JP2022153811A - 車両用シートおよび車両用シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート1は、裏面側へと貫通する貫通孔を有する吊り込み溝が、表面側に形成されたクッション材10aと、クッション材10aの表面側を被覆し、裏面に吊り込み部が設けられた表皮材と、クッション材10aの吊り込み溝の内部に設けられ、吊り込み部が係止される吊り込み係止部材と、クッション材10aに設けられ、流体の流入により膨張するエアセル20a~20hと、貫通孔に挿通され、エアセル20a~20hに流体を供給するチューブと、を備え、吊り込み係止部材は、貫通孔と離間して設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明の一態様による車両用シートの製造方法は、吊り込み係止部材と貫通孔とが離間して配置された吊り込み溝を有するシート用クッション材の上に、流体により膨出する流体セルを配置するステップと、前記流体セルに流体を供給する為のチューブを、前記貫通孔に挿通して前記シート用クッション材の裏面側に配策するステップと、裏面側に吊り込み部が設けられた表皮材で前記シート用クッション材を被覆して、前記吊り込み部を前記シート用クッション材に設けられた前記吊り込み係止部材に係止させるステップと、を含む。
図2は、シートクッション10のクッション材10aに設けられたエアセル20(20a~20h)、圧力センサ21(21a,21b)および吊り込み係止部材30の配置を示す図である。クッション材10aを被覆している表皮材10bの裏面には後述する吊り込み部が設けられており、この吊り込み部をクッション材10aに設けられた吊り込み係止部材30に係止させる。その結果、表皮材10bは、クッション材10aの表面を所定形状で固定された状態で被覆する。吊り込み係止部材30は、クッション材10aの表面側に形成された吊り込み溝32の内部に設けられている。この吊り込み溝32は、図1の吊り込みラインL1,L2に対向する位置に形成されている。図2に示す例では、合計13個の吊り込み係止部材30が吊り込み溝32に配置されている。
図3は図2のA-A断面図であり、吊り込み溝32内に配置された吊り込み係止部材30の部分を断面したものである。吊り込み係止部材30は、表皮材10bの裏面側に設けられた吊り込み部31を係止する係止部301と、吊り込み係止部材30をクッション材10aに固定する固定部302とを備えている。吊り込み部31も係止部301も、図3に示す断面形状で溝延在方向に所定長さだけ延在している。
図5はクッションエアバッグ42を説明する図であり、図2のB-B断面図である。クッションエアバッグ42は、クッション材10aの下部に設けられたエアバッグ保持部43に設けられている。クッションエアバッグ42は、交通事故の際に乗員がシートベルトをくぐって前方へ投げ出されるサブマリン現象を防止するためのものである。
図7は、図2のエアセル20a、20bが配置されている部分を拡大して示したものである。図8,9は、図7のC-C断面図である。図7,8では表皮材10bの図示を省略した。図8はエアセル20bが膨張していない状態を示したものであり、エアセル20bが膨張すると図9のような状態となる。図7に示すように、ヒータ部材であるヒータ線404は、エアセル20a,20bが膨張した時の頂点部分Pを避けて配置されている。なお、シートヒータ40のエアセル20c~20hが設けられている領域についても、ヒータ線404が同様の形態で設けられている。本実施の形態では、図8,9に示す例ように、エアセル20bは袋状体205を上下に3段重ねた構造を有しているが、段数は3段に限らず1段であっても良い。3つの袋状体205は、中央部部分が互いに連通している。なお、図8,9では、エアセル20bに空気を供給するチューブ200は図示を省略した。
図10は、シートバック11に設けられたランバーサポート22a、22bを説明する断面図である。前述したように、シートバック11のクッション材11aの背面側にはランバーサポート22a、22bが設けられている。ランバーサポート22a、22bはシートバック11のバックフレーム24に設けられている。図10に示す例では、ランバーサポート22aは2つのエアセル220,221から成り、ランバーサポート22bは3つのエアセル222,223,224から成る。
上述した実施の形態では、空気が供給されて膨張するエアセル20a~20hおよびエアセル220~224として説明したが、空気に代えて種々の流体が供給される流体セルを採用しても良い。例えば、流体として、ダイラタント流体を用いても良い。ダイラタント流体は、ゆっくりとした押圧には液体のように振る舞い、速い押圧にはあたかも固体のような抵抗力を発揮する性質を有するので、クッションエアバッグ42の衝撃でセル20e~20h内のダイラタント流体が一瞬で硬くなり、サブマリン現象防止の向上を図ることができる。
Claims (10)
- 裏面側へと貫通する貫通孔を有する溝が、表面側に形成されたクッション材と、
前記クッション材の表面側を被覆し、裏面に吊り込み部が設けられた表皮材と、
前記クッション材の前記溝の内部に設けられ、前記吊り込み部が係止される係止部と、
前記クッション材に設けられ、流体の流入により膨張する流体セルと、
前記貫通孔に挿通され、前記流体セルに流体を供給するチューブと、を備え、
前記溝の内部に設けられた前記係止部は、前記貫通孔と離間して設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
複数の前記流体セルと、複数の前記流体セル毎に個別に流体を供給する複数のチューブとを備え、
前記溝には、複数の前記チューブが個別に挿通される複数の前記貫通孔と、複数の前記係止部とを有し、
前記貫通孔と前記係止部とは、前記溝内において交互に配置されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1または2に記載の車両用シートにおいて、
前記貫通孔の穴径は、係止部の溝幅方向寸法よりも小さく設定されることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記貫通孔は、前記溝の溝幅方向中央に対して前記流体セル側に偏って設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記チューブの直径は、前記係止部によって係止される前記吊り込み部の被係止部の溝幅方向寸法よりも大きく設定されることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1~5のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
車両衝突時のサブマリン現象抑制の為のクッションエアバッグを、前記クッション材の裏面側にさらに備え、
前記係止部は、前記溝の、前記クッションエアバッグが設けられている領域の外側領域に設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記クッション材と前記表皮材との間において前記クッション材および前記流体セルの上面を蔽うように配置され、基布に加熱部を設けたシート状のヒータをさらに備え、
前記ヒータは、
前記加熱部が設けられ、前記流体セルの上に配設される第1の加熱領域と、
前記加熱部が設けられ、前記クッション材の上に配設される第2の加熱領域と、
前記第1の加熱領域と前記第2の加熱領域との境界領域に設けられる基布領域であって、前記流体セルの膨張に応じて伸長可能な余長部と、を備えることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1~7のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記流体セルへの流体供給を制御し、着座している乗員の姿勢矯正のための流体供給制御を行う制御部と、
車両用シートに設けられ、前記流体供給制御を手動停止させる手動停止操作部と、をさらに備えることを特徴とする車両用シート。 - 請求項8に記載の車両用シートにおいて、
車両用シートは、乗員の臀部を支持するシートクッションと、乗員の腰部および背部を支持するシートバックとを含み、
前記手動停止操作部は、前記シートバックの左右両サイドの少なくとも一方に設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 吊り込み係止部材と貫通孔とが離間して配置された吊り込み溝を有するシート用クッション材の上に、流体により膨出する流体セルを配置するステップと、
前記流体セルに流体を供給する為のチューブを、前記貫通孔に挿通して前記シート用クッション材の裏面側に配策するステップと、
裏面側に吊り込み部が設けられた表皮材で前記シート用クッション材を被覆して、前記吊り込み部を前記シート用クッション材に設けられた前記吊り込み係止部材に係止させるステップと、を含むことを特徴とする車両用シートの製造方法。
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