JP2022148519A - 回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置 - Google Patents

回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転体に付加される回転トルクが大きい場合であっても、装置を大型化することなく回転体の回転を阻止可能な、新規の回転制御装置を提供する。【解決手段】回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35との間に形成された円環形状の空間部78に、回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35との間の距離(所定の間隔)dよりも小さい周方向幅を備えたスプラグ80a、bを配設する。【選択図】図1

Description

本発明は、操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置に関するものである。
下記特許文献1及び2には、操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置の一例が開示されている。この回転制御装置は回転体の外周を取り囲んで設置された固定部材を備えており、固定部材には、回転体の外周との距離が周方向に変化するカム面の形成された複数の空間部が設けられている。複数の空間部は、隣接する空間部において上記距離の増大する方向が相互に逆となる様に設定されていて、隣接する空間部が一対の組み合わせ空間部をなし、この組み合わせ空間部が、複数、回転体の外周に配置されている。空間部内には上記距離が減少する方向にばねにより押圧された球状の転動体が設置されると共に、組み合わせ空間部の中間には転動体を上記距離が増大する方向に移動させるカムが設置されており、転動体が空間部内で回転体の外周面と固定部材のカム面との間で噛み込むことで回転体の回転が阻止される。カムの各々には受動歯車が固着され、かつ、操作手段には受動歯車と噛み合いカムの姿勢を変更させる駆動歯車が設けられている。かような回転制御装置にあっては、受動歯車に固着されたカムの数及び配置を適宜変えることで、操作手段の操作によって、回転体は双方向に回転不能な状態(双方向ロック状態)、双方向に回転可能な状態(双方向フリー状態)、一方向或いは他方向にのみ回転可能な状態のいずれか2つの状態の間で切り換え可能となる。
特許第6212599号公報 特許第6542953号公報
特許文献1及び2で開示された回転制御装置においては、回転体の回転は転動体の噛み込みを利用して阻止されることから、回転体に付加される回転トルクが大きい場合には、回転体の回転を阻止するために多くの転動体を要する。この点、特許文献1及び2で開示された回転制御装置にあっては、転動体は上述したとおり球状であることから、転動体の数を増大させると、転動体の周方向幅が比較的大きいこと及び転動体は周方向に移動させられることに起因して装置全体が大型化特に径方向に大型化してしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、回転体に付加される回転トルクが大きい場合であっても、装置を大型化することなく回転体の回転を阻止可能な、新規且つ改良された回転制御装置を提供することである。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、回転体の外周面と固定部材の内周面との間に形成された円環形状の空間部に、回転体の外周面と固定部材の内周面との間の距離(所定の間隔)よりも小さい周方向幅を備えたスプラグを配設することで、上記主たる技術的課題を解決することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を解決することができる回転制御装置として、操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置であって、
前記回転体は筒状の固定部材の内側に配置され、前記回転体は断面円形の外周面を有すると共に前記固定部材は断面円形の内周面を有し、前記回転体の前記外周面と前記固定部材の前記内周面とは所定の間隔で対向して配置されて円環形状の空間部を形成し、
前記空間部には、前記固定部材の前記内周面と前記回転体の前記外周面との間で噛み込みを生じて前記回転体の回転を阻止可能な阻止可能位置及び前記噛み込みが解除されて前記回転体が双方向へ回転することを許容する許容位置の間を旋回自在なスプラグと、前記スプラグを前記阻止可能位置に付勢するばね部材と、前記スプラグを前記ばね部材の付勢に抗して前記許容位置に移動可能なカムとが配置され、
前記スプラグは、前記空間部に配置された状態において、周方向幅が前記所定の間隔よりも小さく、
前記カムには受動歯車が固着され、且つ、前記操作手段には前記受動歯車と噛み合い前記カムの姿勢を変更させる駆動歯車が設けられている、ことを特徴とする回転制御装置が提供される。
好ましくは、前記スプラグは、前記空間部に配置された状態において、前記回転体の前記外周面と対向する内側面、前記固定部材の前記内周面と対向する外側面、及び前記内側面の周方向端縁と前記外側面の周方向端縁とを接続して周方向の両側に位置する一対の側面を備え、前記一対の側面の各々は前記内側面の周方向端縁から前記外側面の周方向端縁に向かって相互に近接する方向に傾斜して延出した後に相互に離隔する方向に傾斜して延出する。前記スプラグは周方向に間隔をおいて複数配設されているのが良い。この場合には、前記スプラグは軸方向に見て前記受動歯車の周方向片側に配置される片側スプラグ及び周方向他側に配置される他側スプラグを含み、前記片側スプラグは前記阻止可能位置にあるときに前記回転体の周方向他側への回転を阻止し、前記他側スプラグは前記阻止可能位置にあるときに前記回転体の周方向片側への回転を阻止するようにできる。好適には、前記受動歯車には前記カムが周方向に90度の角度間隔をおいて2つ又は3つ固着されている。前記固定部材はハウジングと前記ハウジングの内側に相対回転不能に結合された外輪とを含み、前記固定部材の前記内周面は前記外輪の内周面に規定され、前記ハウジングは合成樹脂製であるが、前記回転体、前記外輪及び前記スプラグは金属製であるのが好ましい。
本発明に従って構成された回転制御装置にあっては、回転体の外周面と固定部材の内周面との間で噛み込みを生じて回転体の回転を阻止するのは回転体の外周面と固定部材の内周面との間の距離(所定の間隔)よりも小さい周方向幅を備えたスプラグであって、かかるスプラグは阻止可能位置と許容位置との間を旋回して周方向に移動しない。従って、スプラグは球状の転動体よりも周方向にコンパクトな構成で、つまり球状の転動体よりも多く回転体の外周面と固定部材の内周面との間に配設することができ、それ故に回転体に付加される回転トルクが大きくても装置を大型化することなく充分確実に回転体の回転を阻止することができる。
本発明の回転制御装置の好適実施形態の全体的な構造を示す図。 図1に示す回転制御装置の分解斜視図。 図1に示す回転制御装置のハウジングを示す図。 図3に示すハウジングに装着されるシールド板を示す図。 図1に示す回転制御装置の回転体を示す図。 図1に示す回転制御装置のスプラグを示す図。 図1に示す回転制御装置のばね部材を示す図。 図1に示す回転制御装置のカム体を示す図。 図1に示す回転制御装置の操作手段を示す図。 図1に示す回転制御装置の作動を説明するための図。 図1に示す回転制御装置の作動を説明するための図。 図1に示す回転制御装置の第1の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。 図1に示す回転制御装置の第2の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。 図1に示す回転制御装置の第3の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。 図1に示す回転制御装置の第4の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。 図1に示す回転制御装置の第5の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。 図1に示す回転制御装置の第6の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。 図1に示す回転制御装置の第7の変形例の内部構造の一部を拡大して示す図。
以下、本発明に従って構成された回転制御装置の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。なお、以下の説明における「軸方向片側」及び「軸方向他側」とは、特に指定しない限り、図1のA-A断面に示される状態を基準として、「軸方向片側」は同図において左側を、「軸方向他側」は同図において右側のことを言う。また、以下の説明における「周方向片側」及び「周方向他側」とは、特に指定しない限り、図1のA-A断面において左側から見た場合を基準(つまりB-B断面及びC-C断面にあっては紙面を基準)として、「周方向片側」は反時計方向側を、「周方向他側」は時計方向側を夫々示すものとする。
図1及び図2を参照して説明すると、全体を番号2で示す回転制御装置は、固定部材4及び回転体6を備えている。
固定部材4は適宜の合成樹脂から圧縮成形又は射出成形によって成形されるハウジング8と、ハウジング8の内側に相対回転不能に結合される金属製の外輪10とを含んでいる。図1及び図2と共に図3を参照して説明すると、ハウジング8は円筒形状の外周壁12を備えており、外周壁12の内側には断面円形の空間部が存在する。外周壁12の軸方向中間部には円形の仕切り壁14が形成されており、外周壁12の内側に存在する空間部は仕切り壁14によって片側空間部16と他側空間部18とに区画されている。仕切り壁14の中央には円形の中央貫通穴20が、径方向中間部には円形の中間貫通穴22が夫々形成されている。中間貫通穴22は周方向に等角度間隔をおいて6個配置されている。仕切り壁14の軸方向片側面には、中間貫通穴22の径方向外側においてその外周縁の径方向外側部分を囲繞して軸方向に延びる補助柱24が立設されている。補助柱24は6個の中間貫通穴22の夫々に設けられている。仕切り壁14の軸方向片側面には更に、周方向に隣接する2つの補助柱24の間の夫々において軸方向に延びる支持柱26も立設されている。支持柱26の断面形状は所謂ホームベース形状であって径方向内側に向かって突出している。支持柱26の延出端面には円形突部28が形成されている。補助柱24及び支持柱26は実質上同一の円周上に配置され、補助柱24の径方向外側面及び支持柱26の径方向外側面と外周壁12の内周面との間には円環形状の隙間30が存在する。片側空間部16の外周縁を規定する外周壁12の内周面には軸方向に直線状に延びる係止突条32が周方向に等角度間隔をおいて3つ形成されている。図1及び図2を参照することによって理解されるとおり、外輪10は円筒形状であってその外周面には係止溝34が形成されており、隙間30において係止溝34と係止突条32とが周方向に係止することでハウジング8に相対回転不能に結合される。外輪10の内周面を固定部材4の内周面として番号35で示すと、内周面35の断面形状は円形である。他側空間部18の外周縁を規定する外周壁12の内周面の軸方向中間部には軸方向他側を向いた円環状の肩面36が形成されている。
図1及び図2に示すとおり、上述したハウジング8における開放された軸方向片側端面は合成樹脂製の片側シールド板38によって、開放された軸方向他側端面は合成樹脂製の他側シールド板40によって夫々閉鎖される。図1及び図2と共に図4を参照して説明すると、片側シールド板38は円形であって、中央には円形の中央貫通穴42が、径方向中間部には円形の中間貫通穴44が夫々形成されている。中間貫通穴44は周方向に等角度間隔をおいて6個配置されている。片側シールド板38の軸方向他側面には、中間貫通穴44よりも径方向内側において中央貫通穴42の外周縁を囲繞する円形凹部46が、外周縁部には周方向に連続して軸方向に僅かに突出して外輪10の軸方向端面と対向する環状突条48が夫々形成されている。片側シールド板38の外周面には軸方向に延びる係止溝50が形成されており、片側シールド板38はハウジング8の軸方向片側端部の内側に配置されて、係止突条32と係止溝50とが周方向に係止する。他側シールド板40は円形であって、中央には円形の中央貫通穴52が形成されている。中央貫通穴52には軸方向片側を向いた円環状の肩面53も形成されている。他側シールド板40の径方向中間部には円形の中間貫通穴54が周方向に等角度間隔をおいて6個配置されている。ハウジング8の仕切り壁14及び片側シールド板38並びに他側シールド板40の夫々に形成された中間貫通穴22及び44並びに54はいずれも後述するカム体104を回転可能に支持するためのものであり、軸方向に見た周方向位置は整合する。他側シールド板40の軸方向片側面の中央部分には中間貫通穴54の外周縁の径方向外側部分を囲繞した略正6角形の凹所56が形成されている。軸方向に見た凹所56の角部58はそれぞれ円弧形状となっている。他側シールド板40の軸方向片側面の外周縁部には周方向に連続して軸方向に突出する環状突条60が形成されている。環状突条60の突出端部の内周面にはすり鉢状のテーパー面62が設けられている。環状突条60の径方向外側には更に軸方向片側を向いた円環形状の肩面64が形成されている。他側シールド板40はハウジング8の軸方向他側端部の内側に圧入され、環状突条60がハウジング8の仕切り壁14と、肩面64がハウジング8の肩面36と夫々当接する。他側シールド板40の軸方向他側面には、中央貫通穴52の外周縁と中間貫通穴54との間において軸方向に突出する円錐台形状の膨出部66が形成されている。
図1及び図2と共に図5を参照して説明すると、回転体6は金属製の円筒形状部材であって、外径が比較的大きい内輪68と、外径が比較的小さい接続部70とに区画され、内輪68と接続部70との境界には軸方向片側を向いた円環形状の肩面72が形成されている。内輪68は円筒形状であることからその外周面74の断面形状は円形である。接続部70の軸方向片側端部には一対のコ字形状の切り欠き76が形成されており、この切り欠き76を介して回転体6は外部部材に接続される。かような回転体6は筒状の固定部材4の内側更に詳しくは外輪10の内側においてその内周面35が外周面74と対向するようにして配置され、内輪68の軸方向片側端部及び接続部70の軸方向他側端部が片側シールド板38に形成された円形凹部46及び中央貫通穴42によって回転可能に支持される。そして、内輪68の軸方向他側端面がハウジング8の仕切り壁14と、肩面72が片側シールド板38と夫々軸方向に対向することで回転体6の軸方向への移動は規制される。
図1のA-A断面図或いはこの一部を拡大して示す図10-1(a)を参照して説明すると、回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35とは所定の間隔dで対向して配置されて円環形状の空間部78を形成している。空間部78には、スプラグ80と、スプラグ80を所要とおりに付勢するばね部材82と、スプラグ80をばね部材82の付勢に抗して移動させるカム84とが配置されている。図示の実施形態においては、スプラグ80は12個、ばね部材82及びカム84は6個ずつ所要とおりに配置されている。
スプラグ80について図6も参照して説明すると、スプラグ80は軸方向に直線状に所要程度延びる柱状部材であって金属製である。本発明に従って構成された回転制御装置2にあっては、スプラグ80は、空間部78に配置された状態において、軸方向に見た周方向幅が回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35との間隔dよりも小さいことが重要である。図示の実施形態においては、スプラグ80は、空間部78に配置された状態において、回転体6の外周面74と対向する内側面86、固定部材4の内周面35と対向する外側面88、及び内側面86の周方向端縁と外側面88の周方向端縁とを接続して周方向の両側に位置する一対の側面90を備え、一対の側面90の各々は内側面86の周方向端縁から外側面88の周方向端縁に向かって相互に近接する方向に傾斜して延出した後に相互に離隔する方向に傾斜して延出している。従って、スプラグ80の断面は周方向両側にくびれを有した所謂ひょうたん形状となっている。以下、スプラグ80の断面形状について更に詳述する。内側面86及び外側面88は図6において番号92で示されるスプラグの中心に対して点対称であって、内側面86及び外側面88には夫々中心92からの距離がd/2若しくはこれよりも僅かに短いd´/2となる基点94が存在する。そして、内側面86及び外側面88には夫々、中心92を軸として基点94から図6左図において時計方向に向かって中心92からの距離が漸次増大する作用部96が、基点94から図6左図において反時計方向に向かって中心92からの距離が漸次減少する非作用部98が夫々規定されている。このことから、スプラグ80の中心92を軸とした内側面86及び外側面88の径は、図6左図において符号L0で示すとおり基点94にあってはdと同一若しくはこれよりも僅かに短いd´であるが、図6左図において符号L1で示すとおり作用部96にあってはd´よりも大きく、図6左図において符号L2で示すとおり非作用部98にあってはd´よりも小さい。空間部78でのスプラグ80の位置関係及びスプラグ80の作動については後述する。
次に、ばね部材82について図7を参照して説明すると、ばね部材82は金属製であって、ハウジング8の支持柱26の断面形状と対応する所謂ホームベース形状の薄板基部100を備えている。薄板基部100の中央部分には上記支持柱26の延出端面に形成された円形突部28と対応する円形穴102が形成されており、薄板基部100が支持柱26によって支持されると共に円形穴102に円形突部28が嵌め合わされる。薄板基部100の先端部には、その外側縁から軸方向に起立して延びる一対の作用片103が設けられている。一対の作用片103の各々は薄板基部100の外側縁から薄板基部100に対して実質上垂直(軸方向他側)に直線状に延出した後に、軸方向に見て上記外側縁から離隔する方向に幾分傾斜して直線状に延出し、その後に再度薄板基部100に対して実質上垂直に延出しており、薄板基部100を基端として弾性的に変位可能である。
続いて、カム84について図8を参照して説明する。カム84は、全体を番号104で示す合成樹脂製のカム体が備える軸方向に直線状に延びる軸部106の外周面に設けられている。軸部106の断面形状は全体的に円形であるが、軸方向片側端部108の全体及び軸方向中間部110の所要角度領域において外径が低減せしめられており、カム84は軸部106の軸方向中間部において外径が低減せしめられていないいわば残留部分によって規定されている(図2も参照されたい)。かようなカム84は軸部106の軸方向中間部110において軸方向に直線状に延在し、その外周面は円弧形状であって、軸部106の直径方向の両側に1つずつ配置されている。軸部106の軸方向片側端部108及び軸方向他側端部112は共に円形であり、軸方向片側端部108は片側シールド板38の中間貫通穴44によって軸方向他側端部112はハウジング8の仕切り壁14に形成された中間貫通穴22によって夫々回転可能に支持される。軸部106の軸方向他側端には受動歯車114が固着されている。受動歯車114の回転中心は軸部106の中心と整合する。受動歯車114は外歯歯車であって、図示の実施形態においては、略90度の角度領域においてのみ歯が存在し、他の角度領域に歯は存在しない。歯が存在しない角度領域における受動歯車114の外周面は平坦な円弧形状である。受動歯車114の軸方向他側面には受動歯車114の回転中心と整合した中心を有する円形突部116が設けられている。受動歯車114は他側シールド板40の凹所56の角部58に配置され、円形突部116が他側シールド板40に形成された中間貫通穴54によって回転可能に支持される。そして、受動歯車114の軸方向への移動は、ハウジング8の仕切り壁14と他側シールド板40とによって規制される。かくして、カム体104はハウジング8の仕切り壁14と、片側シールド板38と、他側シールド板40とによって回転可能に支持される。なお、カム体104の回転角度は、図10-1(b)と図10-2(b)とを比較参照することによって理解されるとおり、受動歯車114が片側シールド板40の内周面さらに詳しくは片側シールド板40において凹部56を規定する内周面と干渉しない角度範囲に限定され、かかる角度範囲は図10-1(a)と図10-2(a)とを比較参照することによって理解されるとおり(カム84の角度位置に着目されたい)略90度である。つまり、片側シールド板40において凹部56を規定する内周面は受動歯車114の回転を制限するストッパーとしても機能する。
上述した受動歯車114には、全体を番号118で示す合成樹脂製の操作手段に設けられた駆動歯車120が噛み合わされる。図1及び図2と共に図9を参照して説明すると、操作手段118は全体的に円筒形状であって、駆動歯車120は操作手段118の軸方向片側端部に設けられている。駆動歯車120の軸方向他側には径方向外方に突出した円環形状の鍔部122を介して把手部124が設けられており、把手部124の外周面には軸方向に直線状に延びる溝126が周方向に間隔をおいて複数形成されている。かような操作手段118は、駆動歯車120が受動歯車114と噛み合った状態で鍔部122の全体及び把手部124の軸方向他側端部が他側シールド板40に形成された中央貫通穴52によって回転可能に支持される。そして、操作手段118の軸方向への移動は、駆動歯車120の軸方向片側端面がハウジング8の仕切り壁14の軸方向他側面と対向すると共に鍔部122の軸方向他側面が他側シールド板40の肩面53と対向することで規制される。
図1のA-A断面図或いはこの一部を拡大して示す図10-1(a)を参照して上述したスプラグ80について更に説明を続けると、スプラグ80は空間部78においてカム体104の軸部106とばね部材82との間に位置し、固定部材4の内周面35と回転体6の外周面74との間で噛み込みを生じて回転体6の回転を阻止可能な阻止可能位置(図10-1(a)で示す位置)及び上記噛み込みが解除されて回転体6が双方向へ回転すること許容する許容位置(図10-2(a)で示す位置)の間を旋回自在である。ここで、上述したとおり、固定部材4の内周面35と回転体6の外周面74との間隔の大きさはdであって、スプラグ80の中心92を軸とした内側面86及び外側面88の径は、図6左図において符号L0で示すとおり基点94にあってはdと同一若しくはこれよりも僅かに短いd´であるが、図6左図において符号L1で示すとおり作用部96にあってはd´よりも大きく、図6左図において符号L2で示すとおり非作用部98にあってはd´よりも小さい。そのため、スプラグ80が上記阻止可能位置に位置し、且つ回転体6の外周面74がこれと対向するスプラグ80の内側面86に対してその作用部96から非作用部98に向かう方向に回転体6が回転する場合には、スプラグ80の内側面86及び外側面88夫々の作用部96が回転体6の外周面74及び固定部材4の内周面35に当接してスプラグ80がつっぱり、上記噛み込みが生じる。換言すれば、スプラグ80が阻止可能位置にあるときでも上記噛み込みについては方向性があり、単一のスプラグ80は回転体6の一方向の回転のみを阻止し、反対方向の回転は許容する。以下、図示の実施形態に則してさらに説明する。
図示の実施形態においては、スプラグ80は周方向に間隔をおいて複数配設されており、複数のスプラグ80は、軸方向に見てカム体104の軸部106(受動歯車114)の周方向片側に配置される片側スプラグ80aと周方向他側に配置される他側スプラグ80bとに分類される。片側スプラグ80a及び他側スプラグ80bは周方向に交互に配置されている。片側スプラグ80a及び他側スプラグ80bは同一形状であるが、夫々の軸方向端面(断面)は相互に逆である。つまり、軸方向に見ると、片側スプラグ80a及び他側スプラグ80bは、両者の間に位置するカム体104の軸部106の中心を通過する装置全体の径方向に対して線対称の関係にあり、夫々の内側面86にあっては非作用部98が、夫々の外側面88にあっては作用部96が周方向において隣接して位置している。かような片側スプラグ80a及び他側スプラグ80bは対をなし、かかる対は周方向に等角度間隔をおいて6つ存在している。上述したとおり、スプラグ80は方向性を有し、図示の実施形態においては、片側スプラグ80aは阻止可能位置にあるときに回転体6の周方向他側への回転を、他側スプラグ80bは阻止可能位置にあるときに回転体6の周方向片側への回転を、夫々阻止する。
上述したスプラグ80(片側スプラグ80a及び他側スプラグ80b)はばね部材82さらに詳しくはその作用片103によって阻止可能位置に常時付勢されている。なお、スプラグ80は軸部106及びばね部材82によって周方向に挟まれていることから、スプラグ80の周方向への移動は実質上規制されている。
次に、図10-1及び図10-2を参照して回転制御装置2の作動について説明する。
図10-1に示す状態にあっては、カム体104の軸部106の外周面に設けられた2つのカム84(図10-1では容易に理解できるようカム84には薄墨を付して示している)は共にスプラグ80(80a及び80b)から離隔し、スプラグ80(80a及び80b)はばね部材82によって付勢されて阻止可能位置に位置せしめられており、回転体6の周方向片側への回転はスプラグ80bによって、回転体6の周方向他側への回転はスプラグ80aによって夫々阻止されている。従って、図10-1に示す状態にあっては、回転体6の正逆両方向の回転が阻止される(双方向ロック状態)。図10-1に示す状態から操作手段118を操作つまりこれを図1のA-A断面図の左側から見て反時計方向に略90度回転させると、図10-2に示すとおり、操作手段118に設けられた駆動歯車120と受動歯車114との噛み合いによってカム84は90度回転せしめられ、これによりスプラグ80(80a及び80b)は阻止可能位置から許容位置に移動せしめられる。従って、図10-2に示す状態にあっては、回転体6の正逆両方向の回転が許容される(双方向フリー状態)。
上述したとおりの実施形態にあっては、カム84は軸部106の軸方向中間部110の外周面においてその直径方向の両側に1つずつ配置されており、つまり受動歯車114にはカム84は周方向に180度の間隔をおいて2つ固着されており、操作手段118を操作することで回転体6を双方向ロック状態と双方向フリー状態との間で切り変え可能であったが、カム84或いはスプラグ80の配置を適宜変更することで回転体6を他の動作状態に切り換えることも可能である。以下、回転体6を他の動作状態に切り換える場合について、第1乃至第7の変形例として図11乃至図17を参照して説明する。図11乃至図17に示す各変形例では、上述したとおりカム84或いはスプラグ80の配置が異なるだけでその他の構成は同じであるため、同一の構成部材については同一の番号を付して説明する。また、図11乃至図17はいずれも図1のB-B断面に相当する断面を示す図であり、図10-1及び図10-2と同様カム84には薄墨を付している。
図11に示す第1の変形例にあっては、カムは軸部106の外周面において90度の角度間隔をおいて2つ、つまり受動歯車114にはカム84は周方向に90度の間隔をおいて2つ固着されている(第一のカム84a及び第二のカム84b)。図11(a)に示す状態にあっては、片側スプラグ80aは第一のカム84aにより許容位置に、他側スプラグ80bはばね部材82により阻止可能位置に夫々位置せしめられる。従って、かかる状態では、回転体6は周方向他側の回転のみが許容され周方向片側の回転は他側スプラグ80bによって阻止される。操作手段118の操作によって図11(b)に示す状態になると、片側スプラグ80aはばね部材82により阻止可能位置に、他側スプラグ80bは第二のカム84bにより許容位置に夫々位置せしめられる。従って、かかる状態では、回転体6は周方向片側の回転のみが許容され周方向他側の回転は片側スプラグ80aによって阻止される。つまり、第1の変形例では、回転体6を周方向片側のみ回転可能な状態と、周方向他側のみ回転可能な状態との間で切り換え可能である。
図12に示す第2の変形例にあっては、カムは軸部106の外周面において90度の角度間隔をおいて3つ、つまり受動歯車114にはカム84は周方向に90度の間隔をおいて3つ固着されている(第一のカム84a、第二のカム84b、及び第三のカム84c)。図12(a)に示す状態にあっては、片側スプラグ80aはばね部材82により阻止可能位置に、他側スプラグ80bは第一のカム84aにより許容位置に夫々位置せしめられる。従って、かかる状態では、回転体6は周方向片側の回転のみが許容され周方向他側の回転は片側スプラグ80aによって阻止される。操作手段118の操作によって図12(b)に示す状態になると、片側スプラグ80aは第二のカム84bにより許容位置に、他側スプラグ80bは第三のカム84cにより許容位置に夫々位置せしめられる。従って、かかる状態では、回転体6は双方向フリー状態となる。つまり、第2の変形例では、回転体6を周方向片側の回転のみ回転可能な状態と、双方向フリー状態との間で切り換え可能となる。
図13に示す第3の変形例にあっては、図12に示す第2の変形例と同様カムは3つ存在するが(第一のカム84a、第二のカム84b及び第三のカム84c)、第2変形例とは第一のカム84aの周方向位置が異なる。これにより、第3変形例では、回転体6を周方向他側のみ回転可能な状態、双方向フリー状態との間で切り換え可能となる。なお、図示は省略するが、受動歯車114における外歯の存在領域を90度から180度に拡張すれば、周方向片側のみ回転可能な状態、双方向フリー状態、及び周方向他側のみ回転可能な状態、の異なる3つ状態のいずれかに切り換え可能にすることもできる。
図14に示す第4変形例にあっては、カム84は軸部106の外周面に1つ、つまり受動歯車114にはカム84は1つのみ固着されている。図14(a)に示す状態にあっては、スプラグ80a及び80bは共にばね部材82により阻止可能位置に位置せしめられている。従って、かかる状態では、回転体6は周方向両側への回転が阻止される(双方向ロック状態)。操作手段118の操作によって図14(b)に示す状態になると、スプラグ80aのみがカム84により許容位置に位置せしめられるが、スプラグ80bは依然としてばね部材82により阻止可能位置に位置せしめられたままである。従って、かかる状態では、回転体6は周方向他側の回転のみ許容され周方向片側の回転は他側スプラグ80bによって阻止される。つまり、第4の変形例では、回転体6を双方向ロック状態と、周方向他側の回転のみ回転可能な状態との間で切り換え可能となる。
図15に示す第5の変形例にあっては、図14に示す第4の変形例と同様カム84は1つのみ存在するが、第4の変形とはカム84の周方向位置が異なる。これにより、第5の変形例では、回転体6を双方向ロック状態と、周方向片側の回転のみ回転可能な状態との間で切り換え可能となる。なお、図示は省略するが、受動歯車114における外歯の存在領域を90度から180度に拡張すれば、周方向片側のみ回転可能な状態、双方向ロック状態、及び周方向他側のみ回転可能な状態、の異なる3つ状態のいずれかに切り換え可能にすることもできる。
図16に示す第6の変形例にあっては、カム84は軸部106の外周面に1つ、つまり受動歯車114にはカム84が1つのみ固着されている。また、片側スプラグ80aのみが配置され、他側スプラグ80bは存在しない。図16(a)に示す状態にあっては、片側スプラグ80aはばね部材82により阻止可能位置に位置せしめられる。従って、かかる状態では、回転体6は周方向片側の回転のみが許容され、周方向他側の回転は片側スプラグ80aによって阻止される。操作手段118の操作によって図16(b)に示す状態になると、スプラグ80aはカム84により許容位置に位置せしめられる。従って、かかる状態では、回転体6は双方向フリー状態となる。つまり、第6の変形例では、回転体6を周方向片側の回転のみ可能な状態と、双方向フリー状態との間で切り換え可能となる。
図17に示す第7の変形例にあっては、図16に示す第6の変形例と同様カム84は1つのみ存在するが、片側スプラグ80aではなく他側スプラグ80bのみが配置されている。これにより、第7の変形例では、回転体6を周方向他側の回転のみ可能な状態と、双方向フリー状態との間で切り換え可能となる。
本発明に従って構成された回転制御装置にあっては、回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35との間で噛み込みを生じて回転体6の回転を阻止するのは、回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35との間の距離(所定の間隔)dよりも小さい周方向幅を備えたスプラグ80であって、かかるスプラグ80は阻止可能位置と許容位置との間を旋回して周方向に移動しない。従って、スプラグ80は球状の転動体よりも周方向にコンパクトな構成で、つまり球状の転動体よりも多く回転体6の外周面74と固定部材4の内周面35との間に配設することができ、それ故に回転体6に付加される回転トルクが大きくても装置を大型化することなく充分確実に回転体6の回転を阻止することができる。
以上、本発明に従って構成された回転制御装置について添付した図面を参照して詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲内において適宜の修正や変更が可能である。例えば、図示の実施形態においては、スプラグ80の周方向両側面にはくびれが設けられていたが、スプラグ80は、空間部78に配置された状態において、周方向幅が所定の間隔dよりも小さければ、必ずしも上記くびれを備えていなくてもよい。また、図示の実施形態においては、固定部材4は合成樹脂製のハウジング8と金属製の外輪10とから構成されていたが、固定部材4全体を金属製とすれば外輪を省略することもできる。
2:回転制御装置
4:固定部材
6:回転体
35:(固定部材の)内周面
74:(回転体の)外周面
78:空間部
80(80a、80b):スプラグ
82:ばね部材
84(84a、84b、84c):カム
114:受動歯車
118:操作手段
120:駆動歯車

Claims (6)

  1. 操作手段の操作によって回転体の回転状態を切り換え可能な回転制御装置であって、
    前記回転体は筒状の固定部材の内側に配置され、前記回転体は断面円形の外周面を有すると共に前記固定部材は断面円形の内周面を有し、前記回転体の前記外周面と前記固定部材の前記内周面とは所定の間隔で対向して配置されて円環形状の空間部を形成し、
    前記空間部には、前記固定部材の前記内周面と前記回転体の前記外周面との間で噛み込みを生じて前記回転体の回転を阻止可能な阻止可能位置及び前記噛み込みが解除されて前記回転体が双方向へ回転することを許容する許容位置の間を旋回自在なスプラグと、前記スプラグを前記阻止可能位置に付勢するばね部材と、前記スプラグを前記ばね部材の付勢に抗して前記許容位置に移動可能なカムとが配置され、
    前記スプラグは、前記空間部に配置された状態において、周方向幅が前記所定の間隔よりも小さく、
    前記カムには受動歯車が固着され、且つ、前記操作手段には前記受動歯車と噛み合い前記カムの姿勢を変更させる駆動歯車が設けられている、ことを特徴とする回転制御装置。
  2. 前記スプラグは、前記空間部に配置された状態において、前記回転体の前記外周面と対向する内側面、前記固定部材の前記内周面と対向する外側面、及び前記内側面の周方向端縁と前記外側面の周方向端縁とを接続して周方向の両側に位置する一対の側面を備え、前記一対の側面の各々は前記内側面の周方向端縁から前記外側面の周方向端縁に向かって相互に近接する方向に傾斜して延出した後に相互に離隔する方向に傾斜して延出する、請求項1に記載の回転制御装置。
  3. 前記スプラグは周方向に間隔をおいて複数配設されている、請求項1又は2に記載の回転制御装置。
  4. 前記スプラグは軸方向に見て前記受動歯車の周方向片側に配置される片側スプラグ及び周方向他側に配置される他側スプラグを含み、前記片側スプラグは前記阻止可能位置にあるときに前記回転体の周方向他側への回転を阻止し、前記他側スプラグは前記阻止可能位置にあるときに前記回転体の周方向片側への回転を阻止する、請求項3に記載の回転制御装置。
  5. 前記受動歯車には前記カムが周方向に90度の角度間隔をおいて2つ又は3つ固着されている、請求項1乃至4のいずれかに記載の回転制御装置。
  6. 前記固定部材はハウジングと前記ハウジングの内側に相対回転不能に結合された外輪とを含み、前記固定部材の前記内周面は前記外輪の内周面に規定され、前記ハウジングは合成樹脂製であるが、前記回転体、前記外輪及び前記スプラグは金属製である、請求項1乃至5のいずれかに記載の回転制御装置。
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