JP2022147897A - 自動潤滑ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な調整を行うことなくロボット部に自動的に潤滑剤を供給できる自動潤滑ロボットを提供する。【解決手段】自動潤滑ロボット1は、ロボット部10と、グリスホース35と、送出部2と、を備える。ロボット部10は、直線運動する昇降部12と当該昇降部12に連結されたアーム13とを有し、クリーンルームに配置されて作業を行う。グリスホース35には、ロボット部10を潤滑するグリスが通る。送出部2は、昇降部12の直線運動を受けて、グリスホース35を介してロボット部にグリスを送出する。【選択図】図1

Description

本発明は、主として、潤滑剤を自動で供給するロボットに関する。
ロボットは複数の可動部を含む。所定期間が経過する度に、可動部には潤滑剤を供給する必要がある。手作業でロボットに潤滑剤を供給する場合、ロボットのカバーを着脱する必要があり、手間が大きい。特許文献1及び2は、潤滑剤の供給に関する技術を開示する。
特許文献1は、真空ロボットへのグリスの供給作業を容易に行うための構造を開示する。真空ロボットのロータ枠には、グリスを注入するためのグリス注入孔が形成されている。ロータ枠を覆う真空ケースには、注射器等を入れるためのグリス注入作業孔が形成されている。グリス注入作業孔は気密シールのための蓋が着脱可能である。
特許文献2は、ロボットを搭載する走行装置に自動的にグリスを供給する給脂装置を開示する。給脂装置は、ボンベ部と、給脂配管部と、を備える。ボンベ部のガスの圧力により、グリスが一定期間、一定量ずつ送出される。ボンベ部により送出されたグリスは給脂配管部を通って走行装置に供給される。
特許第3781071号公報 特許第5565479号公報
特許文献1の構造では、作業者が潤滑剤を供給する作業を行う必要があるため、作業者にとって手間となる。特許文献2の構造では、要求される頻度及び量のグリスが供給されるようにボンベ部を詳細に調整する必要がある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、複雑な調整を行うことなくロボット部に自動的に潤滑剤を供給できる自動潤滑ロボットを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の自動潤滑ロボットが提供される。即ち、自動潤滑ロボットは、ロボット部と、供給経路と、送出部と、を備える。前記ロボット部は、直線運動する直動部と当該直動部に連結されたアームとを有し、クリーンルームに配置されて作業を行う。前記供給経路は、前記ロボット部を潤滑する潤滑剤が通る。前記送出部は、前記直動部の直線運動を受けて、前記供給経路を介して前記ロボット部に前記潤滑剤を送出する。
これにより、ロボット部に自動的に潤滑剤を供給できるので、作業の手間を軽減できる。更に、ロボット部の直動部の動きに起因して潤滑剤が供給されるので、複雑な調整が不要である。
本発明によれば、複雑な調整を行うことなくロボット部に自動的に潤滑剤を供給できる自動潤滑ロボットが実現できる。
第1実施形態の自動潤滑ロボットの概略側面図。 第2実施形態の自動潤滑ロボットの概略側面図。 第3実施形態の自動潤滑ロボットの概略側面図。 第4実施形態の自動潤滑ロボットの概略側面図。 第5実施形態の自動潤滑ロボットの概略側面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、第1実施形態の自動潤滑ロボット1の概略側面図である。
本実施形態の自動潤滑ロボット1は、半導体デバイスの製造工場等に設けられたクリーンルームで作業を行う。具体的には、自動潤滑ロボット1は、ウエハ(基板)100を搬送する作業を行う。なお、自動潤滑ロボット1は、液晶パネル等の製造工場に設けられたクリーンルームで作業を行う構成であってもよい。自動潤滑ロボット1が設けられる場所は、工業用のクリーンルームに限られず、例えば医療用のクリーンルームであってもよい。
図1に示すように、自動潤滑ロボット1は、ロボット部10を備える。ロボット部10は、SCARA型の水平多関節ロボット部である。SCARAは、Selective Compliance Assembly Robot Armの略称である。なお、ロボット部10は、水平多関節ロボット部に限られず、例えば垂直多関節ロボット部であってもよい。ロボット部10は、支持台11と、昇降部(直動部)12と、アーム13と、手首部14と、ハンド15と、を備える。
支持台11は、工場の床面等に設置されている。支持台11は、昇降部12及びアーム13等を支持する。なお、支持台11は工場の天井に設置されていてもよい。
昇降部12は、支持台11に対して鉛直方向にスライド可能に取り付けられる。具体的には、支持台11にはリニアガイド11aが形成されており、昇降部12にはガイド片12aが形成されている。ガイド片12aはリニアガイド11aに沿って移動するように構成されている。また、昇降部12には図略のモータが内蔵されており、モータが発生させた動力を用いて昇降可能である。昇降部12は鉛直方向に沿うように移動するため、昇降部12は直線運動を行う。従って、昇降部12が直動部に相当する。
昇降部12の上部にはアーム13が取り付けられている。アーム13は、第1アーム13aと、第2アーム13bと、を備える。第1アーム13aの一端は昇降部12に回転可能に連結されており、第1アーム13aの他端は第2アーム13bに回転可能に連結されている。第2アーム13bの一端は第1アーム13aに回転可能に連結されており、第2アーム13bの他端は手首部14に回転可能に連結されている。手首部14は、ハンド15と一体的に回転するように構成されている。第1アーム13a、第2アーム13b、手首部14が回転する際の回転軸線は、鉛直方向に平行である。つまり、アーム13、手首部14、及びハンド15は略水平面内で移動する構成である。
第1アーム13a、第2アーム13b、手首部14のそれぞれの内部には図略モータが配置されている。第1アーム13a、第2アーム13b、手首部14は、これらのモータが発生させた動力によって独立して回転可能である。なお、第1アーム13a、第2アーム13b、手首部14の動作は、図略のロボット部制御装置によって制御される。
ハンド15は、手首部14の先端に取り付けられている。ハンド15は薄板状であり、平面視でV字状又はU字状である。ハンド15は上面にウエハ100を載せることができる。ハンド15は、エッジグリップ型、パッシブグリップ型、吸着型の何れであってもよい。エッジグリップ型とは、ハンド15がウエハ100のエッジを保持する構成である。パッシブグリップ型とは、ハンド15に載せたウエハ100を固定しない構成である。吸着型とは、ウエハ100の表面を負圧で吸着する構成(例えばベルヌーイチャック)である。なお、自動潤滑ロボット1がウエハ100の搬送以外の作業を行う構成である場合は、ハンド15に代えて別のエンドエフェクタが設けられる。
ロボット部10のうち、アーム13、手首部14、及びハンド15は真空環境に配置される。一方で、支持台11及び昇降部12は大気圧環境に配置される。
本実施形態の自動潤滑ロボット1は、自動潤滑機能を有する。自動潤滑機能とは、人が介在せずに自動潤滑ロボット1自身がロボット部10に潤滑剤(本実施形態ではグリス)を供給する機能である。なお、グリスに代えて潤滑油を用いてもよい。
ここで、手動で潤滑剤を供給する場合、ロボットのカバーを着脱する作業及び潤滑剤を供給する作業が必要になるため、大きな手間が掛かる。特に、真空環境に配置されるロボットに潤滑剤を供給する場合、従来では真空開放が必要になるため、ダウンタイムが増加する。更に、真空環境だと潤滑剤が気化し易いため、潤滑剤を供給する頻度が高くなる。この点、自動潤滑機能を実現することにより、作業者の手間を大幅に軽減でき、かつ、ダウンタイムの増加を抑えることができる。
自動潤滑ロボット1は、自動潤滑機能を実現するための構成として、送出部2と、グリスホース(供給経路)35と、を備える。送出部2は、空気ポンプ(第1送出部)20と、グリス送出部(第2送出部)30と、を備える。
空気ポンプ20は、機械的な動力を受けることにより空気(圧縮空気)を送出する。空気ポンプ20は、接触部21と、本体部22と、を備える。接触部21は、軸方向(本実施形態では鉛直方向)にスライド可能である。本体部22は容器状である。接触部21が所定方向に(図1の下方向に)スライドすることにより、本体部22の容積が減少して圧力が上がり、空気が送出される。空気ポンプ20には空気ホース25が接続されている。空気ポンプ20が送出する空気は、空気ホース25を介してグリス送出部30に供給される。
本実施形態では、空気ポンプ20は、ロボット部10の近傍に配置されている。具体的には、昇降部12の下方であって、昇降部12が昇降運動した際に接触部21が押圧される位置に、空気ポンプ20が配置されている。この構成により、昇降部12の昇降運動(本実施形態では下降運動)を受けて、空気ポンプ20は空気をグリス送出部30へ送出する。
なお、空気ポンプ20の配置は昇降部12の下方に限られない。例えば、昇降部12と一体的に昇降する中継部材を配置した場合、この中継部材の下方に空気ポンプ20が配置されていればよい。また、空気ポンプ20を昇降部12の上方に配置し、昇降部12の上昇運動を受けて空気ポンプ20が空気をグリス送出部30へ送出してもよい。
空気ホース25は、空気ポンプ20とグリス送出部30に接続されている。
グリス送出部30は大気圧環境に配置されている。グリス送出部30の内部には、グリスを貯留する貯留部が形成されている。グリス送出部30は、空気ポンプ20から供給された空気を用いて、貯留部に貯留されたグリスをロボット部10に向けて送出する。なお、貯留部はグリス送出部30に外付けされていてもよい。本実施形態のグリス送出部30は、手動式のグリスガンであり、電気信号及び電力を必要としない。そのため、グリス送出部30は、空気ポンプ20から空気が供給される毎にグリスをロボット部10に向けて送出する。なお、後述するようにグリス送出部30は電気信号に応じて、送出の有無を切り替える構成であってもよい。
グリス送出部30にはグリスホース35が接続されている。グリスホース35は、真空環境と大気圧環境を仕切る部分を貫通するように配置されている。グリス送出部30が送出したグリスはグリスホース35を介してロボット部10に供給される。具体的にはロボット部10のカバーには貫通孔が形成されており、この貫通孔にグリスホース35が接続される。グリスホース35は、ロボット部10の注油箇所の近傍まで延びており、グリスホース35から流れ出たグリスが注油箇所に落ちることにより、ロボット部10に対する潤滑が行われる。ロボット部10が昇降部12、アーム13、手首部14等を動かす際にグリスホース35が邪魔とならないように、グリスホース35は弛みを含んでいるか、フレキシブルホースを含んでいる。
本実施形態のグリスホース35は、ロボット部10の複数箇所にグリスを供給するために分岐構造を有している。なお、グリス送出部30に複数本のグリスホース35を接続し、グリスホース35毎に潤滑箇所を異ならせる構成であってもよい。また、ロボット部10の内部でグリスホース35が分岐してもよい。本実施形態のグリスホース35の潤滑箇所は、昇降部12の昇降運動に関する機械要素(ギア、スプロケット等、以下同じ)、アーム13の回転運動に関する機械要素、手首部14の回転運動に関する機械要素である。なお、グリス送出部30は、これらの全部ではなく一部のみに潤滑剤を供給する構成であってもよい。
以上の構成により、送出部2は、昇降部12の昇降運動を受けて空気ポンプ20が空気を送出し、空気ポンプ20による空気の送出を受けてグリス送出部30がグリスをロボット部10に供給する。これにより、自動潤滑ロボット1が自らグリスを供給する作業を行う。
本実施形態の自動潤滑ロボット1は、予め教示された作業を繰り返し行う、ティーチングアンドプレイバック式のロボット部である。そのため、一連の作業で昇降部12がどのような昇降運動をどのような頻度で行うかは概ね決まっている。従って、必要十分な量及び頻度でグリスがロボット部10に供給されるように、空気ポンプ20の容量、位置、及び出力等を決定することにより、より適切な潤滑を行うことができる。なお、自動潤滑ロボット1は、ティーチングアンドプレイバック式に限られない。
電動のグリスガンと、グリスガンを制御する制御装置と、を備えるシステムを構築することにより、自動潤滑は可能である。しかし、このシステムでは、電動のグリスガンと制御装置が必要となったり、潤滑タイミングを算出して指令を出力するハードウェア及びソフトウェアが必要となったりするので、設置コストが高くなる。この点、本実施形態では、単純な構成かつ電気的な制御を行うことなく、自動潤滑を実現できる。なお、電気的な制御を行わないことは必須の特徴ではなく、後述するように電気的な制御を行う場合であっても、本発明の技術的範囲に該当する。
次に、図2を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態及び以降の実施形態においては、第1実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
第1実施形態では、昇降部12が空気ポンプ20を押圧する構成である。これに代えて、第2実施形態では、昇降部12が下降したことを検出し、それをトリガとしてグリス送出部30がグリスをロボット部10に供給する。
具体的には、支持台11にはリミットスイッチ40が設けられている。リミットスイッチ40は、例えば昇降部12が最下端まで下降した状態で昇降部12と接触する位置に配置される。これにより、昇降部12が最下端まで下降したことを検出できる。リミットスイッチ40とグリス送出部30は信号線45によって接続されている。なお、有線に代えて無線によりリミットスイッチ40とグリス送出部30が接続されていてもよい。また、リミットスイッチ40に代えて、非接触で近接を検出するマグネットスイッチを用いてもよい。また、昇降部12が最下端まで下降したことを検出する構成に限られず、昇降部12が所定位置(最下端以外の位置)まで下降したことを検出する構成であってもよい。
昇降部12が最下端まで下降した場合、リミットスイッチ40はその旨を示す検出信号を信号線45を介してグリス送出部30に送信する。第2実施形態では、グリス送出部30には圧縮空気源49が接続されている。圧縮空気源49は、空気ホース25を介してグリス送出部30に空気を供給している。つまり、第2実施形態では常にグリスをロボット部10に供給できる状況であり、グリス送出部30は、リミットスイッチ40から検出信号を受信した場合、これをトリガとしてグリスを供給するためのバルブを開放する。これにより、圧縮空気源49から供給された空気を用いてグリスがロボット部10に供給される。
このように、第2実施形態では、昇降部12の昇降運動を受けてリミットスイッチ40が検出信号を出力し、検出信号を受けてグリス送出部30がグリスをロボット部10に供給する。これにより、自動潤滑ロボット1が自らグリスを供給する作業を行う。なお、第2実施形態の自動潤滑ロボット1においても、潤滑タイミングを算出して指令を出力するハードウェア及びソフトウェアが不要という効果を発揮できる。
次に、図3を参照して、第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、ロボット部10にグリスを供給する頻度を制御できる構成である。第3実施形態の送出部2では、空気ホース25に切替バルブ50が設けられている。切替バルブ50は、空気ポンプ20から供給された空気をグリス送出部30に流す接続状態と、空気ポンプ20から供給された空気を大気に開放する開放状態と、を切替可能である。切替バルブ50には信号線55を介して制御装置59が接続されている。制御装置59の指令により、切替バルブ50は接続状態と開放状態を切り替える。
切替バルブ50が接続状態である場合、昇降部12が所定の位置まで下降することにより空気ポンプ20がグリス送出部30に空気を供給するため、ロボット部10にグリスが供給される(第1状態)。以下では、この所定の位置を作動位置と称する。つまり、作動位置とは、昇降部12の位置であって、グリスを供給するために十分な空気を送出できる位置である。切替バルブ50が開放状態である場合、昇降部12が作動位置まで下降しても空気ポンプ20が供給した空気は大気に開放されるため、ロボット部10にはグリスが供給されない(第2状態)。従って、制御装置59は潤滑が必要なタイミングが到来したと判定した場合に切替バルブ50を開放状態から接続状態に切り替えることにより、必要十分な頻度でロボット部10にグリスを供給することができる。
第3実施形態の自動潤滑ロボット1においても、昇降部12が下降する動力を用いてグリスを送出できるので、電動のグリスガン等が不要という効果を発揮できる。
空気ホース25に切替バルブ50を設ける構成に代えて、グリスホース35に切替バルブ50を設けてもよい。この場合は、グリスホース35はロボット部10にグリスを供給する供給経路と、グリスをグリス送出部30に戻す帰還経路と、を含む。グリスホース35に設けられる切替バルブは、グリス送出部30から供給されたグリスをロボット部10に供給する状態と、グリス送出部30から供給されたグリスを帰還経路を用いてグリス送出部30に帰還させる状態と、を切替可能である。
次に、図4を参照して、第4実施形態について説明する。
第4実施形態の自動潤滑ロボット1は、各装置の構成に関しては、第1実施形態の自動潤滑ロボット1と同じである。第4実施形態では、昇降部12の移動範囲と、空気ポンプ20の配置と、が第1実施形態とは異なる。
具体的には、昇降部12が移動できる範囲を第1移動範囲と、第2移動範囲と、に区分する。ロボット部10が繰り返し行う作業では、昇降部12は基本的に第1移動範囲を移動し、昇降部12は基本的には第2移動範囲を移動することを要しないものとする。また、昇降部12が第1移動範囲を移動しても、昇降部12が接触部21に接触しないように、空気ポンプ20が配置されている(詳細には接触部21の位置が調整されている)。つまり、ロボット部10が繰り返し行う作業では、空気ポンプ20は空気を送出しない。一方で、昇降部12が第2移動範囲に到達することにより、昇降部12が接触部21を押圧し、空気ポンプ20が空気送出する。
ロボット部10を制御するロボット部制御装置は、潤滑タイミングが到来したと判定する毎に(又は所定の周期で)昇降部12を第2移動範囲まで移動させる。これにより、必要十分な頻度でロボット部10にグリスを供給することができる。
次に、図5を参照して、第5実施形態について説明する。
第5実施形態のグリスホース35は、ロボット部10のカバーの内部に配索されている。具体的には、グリスホース35は、支持台11に設けられた挿入孔から挿入され、昇降部12を介して、アーム13まで配索されている。また、グリスホース35は、アーム13内において分岐構造を含んでおり、第1アーム13a及び第2アーム13bのそれぞれに潤滑剤を供給できる。
第5実施形態の自動潤滑ロボット1では、アーム13のカバーにグリスホース35を取り付けるための構成(真空対尾の取付孔)を設ける必要がない。また、アーム13を動作させたときにグリスホース35と干渉することがない。
以上に説明したように、第1から第5実施形態の自動潤滑ロボット1は、ロボット部10と、グリスホース35と、送出部2と、を備える。ロボット部10は、直線運動する昇降部12と当該昇降部12に連結されたアーム13とを有し、クリーンルームに配置されて作業を行う。グリスホース35には、ロボット部10を潤滑するグリスが通る。送出部2は、昇降部12の直線運動を受けて、グリスホース35を介してロボット部にグリスを送出する。
これにより、ロボット部10に自動的にグリスを供給できるので、作業の手間を軽減できる。更に、ロボット部10の昇降部12の動きに起因してグリスが供給されるので、複雑な調整が不要である。
第1から第5実施形態の自動潤滑ロボット1において、送出部2は、空気を送出する機能を有しており、昇降部12の直線運動を受けて空気を送出することにより、グリスホース35にグリスを送出する。
これにより、空気を利用する一般的なタイプのグリス送出部30を用いて、ロボット部10にグリスを供給できる。
第1、第3から第5実施形態の自動潤滑ロボット1において、送出部2は、空気ポンプ20と、グリス送出部30と、を備える。空気ポンプ20は、昇降部12から押圧力を受けることにより空気を送出する。グリス送出部30は、空気ポンプ20が送出した空気によりグリスを送出する。
これにより、昇降部12の押圧力を利用することにより、コンプレッサ等を別途設けることなく、ロボット部10にグリスを供給できる。
第1から第5実施形態の自動潤滑ロボット1において、グリス送出部30が大気圧環境に配置される。
これにより、グリス送出部30に真空対策を施す必要が無いので、グリス送出部30が真空環境に配置される構成と比較して、コストを低減できる。
第1から第5実施形態の自動潤滑ロボット1では、アーム13が真空環境に配置される。
これにより、真空ロボットに手動で潤滑剤を供給する方法と比較して、作業者の手間を大幅に軽減でき、かつ、ダウンタイムの増加を抑えることができる。
第1から第5実施形態の自動潤滑ロボット1において、昇降部12は、昇降運動を行う部分である。送出部2は、昇降部12の昇降運動を受けて、グリスホース35を介してロボット部にグリスを送出する。
これにより、水平運動を行う直動部を利用する構成と比較して、空気ポンプ20等の配置の自由度を高くできる。
第1から第5実施形態の自動潤滑ロボット1において、グリスホース35が分岐されており、ロボット部10の複数箇所にグリスが供給される。
これにより、複数の潤滑箇所にまとめてグリスを供給できる。
第3実施形態の自動潤滑ロボット1は、第1状態と、第2状態と、を切替可能である。第1状態では、昇降部12が作動位置まで直線運動した際に送出部2がロボット部にグリスを供給する。第2状態では、昇降部12が作動位置まで直線運動しても送出部2がロボット部にグリスを供給しない。
第4実施形態の自動潤滑ロボット1において、昇降部12は、ロボット部10による作業に使用する第1移動範囲と、第1移動範囲から外れた第2移動範囲と、にわたって移動可能である。送出部2は、昇降部12が第1移動範囲を移動する場合はグリスをロボット部10に供給せず、昇降部12が第2移動範囲を移動する場合はグリスをロボット部10に供給する。
これにより、不要なタイミングでグリスがロボット部10に供給されにくくできる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では自動潤滑ロボット1の昇降部12の昇降運動を受けて送出部2がグリスをロボット部10に送出する。これに代えて、自動潤滑ロボット1が水平方向に直線運動する直動部を含む場合は、この直動部の運動を受けて送出部2がグリスをロボット部10に送出する構成でもよい。
上記実施形態のグリスホース35は分岐構造を含むが分岐構造を含まなくてもよい。
グリス送出部30は大気圧環境ではなく真空環境に配置されてもよい。また、グリス送出部30は空気でグリスを送出する方式に限られない。例えば、グリス送出部30がグリスの供給経路に羽根車を有し、羽根車を回転させることによりグリスを送出する構成であってもよい。この場合、昇降部12の昇降運動を受けて羽根車を回転させる動力伝達機構を設けてもよい。
上記実施形態の自動潤滑ロボット1は真空環境で作業を行うが、大気圧環境で作業を行う構成であってもよい。
1 自動潤滑ロボット
2 送出部
11 支持台
12 昇降部(直動部)
13 アーム
14 手首部
15 ハンド
20 空気ポンプ(第1送出部)
30 グリス送出部(第2送出部)
35 グリスホース(供給経路)

Claims (9)

  1. 直線運動する直動部と当該直動部に連結されたアームとを有し、クリーンルームに配置されて作業を行うロボット部と、
    前記ロボット部を潤滑する潤滑剤が通る供給経路と、
    前記直動部の直線運動を受けて、前記供給経路を介して前記ロボット部に前記潤滑剤を送出する送出部と、
    を備えることを特徴とする自動潤滑ロボット。
  2. 請求項1に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記送出部は、空気を送出する機能を有しており、前記直動部の直線運動を受けて空気を送出することにより、前記供給経路に前記潤滑剤を送出することを特徴とする自動潤滑ロボット。
  3. 請求項2に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記送出部は、
    前記直動部から押圧力を受けることにより空気を送出する第1送出部と、
    前記第1送出部が送出した空気により前記潤滑剤を送出する第2送出部と、
    を備えることを特徴とする自動潤滑ロボット。
  4. 請求項3に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記第2送出部が大気圧環境に配置されることを特徴とする自動潤滑ロボット。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記アームが真空環境に配置されることを特徴とする自動潤滑ロボット。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記直動部は、昇降運動を行う部分であり、
    前記送出部は、前記直動部の昇降運動を受けて、前記供給経路を介して前記ロボット部に前記潤滑剤を送出することを特徴とする自動潤滑ロボット。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記供給経路が分岐されており、前記ロボット部の複数箇所に前記潤滑剤が供給されることを特徴とする自動潤滑ロボット。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記直動部が作動位置まで直線運動した際に前記送出部が前記ロボット部に前記潤滑剤を供給する第1状態と、
    前記直動部が作動位置まで直線運動しても前記送出部が前記ロボット部に前記潤滑剤を供給しない第2状態と、
    を切替可能であることを特徴とする自動潤滑ロボット。
  9. 請求項1から7までの何れか一項に記載の自動潤滑ロボットであって、
    前記直動部は、前記ロボット部による作業に使用する第1移動範囲と、前記第1移動範囲から外れた第2移動範囲と、にわたって移動可能であり、
    前記送出部は、前記直動部が前記第1移動範囲を移動する場合は前記潤滑剤を前記ロボット部に供給せず、前記直動部が前記第2移動範囲を移動する場合は前記潤滑剤を前記ロボット部に供給することを特徴とする自動潤滑ロボット。
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