JP2022148495A - ステアリングバイワイヤシステムおよびステアリングバイワイヤ制御方法 - Google Patents

ステアリングバイワイヤシステムおよびステアリングバイワイヤ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路内の電流値を精度よく検出することが可能である。【解決手段】負荷制御装置は、電源と負荷との間に介装されるスイッチング素子をON/OFF動作させて負荷を駆動する負荷制御手段と、電流検出用抵抗と、差動アンプと、電流検出用抵抗25に流れる電流を演算する電流演算手段と、を備える。負荷制御手段は、スイッチング素子の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返すスタンバイ状態と、スイッチング素子の両方をONにして負荷に電流を流す駆動状態と、を切り換え可能である。電流演算手段は、スタンバイ状態である場合に差動アンプから出力された値をオフセット値として設定し、駆動状態である場合に差動アンプから出力された値とオフセット値とに基づいて電流検出用抵抗に流れる電流を演算する。【選択図】図3

Description

本開示は、ステアリングバイワイヤシステムおよびステアリングバイワイヤ制御方法に関する。
ステアリングホイールに入力される操舵トルクに応じたアシスト力をモータによって発生させる電動パワーステアリング装置が知られている(特許文献1)。また、ステアバイワイヤ方式と称される車両のステアリング制御装置が知られている(特許文献2)。
特開2014-192961号公報 特開2019-151272号公報
ところで、ステアリングバイワイヤにおいて、高精度な制御が可能な負荷制御装置が求められている。
本開示は、電源と負荷との間を接続する上アームおよび下アームにそれぞれ介装されるスイッチング素子をPWM信号に基づいてON/OFF動作させることで前記負荷を駆動する負荷制御手段と、前記負荷に直列に接続される電流検出用抵抗と、前記電流検出用抵抗に生じる電圧降下を検出するとともに増幅して出力する差動アンプと、前記差動アンプの出力値に基づいて前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算する電流演算手段と、を備え、前記負荷制御手段は、前記スイッチング素子の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返すスタンバイ状態と、前記スイッチング素子の両方をONにして前記負荷に電流を流す駆動状態と、を切り換え可能であり、前記電流演算手段は、前記スタンバイ状態である場合に前記差動アンプから出力された値をオフセット値として設定し、前記駆動状態である場合に前記差動アンプから出力された値と前記オフセット値とに基づいて前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算するステアリングフォースアクチュエータ、を備える、ステアリングバイワイヤシステムを提供する。
また、本開示は、電源と負荷との間を接続する上アームおよび下アームにそれぞれ介装されるスイッチング素子をPWM信号に基づいてON/OFF動作させることで、前記負荷を駆動するステアリングフォースアクチュエータにより実行されるステアリングバイワイヤ制御方法であって、前記ステアリングフォースアクチュエータは、前記負荷に直列に接続される電流検出用抵抗と、前記電流検出用抵抗に生じる電圧降下を検出するとともに増幅して出力する差動アンプと、を備え、前記スイッチング素子の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返すステップと、前記差動アンプから出力された値をオフセット値として設定するステップと、前記スイッチング素子の両方をONにして前記負荷に電流を流すことで前記負荷を駆動するステップと、前記差動アンプから出力された値と前記オフセット値とに基づいて、前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算するステップと、を実行する、ステアリングバイワイヤ制御方法を提供する。
本開示によれば、スタンバイ状態である場合に差動アンプから出力された値をオフセット値として設定し、駆動状態である場合に差動アンプから出力された値とオフセット値とに基づいて電流検出用抵抗に流れる電流を演算するので、差動アンプの特性による検出値の誤差を考慮して電流検出用抵抗に流れる電流を演算することができる。よって、負荷制御装置の回路内の電流値を精度よく検出することができる。
本実施形態に係るモータ制御装置を搭載した電動パワーステアリング装置を示す構成図 本実施形態に係るモータ制御装置を示す構成図 コントローラが行う処理内容を示すフローチャート 入力オフセット電圧について説明するための図 同相信号除去比について説明するための図 同相信号除去比について説明するための図 差動アンプの出力値の時間変化を示すタイムチャート ステアリングバイワイヤの構成を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係るステアリングバイワイヤシステムおよびステアリングバイワイヤ制御方法を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、本実施形態におけるモータ制御装置を搭載した電動パワーステアリング装置1を示す構成図である。
電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール(図示せず)に連結されて車輪(図示せず)を操舵する操舵機構2と、入力トルクを検出するトルクセンサ3と、操舵機構2にアシストトルクを付与する負荷としての電動モータ(以下、単に「モータ」と称する)と、トルクセンサ3の検出信号が入力されるとともにモータ4の出力を制御する負荷制御手段としてのコントローラ5と、を備える。
操舵機構2は、ステアリングホイールに連結されるステアリングシャフト6と、ステアリングシャフト6に形成されるピニオン7と、ピニオン7に噛み合うラック8と、を備える。ステアリングシャフト6の回転によってピニオン7が回転すると、ピニオン7に噛み合うラック8が軸方向(車両の左右方向)に移動し、ラック8に連結されるタイロッド(図示せず)を介して車輪が操舵される。
操舵機構2はさらに、ステアリングシャフト6に連結されるウォームホイール9と、ウォームホイール9に噛み合うウォーム10と、を備える。ウォーム10は、モータ4の出力軸に連結される。モータ4がウォーム10を回転駆動すると、ウォームホイール9が回転駆動されることで、ステアリングシャフト6にアシストトルクが付与される。
トルクセンサ3は、ステアリングシャフト6の途中に介装され、運転者がステアリングホイールを介してステアリングシャフト6に付与する入力トルクを検出する。
コントローラ5は、トルクセンサ3から入力されたトルク検出信号に基づいてアシストトルクを演算し、モータ4の出力を制御する。
以下、コントローラ5によるモータ4の制御について説明する。図2は、本実施形態におけるモータ制御装置20を示す構成図である。
負荷制御装置としてのモータ制御装置20は、電源11とモータ4とを接続する上アーム21および下アーム22と、上アーム21に介装される上スイッチング素子23と、下アーム22に介装される下スイッチング素子24と、上スイッチング素子23および下スイッチング素子24をON/OFF動作させるコントローラ5と、を備える。
電源11は、電動パワーステアリング装置1が搭載される車両のバッテリである。モータ4は、3相交流モータである。なお、図2では、説明の簡略化のため1組の上アーム21および下アーム22のみを示しているが、実際にはモータ4のステータコイルのU相、V相およびW相にそれぞれ対応する3組の上アーム21および下アーム22が電源11に対して並列に配置される。
コントローラ5は、演算されたアシストトルクに基づいて所定のデューティ比を有するPWM信号を上スイッチング素子23および下スイッチング素子24に出力する。
コントローラ5は、上スイッチング素子23および下スイッチング素子24の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返すスタンバイ制御と、上スイッチング素子23および下スイッチング素子24の両方をONにしてモータ4を駆動するモータ駆動制御と、を切り換え可能である。
モータ駆動制御は、運転者がステアリングホイールを操作したことでステアリングシャフト6にモータ4のアシストトルクを付与する必要があると判断された場合に行われる。
スタンバイ制御は、車両のイグニッションスイッチがオン状態となってコントローラ5が起動した場合に行われる。すなわち、車両運転中は、常にスタンバイ制御が行われており、運転者の操作に応じて適宜モータ駆動制御に切り換えられる。
スタンバイ制御が行われると、モータ4に所定の周期のステップ電圧が印加されるので、その後、モータ4によるアシストトルクが必要となった場合に速やかにモータ4を駆動させることができる。
モータ制御装置20は、さらに、下アーム22の下スイッチング素子24よりモータ4側に介装される電流検出用抵抗25と、電流検出用抵抗25に生じる電圧降下を検出し増幅して出力する差動アンプ26と、を備える。
電流検出用抵抗25はモータ4に直列に接続される。差動アンプ26は、電流検出用抵抗25の両端にそれぞれ接続されるプラス入力端子26aおよびマイナス入力端子26bと、コントローラ5に接続される出力端子26cと、を有する。差動アンプ26は、プラス入力端子26aとマイナス入力端子26bとの電位差を増幅し、出力端子26cを介してコントローラ5へ送信する。
電流演算手段としてのコントローラ5は、差動アンプ26から受信した値に基づいて電流検出用抵抗25に流れる電流値を推定する。電流値は、予め実験などによって求めておいた差動アンプ26の出力値と電流値との関係を規定したマップに基づいて推定される。
コントローラ5は、上記のように推定した電流値が、モータ4がアシストトルクを発揮するために必要なモータ電流値の目標値となるように、PWM信号のデューティ比をフィードバック制御する。
以下、コントローラ5によるPWM信号の出力およびモータ電流値の演算について説明する。なお、説明の簡略化のためフィードバック制御については省略する。
図3は、コントローラ5の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS1においてコントローラ5は、コントローラ5の電源がONであるか否かを判定する。コントローラ5の電源がONであると判定されると処理がステップS2へ進み、OFFであると判定されると本ステップが再度行われる。運転者が車両のイグニッションスイッチをONにしてコントローラ5が起動された時、コントローラ5の電源がONであると判定される。
ステップS2においてコントローラ5は、スタンバイ制御を行う。すなわち、コントローラ5は、上スイッチング素子23および下スイッチング素子24の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返す。
ステップS3においてコントローラ5は、差動アンプ26からオフセット値を取得する。オフセット値は、この時点における差動アンプ26の出力値である。
ここで、オフセット値について説明する。
ステップS2においてスタンバイ制御が開始されると、モータ4に所定の周期のステップ電圧が印加される。スタンバイ制御では上スイッチング素子23と下スイッチング素子24とが同時にONすることはないので、モータ4が駆動されるほど電流が流れることはない。
しかし、上スイッチング素子23と下スイッチング素子24とを順にON/OFF動作させるので、電流検出用抵抗25には常にステップ電圧が印加された状態となる。したがって、差動アンプ26の出力値は、入力オフセット電圧および同相信号除去比の影響を含んだ値となる。
図4Aは、入力オフセット電圧について説明するための図であり、横軸が入力電圧を示し、縦軸が出力オフセット値を示している。
入力電圧は差動アンプ26のプラス入力端子26aとマイナス入力端子26bとの電位差であり、出力オフセット値は入力電圧からのズレ量である。図4Aに示すように、差動アンプ26の出力値は、入力電圧に出力オフセット値を加算した値として出力される。したがって、差動アンプ26の出力値は、入力電圧に応じて微小な誤差を含むことになる。
図4Bおよび図4Cは、同相信号除去比について説明するための図であり、各図とも上段が入力電圧の時間変化を示し、下段が出力電圧の時間変化を示している。
図4Bに示すように、差動アンプ26の入力電圧がステップ的に上昇すると、差動アンプ26の出力値が上下に変動してノイズが出力される。同様に、図4Cに示すように、差動アンプ26の入力電圧がステップ的に下降すると、差動アンプ26の出力値が上下に変動してノイズが出力される。差動アンプ26のノイズはステップ電圧の周波数に応じて変化する値であり、周波数が高いほどノイズの影響が大きくなる。
このように、差動アンプ26の出力値は、プラス入力端子26aおよびマイナス入力端子26bにステップ電圧が印加されていると、入力オフセット電圧および同相信号除去比の影響を受けた分だけ入力値からオフセットする。このオフセット量を含む値が前述のオフセット値に相当する。
図3に戻って、ステップS3においてコントローラ5は、電流検出用抵抗25に電流は流れていないがステップ電圧を印加したことによって差動アンプ26から出力される値をオフセット値として取得する。
図5は、スタンバイ制御時における差動アンプ26の出力値の時間変化を示すタイムチャートである。
差動アンプ26の出力端子26cとコントローラ5との間には、図示しない抵抗とコンデンサから成るローパスフィルタが配置されるので、差動アンプ26の出力値の波形は、ステップ電圧のような矩形波ではなく、出力値が電圧の印加時にステップ的に上昇した後、徐々に低下する波形となる。
図5に示すように、差動アンプ26の出力値は時間とともに変化するが、コントローラ5が差動アンプ26から出力値を取得する周期とステップ電圧の周期とは等しいので、スタンバイ制御時に取得されたオフセット値は取得のタイミングにかかわらずほぼ一定である。
図3に戻って、ステップS4においてコントローラ5は、モータ4のアシストトルクが必要であるか否かを判定する。アシストトルクが必要であると判定されると処理がステップS5へ進み、アシストトルクが不要であると判定されると処理がステップS6へ進む。運転者がステアリングホイールを操作してステアリングシャフト6にアシストトルクを付与する必要がある場合、アシストトルクが必要であると判定される。
ステップS5においてコントローラ5は、モータ駆動制御を行う。すなわち、コントローラ5は、上スイッチング素子23および下スイッチング素子24の両方をONにしてモータ4を駆動する。
モータ駆動制御では、モータ4がアシストトルクを発揮するために必要なモータ電流値の目標値と、差動アンプ26から出力された値に基づいてコントローラ5によって演算された電流値と、が等しくなるようにPWM信号のデューティ比がフィードバック制御される。
コントローラ5は、差動アンプ26から出力された値からステップS3において取得されたオフセット値を減算した値に基づいてモータ駆動制御時の電流値の演算を行う。
ステップS6においてコントローラ5は、コントローラ5の電源がOFFであるか否かを判定する。コントローラ5の電源がOFFであると判定されると処理が終了し、ONであると判定されると処理がステップS4へ戻る。運転者が車両のイグニッションスイッチをOFFにした時、コントローラ5の電源がOFFであると判定される。
以上の制御をまとめると、コントローラ5が起動した後、スタンバイ制御が開始されてから差動アンプ26の出力値をオフセット値として取得する。その後、スタンバイ制御が継続され、モータ4のアシストトルクが必要になった時だけモータ駆動制御が行われる。モータ駆動制御時の電流値は、差動アンプ26から出力された値からオフセット値を減算した値に基づいて演算される。
これにより、差動アンプ26の出力誤差の影響を加味して電流値を演算することができるので、電流検出用抵抗25を流れる電流値を精度よく検出することができる。よって、PWM信号のデューティ比のフィードバック制御を精度よく行うことができ、適切なアシストトルクをステアリングシャフト6に付与することができる。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
スタンバイ制御時に差動アンプ26から出力された値をオフセット値として取得しておき、モータ駆動制御時に差動アンプ26から出力された値とオフセット値とに基づいて電流検出用抵抗25に流れる電流を演算するので、スタンバイ制御によってステップ電圧が印加されている時に生じる差動アンプ26の特性による検出値の誤差を考慮して、電流検出用抵抗25に流れる電流を演算することができる。よって、モータ制御装置20の回路内の電流値を精度よく検出することができる。
さらに、コントローラ5は、モータ駆動状態である場合に差動アンプ26から出力された値からオフセット値を減算した値に基づいて電流検出用抵抗25に流れる電流を演算するので、スタンバイ制御によってステップ電圧が印加されている場合の差動アンプ26の出力値を基準として電流検出用抵抗25に流れる電流を演算することができる。よって、モータ制御装置20の回路内の電流値をさらに精度よく検出することができる。
さらに、モータ4は電動パワーステアリング装置1のアシストモータとして用いられるので、モータ制御装置20の回路内の電流値の検出精度が向上することで、より適切なアシストトルクをステアリングシャフト6に付与することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、モータ制御装置20を例示したが、モータ4に代えてソレノイド等の負荷の制御装置に適用してもよい。
さらに、上記実施形態では、電動パワーステアリング装置1のモータ制御装置20について例示したが、その他の装置に用いられるモータ4の制御装置に適用してもよい。
さらに、上記実施形態では、コントローラ5は、差動アンプ26から出力された値からオフセット値を減算した値に基づいてモータ駆動制御時の電流値の演算を行っているが、これに代えて、オフセット値ごとに用意されるマップを参照して差動アンプ26の出力に基づいて電流値を演算してもよい。
さらに、上記実施形態では、コントローラ5がモータ4の出力を制御するとともに電流値を推定しているが、モータ制御用のコントローラと電流値推定用のコントローラとを別々に設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、モータとして3相交流モータを例示したが、その他の種類のモータであってもよい。
図6はステアリングバイワイヤシステムの構成図である。ステアリングバイワイヤシステムは、機械系として、ステアリングホイール101と、ステアリングフォースアクチュエータ102と、ステアリングクラッチ103と、転舵アクチュエータ104と、左右前輪(転舵輪)(つまり、左前輪105および右前輪106)と、を備えている。ステアリングクラッチ103は、電磁クラッチ構造であり、ステアリングフォースコントロールモジュール107(図示せず)から通電されるとクラッチ解放とされ、上下のステアリングシャフト111,112が切り離される。なお、システム保護モード時やシステム異常時には、ステアリングフォースコントロールモジュール107からの通電が遮断されてクラッチが結合し、上下のステアリングシャフト111,112を機械的に連結させる。転舵アクチュエータ104は、左右前輪(左前輪105および右前輪106)を転舵可能なアクチュエータであり、メイン転舵モータ113と、サブ転舵モータ114と、ステアリングギア機構115と、を有する。
なお、メイン転舵モータ113は、三相交流モータであり、メイン転舵角コントロールモジュール108(図示せず)からの駆動電流によって操舵トルクを発生させる。サブ転舵モータ114は、三相交流モータであり、サブ転舵角コントロールモジュール109(図示せず)からの駆動電流によって操舵トルクを発生させる。ステアリングギア機構115は、ピニオントルクをラック軸力に変換し、ナックルアームを回転させ、左前輪105と右前輪106の向きを変える。前述の負荷制御を、ステアリングフォースアクチュエータ102に適応するようにしても良い。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、回路内の電流値を精度よく検出することが可能なステアリングバイワイヤシステムおよびステアリングバイワイヤ制御方法として有用である。
1 電動パワーステアリング装置
2 操舵機構
4 モータ
5 コントローラ
6 ステアリングシャフト
11 電源
20 モータ制御装置
21 上アーム
22 下アーム
23 上スイッチング素子
24 下スイッチング素子
25 電流検出用抵抗
26 差動アンプ
101 ステアリングホイール
102 ステアリングフォースアクチュエータ
103 ステアリングクラッチ
104 転舵アクチュエータ
105 左前輪
106 右前輪
113 メイン転舵モータ
114 サブ転舵モータ
115 ステアリングギア機構

Claims (4)

  1. 電源と負荷との間を接続する上アームおよび下アームにそれぞれ介装されるスイッチング素子をPWM信号に基づいてON/OFF動作させることで前記負荷を駆動する負荷制御手段と、
    前記負荷に直列に接続される電流検出用抵抗と、
    前記電流検出用抵抗に生じる電圧降下を検出するとともに増幅して出力する差動アンプと、
    前記差動アンプの出力値に基づいて前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算する電流演算手段と、を備え、
    前記負荷制御手段は、前記スイッチング素子の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返すスタンバイ状態と、前記スイッチング素子の両方をONにして前記負荷に電流を流す駆動状態と、を切り換え可能であり、
    前記電流演算手段は、前記スタンバイ状態である場合に前記差動アンプから出力された値をオフセット値として設定し、前記駆動状態である場合に前記差動アンプから出力された値と前記オフセット値とに基づいて前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算するステアリングフォースアクチュエータ、を備える、
    ステアリングバイワイヤシステム。
  2. 前記電流演算手段は、前記駆動状態である場合に前記差動アンプから出力された値から前記オフセット値を減算した値に基づいて前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算するステアリングフォースアクチュエータを備える、
    請求項1に記載のステアリングバイワイヤシステム。
  3. ステアリングシャフトの回転に伴って車輪を操舵させる操舵機構と、
    前記操舵機構にアシストトルクを付与する電動モータと、をさらに備え、
    前記負荷制御手段の前記負荷は前記電動モータである、ステアリングフォースアクチュエータを備える、
    請求項1または2に記載のステアリングバイワイヤシステム。
  4. 電源と負荷との間を接続する上アームおよび下アームにそれぞれ介装されるスイッチング素子をPWM信号に基づいてON/OFF動作させることで、前記負荷を駆動するステアリングフォースアクチュエータにより実行されるステアリングバイワイヤ制御方法であって、
    前記ステアリングフォースアクチュエータは、
    前記負荷に直列に接続される電流検出用抵抗と、
    前記電流検出用抵抗に生じる電圧降下を検出するとともに増幅して出力する差動アンプと、を備え、
    前記スイッチング素子の一方をONにして他方をOFFにする状態と一方をOFFにして他方をONにする状態とを交互に繰り返すステップと、
    前記差動アンプから出力された値をオフセット値として設定するステップと、
    前記スイッチング素子の両方をONにして前記負荷に電流を流すことで前記負荷を駆動するステップと、
    前記差動アンプから出力された値と前記オフセット値とに基づいて、前記電流検出用抵抗に流れる電流を演算するステップと、を実行する、
    ステアリングバイワイヤ制御方法。
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