JP2022148992A - 組成物、硬化物、硬化物の製造方法、固体電解質膜、燃料電池、水電解装置、レドックスフロー電池、及び、アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
Description
そこで本発明は、硬化させると優れたイオン(プロトン)伝導性を有する硬化物が得られる組成物を提供することを課題とする。また、本発明は、硬化物、硬化物の製造方法、固体電解質膜、燃料電池、水電解装置、レドックスフロー電池、及び、アクチュエータを提供することも課題とする。
[2] 上記高分子化合物の含有量に対する、上記ラジカル重合開始剤の含有量の質量基準の比が0.05~0.30である、[1]に記載の組成物。
[3] 後述する式1で表される繰り返し単位が、後述する式2で表される繰り返し単位である、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4] 上記式2で表される繰り返し単位が、後述する式3で表される繰り返し単位である、[3]に記載の組成物。
[5] 上記式3で表される繰り返し単位が、後述する式4で表される繰り返し単位である[4]に記載の組成物。
[6] 上記ラジカル重合開始剤がアゾ系化合物である、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7] 上記高分子化合物が有するスルホン酸基又はその塩、を有する基の合計数が、上記繰り返し単位の1つあたり、2~6個である[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[8] [1]~[7]のいずれかに記載の組成物を硬化させた、硬化物。
[9] 上記高分子化合物が、-S(=O)2-を介して架橋されている、[8]に記載の硬化物。
[10] 上記ラジカル重合開始剤を含有しない、[8]又は[9]に記載の硬化物。
[11] [1]~[7]のいずれかに記載の組成物を加熱して硬化物を得る、硬化物の製造方法。
[12] 上記硬化物を、酸性溶液に浸漬することを含む、[11]に記載の硬化物の製造方法。
[13] [8]~[10]のいずれかに記載の硬化物を含む固体電解質膜。
[14] [13]に記載の固体電解質膜を含む燃料電池。
[15] [13]に記載の固体電解質膜を含む水電解装置。
[16] [13]に記載の固体電解質膜を含むレドックスフロー電池。
[17] [13]に記載の固体電解質膜を含むアクチュエータ。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施形態に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施形態に制限されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
本発明の実施形態に係る組成物(以下、「本組成物」ともいう。)は、後述する式1で表される高分子化合物とラジカル重合開始剤とを含む。本組成物により課題が解決される機序は必ずしも明らかではないが、本発明者は以下のとおり推測している。
(単位1)
高分子化合物は、下記式1で表される繰り返し単位(以下「単位1」ともいう。)を含み、この繰り返し単位の1つあたり、所定の位置に、少なくとも1つのスルホン酸基又はその塩、を有する基を有する。
より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる点で、Ar11はp-フェニレン基が好ましい。
より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる観点では、単位1中に複数の種類のAr11、及び、複数の種類のL11が含まれていることが好ましい。
高分子化合物は、単位1の1つあたり1つ以上のスルホン酸基又はその塩(以下「スルホン酸基等」ともいう)、を有する基(以下、「スルホン酸基等含有基」ともいう。)を有する。このスルホン酸基等含有基は、単位1に複数含まれるAr11で表される基のいずれか1つの水素原子を置換して結合している。この置換される水素原子は、Ar11が有する環を構成する炭素原子に直接結合した水素原子であることが好ましい。
式S1中、R1は水素原子、又は、1価の置換基を表し、水素原子が好ましい。
また、より優れた本発明の効果が得られる点で、mが0で、かつ、nが1であることが好ましい。
L3としては、窒素原子、3価の炭化水素基(炭素数1~10個が好ましい。なお、炭化水素基は、芳香族炭化水素基でもよく脂肪族炭化水素基でもよい。)、又は、3価の複素環基(5員環~7員環の複素環基が好ましい)が挙げられ、炭化水素基にはヘテロ原子(例えば、-O-)が含まれていてもよい。L3の具体例としては、窒素原子、グリセリン残基、トリメチロールプロパン残基、フロログルシノール残基、及び、シクロヘキサントリオール残基等が挙げられる。
なお、L4の好適形態としては、4価の炭化水素基(炭素数1~10個が好ましい。なお、炭化水素基は、芳香族炭化水素基でもよく脂肪族炭化水素基でもよい。)、4価の複素環基(5~7員環の複素環基が好ましい)が挙げられ、炭化水素基にはヘテロ原子(例えば、-O-)が含まれていてもよい。L4の具体例としては、ペンタエリスリトール残基、及び、ジトリメチロールプロパン残基等が挙げられる。
なお、L5の好適形態としては、5価の炭化水素基(炭素数2~10個が好ましい。なお、炭化水素基は、芳香族炭化水素基でもよく脂肪族炭化水素基でもよい。)、又は、5価の複素環基(5~7員環の複素環基が好ましい)が挙げられ、炭化水素基にはヘテロ原子(例えば、-O-)が含まれていてもよい。L5の具体例としては、アラビニトール残基、フロログルシドール残基、及び、シクロヘキサンペンタオール残基等が挙げられる。
なお、L6の好適形態としては、6価の炭化水素基(炭素数2~10個が好ましい。なお、炭化水素基は、芳香族炭化水素基でもよく脂肪族炭化水素基でもよい。)、又は、6価の複素環基(6~7員環の複素環基が好ましい)が挙げられ、炭化水素基にはヘテロ原子(例えば、-O-)が含まれていてもよい。L6の具体例としては、マンニトール残基、ソルビトール残基、ジペンタエリスリトール残基、ヘキサヒドロキシベンゼン、及び、ヘキサヒドロキシシクロヘキサン残基等が挙げられる。
単位1は、より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる点で、以下の式2で表される繰り返し単位(以下、「単位2」ともいう。)であることが好ましい。
より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる点で、単位2は、以下の式3で表される繰り返し単位(以下「単位3」ともいう。)であることが好ましい。
また、X31、X32、及び、X33はそれぞれ独立に、水素原子、リチウム原子、ナトリウム原子、又は、カリウム原子を表し、水素原子、又は、ナトリウム原子が好ましい。また、mは1~5の整数を表し、1又は2が好ましく、rは1~3の整数を表し、2が好ましく、nは0~10の整数を表し、1が好ましい。
なかでも、より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる点で、y1、及び、y2は、0~2が好ましく、y3は、0~2が好ましい。
より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる点で、単位3は、以下の式4で表される繰り返し単位(以下「単位4」ともいう。)であることが好ましい。
z1、z2、z3、及び、z4はそれぞれ独立に0~4の整数を表し、z1、z2、z3、及び、z4からなる群より選択される少なくとも1つが1以上である。すなわち、z1~z4の和が1以上であり、2以上が好ましく、8以下が好ましく、6以下がより好ましく、4以下が更に好ましい。
なかでも、より優れた本発明の効果を有する組成物が得られる点で、z1、及び、z2は、0~2が好ましく、z3、及び、z4は、0~2が好ましい。
より具体的には、高分子化合物は、芳香族ジハロゲン化合物と、芳香族ジヒドロキシ化合物とを用いて、非プロトン性極性溶媒中、炭酸カリウムの存在下で脱塩重縮合する方法が挙げられ、一例を以下のスキーム1に示した。
このような高分子化合物の架橋反応の例を以下のスキーム4に示す。なお、スキーム4中、nは2以上の整数を表す。下記スキームで示されたとおり、高分子化合物は、-SO2-を介して架橋されている。
脱水剤を用いる場合、公知の脱水剤を使用でき、特に制限されないが、五酸化リン、及び、ポリリン酸等が挙げられ、これらを溶媒に溶解して液状の脱水剤として使用してもよい。溶媒としては、メタンスルホン酸、及び、トリフルオロメタンスルホン酸等のアルキルスルホン酸;クロロベンゼンスルホン酸等の芳香族スルホン酸;等が挙げられる。
ラジカル重合開始剤としては、光によりラジカル重合を開始させる光ラジカル重合開始剤であってもよいし、熱によりラジカル重合を開始させる熱ラジカル重合開始剤であってもよいし、これらを併用してもよい。本組成物は、ラジカル発生と脱水縮合とを順次起こさせて硬化物を生成することが好ましく、加熱により上記両方の反応が進行する観点では、ラジカル重合開始剤は熱ラジカル重合開始剤であることが好ましい。
組成物がアゾ系化合物を含有する場合、得られる硬化物はより優れた柔軟性を有する。
組成物は、上記各成分以外のその他の成分を含有していてもよい。その他の成分としては、例えば、溶媒が挙げられる。溶媒としては、特に制限されないが、組成物を硬化させて得られる硬化物が、より優れたイオン伝導性を有しやすい観点では、高分子化合物と、ラジカル重合開始剤の両方を溶解(又は単分子溶解拡散)可能な溶媒が好ましい。上記観点からは、溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、及び、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒が好ましい。
組成物の製造方法としては特に制限されず、上記各成分を混合すればよい。混合の順番は特に制限されないが、例えば、高分子化合物を溶媒に溶解させて高分子化合物溶液を調製し、ラジカル重合開始剤を溶媒に溶解させてラジカル重合開始剤溶液を調製し、上記2つの溶液を混合することで製造できる。
上記組成物によれば、優れたをイオン伝導性を有する硬化物を形成できる。また、得られる硬化物は優れたプロトン伝導性を有する。そのため、硬化物は固体電解質膜として固体高分子形燃料電池(PEFC)に使用することができる。上記組成物は、固体高分子電解質(膜)の製造用として使用できる。
本発明の実施形態に係る硬化物は、すでに説明した組成物を硬化させて得られた硬化物である。
すでに説明したとおり、本組成物はラジカル重合開始剤を含有しているため、ラジカル重合開始剤から生じたラジカル種が高分子化合物の末端部分に作用し、分子鎖の延長が起こると共に、脱水縮合反応によって分子間の架橋が起こるものと推測される。この2つの反応が起こる順番はどちらかが先であってもよいし、並行してもよいが、より優れたイオン伝導性を有する硬化物となりやすい観点では、先にラジカル種が生成し、順次、脱水縮合反応が起こることが好ましい。
このようにすると、熱ラジカル重合開始剤によるラジカル種の発生が、脱水縮合反応の開始よりも先行しやすい。
なかでも、より優れた本発明の効果を有する硬化物が得られる点で、アルカリ洗浄液と、酸洗浄液とを順次用いて洗浄することが好ましい。最終的に酸性溶液(硫酸等)に浸漬して、スルホン酸基の塩を解離させ、スルホン酸基に変換(活性化処理)すると、得られる硬化物はより優れたイオン伝導性を発揮しやすい。
高分子化合物の分子構造の中に取り込まれた(例えば共有結合等により結合した)ラジカル重合開始剤由来の構造は、ここでいう「ラジカル重合開始剤」には含まれない。つまり、ラジカル重合開始剤を含有しない状態の硬化物であっても、ラジカル重合開始剤由来の構造を高分子化合物の分子中に有していてもよい。
乾燥工程は、洗浄後の硬化物を乾燥させて乾燥済み硬化物を得る工程である。乾燥方法としては特に制限されないが、硬化物を加熱して、又は、加熱せずに、保持する方法が挙げられる。加熱する場合、温度としては特に制限されないが、一般に、30~80℃が好ましい。
上記硬化物は、高温低湿下においても優れたプロトン伝導性を有する。更に、硬化物が架橋物である場合、架橋構造によって、より優れた力学特性も有する。
本硬化物は上記の様な特性を有するため、固体電解質として固体高分子形燃料電池(PEFC)等に使用することができる。
図1は本発明の燃料電池の実施形態の一例の分解斜視図である。燃料電池は、上記硬化物を含む固体電解質膜を含む電解質層と、上記電解質層を両側から挟む一対の触媒層と、上記触媒層の上記硬化物とは反対側の面にそれぞれ配置されたガス拡散層とを有する積層体を有する固体高分子形燃料電池である。
図2は、積層体11の断面図である。積層体11は、硬化物を有する電解質層21と、電解質層を両側から挟む触媒層22、及び、23とを有している。
また、セパレータ14の流路16の反対側の面には、冷却水流路18が形成され、セパレータ15の流路17の反対側にも、冷却水流路19が形成されている。
燃料ガス(例えば、水素、及び、メタン等)は、セパレータ14の流路16を通るうちに、ガス拡散層12を介して、積層体11に供給される。一方、酸化剤ガス(酸素、及び、空気等)は、セパレータ15の流路17を通るうちに、ガス拡散層13を介して、積層体11に供給される。
ガス拡散層12及び13はともに、導電性が高く、かつガスの拡散性が高い材料から成る。この材料としては、特に制限されないが、多孔質材料が好ましい。
ガス拡散層12及び13の厚みは、特に制限されないが、一般にそれぞれ50~1000μmが好ましい。
電解質層21の厚みは、特に限定されないが、一般に、1~500μmが好ましい。厚みが1μm以上であると、作製及び取り扱いがより容易である点で好ましい。一方、厚みが500μm以下であると、膜抵抗がより小さい点で好ましい。
触媒層22及び23に用いる電解質は、イオン伝導性を有するものであればよい。
上記燃料電池によれば、硬化物が優れたプロトン伝導性を有するため、結果としてより効率的に電流生成が可能となる。
本発明の実施形態であるイオン交換膜は、すでに説明した硬化物を有するイオン交換膜である。
上記硬化物は、カチオン交換膜として使用できるため、イオン交換膜としては、上記硬化物のみから形成されていてもよいが、より優れた耐久性を有する点で、基材と、基材上に形成された上記硬化物を含有する層(硬化物層)とを有する積層体であることが好ましい。
本硬化物は優れたイオン伝導性を有するため、上記イオン交換膜は優れたイオン伝導性を有する。
図3は、本発明の水電解装置の実施形態の一例である。
水電解装置30は、一対の電極(電極31、及び、電極32)を有し、これらの電極が、イオン交換膜33により互いに隔離されている。また、電極31、32、イオン交換膜33は、容器34内において、電解液35と接するように配置されている。なお、電極31、及び、32はそれぞれ図示しない電位/電流制御装置と電気的に接続されており、電流、及び、電位のそれぞれを制御、及び、測定できるよう構成されている。
上記水電解方法は、電解条件(原料水、及び、電流密度等)としては公知の方法を適用可能である。公知の方法としては、例えば、特開昭57-131376号公報等に記載されている。
図4は、本発明のレドックスフロー電池の実施形態の一例である。
レドックスフロー電池40は、上記固体電解質膜からなる分離膜41によって正極セル42と負極セル43とに分けられる。正極セル42と負極セル43は、それぞれ正極と負極を含む。正極セル42は、パイプを通じて正極電解液44を供給及び放出するための正極タンク46に連結されている。負極セル43も、パイプを通じて負極電解液45を供給及び放出するための負極タンク47に連結されている。電解液はポンプ48、49を介して循環され、イオンの酸化水が変化される酸化・還元反応(すなわち、レドックス反応)が起きることにより、正極と負極で充電及び放電が起きる。
図5は本発明のアクチュエータの実施形態の一例の断面模式図である。アクチュエータ素子50は、一対の可撓性電極51及び52と、上記可撓性電極の間に配置された電解質層53とを有し、電解質層53は、上記硬化物を含む固体電解質膜からなる。上記硬化物は優れたプロトン伝導性に加えて、優れた柔軟性を有するため、アクチュエータの駆動を妨げることがない。
まず、PPSU(ポリフェニルスルホン)ビーズと硫酸とを混合し、60℃で2日間保持してスルホン化した。その後、スルホン化したPPSUを冷却して析出させ、透析膜を用いてpH7まで洗い、水を除去することでSPPSUを得た。得られたSPPSU中のスルホン酸基の含有量を滴定法により求めたところ、繰り返し単位当たりのスルホン酸基の数は2.3個であった。
合成したSPPSU(IEC=3.68meq/g)をDMSO(ジメチルスルホキシド)に溶解させ、SPPSU溶液を得た。
SPPSUのDMSO溶液(SPPSU/DMSO)と、BPO(ベンゾイルパーオキシド)のDMSO溶液(BPO/DMSO)を調製し、SPPSU/DMSOにBPO/DMSOを加え、約1時間撹拌した。得られた混合液をシャーレに入れ、80℃、120℃、160℃、及び、180℃でそれぞれ24時間熱処理を行って硬化物を得た。
BPOに代えてAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)を使用したこと以外は「組成物の調製1」と同様にして、組成物を調製し、硬化物を得た。表2は、調製した各組成物の配合である。
BPOを用いなかったこと以外は「組成物の調製1」と同様にして組成物(以下、試料名を「CSPPSU」とする。)を調製し、硬化物を得た。
硬化物中におけるラジカル重合開始剤の存否をFTIR(Thermoscitific, Nicolet 6700)を用いて評価した。図6はその結果である。
硬化物の機械特性として、引張強度(MPa)、及び、破断伸び(%)を引張試験機(Shimadzu、EZ-S)を用いて測定した。サンプルはスーパーダンベルカッター(型式:SDMP-1000特、JIS K6251-7号規格に準拠)を用いて作製した。試験は室温で行い、ひずみ速度は1mm/minとした。図7はその結果である。
(C)とあるのは、例3(10%BPO)の組成物を用いて得られた硬化物(活性化処理後)(厚み=0.052mm)の結果であり、破断応力51.3MPa、破断伸び59.2%だった。
(D)とあるのは、例7(10%AIBN)の組成物を用いて得られた硬化物(活性化処理後)(厚み=0.057mm)の結果であり、破断応力41.2MPa、破断伸び134.7%だった。
硬化物のイオン交換容量(IEC:Ion exchange capacity)はtitration法で評価した。硬化物を80℃で乾燥後、2M NaClに浸し、0.01M NaOHで適定した。
IEC (meq./g) = M1V1/Wdry
(M1はNaOHのモル濃度であり、V1はpH7に適定した量(ml)であり、Wdryは乾燥した硬化物の質量である。)
硬化物のプロトン伝導度は、PSM1735アナライザ(Newtons4th)を備えた膜抵抗測定システムMTS740(Scribner Associates)を用いた4探針法により測定した。測定は、温度を40、及び、80℃とし、湿度は0~90%RHで実施した。また、インピーダンス測定は、印加電圧10mV(peak to peak)、周波数1Hz~1MHzで実施した。
表3は、イオン交換容量、及び、プロトン伝導度の測定結果である。
11 :積層体
12、13 :ガス拡散層
14、15 :セパレータ
16、17 :流路
18、19 :冷却水流路
21 :電解質層
22、23 :触媒層
30 :水電解装置
31、32 :電極
33 :イオン交換膜
34 :容器
35 :電解液
40 :レドックスフロー電池
41 :分離膜
42 :正極セル
43 :負極セル
44 :正極電解液
45 :負極電解液
46 :正極タンク
47 :負極タンク
48、49 :ポンプ
50 :アクチュエータ素子
51 :可撓性電極
53 :電解質層
Claims (17)
- 前記高分子化合物の含有量に対する、前記ラジカル重合開始剤の含有量の質量基準の比が0.05~0.30である、請求項1に記載の組成物。
- 前記式1で表される繰り返し単位が、下記式2で表される繰り返し単位である、請求項1又は2に記載の組成物。
(式2中、Ar21、Ar22、及び、Ar23はそれぞれ独立に、アリーレン基、又は、ヘテロアリーレン基を表し、L21、及び、L22はそれぞれ独立に、単結合、又は、-O-、-S-、-CH2-、-C(CH3)2-、-C(CF3)2-、-C(=O)-、及び、-S(=O)2-からなる群より選択される2価の基を表し、複数あるAr21、Ar22、Ar23、L21、及び、L22は同一でも異なってもよく、pは1~5の整数を表し、qは0~30の整数を表し、前記繰り返し単位の1つあたり、前記Ar21で表される基、Ar22表される基、及び、Ar23で表される基からなる群より選択される少なくとも1つの基が有する水素原子の少なくとも1つがスルホン酸基又はその塩、を有する基で置換されている) - 前記ラジカル重合開始剤がアゾ系化合物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記高分子化合物が有する、スルホン酸基又はその塩、を有する基の合計数が、前記繰り返し単位の1つあたり、2~6個である請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物を硬化させた、硬化物。
- 前記高分子化合物が、-S(=O)2-を介して架橋されている、請求項8に記載の硬化物。
- 前記ラジカル重合開始剤を含有しない、請求項8又は9に記載の硬化物。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物を加熱して硬化物を得る、硬化物の製造方法。
- 前記硬化物を、酸性溶液に浸漬することを含む、請求項11に記載の硬化物の製造方法。
- 請求項8~10のいずれか1項に記載の硬化物を含む固体電解質膜。
- 請求項13に記載の固体電解質膜を含む燃料電池。
- 請求項13に記載の固体電解質膜を含む水電解装置。
- 請求項13に記載の固体電解質膜を含むレドックスフロー電池。
- 請求項13に記載の固体電解質膜を含むアクチュエータ。
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