JP2022150992A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022150992000001
【課題】圧縮効率の低下を抑制できるスクロール型圧縮機を提供すること。
【解決手段】スクロール型圧縮機において、第1オイル通路66の入口は吐出室と接続され、第1オイル通路66の出口となる第1孔74は対向面61aにて開口している。第2オイル通路67の入口となる第2孔75は、第1孔74から離れた位置で対向面61aにて開口し、第2オイル通路67の出口となる第2オイル通路形成部73の出口73bは背圧室60と接続されている。旋回スクロール51の公転に伴い、第1孔74と第2孔75とにオイル収容凹部76は間欠的に連通する。旋回スクロール51の公転に伴い、オイル収容凹部76が第1孔74と第2孔75との間を移動する間は、オイル収容凹部76は第1孔74及び第2孔75に非連通となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、スクロール型圧縮機に関する。
スクロール型圧縮機では、固定スクロールに対して旋回スクロールが旋回すると、固定スクロールと旋回スクロールとの噛み合わせによって形成された圧縮室の容積が減少していく。圧縮室には、旋回スクロールよりも外周側の吸入圧領域から冷媒が吸入される。旋回スクロールの旋回に伴い圧縮室の容積が減少していき、圧縮室で冷媒が圧縮され、その後、吐出圧の冷媒が圧縮室から吐出される。
このようなスクロール型圧縮機では、吐出後の冷媒から分離された潤滑油をハウジング内の摺動部に導き、摺動部を潤滑している(特許文献1参照)。
図14に示すように、特許文献1に開示のスクロール圧縮機において、固定スクロール90に設けられる固定部側導入路91の第1端は、高圧貯油室92に向けて開口している。固定部側導入路91の第2端は、旋回スクロール93に向けて開口している。固定部側導入路91の旋回スクロール93側には給油通路部材94が挿入されている。給油通路部材94には給油穴が設けられていると共に、吐出圧領域の高圧冷媒と、吸入圧領域の低圧冷媒との圧力差によって、旋回スクロール93側に押圧されている。
旋回スクロール93に設けられる可動部側導入路95の第1端は、固定スクロール90側に向けて開口している。可動部側導入路95の第2端は、旋回スクロール93のボス部96内に設けられた背圧室97に向けて開口している。背圧室97は高圧冷媒より低く、かつ低圧冷媒より高い圧力の雰囲気である。また、背圧室97の周囲は低圧冷媒の雰囲気である。
固定部側導入路91の第2端の位置と、可動部側導入路95の第1端の位置とは、固定スクロール90及び旋回スクロール93の径方向にずれている。このため、固定部側導入路91と可動部側導入路95とは、旋回スクロール93の旋回によって、連通したり、非連通となったりして、間欠的に連通されるようになっている。
固定部側導入路91と可動部側導入路95とが連通したときは、固定部側導入路91及び可動部側導入路95を通って高圧貯油室92の潤滑油が背圧室97へと供給される。固定部側導入路91と可動部側導入路95とが非連通のときは、給油通路部材94が旋回スクロール93に押圧されることで、給油穴が閉じられる。
特開2009-221924号公報
しかし、特許文献1に開示のスクロール型圧縮機では、高圧貯油室92の圧力が高くなって高圧貯油室92と背圧室97との圧力差が大きくなるほど、固定部側導入路91と可動部側導入路95とが連通したときに背圧室97に戻る潤滑油の量が多くなる。すると、吐出圧領域の高圧冷媒の一部は潤滑油とともに背圧室97に戻るため、吐出圧領域から背圧室97への高圧冷媒の戻り量も多くなり、スクロール型圧縮機の圧縮効率が低下してしまう。
上記問題点を解決するためのスクロール型圧縮機は、ハウジングと、前記ハウジングに収容される回転軸と、固定スクロールと、前記固定スクロールに対して公転する旋回スクロールと、前記旋回スクロールを支持するとともに、前記回転軸を支持する支持部材と、前記旋回スクロールと前記固定スクロールとによって区画される圧縮室と、前記圧縮室の内部で圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、前記旋回スクロールと前記支持部材との間に区画されるとともに、前記ハウジングの内部に形成され前記旋回スクロールを前記固定スクロールに向けて付勢するための冷媒が前記吐出室から導入される背圧室と、を有するスクロール型圧縮機であって、前記支持部材は、第1オイル通路と第2オイル通路とを有し、前記第1オイル通路の入口は前記吐出室と接続され、前記第1オイル通路の出口は前記支持部材の前記旋回スクロールに対向する対向面にて開口しており、前記第2オイル通路の入口は前記第1オイル通路の出口から離れた位置で前記対向面にて開口し、前記第2オイル通路の出口は前記背圧室と接続されており、前記旋回スクロールは、前記対向面に対向する面にオイル収容凹部を有し、前記旋回スクロールの公転に伴い前記第1オイル通路の出口と前記第2オイル通路の入口とに前記オイル収容凹部は間欠的に連通し、前記旋回スクロールの公転に伴い前記第1オイル通路の出口と前記第2オイル通路の入口との間を移動する間は、前記第1オイル通路の出口及び前記第2オイル通路の入口に前記オイル収容凹部は非連通となることを要旨とする。
これによれば、オイル収容凹部が第1オイル通路の出口に重なると、オイル収容凹部は、第1オイル通路を経由して吐出室に接続される。このとき、第1オイル通路の出口と第2オイル通路の入口とがオイル収容凹部を介して連通することはないため、吐出室と背圧室とは接続されない。そして、オイル収容凹部には、第1オイル通路の出口から吐出室の冷媒とともに潤滑油が供給される。その後、旋回スクロールが公転すると、第1オイル通路の出口と第2オイル通路の入口との間を移動する間は、オイル収容凹部はスラストプレートによって閉じられるとともに、第1オイル通路の出口と第2オイル通路の入口を連通させない。このため、吐出室と背圧室とは接続されない。
旋回スクロールの公転に伴って、オイル収容凹部が第2オイル通路の入口に重なると、オイル収容凹部は、第2オイル通路を経由して背圧室に接続される。このとき、第1オイル通路の出口と第2オイル通路の入口とがオイル収容凹部を介して連通することはないため、吐出室と背圧室とは接続されない。そして、オイル収容凹部と背圧室との圧力差によって、オイル収容凹部の冷媒とともに潤滑油が第2オイル通路に供給される。第2オイル通路に供給された潤滑油は背圧室に供給される。
したがって、潤滑油を吐出室から背圧室に供給する過程の中で、吐出室と背圧室とが直接接続されることを無くすことができる。その結果、吐出室の圧力が高くて背圧室との圧力差が大きくても、背圧室に供給される冷媒及び潤滑油の最大量はオイル収容凹部の容積に相当する量となる。このため、オイル収容凹部の容積以上の冷媒及び潤滑油が背圧室へ供給されることを無くすことができるとともに、吐出室から背圧室へ潤滑油とともに戻る冷媒の量を抑制でき、スクロール型圧縮機の圧縮効率が低下することを抑制できる。
スクロール型圧縮機について、前記支持部材は、前記旋回スクロールを支持するスラストプレートと、前記スラストプレート及び前記回転軸を支持する軸支部とを備え、前記第1オイル通路は、前記スラストプレート及び前記軸支部に形成され、前記スラストプレートに前記第1オイル通路の出口となる第1孔を有し、前記軸支部に前記第1孔に連通するオイル通路形成部を有し、前記オイル通路形成部は、前記第1孔よりも広い面積で前記スラストプレートに対向していてもよい。
これによれば、オイル通路形成部のうち、第1孔よりも広く開口する部位は、スラストプレートに向けて開口する。このため、スラストプレートには、吐出室の圧力を作用させることができる。よって、吐出室の圧力によってスラストプレートを旋回スクロールに向けて付勢しやすい。
スクロール型圧縮機について、前記支持部材は、前記回転軸を挿通する挿通孔を有し、前記第2オイル通路の入口は、前記支持部材の径方向において前記第1オイル通路の出口よりも前記挿通孔に近い位置に配置され、前記オイル収容凹部を画成する内周面は、前記オイル収容凹部の底から前記対向面に向かうに従い、前記支持部材の内周面に近づくように傾斜する部位を有していてもよい。
これによれば、旋回スクロールの旋回に伴い、オイル収容凹部の潤滑油には遠心力が作用する。このとき、オイル収容凹部を画成する内周面に傾斜が設けられているため、潤滑油に対しオイル収容凹部から飛び出す方向への力を作用させることができる。その結果、第2オイル通路の入口の近くにオイル収容凹部が位置したとき、オイル収容凹部から第2オイル通路の入口に向けて潤滑油を供給しやすくなるため、第2オイル通路に潤滑油が供給しやすくなる。
スクロール型圧縮機について、前記支持部材を軸線方向から見て、前記第1オイル通路の出口は、前記オイル収容凹部よりも広い開口面積であるとともに前記旋回スクロールの公転に伴い前記オイル収容凹部が描く軌跡円の一部を含む円弧状であり、前記支持部材を軸線方向から見て、前記第2オイル通路の入口は、前記オイル収容凹部よりも広い開口面積であるとともに前記軌跡円の他部を含む円弧状であってもよい。
これによれば、オイル収容凹部が第1オイル通路の出口に重なる時間を長くできる。そして、第1オイル通路の出口にオイル収容凹部が重なっている間中、第1オイル通路の出口からオイル収容凹部に潤滑油を供給できる。
また、オイル収容凹部が第2オイル通路の入口に重なる時間を長くできる。そして、第2オイル通路の入口にオイル収容凹部が重なっている間中、オイル収容凹部から第2オイル通路に潤滑油を供給できる。
本発明によれば、圧縮効率の低下を抑制できる。
スクロール型圧縮機を示す断面図。 軸支部を支持面から示す断面図。 旋回スクロールをボス部側から示す図。 スラストプレートを示す図。 油供給機構を示す断面図。 オイル収容凹部が第1孔に重なった状態を示す断面図。 オイル収容凹部が第1孔に重なった状態を示す拡大図。 オイル収容凹部が第1孔と第2孔の間に位置した状態を示す図。 オイル収容凹部が第2孔に重なった状態を示す図。 オイル収容凹部が第2孔に重なった状態を示す断面図。 別例を示す図。 別例を示す図。 オイル収容凹部の別例を示す断面図。 背景技術を示す図。
以下、スクロール型圧縮機を具体化した一実施形態を図1~図10にしたがって説明する。本実施形態のスクロール型圧縮機は、例えば、車両空調装置に用いられる。
図1に示すように、スクロール型圧縮機10は、筒状のハウジング11と、ハウジング11内に収容される回転軸12と、回転軸12を支持する軸支部15と、回転軸12の回転によって駆動する圧縮機構40と、を有する。また、スクロール型圧縮機10は、回転軸12を回転させる電動モータ20と、スラストプレート61と、油供給機構70と、を有する。
ハウジング11は、第1ハウジング構成体13と、固定スクロール41の固定基板42と、第2ハウジング構成体24と、インバータカバー36と、から構成される。
第1ハウジング構成体13は、円板状の端壁13aと、端壁13aの外周縁から円筒状に延在する周壁13bと、周壁13bに設けられた吸入ポート13cと、端壁13aに設けられたボス部13dと、を有する。周壁13bの軸線方向は、回転軸12の軸線方向に一致する。
吸入ポート13cは、冷媒をハウジング11の内部に吸入するために設けられている。吸入ポート13cは、周壁13bに配置されている。ボス部13dは、端壁13aの内面からハウジング11内に向けて円筒状に飛び出している。周壁13bの先端面は、固定スクロール41の固定基板42に接触している。
第2ハウジング構成体24は、室形成凹部25と、油分離室26と、吐出ポート27と、排出孔28と、貯油室形成凹部29と、接続路34と、を有する。
室形成凹部25は、第2ハウジング構成体24における固定基板42側の端面24aから凹む。室形成凹部25と固定スクロール41の固定基板42とによって囲まれた空間に吐出室30が区画されている。したがって、スクロール型圧縮機10は吐出室30を有する。
吐出ポート27は図示しない外部冷媒回路と接続されている。油分離室26は、吐出ポート27に接続されている。油分離室26には、油分離筒31が設けられている。排出孔28は、吐出室30と油分離室26とを接続する。油分離室26の底にはフィルタFが配置されている。フィルタFは、潤滑油に含まれる異物を捕捉する。
貯油室形成凹部29は、第2ハウジング構成体24における固定基板42側の端面24aから凹む。貯油室形成凹部29と固定基板42とによって囲まれた空間に貯油室32が区画されている。したがって、スクロール型圧縮機10は貯油室32を有する。接続路34は、貯油室形成凹部29と油分離室26とを接続する。
第2ハウジング構成体24の固定基板42側の端面24aと、固定基板42の第2ハウジング構成体24側の端面42aとの間にはガスケット35が挟まれている。ガスケット35は、第2ハウジング構成体24と固定基板42との間をシールする。
インバータカバー36は、第1ハウジング構成体13の端壁13aに取り付けられている。インバータカバー36と第1ハウジング構成体13の端壁13aとによって区画された空間にはインバータ装置37が収容されている。スクロール型圧縮機10は、インバータ装置37を有する。このインバータ装置37は、電動モータ20を駆動させる。
図1に示すように、軸支部15は、周壁13bの内周面に固定されている。軸支部15は、中央部に軸孔16を有する。軸孔16は、小径孔16aと、小径孔16aより大径の大径孔16bとから構成されている。小径孔16aは、大径孔16bよりも端壁13a寄りに配置されている。
図2に示すように、軸支部15は、大径孔16bが開口する端面に支持面15aを有する。軸支部15は、支持面15aから突出する自転阻止ピン15bを4本有する。自転阻止ピン15bは、大径孔16bの周囲に等間隔おきに配置されている。
図1に示すように、第1ハウジング構成体13と軸支部15は、ハウジング11内にモータ室17を区画する。したがって、スクロール型圧縮機10はモータ室17を有する。電動モータ20は、モータ室17に収容されている。ハウジング11の内部であるモータ室17内には、図示しない外部冷媒回路から吸入ポート13cを経由して流体としての冷媒が吸入される。したがって、モータ室17は吸入圧領域である。
電動モータ20は、ステータ21と、ステータ21の内側に配置されるロータ22と、を有する。ロータ22は、回転軸12と一体に回転する。ステータ21は、ロータ22を取り囲んでいる。
回転軸12の軸線方向の第1端部は、ボス部13d内に挿入されている。ボス部13dの内周面と回転軸12の第1端部の周面との間には、軸受14が設けられている。回転軸12の第1端部は、軸受14を介して第1ハウジング構成体13に支持されている。
回転軸12の第2端部は、軸孔16に挿入されている。回転軸12の第2端部の端面12aは、軸支部15の内側に位置している。回転軸12の第2端部の周面と、小径孔16aでの軸支部15の内周面との間には軸受19が設けられている。回転軸12は、軸受19を介して軸支部15に回転可能に支持されている。また、軸支部15は、回転軸12を支持するための軸受19を軸孔16の内部に支持している。
圧縮機構40は、前記した固定スクロール41と、固定スクロール41に対向配置された旋回スクロール51と、を有する。固定スクロール41及び旋回スクロール51は、軸支部15を間に挟んでモータ室17とは反対側に配置されている。
固定スクロール41は、固定基板42と、固定基板42から起立する固定渦巻壁43と、固定外周壁44と、吐出孔45と、を有する。固定基板42は円板状である。吐出孔45は、固定基板42の中央に配置されている。吐出孔45は、円孔状である。また、吐出孔45は、固定基板42を厚み方向に貫通している。固定基板42における旋回スクロール51とは反対側の端面42aには、吐出孔45を開閉する吐出弁機構45aが取り付けられている。
固定基板42は外周部にフランジ42bを有する。このフランジ42bは、第1ハウジング構成体13の周壁13bの先端面と、第2ハウジング構成体24の端面24aによって挟み込まれている。この挟み込みにより、固定スクロール41は、移動が規制されている。また、フランジ42bによってハウジング11の一部が形成されている。
固定渦巻壁43は、固定基板42から旋回スクロール51に向けて起立している。固定外周壁44は、固定基板42の外周部から円筒状に起立している。固定外周壁44は、固定渦巻壁43を囲繞している。固定外周壁44には導入凹部44aが形成されている。
旋回スクロール51は、旋回基板52と、旋回渦巻壁53と、ボス部54と、4つの凹部55と、を有する。
旋回基板52は、円板状である。旋回基板52は、固定基板42に対向している。旋回渦巻壁53は、旋回基板52から固定基板42に向けて起立している。旋回渦巻壁53は、固定渦巻壁43と噛み合っている。旋回渦巻壁53は、固定外周壁44の内側に位置している。固定渦巻壁43の先端面は旋回基板52に接触しているとともに、旋回渦巻壁53の先端面は固定基板42に接触している。固定渦巻壁43と旋回渦巻壁53との噛み合いによって複数の圧縮室46が区画されている。圧縮室46は、固定スクロール41と旋回スクロール51とによって区画される。固定外周壁44の導入凹部44aは、圧縮室46の外周側に接続されている。
図1及び図3に示すように、ボス部54は、旋回基板52における固定基板42とは反対側の背面52aから円筒状に飛び出している。背面52aは、スラストプレート61を間に挟んで軸支部15の支持面15aに対向する。ボス部54の軸線方向は、回転軸12の軸線方向に一致している。
4つの凹部55は、旋回基板52の背面52aにおけるボス部54の周囲に配置されている。4つの凹部55は、回転軸12の周方向に等間隔おきに配置されている。各凹部55の内側には環状のリング部材55aが装着されている。リング部材55aの外周面は、凹部55の内周面に接触している。各凹部55のリング部材55aの内側には、軸支部15から突出した自転阻止ピン15bが挿入されている。
図1に示すように、回転軸12の端面12aには偏心軸47が配置されている。偏心軸47は回転軸12の軸線L1に対して偏心した位置から旋回スクロール51に向けて突出する。偏心軸47の軸線方向は、回転軸12の軸線方向に一致している。偏心軸47は、ボス部54内に挿入されている。偏心軸47の外周面にはブッシュ49が嵌合されている。ブッシュ49にはバランスウェイト48が一体化されている。バランスウェイト48は、軸支部15の大径孔16b内に収容されている。旋回スクロール51は、ブッシュ49及び軸受50を介して偏心軸47と相対回転可能に偏心軸47に支持されている。
スラストプレート61は、旋回基板52の背面52aと軸支部15の支持面15aとの間に配置されるとともに、支持面15aに支持されている。そして、軸支部15と、スラストプレート61とから、旋回スクロール51を支持するとともに、回転軸12を支持する支持部材18が形成されている。スラストプレート61の板厚方向の両面のうち、旋回スクロール51の背面52aに対向する面を対向面61aとする。この対向面61aは、支持部材18における旋回スクロール51に対向する対向面である。
図4に示すように、スラストプレート61は、中央部に貫通孔62を有する。貫通孔62は、スラストプレート61を厚み方向に貫通している。貫通孔62の孔径は、軸支部15の大径孔16bの孔径と同じである。貫通孔62の軸心と大径孔16bの軸心は一致している。軸孔16における大径孔16bの周縁と、スラストプレート61の内周縁とは重なり合っている。軸支部15の軸孔16と、スラストプレート61の貫通孔62とから、回転軸12が挿通される挿通孔23が形成されている。したがって、軸支部15とスラストプレート61とから形成される支持部材18は、回転軸12を挿通する挿通孔23を有している。
スラストプレート61は、貫通孔62の周囲に4つのピン挿通孔63を有する。4つのピン挿通孔63は、スラストプレート61の周方向に等間隔おきに配置されている。各ピン挿通孔63は、スラストプレート61を厚み方向に貫通している。各ピン挿通孔63には自転阻止ピン15bが挿通されている。スラストプレート61を貫通した自転阻止ピン15bは、リング部材55aの内側に挿入されている。
上記構成のスクロール型圧縮機10では、回転軸12の回転は、偏心軸47、ブッシュ49、及び軸受50を介して旋回スクロール51に伝達される。このとき、各自転阻止ピン15bと各リング部材55aの内周面とが接触することにより、旋回スクロール51の自転が阻止されて、旋回スクロール51を公転させる。したがって、旋回スクロール51は固定スクロール41に対して公転する。これにより、旋回スクロール51は、旋回渦巻壁53が固定渦巻壁43に接触しながら公転し、圧縮室46の容積が減少する。本実施形態では、自転阻止ピン15bとリング部材55aを含む凹部55とから自転阻止機構が構成されている。
そして、吸入ポート13cを通じてモータ室17に吸入された冷媒は、軸支部15とスラストプレート61の外周を通過し、固定スクロール41の導入凹部44aを経由して圧縮室46における最外周部分に吸入される。圧縮室46における最外周部分に吸入された冷媒は、旋回スクロール51の公転により圧縮室46内で圧縮される。
圧縮室46の内部で圧縮された冷媒は、吐出孔45から吐出弁機構45aを経て吐出室30へ吐出される。吐出室30へ吐出された冷媒は、排出孔28を通って油分離室26へ排出される。油分離室26へ排出された冷媒に含まれる潤滑油は、油分離筒31により冷媒から分離される。
潤滑油が分離された冷媒が油分離筒31内に流入し、吐出ポート27から外部冷媒回路へ吐出される。外部冷媒回路に吐出された冷媒は、吸入ポート13cを経てモータ室17へ還流する。一方で、油分離筒31により冷媒から分離された潤滑油は、油分離室26からフィルタFを通過した後、接続路34を通って貯油室32に排出される。貯油室32に排出された潤滑油は、貯油室32に貯留される。
ハウジング11の内部には、背圧室60が区画されている。背圧室60は、旋回スクロール51と支持部材18との間に区画されている。詳細には、背圧室60は、旋回基板52の背面52aと挿通孔23の内側との間に区画されている。小径孔16a内の軸受19は、背圧室60とモータ室17とを隔てている。背圧室60の圧力は、モータ室17に吸入された冷媒の吸入圧よりも高い。背圧室60には、旋回スクロール51を固定スクロール41に向けて付勢するための冷媒が吐出室30から導入されている。
図1、図2及び図5に示すように、油供給機構70は、貯油室32と繋がる接続通路71と、支持部材18が有する第1オイル通路66及び第2オイル通路67と、旋回スクロール51に設けたオイル収容凹部76と、を有する。
接続通路71は、貯油室32と支持部材18の第1オイル通路66とを接続する。接続通路71は、第1通路71aと、第2通路71bと、第3通路71cと、を有する。
第1通路71aは、第2ハウジング構成体24に設けられた油導入溝33をガスケット35によって閉じることで形成されている。なお、油導入溝33は、第2ハウジング構成体24の端面24aから凹む。油導入溝33の第1端は貯油室形成凹部29に接続されている。油導入溝33の第2端は、ガスケット35に設けられた貫通口35aに重なっている。よって、第1通路71aの第1端は貯油室32に接続され、第1通路71aの第2端は貫通口35aに接続されているといえる。
第2通路71bは、固定基板42のフランジ42bに形成されている。第2通路71bは、フランジ42bを厚み方向に貫通している。
第3通路71cは、第1ハウジング構成体13の周壁13bの先端面から端壁13aに向けて延びるとともに、周壁13bの厚み方向に沿って周壁13bの内周面に向けて延びている。
第1通路71aの第2端と第2通路71bの第1端は、ガスケット35の貫通口35aを経由して接続されている。第2通路71bの第2端と第3通路71cの第1端は接続されている。第3通路71cの第2端は、支持部材18に設けられた第1オイル通路形成部72の第1端と接続されている。接続通路71の第1通路71aは、貯油室32に接続されている。このため、接続通路71には潤滑油が満たされている。なお、フィルタFを通過した異物によって接続通路71が詰まることを回避するため、接続通路71の通路幅は、フィルタFを通過できる異物の最大値より大きくしている。
図3に示すように、オイル収容凹部76は、旋回スクロール51の旋回基板52に設けられている。オイル収容凹部76は、旋回基板52の背面52aから円柱状に凹む。したがって、オイル収容凹部76は、対向面61aに対向する面に設けられている。つまり、旋回スクロール51は、支持部材18の対向面61aに対向する面にオイル収容凹部76を有する。オイル収容凹部76は、旋回スクロール51が公転するときに描く軌跡円と同じ半径の軌跡円K上を移動する。
図2及び図5に示すように、第1オイル通路66は、軸支部15に設けられた第1オイル通路形成部72と、スラストプレート61の対向面61aに設けられた第1孔74とを有する。したがって、第1オイル通路66は、軸支部15及びスラストプレート61に形成されている。第1オイル通路形成部72と第1孔74は連通するとともに第1孔74は第1オイル通路66の出口となっている。
第1オイル通路形成部72の入口72aは、軸支部15の外周面に位置している。第1オイル通路形成部72の入口72aは前記した第3通路71cの第2端と接続されている。したがって、第1オイル通路形成部72、つまり第1オイル通路66は接続通路71に接続されている。
前記したように、接続通路71は貯油室32に接続されているため、第1オイル通路66は潤滑油で満たされている。また、接続通路71には、接続路34、貯油室32、油分離室26、及び排出孔28を介して吐出室30が接続されている。このため、第1オイル通路66は吐出室30に接続されている。
第1オイル通路形成部72の出口72bは、支持面15aに開口している。この出口72bは、支持面15aの径方向の中央と外周縁との間で開口している。このため、出口72bは、旋回基板52の背面52aに対し、径方向の中央と外周縁との間となる位置に対向している。つまり、出口72bは、圧縮室46の外周側に対向しているといえる。なお、圧縮室46の外周側は吸入圧に近い領域である。
軸支部15の軸線方向から支持面15aを見ることを正面視とする。軸支部15の正面視では、出口72bは、略T形状である。出口72bは、正面視で湾曲形状の第1部位72cと、第1部位72cから軸支部15の外周面に向けて直線状に延びる第2部位72dとを有する。
軸支部15の正面視では、第1部位72cは、オイル収容凹部76の軌跡円Kの一部を含む円弧状である。軸支部15の径方向に沿った第1部位72cの寸法を幅Wとする。
図7に示すように、第1部位72cの幅Wは、第1部位72cの周方向の一端から中央に向けて徐々に大きくなり、一定長さだけ最大幅となる。第1部位72cの幅Wは、他端に向けて徐々に小さくなる。第1部位72cの幅Wの最大値は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。そして、軸支部15を軸線方向から見て、第1オイル通路形成部72の出口72bの一部である第1部位72cの開口面積は、オイル収容凹部76よりも広い。
旋回スクロール51を含め圧縮機構40を構成する部品の組付け公差や、製造公差に起因して、旋回スクロール51の公転時の旋回半径は異なる。旋回スクロール51の旋回半径に応じて、軌跡円Kの直径も変化する。旋回半径が最大値及び最小値を取ったときでも、オイル収容凹部76が第1部位72cに重なることができるように、第1部位72cの最大幅が決められている。また、第1部位72cの円弧の寸法は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。これにより、オイル収容凹部76が第1部位72cに重なる時間を長くしている。
図2に示すように、軸支部15の正面視では、第2部位72dは長細状である。第2部位72dの短辺方向の寸法は、オイル収容凹部76の直径より大きい。支持面15aでの出口72bの開口面積、つまり、第1部位72c及び第2部位72dの開口面積は、オイル収容凹部76の開口面積より広い。
第2オイル通路67は、軸支部15に設けられた第2オイル通路形成部73と、スラストプレート61に設けられた第2孔75とを有する。第2オイル通路形成部73と第2孔75は連通するとともに、第2孔75は第2オイル通路67の入口となっている。
第2オイル通路形成部73は、軸支部15の支持面15aと、軸支部15の内周面とを繋ぐ通路である。第2オイル通路形成部73の入口73aは、支持面15aで開口している。また、第2オイル通路形成部73の出口73bは、軸支部15の内周面に開口している。第2オイル通路形成部73は、支持面15aから軸支部15の内周面を一繋ぎで切削して形成されている。このため、第2オイル通路形成部73は、入口73aと出口73bを含む溝である。第2オイル通路形成部73の入口73a及び出口73bは、支持面15a及び軸支部15の内周面で開口している。このため、第2オイル通路形成部73は背圧室60に接続されている。
軸支部15の正面視では、第2オイル通路形成部73は、オイル収容凹部76の軌跡円Kの他部を含む円弧状である。第2オイル通路形成部73は、軸支部15の径方向において、第1オイル通路形成部72の出口72bよりも軸孔16に近い位置に配置されている。
図7に示すように、第2オイル通路形成部73の入口73aの幅Wは、第2オイル通路形成部73の周方向の一端から中央に向けて徐々に大きくなり、一定長さだけ最大幅となる。第2オイル通路形成部73の入口73aの幅Wは、他端に向けて徐々に小さくなる。第2オイル通路形成部73の入口73aの幅Wの最大値は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。そして、軸支部15を軸線方向から見て、第2オイル通路形成部73の入口73aの開口面積は、オイル収容凹部76よりも広い。
旋回スクロール51を含め圧縮機構40を構成する部品の組付け公差や、製造公差に起因して、旋回スクロール51の公転時の旋回半径は異なる。旋回スクロール51の旋回半径に応じて、軌跡円Kの直径も変化する。旋回半径が最大値及び最小値を取ったときでも、オイル収容凹部76が第2オイル通路形成部73の入口73aに重なることができるように、第2オイル通路形成部73の入口73aの最大幅が決められている。
また、第2オイル通路形成部73の円弧の寸法は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。これにより、オイル収容凹部76が第2オイル通路形成部73の入口73aに重なる時間を長くしている。
軸支部15の正面視で、第1オイル通路形成部72の第1部位72cと第2オイル通路形成部73の入口73aとは、軸支部15の径方向に離れている。第1部位72cと入口73aの周方向の第1端同士の距離は、オイル収容凹部76の直径より大きい。同じく、第1部位72cと入口73aの周方向の第2端同士の距離は、オイル収容凹部76の直径より大きい。オイル収容凹部76が背面52aで開口した寸法は、オイル収容凹部76の直径である。そして、第1部位72cと入口73aの周方向の第1端同士の距離、及び第2端同士の距離は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。したがって、第1部位72cと入口73aは、軌跡円Kの周方向に沿ってオイル収容凹部76が開口した寸法よりも大きい寸法で離れて配置されている。したがって、軌跡円K上をオイル収容凹部76が通過するとき、第1部位72c及び入口73aに対してオイル収容凹部76が重ならないで非連通となる期間がある。
図4に示すように、スラストプレート61の第1孔74及び第2孔75は、スラストプレート61に設けられた孔である。第1孔74及び第2孔75は、スラストプレート61を厚み方向に貫通する。
図7に示すように、支持部材18の正面視では、第1孔74は、第1オイル通路形成部72の出口72bに重なっている。このため、第1孔74は、支持部材18の対向面61aで開口する第1オイル通路66の出口である。第1孔74は、対向面61aと背面52aとの間を経由して挿通孔23に連通している。前記のとおり、第1オイル通路66は吐出室30と接続されている。このため、吐出室30の圧力が、吐出圧として背圧室60に導入されている。
支持部材18の正面視では、第1孔74、つまり第1オイル通路66の出口は、オイル収容凹部76よりも広い開口面積であるとともに、軌跡円Kが描く円の一部を含む円弧状である。軸支部15の径方向の第1孔74の寸法を幅Wとする。第1孔74の幅Wは、第1孔74の周方向の一端から中央に向けて徐々に大きくなり、一定長さだけ最大幅となる。第1孔74の幅Wは、他端に向けて徐々に小さくなる。第1孔74の幅Wの最大値は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。支持部材18の正面視では、第1孔74は第1部位72cと同じ形状であり、同じ大きさ又は若干小さい。
第1オイル通路形成部72の出口72bのうち、第1部位72cは第1孔74と重なっている。第1オイル通路形成部72の出口72bのうち、第2部位72dは第1孔74と重ならない箇所である。つまり、第1オイル通路形成部72の出口72bは、第1孔74より広い開口面積で支持面15aで開口している。第1オイル通路形成部72の出口72bのうち、第1孔74と重ならない箇所である第2部位72dは、スラストプレート61によって閉じられている。
前記のとおり、第1オイル通路66は吐出室30と接続されているため、第1オイル通路66は冷媒及び潤滑油で満たされている。第2部位72dの冷媒及び潤滑油によってスラストプレート61は旋回基板52の背面52aに向けて付勢されている。
支持部材18の正面視では、第2孔75は、第2オイル通路形成部73の入口73aに重なっている。このため、第2孔75は、支持部材18の対向面61aで開口する第2オイル通路67の入口である。また、第2孔75は、支持部材18の正面視で、支持部材18の径方向において第1孔74よりも挿通孔23に近い位置に配置されている。
第2オイル通路67の入口となる第2孔75は、オイル収容凹部76よりも広い開口面積であるとともに軌跡円Kの他部を含む円弧状である。軸支部15の径方向の第2孔75の寸法を幅Wとする。第2孔75の幅Wは、第2孔75の周方向の一端から中央に向けて徐々に大きくなり、一定長さだけ最大幅となる。第2孔75の幅Wは、他端に向けて徐々に小さくなる。第2孔75の幅Wの最大値は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。支持部材18の正面視では、第2孔75は第2オイル通路形成部73の入口73aと同じ形状及び同じ大きさである。
第2孔75は、第1孔74から離れた位置で、支持部材18の対向面61aで開口している。詳細には、第2孔75と第1孔74は、スラストプレート61の径方向に離れている。第1孔74と第2孔75の周方向の第1端同士の距離は、オイル収容凹部76の直径より大きい。同じく、第1孔74と第2孔75の周方向の第2端同士の距離は、オイル収容凹部76の直径より大きい。
オイル収容凹部76が背面52aで開口した寸法は、オイル収容凹部76の直径である。したがって、第1孔74と第2孔75は、軌跡円Kの周方向に沿って、オイル収容凹部76が開口した寸法よりも大きい寸法で離れて配置されている。このため、オイル収容凹部76が、旋回スクロール51の公転に伴い第1孔74と第2孔75の間を通過する間は、第1孔74と第2孔75にオイル収容凹部76は非連通となる。したがって、旋回スクロール51の公転に伴い、オイル収容凹部76は第1孔74と第2孔75とに間欠的に連通する。
次に、スクロール型圧縮機10の作用を説明する。
オイル収容凹部76が、第2オイル通路67の入口である第2孔75に重なった後に、第1オイル通路66の出口である第1孔74に重なるときについて説明する。オイル収容凹部76が第2孔75に重なった後、オイル収容凹部76内は吐出圧より低い、背圧室60の圧力になっている。また、オイル収容凹部76はスラストプレート61によって閉じられている。
図6及び図7に示すように、オイル収容凹部76の少なくとも一部が第1孔74に重なると、オイル収容凹部76は、第1オイル通路66及び接続通路71と接続される。このとき、第1孔74と第2孔75とがオイル収容凹部76によって連通することはないため、オイル収容凹部76は、第2オイル通路67には接続されず、吐出室30と背圧室60とは接続されない。
そして、オイル収容凹部76は、吐出圧より低い圧力であるため、吐出室30との圧力差によって、オイル収容凹部76には、第1オイル通路66を通じて吐出室30の冷媒とともに潤滑油が供給される。オイル収容凹部76が第1孔74に重なっている期間、冷媒及び潤滑油がオイル収容凹部76に供給される。
旋回スクロール51の公転により、オイル収容凹部76が第1孔74から外れていくに従い、オイル収容凹部76がスラストプレート61によって閉じられていく。そして、オイル収容凹部76の全体が第1孔74と重ならなくなると、オイル収容凹部76はスラストプレート61によって閉じられる。
図8に示すように、オイル収容凹部76は、第1孔74と第2孔75の間を移動する間、スラストプレート61によって閉じられている。このため、オイル収容凹部76は、第1孔74と第2孔75の間を移動する間は、第1孔74及び第2孔75に対して非連通となる。その結果、オイル収容凹部76が第1孔74と第2孔75の間を移動する間、オイル収容凹部76に対する冷媒及び潤滑油の供給は停止される。そして、オイル収容凹部76とスラストプレート61によって区画された空間内には吐出圧の冷媒及び潤滑油が封入される。
図9に示すように、オイル収容凹部76が第2孔75に重なっていくに従い、スラストプレート61によるオイル収容凹部76の閉鎖が解除されていく。
図10に示すように、オイル収容凹部76が、第2孔75に重なると、オイル収容凹部76は第2オイル通路67を経由して背圧室60に接続される。このとき、第1孔74と第2孔75とがオイル収容凹部76を介して連通することはないため、吐出室30と背圧室60とは接続されない。
オイル収容凹部76は吐出圧であり、背圧室60は、吐出圧より低い圧力である。このため、オイル収容凹部76と背圧室60との圧力差によって、オイル収容凹部76の冷媒及び潤滑油が第2オイル通路67に供給される。第2オイル通路67に供給された冷媒及び潤滑油は背圧室60に供給される。つまり、背圧室60には、オイル収容凹部76の容積に応じた冷媒及び潤滑油が供給される。
また、背圧室60には、オイル収容凹部76が第2オイル通路67の第2孔75に重なる度に、オイル収容凹部76の容積に応じた潤滑油が供給される。したがって、旋回スクロール51の旋回速度が上がるほど、単位時間当たりの公転する回数も増え、背圧室60に供給される潤滑油の量が増える。
背圧室60に供給された潤滑油は、ボス部54の内側の軸受50と、回転軸12を支持する軸受19に供給される。背圧室60に供給された潤滑油は、スラストプレート61と旋回基板52との摺動部、及びリング部材55aと自転阻止ピン15bの摺動部に供給される。背圧室60に供給された潤滑油は、冷媒とともに、軸受19の内部を通過してモータ室17に排出される。モータ室17に排出された潤滑油は、冷媒とともに軸支部15とスラストプレート61の外周、及び導入凹部44aを通過して圧縮室46における最外周部分に吸入される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)吐出室30に接続された第1オイル通路66を支持部材18に設けるとともに、背圧室60に接続された第2オイル通路67を支持部材18に設けた。また、第1オイル通路66の出口となる第1孔74を支持部材18に設けるとともに、第2オイル通路67の入口となる第2孔75を支持部材18に設けた。さらに、第1孔74と第2孔75を、オイル収容凹部76の直径より大きな寸法で離して配置した。そして、旋回スクロール51の公転に伴い、オイル収容凹部76が第1孔74と第2孔75との間を移動する間は、第1孔74及び第2孔75にオイル収容凹部76が非連通となるようにした。その結果、潤滑油を吐出室30から背圧室60に供給する過程の中で、吐出室30と背圧室60とが直接接続されることを無くすことができる。
その結果、吐出圧が高くて背圧室60との圧力差が大きくても、背圧室60に供給される冷媒及び潤滑油の最大量をオイル収容凹部76の容積に相当する量にできる。このため、オイル収容凹部76の容積以上の冷媒及び潤滑油が背圧室60へ供給されることを無くすことができるとともに、背圧室60への冷媒の戻り量が多くなることを抑制できる。その結果として、スクロール型圧縮機10の圧縮効率が低下することを抑制できる。
(2)旋回スクロール51の旋回数が多くなるほど、単位時間当たりに、オイル収容凹部76が第1孔74及び第2孔75を通過する回数が増える。その結果、旋回スクロール51の旋回数が多くなるほど、背圧室60への潤滑油の供給回数が増える。このため、旋回スクロール51の旋回数が多いほど摺動部に潤滑油を供給しやすくなり、摺動部を潤滑できる。
(3)フィルタFを通過した異物によって接続通路71が詰まることを回避するため、接続通路71の通路幅は、フィルタFを通過できる異物の最大値より大きくしている。このため、接続通路71では、吐出圧を絞りにくい。このようなスクロール型圧縮機10であっても、オイル収容凹部76を介して第1オイル通路66と第2オイル通路67とが連通されることをなくしたため、背圧室60への冷媒の戻り量が多くなることを抑制できる。
(4)第1オイル通路形成部72の出口72bのうち、第1部位72cを除く第2部位72dはスラストプレート61に対向している。つまり、出口72bは、第1孔74より広い面積でスラストプレート61に対向しているため、スラストプレート61には吐出圧を作用させることができる。旋回スクロール51において、スラストプレート61を介して出口72bと対向する位置は吸入圧に近い領域である。その結果、出口72bからの吐出圧によってスラストプレート61を旋回スクロール51に向けて付勢しやすく、旋回スクロール51を固定スクロール41に押し付けることができる。
(5)第1オイル通路66の出口となる第1孔74は、オイル収容凹部76よりも広い開口面積であるとともに、オイル収容凹部76の軌跡円Kの一部を含む円弧状である。このため、第1孔74を、オイル収容凹部76と同じ直径の円孔にした場合と比べると、オイル収容凹部76が第1孔74に重なっている時間を長くできる。その結果、オイル収容凹部76の内部が吐出圧になっている時間も長くできるため、オイル収容凹部76が第2孔75に重なるまでの間に減圧があっても、オイル収容凹部76の圧力をほぼ吐出圧に維持できる。その結果、オイル収容凹部76が第2孔75に重なったとき、圧力差を利用して第2オイル通路67に潤滑油を供給できる。
(6)第1孔74及び第2孔75の幅Wは、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。このため、旋回スクロール51の旋回半径が最大値及び最小値を取ったときでも、オイル収容凹部76を第1孔74及び第2孔75に重ねることができる。
(7)スラストプレート61に設けた第1孔74を通じてオイル収容凹部76に潤滑油が供給される。旋回スクロール51の公転に伴い、オイル収容凹部76内の潤滑油はスラストプレート61の表面に塗布される。そして、スラストプレート61の表面に塗布された潤滑油により、スラストプレート61と旋回基板52との間を潤滑できる。
実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 図11に示すように、第1オイル通路形成部72の出口72bは、支持面15aの径方向に長手が延びる細長い溝状に支持面15aで開口していてもよい。この場合、第1孔74は円孔状である。また、出口72bの短辺方向及び長辺方向の寸法は、第1孔74の直径より大きいのが好ましい。
このように構成した場合、支持面15aでの出口72bの開口面積を第1孔74の開口面積より広くできる。このため、スラストプレート61及び軸支部15の製造公差及び組付け公差が生じても第1孔74の全体を出口72bに重ねることができる。
第2オイル通路形成部73は、支持面15aの径方向に長手が延びる細長い溝状に支持面15aで開口していてもよい。この場合、第2孔75は円孔状である。また、第2オイル通路形成部73の短辺方向及び長辺方向の寸法は、第2孔75の直径より大きい。このように構成した場合、支持面15aでの第2オイル通路形成部73の開口面積を第2孔75の開口面積より広くできる。このため、スラストプレート61及び軸支部15の製造公差及び組付け公差が生じても第2孔75の全体を第2オイル通路形成部73に重ねることができる。
○ 図12に示すように、第2オイル通路形成部73を支持面15aの径方向と交差する方向に長手が延びる溝状としてもよい。この場合、スラストプレート61には、第2孔75に加え第3孔77を設ける。第3孔77は、軸支部15の周方向に第2孔75から離れた位置に配置されている。第2孔75は、第2オイル通路67の長手方向において第1オイル通路66に近い端部に重ねて配置されている。第2オイル通路67の入口は第2孔75である。
第3孔77は、第2オイル通路形成部73の長手方向において第2孔75が配置された端部とは反対側の端部に重ねて配置されている。第2オイル通路67の出口は第3孔77である。
旋回スクロール51は、旋回基板52の背面52aにオイル収容凹部76を有するとともに、オイル収容凹部76に隣接してオイル供給凹部58を有する。なお、図12では、オイル収容凹部76は第2孔75に重なっているものとする。オイル供給凹部58は、旋回基板52の周方向に隣り合う凹部55の間に配置されている。また、オイル供給凹部58は、旋回基板52の周方向にオイル収容凹部76から離れた位置に配置されている。オイル供給凹部58は、第3孔77に重なる位置に配置されている。
旋回基板52は、オイル供給凹部58とボス部54の内側とを接続する通路59を有する。通路59の第1端はオイル供給凹部58の内周面に開口している。通路59の第2端はボス部54の底面で開口している。ボス部54は、大径孔16bの内側に配置されているため、背圧室60に配置されている。
したがって、第2オイル通路67の出口となる第3孔77は、オイル供給凹部58、及び通路59を経由して背圧室60と接続されている。
このように構成した場合、旋回スクロール51が公転すると、オイル収容凹部76に封入された冷媒及び潤滑油は、第2オイル通路67の入口となる第2孔75に供給される。第2孔75に供給された冷媒及び潤滑油は、第2オイル通路67を形成する第2オイル通路形成部73に貯留される。第2オイル通路形成部73に貯留された冷媒及び潤滑油は、第2オイル通路67の出口となる第3孔77を通じてオイル供給凹部58に供給される。オイル供給凹部58に供給された冷媒及び潤滑油は、通路59を通じてボス部54の内側に供給される。その結果、ボス部54の内側に配置された軸受50に潤滑油を直接供給できる。
○ 図13に示すように、オイル収容凹部76を区画する内周面は、オイル収容凹部76の底からスラストプレート61の対向面61aに向かうに従い、支持部材18の内周面に向かうように傾斜する部位を有していてもよい。つまり、オイル収容凹部76は、軸支部15の内周面に向かうように傾斜する部位を有していてもよい。
このように構成した場合、旋回スクロール51の旋回に伴い、オイル収容凹部76の潤滑油には遠心力が作用する。このとき、オイル収容凹部76を画成する内周面に傾斜が設けられているため、潤滑油に対しオイル収容凹部76から飛び出す方向への力を作用させることができる。その結果、オイル収容凹部76から第2孔75に潤滑油を供給しやすくなるため、第2孔75を通じて第2オイル通路67に潤滑油が供給しやすくなる。
○ 軸支部15の支持面15aに、軸支部15の外周面に沿って延びるオイル溝を設けてもよい。このオイル溝は、第1オイル通路形成部72に接続されている。また、オイル溝は、スラストプレート61によって閉じられている。オイル溝には、接続通路71及び第1オイル通路形成部72を経由して吐出室30が接続されている。このため、スラストプレート61の外周部には吐出圧が作用して、スラストプレート61を旋回基板52に付勢できる。
○ 第1オイル通路66の入口となる第1オイル通路形成部72の入口72aは、吐出室30と接続されていれば、その接続通路71の位置及び接続先は変更してもよい。
○ 第1オイル通路形成部72の出口72bは、支持面15aで円孔状に開口していてもよい。この場合、出口72bの第1部位72c及び第2部位72dは形成されていない。
○ 第1孔74及び出口72bの第1部位72cは、軌跡円Kに沿って円弧状に形成し、第2孔75及び第2オイル通路形成部73の入口73aは、円形状であってもよい。
○ 第2オイル通路形成部73の入口73aと出口73bを一繋がりの形状としたが、入口73aと出口73bを分離して設けてもよい。第2オイル通路形成部73の入口73aは支持面15aで開口するとともに、出口73bは、軸支部15の内周面で開口している。
○ 貯油室32はなくてもよい。この場合、油分離室26の底部又は吐出室30の底部を貯油室として潤滑油を貯める。そして、油分離室26又は吐出室30に接続通路71の第1端を接続してもよい。この場合、潤滑油は、油分離室26又は吐出室30から接続通路71、第1オイル通路66及び第2オイル通路67を経由して背圧室60に供給される。
○ 油分離室26のフィルタFは無くてもよい。
○ スラストプレート61を削除して、軸支部15そのものを支持部材18としてもよい。この場合、第1オイル通路形成部72そのものが第1オイル通路となるとともに、出口72bが第1オイル通路の出口となる。また、第2オイル通路形成部73そのものが第2オイル通路となるとともに、入口73aが第2オイル通路の入口となる。また、軸支部15の支持面15aが対向面となる。
K…軌跡円、10…スクロール型圧縮機、11…ハウジング、12…回転軸、15…軸支部、18…支持部材、23…挿通孔、30…吐出室、41…固定スクロール、46…圧縮室、51…旋回スクロール、52a…背面、60…背圧室、61…スラストプレート、61a…対向面、66…第1オイル通路、67…第2オイル通路、72…第1オイル通路形成部、72a…第1オイル通路の入口、74…第1オイル通路の出口としての第1孔、75…第2オイル通路の入口としての第2孔、76…オイル収容凹部。

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容される回転軸と、
    固定スクロールと、
    前記固定スクロールに対して公転する旋回スクロールと、
    前記旋回スクロールを支持するとともに、前記回転軸を支持する支持部材と、
    前記旋回スクロールと前記固定スクロールとによって区画される圧縮室と、
    前記圧縮室の内部で圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、
    前記旋回スクロールと前記支持部材との間に区画されるとともに、前記ハウジングの内部に形成され前記旋回スクロールを前記固定スクロールに向けて付勢するための冷媒が前記吐出室から導入される背圧室と、を有するスクロール型圧縮機であって、
    前記支持部材は、第1オイル通路と第2オイル通路とを有し、
    前記第1オイル通路の入口は前記吐出室と接続され、前記第1オイル通路の出口は前記支持部材の前記旋回スクロールに対向する対向面にて開口しており、
    前記第2オイル通路の入口は前記第1オイル通路の出口から離れた位置で前記対向面にて開口し、前記第2オイル通路の出口は前記背圧室と接続されており、
    前記旋回スクロールは、前記対向面に対向する面にオイル収容凹部を有し、
    前記旋回スクロールの公転に伴い前記第1オイル通路の出口と前記第2オイル通路の入口とに前記オイル収容凹部は間欠的に連通し、
    前記旋回スクロールの公転に伴い前記第1オイル通路の出口と前記第2オイル通路の入口との間を移動する間は、前記第1オイル通路の出口及び前記第2オイル通路の入口に前記オイル収容凹部は非連通となることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記支持部材は、前記旋回スクロールを支持するスラストプレートと、前記スラストプレート及び前記回転軸を支持する軸支部とを備え、
    前記第1オイル通路は、前記スラストプレート及び前記軸支部に形成され、
    前記スラストプレートに前記第1オイル通路の出口となる第1孔を有し、
    前記軸支部に前記第1孔に連通するオイル通路形成部を有し、
    前記オイル通路形成部は、前記第1孔よりも広い面積で前記スラストプレートに対向している請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記支持部材は、前記回転軸を挿通する挿通孔を有し、
    前記第2オイル通路の入口は、前記支持部材の径方向において前記第1オイル通路の出口よりも前記挿通孔に近い位置に配置され、
    前記オイル収容凹部を画成する内周面は、前記オイル収容凹部の底から前記対向面に向かうに従い、前記支持部材の内周面に近づくように傾斜する部位を有している請求項1又は請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 前記支持部材を軸線方向から見て、前記第1オイル通路の出口は、前記オイル収容凹部よりも広い開口面積であるとともに前記旋回スクロールの公転に伴い前記オイル収容凹部が描く軌跡円の一部を含む円弧状であり、
    前記支持部材を軸線方向から見て、前記第2オイル通路の入口は、前記オイル収容凹部よりも広い開口面積であるとともに前記軌跡円の他部を含む円弧状である請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のスクロール型圧縮機。
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