JP2022147525A - 水浄化装置及びその運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】濾過部を備え、濾過部内の濾材の逆洗が可能な水浄化装置において、省スペースで効率よく濾材の逆洗が可能な水浄化装置を提供する。【解決手段】原水が導入される原水導入部と、原水に含まれる固形分を濾過する濾過部と、原水の濾過に際し、原水導入部から導入される原水が、少なくとも濾過部を通過して外部に排水されるように設定される濾過用流路と、濾過部内の濾材の逆洗に際し、原水導入部から導入される原水が、濾過用流路における原水の流れとは逆向きの流れで濾過部を通過して外部に排水されるように設定される逆洗用流路と、濾過用流路と、逆洗用流路との設定を切り替える複数の切替弁と、を備え、逆洗用流路内であって、原水導入部と濾過部との間に、原水に対して気泡を導入する気泡導入部を有する水浄化装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、水浄化装置及びその運用方法に関する。
従来から、懸濁物質等の微粒子を濾過する濾過部を有する水浄化装置の開発が行われている。水浄化装置の中には、マイクロフロック濾過法(以下、単に「フロック濾過法」という。)と呼ばれる方法が用いられている場合がある(特許文献1参照)。このフロック濾過法においては、濾材の上流側において、浄化すべき原水に凝集剤が供給される。その後、懸濁物質等の微粒子が凝集剤によってフロック化された直後に、フロックが濾材によって原水から除去される。
凝集剤により微粒子を凝集させ、凝集物を濾過部に導く態様の場合、濾過部内の濾材に凝集剤が吸着する傾向にある。濾材に吸着した凝集剤は、通常の洗浄により十分に除去するのは困難である。濾材の洗浄効率の向上を目的として、曝気、すなわち洗浄水中に気泡を導入することが提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、気泡の導入にはエアポンプを用いるため、スケールが小さい家庭用などでの利用においてはサイズ面、コスト面での課題がある。そこで、エアポンプを用いることなく、原水の流路にベンチュリー管等の気泡発生器を配置することにより気泡を導入する方法が提案されている(特許文献3参照)。
特許第5698881号公報 実開平4-74526号公報 特表2016-525939号公報
ベンチュリー管等の気泡発生器を用いた場合、水浄化装置を小型化するといった目的は達成される。しかし、原水に対して常に気泡が導入されるという課題がある。つまり、原水への気泡の導入は、濾材の洗浄時のみでよいのに、常に導入されるため、通常使用時の水が気泡入りになってしまう問題がある。また、気泡を入れることは空気中のカビや細菌が濾過部に混入することが危惧される。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、濾過部を備え、濾過部内の濾材の逆洗が可能な水浄化装置において、省スペースで効率よく濾材の逆洗が可能な水浄化装置及びその運用方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る水浄化装置は、原水が導入される原水導入部と、原水に含まれる固形分を濾過する濾過部と、原水の濾過に際し、原水導入部から導入される原水が、少なくとも濾過部を通過して外部に排水されるように設定される濾過用流路と、濾過部内の濾材の逆洗に際し、原水導入部から導入される原水が、濾過用流路における原水の流れとは逆向きの流れで濾過部を通過して外部に排水されるように設定される逆洗用流路と、濾過用流路と、逆洗用流路との設定を切り替える複数の切替弁と、逆洗用流路内であって、原水導入部と濾過部との間に、原水に対して気泡を導入する気泡導入部とを備える。
本発明の第2の態様に係る水浄化装置の運用方法は、第1の態様に係る水浄化装置の運用方法であって、濾過用流路を設定して原水を濾過する濾過ステップと、逆洗用流路を設定して濾過部内の濾材を逆洗する逆洗ステップと、を含み、逆洗ステップ終了後において、濾過部に残留する水を外部に排水するステップ、及び濾過用流路を設定して原水を濾過部に所定時間通水するステップのうちの少なくとも一方を実行する。
本開示によれば、濾過部を備え、濾過部内の濾材の逆洗が可能な水浄化装置において、省スペースで効率よく濾材の逆洗が可能な水浄化装置及びその運用方法を提供することができる。
本実施形態に係る水浄化装置の一例を示す概念図である。 本実施形態に係る水浄化装置の濾過部内における、(a)濾過ステップ時の状態、及び(b)逆洗ステップ時の状態を示す概念図である。 気泡導入部における気泡発生機構を示す断面図である。 本実施形態に係る水浄化装置において、濾過ステップを実行する際の状態を示す概念図である。 本実施形態に係る水浄化装置において、逆洗ステップを実行する際の状態を示す概念図である。 本実施形態に係る水浄化装置の変形例を示す概念図である。 本実施形態に係る水浄化装置の変形例の(a)濾過ステップ時の状態、及び(b)逆洗ステップ時の状態を示す概念図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係る水浄化装置について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
<水浄化装置>
本実施形態の水浄化装置は、原水が導入される原水導入部を備える。また、原水に含まれる固形分を濾過する濾過部を備える。さらに、原水の濾過に際し、原水導入部から導入される原水が、少なくとも濾過部を通過して外部に排水されるように設定される濾過用流路を備える。さらに、濾過部内の濾材の逆洗に際し、原水導入部から導入される原水が、濾過用流路における原水の流れとは逆向きの流れで濾過部を通過して外部に排水されるように設定される逆洗用流路を備える。さらに、濾過用流路と、逆洗用流路との設定を切り替える複数の切替弁を備える。さらに、逆洗用流路内であって、原水導入部と濾過部との間に、原水に対して気泡を導入する気泡導入部を備える。
以下、図面を参照して、本実施形態の水浄化装置について詳述する。図1~5に示す水浄化装置10は、濾過部12と、凝集剤供給部14と、殺菌剤供給部16と、気泡導入部18とを要部として備える。また、水浄化装置10は、濾過部12により原水を濾過する濾過用流路と、逆洗により濾過部12内の濾材を逆洗する逆洗用流路とを備える。濾過用流路は、図4において実線で示す流路であり、流路20、流路22、流路24、(濾過部12)、流路26、及び流路28から構成され、この順序で原水が流れる。また、逆洗用流路は、図5において実線で示す流路であり、流路20、流路30、流路26、(濾過部12)、流路24、及び流路32から構成され、この順序で原水が流れる。本明細書において、逆洗用流路を流れる原水を「逆洗水」とも呼ぶ。
流路20と流路22との間には三方弁40が設けられている。また、流路22と流路24との間には三方弁42が設けられている。さらに、流路26と流路28との間には三方弁44が設けられている。そして、三方弁40、三方弁42、及び三方弁44の流路の開閉をそれぞれ適切に設定することにより、濾過用流路と逆洗用流路とが切り替えられる。すなわち、三方弁40、三方弁42、及び三方弁44が、濾過用流路と、逆洗用流路との設定を切り替える複数の切替弁をなす。また、図4に示す三方弁40、三方弁42、及び三方弁44において、白抜き三角形は開状態を示し、黒塗りの三角形は閉状態を示す。そのような三方弁における三角形が白抜き又は黒塗りが示す意味は図5以降においても同様である。
[濾過部]
濾過部12は、図2に示すように、濾過部本体50の内部に粒状濾材52を有し、凝集した固形分を粒状濾材52により捕捉することで固液分離する。また、濾過部12は、濾過時と逆洗時とで通水される方向が異なる。濾過時は、図2(a)に示すように、流路24から通水された原水は、粒状濾材52を通過して、配管54を介して流路26から出水される。この場合において、粒状濾材52を通過するとき、原水中の凝集剤により凝集した固形分又はその他の粗大粒子が粒状濾材に捕捉される。一方、逆洗時は、図2(b)に示すように、流路26から通水された原水(逆洗水)は、配管54の上部から流入して粒状濾材52に到達し、流路24から出水される。このとき、粒状濾材52に付着した凝集剤などの不純物が除去され洗浄される。
粒状濾材52を用いた濾過部12において、粒状濾材52は、凝集物を捕捉して除去することを目的としている。ただし、粒状濾材52に吸着するような表面電位を持つ粒子や、原水中のイオン等の存在状態によっては粒子径約1~10μmの粒子や色度も除去可能となる。粒状濾材52には、濾過砂をはじめ、ペレット状の繊維濾材等、除去対象物に適した濾材を用いることができる。粒状濾材52の材質は、例えば、砂、アンスラサイト、ガーネット、セラミックス、粒状活性炭、オキシ水酸化鉄、マンガン砂など、水中で沈降し、圧力で変形しにくい硬度をもつものであればよい。粒子径は、例えば0.3~5.0mm、均等係数1.2~2.0などのものを用いるとよい。
また、粒状濾材52は材質によって比重が異なり、例えば砂であればおよそ2.5~2.7g/cm、アンスラサイトであれば、1.4~1.8g/cm、ガーネットであれば3.8~4.1g/cmである。複数の種類の濾材を混合して使用する複層濾過法は、このような比重の違いを利用し、濾過を行う層としてサイズの異なる粒子を小さい粒子から順に下から積層する方法である。複層濾過法では、比重が大きくサイズが小さい粒子と、比重が小さくサイズが大きい粒子を混合して多層構造にするのが一般的である。複層濾過法は、単一の種類の濾材を用いるのに比べて、単位体積あたりの濾過効率が高く、一方で損失水頭が低く抑えられるなどのメリットがあるため好ましい。粒状濾材としては、例えば、ガーネットの0.3mmと、砂の0.6mm、アンスラサイトの1.0mmのものを、2:1:1で混合して使用するが、濁質の粒子特性に応じて混合比率や粒子径を調整することが好ましい。
[気泡導入部]
逆洗用流路において、流路30の途中には、気泡導入部18が設けられている。気泡導入部18は、原水に対して気泡を導入する役割を果たす。そのため、逆洗時において原水に気泡が導入され、気泡が導入された原水が逆洗水として用いられることから、濾過部12内の粒状濾材52に対する洗浄効率が向上する。特に、粒状濾材52に凝集剤が付着している場合、当該凝集剤は、気泡が導入された原水により除去されやすくする。
気泡導入部18は、ベンチュリー構造を有する気泡発生部を備える構成とすることができる。つまり、エアポンプ等を用いないため小型化が可能である。図3に、ベンチュリー構造を有する気泡発生部の一例について示す。気泡発生部60は、流路径が縮小してベンチュリー構造の流路が形成されており、流路径が縮小する狭小部64の上流側に原水導入部62、下流側に原水導出部66を有する。具体的には、原水導入部62は下流側に向かって流路径を縮小した流路からなり、原水導出部66は下流側に向かって流路径を拡大した流路となっている。原水導出部66には、エアーを導入するエアー導入部68が設けられている。この構成において、原水が狭小部64を通過する際、流速が増大するため圧力が低下する(ベルヌーイの定理)。圧力が低下した原水には、エアー導入部68からのエアーが導入されやすくなり、気泡が発生する。
逆洗用流路内を流れる原水に対する、気泡導入部18により導入される気泡の流量比は5~30%であることが好ましい。当該流量比が5~30%であると、粒状濾材の洗浄を十分にすることができる。当該流量比は、10~25%がより好ましく、15~20%がさらに好ましい。なお、流量比の測定は、導入するエアーの流量(L/min)と流路30を流れる流量(L/min)とを、流量計を用いてそれぞれ別々に測定し、エアーの流量を原水の流量で除して求めることができる。
本実施形態においては、気泡導入部は、濾過用流路内には存在せず、逆洗用流路のみに存在する。従って、気泡導入部によって原水に対して気泡が導入されるのは、逆洗用流路が設定された場合のみであり、常に気泡が導入されるのではない。従って、浄化時においては気泡が導入されることはなく、気泡の導入に起因するカビや細菌の原水への混入を防ぐことができる。
本実施形態の水浄化装置においては、さらに、濾過用流路内における濾過部の上流側に、原水に対して凝集剤を添加する凝集剤供給部を備えることが好ましい。すなわち、図1~5においては、濾過用流路において、流路22の途中に、原水に凝集剤を供給する凝集剤供給部14が設けられている。凝集剤供給部14に通水される原水には凝集剤が供給される。
凝集剤供給部14に通水された原水中の懸濁物質等の固形分は凝集剤により凝集し、下流に位置する濾過部12で濾過され得るサイズとなる。なお、凝集剤供給部が設けられる位置は、図4に示す位置に限定されることなく、濾過部の上流側であればよい。なお、濾過部12において、十分に小さな固形分を濾過できる場合、又は濾過対象の物質のサイズが比較的大きく、濾過部12で十分に濾過し得る場合は、凝集剤供給部14は必ずしも必要ではない。
凝集剤供給部14は、原水が一時的に貯留されるタンク又はそれに類する形態とすることができる。また、当該タンク内へ凝集剤を供給する機構は特に限定されるものではない。例えば、凝集剤を水溶液とした場合には、公知の液体供給機構により原水に対して定量的に供給することができる。また、凝集剤が粉体の場合には、フィーダー等を用いて、原水に粉体のまま供給することができる。さらに、凝集剤がタブレット状の場合には、タンク内に予め収容しておいてもよい。
本実施形態の水浄化装置においては、浄化した水を家庭生活用水とする場合、凝集剤としては、カチオン性高分子が好ましい。カチオン性高分子としては、キトサン、ポリアミン、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド、及びポリジシアンジアミドからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。これらの凝集剤は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本実施形態の水浄化装置においては、さらに、(1)濾過用流路内における濾過部の上流側の領域、(2)逆洗用流路内における濾過部の上流側の領域、及び(3)濾過用流路の上流側であり、かつ、逆洗用流路の上流側である領域のうちの少なくとも1つの領域に、原水に対して殺菌剤を添加する殺菌剤供給部を備えることが好ましい。図1~5においては、上記(1)に示すように、殺菌剤供給部16は、濾過用流路内における濾過部12の上流側の領域に設けられている(図4参照)。このように構成すると、殺菌剤供給部16に通水された原水には殺菌剤が供給され、原水中のカビや細菌が殺菌される。次いで、原水が濾過部12に通水されると、濾過部内におけるカビや細菌が殺菌剤により殺菌される。本実施形態においては、逆洗時において、気泡導入部により原水に気泡が導入されるが、導入される気泡に空気中のカビや細菌が含まれる場合、濾過部の濾材に混入することとなる。そこで、殺菌剤供給部16を設けることで、原水中のみならず、濾過部内の濾材をも殺菌することができる。
上記(2)に示す形態を図6に示す。図6に示す水浄化装置10Aには、逆洗用流路内における濾過部12の上流側の領域に殺菌剤供給部16が設けられている。この場合においては、逆洗時において、原水に殺菌剤が供給され、気泡の導入に起因するカビや細菌を殺菌することができる。図6においては、殺菌剤供給部16は、気泡導入部18の下流側に設けているが、気泡導入部18の上流側に設けてもよい。なお、図6に示す水浄化装置10Aにおいて、図1~4に示す水浄化装置10における構成要素と実質的に同一の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
また、上記(3)に示す形態を図7に示す。図7に示す水浄化装置10Bには、濾過用流路の上流側であり、かつ、逆洗用流路の上流側である領域に、殺菌剤供給部16が設けられている。図7(a)は、濾過用流路を設定した場合について示している。図7(a)に示すように、殺菌剤供給部16は、流路20、流路22、流路24、(濾過部12)、流路26、及び流路28から構成される濾過用流路(図7において実線で示す。)の上流側の領域である、三方弁40の上流側に配置されている。また、図7(b)に示すように、殺菌剤供給部16は、流路20、流路30、流路26、(濾過部12)、流路24、及び流路32から構成され逆洗用流路(図5において実線で示す。)の上流側の領域である、三方弁40の上流側に配置されている。
すなわち、三方弁40の上流側に殺菌剤供給部16が設けられており、濾過用流路が設定される濾過時、及び逆洗用流路が設定される逆洗時のいずれにおいても原水に殺菌剤が供給される。そのため、原水及び濾過部12の濾材は常に殺菌された状態とすることができる。なお、図7に示す水浄化装置10Bにおいて、図1~5に示す水浄化装置10における構成要素と実質的に同一の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
殺菌剤としては、特に限定はないが、例えば、塩素系酸化剤、臭素系酸化剤、オゾン等を挙げることができる。塩素系酸化剤としては、トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸、二酸化塩素、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウムなどを挙げることができ、中でも、トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。
殺菌剤供給部16は、凝集剤供給部14と同様、原水が一時的に貯留されるタンク又はそれに類する形態とすることができる。また、当該タンク内へ殺菌剤を供給する機構は特に限定されるものではない。例えば、殺菌剤を液体又は水溶液とした場合には、公知の液体供給機構により原水に対して定量的に供給することができる。また、殺菌剤が粉体の場合には、フィーダー等を用いて、原水に粉体のまま供給することができる。さらに、殺菌剤がタブレット状の場合には、タンク内に予め収容しておいてもよい。
以上の構成においては、凝集剤供給部と殺菌剤供給部とをそれぞれ個別に設ける構成であるが、濾過用流路内における濾過部の上流側に設ける場合に限っては、凝集剤供給部及び殺菌剤供給部を統合して一体としてもよい。すなわち、本実施形態の水浄化装置は、さらに、濾過用流路内における濾過部の上流側に、原水に対して殺菌剤及び凝集剤を同時に添加する殺菌剤・凝集剤供給部を備えるという構成とすることができる。
殺菌剤・凝集剤供給部は、凝集剤供給部14と同様、原水が一時的に貯留されるタンク又はそれに類する形態とすることができる。また、当該タンク内へ殺菌剤及び凝集剤を供給する機構は特に限定されるものではない。例えば、殺菌剤及び/又は凝集剤を液体又は水溶液とした場合には、公知の液体供給機構により原水に対して定量的に供給することができる。また、殺菌剤及び/又は凝集剤が粉体の場合には、フィーダー等を用いて、原水に粉体のまま供給することができる。さらに、殺菌剤及び/又は凝集剤がタブレット状の場合には、それら両方とも混合した状態でタンク内に予め収容しておいてもよい。
<水浄化装置の運用方法>
本実施形態の水浄化装置の運用方法は、以上の水浄化装置の運用方法である。より具体的には、濾過用流路を設定して原水を濾過する濾過ステップと、逆洗用流路を設定して濾過部内の濾材を逆洗する逆洗ステップとを含む。そして、逆洗ステップ終了後において、濾過部に残留する水を外部に排水するステップ(以下、「ステップA」と呼ぶ。)、及び濾過用流路を設定して原水を濾過部に所定時間通水するステップ(以下、「ステップB」と呼ぶ。)のうちの少なくとも一方を実行する。なお、上記の通り、本実施形態の水浄化装置の運用方法に係る水浄化装置は、上述の本実施形態の水浄化装置であるため、その説明は省略する。
[濾過ステップ]
濾過ステップは、濾過用流路を設定して原水を濾過するステップである。すなわち、上述の通り、三方弁40、三方弁42、及び三方弁44をそれぞれ適切に設定することにより、濾過用流路を設定する。そして、濾過用流路が設定された状態で原水を流すことで原水中の固形分が濾過される。
[逆洗ステップ]
逆洗ステップは、逆洗用流路を設定して濾過部内の濾材を逆洗する。すなわち、上述の通り、三方弁40、三方弁42、及び三方弁44をそれぞれ適切に設定することにより、逆洗用流路を設定する。そして、逆洗用流路が設定された状態で原水を流すことで、濾過部12内の濾材が逆洗のより洗浄される。その際、原水は気泡導入部18により気泡が導入されるため、洗浄効率がより向上する。
逆洗ステップ後においては、濾過部12内及び濾過部12の下流の流路内には、粒状濾材の洗浄に用いた逆洗水が汚水となって残留している。そこで、本実施形態においては、逆洗ステップ終了後において、ステップA及びステップBのうちの少なくとも一方を実行することにより汚水を排出する。すなわち、ステップAを実行することで、濾過部に残留する水を外部に排水される。ステップAの実行は、例えば、濾過部12に排水口を設け、当該排水口を開けることで、濾過部12内の残留水が外部に排水される。
また、ステップBを所定時間実行することによっても、濾過部に残留する汚水を外部に排水される。すなわち、濾過用流路を設定して原水を濾過部に所定時間通水することで、濾過部に残留する汚水を外部に排水することができる。ステップBの実行は、濾過ステップに準ずる。すなわち、濾過用流路を設定し、浄水を得るときと同様に出水し、出水された水を排水することで濾過用流路及び濾過部から汚水が排水される。なお、ステップBを実行する時間は数秒程度でよい。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
10 10A 水浄化装置
12 濾過部
14 凝集剤供給部
16 殺菌剤供給部
18 気泡導入部
20 22 24 26 28 32 流路
40 42 44 三方弁(切替弁)

Claims (7)

  1. 原水が導入される原水導入部と、
    前記原水に含まれる固形分を濾過する濾過部と、
    前記原水の濾過に際し、前記原水導入部から導入される原水が、少なくとも濾過部を通過して外部に排水されるように設定される濾過用流路と、
    前記濾過部内の濾材の逆洗に際し、前記原水導入部から導入される原水が、前記濾過用流路における原水の流れとは逆向きの流れで前記濾過部を通過して外部に排水されるように設定される逆洗用流路と、
    前記濾過用流路と、前記逆洗用流路との設定を切り替える複数の切替弁と、
    前記逆洗用流路内であって、前記原水導入部と前記濾過部との間に、原水に対して気泡を導入する気泡導入部と、
    を備える、水浄化装置。
  2. 前記逆洗用流路内を流れる原水に対する、前記気泡導入部により導入される気泡の流量比が5~30%である、請求項1に記載の水浄化装置。
  3. 前記気泡導入部が、ベンチュリー構造を有する気泡発生部を備える、請求項1又は2に記載の水浄化装置。
  4. さらに、(1)前記濾過用流路内における前記濾過部の上流側の領域、(2)前記逆洗用流路内における前記濾過部の上流側の領域、及び(3)前記濾過用流路の上流側であり、かつ、前記逆洗用流路の上流側である領域のうちの少なくとも1つの領域に、原水に対して殺菌剤を添加する殺菌剤供給部を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の水浄化装置。
  5. さらに、前記濾過用流路内における濾過部の上流側に、原水に対して凝集剤を添加する凝集剤供給部を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の水浄化装置。
  6. さらに、前記濾過用流路内における前記濾過部の上流側に、原水に対して殺菌剤及び凝集剤を同時に添加する殺菌剤・凝集剤供給部を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の水浄化装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の水浄化装置の運用方法であって、
    前記濾過用流路を設定して原水を濾過する濾過ステップと、
    前記逆洗用流路を設定して前記濾過部内の濾材を逆洗する逆洗ステップと、を含み、
    前記逆洗ステップ終了後において、前記濾過部に残留する水を外部に排水するステップ、及び前記濾過用流路を設定して原水を前記濾過部に所定時間通水するステップのうちの少なくとも一方を実行する、水浄化装置の運用方法。
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