発熱体は、銀・パラジウム合金(Ag・Pd)などの高価な材料で形成されることがある。しかし、トナー像を充分にシートに定着させるためには、必ずしもシートの通過領域の全域に抵抗発熱体を形成する必要はない。
本発明は、発熱体が複数の発熱体片で形成されている場合において、発熱体片を好適に配置することにより、高価な材料の使用量を抑えることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シートに形成されたトナー像を加熱定着するヒーターを備える定着装置であって、前記ヒーターは、電極と、複数の発熱体片とを備える。前記電極は、前記複数の発熱体片に電力を通電する。前記複数の発熱体片は、前記電極に接続され、前記ヒーターに主走査方向に空隙部を介して配列される。前記複数の発熱体片の第1総面積に対する前記空隙部の第2総面積の比率は、0<(前記空隙部の第2総面積(mm2)/(前記複数の発熱体片の第1総面積(mm2))≦0.5である。
本発明の定着装置によれば、発熱体が複数の発熱体片で形成されている場合において、発熱体片を好適に配置することにより、高価な材料の使用量を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る定着装置および画像形成装置を備える複合機を示す図である。 本実施形態に係る定着装置を備える画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る定着装置の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る定着装置のヒーターを示す平面図である。 発熱体片と空隙部とを示す拡大図である。 ヒーターの他の一例を示す図である。 (a)および(b)は、発熱体片が平行四辺形または台形である一例を示す図である。 発熱体片が平行四辺形または台形である一例を示す詳細図である。 ヒーターの他の一例を示す図である。 ヒーターの他の一例を示す図である。 ヒーターの他の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を示す。Z軸は鉛直面に平行であり、X軸およびY軸は水平面に平行である。
本実施形態において、Y軸方向を「主走査方向」と記述することがある。また、Z軸方向を「副走査方向」と記述することがある。X軸方向を「主走査方向および副走査方向と直交する方向」と記述することがある。
図1を参照して、複合機1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る定着装置16を備える複合機1を示す図である。また、図2を参照して、本実施形態に係る定着装置16を備える画像形成装置3の構成を説明する。図2は、本実施形態に係る定着装置16を備える画像形成装置3の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、複合機1は、原稿読取装置2と、画像形成装置3とを備える。複合機1は、例えば、スキャナー、複写機、プリンター、コピー機、ファクシミリその他の機能を組み合わせたMFP(Multi Function Printer)である。
原稿読取装置2は、例えば、原稿トレイ、原稿給送部、原稿搬送部、原稿読取部、光学部材、原稿排出部、原稿排出トレイを有する。
画像形成装置3は、プリンター制御部10と、プリンター駆動部11と、シートトレイ12と、シート給送部13と、シート搬送部14と、画像形成部15と、定着部16(定着装置16)と、シート排出部17と、シート排出トレイ18とを備える。
プリンター制御部10は、画像形成装置3の各部の動作を制御する。プリンター制御部10は、複合機1の各部の動作を制御する制御部として機能してもよい。プリンター制御部10の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、または、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
プリンター制御部10は、定着装置16に通紙するシートSのサイズを制御可能である。プリンター制御部10は、ジョブの指示に基づいて、シートSのサイズを選択し、シート給送部13に給送するシートSのサイズを指示する。
プリンター駆動部11は、画像形成装置3の各部を駆動させる。プリンター駆動部11は、複合機1の各部を作動させる駆動部であってもよい。プリンター駆動部11の具体例は、電気モーター、電磁ソレノイド、油圧シリンダー、空気圧シリンダーである。
シートトレイ12は、シートSを積載する。シートSは、記録媒体の一例である。シートトレイ12は、トレイと、昇降部材とを含んでもよい。シート給送部13は、シートトレイ12に積載されたシートSをピックアップして給送する。シート給送部13の具体例は、ピックアップローラーである。
シート搬送部14は、シートトレイ12から給送されたシートSを搬送する。シート搬送部14は、搬送路を有する。搬送路は、シートトレイ12を始点として、画像形成部15、定着部16を介して、シート排出部17まで延びる。シート搬送部14は、搬送路に搬送ローラーと、レジストローラーとを含んでもよい。
搬送ローラーは、搬送路に複数配置されてもよく、シートSを搬送する。レジストローラーは、シートSを画像形成部15に搬送するタイミングを調節する。シート搬送部14は、シートトレイ12から、画像形成部15、定着部16を経由して、シート排出部17までシートSを搬送する。
画像形成部15は、文書画像データに基づいて、電子写真方式によってシートSに図示しないトナー像を形成する。文書画像データは、例えば、原稿Gの画像を示す。
定着部16は、シートSに現像されたトナー像を加熱および加圧して、シートSにトナー像を定着させる。定着部16は、「定着装置16」と記述することがある。
シート排出部17は、複合機1(画像形成装置3)の筐体の外部にシートSを排出する。シート排出部17の具体例は、排出ローラーである。
シート排出トレイ18は、シート排出部17により排出されたシートSを積載する。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る定着装置16の詳細な構成を説明する。図3は、本実施形態に係る定着装置16の構成を示す断面図である。
図3に示すように、定着装置16は、定着ベルト30と、加圧部材31と、ヒーター32と、ヒーター保持部材33と、ステー板金34と、ステー板金保持部35と、定着ベルト保持部36と、温度測定部37とを備える。
定着ベルト30は、シートSに形成されたトナー像を加熱定着する。すなわち、定着ベルト30は、図1に示す画像形成部15においてトナー像を形成され、定着装置16に搬送されたシートS(図1)を加熱して、シートSに転写されたトナー像を加熱定着させる。
図3に示す定着ベルト30は、無端状である。定着ベルト30は、略円筒形状を有する。定着ベルト30は、可撓性を有する。
定着ベルト30は、複数の層をさらに有する。定着ベルト30は、例えば、ポリイミドを含むポリイミド層と、シリコーンゴム等の弾性材料を含む弾性層と、離型層とを有する。離型層は、ポリイミド層の外周面上に形成される。離型層は、例えば、フッ素樹脂製の耐熱性フィルムである。
加圧部材31は、駆動回転しながら定着ベルト30に圧接して(当接して)、定着ベルト30を従動回転させる。加圧部材31は略円柱状であって、定着ベルト30に対向して配置される。加圧部材31の一例は、加圧ローラー31である。以下、加圧部材31は、「加圧ローラー31」と記述することがある。
加圧ローラー31は、円柱状の芯金と、円筒状の弾性層と、離型層とを有する。弾性層は、芯金上に形成される。離型層は、弾性層の表面を覆うように形成される。
芯金は、例えば、ステンレスまたはアルミニウムにより形成される。弾性層は、弾性を有し、例えば、シリコーンゴムにより形成される。離型層は、例えば、フッ素樹脂により形成される。
ヒーター32は、図示しない電源と接続され、発熱する。ヒーター32は、定着ベルト30を加熱する。ヒーター32は、定着ベルト30の内周面に対向する位置に配置される。ヒーター32は、図示しない押圧部材により、定着ベルト30の内周面に向けて押圧されていてもよい。
ヒーター32は、例えば、面状ヒーター、または細長薄板状ヒーターである。ヒーター32の一例は、セラミックヒーターである。セラミックヒーターは、セラミック基板と、抵抗発熱体とを有する。ヒーター32の厚さは、例えば、1mmである。ヒーター32は、定着ベルト30を介して加圧ローラー31からの圧力を受ける。
加圧ローラー31が定着ベルト30に圧接することにより、定着ベルト30と加圧ローラー31との接触部分にニップ部Nが形成される。加圧ローラー31が定着ベルト30に圧接することにより、ヒーター32が定着ベルト30の内周面に圧接する。そのため、定着ベルト30はヒーター32によって加熱され、ニップ部Nを通過するシートS(図1)に形成されたトナー像がシートSに定着される。
定着ベルト30の内周面には、潤滑オイルが塗布されている。定着ベルト30とヒーター32との間には潤滑オイルが介在している。潤滑オイルは、定着ベルト30との内周面とヒーター32との間に油膜を形成する。潤滑オイルは、定着ベルト30とヒーター32との摩擦を軽減させる。
潤滑オイルの具体例は、グリス(grease)である。グリスは、油よりも粘度が高く流動性がない。このため、常温では半固体または半流動性である。グリスの一例は、液状潤滑油にカルシウム・ナトリウム・リチウム・アルミニウムの石鹸(脂肪酸の塩)等の増稠剤(ぞうちょうざい)を均一に拡散させ、半固体状または固体状にしたものである。
ヒーター保持部材33は、定着ベルト30を周回転可能にガイドし、定着ベルト30を加熱するヒーター32を保持する。
ステー板金34は、ヒーター保持部材33を補強する。ステー板金34は、例えば、細長状の金属製ステー部材である。ステー板金34は、コの字形状、U字形状、または、V字形状に形成されてもよい。
ステー板金保持部35は、ステー板金34をヒーター保持部材33に対して固定するよう保持する。
定着ベルト保持部36は、定着ベルト30を周回転可能にガイドする。
次に、図1~図3に加え、さらに図4~図11を参照して、ヒーター32の詳細な構造について説明する。図4は、本実施形態に係る定着装置16のヒーター32を示す平面図である。図5は、発熱体片400と空隙部500とを示す拡大図である。図6は、ヒーター32の他の一例を示す図である。図7(a)および(b)は、発熱体片400が平行四辺形または台形である一例を示す図である。図8は、発熱体片400が平行四辺形または台形である一例を示す詳細図である。図9は、ヒーター32の他の一例を示す図である。図10および図11は、ヒーター32の他の一例を示す図である。
本実施形態に係る定着装置16は、シートSに形成されたトナー像を加熱定着するヒーター32を備える。ヒーター32は、電極(41、42)と、複数の発熱体片400とを備える。電極(41、42)は、複数の発熱体片400に電力を通電する。複数の発熱体片400は、電極(41、42)に接続され、ヒーター32に主走査方向に空隙部500を介して配列される。複数の発熱体片400の第1総面積Sh(mm2)に対する空隙部500の第2総面積Ss(mm2)の比率は、(0<(空隙部500の第2総面積Ss(mm2))/(複数の発熱体片400の第1総面積Sh(mm2))≦0.5)である。
具体的には、図4に示すように、ヒーター32は、発熱体40と、電極41、電極42、端子43と、端子44とを有する。
具体的には、図4に示すように、ヒーター32は、発熱体40と、電極41と、電極42と、端子43と、端子44とを有する。発熱体40は、複数の発熱体片400を有する。発熱体片400は、発熱体片401、発熱体片402、・・・、発熱体片409、・・・を含む。
電極41および電極42は、図示しない電源に接続され、複数の発熱体片400に電力を通電する。複数の発熱体片400は、電極41および電極42に接続され、ヒーター32に主走査方向に空隙部500を介して配列される。
発熱体片400は、図示しない電源が電極41および電極42を介して供給した電力により、ジュール熱を発熱し、定着ベルト30を加熱する。
複数の発熱体片400は、ヒーター32のシートSと対向する対向面Pに主走査方向に延びて配設される。発熱体片400は、電極41および電極42を構成する材料よりも抵抗率が大きく、例えば、Ag/Pd(銀パラジウム)、RuO2(酸化ルテニウム)、Ta2N(窒化タンタル)等の抵抗発熱体である。
発熱体片400は、例えば、酸化ルテニウムなどのペーストを厚膜印刷したのちに、これを焼成することにより形成されている。なお、発熱体片400は、スパッタリングなどの薄膜形成技術によって形成してもよい。
電極41は、発熱体片400の副走査方向下流側の側辺に接続され、発熱体40と平行に延びる。電極42は、発熱体片400の副走査方向上流側の側辺に接続され、発熱体40と平行に延びる。
電極41および電極42は、例えば、添加元素としてロジウム、バナジウム、ビスマス、シリコンなどが添加されたレジネートAuからなる。電極41および電極42は、レジネートAuのペーストを厚膜印刷したのちに、これを焼成することにより形成されてもよい。電極41および電極42は、スパッタリングなどの薄膜形成技術によって形成するようにしてもよい。電極41および電極42は、複数のAu層を積層させることによって構成してもよい。
図10、図11で後述する電極46、電極47、および電極48も同様の構成であってよい。
端子43は、電極41と接続される。端子43は、図示しない金属線と接続され、図示しない電源から供給された電力を電極41に通電する。端子43は、図示しない金属線と接離可能であってもよい。
発熱体片401の面積を面積Sh1(mm2)と記述する。発熱体片402の面積を面積Sh2(mm2)と記述する。以下同様に、発熱体片(400+n)の面積をShn(mm2)と記述する。nは自然数である。
発熱体40(複数の発熱体片400)の第1総面積Sh(mm2)は、(第1総面積Sh(mm2)=面積Sh1(mm2)+面積Sh2(mm2)+・・・面積Shn(mm2))である。
互いに隣接する複数の発熱体片400の間には、空隙部500が介在する。空隙部500は、複数の発熱体片400を電気的に絶縁する。
発熱体片401と発熱体片402との間には、空隙部501が介在する。発熱体片402と発熱体片403との間には、空隙部502が介在する。以下同様に、発熱体片(400+n)と発熱体片(400+(n+1))との間には、空隙部(500+k)が介在する。kは自然数である。
空隙部500の第2総面積Ss(mm2)は、(第2総面積Ss(mm2)=面積Ss1(mm2)+面積Ss2(mm2)+・・・+面積Ssk(mm2)+・・・)である。
複数の発熱体片400の第1総面積Sh(mm2)に対する空隙部500の第2総面積Ss(mm2)の比率は、(0<(空隙部500の第2総面積Ss(mm2))/(複数の発熱体片400の第1総面積Sh(mm2))≦0.5)であってもよい。
本実施形態によれば、発熱体40が複数の発熱体片400で形成されている場合において、発熱体片400を好適に配置することにより、高価な材料の使用量を抑えることができる。
次に、図5は、互いに隣接する発熱体片400の間に介在する空隙部500を詳細に説明する図である。
図5に示すように、空隙部500(空隙部501)は、互いに隣接する複数の発熱体片400(発熱体片401、発熱体片402)の対向する対向辺51と、対向辺52と、対向辺51および対向辺52の副走査方向下流側の頂点53および頂点54同士を結ぶ仮想辺55と、対向辺51および対向辺52の副走査方向上流側の頂点56および頂点57同士を結ぶ仮想辺58とにより囲まれた領域であってもよい。
複数の発熱体片400のヒーター32の主走査方向端部における空隙部500の面積Ss(mm2)は、主走査方向中央部における空隙部500の面積Ss(mm2)より大きくてもよい。
具体的には、図6において、面積Ss1(mm2)>面積Ss2(mm2)>面積Ss3(mm2)>・・であってもよい。また、面積Ss(k+2)(mm2)>面積Ss(k+1)(mm2)>面積Ssk(mm2)であってもよい。
また、図6において、複数の発熱体片400のヒーター32の主走査方向端部におけるいずれかの空隙部500の面積Ssが、主走査方向中央部におけるいずれかの空隙部500の面積Ssより大きければよい。
すなわち、例えば、B5サイズのシートSと、A4サイズのシートSのように異なるサイズのシートSを定着処理する場合、ヒーター32の主走査方向端部における発熱体片400よりも、ヒーター32の主走査方向中央部における発熱体片400の方が使用頻度が高い。そのため、ヒーター32の主走査方向中央部における発熱体片400の方が、ヒーター32の主走査方向端部における発熱体片400よりも、シートSに熱を奪われ易い。従って、ヒーター32の主走査方向中央部の方が定着不良による画像品質の劣化が生じやすい。
本実施形態によれば、発熱体片400の配置間隔を好適に設定することにより、定着不良による画像品質の劣化を抑えることができる。
次に、引き続き、図4~図8を参照して、発熱体片400のいくつかの実施形態について説明する。
図4に示すように、複数の発熱体片400は、主走査方向に等間隔で配列されてもよい。
図7に示すように、複数の発熱体片400の形状は、それぞれ正方形、長方形、平行四辺形、または、台形のいずれかを含んでもよい。
図4および図6は、複数の発熱体片400の形状が、それぞれ正方形または長方形である場合の実施形態である。
図7(a)は、複数の発熱体片400の形状が平行四辺形である実施形態である。
図7(b)は、複数の発熱体片400の形状が台形である実施形態である。
図7(a)または(b)は、複数の発熱体片400の形状が、正方形、長方形、平行四辺形、および台形のいずれか一つ、またはいずれかの組み合わせであってもよい。例えば、複数の発熱体片400の形状が、正方形と長方形との組み合わせであってもよい。例えば、複数の発熱体片400の形状が、平行四辺形と台形との組み合わせであってもよい。
発熱体片400の形状が平行四辺形または台形である場合、シートSに仮想される副走査方向軸64は、複数の発熱体片400の少なくとも一つの発熱体片400を通ってもよい。
図8に示すように、複数の発熱体片400のうち、互いに隣接する発熱体片401および発熱体片402に着目する。
トナー像が形成されたシートSが、ヒーター32の副走査方向上流側から副走査方向下流側に搬送されるとき、シートSがヒーター32を通過する副走査方向軸64を仮想する。
副走査方向軸64は、発熱体片401のみを通過してもよい。副走査方向軸64は、発熱体片401の下流辺61と、発熱体片402の上流辺60の両方を通過してもよい。副走査方向軸64は、発熱体片402のみを通過してもよい。すなわち、副走査方向軸64は、発熱体片400の少なくとも一部を通過すればよい。
副走査方向軸64が、発熱体片400の少なくとも一部を通過するためには、以下のいずれかの条件を具備する必要がある。
図8に示すように、副走査方向軸64が発熱体片401の斜辺62を通過するためには、発熱体片401の頂点53は、副走査方向軸64に対して、発熱体片401の頂点56と反対側に配置されなければならない。副走査方向軸64が発熱体片402の斜辺63を通過するためには、発熱体片402の頂点54は、副走査方向軸64に対して、発熱体片402の頂点57と反対側に配置されなければならない。
副走査方向軸64が発熱体片401および発熱体片401の両方を通過するためには、発熱体片401の頂点53は、副走査方向軸64に対して、発熱体片402の頂点57と反対側に配置されなければならない。
副走査方向軸64が発熱体片402の斜辺63を通過するためには、発熱体片402の頂点54は、副走査方向軸64に対して、発熱体片402の頂点57と反対側に配置されなければならない。
以上の条件は、図7(a)および(b)に示す他の発熱体片400に適用され得る。
本実施形態によれば、シートSに形成されたトナー像は、発熱体40のいずれかの発熱体片400を通過するため、好適に定着処理され、定着不良による画像劣化を抑えることができる。
ヒーター32の主走査方向端部における発熱体片400の面積Sh(mm2)は、主走査方向中央部における発熱体片400の面積Sh(mm2)より小さくてもよい。
具体的には、図4において、面積Sh1(mm2)<面積Sh2(mm2)<面積Sh3(mm2)<・・であってもよい。また、面積Sh(n+2)(mm2)<面積Sh(n+1)(mm2)<面積Shn(mm2)であってもよい。
また、図4において、複数の発熱体片400のヒーター32の主走査方向端部におけるいずれかの発熱体片400の面積Sh(mm2)が、主走査方向中央部におけるいずれかの発熱体片400の面積Sh(mm2)より大きければよい。
本実施形態によれば、発熱体片400の配置間隔を好適に設定することにより、定着不良による画像品質の劣化を抑えることができる。
次に、図9を参照して、定着装置16のヒーター32の他の実施形態について説明する。図9は、ヒーター32の他の一例を示す図である。
電極(41、42)は、複数の発熱体片400の副走査方向上流側および副走査方向下流側に配設され、複数の発熱体片400に副走査方向上流側から副走査方向下流側に向けて通電させてもよく、または、副走査方向下流側から副走査方向上流側に向けて通電させてもよい。
図9に示すように、端子43は、ヒーター32の主走査方向の一方端に配置される。端子44は、ヒーター32の主走査方向の他方端に配置される。
端子43に接続される電極42は、発熱体片401の副走査方向上流側に接続される。電極41は、発熱体片402および発熱体片403の副走査方向下流側に接続される。電極70は、発熱体片402および発熱体片403の副走査方向上流側に接続される。電極71は、発熱体片403および発熱体片404の副走査方向下流側に接続される。
端子44に接続される電極72は、発熱体片409の副走査方向下流側に接続される。電極73は、発熱体片409および発熱体片408の副走査方向上流側に接続される。電極74は熱体片408および発熱体片407の副走査方向下流側に接続される。
端子43が正側(+)であり、端子44が負側(-)である場合、図示しない電源から供給された電力は、端子43から電極42に供給され、電極42および電極41に接続された発熱体片401には、副走査方向上流側から副走査方向下流側へ電流が流れる。電極70および電極71に接続された発熱体片403には、副走査方向上流側から副走査方向下流側へ電流が流れる。
電極41および電極70に接続された発熱体片402には、副走査方向下流側から副走査方向上流側へ電流が流れる。
このように構成することにより、本実施形態では、図4に示すような電極41および電極42に比べて、電極の量を削減できる。
次に、図10および図11を参照して、定着装置16のヒーター32の他の実施形態について説明する。図10および図11は、ヒーター32の他の一例を示す図である。
図10に示すように、複数の発熱体片400は、主走査方向に少なくとも3つの発熱体群(第1発熱体群80、第2発熱体群81)に分けられ、電極は、主走査方向中央側の発熱体群(第1発熱体群80)に通電する第1電極(電極42、電極46、および電極48)と、主走査方向端部側の発熱体群(第2発熱体群81)に通電する第2電極(電極41、電極47、および電極49)とに分けられる。
具体的には、例えば、定着装置16は、小サイズ(B5サイズ)のシートSと、大中サイズ(A4サイズ)のシートSとを定着処理可能である。定着装置16がB5サイズのシートSを定着処理する場合、図示しない電源は、端子45を介して第1電極(電極42、電極46、および電極48)に通電する。
第1電極(電極42、電極46、および電極48)に接続された第1発熱体群80には電流が流れて発熱する。そのため、第1発熱体群80を通過するB5サイズのシートSは、トナー像が加熱定着される。
定着装置16がA4サイズのシートSを定着処理する場合、図示しない電源は、端子43、端子44、および端子45を介して、第1電極(電極42、電極46、および電極48)および第2電極(電極41、電極47、および電極49)に通電する。
第1電極(電極42、電極46、および電極48)に接続された第1発熱体群80は電流が流れて発熱する。第2電極(電極41、電極47、および電極49)に接続された第2発熱体群81は電流が流れて発熱する。そのため、第1発熱体群80および第2発熱体群81を通過するA4サイズのシートSは、トナー像が加熱定着される。
本実施形態において、複数の発熱体片400は、主走査方向に不等間隔に並ぶ互いに隣接する3つの発熱体片400(発熱体片(401+(n-1))、発熱体片(401+n)、および発熱体片(401+(n+1))を含む。
本実施形態によれば、シートSのサイズに応じて、効率的に発熱体片400を選択して発熱させることができ、発熱体40の寿命を延ばすことができ、さらに、電力を抑えることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、定着装置および画像形成装置の分野に利用可能である。
3 画像形成装置
16 定着装置
30 定着ベルト
31 加圧ローラー
32 ヒーター
40 発熱体
400 発熱体片
500 空隙部
41 電極
42 電極
43 端子
44 端子
Sh 第1総面積
Shn 発熱体片の面積
Ss 第2総面積
Ssk 空隙部の面積
51 対向辺
52 対向辺
53 頂点
54 頂点
55 仮想辺
56 頂点
57 頂点
58 仮想辺

Claims (11)

  1. シートに形成されたトナー像を加熱定着するヒーターを備える定着装置であって、
    前記ヒーターは、
    前記複数の発熱体片に電力を通電する電極と、
    前記電極に接続され、前記ヒーターに主走査方向に空隙部を介して配列された複数の発熱体片と
    を備え、
    前記複数の発熱体片の第1総面積(mm2)に対する前記空隙部の第2総面積(mm2)の比率は、
    0<(前記空隙部の第2総面積(mm2))/(前記複数の発熱体片の第1総面積(mm2))≦0.5である、定着装置。
  2. 前記空隙部は、互いに隣接する前記複数の発熱体片の対向する対向辺と、前記対向辺の副走査方向下流側の頂点同士を結ぶ仮想辺と、前記対向辺の副走査方向上流側の頂点同士を結ぶ仮想辺とにより囲まれた領域である、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記複数の発熱体片の前記ヒーターの主走査方向端部における空隙部の面積(mm2)は、主走査方向中央部における空隙部の面積(mm2)より大きい、請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記複数の発熱体片は、前記主走査方向に等間隔で配列される、請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  5. 前記複数の発熱体片の形状は、それぞれ正方形、長方形、平行四辺形、または、台形のいずれかを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記発熱体片の形状が前記平行四辺形または前記台形である場合、前記シートに仮想される副走査方向軸は、前記複数の発熱体片の少なくとも一つの発熱体片を通る、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記ヒーターの主走査方向端部における前記発熱体片の面積(mm2)は、主走査方向中央部における前記発熱体片の面積(mm2)より小さい、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記電極は、前記複数の発熱体片の副走査方向上流側および副走査方向下流側に配設され、前記複数の発熱体片に副走査方向上流側から副走査方向下流側に向けて通電させ、または、前記副走査方向下流側から前記副走査方向上流側に向けて通電させる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記複数の発熱体片は、前記主走査方向に少なくとも3つの発熱体群に分けられ、
    前記電極は、
    前記主走査方向中央側の発熱体群に通電する第1電極と、
    前記主走査方向端部側の発熱体群に通電する第2電極とに分けられる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記複数の発熱体片は、前記主走査方向に不等間隔に並ぶ互いに隣接する3つの発熱体片を含む、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の定着装置を備える、画像形成装置。
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