JP2022148364A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱部を設ける場合であっても、小型化を図ることができる紫外線照射装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る紫外線照射装置は、収納部と;前記収納部の内部に設けられた放熱部と;前記放熱部の一方の端部に設けられ、紫外線を照射可能な発光素子を有する発光部と;を具備している。前記放熱部は、一方の端部が前記発光部と電気的に接続された複数のケーブルが挿通される孔を少なくとも1つ有する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、紫外線照射装置に関する。
ワークに塗布された樹脂やインクなどの硬化や乾燥、ワークの表面の改質、ワークの表面に付着した異物の分解、ワークの表面に付着した細菌やウィルスの殺菌や不活性化などのために、ワークに紫外線を照射する紫外線照射装置がある。
この様な紫外線照射装置に設けられる光源としては、高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどが用いられてきた。
近年においては、長寿命化、省エネルギー化、小型化などの観点から、高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどに代えて、紫外線を照射する発光ダイオードが用いられるようになってきている。
ここで、発光ダイオードを点灯させると、発光ダイオードから紫外線が照射されるが、熱も発生する。発生した熱により発光ダイオードの温度が高くなると、温度上昇に伴い光量が減少する。また、発光ダイオードの温度が最大ジャンクション温度を超えると、寿命が短くなったり、故障したりするおそれがある。
そのため、複数のフィンを有する放熱部と、放熱部の端面に設けられ、発光ダイオードが実装された基板と、を備えた紫外線照射装置が提案されている。
ここで、基板に実装された発光ダイオードと、回路基板や電源などとは、ケーブルを介して電気的に接続される。ところが、発光ダイオードが実装された基板は、放熱部の端面に設けられているため、ケーブルは放熱部の外側を回り込んで回路基板や電源などに電気的に接続される。そのため、放熱部の周囲にケーブルを設けるためのスペースが必要となり、紫外線照射装置の小型化が困難となっていた。
そこで、放熱部を設ける場合であっても、紫外線照射装置の小型化を図ることができる技術の開発が望まれていた。
実用新案登録3194269号公報
本発明が解決しようとする課題は、放熱部を設ける場合であっても、小型化を図ることができる紫外線照射装置を提供することである。
実施形態に係る紫外線照射装置は、収納部と;前記収納部の内部に設けられた放熱部と;前記放熱部の一方の端部に設けられ、紫外線を照射可能な発光素子を有する発光部と;を具備している。前記放熱部は、一方の端部が前記発光部と電気的に接続された複数のケーブルが挿通される孔を少なくとも1つ有する。
本発明の実施形態によれば、放熱部を設ける場合であっても、小型化を図ることができる紫外線照射装置を提供することができる。
本実施の形態に係る紫外線照射装置を例示するための模式斜視図である。 図1における紫外線照射装置のA-A線断面図である。 発光モジュールを例示するための模式斜視図である。 図3における発光モジュールをB方向から見た模式斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施の形態に係る紫外線照射装置1は、例えば、紫外線硬化型の樹脂(例えば、接着剤やインクなど)の硬化や乾燥、半導体装置や液晶パネルなどの製造工程における表面改質、ドライ洗浄、光配向などの各種の処理、細菌やウィルスなどの殺菌や不活性化、などの幅広い分野において用いることができる。なお、紫外線照射装置1の用途は、例示をしたものに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る紫外線照射装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、図1における紫外線照射装置1のA-A線断面図である。
図3は、発光モジュール2を例示するための模式斜視図である。
図4は、図3における発光モジュール2をB方向から見た模式斜視図である。
図1および図2に示すように、紫外線照射装置1は、例えば、発光モジュール2、回路基板3、および筐体4を有する。
図2に示すように、発光モジュール2は、筐体4の収納部40の内部に設けることができる。
図2~図4に示すように、発光モジュール2は、例えば、発光部21、および冷却部22を有する。
発光部21は、放熱部22aの一方の端部に設けられ、紫外線を照射可能な発光素子21bを有する。発光部21は、例えば、窓45の近傍に設けられる。
図3および図4に示すように、発光部21は、例えば、複数設けることができる。複数の発光部21が設けられる場合には、複数の発光部21を一方向に並べて設けることができる。例えば、複数の発光部21は、複数の放熱部22aが並ぶ方向に並べて設けられる。
なお、複数の発光部21が設けられる場合を例示したが、1つの発光部21を設けるようにしてもよい。すなわち、発光部21は、少なくとも1つ設けることができる。
ただし、所定の大きさの発光部21が複数設けられるようにすれば、異なる大きさの紫外線照射装置1に対して、同じ発光部21を用いることが可能となる。また、発光素子21bが故障などした際に、故障などが発生した発光素子21bが設けられている発光部21のみを交換することができる。そのため、製造コストの低減、在庫管理の容易化、メンテナンス性の向上、メンテナンス費用の低減などを図ることができる。また、発光部21の大きさが過度に大きくなることがないので、発光部21の製造が容易となったり、発光部21の取り扱いが容易となったりする。
発光部21は、例えば、基板21a、および複数の発光素子21bを有する。
基板21aは、板状を呈している。基板21aの平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板21aは、単層構造を有するものであってもよいし、多層構造を有するものであってもよい。基板21aの、放熱部22a側とは反対側の面には、図示しない配線パターンを設けることができる。配線パターンは、例えば、銀合金や銅合金などの金属から形成される。
基板21aの材料は、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料、金属板の表面を絶縁材料で被覆したメタルコア基板などとすることができる。この場合、発光素子21bにおいて発生した熱の放熱を考慮すると、基板21aは、熱伝導率の高い材料を用いて形成することが好ましい。例えば、基板21aは、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、メタルコア基板などから形成することができる。なお、高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(polyethylene terephthalate)やナイロンなどの樹脂に、酸化アルミニウムなどを含むフィラーを混合させたものである。
図4に示すように、基板21aは、例えば、ネジなどの締結部材を用いて、放熱部22aのベース22a1に取り付けることができる。この場合、基板21aとベース22a1との間に、弾性を有する伝熱シートを設けることができる。また、基板21aとベース22a1との間に、シリコーングリスなどからなる層を設けることもできる。
弾性を有する伝熱シートや、シリコーングリスからなる層などが設けられていれば、基板21aとベース22a1との間に隙間が生じるのを抑制することができるので、発光素子21bにおいて発生した熱が放熱部22aに伝わり易くなる。そのため、放熱部22aによる放熱効果を向上させることができる。
発光素子21bは、高圧水銀ランプなどに比べて寿命が長いが、経時的に光量が減少する。また、発光素子21bが故障することも考えられる。締結部材により、基板21aが放熱部22aのベース22a1に着脱自在に設けられていれば、発光部21の交換などが容易となる。
また、基板21aは、例えば、熱伝導率の高い接着剤などを用いて、放熱部22aのベース22a1に接着することもできる。熱伝導率の高い接着剤は、例えば、無機材料を含むフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックスとすることができる。
熱伝導率の高い接着剤を用いて、基板21aが放熱部22aのベース22a1に接着されていれば、基板21aとベース22a1との間に隙間が生じるのを抑制することができるので、発光素子21bにおいて発生した熱が放熱部22aに伝わり易くなる。また、発光部21の構成が簡易化なものとなる。
複数の発光素子21bは、基板21aの、放熱部22a側とは反対側の面に設けられている。複数の発光素子21bは、基板21aの表面に設けられた配線パターンに電気的に接続されている。複数の発光素子21bの光の出射面は、窓45に向けられている。複数の発光素子21bから出射した紫外線は、窓45(透光部45b)を介して紫外線照射装置1の外部に照射される。
複数の発光素子21bは、並べて設けられている。例えば、図4に示すように、複数の発光素子21bは、マトリクス状に並べて設けることができる。1つの基板21aに設けられた複数の発光素子21bは、直列接続することができる。複数の発光素子21bの配設形態や数は、図4に例示をしたものに限定されるわけではなく、紫外線照射装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
複数の発光素子21bは、紫外線を照射可能なものであれば特に限定はない。
複数の発光素子21bは、例えば、発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
複数の発光素子21bは、例えば、チップ状の発光素子とすることができる。この場合、複数の発光素子21bは、COB(Chip On Board)により、配線パターンの実装パッドに実装することができる。また、複数の発光素子21bを覆う封止部を設けることができる。
また、複数の発光素子21bは、例えば、表面実装型の発光素子とすることもできる。また、複数の発光素子21bは、例えば、砲弾型などのリード線を有する発光素子とすることもできる。
ただし、複数の発光素子21bがチップ状の発光素子であれば、狭い領域に多くの発光素子21bを設けることができる。そのため、発光部21の小型化、ひいては紫外線照射装置1の小型化を図ることができる。
冷却部22は、例えば、放熱部22a、および送風部22bを有する。
図3および図4に示す様に、放熱部22aは、例えば、複数設けることができる。複数の放熱部22aが設けられる場合には、複数の放熱部22aを一方向に並べて設けることができる。
なお、複数の放熱部22aが設けられる場合を例示したが、1つの放熱部22aを設けるようにしてもよい。すなわち、放熱部22aは、少なくとも1つ設けることができる。 ただし、所定の大きさの放熱部22aが複数設けられるようにすれば、異なる大きさの紫外線照射装置1に対して、同じ放熱部22aを用いることが可能となる。そのため、製造コストの低減や在庫管理の容易化などを図ることができる。また、放熱部22aの大きさが過度に大きくなることがないので、放熱部22aの製造が容易となったり、放熱部22aの取り扱いが容易となったりする。
放熱部22aは、例えば、ベース22a1、および、複数のフィン22a2を有する。 ベース22a1、および、複数のフィン22a2は、熱伝導率の高い材料から形成される。例えば、ベース22a1、および、複数のフィン22a2は、アルミニウム合金などの金属から形成することができる。ベース22a1、および、複数のフィン22a2は、例えば、ダイカスト(die casting)法などを用いて、一体に形成することができる。
ベース22a1は、板状を呈している。ベース22a1の平面形状は、例えば、略四角形とすることができる。ベース22a1は、例えば、筐体4の収納部40の内壁に取り付けられる。ベース22a1には、発光部21(基板21a)が設けられる。
複数のフィン22a2は、薄板状を呈し、ベース22a1の、発光部21が設けられる側とは反対側に設けられている。複数のフィン22a2は、一方向に並べて設けられている。例えば、図3および図4に示すように、複数のフィン22a2は、複数の発光部21が並ぶ方向に並べて設けることができる。
送風部22bは、複数のフィン22a2に気体を供給する。気体は、例えば、紫外線照射装置1が設置された雰囲気に含まれている気体である。気体は、例えば、空気などである。
図2に示すように、送風部22bは、収納部40の内部に設けることができる。送風部22bは、例えば、ブラケット22b1を介して、収納部40の内壁に取り付けられる。送風部22bは、複数のフィン22a2の、ベース22a1側とは反対側に設けることができる。この場合、送風部22bと複数のフィン22a2との間には所定の隙間を設けることができる。送風部22bと複数のフィン22a2との間に隙間が設けられていれば、複数のフィン22a2に供給される気体の量に偏りが生じるのを抑制することができる。
なお、送風部22bは、例えば、収納部40の外部に設けることもできる。ただし、送風部22bが収納部40の内部に設けられていれば、送風部22bと放熱部22aとの間の距離を短くすることができるので、冷却効率を向上させることができる。また、送風部22bから排出された気体を、収納部40の内壁により放熱部22aに導くことができる。すなわち、送風部22bから排出された気体が拡散するのを抑制することができる。そのため、送風部22bから排出された気体を、複数のフィン22a2に効率よく供給することができる。
送風部22bには、特に限定はないが、例えば、軸流ファンとすることができる。送風部22bが軸流ファンであれば、気体の供給量が多くなるので、冷却効率を向上させることができる。
送風部22bは、例えば、1つの放熱部22aに対して少なくとも1つ設けることができる。例えば、図3に例示をしたものの場合には、1つの放熱部22aに対して、1つの送風部22bが設けられている。ただし、送風部22bの数は、放熱部22aの大きさや、発光部21における発熱量などに応じて適宜変更することができる。
図2に示すように、回路基板3は、収納部40の内部に設けることができる。回路基板3は、例えば、発光モジュール2の、窓45側とは反対側に設けることができる。回路基板3は、例えば、収納部40の内壁に取り付けられる。
回路基板3は、例えば、紫外線照射装置1に設けられた要素の制御を行う。例えば、回路基板3は、複数の発光素子21bの点灯と消灯とを切り替えたり、送風部22bによる気体の供給と供給の停止とを切り替えたりする。
筐体4は、例えば、収納部40、蓋41、コネクタ42、コネクタ43、フィルタ44、窓45、および羽板46を有する。
収納部40は、箱状を呈し、内部に、例えば、発光モジュール2および回路基板3を収納する空間を有する。
図1および図2に示すように、収納部40の外観は、例えば、略直方体や、略立方体とすることができる。この様な形態を有する収納部40とすれば、複数の紫外線照射装置1を近接させて設けることが容易となる。収納部40は、例えば、図1に示すように、骨組み構造体にパネルをネジ止めしてもよいし、射出成形法などを用いて筒状の収納部40を一体に成形してもよい。
複数のフィン22a2が並ぶ方向と交差する方向において、収納部40の、一対の側面40aのそれぞれには、少なくとも1つの孔40bを設けることができる。複数の孔40bを設ける場合には、複数の孔40bを、複数のフィン22a2が並ぶ方向、および、複数のフィン22a2が並ぶ方向と交差する方向、の少なくともいずれかの方向に並べて設けることができる。図1および図2に例示をした複数の孔40bは、複数のフィン22a2が並ぶ方向と交差する方向(例えば、上下方向)に並べて設けられている。
送風部22bから複数のフィン22a2に供給された気体は、複数のフィン22a2同士の間の隙間を流れ、孔40bを介して紫外線照射装置1の外部に排出される。そのため、孔40bは、気体の流れ101が円滑となるような位置に設けることが好ましい。例えば、孔40bは、収納部40の側面40aの、複数のフィン22a2と対向する位置に設けることができる。側面40aに垂直な方向から見た場合に、孔40bの内部には、フィン22a2を露出させることができる。
孔40bは、例えば、複数のフィン22a2が並ぶ方向に延びた形状を有する。孔40bの平面形状は、例えば、略長方形とすることができる。この様にすれば、側面40aに垂直な方向から見た場合に、孔40bの内部に複数のフィン22a2を露出させることができるので、冷却効率を向上させることができる。
収納部40の材料には特に限定はない。例えば、収納部40は、金属などの熱伝導率の高い材料から形成することができる。熱伝導率の高い材料を用いて収納部40を形成すれば、発光部21において発生した熱を、収納部40を介して外部に放出することが容易となる。
また、収納部40は、樹脂などから形成することもできる。樹脂などを用いて収納部40を形成すれば、軽量化や製造コストの低減などを図ることができる。
蓋41は、収納部40の、発光モジュール2が設けられる側とは反対側の端部に設けることができる。蓋41は、例えば、板状を呈し、収納部40の端部の開口を覆うように設けられる。蓋41の材料には、特に限定はない。蓋41は、例えば、金属や樹脂などから形成することができる。
蓋41には、例えば、コネクタ42、コネクタ43、およびフィルタ44などを設けることができる。
コネクタ42は、例えば、紫外線照射装置1の外部に設けられた制御装置などと、回路基板3とを電気的に接続するために設けられる。コネクタ42は、例えば、通信用のコネクタなどである。
コネクタ43は、例えば、紫外線照射装置1の外部に設けられた電源などと、回路基板3とを電気的に接続するために設けられる。コネクタ43は、例えば、電力用のコネクタなどである。
なお、コネクタ42、43が蓋41に設けられる場合を例示したが、コネクタ42、43は、収納部40の側面40aなどに設けてもよい。ただし、コネクタ42、43が蓋41に設けられていれば、複数の紫外線照射装置1を近接させて設けることが容易となる。
フィルタ44は、少なくとも1つ設けることができる。送風部22bによる気体の供給が行われると、収納部40の外部にある気体が、フィルタ44を介して収納部40の内部に導入される。フィルタ44が設けられていれば、紫外線照射装置1が設置された雰囲気に含まれているゴミなどが、収納部40の内部に侵入するのを抑制することができる。また、収納部40の内部にゴミなどが侵入するのを抑制することができれば、紫外線照射装置1からの排気にゴミなどが含まれるのを抑制することができる。そのため、ゴミなどが、ワーク100に付着するのを抑制することができる。
窓45は、収納部40の、発光部21が設けられる側の端部に設けられる。窓45は、収納部40の端部の開口を覆うように設けられる。
図2に示すように、窓45は、例えば、枠部45a、および透光部45bを有する。
枠部45aは、例えば、板状を呈し、収納部40の端部に取り付けられている。枠部45aの中央には、孔45a1が設けられている。孔45a1は、枠部45aを厚み方向に貫通している。孔45a1は、複数の発光素子21bが設けられる領域と対向する位置に設けることができる。
枠部45aは、例えば、紫外線を透過せず、紫外線に対する耐性を有する材料から形成される。枠部45aは、例えば、金属や樹脂などから形成することができる。
透光部45bは、孔45a1の内部に設けられている。透光部45bは、例えば、紫外線を透過し、紫外線に対する耐性を有する材料から形成される。透光部45bは、例えば、紫外線透過ガラス(ultraviolet transmitting glass)、アクリル樹脂などから形成することができる。
透光部45bは、例えば、枠部45aに接着したり、ネジ止めしたりすることができる。また、インサート成形法や二色成形法などを用いて、枠部45aおよび透光部45bを一体に形成することもできる。
図2に示すように、羽板46は、板状を呈し、収納部40の内部に複数設けることができる。1つの羽板46は、1つの孔40bと対向する位置に設けることができる。羽板46は、孔40b側になるに従いワーク100の表面から離れる方向に傾斜している。
この様な傾斜を有する羽板46が設けられていれば、紫外線照射装置1から排出される気体の流れ101を、ワーク100から離れる方向に向けることができる。そのため、排出された気体の一部が、ワーク100に直接到達するのを抑制することができる。気体がワーク100に直接到達するのを抑制することができれば、ワーク100に設けられた、樹脂やインクなどの位置がズレたり、紫外線照射の効果が低減したり、排出された気体に巻き込まれたゴミがワーク100に付着したりするのを抑制することができる。
ここで、前述したように、発光部21には複数の発光素子21bが設けられている。複数の発光素子21bは、ケーブル5を介して、回路基板3に電気的に接続される。また、発光部21は、放熱部22aの、複数のフィン22a2が設けられる側とは反対側の端部に設けられている。回路基板3は、放熱部22aの、複数のフィン22a2が設けられる側に設けられている。
この場合、ケーブル5が放熱部22aの外側を回り込むようにすれば、発光部21(複数の発光素子21b)と回路基板3とを電気的に接続することができる。
ところが、この様にすると、放熱部22aの周囲にケーブル5を設けるためのスペースが必要となる。そのため、筐体4(収納部40)の小型化、ひいては紫外線照射装置1の小型化が困難となる。
そこで、図3および図4に示すように、放熱部22aには、ケーブル5を挿通させるための孔22a3が設けられている。例えば、孔22a3は、少なくともベース22a1を厚み方向に貫通している。ベース22a1の孔22a3が設けられる領域にフィン22a2が設けられている場合には、孔22a3は、例えば、ベース22a1の発光部21側の端部と、複数のフィン22a2の、発光部21側とは反対側の端部(回路基板3側の端部)との間を貫通している。
この場合、孔22a3は、放熱部22aの側面22aaにも開口させることができる。また、孔22a3は、放熱部22aの一方の側面22aa側に設けることもできるし、放熱部22aの他方の側面22aa側に設けることもできるし、放熱部22aの両方の側面22aa側に設けることもできる。孔22a3が、放熱部22aの側面22aaに開口していれば、ケーブル5の配線作業や発光部21の取り付け作業などが容易となる。
例えば、孔22a3は、1つの放熱部22aに対して少なくとも1つ設けることができる。例えば、孔22a3は、1つの発光部21に対して少なくとも1つ設けることもできる。
すなわち、放熱部22aは、一方の端部が発光部21と電気的に接続された複数のケーブル5が挿通される孔22a3を少なくとも1つ有する。複数の孔22a3が設けられる場合には、複数の孔22a3を複数のフィン22a2が並ぶ方向に並べて設けることができる。
なお、孔22a3の数、形状、大きさ、配設位置などは、発光部21やケーブル5の数、形状、大きさ、配設位置などに応じて適宜変更することができる。
孔22a3が設けられていれば、ケーブル5を孔22a3の内部に収納することができるので、放熱部22aの周囲にケーブル5を設けるためのスペースを設ける必要がなくなる。そのため、筐体4(収納部40)の小型化、ひいては紫外線照射装置1の小型化を図ることができる。
また、ケーブル5が孔22a3の内部に収納されていれば、発光部21を収納部40の内部に収納などする際に、ケーブル5が挟まれたり、外力により折り曲げられたりするのを抑制することができる。例えば、孔22a3は、ケーブル5を設けるスペースを確保する機能と、ケーブル5を保護する機能とを有することができる。
また、複数のケーブル5を覆うチューブ5aをさらに設けることもできる。チューブ5aは、例えば、筒状を呈するチューブであってもよいし、スパイラルチューブなどであってもよい。チューブ5aにより覆われた複数のケーブル5は、孔22a3の内部に挿通される。複数のケーブル5を覆うチューブ5aが設けられていれば、ケーブル5と孔22a3の内面、あるいは、ケーブル5と収納部40の内壁が直接接触するのを抑制することができる。そのため、例えば、紫外線照射装置1に振動などが加わった際に、ケーブル5に損傷が発生するのを抑制することができる。また、複数のケーブル5を覆うチューブ5aが設けられていれば、複数のケーブル5を束ねることができるので、発光部21の取り付け作業やメンテナンス作業などが容易となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 紫外線照射装置、2 発光モジュール、3 回路基板、4 筐体、21 発光部、21a 基板、21b 発光素子、22 冷却部、22a 放熱部、22a1 ベース、22a2 フィン、22a3 孔、40 収納部、5 ケーブル、5a チューブ

Claims (3)

  1. 収納部と;
    前記収納部の内部に設けられた放熱部と;
    前記放熱部の一方の端部に設けられ、紫外線を照射可能な発光素子を有する発光部と;
    を具備し、
    前記放熱部は、一方の端部が前記発光部と電気的に接続された複数のケーブルが挿通される孔を少なくとも1つ有する紫外線照射装置。
  2. 前記放熱部は、前記発光部が設けられるベースと、前記ベースの、前記発光部が設けられる側とは反対側に、一方向に並べて設けられた複数のフィンと、を有し、
    前記孔は、複数設けられ、
    前記複数の孔が、前記複数のフィンが並ぶ方向に並べて設けられている請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. 前記複数のケーブルを覆うチューブをさらに備え、
    前記チューブにより覆われた前記複数のケーブルが、前記孔の内部に挿通されている請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
JP2021050015A 2021-03-24 2021-03-24 紫外線照射装置 Pending JP2022148364A (ja)

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KR20240053741A (ko) * 2022-10-18 2024-04-25 주식회사 유비테크 공랭식 uv 경화장치
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