JP2022151497A - 宣伝管理システム、宣伝管理装置、宣伝管理プログラム - Google Patents

宣伝管理システム、宣伝管理装置、宣伝管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザと取引を行わないアフィリエイトサーバをユーザの端末に直接アクセスさせずに、宣伝サイトによる宣伝効果の把握を実現する。【解決手段】広告表示(バナー広告10-1・・・)を経由してウェブサイト(メインページ42)にアクセスしてきた端末装置(4)から、ユーザを判別可能な情報(52)を含む識別情報(50)およびアクセス経路を示す経過情報(52)の取得、ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに新たな識別情報(50)の取得、第2のサーバ(アフィリエイトサーバ14)に対して少なくとも識別情報、新たな識別情報および経過情報の通知を行う第1のサーバ(サービスサーバ12)と、第1のサーバを通じて取得した識別情報と経過情報を関連付けて記憶するとともに、識別情報と新たな識別情報との対比結果に基づいて、経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する第2のサーバを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、アフィリエイトサービスの提供に関し、メディアに表示する宣伝広告を経由して誘導されるユーザの識別および契約等の成果の把握による、宣伝広告の効果の確認技術に関する。
インターネットを通じて商品などの販売、その他サービスの提供などの契約、そのほか、実店舗でのサービスの提供を行うための予約処理などを行う商用サイトでは、広く集客するために、一般的なポータルサイトや他者が管理運営するウェブサイト、商品やサービスの分野ごとに宣伝広告を専門に掲載した宣伝サイトに宣伝広告表示を掲載するという手法がとられている。このような宣伝サイトは、アフィリエイトサービスと呼ばれる広告代理サービスを通じて提供される宣伝広告を掲載している。
アフィリエイトサービスは、たとえば宣伝サイトに掲載した宣伝広告表示によりユーザを商用サイトに誘導し、商品の売買契約の成立などの設定条件を満たすことで宣伝報酬を宣伝サイトに支払う。このアフィリエイトサービスでは、ユーザがどの宣伝サイトを通じて商用サイトを訪問し、その後、設定条件を満たす操作が行われるまでの経緯を追跡する必要がある。
このようなアフィリエイトサービスに関し、ユーザ端末装置が広告素材にアクセスしたときに、ユーザPCをアフィリエイトASPサーバに接続させ、アフィリエイター情報や広告主情報を有するクッキーを付けた後、広告主サイトの広告素材や商品にリダイレクト処理することで、アフィリエイトサイトから広告主サイトの商品などに直接アクセスしたように表示させるものがある(たとえば、特許文献1)。また、インターネット上において広告媒体サイト内の広告バナーがPC端末や携帯端末によってクリックされた際に、アフィリエイトサーバが携帯端末を広告主サイトへリダイレクトし、端末に広告媒体サイトおよび広告主を関連付けたユニークキーをクッキーとしてデータベースに記録するものがある(たとえば、特許文献2)。
特開2007-193613号公報 特開2010-250752号公報
ところで、このようなアフィリエイトサービスでは、宣伝広告に対する成果を把握するために、ネットワーク上でのユーザを追跡する目的で、ユーザの端末装置にアクセスし、行動情報を取得する必要がある。このため、従来のアフィリエイトサービスでは、広告バナーを選択したユーザの端末装置を一次的にアフィリエイトのサーバに接続させ、必要な情報を端末装置から収集した後、端末装置を広告主側にリダイレクト(誘導)する手法がとられている。このような情報取得からリダイレクトまでは、数秒程度の時間で行われるため、ユーザに待機による負担をかけることはなく、もしくはリダイレクト処理が行われたことが認識されない場合もある。
しかしながら、アフィリエイトサービスでは、宣伝サイトから商用サイトに移動する際に、ユーザが意図せずにアフィリエイトサイトにアクセスさせて情報を収集することになる。このような情報収集処理は、宣伝広告の効果をより詳細に分析するために必要なものではあるが、たとえば行きすぎた情報収集が行われる恐れがあり、ユーザのプライバシーが問題となるという課題がある。
さらに、近年、インターネット上の情報収集では、ユーザのプライバシー保護などの観点から、端末装置に付加されたクッキー(Cookie)に対し、付与した者以外の読み取りやリダイレクト処理した後の読み取りを規制する動きがある。アフィリエイトサービスは、このようなネットワーク上でのユーザの情報収集が制限されることで、宣伝広告による成果の把握が困難になるという課題がある。
斯かる課題について、特許文献1、2には開示や示唆はなく、これらの文献に開示された構成では斯かる課題を解決することができない。
本発明の発明者は、ユーザと取引を行うサービスサイトが収集した情報を利用して、ユーザが利用した宣伝広告情報の把握および設定条件成立の把握ができるとの知見を得ている。
そこで、このような知見に基づき、本発明は、ユーザと取引を行わないアフィリエイトサーバをユーザの端末に直接アクセスさせずに、宣伝サイトによる宣伝効果の把握を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の宣伝管理システムの一側面は、広告表示を経由してウェブサイトにアクセスしてきた端末装置から、ユーザを判別可能な情報を含む識別情報および該端末装置のアクセス経路を特定可能な経過情報の取得、前記ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに前記端末装置から新たな識別情報の取得、第2のサーバに対して少なくとも前記識別情報、前記新たな識別情報および前記経過情報の通知を行う第1のサーバと、第1のサーバを通じて取得した前記識別情報と前記経過情報を関連付けて記憶するとともに、前記識別情報と前記新たな識別情報との対比結果に基づいて、前記経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する第2のサーバとを備える。
上記目的を達成するため、本発明の宣伝管理装置の一側面は、広告表示を経由してウェブサイトにアクセスしてきた端末装置から取得したユーザを判別可能な情報を含む識別情報および該端末装置のアクセス経路を特定可能な経過情報と、前記ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに前記端末装置から取得した新たな識別情報を管理サーバから受信する通信部と、前記管理サーバを通じて取得した前記識別情報と前記経過情報を関連付けて記憶する記憶部と、前記識別情報と前記新たな識別情報の対比結果に基づいて、前記経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する処理部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明の宣伝管理プログラムの一側面は、コンピュータで実現するための宣伝管理プログラムであって、広告表示を経由してウェブサイトにアクセスしてきた端末装置から取得したユーザを判別可能な情報を含む識別情報および該端末装置のアクセス経路を特定可能な経過情報と、前記ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに前記端末装置から取得した新たな識別情報を前記ウェブサイトの管理サーバから受信する機能と、前記管理サーバを通じて取得した前記識別情報と前記経過情報を関連付けて記憶部に記憶させる機能と、前記識別情報と前記新たな識別情報の対比結果に基づいて、前記経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する機能とを前記コンピュータに実現させる。
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) サービスサイトを管理する第1のサーバがユーザの端末装置から取得した識別情報や経過情報、ユーザの端末装置に付与したユーザ判別情報を利用して、メディアサイトの広告表示の宣伝効果を確認することができる。
(2) アフィリエイトサービスを行う第2のサーバを端末装置に直接アクセスさせないことで、ユーザが認識しない機器による情報収集が行われず、ユーザのプライバシーが担保できる。
(3) ユーザの追跡に利用する判別情報を第2のサーバで生成し、この判別情報をユーザと取引する第1のサーバによって付与させることで、アフィリエイトサービスの導入時の設定負荷や、サービスサイトに訪問したユーザに対するアフィリエイトの監視負荷の軽減が図れる。
第1の実施形態に係る宣伝管理システムの機能構成例を示す図である。 宣伝管理システムの機能部の構成例を示す図である。 宣伝管理システムにおける端末装置のアクセスおよび情報の流れの一例を示す図である。 トラッキングDBの構成例を示す図である。 商品のアフィリエイトDBの構成例を示す図である。 アフィリエイターDBの構成例を示す図である。 端末装置側の処理状態の一例を示す図である。 宣伝管理システムのシーケンス図である。 宣伝管理システムのシーケンス図である。 宣伝管理処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る宣伝管理システムの機能構成例を示す図である。 宣伝管理処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る宣伝管理システムの機能構成例を示す図である。 第4の実施形態に係る宣伝管理システムの機能構成例を示す図である。
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態に係る宣伝管理システムの機能構成例を示している。図1に示す構成は一例であり、本発明が斯かる構成に限定されない。
この宣伝管理システム2は、ユーザが利用する端末装置4がアクセスしたメディアサイト6を利用して掲載したバナー広告によりサービスサーバ12が運営管理するサービスサイトで提供する商品やサービスなどの宣伝広告を行い、その宣伝に対する成果を監視して広告掲載料を算定する機能構成の一例である。宣伝管理システム2には、たとえば図1に示すように、インターネット8などの公衆ネットワーク上にメディアサイト6やサービスサイトが配置されており、複数のユーザが端末装置4を利用して通信可能になっている。ユーザが利用する端末装置4は、インターネット8に接続可能な通信機能を備えたコンピュータであって、PC(Personal Computer)や携帯通信端末などが含まれる。
メディアサイト6は、本開示の第1のサイトの一例であって、図示しないメディアサーバなどのコンピュータによって管理・運営されている。メディアサイト6は、たとえばインターネット上にある多数のWebサイトなどを検索する所謂ポータルサイトであってもよく、または所定の分野などに関する商品やサービスなどを提供するサービスサイトの宣伝広告を掲載する宣伝サイトなどが含まれる。このメディアサイト6には、たとえば商品やサービスごと、またはサービスサイトごとの宣伝広告であるバナー広告10-1、10-2、10-3、・・・が掲載されている。バナー広告10-1、10-2、10-3、・・・は、それぞれ設定された商品やサービスサイトに対するリンク(Link)情報が設定されており、ユーザの選択操作により端末装置4を設定されたリンク先に転送させる。このようにメディアサイト6は、ユーザに対して商品などの紹介とともに、商品などに誘導する機能を備える。
サービスサーバ12は、本開示の第1のサーバの一例であって、サービスサイトの管理・運営処理を行うコンピュータで構成されており、メディアサイト6を通じてアクセスしてくる端末装置4との間で情報の送受信が行われる。またサービスサーバ12は、サービスサイトで販売する商品やサービスなどの宣伝広告を依頼する広告主であって、アフィリエイト処理を実行するアフィリエイトサーバ14に対し、ユーザの端末装置4から取得した情報の全部、またはサービスサイト内でユーザが行った行為を追跡し、アフィリエイトの判別に必要な情報を送信する。このサービスサーバ12は、たとえば識別情報収集部16、ユーザ判別機能部18、経過情報収集部20、ユーザ判別情報付与部22を備える。
識別情報収集部16は、サービスサイトにアクセスしたユーザの端末装置4を特定し、サービスサイト内での端末装置4の行動のトラッキングなどに利用する情報を収集する手段の一例である。収集される識別情報は、たとえば端末装置4のブラウザに格納されるクッキー(HTTP cookie)に含まれる情報の一部や、端末装置4を特定する情報もしくは端末装置4を利用しているユーザを特定するアカウント情報などが含まれる。識別情報収集部16は、たとえば端末装置4がサービスサイトにアクセスしたタイミングでブラウザにアクセスし、ユーザの特定に必要な識別情報を抽出する。
ユーザ判別機能部18は、抽出した識別情報や、後述するユーザ判別情報などを参照して、トラッキングの対象のユーザか否かを判別する機能部の一例である。ユーザ判別情報は、たとえばサービスサイトに接続してトラッキングの対象となった端末装置4に付与するユニーク情報(UID)の一例であり、識別情報収集部16で収集される識別情報内に格納されるほか、識別情報と関連付けてブラウザ内に格納されている。ユーザ判別情報は、たとえば所定のルールによって生成した乱数などで構成されている。
経過情報収集部20は、端末装置4がサービスサイトにアクセスするまえに通過してきたWebサイトの情報や、バナー広告などの経過情報を取得する機能部の一例である。この経過情報は、たとえば端末装置4のブラウザに格納されたリファラー(HTTP リファラー)情報を利用すればよい。
ユーザ判別情報付与部22は、サービスサイトにアクセスした端末装置4にユーザ判別情報を送信し、ブラウザに付与させる機能部の一例である。ユーザ判別情報は、アフィリエイトサーバ14で生成されており、端末装置4がアクセスしたタイミングでアフィリエイトサーバ14から取得する。
アフィリエイトサーバ14は、本開示の第2のサーバ、もしくは宣伝管理装置の一例であって、広告主であるサービスサーバ12からの依頼によってメディアサイト6の選定、バナー広告10-1、10-2、10-3・・・の設置指示を行うとともに、サービスサイトにアクセスした端末装置4を監視してアフィリエイトの成立の判定を実行するコンピュータで構成される。アフィリエイトサーバ14は、たとえばサービスサーバ12が抽出した端末装置4の識別情報や、経過情報のほか、ユーザ判別情報(UID)の有無の判別結果とユーザ判別情報を受信する。またアフィリエイトサーバ14は、サービスサーバ12に対して新たに生成し、または内容の一部を更新したユーザ判別情報を送付するほか、端末装置4に付与させる指示情報などを含んでもよい。アフィリエイトサーバ14は、たとえば図示しないプロセッサやメモリのほか、通信部24、処理部26、記憶部28を備える。
通信部24は、たとえばインターネット8などの一般的なネットワークに接続する機能とともに、アフィリエイトサービスを提供するサービスサーバ12を特定して識別情報やユーザ判別情報などのデータを送受信するためにソケット通信(Socket)などを利用する。
処理部26は、トラッキング処理やユーザ判別情報の生成などアフィリエイト処理を実行するための機能部の一例であり、たとえば記憶部28に格納された宣伝管理プログラムの実行により機能する。この処理部26には、たとえば識別情報処理機能部30、ユーザ判別情報生成部32、集計部34などが形成される。
識別情報処理機能部30は、サービスサーバ12から受信した識別情報に基づいて端末装置4や、サービスサイトにアクセスする端末装置4を利用するユーザを特定する機能部の一例である。
ユーザ判別情報生成部32は、サービスサーバ12によるUIDの有無の判別結果に基づいて、新たなUIDを生成し、または既に付与されているUIDに対してアクセス日などの更新処理を行う。
集計部34は、識別情報やユーザ判別情報、経過情報などを利用して、トラッキング対象の端末装置4に対するトラッキングDB60(図4)の生成処理を行う機能部の一例である。
記憶部28は、アフィリエイトサーバ14の基本動作を制御するOS(Operating System)やアフィリエイト機能を実行する宣伝管理プログラム、通信処理プログラムなどが格納されるとともに、宣伝管理プログラムをプロセッサによって演算処理するための作業領域として機能する。さらに記憶部28には、宣伝管理処理に利用するデータベース(DB)36が形成されおり、端末装置4の情報やアフィリエイトを依頼したサービスサイトの情報、宣伝広告を行うメディアサイト6の情報などが格納される。
<宣伝管理システム2について>
図2および図3は、宣伝管理システムの構成や端末装置の行動経緯、情報の流れの一例を示している。
ユーザが操作する端末装置4には、たとえばWebサイトを閲覧するためのブラウザ40を備えている。このブラウザ40には、Webサイトの閲覧によって付与される情報として、たとえばクッキーなどに含まれる識別情報やサービスサーバ12から付与されたユーザ判別情報、端末装置4がアクセスしたWebサイトを特定する経過情報などが格納される。
サービスサーバ12で運営されるサービスサイトは、たとえばメインページ42、別ページ44、コンバージョンページ46で構成されている。
メインページ42は、サイトのトップページ、商品一覧掲載したページ、もしくは商品ごとに掲載されたページであって、メディアサイト6のバナー広告10-1、10-2、10-3、・・・10-6により誘導して表示させるページである。
別ページ44は、たとえば1または複数のページで構成されており、それぞれのページ同士やメインページ42との間で移動可能にリンク接続されている。別ページ44同士や別ページ44とメインページ42は、たとえば同じドメイン内に配置されている。
コンバージョンページ46は、アフィリエイトにおいて設定した条件の達成時、または達成直前に表示させるページの一例であり、たとえば商品やサービスに対する決済完了や予約完了などのページが表示される。
宣伝管理システム2では、端末装置4がメインページ42にアクセスしたタイミングで情報収集およびトラッキング処理を実行するように設定されている。これにより宣伝管理システム2では、たとえば図3のAに示すように、ユーザの端末装置4がメディアサイト6にアクセスし、掲載された特定のバナー広告10を選択操作することでサービスサイトのメインページ42に誘導される。このときサービスサイトは、端末装置4のブラウザ40内から特定の識別情報50(図2)や経過情報52(図2)、サービスサイトIDなどを収集して、アフィリエイトサーバ14に送信する。アフィリエイトサーバ14では、取得した情報をDB36に格納する。またサービスサーバ12は、アフィリエイトサーバ14で生成されたユーザ判別情報54を取得すると、サービスサーバ12が端末装置4のブラウザ40に対して発行する情報に、ユーザ判別情報54を付与する。
アフィリエイトサーバ14は、たとえば処理部26に識別情報50や経過情報52、その他の情報を読み込むと、これらの情報に基づいてユーザ判別情報54を生成して、端末装置4をトラッキング対象として設定するとともに、端末装置4の情報をDB36に格納する。DB36には、たとえばトラッキング対象の特定や経過情報、その成果などの情報が格納されるトラッキングDB60、宣伝広告の対象と広告の掲載先などを特定した商品のアフィリエイトDB62、バナー広告10の掲載先を特定するアフィリエイターDB64を備える。
また処理部26は、通信部24を通じてサービスサーバ12にユーザ判別情報54、端末装置4に対してユーザ判別情報54の付与を指示する指示情報などを送信させる。
サービスサーバ12は、たとえば図3のBに示すように、商品の購入決定や予約処理など設定した目標をユーザが達成した場合、コンバージョンページ46を端末装置4のブラウザ40に表示させる。このときサービスサーバ12は、端末装置4のブラウザ40にアクセスして、識別情報やUIDを取得し、そのクッキー内にある特定の情報や経過情報、広告主を特定するためのサービスサイトID56、商品情報58などをアフィリエイトサーバ14に送信する。アフィリエイトサーバ14は、たとえばブラウザ40から取得した情報やUIDとDB36内に格納されている情報とを対比し、目標を達成した端末装置4のユーザがトラッキングの対象であることの確認や、この端末装置4をサービスサイトに誘導したメディアサイト6がアフィリエイトの対象か否かを判断する。そしてアフィリエイトサーバ14は、判断結果に基づいて、宣伝の成果情報66を生成する。宣伝の成果情報66は、メディアサイトに対する報酬額の算出やその支払の根拠となる。
サービスサーバ12は、メインページ42にアクセスした端末装置4に対して、情報の送信または収集要求を行い、ブラウザ40から識別情報50や経過情報52を読み出す。サービスサーバ12は、たとえば識別情報50内もしくは識別情報50に関連付けられたユーザ判別情報54の有無を判別し、その結果と識別情報50や経過情報52とともにアフィリエイトサーバ14に送信する。またサービスサーバ12は、アフィリエイトサーバ14から受信したユーザ判別情報54を端末装置4のブラウザ40に付与させる。
<トラッキングDB60について>
図4は、トラッキングDBの一例を示している。図4に示すDBに格納される情報やその情報の表示項目、表示名、順序などは一例である。
このトラッキングDB60は、サービスサイトにアクセスしてトラッキング対象となったユーザ、またはそのユーザの端末装置4から取得した情報やサービスサイトでの動作情報などが格納されており、たとえばインデックス部601、ユーザ判別情報部602、メディアID部603、サービスサイトID部604、広告No部605、発行日部606、コンバージョン日部607、使用済み日時部608を含む。
インデックス部601は、トラッキングDB60内に生成されたデータを判別するための情報が格納される。
ユーザ判別情報部602は、処理部26で生成されたUID(ユーザ判別情報54)が格納される。このUIDは、たとえば端末装置4ごとに設定してもよく、または同一の端末装置4に対して複数設定されてもよい。UIDは、バナー広告10によって誘導された端末装置4、またはその端末装置4のユーザに対してトラッキング対象か否かを判別する情報である。そのため同じサービスサイトで販売する異なる複数の商品に対し、それぞれ異なるバナー広告10が設定されている場合には、トラッキング対象が異なるため、異なるUIDを設定すればよい。
メディアID部603は、端末装置4を誘導したメディアサイト6を識別するための情報として、たとえばアドレス情報などが格納される。
サービスサイトID部604は、広告主であるサービスサイトを識別するための情報として、たとえばアドレス情報のほか、サービスサイトの名称、種類などの情報が格納される。
広告No部605は、たとえば端末装置4が選択操作に応じて誘導したバナー広告10を特定するための情報が格納される。
発行日部606は、トラッキングDB60に対し、新たな情報の作成、または更新処理が行われた日などが格納される。
コンバージョン日部607は、サービスサイトにおいて端末装置4がコンバージョンを成立した日付などが格納される。
使用済み日時部608は、コンバージョンの成立後に処理部26が成果情報66の生成に利用した日時情報が格納される。
<商品のアフィリエイトDB62>
図5は、商品のアフィリエイトDBの一例を示している。
商品のアフィリエイトDB62は、宣伝広告の対象となる商品情報とその宣伝広告先の管理に用いられるデータベースの一例であって、インデックス部621、サービスサイトID部622、メディアID部623、商品No部624、商品名部625、稼働フラグ部626、報酬額部627などを備える。
インデックス部621は、アフィリエイトDB62内に生成されたデータを判別するための情報が格納される。
サービスサイトID部622は、サービスサイトを識別するための情報として、たとえばアドレス情報のほか、サービスサイトの名称、種類などの情報が格納される。
メディアID部623は、広告対象である商品またはサービスサイトの商品ページへ誘導するメディアサイト6を識別するための情報として、たとえばアドレス情報などが格納される。
商品No部624は、商品の種類などを分別するために設定した番号などの情報が格納される。
商品名部625は、宣伝広告の対象となる商品の名称や型番などの情報が格納される。
稼働フラグ部626は、商品のアフィリエイトDB62に登録されている商品情報について、いずれかのメディアサイト6でバナー広告10による広告表示が行われているか否か、またはサービスサイトにおいて、トラッキングの対象として設定されているか否かを示す情報が格納される。
報酬額部627は、コンバージョン成立によってメディアサイト6の運営側に対して支払われる広告報酬金額などが格納される。
<アフィリエイターDB64>
図6は、アフィリエイターDBの一例を示している。
アフィリエイターDB64は、広告主であるサービスサイトの商品やサービスなどのバナー広告10を掲載して宣伝広告を行うアフィリエイターであるメディアサイト6を管理するデータベースの一例である。このアフィリエイターDB64には、たとえばアフィリエイターID部641、メディア登録者名部642、口座情報部643、メールアドレス部644、アフィリエイター情報部645を備える。
アフィリエイターID部641は、たとえばアフィリエイトサーバ14との間で広告表示の掲載や、掲載に対して報酬額を支払うなど契約を結んだメディアサイト6の登録順序などが格納される。
メディア登録者名部642は、メディアサイト6の管理者名などの情報が格納される。
口座情報部643は、宣伝の成果に応じて支払われる広告費の支払手段、支払先などの情報が格納される。
メールアドレス部644は、メディアサイト6の管理者に対する連絡先情報の一例である。この連絡先情報には、メールアドレスのほかに電話番号などの情報を利用してもよい。
アフィリエイター情報部645は、メディアサイト6に関する情報、またはバナー広告10の掲載に関する事項、その他アフィリエイト契約に関する事項などの情報が格納される。
<端末装置4によるアクセス状態について>
図7は、端末装置側の処理状態例を示している。
端末装置4の表示部には、たとえば図7のAに示すようにブラウザ40を利用してメディアサイト6が表示される。端末装置4は、たとえばユーザがキーボードやマウスなどの入力装置、または表示部に形成されたタッチパネルに対して操作することによって、バナー広告10-1の選択操作が行われる。
バナー広告10-1が選択された端末装置4は、たとえば図7のBに示すように、設定されたリンク情報に従ってサービスサイトにアクセスし、表示部にメインページ42が表示される。このとき端末装置4には、たとえばブラウザ40内に、メディアサイト6にアクセスしたことを示す経過情報52や、サービスサイトが発行した識別情報70およびユーザ判別情報54などが格納される。
このサービスサイトは、たとえばレストランの予約サイトであって、予約申込処理がアフィリエイトの設定条件として設定されている。そこで、端末装置4の表示部には、たとえば図7のCに示すように、サービスサイト内で予約の申込を進めていくと、コンバージョンページの1つである最終確認画面46-Iが表示される。この最終確認画面46-Iには、予約の申込を確定させる送信操作部が表示されており、この送信操作部を選択操作することで、サービスサイトに対して予約内容に対する合意確認および申込が確定する。そして、端末装置4の表示部には、たとえば図7のDに示すように、サービスサイトから予約完了の表示や問い合わせ番号などを含む完了ページ46-IIが表示される。この完了ページ46-IIは、コンバージョンページ46の1つである。
このときサービスサーバ12は、たとえば最終確認画面46-Iもしくは完了ページ46-IIの表示前、または表示するときに端末装置4のブラウザ40から識別情報70やユーザ判別情報54を読み出して、いずれのバナー広告10による成果であるかの判別処理に利用する。
<宣伝管理システム2の処理について>
図8、図9は、宣伝管理システムのシーケンス処理例を示している。図8、図9に示す処理内容や処理手順は一例であって、本発明が斯かる内容に限定されない。
これらのシーケンス処理は、本開示の宣伝管理プログラムの一例である。
ユーザの端末装置4は、特定のメディアサイト6にアクセスし(S101)、そこに表示されたいずれかのバナー広告10を選択操作すると(S102)、設定されたサービスサイトに誘導される(S103)。
サービスサイトを管理するサービスサーバ12は、アクセスしてきた端末装置4に対し、経過情報などを取得(S104)し、サービスサイトから誘導されたことを把握する。さらにサービスサーバ12は、端末装置4にアクセスし(S105)、ブラウザ40にある識別情報を取得する(S106)。このときサービスサーバ12は、たとえば端末装置4が以前にサービスサイトにアクセスしていることを示すユーザ判別情報が格納されているかの判断し、その判断結果をアフィリエイトサーバ14に通知する(S107)。
アフィリエイトサーバ14は、サービスサーバ12から端末装置4やそのユーザを特定する識別情報や、ユーザ判別情報54、ユーザ判別情報、その他の情報を取得すると(S108)、トラッキングDB60にこれらの情報を格納する(S109)。ユーザ判別情報を持っていない場合、トラッキングDB60には、端末装置4に関する新たなデータが登録される。またユーザ判別情報を持っている場合、アフィリエイトサーバ14の処理部26は、トラッキングDB60内にある端末装置4のファイルを抽出し、サービスサイトへのアクセス日などを更新すればよい。
そして処理部26は、ユーザ判別情報の有無の判断結果に応じて、新たなユーザ判別情報の生成、もしくは取得したユーザ判別情報内に記録された日付情報などの更新処理を行うと(S110)、このユーザ判別情報とサービスサーバ12に対する指示情報を送信する(S111)。
サービスサーバ12は、新規または更新されたユーザ判別情報を取得すると(S112)、指示情報に基づいて端末装置4のブラウザ40に対し、ユーザ判別情報を付与する(S113)。
端末装置4は、サービスサイトにおいて、設定条件を満たす操作を行う(S201)。設定条件を満たす操作は、たとえばユーザがサービスサイトを訪問してから継続してサイト内にアクセスした後に行われてもよく、または他のサイトにアクセスし、もしくは別の日に再度サービスサイトにアクセスしたときに行ってもよい。すなわち、宣伝管理システム2では、端末装置4に対してユーザ判別情報を付与した後であれば、サービスサイトにアクセスし続ける連続的なセッションを行わなくてもよい。
サービスサーバ12は、斯かる設定条件を満たす操作の発生を契機に、コンバージョンの確認処理を行う(S202)。サービスサーバ12は、端末装置4にアクセスし(S203)、識別情報やユーザ判別情報を取得する(S204)と、これらの情報をアフィリエイトサーバ14に送信する(S205)。
アフィリエイトサーバ14の処理部26は、識別情報などを取得すると(S206)、トラッキングDB60に格納された端末装置4のデータを読み出し(S207)、ユーザ判別情報同士を対比して一致するか否かの判別処理を行う(S208)。処理部26は、ユーザ判別情報が一致すると判断すると、トラッキングDB60に登録されているバナー広告10またはメディアサイト6の宣伝による成果情報66を生成し(S209)、アフィリエイト集計処理を行う(S210)。また処理部26は、トラッキングDB60に格納された情報の整理を行う(S211)。
<宣伝管理処理について>
図10は、宣伝管理処理例を示している。図10に示す処理内容や処理手順などは一例であり、本発明が斯かる構成に限定されない。
この宣伝管理処理は、本開示の宣伝管理プログラムの一例であり、宣伝管理装置であるアフィリエイトサーバ14が実行する。
この宣伝管理処理には、たとえば端末装置4がサービスサイトにアクセスしたときに行う処理Aと、トラッキング処理において設定した条件を満たす操作をしたときに行う処理Bが含まれる。
宣伝管理処理の処理Aでは、たとえばサービスサーバ12から端末装置4のアクセス情報の通知を受け(S311)、サービスサーバ12を通じて端末装置4の識別情報や経過情報、ユーザ判別情報などを取得する(S312)。処理部26は、トラッキングDB60にアクセスし、一致する識別情報やユーザ判別情報が格納されているかを判断する(S313)。一致する情報があった場合(S313のYES)、処理部26は、一致する端末装置4のデータを読み出し、ユーザ判別情報内のアクセス日などの情報を最新の情報に変更してトラッキングDB60を更新する(S314、S315)。
また、処理部26は、トラッキングDB60内に一致する情報が無い場合(S313のNO)、ユーザ判別情報を生成し(S316)、このユーザ判別情報や識別情報、経過情報などをトラッキングDB60に格納する(S317)。
そして、処理部26は、更新したユーザ判別情報、または新たに作成したユーザ判別情報の何れかと、サービスサーバ12に対する指示情報を送信する(S318)。
宣伝管理処理の処理Bでは、処理部26がサービスサーバ12からコンバージョンの通知を受けるとともに、ユーザ判別情報などの情報を取得する(S319)。処理部26は、トラッキングDB60を読み出し(S320)、一致するユーザ判別情報があるかを判断する(S321)。処理部26は、一致するユーザ判別情報がある場合(S321のYES)、アフィリエイトサービスの対象となるメディア情報を持っているか否かを判断する(S322)。また、このメディア情報の判断では、アフィリエイトサーバ14との間に、バナー広告10を利用して宣伝を行い、その報酬を受ける点について、契約の有無を判断する。
処理部26は、メディア情報を持っている場合(S322のYES)、このメディア情報を利用してアフィリエイトの成果情報66を生成した(S323)後、このコンバージョンが成立した商品やサービスに対し、もしくはユーザの識別情報やユーザ判別情報を含むトラッキングDB60内の情報の一部の削除による更新処理を行う(S324)。この情報の削除では、たとえばトラッキングDB60内の同一のユーザ判別情報やトラッキング対象の商品が一致するものであって、かつユーザ判別情報が一致するものを抽出して削除する。
〔第1の実施形態の効果〕
斯かる構成によれば、以下のいずれかの効果が得られる。
(1) ユーザの端末装置4との間で取引や契約などを行なわず、ユーザが認識していないアフィリエイトサーバ14に対し、直接端末装置4にアクセスして識別情報50やユーザ判別情報54などを収集させないことで、ユーザのプライバシーを確保することができる。
(2) サービスサーバ12がユーザの端末装置4から取得した識別情報50や経過情報52、ユーザの端末装置4に付与したユーザ判別情報54を利用して、メディアサイト6の広告表示の宣伝効果を確認することができる。
〔第2の実施形態〕
図11は、第2の実施形態に係る宣伝管理システムの構成例を示している。図11に示す構成は一例である。図11において図2と同一部分には同一の符号を付している。
この宣伝管理システム2は、たとえば図11に示すように、メディアサイト6のバナー広告10を通じてアクセスする端末装置4に対し、サービスサーバ12が端末装置4のブラウザ40にアクセスして識別情報50やリファラーなどで記録された経過情報52を収集する。そして、サービスサーバ12では、端末装置4から収集した情報に対し、以前にアクセスしたユーザか否かを判断するためのユーザ判別情報を有するか否かを判断せず、収集した情報の全て、もしくはアフィリエイト処理に必要な情報として予め条件付けされた情報のみを選出してアフィリエイトサーバ14に送信する。
アフィリエイトサーバ14の処理部26には、たとえばユーザ判別機能部80を備えており、サービスサーバ12から受信した情報内にユーザ判別情報54が含まれるか否かの判別処理を行う。
また宣伝管理システム2では、ユーザ判別情報54の有無を判断する処理以外は、第1の実施形態に示す宣伝管理処理と同様に行えばよい。
<宣伝管理処理について>
図12は、宣伝管理処理を示している。図12に示す処理内容、処理手順は一例である。
宣伝管理処理の処理Aでは、たとえば図12に示すように、サービスサーバ12から端末装置4のアクセス情報の通知を受ける(S411)と、サービスサーバ12を通じて端末装置4の識別情報や経過情報などを取得する(S412)。処理部26は、ユーザ判別機能部80を利用して、取得した識別情報やその他の情報にユーザ判別情報が存在するか否かの判別処理を行う(S413)。処理部26は、ユーザ判別情報を判別して読み出した場合(S413のYES)、トラッキングDB60にアクセスし、一致する識別情報やユーザ判別情報が格納されているかを判断する(S414)。一致する情報があった場合(S414のYES)、処理部26は、ユーザ判別情報内のアクセス日などの情報を最新の情報に変更してトラッキングDB60を更新する(S415、S416)。
また、処理部26は、取得した識別情報やその他の情報にユーザ判別情報が存在しないと判断した場合(S413のNO)や、トラッキングDB60内に一致する情報が無い場合(S414のNO)、新たなユーザ判別情報を生成し(S417)、このユーザ判別情報や識別情報、経過情報などをトラッキングDB60に格納する(S418)。
そして、処理部26は、更新したユーザ判別情報、または新たに作成したユーザ判別情報の何れかと、サービスサーバ12に対する指示情報を送信する(S419)。
なお、宣伝管理処理の処理Bは、図10の処理S319~S324と同様の処理を行えばよい。
〔第2の実施形態の効果〕
斯かる構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(2) 端末装置4のブラウザ40などから収集した識別情報50や経過情報52について、サービスサーバ12内でユーザ判別情報54の有無を判断せず、トラッキング処理を行うアフィリエイトサーバ14の処理部26で判別処理を行うことで、商品販売などの処理を行うサービスサーバ12の負荷を軽減することができる。
(3) また、サービスサーバ12側で、端末装置4に対するトラッキング処理を行わせないことで、アフィリエイトサーバ14のメンテナンスや意図しないサーバダウン、その他、処理の停滞処理などの不都合が生じた場合でも、サービスサーバ12による商品の販売処理などに対する影響を最小限に抑えることができる。
(4) サービスサーバ12は、端末装置4との間で情報の送受信およびアフィリエイトサーバ14への情報の送信に限定することで、サービスサーバ12に対して高度でかつ膨大な処理プログラムの設定などが不要になり、宣伝管理システム2の導入負荷の軽減が図れる。
〔第3の実施形態〕
図13は、第3の実施形態に係る宣伝管理システムの構成例を示している。
この宣伝管理システム2は、たとえば図13に示すように、サービスサーバ12で管理・運営されるサービスサイトが、アフィリエイトページ90、メインページ42、別ページ44、コンバージョンページ46で構成される。
アフィリエイトページ90は、端末装置4からの情報収集処理、アフィリエイトサーバ14への識別情報などの送信、ユーザ判別情報54の受信、およびユーザ判別情報54の端末装置4のブラウザ40への付与を含むトラッキング処理を実行するためのページである。このアフィリエイトページ90は、たとえばサービスサイトにアクセスする端末装置4に対して最初に表示させるように設定されている。従って、メディアサイト6に提示されたバナー広告10-1、10-2、・・・10-6に対し、アフィリエイトページ90に誘導させるようにリンク情報を設定する必要はない。また、端末装置4は、たとえばサービスサイトのメインページ42や別ページ44に対してブックマークなどが設定されていても、サービスサーバ12にアクセスしたときに強制的にアフィリエイトページ90を表示させるようにすればよい。アフィリエイトページ90は、たとえばメインページ42、別ページ44、コンバージョンページ46と同一ドメイン内に形成されている。
そしてサービスサーバ12は、サービスサイトにアクセスした端末装置4に対し、アフィリエイトページ90において情報収集およびユーザ判別情報54の付与が完了すると、メインページ42にリダイレクトさせる。このアフィリエイトページ90は、たとえば文字や色などが付されないページであって、1秒から数秒の間、表示されるものである。従って、端末装置4を利用するユーザは、トラッキング処理の負荷により、アフィリエイトページ90が一瞬目視でき、または全く視覚できない場合もある。
〔第3の実施形態の効果〕
斯かる構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 第1の実施形態または第2の実施形態と同様の効果が得られる。
(2) サービスサーバ12は、端末装置4に対してメインページ42を表示する際に図示しないシステムプログラムを実行しているが、メインページ42を表示する前にトラッキング処理のみを行うアフィリエイトページ90を介在させることで、システムプログラムとトラッキング処理の実行タイミングが重ならず、処理の負荷分散を図ることができる。
(3) アフィリエイトページ90を介在させて処理の負荷分散を行うことで、サービスサイトにアクセスが集中した場合に、メインページ42の表示やその他別ページ44への移動などにおいて、ページの生成処理の停滞などを防止できる。
〔第4の実施形態〕
図14は、第4の実施形態に係る宣伝管理システムの構成例を示している。図14に示す構成は一例である。
この宣伝管理システム2は、たとえば図14に示すように、サービスサーバ12で管理・運営されるサービスサイトが、アフィリエイトページ90、メインページ42、別ページ44、コンバージョンページ46で構成される。また、この宣伝管理システム2では、メディアサイト6に掲載されるバナー広告10-1、10-2、・・・10-6は、たとえば宣伝によって誘導されるメインページ42として、それぞれ個別の商品ページ92A、92B、・・・92Nに対してリンク情報が設定される場合を示している。
このような宣伝管理システム2では、たとえばいずれのバナー広告10-1、10-2、・・・10-6を選択操作した場合であっても、サービスサーバ12にアクセスしたときに強制的にアフィリエイトページ90を表示させ、トラッキング処理としてアクセスしてきた端末装置4から情報収集し、アフィリエイトサーバ14に送信、およびユーザ判別情報54の付与が行われる。そして、サービスサーバ12は、アフィリエイトページ90でのトラッキング処理が完了すると、選択操作したバナー広告10-1、10-2、・・・10-6に設定されたリンク情報を参照し、対応する商品ページ92A、92B、・・・92Nにリダイレクトさせる。
〔第4の実施形態の効果〕
斯かる構成によれば、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
以上説明した実施形態について、その特徴事項や変形例を以下に列挙する。
(1) 上記実施形態では、端末装置4がメディアサイト6を通じてサービスサイトにアクセスする場合の例を示したが、これに限られない。つまり宣伝管理システム2では、たとえば端末装置4が始めてバナー広告10-1、10-2、・・・10-6を通じてサービスサイトにアクセスしたときに商品の購入やサービスの予約によるコンバージョンを成立させずに、サービスサーバ12から離脱し、かつその後、バナー広告10-1、10-2、・・・10-6を経由せずに直接サービスサイトにアクセスする場合であっても、トラッキング処理を行うことができる。端末装置4は、たとえば、メインページ42や商品ごとの別ページ44に対して図示しないブックマークを設定することで、2回目以降、指定したページに直接アクセスしてくる場合がある。宣伝管理システム2では、たとえばサービスサーバ12にアクセスしたときに、メインページ42またはアフィリエイトページ90に強制的に移動させ、トラッキング処理を実行させればよい。
また、端末装置4のブラウザ40には、前回付与されたユーザ判別情報、前回の識別情報が記憶されているが、前回アクセス時の経過情報が記憶され、もしくは経過情報が時間経過などにより削除されている場合がある。この場合、アフィリエイトサーバ14は、ユーザ判別情報に基づいて、トラッキングDB60に格納されたユーザの情報を読み出す。このユーザの情報には、前回の経過情報であるメディアIDなどが格納されている。従って、このユーザがコンバージョンした場合、アフィリエイトサーバ14は、今回のトラッキング処理で得られなかったメディアサイトの経過情報について、トラッキングDB60に格納された前回またはそれよりも前の経過情報を利用して、宣伝の成果情報を生成してもよい。
斯かる処理によれば、高額もしくは検討に時間を要する分野の商品やサービスについて、最初の閲覧から購入までにウェブサイトを離脱してセッションが切れたとしても、バナー広告10によって誘導され、その宣伝効果を把握することが可能となる。
(2) 上記実施形態では、メディアサイト6に設定されたバナー広告10-1、10-2、・・・10-6に対し、ユーザの端末装置4を導いてブラウザ40に表示させるランディングポイントとして、予め設定されたメインページ42を表示させる場合を示したがこれに限らない。サービスサーバ12は、たとえば同一または異なるメディアサイト6に配置された異なるバナー広告10-1、10-2、・・・10-Xが同一のメインページ42にリンクが設定されている場合に、ユーザの端末装置4が経由したバナー広告10-1、10-2、・・10-Xに応じて、ユーザ毎にメインページ42の表示内容を変更させるようにしてもよい。
サービスサーバ12には、たとえばメインページ42の構成情報として、背景色、複数の商品、これらの商品を当て嵌めるフォーマット情報に加えて、リンクされているバナー広告情報が記憶されている。さらにサービスサーバ12は、メインページ42に対するリンクが設定されたバナー広告情報毎に異なるフォーマット情報と背景色情報とを関連付けた組み合せ情報を備える。これにより端末装置4のブラウザ40は、たとえばメディア1にあるバナー広告10-1、10-2、10-3を選択した場合と、メディア2にあるバナー広告10-4、10-5、10-6を選択した場合とで、異なる構成のメインページ42が表示される。
斯かる構成によれば、メディアサイト6の背景色やバナー広告10の配置数、配置状態などの条件に応じて、ラインディングさせるメインページ42に対するユーザの印象を変えることができる。ユーザの印象として、たとえばメディアサイト6が明るい背景色であったときに、メインページ42の背景色を同じ系統の明るい配色にしたり、逆に暗い配色に調整することで、サービスサイトを目視するユーザに対し、購買意欲の向上や、落ち着いた雰囲気で商品を閲覧させるなどの印象を与えることができる。そのほか、メディアサイト6がバナー広告やその他の説明などで煩雑な印象であった場合に、サービスサイトに掲載させる商品数を少なくすることで、その表示構成のギャップなどの要素によって、ユーザに落ち着いた印象を与え、商品への興味や購買意欲の向上などに繋げることができる。さらに、サービスサーバ12またはアフィリエイトサーバ14は、たとえばバナー広告10-1、10-2、10-3、・・・ごとにユーザの訪問数やコンバージョンの成立性などをカウントしておき、所定の基準を超えたバナー広告10-1、10-2、・・・10-6を通じて訪問するユーザに対して商品の割引や特典の付加、ページの表示内容の変化などを行ってもよい。このように宣伝効果が優れたバナー広告10-1、10-2、・・・10-6に対して特典を設けることで、メディアサイト6の宣伝活動を活性化させることができるとともに、ユーザの訪問数、コンバージョン数を伸ばすことが期待できる。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
2 宣伝管理システム
4 端末装置
6 メディアサイト
8 インターネット
10、10-1、10-2、・・・10-6 バナー広告
12 サービスサーバ
14 アフィリエイトサーバ
16 識別情報収集部
18 ユーザ判別機能部
20 経過情報収集部
22 ユーザ判別情報付与部
24 通信部
26 処理部
28 記憶部
30 識別情報処理機能部
32 ユーザ判別情報生成部
34 集計部
36 DB
40 ブラウザ
42 メインページ
44 別ページ
46 コンバージョンページ
46-I、46-II 完了ページ
50、70 識別情報
52 経過情報
54 ユーザ判別情報
56 広告主ID
58 商品情報
60 トラッキングDB
601、621 インデックス部
602 ユーザ判別情報部
603 メディアID部
604 サービスサイトID部
605 広告No部
606 発行日部
607 コンバージョン日部
608 使用済み日時部
62 商品のアフィリエイトDB
622 サービスサイトID部
623 メディアID部
624 商品No部
625 商品名部
626 稼働フラグ部
627 報酬額部
64 アフィリエイターDB
641 アフィリエイターID部
642 メディア登録者名部
643 口座情報部
644 メールアドレス部
645 アフィリエイター情報部
66 成果情報
80 ユーザ判別機能部
90 アフィリエイトページ
92A、92B、・・・92N 商品ページ

Claims (3)

  1. 広告表示を経由してウェブサイトにアクセスしてきた端末装置から、ユーザを判別可能な情報を含む識別情報および該端末装置のアクセス経路を特定可能な経過情報の取得、前記ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに前記端末装置から新たな識別情報の取得、第2のサーバに対して少なくとも前記識別情報、前記新たな識別情報および前記経過情報の通知を行う第1のサーバと、
    第1のサーバを通じて取得した前記識別情報と前記経過情報を関連付けて記憶するとともに、前記識別情報と前記新たな識別情報との対比結果に基づいて、前記経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する第2のサーバと、
    を備えることを特徴とする宣伝管理システム。
  2. 広告表示を経由してウェブサイトにアクセスしてきた端末装置から取得したユーザを判別可能な情報を含む識別情報および該端末装置のアクセス経路を特定可能な経過情報と、前記ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに前記端末装置から取得した新たな識別情報を管理サーバから受信する通信部と、
    前記管理サーバを通じて取得した前記識別情報と前記経過情報を関連付けて記憶する記憶部と、
    前記識別情報と前記新たな識別情報の対比結果に基づいて、前記経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する処理部と、
    を備えることを特徴とする宣伝管理装置。
  3. コンピュータで実現するための宣伝管理プログラムであって、
    広告表示を経由してウェブサイトにアクセスしてきた端末装置から取得したユーザを判別可能な情報を含む識別情報および該端末装置のアクセス経路を特定可能な経過情報と、前記ウェブサイトにおいて設定条件を満たしたときに前記端末装置から取得した新たな識別情報を前記ウェブサイトの管理サーバから受信する機能と、
    前記管理サーバを通じて取得した前記識別情報と前記経過情報を関連付けて記憶部に記憶させる機能と、
    前記識別情報と前記新たな識別情報の対比結果に基づいて、前記経過情報に含まれる広告表示の成果を計測する機能と、
    を前記コンピュータに実現させることを特徴とする宣伝管理プログラム。

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