JP2022150992A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクロール型圧縮機において、第1オイル通路66の入口は吐出室と接続され、第1オイル通路66の出口となる第1孔74は対向面61aにて開口している。第2オイル通路67の入口となる第2孔75は、第1孔74から離れた位置で対向面61aにて開口し、第2オイル通路67の出口となる第2オイル通路形成部73の出口73bは背圧室60と接続されている。旋回スクロール51の公転に伴い、第1孔74と第2孔75とにオイル収容凹部76は間欠的に連通する。旋回スクロール51の公転に伴い、オイル収容凹部76が第1孔74と第2孔75との間を移動する間は、オイル収容凹部76は第1孔74及び第2孔75に非連通となる。
【選択図】図6
Description
図14に示すように、特許文献1に開示のスクロール圧縮機において、固定スクロール90に設けられる固定部側導入路91の第1端は、高圧貯油室92に向けて開口している。固定部側導入路91の第2端は、旋回スクロール93に向けて開口している。固定部側導入路91の旋回スクロール93側には給油通路部材94が挿入されている。給油通路部材94には給油穴が設けられていると共に、吐出圧領域の高圧冷媒と、吸入圧領域の低圧冷媒との圧力差によって、旋回スクロール93側に押圧されている。
図1に示すように、スクロール型圧縮機10は、筒状のハウジング11と、ハウジング11内に収容される回転軸12と、回転軸12を支持する軸支部15と、回転軸12の回転によって駆動する圧縮機構40と、を有する。また、スクロール型圧縮機10は、回転軸12を回転させる電動モータ20と、スラストプレート61と、油供給機構70と、を有する。
第1ハウジング構成体13は、円板状の端壁13aと、端壁13aの外周縁から円筒状に延在する周壁13bと、周壁13bに設けられた吸入ポート13cと、端壁13aに設けられたボス部13dと、を有する。周壁13bの軸線方向は、回転軸12の軸線方向に一致する。
室形成凹部25は、第2ハウジング構成体24における固定基板42側の端面24aから凹む。室形成凹部25と固定スクロール41の固定基板42とによって囲まれた空間に吐出室30が区画されている。したがって、スクロール型圧縮機10は吐出室30を有する。
旋回基板52は、円板状である。旋回基板52は、固定基板42に対向している。旋回渦巻壁53は、旋回基板52から固定基板42に向けて起立している。旋回渦巻壁53は、固定渦巻壁43と噛み合っている。旋回渦巻壁53は、固定外周壁44の内側に位置している。固定渦巻壁43の先端面は旋回基板52に接触しているとともに、旋回渦巻壁53の先端面は固定基板42に接触している。固定渦巻壁43と旋回渦巻壁53との噛み合いによって複数の圧縮室46が区画されている。圧縮室46は、固定スクロール41と旋回スクロール51とによって区画される。固定外周壁44の導入凹部44aは、圧縮室46の外周側に接続されている。
第1通路71aは、第2ハウジング構成体24に設けられた油導入溝33をガスケット35によって閉じることで形成されている。なお、油導入溝33は、第2ハウジング構成体24の端面24aから凹む。油導入溝33の第1端は貯油室形成凹部29に接続されている。油導入溝33の第2端は、ガスケット35に設けられた貫通口35aに重なっている。よって、第1通路71aの第1端は貯油室32に接続され、第1通路71aの第2端は貫通口35aに接続されているといえる。
第3通路71cは、第1ハウジング構成体13の周壁13bの先端面から端壁13aに向けて延びるとともに、周壁13bの厚み方向に沿って周壁13bの内周面に向けて延びている。
図7に示すように、第1部位72cの幅Wは、第1部位72cの周方向の一端から中央に向けて徐々に大きくなり、一定長さだけ最大幅となる。第1部位72cの幅Wは、他端に向けて徐々に小さくなる。第1部位72cの幅Wの最大値は、オイル収容凹部76の直径よりも大きい。そして、軸支部15を軸線方向から見て、第1オイル通路形成部72の出口72bの一部である第1部位72cの開口面積は、オイル収容凹部76よりも広い。
オイル収容凹部76が、第2オイル通路67の入口である第2孔75に重なった後に、第1オイル通路66の出口である第1孔74に重なるときについて説明する。オイル収容凹部76が第2孔75に重なった後、オイル収容凹部76内は吐出圧より低い、背圧室60の圧力になっている。また、オイル収容凹部76はスラストプレート61によって閉じられている。
図10に示すように、オイル収容凹部76が、第2孔75に重なると、オイル収容凹部76は第2オイル通路67を経由して背圧室60に接続される。このとき、第1孔74と第2孔75とがオイル収容凹部76を介して連通することはないため、吐出室30と背圧室60とは接続されない。
(1)吐出室30に接続された第1オイル通路66を支持部材18に設けるとともに、背圧室60に接続された第2オイル通路67を支持部材18に設けた。また、第1オイル通路66の出口となる第1孔74を支持部材18に設けるとともに、第2オイル通路67の入口となる第2孔75を支持部材18に設けた。さらに、第1孔74と第2孔75を、オイル収容凹部76の直径より大きな寸法で離して配置した。そして、旋回スクロール51の公転に伴い、オイル収容凹部76が第1孔74と第2孔75との間を移動する間は、第1孔74及び第2孔75にオイル収容凹部76が非連通となるようにした。その結果、潤滑油を吐出室30から背圧室60に供給する過程の中で、吐出室30と背圧室60とが直接接続されることを無くすことができる。
○ 図11に示すように、第1オイル通路形成部72の出口72bは、支持面15aの径方向に長手が延びる細長い溝状に支持面15aで開口していてもよい。この場合、第1孔74は円孔状である。また、出口72bの短辺方向及び長辺方向の寸法は、第1孔74の直径より大きいのが好ましい。
このように構成した場合、旋回スクロール51が公転すると、オイル収容凹部76に封入された冷媒及び潤滑油は、第2オイル通路67の入口となる第2孔75に供給される。第2孔75に供給された冷媒及び潤滑油は、第2オイル通路67を形成する第2オイル通路形成部73に貯留される。第2オイル通路形成部73に貯留された冷媒及び潤滑油は、第2オイル通路67の出口となる第3孔77を通じてオイル供給凹部58に供給される。オイル供給凹部58に供給された冷媒及び潤滑油は、通路59を通じてボス部54の内側に供給される。その結果、ボス部54の内側に配置された軸受50に潤滑油を直接供給できる。
○ 第1オイル通路形成部72の出口72bは、支持面15aで円孔状に開口していてもよい。この場合、出口72bの第1部位72c及び第2部位72dは形成されていない。
○ 第2オイル通路形成部73の入口73aと出口73bを一繋がりの形状としたが、入口73aと出口73bを分離して設けてもよい。第2オイル通路形成部73の入口73aは支持面15aで開口するとともに、出口73bは、軸支部15の内周面で開口している。
○ スラストプレート61を削除して、軸支部15そのものを支持部材18としてもよい。この場合、第1オイル通路形成部72そのものが第1オイル通路となるとともに、出口72bが第1オイル通路の出口となる。また、第2オイル通路形成部73そのものが第2オイル通路となるとともに、入口73aが第2オイル通路の入口となる。また、軸支部15の支持面15aが対向面となる。
Claims (4)
- ハウジングと、
前記ハウジングに収容される回転軸と、
固定スクロールと、
前記固定スクロールに対して公転する旋回スクロールと、
前記旋回スクロールを支持するとともに、前記回転軸を支持する支持部材と、
前記旋回スクロールと前記固定スクロールとによって区画される圧縮室と、
前記圧縮室の内部で圧縮された冷媒が吐出される吐出室と、
前記旋回スクロールと前記支持部材との間に区画されるとともに、前記ハウジングの内部に形成され前記旋回スクロールを前記固定スクロールに向けて付勢するための冷媒が前記吐出室から導入される背圧室と、を有するスクロール型圧縮機であって、
前記支持部材は、第1オイル通路と第2オイル通路とを有し、
前記第1オイル通路の入口は前記吐出室と接続され、前記第1オイル通路の出口は前記支持部材の前記旋回スクロールに対向する対向面にて開口しており、
前記第2オイル通路の入口は前記第1オイル通路の出口から離れた位置で前記対向面にて開口し、前記第2オイル通路の出口は前記背圧室と接続されており、
前記旋回スクロールは、前記対向面に対向する面にオイル収容凹部を有し、
前記旋回スクロールの公転に伴い前記第1オイル通路の出口と前記第2オイル通路の入口とに前記オイル収容凹部は間欠的に連通し、
前記旋回スクロールの公転に伴い前記第1オイル通路の出口と前記第2オイル通路の入口との間を移動する間は、前記第1オイル通路の出口及び前記第2オイル通路の入口に前記オイル収容凹部は非連通となることを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 前記支持部材は、前記旋回スクロールを支持するスラストプレートと、前記スラストプレート及び前記回転軸を支持する軸支部とを備え、
前記第1オイル通路は、前記スラストプレート及び前記軸支部に形成され、
前記スラストプレートに前記第1オイル通路の出口となる第1孔を有し、
前記軸支部に前記第1孔に連通するオイル通路形成部を有し、
前記オイル通路形成部は、前記第1孔よりも広い面積で前記スラストプレートに対向している請求項1に記載のスクロール型圧縮機。 - 前記支持部材は、前記回転軸を挿通する挿通孔を有し、
前記第2オイル通路の入口は、前記支持部材の径方向において前記第1オイル通路の出口よりも前記挿通孔に近い位置に配置され、
前記オイル収容凹部を画成する内周面は、前記オイル収容凹部の底から前記対向面に向かうに従い、前記支持部材の内周面に近づくように傾斜する部位を有している請求項1又は請求項2に記載のスクロール型圧縮機。 - 前記支持部材を軸線方向から見て、前記第1オイル通路の出口は、前記オイル収容凹部よりも広い開口面積であるとともに前記旋回スクロールの公転に伴い前記オイル収容凹部が描く軌跡円の一部を含む円弧状であり、
前記支持部材を軸線方向から見て、前記第2オイル通路の入口は、前記オイル収容凹部よりも広い開口面積であるとともに前記軌跡円の他部を含む円弧状である請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のスクロール型圧縮機。
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