JP2022151925A - 電動ポンプ - Google Patents

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喜幸 小林
Yoshiyuki Kobayashi
仁 坂本
Hitoshi Sakamoto
弘貴 金物
Hirotaka KANAMONO
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Abstract

【課題】放熱性能を維持しつつ、小型化および軽量化を図る電動ポンプを提供する。【解決手段】電動ポンプ10は、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータを有するモータと、ロータに連結されたポンプ機構と、モータの軸方向一方側に設けられる回路基板と、モータ、ポンプ機構および回路基板を収容するハウジング40と、回路基板に対して前記軸方向一方側に設けられ、回路基板の少なくとも一部を覆う放熱材と、ハウジングの軸方向一方側の端部に位置する取付面に固定され、回路基板を収容する収容凹部を塞ぐカバー60と、を備え、カバーは、ハウジングの取付面に固定される固定部61と、固定部の径方向内側に位置し、固定部に対して軸方向他方側に窪み、回路基板との間で放熱材を挟む凹部62と、凹部の底面から軸方向一方側に突出し、底面に沿って延びる第1リブ64と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動ポンプに関する。
特許文献1には、ハウジングの一部を構成するモータケースと、モータケースの軸方向一方側の端部に取り付けられる制御装置と、ハウジングの一部を構成し、軸方向一方側から制御装置を覆うカバー部材と、を備えた電動ポンプが記載される。この電動ポンプにおいて、カバー部材の外側面には、複数の冷却フィンが一体に設けられている。冷却フィンは、制御装置で発生した熱を放熱する。
特許第6271968号公報
上記のような電動ポンプにおいては、冷却フィンがカバー部材の外側面から軸方向一方側に突出している。このため、電動ポンプの大型化、重量増加を招く恐れがあった。
本発明は、上記事情に鑑みて、放熱性能を維持しつつ、小型化および軽量化を図ることができる電動ポンプを提供することを目的の一つとする。
本発明の電動ポンプの一つの態様は、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータを有するモータと、ロータに連結されたポンプ機構と、モータの軸方向一方側に設けられる回路基板と、モータ、ポンプ機構および回路基板を収容するハウジングと、回路基板に対して軸方向一方側に設けられ、回路基板の少なくとも一部を覆う放熱材と、ハウジングの軸方向一方側の端部に位置する取付面に固定され、回路基板を収容する収容凹部を塞ぐカバーと、を備え、カバーは、ハウジングの取付面に固定される固定部と、固定部の径方向内側に位置し、固定部に対して軸方向他方側に窪み、回路基板との間で放熱材を挟む凹部と、凹部の底面から軸方向一方側に突出し、底面に沿って延びる第1リブと、を有する。
本発明の一つの態様によれば、電動ポンプにおいて、放熱性能を維持しつつ、小型化および軽量化を図ることができる。
図1は、一実施形態の電動ポンプ装置を示す斜視図である。 図2は、一実施形態の電動ポンプ装置の縦断面図である。 図3は、一実施形態の電動ポンプ装置の回路基板を示す平面図である。 図4は、一実施形態の電動ポンプ装置の平面図である。
以下の説明においては、各図に示すZ軸が延びる方向を上下方向とし、Z軸の矢印が向く側(+Z側)を「上側」と呼び、Z軸の矢印が向く側と逆側(-Z側)を「下側」と呼ぶ。以下の図に示す中心軸J1は、Z軸と平行に延びる仮想軸である。特に断りのない限り、中心軸J1の軸方向と平行な方向、すなわちZ軸方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。径方向のうち、中心軸J1に近づく方向を径方向内側と呼び、中心軸J1から離れる方向を径方向外側と呼ぶ。なお、本実施形態において、「平行な方向」は略平行な方向を含み、「直交する方向」は略直交する方向を含む。本実施形態において、上側は「軸方向一方側」に相当し、下側は「軸方向他方側」に相当する。
なお、上下方向、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1に示す本実施形態のポンプ10は、例えば、車両に搭載される電動ポンプである。ポンプ10は、車両の内部において流体を送る。ポンプ10によって送られる流体は、例えば、オイルである。オイルは、例えば、ATF(Automatic Transmission Fluid)である。図1および図2に示すように、本実施形態のポンプ10は、モータ20と、ポンプ機構30と、ハウジング40と、回路基板50と、放熱材70と、カバー60と、を備える。
図2に示すように、本実施形態において、モータ20、ポンプ機構30および回路基板50は、ハウジング40内に収容される。ハウジング40は、ハウジング本体部41と、フランジ部42と、取付面48と、を有する。
ハウジング本体部41は、モータハウジング15と、ポンプハウジング16と、基板ハウジング17と、ポンプカバー13と、を有する。本実施形態において、モータハウジング15とポンプハウジング16と基板ハウジング17とは、互いに同一の単一部材の一部である。
本実施形態においてモータハウジング15は、軸方向に延びる円筒状である。モータハウジング15は、軸方向において、ポンプハウジング16と基板ハウジング17との間に配置されている。モータハウジング15は、上下に開口するモータ収容凹部41aを有する。モータ20は、モータ収容凹部41aの径方向内側に収容される。
ポンプハウジング16は、モータハウジング15の下側に繋がっている。ポンプハウジング16は、下側に開口する凹部からなるポンプ収容凹部41eを有する。ポンプ収容凹部41eの下側の開口は、ポンプカバー13によって塞がれている。ポンプ機構30は、ポンプ収容凹部41eの径方向内側に収容される。
ポンプカバー13は、軸方向に延びる筒状の突出部44を有する。突出部44は、ポンプカバー13の底部から下側に延びる。突出部44は、第2の中心軸J2を中心として、軸方向に延びる。突出部44の第2の中心軸J2は、中心軸J1から径方向にずれた位置に配置される。第2の中心軸J2と中心軸J1とは、互いに平行に延びる。
突出部44は流入口44aを有する。流入口44aはポンプ収容凹部41eの内部空間と繋がる。流入口44aは、ポンプカバー13を軸方向に貫通する貫通孔により構成される。流入口44aは、ポンプ機構30にオイルを流入させる。すなわち、ポンプ機構30は、流入口44aを通して装置外部からオイルを吸入する。ポンプカバー13は、不図示の流出口を含む。ポンプ機構30は、流出口からオイルを流出させる。
フランジ部42は、ハウジング本体部41の外周面から径方向外側に拡がる。フランジ部42は、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。フランジ部42は、下側を向く端面42aと、取付孔42hと、を有する。端面42aは、中心軸J1と直交する方向に拡がる平面状である。端面42aは、ポンプ10の取付対象部位に接触する。取付孔42hは、フランジ部42を軸方向に貫通する。取付孔42hは、各フランジ部42に配置される。取付孔42hには、ポンプ10の取付対象部位に固定するための不図示のネジ部材が挿入される。
図2に示すように、ハウジング本体部41は、モータ収容凹部41aの内部とポンプ収容凹部41eの内部とを軸方向に繋ぐ貫通孔41cを有する。貫通孔41c内には、貫通孔41cの内周面と後述するシャフト22の外周面との間をシールするオイルシール43が保持されている。
モータ20は、モータ収容凹部41a内に収容されている。モータ20は、中心軸J1に沿って延びるシャフト22を有するロータ部21と、ステータ部26と、を有する。
ロータ部21は、中心軸J1を中心として回転する。シャフト22は、中心軸J1回りに回転可能である。シャフト22の下側の端部は、貫通孔41cを介してポンプ収容凹部41e内に突出し、ポンプ機構30に連結されている。シャフト22は、貫通孔41cとポンプ収容凹部41eとの間に設けられた滑り軸受などの軸受(不図示)によって、回転可能に支持されている。なお、シャフト22を支持するベアリングをポンプハウジング16に設けてもよい。また、シャフト22の上端部は、不図示のベアリングによって保持されてもよい。
ロータコア23は、シャフト22の外周面に固定される。ロータコア23は、中心軸J1を中心とする環状である。ロータコア23は、軸方向に延びる筒状である。ロータコア23は、例えば、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されることにより構成される。
ステータ部26は、ロータ部21の径方向外側に配置され、ロータ部21と径方向に隙間をあけて対向する。つまりステータ部26は、ロータ部21と径方向に対向する。ステータ部26は、周方向の全周にわたって、ロータ部21を径方向外側から囲う。ステータ部26は、ステータコア27と、複数のコイル29と、を有する。
ステータコア27は、中心軸J1を中心とする環状である。ステータコア27は、ロータ部21を径方向外側から囲う。ステータコア27は、ロータ部21の径方向外側に配置されて、ロータ部21と径方向に隙間をあけて対向する。ステータコア27は、例えば、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されることにより構成される。
ステータコア27は、コイル29を有する。コイル29は、図示を省略するが、インシュレータを介してステータコアに取り付けられる。コイル29は、回路基板50に接続される引き出し線部29cを有する。引き出し線部29cはコイル29から上側へ引き出され、後述のコイル線ガイド90を介して回路基板50と接続される。
ポンプ機構30は、モータ20によって駆動される。ポンプ機構30は、ステータ部26よりも下側に配置される。ポンプ機構30は、ロータ部21に接続される。本実施形態ではポンプ機構30が、トロコイドポンプ構造を有する。ポンプ機構30は、インナーロータ30aと、インナーロータ30aの径方向外側に位置するアウターロータ30bと、を有する。インナーロータ30aおよびアウターロータ30bは、ポンプギアであり、互いに噛み合う。インナーロータ30aおよびアウターロータ30bは、それぞれトロコイド歯形を有する。インナーロータ30aは、シャフト22の軸方向他方側の端部に固定される。このようにして、ポンプ機構30は、シャフト22とともにインナーロータ30aが回転されることで駆動する。
基板ハウジング17は、ハウジング本体部41の上側の端部に位置する。基板ハウジング17は、中心軸J1を中心とする円筒状である。基板ハウジング17は、少なくとも上側に開口する凹部からなる収容凹部41kを有する。収容凹部41kの内周面には、基板支持面17gが設けられる。基板支持面17gは、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。基板支持面17gは、軸方向に直交し、下側を向く。回路基板50は、基板支持面17gに支持されることで、基板ハウジング17の収容凹部41kに収容される。
ハウジング40の上側には、コネクタ部80が設けられる。コネクタ部80は、基板ハウジング17の径方向外側面に設けられる。コネクタ部80は、基板ハウジング17から、径方向外側に突出する。コネクタ部80は回路基板50に接続され、例えば、外部電源が接続される。これにより、回路基板50は、コネクタ部80から供給された電力をステータ部26に電力を供給することができる。
本実施形態の回路基板50は、基材55と、インバータ部52と、プロセッサ53と、コンデンサー57と、インダクタ58と、を有する。
回路基板50は、板面が軸方向を向く板状である。回路基板50は、モータ20の軸方向一方側に位置する。回路基板50は、複数の基板支持面17gによって軸方向他方側から支持され、ネジによって複数の基板支持面17gにそれぞれ固定される。これにより回路基板50は、ハウジング40に支持される。回路基板50には、ステータ部26を構成するコイル29の引き出し線部29cの先端が電気的に接続される。
回路基板50の下側には、コイル線ガイド90が設けられる。コイル線ガイド90は、コイル29から軸方向一方側に延びる引き出し線部29cを保持する。コイル線ガイド90は、中心軸J1を中心とする環状である。コイル線ガイド90は、絶縁性を有した樹脂材からなる。
プロセッサ53およびインバータ部52は、モータ20と電気的に接続される。図2、図3に示すように、インバータ部52は、回路基板50の基材55に取り付けられる。本実施形態においてインバータ部52は、基材55の軸方向他方側の下面55bに取り付けられる。インバータ部52は、複数のFET52aを含む。FET52aは、例えば、電界効果トランジスタである。インバータ部52は、回路基板50に接続されたコイル29の引き出し線部29cを介して、ステータ部26と電気的に接続される。
プロセッサ53は、インバータ部52と電気的に接続される。プロセッサ53は、回路基板50の基材55に取り付けられる。本実施形態においてプロセッサ53は、基材55の下面55bにおいて、インバータ部52と異なる位置に取り付けられる。プロセッサ53は、インバータ部52への通電を制御する。
プロセッサ53およびインバータ部52は、中心軸J1に対して、Y方向の一方側(-Y側)に配置されている。プロセッサ53は、Y方向において、インバータ部52よりも中心軸J1に近い位置に配置されている。プロセッサ53は、X軸に沿う方向において、中心軸J1よりも-X側に配置されている。Z軸に沿う方向から視た場合、プロセッサ53の平面積は、インバータ部52の平面積よりも大きい。
一方、コンデンサー57およびインダクタ58は、中心軸J1に対して、Y方向の他方側(+Y側)に配置されている。コンデンサー57は、基材55の軸方向一方側の上面55aに取り付けられる電子部品である。コンデンサー57は、回路基板50から上側に突出する円柱状である。コンデンサー57は、回路基板50を介してインバータ部52と電気的に接続される。
インダクタ58は、基材55の上面55aに取り付けられる。インダクタ58は、ポンプ10に外部から供給される電源の昇圧用に用いられる。インダクタ58は、回路基板50を介してインバータ部52と電気的に接続される。これによりコンデンサー57およびインダクタ58は、回路基板50、インバータ部52および引き出し線部29cを介して、ステータ部26と電気的に接続される。
インダクタ58に比べ、コンデンサー57は、回路基板50から上側(軸方向一方側)への突出寸法が大きい。つまり、コンデンサー57は、インダクタ58よりも背の高い部品である。コンデンサー57の上側の先端面57tは、軸方向において、取付面48の近傍に配置される。
放熱材70は、回路基板50に対して上側(軸方向一方側)に設けられる。放熱材70は、軸方向に直交するXY平面に沿うシート状で、回路基板50の少なくとも一部を覆う。本実施形態において、放熱材70は、例えば、アルミニウム系材料、銅系材料等の高い熱伝導率を有した材料を含む。放熱材70は、回路基板50の基材55の上面55aに設けられる。
本実施形態において、インバータ部52およびプロセッサ53は、ポンプ駆動時に発熱する発熱部材である。放熱材70と、インバータ部52およびプロセッサ53とは、回路基板50を挟んで軸方向の反対側に配置される。放熱材70は、回路基板50に実装された発熱部品であるインバータ部52およびプロセッサ53と軸方向から見て重なる位置に設けられる。本実施形態において、放熱材70は、第1放熱部材71と、第2放熱部材72と、を含む。第1放熱部材71は、軸方向から見て、長方形状を有する。第1放熱部材71は、軸方向から見て、複数のFET52aと少なくとも一部が重なる位置に設けられる。第2放熱部材72は、軸方向から見て、第1放熱部材71よりも小さい正方形状を有する。第2放熱部材72は、軸方向から見て、プロセッサ53と少なくとも一部が重なる位置に設けられる。
放熱材70は、回路基板50の基材55の上面55aに密着している。放熱材70は、例えばグリスや接着剤等によって基材55に固定される。
カバー60は、ハウジング40の上側に配置される。カバー60は、基板ハウジング17の収容凹部41kを上側から塞ぐ。本実施形態において、カバー60は、ハウジング40の上側の端部に位置する取付面48に固定される。本実施形態において、取付面48は、基板ハウジング17の上側の端部に設けられる。取付面48は、軸方向から見て、収容凹部41kの径方向外側で周方向に連続する環状である。
図1、図2、図4に示すように、カバー60は、金属板をプレス加工によって以下に示すような所定形状に折り曲げ加工することで構成される。カバー60は、固定部61と、凹部62と、凸部63と、第1リブ64と、第2リブ65と、を有する。カバー60は、軸方向から見て、ハウジング本体部41(基板ハウジング17)の上側の端部に合わせた外形形状を有する。
固定部61は、カバー60の外周縁部に周方向に連続して設けられる。固定部61は、ハウジング40の取付面48に、複数本のボルト68によって固定される。このようにして、カバー60は、基板ハウジング17の取付面48に固定され、収容凹部41kを上側から塞ぐ。
カバー60の凹部62は、固定部61の径方向内側に位置する。凹部62は、固定部61に対して下側(軸方向他方側)に窪む。本実施形態において、凹部62は、カバー60を取付面48に取り付けた状態で、中心軸J1に対してY方向の一方側(-Y側)に位置する。
凹部62は、底面62bと、傾斜面62sと、接続傾斜面62jと、を有する。底面62bは、軸方向に直交する面である。底面62bは、下側の表面が放熱材70に接触する。傾斜面62sは、底面62bの径方向外側に設けられる。傾斜面62sは、底面62bから径方向外側に向かって上側に傾斜し、固定部61に接続される。接続傾斜面62jは、凸部63と隣接する部分に設けられる面である。接続傾斜面62jは、底面62bから凸部63に向かって上側に傾斜する面である。
凸部63は、固定部61の径方向内側で、凹部62とは異なる位置に設けられる。本実施形態において、凸部63は、カバー60を取付面48に取り付けた状態で、中心軸J1に対してY方向の他方側(+Y側)に位置する。凸部63は、固定部61に対して上側に突出する。凸部63は、先端面63tと、傾斜面63sと、を有する。
先端面63tは、軸方向に直交する面である。傾斜面63sは、先端面63tの径方向外側に設けられる。傾斜面63sは、先端面63tから径方向外側に向かって下側に傾斜し、固定部61に接続される。
凸部63は、回路基板50のコンデンサー57を覆うように設けられる。すなわち、コンデンサー57は、軸方向に見て、凸部63に重なるように設けられる。本実施形態において、凸部63の先端面63tは、コンデンサー57との間に、軸方向に間隔をあけて配置される。
第1リブ64は、凹部62の底面62bに沿って設けられる。本実施形態において、第1リブ64の先端面は、固定部61よりも下側に位置する。すなわち、カバー60は、凹部62内から第1リブ64を突出させない形状を有している。第1リブ64は、底面62bから上側に突出する。第1リブ64は、所定の曲率半径を有した湾曲面状に設けられる。第1リブ64は、底面62bに沿った方向に延びる。本実施形態の場合、第1リブ64は、複数設けられる。本実施形態において、第1リブ64は、内周側リブ64Aと、外周側リブ64Bと、を含む。本実施形態において、内周側リブ64Aは3箇所に設けられる。各内周側リブ64Aは、底面62bにおいて接続傾斜面62j側に設けられる。内周側リブ64Aは、底面62bに沿って-Y側に延び、接続傾斜面62jに接続される。
内周側リブ64Aの少なくとも一部は、軸方向から見て、放熱材70に対して軸方向に交差する方向にずれて設けられる。本実施形態において、内周側リブ64Aは、軸方向から見て、放熱材70(第1放熱部材71および第2放熱部材72)と重ならない位置に配置される。
外周側リブ64Bは、底面62bに沿って延び、傾斜面62sに連続する。外周側リブ64Bは、基材55から上側に突出する配線や電子部品に対応する位置に設けられる。カバー60は、外周側リブ64Bを備えることで、基材55から上側に突出する配線や電子部品との接触を抑制できる。
第2リブ65は、凸部63の先端面63tに設けられる。第2リブ65は、先端面63tから下側に窪み、先端面63tに沿って溝状に延びる。本実施形態において、第2リブ65は、例えば3箇所に設けられる。複数の第2リブ65は、軸方向から見て、X方向に並ぶとともに、コンデンサー57と干渉しない位置に配置される。
本実施形態によれば、ハウジング40の収容凹部41kを覆うカバー60が金属板をプレス加工して構成することで、部品の軽量化および低コスト化を図ることができる。このような金属板からなるカバー60に凹部62を設けることで、カバー60が単なる平板状である場合に比較し、カバー60の強度が高められる。また、凹部62の底面62bに第1リブ64が設けられることで、カバー60の強度がさらに高められる。
さらに、凹部62は、放熱材70に接触する機能を兼ね備えるため、この点においても、部品の簡素化および軽量化に繋がる。
また、凹部62に設けられた第1リブ64によって、カバー60の表面積が増えるので、放熱性を向上させることができる。したがって、本実施形態によれば、放熱性能を維持しつつ、ポンプ10の小型化、軽量化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、放熱材70は、発熱部品としてのインバータ部52およびプロセッサ53と、軸方向から見て少なくとも一部が重なる位置に設けられる。これにより、インバータ部52およびプロセッサ53から発せられる熱が、放熱材70を介して凹部62に伝達され、凹部62からカバー60の全体を介して効率良く放熱することができる。
また、本実施形態によれば、カバー60に凸部63を設けるとともに、軸方向に見て、凸部63とコンデンサー57とが重なるように配置することで、回路基板50の上側に突出し、高さのあるコンデンサー57等の部品とカバー60との干渉を抑えることができる。
また、本実施形態では、凸部63に第2リブ65を設けることで、凸部63の強度を高めることができる。
また、本実施形態では、第2リブ65が先端面63tから軸方向他方側に窪んでいるので、カバー60の表面積が増え、放熱性の向上に寄与する。しかも、第2リブ65が、先端面63tから軸方向他方側に窪むことで、カバー60の大型化を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、第1リブ64の少なくとも一部が、放熱材70に対して軸方向に交差する方向にずれて設けられる。これにより、凹部62の底面62bと放熱材70との接触面積が第1リブ64によって狭められるのを抑え、放熱材70から凹部62への熱伝達効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態のカバー60は、凹部62内から第1リブ64を突出させない構造を有する。これにより、第1リブ64を設けることで軸方向にカバー60が大型化することを抑制することができる。
以上に、本発明の一実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
例えば、上記実施形態では、カバー60に凸部63を設ける例を挙げたが、これに限らない。凸部63を設けず、凹部62のみをカバー60に設ける構成としてもよい。
また、凹部62、凸部63の形状や設置数、第1リブ64、第2リブ65の形状や設置数も、回路基板50に設けられる発熱部品等の配置に応じて適宜変更可能である。
本発明が適用される電動ポンプの用途は、特に限定されない。電動ポンプによって送られる流体の種類は、特に限定されず、水などであってもよい。電動ポンプが取り付けられる所定対象は、どのような対象であってもよい。電動ポンプは、車両以外の機器に搭載されてもよい。電動ポンプは、鉛直方向に対して、どのように配置されていてもよい。電動ポンプのモータにおける中心軸は、鉛直方向と直交せずに鉛直方向に対して傾いた方向に延びてもよいし、鉛直方向と平行に延びてもよい。なお、本明細書において説明した各構成および各方法は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…ポンプ(電動ポンプ)、20…モータ、21…ロータ部、30…ポンプ機構、40…ハウジング、41k…収容凹部、48…取付面、50…回路基板、52…インバータ部(発熱部品)、53…プロセッサ(発熱部品)、57…コンデンサー(電子部品)、60…カバー、61…固定部、62…凹部、62b…底面、63…凸部、63t…先端面、64…第1リブ、65…第2リブ、70…放熱材。

Claims (8)

  1. 軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータ部を有するモータと、
    前記ロータ部に連結されたポンプ機構と、
    前記モータの軸方向一方側に設けられる回路基板と、
    前記モータ、前記ポンプ機構および前記回路基板を収容するハウジングと、
    前記回路基板に対して前記軸方向一方側に設けられ、前記回路基板の少なくとも一部を覆う放熱材と、
    前記ハウジングの前記軸方向一方側の端部に位置する取付面に固定され、前記回路基板を収容する収容凹部を塞ぐカバーと、を備え、
    前記カバーは、
    前記ハウジングの前記取付面に固定される固定部と、
    前記固定部の径方向内側に位置し、前記固定部に対して前記軸方向他方側に窪み、前記回路基板との間で前記放熱材を挟む凹部と、
    前記凹部の底面から前記軸方向一方側に突出し、前記底面に沿って延びる第1リブと、を有する、電動ポンプ。
  2. 前記放熱材は、前記軸方向から見て、前記回路基板に実装された発熱部品と少なくとも一部が重なる位置に設けられる、請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記カバーは、
    前記固定部の前記径方向内側で、前記凹部とは異なる位置に設けられ、前記固定部に対して前記軸方向一方側に突出する凸部と、
    前記凸部の先端面から前記軸方向他方側に窪んで前記先端面に沿って延びる第2リブと、をさらに有する、請求項1又は2に記載の電動ポンプ。
  4. 前記回路基板は、前記軸方向一方側の面に取り付けられた電子部品を含み、
    前記電子部品は、前記軸方向から見て、前記凸部に重なるように設けられる、請求項1から3のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
  5. 前記電子部品は、コンデンサーである、請求項4に記載の電動ポンプ。
  6. 前記第1リブの少なくとも一部は、前記放熱材に対して前記軸方向に交差する方向にずれて設けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
  7. 前記第1リブの先端面は、前記固定部よりも前記軸方向他方側に位置する、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
  8. 前記カバーは、金属板からなる、請求項1から7のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
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