JP2022154015A - 外装構造体、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

外装構造体、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じて適正な態様で使用することができる外装構造体、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。【解決手段】外装構造体1は、配索材Wを挿通可能であるアウタ部材10と、第1部位21と第2部位22とが係合部で係合された状態で筒状に形成され、配索材Wを挿通可能であり、アウタ部材10の端部から当該アウタ部材10の内部に嵌合可能であるインナ部材20とを備え、インナ部材20は、予め定められた配索材Wがアウタ部材10の内部に挿通可能な最大の本数で内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合せずアウタ部材10の端部と干渉し当該アウタ部材10の内部に嵌合不能であり、予め定められた配索材Wが最大の本数より少ない規定の本数で内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合しアウタ部材10の端部から当該アウタ部材10の内部に嵌合可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、外装構造体、及び、ワイヤハーネスに関する。
例えば、特許文献1には、筒状部と、外周リブと、を備えた保護部材が開示されている。筒状部は、コルゲートチューブの端部に嵌め込まれ、当該コルゲートチューブよりも硬い。外周リブは、筒状部の外周面に周方向に延在するように形成され、コルゲートチューブの端部における内周環状凹部に嵌入する。
特開2019-75946号公報
ところで、上記のような保護部材は、例えば、コルゲートチューブに挿通される配索材の本数等に応じて使用、不使用の使い分けがなされる場合があるが、このような場合に誤使用を防止し適正に使い分けられることが望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、状況に応じて適正な態様で使用することができる外装構造体、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る外装構造体は、筒状に形成され内部に配索材を挿通可能であるアウタ部材と、第1部位と第2部位とが係合部で係合された状態で筒状に形成され、内部に前記配索材を挿通可能であり、前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能であるインナ部材とを備え、前記インナ部材は、予め定められた前記配索材が前記アウタ部材の内部に挿通可能な最大の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合せず前記アウタ部材の端部と干渉し当該アウタ部材の内部に嵌合不能であり、予め定められた前記配索材が前記最大の本数より少ない規定の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合し前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能である。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、配索材と、前記配索材に外装される外装構造体とを備え、前記外装構造体は、筒状に形成され内部に前記配索材を挿通可能であるアウタ部材と、第1部位と第2部位とが係合部で係合された状態で筒状に形成され、内部に前記配索材を挿通可能であり、前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能であるインナ部材とを備え、前記インナ部材は、予め定められた前記配索材が前記アウタ部材の内部に挿通可能な最大の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合せず前記アウタ部材の端部と干渉し当該アウタ部材の内部に嵌合不能であり、予め定められた前記配索材が前記最大の本数より少ない規定の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合し前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能である。
本発明に係る外装構造体、及び、ワイヤハーネスは、状況に応じて適正な態様で使用することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスの概略構成を表す部分斜視図である。 図2は、実施形態に係るワイヤハーネスの概略構成を表す部分断面図である。 図3は、実施形態に係るワイヤハーネスのインナ部材の概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係るワイヤハーネスのインナ部材の概略構成を表す正面図である。 図5は、実施形態に係るワイヤハーネスのインナ部材の作用を表す正面図である。 図6は、実施形態に係るワイヤハーネスのインナ部材の作用を表す部分斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1、図2に示す外装構造体1は、車両等に搭載されるワイヤハーネスWHに組み込まれ、導電性を有する配索材Wに外装され当該配索材Wを保護するものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性を有する複数の配索材Wと、外装構造体1とを備える。配索材Wは、例えば、複数の金属素線を束ねた芯線を、絶縁被覆部によって被覆した絶縁電線である。また、配索材Wは、金属棒を、絶縁被覆部によって被覆した絶縁金属棒であってもよい。外装構造体1は、内部に複数の配索材Wが挿通され当該複数の配索材Wに外装される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、電気接続箱、固定具、コネクタ等の種々の構成部品を含んで構成されてもよい。
本実施形態の外装構造体1は、アウタ部材10と、インナ部材20とを備える。インナ部材20は、アウタ部材10の内部に組み付けられ、当該アウタ部材10の潰れを防止する部品である。
ここで、このインナ部材20は、例えば、アウタ部材10内に挿通される配索材Wの本数が要求仕様等に応じて異なることに起因して、使用、不使用の使い分けがなされる場合がある。例えば、アウタ部材10は、内部に挿通される配索材Wの本数が多く、内部の空間の所定の容量が多数の配索材Wによって満たされている場合には当該配索材Wによって内部から支持されることで、相対的に潰れにくくなる傾向にある。このような場合に、インナ部材20は、例えば、要求仕様上、アウタ部材10への組み付けを要しないこととなる場合がある。
本実施形態のインナ部材20は、このような場合に誤ってアウタ部材10に組み付けられてしてしまうことを防止する構造を採用することで、状況に応じて適正な態様で使用することができる構成を実現している。以下、各図を参照して外装構造体1の各構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、互いに交差する3つの方向をそれぞれ「軸線方向X」、「幅方向Y」、及び、「高さ方向Z」という。軸線方向Xと幅方向Yと高さ方向Zとは、相互に直交する。軸線方向Xは、典型的には、外装構造体1が屈曲せず直線状に配置された状態において、配索材Wの挿通方向、配索方向、延在方向、外装構造体1の軸線方向等に相当する。幅方向Y及び高さ方向Zは、軸線方向Xと交差(直交)する交差方向(直交方向)に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向として説明する。
具体的には、アウタ部材10は、図1、図2に示すように、筒状に形成され内部に配索材Wを挿通可能な外装部材である。アウタ部材10は、コルゲートなどとも呼ばれることもある。アウタ部材10は、絶縁性の樹脂材料等によって可撓性を有する略円筒状に形成される。アウタ部材10は、中心軸線C1が軸線方向Xに沿う。アウタ部材10は、軸線方向Xに沿って凹凸形状が繰り返して連続して形成された蛇腹形状をなしている。アウタ部材10は、例えば、配索材Wを挿通する際にある程度展開可能なように軸線方向Xに沿ってスリット(切り込み)が形成されている。アウタ部材10は、内部に軸線方向Xに沿って配索材Wが挿通され、当該挿通された配索材Wを保護する。アウタ部材10は、内部に複数本の配索材Wを挿通可能である。
本実施形態のアウタ部材10は、一例として、配索材Wの最大挿通可能本数が3本となるように形成されている(図5、図6等参照)。ここで、アウタ部材10における最大挿通可能本数とは、予め定められた配索材Wをアウタ部材10の内部に挿通した場合に、当該アウタ部材10の内部に挿通可能な配索材Wの最大の本数である。またここで、予め定められた配索材Wとは、例えば、要求仕様等に応じて、外径、材料等が予め定められた配索材Wである。ここでは、予め定められた複数本の配索材Wは、典型的には、相互に略同等の外径とされているものとして説明する。
インナ部材20は、図1、図2、図3に示すように、筒状に形成され内部に配索材Wを挿通可能であり、アウタ部材10の端部から当該アウタ部材10の内部に嵌合可能な構造部材(骨組み部材)である。インナ部材20は、コルゲートインナなどとも呼ばれることもある。インナ部材20は、アウタ部材10よりも高い剛性を有する絶縁性の樹脂材料等によって略円筒状に形成される。インナ部材20は、アウタ部材10の内部に組み付けられた状態で、中心軸線C2がアウタ部材10の中心軸線C1と略同軸となり、軸線方向Xに沿う。
本実施形態のインナ部材20は、第1部位21、第2部位22、ヒンジ部23、及び、係合部24を含み、これらが一体で形成される。インナ部材20は、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合された状態で略円筒状に形成され、内部に配索材Wを挿通可能である。
第1部位21、及び、第2部位22は、それぞれ略半円樋状に形成された部分である。第1部位21と第2部位22とは、湾曲して窪んだ側が幅方向Yに沿って互いに対向して組み合わさった状態で略円筒形状をなす。第1部位21は、外面に周方向リブ21a、軸線方向リブ21b等が形成されている。同様に、第2部位22は、外面に周方向リブ22a、軸線方向リブ22b等が形成されている。周方向リブ21a、22aは、それぞれ、第1部位21、第2部位22の外面に周方向(中心軸線C2周り方向)に沿って形成される。周方向リブ21a、22aは、それぞれ、軸線方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられる。周方向リブ21a、22aは、それぞれ、インナ部材20をアウタ部材10の端部から内部に嵌合する際に案内面となるテーパが形成されている。周方向リブ21a、22aは、インナ部材20がアウタ部材10の内部に嵌合された状態で、アウタ部材10の内面の蛇腹形状(凹凸形状)に噛み込むことで、当該アウタ部材10の内部において、軸線方向Xに対してインナ部材20を位置決めする(図2参照)。軸線方向リブ21b、22bは、それぞれ、第1部位21、第2部位22の外面に軸線方向Xに沿って形成される。軸線方向リブ21b、22bは、複数の周方向リブ21a、22aの間に位置し、これらを連結する。軸線方向リブ21b、、22bは、周方向に沿って間隔をあけて複数設けられる。また、第1部位21、及び、第2部位22は、それぞれ、軸線方向Xの一方側の端部(アウタ部材10の内部に嵌合する側とは反対側の端部)にフランジ部21c、22cが形成されている。
ヒンジ部23は、第1部位21と第2部位22との間に介在し、第1部位21と第2部位22とを相対回動可能に連結する部分である。言い換えれば、第1部位21と第2部位22とは、当該ヒンジ部23を介して相対回動可能に連結される。ヒンジ部23は、第1部位21、第2部位22において、周方向に沿って互いに向かい合う端部同士の間に介在して軸線方向Xに沿って延在する薄肉部位(第1部位21、第2部位22等の板厚よりも薄厚の部位)として形成される。この構成により、ヒンジ部23は、軸線方向Xに沿った回動軸を構成し、軸線方向Xに沿って回動軸線C3が設定される。回動軸線C3は、第1部位21と第2部位22との回動中心となる軸線である。第1部位21と第2部位22とは、このヒンジ部23を介して回動軸線C3を回動中心として閉鎖位置(図1参照)と開放位置(図3参照)とに回動(開閉)可能である。ここで、閉鎖位置とは、第1部位21と第2部位22とが相互に組み合わさって略円筒形状をなす位置である。一方、開放位置とは、第1部位21と第2部位22とがヒンジ部23側とは反対側の端部において隙間をあけて離間した位置である。
係合部24は、第1部位21と第2部位22とを相互に係合するロック部分である。係合部24は、第1部位21と第2部位22とが閉鎖位置にある状態、すなわち、第1部位21と第2部位22とが相互に組み合わさって略円筒形状をなす状態で、第1部位21と第2部位22とを係合(ロック)する。係合部24は、第1部位21、第2部位22のヒンジ部23側とは反対側の端部を係合する。ここでは、係合部24は、係合爪部24a、及び、係合アーム部24bを含んで構成される。係合爪部24aは、第1部位21、又は、第2部位22の一方、ここでは、第2部位22の端部に爪状の突起部分として形成される。係合アーム部24bは、第1部位21、又は、第2部位22の他方、ここでは、第1部位21の端部に、係合爪部24aを係止可能な引っ掛かり部分として形成される。係合部24は、係合爪部24aが係合アーム部24bに係止されることで、第1部位21と第2部位22とが閉鎖位置にある状態でこれらを相互に係合し、第1部位21と第2部位22とが当該閉鎖位置にある状態を保持する。
なお、第2部位22は、係合爪部24aが形成されている端部が周方向に沿って突出して山型形状の凸状部24cをなしている。また、第1部位21は、係合アーム部24bが形成されている端部が周方向に沿って窪んで谷型形状の凹状部24dをなしている。凸状部24cと凹状部24dとは、第1部位21と第2部位22とが閉鎖位置にある状態で、凸状部24cが凹状部24d内に嵌り込む大きさ、形状に形成されている。言い換えれば、第1部位21と第2部位22とは、係合部24側の端部において、凸状部24c、凹状部24dを含む部分が互いに噛み合うような波型形状をなしているということもできる。この構成により、インナ部材20は、第1部位21と第2部位22とを開放位置から閉鎖位置に回動させ、係合爪部24aと係合アーム部24bとを係止する際に凸状部24cと凹状部24dとが誘い込み形状として機能することができる。また、インナ部材20は、この際に、この凸状部24cと凹状部24dとが配索材Wの噛み込みを規制する部位としても機能することができる。この結果、インナ部材20は、係合部24を介した第1部位21と第2部位22との係合作業を円滑に行わせることができる。また、インナ部材20は、第1部位21と第2部位22とにおいて、凸状部24c、凹状部24dを含む波型形状をなした部分が係合爪部24a、係合アーム部24bを保護し破損を防止する保護部位としても機能する。この結果、インナ部材20は、耐久性を向上することもできる。
そして、上記のように構成されるインナ部材20は、図5、図6に示すように、誤組み付け防止構造として、予め定められた配索材Wがアウタ部材10の内部に挿通可能な最大の本数、すなわち、最大挿通可能本数で内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合せずアウタ部材10の端部と干渉し当該アウタ部材10の内部に嵌合不能な構造となっている。つまり、インナ部材20は、最大挿通可能本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合不能であり、この状態でアウタ部材10の端部から内部に嵌合しようとするとアウタ部材10の端部と干渉し嵌合不能である。
一方、インナ部材20は、図1、図4に示すように、予め定められた配索材Wが最大挿通可能本数より少ない規定の本数、すなわち、正規規定本数で内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合しアウタ部材10の端部から当該アウタ部材10の内部に嵌合可能である。ここでは、正規規定本数は、3本より少ない2本以下である。つまり、インナ部材20は、最大挿通可能本数より少ない正規規定本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合可能であり、この状態でアウタ部材10の端部から内部に嵌合しようとするとアウタ部材10の端部と干渉せず嵌合可能である。
具体的には、インナ部材20は、図4に示すように、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合された状態で、内面の高さ方向Z(第1方向に相当)に沿った幅L1に対して、内面の幅方向Y(第2方向に相当)に沿った間隔が狭くなるように扁平形状に形成される。ここでは、インナ部材20は、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合された状態で、内面が略楕円形状になるように形成されており、楕円の長軸が高さ方向Z(第1方向)に沿い、短軸が幅方向Y(第2方向)に沿う。
そして、インナ部材20は、図5、図6に示すように、最大挿通可能本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが幅方向Yに並んだ複数の配索材Wと干渉することで係合部24で係合不能となる。これにより、インナ部材20は、上記のような誤組み付け防止構造が実現される。
一方、インナ部材20は、図1、図4に示すように、正規規定本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが複数の配索材Wと干渉せず係合部24で係合可能となる。ここでは、インナ部材20は、幅方向Yに対しては複数の配索材Wが並ばず、かつ、高さ方向Zに並んだ複数の配索材Wと干渉しない。
以上で説明した外装構造体1、及び、ワイヤハーネスWHは、アウタ部材10内に挿通される配索材Wの本数が要求仕様等に応じて異なることに起因して、インナ部材20の使用、不使用の使い分けがなされる場合であっても、状況に応じて適正な態様で使用することができる。
すなわち、外装構造体1は、アウタ部材10に挿通される配索材Wの本数が正規規定本数以下であり、内部の空間において配索材Wによって満たされている容量が所定の容量未満である場合には、インナ部材20において第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合する。この構成により、外装構造体1は、インナ部材20をアウタ部材10の端部から当該アウタ部材10の内部に嵌合させ、当該アウタ部材10の内部に組み付けることができる。この結果、外装構造体1は、インナ部材20によってアウタ部材10を内部から支持することができ、アウタ部材10の潰れを防止することができる。
一方、外装構造体1は、アウタ部材10に挿通される配索材Wの本数が最大挿通可能本数であり、内部の空間において配索材Wによって満たされている容量が所定の容量以上である場合には、当該配索材Wによって内部から支持されることで、インナ部材20を使用せずとも相対的に潰れにくくなる。このような場合に、外装構造体1は、インナ部材20において第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合せず、これにより、係合部24で係合した状態と比較してインナ部材20の外形が相対的に大きくなっている。この構成により、外装構造体1は、インナ部材20をアウタ部材10の端部から当該アウタ部材10の内部に嵌合しようとしても、アウタ部材10と干渉し、当該アウタ部材10の内部に組み付けることができないようにすることができる。この結果、外装構造体1は、インナ部材20のアウタ部材10への組み付けを要しない場合に、インナ部材20が誤って組み付けられてしまうことを阻止することができる。
以上のように外装構造体1、及び、ワイヤハーネスWHは、インナ部材20が不要な場合に誤って使用されてしまうことを防止することができ、状況に応じて適正な態様で使用することができる。
ここでは、以上で説明した外装構造体1、及び、ワイヤハーネスWHは、インナ部材20において、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合された状態で、内面の高さ方向Zに沿った幅L1に対して、内面の幅方向Yに沿った幅L2が狭い。これにより、インナ部材20は、最大挿通可能本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが幅方向Yに並んだ配索材Wと干渉し係合部24で係合不能である一方、正規規定本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが配索材Wと干渉せず係合部24で係合可能な構成とすることができる。この構成により、外装構造体1は、アウタ部材10に挿通される配索材Wの本数が最大挿通可能本数である場合に、上記のように、インナ部材20をアウタ部材10に物理的に取り付けできない構造とすることができ、上記のようなインナ部材20の誤組み付け防止構造を実現することができる。この結果、外装構造体1、及び、ワイヤハーネスWHは、上記のように状況に応じて適正な態様で使用することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る外装構造体、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、インナ部材20は、第1部位21、第2部位22、ヒンジ部23、及び、係合部24を含み、これらが一体で形成されるものとして説明したがこれに限らない。インナ部材20は、例えば、ヒンジ部23を有さず、第1部位21と第2部位22とが別体で形成された上で、複数の係合部24で係合し一体化されることで筒状とされる構成であってもよい。
以上の説明では、インナ部材20は、第1部位21と第2部位22とが係合部24で係合された状態で、内面が略楕円形状になるように形成されるものとして説明したがこれに限らない。インナ部材20は、典型的には、内面の高さ方向Zに沿った幅L1に対して、内面の幅方向Yに沿った幅L2が狭い形状であれば、略矩形状、略ひし形状、略三角形状になるように形成されてもよい。
また、インナ部材20は、内面の幅方向Yに沿った幅L2に対して、内面の高さ方向Zに沿った幅L1が狭い形状であってもよい。この場合、インナ部材20は、幅方向Yが第1方向に相当し、高さ方向Zが第2方向に相当することとなる。すなわちこの場合、インナ部材20は、最大挿通可能本数の配索材Wが内部に挿通された際には、第1部位21と第2部位22とが高さ方向Zに並んだ配索材Wと干渉し係合部24で係合不能である一方、正規規定本数の配索材Wが内部に挿通された場合、第1部位21と第2部位22とが配索材Wと干渉せず係合部24で係合可能な構成となる。
また、以上の説明では、インナ部材20は、正規規定本数の配索材Wが内部に挿通された場合、幅方向Yに対しては複数の配索材Wが並ばず、かつ、高さ方向Zに並んだ複数の配索材Wと干渉しないものとして説明したがこれに限らない。この場合、インナ部材20は、例えば、最大挿通可能本数の配索材Wが内部に挿通された場合と比較して、幅方向Yに対して相対的に少ない本数のの配索材Wが並んで上で、干渉しない構成であってもよい。
本実施形態に係る外装構造体、及び、ワイヤハーネスは、以上で説明した実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
1 外装構造体
10 アウタ部材
20 インナ部材
21 第1部位
21a、22a 周方向リブ
21b、22b 軸線方向リブ
21c、22c フランジ部
22 第2部位
23 ヒンジ部
24 係合部
24a 係合爪部
24b 係合アーム部
24c 凸状部
24d 凹状部
C1、C2 中心軸線
C3 回動軸線
L1、L2 幅
W 配索材
WH ワイヤハーネス
X 軸線方向
Y 幅方向(第2方向)
Z 高さ方向(第1方向)

Claims (3)

  1. 筒状に形成され内部に配索材を挿通可能であるアウタ部材と、
    第1部位と第2部位とが係合部で係合された状態で筒状に形成され、内部に前記配索材を挿通可能であり、前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能であるインナ部材とを備え、
    前記インナ部材は、
    予め定められた前記配索材が前記アウタ部材の内部に挿通可能な最大の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合せず前記アウタ部材の端部と干渉し当該アウタ部材の内部に嵌合不能であり、
    予め定められた前記配索材が前記最大の本数より少ない規定の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合し前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能である、
    外装構造体。
  2. 前記インナ部材は、
    前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合された状態で、内面の第1方向に沿った幅に対して、内面の前記第1方向と直交する第2方向に沿った幅が狭く、
    前記最大の本数の前記配索材が内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記第2方向に並んだ前記配索材と干渉し前記係合部で係合不能であり、
    前記規定の本数の前記配索材が内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記配索材と干渉せず前記係合部で係合可能である、
    請求項1に記載の外装構造体。
  3. 配索材と、
    前記配索材に外装される外装構造体とを備え、
    前記外装構造体は、
    筒状に形成され内部に前記配索材を挿通可能であるアウタ部材と、
    第1部位と第2部位とが係合部で係合された状態で筒状に形成され、内部に前記配索材を挿通可能であり、前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能であるインナ部材とを備え、
    前記インナ部材は、
    予め定められた前記配索材が前記アウタ部材の内部に挿通可能な最大の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合せず前記アウタ部材の端部と干渉し当該アウタ部材の内部に嵌合不能であり、
    予め定められた前記配索材が前記最大の本数より少ない規定の本数で内部に挿通された場合、前記第1部位と前記第2部位とが前記係合部で係合し前記アウタ部材の端部から当該アウタ部材の内部に嵌合可能である、
    ワイヤハーネス。
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