JP2022146869A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022146869000001
【課題】車両と連携する携帯端末を通じてユーザが無線通信サービスを受ける際の利便性の向上を図る無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信システムにおける手法は、携帯端末21が起動されている状態で、車両2がIGN/OFF状態(不動作状態)からIGN/ON状態(動作状態)に切り替えられたことに応じて、携帯端末21により車載機器22を基地局とするネットワークを介した無線通信(Wi-Fi通信)を利用開始可能にする。また、携帯端末21が起動されている状態で、車両2がIGN/ON状態(動作状態)からIGN/OFF状態(不動作状態)に切り替えられたことに応じて、携帯端末21により車載機器22を基地局とするネットワークを介した無線通信(Wi-Fi通信)の利用を停止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
車内に契約者がいる状態でのみ使用可能な無線通信システムにおいて、所定時間内に契約者が認証されない場合、無線通信をタイマ時間に応じて切断する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
列車内でユーザが端末をインターネットに接続する際、IDおよびPWを用いた認証に応じてサービスを開始する一方でPWの期限切れに応じてサービスを停止し、回線利用実績に基づいて料金をユーザに請求する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
無線LANから携帯ネットワークを介して、インターネットに接続してデータを相互に送受信される際、プリペイド式で利用料金をユーザから徴収する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
車両搭乗者により所有されている端末と、車両に搭載されている端末との接続方法において、認証サーバが端末からの認証要求の可否を返し、無線ルータはタイマにより計時される所定時間以内に認証が終了しない場合は通信を切断し、所定時間以内に認証が終了した場合はタイマを解除する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
車両操作者により操作されるモバイル装置を所定のポリシーに基づき、例えば、速度データが最低閾値以下になるように制御する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
コンテンツサーバから車載装置にコンテンツが送信される際、暗号データが携帯端末から車載装置に送信され、当該コンテンツを復元して再生する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献6参照)。
LANアクセスポイントを車に設置し、端末の属性が運転者の時は運転に支障のない簡単な情報(運転者か否かを通知)を提供する技術的手法が提案されている(例えば、特許文献7参照)。
特開2020-195053号公報 特開2005-222261号公報 特開2006-115002号公報 国際公開公報 WO2020/241066 特表2012-526497号公報 特開2004-240655号公報 特許第5592511号公報
しかし、車両と連携する携帯端末に対して提供される無線通信サービスの利便性については改善の余地がある。
そこで、本発明は、車両と連携する携帯端末を通じてユーザが無線通信サービスを受ける際の利便性の向上を図りうるシステムを提供することを目的とする。
本発明の無線通信システムは、
データベース、第1通信処理要素および第2通信処理要素を備え、前記データベース、前記第1通信処理要素および前記第2通信処理要素の連携により、車両に搭載されている車載機器を基地局とする携帯端末のネットワークを経由した無線通信状態を制御する無線通信システムであって、
前記第1通信処理要素が、前記携帯端末との通信に基づき、当該携帯端末の状態に関する携帯端末情報を認識したうえで前記第2通信処理要素に送信し、
前記第2通信処理要素が、前記第1通信処理要素から前記携帯端末が起動されたことを表わす前記携帯端末情報を受信したことを要件として、前記車載機器との通信に基づき、前記車両の状態に関する車両情報を認識したうえで前記第1通信処理要素に送信し、かつ、前記データベースに登録し、
前記第1通信処理要素が、前記第2通信処理要素から前記車両が不動作状態から動作状態に切り替えられたことを表わす前記車両情報を受信したことを要件として、前記データベースに同一の前記車両情報が登録されているか否かを判定し、当該判定結果が肯定的であることを要件として、前記第2通信処理要素に通信許容通知を送信し、
前記第2通信処理要素が、前記第1通信処理要素から前記通信許容通知を受信したことを要件として、前記車載機器との通信に基づき、前記車載機器を前記基地局として機能させる。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末が起動されている状態で、車両が不動作状態から動作状態に切り替えられたことに応じて、当該携帯端末による車載機器を基地局とするネットワークを介した無線通信が利用開始可能になる。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
前記構成の無線通信システムにおいて、
前記第1通信処理要素が、前記第2通信処理要素から前記車両が動作状態から不動作状態に切り替えられたことを表わす前記車両情報を受信したことを要件として、前記データベースに同一の前記車両情報が登録されているか否かを判定し、当該判定結果が肯定的であることを要件として、前記第2通信処理要素に通信停止通知を送信し、
前記第2通信処理要素が、前記第1通信処理要素から前記通信停止通知を受信したことを要件として、前記車載機器との通信に基づき、前記車載機器の前記基地局としての機能を停止させることが好ましい。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末が起動されている状態で、車両が動作状態から不動作状態に切り替えられたことに応じて、当該携帯端末による車載機器を基地局とするネットワークを介した無線通信の利用が停止される。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
前記構成の無線通信システムにおいて、
前記第2通信処理要素が、通信事業サーバとの通信に基づき、前記携帯端末の前記ネットワークを経由した通信の異常の有無を確認し、当該異常の存在が確認された場合、前記通信事業サーバとの通信に基づき、前記ネットワークを経由した前記携帯端末に対する通信サービスの提供状況を確認することが好ましい。
当該構成の無線通信システムによれば、通信事業サーバによる無線通信サービスに異常が生じた場合、すなわち携帯端末による車載機器を基地局とするネットワークを介した無線通信に支障が生じた場合、通信事業サーバとの通信に基づいて状況が確認される。これにより、通信事業サーバにおける当該異常の原因究明および/または解消が図られるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
前記構成の無線通信システムにおいて、
前記第2通信処理要素が、前記携帯端末の前記ネットワークを経由した通信の異常が解消されたことを確認した場合、前記データベースに登録されている前記携帯端末情報に含まれている、前記通信事業サーバによる当該携帯端末に対する通信サービスの内容と、前記通信事業サーバにより管理されている前記通信サービスの内容と、を整合させることが好ましい。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末による車載機器を基地局とするネットワークを介した無線通信に生じた異常が解消された場合、携帯端末に関してデータベースに登録されている通信サービスの内容と、通信事業サーバによる通信サービスの内容との整合が図られる。これにより、携帯端末による車載機器を基地局とする無線通信に異常が発生する前後で通信サービスの内容に齟齬が生じることが回避されるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
前記構成の無線通信システムにおいて、
前記第2通信処理要素が、前記携帯端末の前記ネットワークを経由した通信の異常が解消されたことを確認した場合、
前記第1通信処理要素、前記第2通信処理要素、前記車載機器および通信事業サーバの間での相互通信により前記データベースに登録されている前記携帯端末情報および前記車両情報を更新することが好ましい。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末の車載機器を基地局とするネットワークを介した無線通信に生じた異常が解消された場合、データベースに登録されている携帯端末情報および車両情報が更新またはリフレッシュされる。これにより、携帯端末を通じた車載機器を基地局とする無線通信に異常が発生する前後で携帯端末情報および/または車両情報の最新登録内容と実際の内容との齟齬が生じることが回避されるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
前記構成の無線通信システムにおいて、
前記データベースが、前記携帯端末を識別するための携帯端末識別子およびそのユーザを識別するためのユーザ識別子のうち少なくとも一方を包含する前記携帯端末情報と、前記車両を識別するための車両識別子および前記車載機器を識別するための車載機器識別子のうち少なくとも一方を包含する前記車両情報と、を関連付けて記憶保持することが好ましい。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末情報および車両情報のそれぞれに含まれている識別子が用いられることにより、携帯端末および/またはそのユーザ、ならびに、車載機器および/またはそれが搭載されている車両が認証される。当該認証を経ることで無線通信サービスが携帯端末に提供されるので、当該無線通信サービスの利便性および信頼性の向上が図られる。
本発明の一実施形態としての無線通信システムの構成説明図。 出力画面遷移に関する説明図。 無線通信開始処理に関するフローチャート。 無線通信停止処理に関するフローチャート。 残存通信容量の監視処理に関するフローチャート。 車内Wi-Fi利用開始処理に関するフローチャート。
(構成)
図1に示されている本発明の一実施形態としての無線通信システムは、ネットワークを介して通信事業サーバ14、携帯端末21および車載機器22のそれぞれと通信可能な無線通信サーバ1により構成されている。通信事業サーバ14が無線通信サーバ1の構成要素であってもよい。
無線通信サーバ1は、データベース10、第1通信処理要素11および第2通信処理要素12を備えている。データベース10が、無線通信サーバ1とネットワークを経由して相互通信可能なデータベースサーバにより構成されていてもよい。各要素11および12は、記憶装置(ROM、RAM、EEPROMなどのメモリ、SSD、HDDなどのハードウェアにより構成されている。)から必要なデータおよびプログラム(ソフトウェア)を読み取ったうえで、当該データに対して当該プログラムにしたがった演算処理を実行する演算処理装置(CPU、シングルコアプロセッサおよび/またはマルチコアプロセッサなどのハードウェアにより構成されている。)により構成されている。
携帯端末21は、スマートホン、タブレット端末装置および/またはノートパソコンなど、ユーザが携帯して車両2の室内に持ち込み可能なサイズおよび重量の無線通信機能を有する端末装置により構成されている。携帯端末21は、携帯入力インターフェース211、携帯出力インターフェース212および携帯制御装置214を備えている。携帯入力インターフェース211は、例えば、タッチパネル式のボタンのほか、マイクロホンを有する音声認識装置により構成されていてもよい。携帯出力インターフェース212は、例えば、タッチパネルを構成するディスプレイ装置のほか、音声出力装置により構成されていてもよい。携帯制御装置214は、記憶装置(ROM、RAM、EEPROMなどのメモリ、SSD、HDDなどのハードウェアにより構成されている。)から必要なデータおよびプログラム(ソフトウェア)を読み取ったうえで、当該データに対して当該プログラムにしたがった演算処理を実行する演算処理装置(CPU、シングルコアプロセッサおよび/またはマルチコアプロセッサなどのハードウェアにより構成されている。)により構成されている。
車載機器22は、車両2に搭載されている無線通信機能を有する端末装置により構成されている。車載機器22は、車両入力インターフェース221、車両出力インターフェース222および車両制御装置224を備えている。車両入力インターフェース221は、例えば、タッチパネル式のボタンのほか、マイクロホンを有する音声認識装置により構成されていてもよい。車両出力インターフェース222は、例えば、タッチパネルを構成するディスプレイ装置のほか、音声出力装置により構成されていてもよい。車両制御装置224は、記憶装置(ROM、RAM、EEPROMなどのメモリ、SSD、HDDなどのハードウェアにより構成されている。)から必要なデータおよびプログラム(ソフトウェア)を読み取ったうえで、当該データに対して当該プログラムにしたがった演算処理を実行する演算処理装置(CPU、シングルコアプロセッサおよび/またはマルチコアプロセッサなどのハードウェアにより構成されている。)により構成されている。車載機器22は、例えば、車両2が不動作状態(IGN/OFF状態)であっても、断続的に電力が供給されることによりON状態になり、このON状態においてその機能を発揮する。
携帯端末21および車載機器22は、有線通信方式またはBluetooth(「Bluetooth」は登録商標)等の短距離無線方式によって相互に通信可能になっていてもよい。
(機能)
前記構成の無線通信システムの機能の理解の容易のため、携帯端末21の携帯出力インターフェース212(またはこれを構成するディスプレイ装置もしくはタッチパネル)における画面遷移に関して図2を用いて説明する。
携帯端末21が起動されているまたはスリープが解除されている状態では、図2に示されているように、複数のアプリケーション(ソフトウェア)の起動および/または機能継続のための複数のアイコン(ボタン)Q01が含まれている基準指定画面S0が携帯出力インターフェース212に出力される。
基準指定画面S0が携帯出力インターフェース212に出力されている状態で、残存通信容量Σが第1閾値Σ1以下になった場合、図2に示されているように、ボタンQ02が基準指定画面S0に表示される(図2/矢印T02参照)。ボタンQ02には、例えば、利用可能な残存通信容量が不足していること、および、新たなプランの購入によって利用可能な通信容量の増大が推奨されること、を表わすテキストが表示されている。
基準指定画面S0において車内Wi-Fiアプリケーション(「Wi-Fi」は登録商標)に対応する一のアイコンQ01がタップ操作されることにより、携帯出力インターフェース212における出力画面が基準指定画面S0から1次指定画面S1に遷移する(図2/矢印T01)。例えば、図2に示されているように、1次指定画面S1には、複数の操作ボタンQ11が表示されている。
1次指定画面S1が携帯出力インターフェース212に出力されている状態で、残存通信容量Σが第1閾値Σ1以下になった場合、図2に示されているように、テキストボックスQ12が1次指定画面S1に表示される(図2/矢印T12参照)。テキストボックスQ12には、例えば、利用可能な残存通信容量が不足していること、および、新たなプランの購入によって利用可能な通信容量の増大が推奨されること、を表わすテキストが表示されている。1次指定画面S1にテキストボックスQ12が所定期間にわたり表示された後、テキストボックスQ12が消されて元の1次指定画面S1が携帯出力インターフェース212に出力される(図2/矢印T14参照)。
1次指定画面S1において車内Wi-Fiサービスを利用するための一の操作ボタンQ11がタップ操作されることにより、携帯出力インターフェース212における出力画面が1次指定画面S1から2次指定画面S2に遷移する(図2/矢印T11)。例えば、図2に示されているように、2次指定画面S2には、テキストボックスQ20、残存通信容量表示画像Q21、車内Wi-Fiの利用開始および停止を切り替えるためのON/OFFボタンQ22、車内Wi-Fiサービスを購入するための購入ボタンQ23ならびにIDおよびPassを設定するためのID/PassボタンQ24が表示されている。テキストボックスQ20には、利用中のWi-Fi通信プランの内容を示すテキストが表示されている。
そのほか、基準指定画面S0にボタンQ02が表示されている場合、当該ボタンQ02がタップ操作されることにより、携帯出力インターフェース212における出力画面が、基準指定画面S0から、1次指定画面S1の出力が省略されて2次指定画面S2に直接的に遷移する(図2/破線矢印T04参照)。前記したテキストボックスQ12がボタンとしてタップ操作されることにより、携帯出力インターフェース212における出力画面が1次指定画面S1から2次指定画面S2に遷移してもよい。
2次指定画面S2においてON/OFFボタンQ22がOFF位置からON位置にスライドまたはスワイプ操作されることにより、携帯端末21が車載機器22を基地局とする車内Wi-Fi通信が開始または再開される。
2次指定画面S2においてID/PassボタンQ24がタップ操作されることにより、携帯出力インターフェース212における出力画面が2次指定画面S2から5次指定画面S5に遷移する(図2/矢印T22)。例えば、図2に示されているように、5次指定画面S5には、ID入力欄Q51、Pass入力欄Q52およびキーパッドQ54が表示されている。キーパッドQ54がタップ操作等されることにより、ID入力欄Q51にIDが入力され、Pass入力欄Q52にPassが入力される。その後、携帯出力インターフェース212における出力画面が5次指定画面S5から2次指定画面S2に遷移する(図2/矢印T24)。
2次指定画面S2において購入ボタンQ23がタップ操作されることにより、携帯出力インターフェース212における出力画面が2次指定画面S2から3次指定画面S3に遷移する(図2/矢印T21)。図2に示されているように、3次指定画面S3には、メニューボタンQ31および申込ボタンQ32が表示されている。メニューボタンQ31がタップ操作されることにより、選択可能なプランの一覧がプルダウンメニューとして表示される。さらに、一のプランがタップ操作されることにより、当該一のプランがメニューボタンQ31に表示される。
各プランは、例えば、単位期間(例えば1箇月間)当たりに利用可能な通信容量および/または当該プランの利用可能期間および利用可能な合計通信容量と、当該通信容量の多少および/または当該利用可能期間の長短に応じた利用料金と、により定義されている。
第1通信処理要素11が、通信事業サーバ14との通信に基づき、携帯端末21について車内Wi-Fi通信サービスの利用履歴を認識し、当該当該車内Wi-Fi通信サービスの利用履歴に応じた通信サービスプランを定め、携帯端末21との通信に基づき、当該通信サービスプランが含まれている3次指定画面S3(無線通信申込画面)を携帯出力インターフェース212に出力させてもよい。例えば、携帯端末21を通じた車内Wi-Fiサービスの利用履歴に鑑みた複数の推奨プランがプルダウンメニューに表示されていてもよく、一または複数の推奨プランがデフォルトプランとしてメニューボタンQ31に表示されていてもよい。
携帯端末21において出力される3次指定画面S3(無線通信申込画面)を通じて、ユーザによる通信サービスの利用履歴に鑑みて適当な一または複数の通信サービスプランを当該ユーザに提案することができる。これにより、ユーザに最適な通信サービスプランを選択させることができるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
3次指定画面S3において申込ボタンQ32がタップ操作されることにより、その際にメニューボタンQ31に表示されている一のプランの申込手続が実行される。そして、携帯出力インターフェース212における出力画面が、3次指定画面S3から4次指定画面S4に遷移する(図2/矢印T32)。例えば、図2に示されているように、4次指定画面S4には、車内Wi-Fiサービスの申込完了通知ウィンドウQ41および戻るボタンQ42が含まれている。申込完了通知ウィンドウQ41には、当該一のプランの申込手続が完了した旨のテキストが表示される。4次指定画面S4において戻るボタンQ42がタップ操作されると、携帯出力インターフェース212における出力画面が4次指定画面S4から3次指定画面S3に遷移する(図2/矢印T34)。他の画面にも同様の戻るボタンが含まれている。
第1通信処理要素11が、携帯出力インターフェース212において出力される指定画面S0~S4(「第2指定画面」または「指定画面」に相当する。)に携帯入力インターフェース211を通じて操作可能なボタンを表示させる。このため、携帯端末21において出力される第2指定画面に表示されるボタンを通じてユーザに各種操作(画面遷移、選択、設定、決定、申込など)をさせることができる。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
(第1機能(車内Wi-Fi/ON機能))
前記構成の無線通信システムの第1機能としての車内Wi-Fi/ON機能について図3を用いて説明する。
ユーザにより車両2の内部に携帯端末21が持ち込まれ、携帯端末21が起動されたことまたはスリープ状態が解除されたことに応じて、携帯端末21から携帯端末情報が第1通信処理要素11に対して送信され、かつ、第1通信処理要素11により当該携帯端末情報が受信される(図3/矢印X112)。「携帯端末情報」には、携帯端末21を識別するための携帯端末識別子および/またはそのユーザを識別するためのユーザ識別子が含まれている。また、これに応じて、図2に示されているような基準指定画面S0が携帯出力インターフェース212に出力される。
続いて、第1通信処理要素11により携帯端末情報が第2通信処理要素12に対して送信され、第2通信処理要素12により当該携帯端末情報が受信される(図3/矢印X122)。さらに、第2通信処理要素12により車両情報要求が車載機器22に対して送信され、車載機器22により当該車両情報要求が受信される(図3/矢印X222)。
車載機器22により、車両情報が取得されかつ第2通信処理要素12に対して送信され、かつ、第2通信処理要素12により当該車両情報が受信される(図3/矢印X124)。「車両情報」には、車両2を識別するための車両識別子および/または車載機器22を識別するための車載機器識別子のほか、車両2が走行可能な動作状態(IGN/ON状態)および車両2が走行不可能な不動作状態(IGN/OFF状態)など、車両2の状態を表わす情報が含まれている。第2通信処理要素12によりデータベース10に対して車両情報が送信され、データベース10に当該車両情報が登録される(図3/矢印X102)。この際、携帯端末情報および車両情報が関連付けられてデータベース10に保存される。
ユーザにより車両2のIGNスイッチ(電動自動車の場合には通電スイッチ)がOFFからONに切り替えられた結果、車両2がIGN/OFF状態からIGN/ON状態に遷移したことを表わす情報が車両情報に含まれている場合、第2通信処理要素12により当該車両情報が第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該車両情報が受信される(図3/矢印X114)。第1通信処理要素11によりアプリ起動通知が携帯端末21に対して送信され、携帯端末21により当該アプリ起動通知が受信される(図3/矢印X212)。これに応じて、携帯端末21において車内Wi-Fiサービスのためのアプリケーションが起動され、図2に示されているような1次指定画面S1(アプリトップ画面)が携帯出力インターフェース212に出力される。
第1通信処理要素11が、携帯端末21における起動指示操作(例えば、第1指定操作)に応じて、第2通信処理要素12との通信に基づいて車載機器22または車載機器用のWi-Fiアプリケーションを起動させてもよい。携帯端末21が起動されている状態で当該携帯端末21において起動指示操作があり、かつ、車両2がIGN/OFF状態からIGN/ON状態に切り替えられたことに応じて、当該携帯端末21が車載機器22を基地局とするネットワークを介した無線通信を利用開始可能になる。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
携帯入力インターフェース211を通じて第1指定操作があったことに応じて、携帯端末21から車内Wi-Fi/ON要求(無線通信ON要求)が第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該要求が受信される(図3/矢印X116)。例えば、図2に示されている1次指定画面S1において一の操作ボタンQ11がタップ操作されることが第1指定操作に相当する。車内Wi-Fi/ON要求には、携帯端末21を識別するための携帯端末識別子および/またはそのユーザを識別するためのユーザ識別子が含まれている。
第1通信処理要素11により、車内Wi-Fi/ON要求に含まれている携帯端末識別子および/またはユーザ識別子と、車両情報に含まれている車両識別子および/または車載機器識別子が照会のためにデータベース10に対して送信される(図3/矢印X104)。データベース10により当該識別子が合致する携帯端末情報および車両2がIGN/ON状態である旨の車両情報の登録の有無が照会結果として第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該照会結果が受信される(図3/矢印X117)。
照会結果が、携帯端末情報および車両2がIGN/ON状態である旨の車両情報がデータベース10に登録されている旨の照会結果であった場合、第1通信処理要素11によりWi-Fi/ON通知(通信許容通知)が第2通信処理要素12に対して送信され、第2通信処理要素12により当該Wi-Fi/ON通知が受信される(図3/矢印X126)。これに応じて、第2通信処理要素12によりWi-Fi/ON通知が車載機器22に対して送信され、車載機器22により当該Wi-Fi/ON通知が受信される(図3/矢印X224)。これにより、車載機器22が、携帯端末21のための車内Wi-Fi(車内無線通信サービス)の基地局として機能することが可能な状態になる。
車載機器22により車載機器情報が第2通信処理要素12に対して送信され、第2通信処理要素12により当該車載機器情報が受信される(図3/矢印X128)。車載機器情報には、車両識別子および/または車載機器識別子のほか、車載機器22がWi-Fi基地局として機能可能な状態である旨の情報が含まれている。
第2通信処理要素12によりデータベース10に対して車載機器情報が送信され、データベース10に当該車載機器情報が登録される(図3/矢印X106)。この際、車載機器情報が、携帯端末情報および車両情報に関連付けられてデータベース10に保存される。
第2通信処理要素12により車載機器情報および/またはこれに応じた情報が第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該情報が受信される(図3/矢印X118)。これに応じて、第1通信処理要素11により当該情報が携帯端末21に対して送信され、携帯端末21により当該情報が受信される(図3/矢印X214)。さらに、例えば、図2に示されているような2次指定画面S2(Wi-Fiトップ画面)が携帯出力インターフェース212に出力される。
携帯端末21において、携帯入力インターフェース211を通じて第2指定操作(車内Wi-Fi利用開始操作)があったことに応じて、携帯端末21に対して車載機器22を基地局とするWi-Fi通信サービスが提供される(図3/両矢印W1)。例えば、図2に示されている2次指定画面S2においてON/OFFボタンQ22がOFF位置からON位置にスワイプ操作されることが第2指定操作に相当する。
(第2機能(車内Wi-Fi/OFF機能))
前記構成の無線通信システムの第2機能としての車内Wi-Fi/OFF機能について図4を用いて説明する。
第2通信処理要素12により車両情報要求が車載機器22に対して送信され、車載機器22により当該車両情報要求が受信される(図4/矢印Y222)。
車載機器22により、車両情報が取得されかつ第2通信処理要素12に対して送信され、かつ、第2通信処理要素12により当該車両情報が受信される(図4/矢印Y124)。データベース10に当該車両情報が登録される(図4/矢印Y102)。この際、携帯端末情報および車両情報が関連付けられてデータベース10に保存される。
車両2がIGN/ON状態からIGN/OFF状態に遷移したことを表わす情報が車両情報に含まれている場合、第2通信処理要素12により当該車両情報が第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該車両情報が受信される(図4/矢印Y114)。第1通信処理要素11により車両情報および/またはこれに応じた情報が携帯端末21に対して送信され、携帯端末21により当該情報が受信される(図4/矢印Y212)。これに応じて、Wi-Fiサービスが停止される予告が含まれている画面が携帯出力インターフェース212に出力されてもよい。例えば、携帯出力インターフェース212に図2に示されている2次指定画面S2が出力されている場合、ON/OFFボタンQ22がON位置からOFF位置に自動的にスワイプされることが当該予告に相当してもよい。
第1通信処理要素11により、車両情報に含まれている車両識別子および/または車載機器識別子が照会のためにデータベース10に対して送信される(図4/矢印Y104)。データベース10により当該識別子が合致する車両2がIGN/OFF状態である旨の車両情報の登録の有無が照会結果として第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該照会結果が受信される(図4/矢印Y117)。
照会結果が、車両2がIGN/OFF状態である旨の車両情報がデータベース10に登録されている旨の照会結果であった場合、第1通信処理要素11によりWi-Fi/OFF通知(通信停止通知)が第2通信処理要素12に対して送信され、第2通信処理要素12により当該Wi-Fi/OFF通知が受信される(図4/矢印Y126)。これに応じて、第2通信処理要素12によりWi-Fi/OFF通知が車載機器22に対して送信され、車載機器22により当該Wi-Fi/OFF通知が受信される(図4/矢印Y224)。これにより、車載機器22が、携帯端末21のための車内Wi-Fi(車内無線通信サービス)の基地局としての機能が停止された状態になる。
車載機器22により車載機器情報が第2通信処理要素12に対して送信され、第2通信処理要素12により当該車載機器情報が受信される(図4/矢印Y128)。
第2通信処理要素12によりデータベース10に対して車載機器情報が送信され、データベース10に当該車載機器情報が登録される(図4/矢印Y106)。この際、車載機器情報が、携帯端末情報および車両情報に関連付けられてデータベース10に保存される。
第2通信処理要素12により車載機器情報および/またはこれに応じた情報が第1通信処理要素11に対して送信され、第1通信処理要素11により当該情報が受信される(図4/矢印Y118)。これに応じて、第1通信処理要素11により当該情報が携帯端末21に対して送信され、携帯端末21により当該情報が受信される(図4/矢印Y214)。そして、これに応じて、例えば、図2に示されているような1次指定画面S1が携帯出力インターフェース212に出力され、1次指定画面S1には、車内Wi-Fiサービスが停止された旨の通知が表示される。さらに、携帯端末21に対して車載機器22を基地局とするWi-Fi通信サービスが停止される(図4/両矢印W2)。
(第3機能(残存通信容量表示機能))
前記構成の無線通信システムの第3機能としての残存通信容量表示機能について図5を用いて説明する。
第2通信処理要素12により、車載機器22との通信に基づき、車内Wi-FiがON状態であることが認識される(図5/STEP110(図3/矢印X126、X118および両矢印W1参照))。
指定期間Tthの長短を表わすフラグfの値が「0」にリセットされる(図5/STEP111)。タイマによる計時時間tが「0」にリセットされる(図5/STEP112)。計時時間tが演算処理周期に相当する「Δt」だけ増加される(図5/STEP114)。計時時間tが指定期間Tth(例えば「10分間」)以上であるか否かが判定される(図5/STEP116)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP116‥NO)、計時時間tがさらにΔtだけ増加される(図5/STEP114)。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP116‥YES)、第1通信処理要素11により、通信事業サーバ14に対して携帯端末21における通信サービスの残存通信容量Σが確認され、当該確認結果を携帯端末21に対して送信することにより携帯出力インターフェース212に当該残存通信容量Σを表示させる(図5/STEP118)。これにより、例えば、図2に示されているように、残存通信容量Σが表記され、かつ、残存通信容量Σの多少が円弧状のアイコンの長短により表現されている残存通信容量表示画像Q21が含まれている2次指定画面S2が携帯出力インターフェース212に出力される。
続いて、第2通信処理要素12により、フラグfの値が0であるか否かが判定される(図5/STEP120)。後述するようにフラグfの値が「1」に設定されていない状態では、当該判定結果が肯定的になるので(図5/STEP120‥YES)、第2通信処理要素12により、残存通信容量Σが第1閾値Σ1以下であり、かつ、その変化速度(dΣ/dt)が基準速度Vth(<0)以下であるか否かが判定される(図5/STEP121)。残存通信容量Σの変化速度(dΣ/dt)に関する判定処理は省略されてもよい。基準速度Vthは、その後で指定期間Tthが経過するまでに残存通信容量Σがその速度で減少した場合に0になってしまう(Σ-Vth×Tthが0以下になる)可能性があるような値に設定される。
当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP121‥NO)、すなわち、残存通信容量Σが比較的短期間(例えばTth~3Tthの期間)で0になる蓋然性が低い場合、タイマによる計時時間tが0にリセットされ(図5/STEP112)、それ以降の処理が繰り返される。
その一方、当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP121‥YES)、すなわち、残存通信容量Σが比較的短期間で0になる蓋然性が高い場合、第2通信処理要素12によりフラグfの値が「1」に設定され(図5/STEP122)、かつ、指定期間TthがΔT(例えばΔT=5分間、7分間または9分間)だけ短く設定される(図5/STEP124)。そして、タイマによる計時時間tが0にリセットされ(図5/STEP112)、それ以降の処理が繰り返される。
携帯出力インターフェース212に基準指定画面S0が出力されている状態で、残存通信容量Σが短期間で0になる可能性が高いと判定された場合、基準指定画面S0に残存通信容量が不足している旨の通知を含むボタンQ02が表示されてもよい(図2/矢印T02参照)。携帯出力インターフェース212に1次指定画面S1が出力されている状態で、残存通信容量Σが短期間で0になる可能性が高いと判定された場合、1次指定画面S1に残存通信容量が不足している旨の通知を含むテキストボックスQ12が表示されてもよい(図2/矢印T12参照)。
フラグfの値が「1」に設定された状態では、フラグfの値が0であるか否かの判定結果が否定的になるので(図5/STEP120‥NO)、第2通信処理要素12により、残存通信容量Σが第2閾値Σ2(第1閾値Σ1より小さい)以下であるか否かが判定される(図5/STEP126)。
当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP126‥NO)、タイマによる計時時間tが0にリセットされ(図5/STEP112)、それ以降の処理が繰り返される。その一方、当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP126‥YES)、車内Wi-FiがOFF状態、すなわち、携帯端末21を通じて車載機器22を基地局とするWi-Fi通信が停止された状態にされる(図5/STEP128)。
第3機能によれば、携帯端末21において出力される2次指定画面S2(「第1指定画面」に相当する。)に表示される残存通信容量Σが定期的に更新される。このため、当該残存通信容量Σの時系列的な変化態様をユーザに把握させることができる。
また、残存通信容量Σの確認周期である指定期間Tthが、ユーザの通信サービスの利用履歴に鑑みて適当な長さに設定されうる。例えば、通信容量を短時間で消費するヘビーユーザについては、標準的なユーザよりも指定期間Tthが短く設定されてもよい。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
(第4機能(車内Wi-Fi利用開始機能))
前記構成の無線通信システムの第4機能としての車内Wi-Fi利用開始機能について図6を用いて説明する。
第2通信処理要素12により、車載機器22との通信に基づき、車内Wi-FiがON状態、すなわち、携帯端末21を通じて車載機器22を基地局とするWi-Fi通信が許可された状態であることが認識される(図6/STEP210)。
第1通信処理要素11により、携帯端末21における車内Wi-Fiの利用が初回の利用であるか否かが判定される(図6/STEP212)。
携帯端末21における車内Wi-Fiの利用が初回の利用であると判定された場合(図6/STEP212‥YES)、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯出力インターフェース212にチュートリアル画面が出力される(図6/STEP214)。チュートリアル画面には、車内Wi-Fiの利用手順などのガイドラインが含まれている。そのうえで、第1通信処理要素11により、車内Wi-Fiを利用するための複数のプランのうち、いずれか一のプランの購入手続が完了しているか否かが判定される(図6/STEP216)。
例えば、前記のように、図2に示されている3次指定画面S3において、申込ボタンQ32がタップ操作されることにより、その際にメニューボタンQ31に表示されている一のプランの申込手続が実行される。この際、第1通信処理要素11および/または第2通信処理要素12と、通信事業サーバ14との通信に基づき、当該一のプランの申込手続が実行される。利用開始申込があったプランは、携帯端末識別子および/またはユーザ識別子と関連付けられてデータベース10に登録される。
携帯端末21における車内Wi-Fiの利用が2回目以降の利用であると判定された場合(図6/STEP212‥NO)、チュートリアル画面の出力(図6/STEP214)が省略され、第1通信処理要素11により、車内Wi-Fiを利用するための複数のプランのうち、いずれか一のプランの購入手続が完了しているか否かが判定される(図6/STEP216)。
プランの購入手続が完了していると判定された場合(図6/STEP216‥YES)、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯出力インターフェース212に当該ユーザが利用中のプランが出力される(図6/STEP222)。これにより、図2に示されているように、利用中のプランの内容を表わすテキストが示されているテキストボックスQ20が2次指定画面S2に表示される。
プランの購入手続が完了していないと判定された場合(図6/STEP216‥NO)、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯出力インターフェース212に利用可能なプランの一覧が出力される(図6/STEP218)。これにより、例えば、図2に示されているように、一または複数の推奨プランがデフォルトプランとしてメニューボタンQ31に表示されている3次指定画面S3が携帯出力インターフェース212に出力される。
その後、携帯入力インターフェース211を通じてプランが選定され、当該プランを利用するために必要な料金支払手続が完了した場合(図6/STEP220)、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯出力インターフェース212に当該ユーザが利用中のプランが出力される(図6/STEP222)。車内Wi-Fiサービスのうち利用中のプランは、携帯端末識別子および/またはユーザ識別子と関連付けられてデータベース10に登録されている。これにより、例えば、図2に示されているように、利用中のプランの内容を表わすテキストが示されているテキストボックスQ20が2次指定画面S2に表示される。
第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯入力インターフェース211を通じたID(ユーザ識別子)およびPassの設定要請操作の有無が判定される(図6/STEP224)。IDおよびPassの設定要請操作があったと判定された場合(図6/STEP224‥YES)、携帯端末21との通信に基づき、携帯出力インターフェース212にIDおよびPassを設定入力するための画面が出力される(図6/STEP226)。これにより、例えば、図2に示されているような5次指定画面S5が携帯出力インターフェース212に出力される。
IDおよびPassの設定要請操作がなかったと判定された場合(図6/STEP224‥NO)、あるいは、IDおよびPassを設定入力するための画面出力(図6/STEP226)に続いて、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯入力インターフェース211を通じた購入履歴確認操作の有無が判定される(図6/STEP228)。購入履歴確認操作があったと判定された場合(図6/STEP228‥YES)、携帯端末21との通信に基づき、車内Wi-Fiサービスプランの申込履歴が示されている画面が出力される(図6/STEP230)。車内Wi-Fiサービスプランの申込履歴は、携帯端末識別子および/またはユーザ識別子と関連付けられてデータベース10に登録されている。
購入履歴確認操作がなかったと判定された場合(図6/STEP228‥NO)、あるいは、車内Wi-Fiサービスプランの申込履歴が示されている画面出力(図6/STEP230)に続いて、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯入力インターフェース211を通じた利用プランの確認操作の有無が判定される(図6/STEP232)。当該判定結果が肯定的である場合(図6/STEP232‥YES)、携帯端末21との通信に基づき、車内Wi-Fiサービスのうち利用中のプランが示されている画面が出力される(図6/STEP234)。これにより、例えば、図2に示されているように、利用中のプランの内容を表わすテキストが示されているテキストボックスQ20が2次指定画面S2に表示される。
次に、第1通信処理要素11により、携帯端末21との通信に基づき、携帯入力インターフェース211を通じた車内Wi-Fi利用開始操作の有無が判定される(図6/STEP236)。例えば、図2に示されている2次指定画面S2に表示されているON/OFFボタンQ22のOFF位置からON位置へのスワイプ操作が、車内Wi-Fi利用開始操作に該当する。
車内Wi-Fi利用開始操作があったと判定された場合(図6/STEP236‥YES)、携帯端末21を通じて、車載機器22を基地局とした車内Wi-Fiサービスの利用が開始される(図6/STEP238)。
車内Wi-Fi利用開始操作がなかったと判定された場合(図6/STEP236‥NO)、一連の処理が終了する。
(作用効果)
前記構成の無線通信システム1によれば、携帯端末21が起動されている状態で、車両2がIGN/OFF状態(不動作状態)からIGN/ON状態(動作状態)に切り替えられたことに応じて、当該携帯端末21により車載機器22を基地局とするネットワークを介した無線通信(Wi-Fi通信)が利用開始可能になる(図3参照)。また、携帯端末21が起動されている状態で、車両2がIGN/ON状態(動作状態)からIGN/OFF状態(不動作状態)に切り替えられたことに応じて、当該携帯端末21により車載機器22を基地局とするネットワークを介した無線通信(Wi-Fi通信)の利用が停止される。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。また、車両至近距離の一定区域であればWi-Fiネットワークを利用できるため、アウトドアなどの地点においてWi-Fiルータや携帯端末21の電源に依存せずWi-Fi利用が可能となる。
(本発明の他の実施形態)
第2通信処理要素12が、通信事業サーバ14との通信に基づき、携帯端末21の車内Wi-Fi通信の異常の有無を確認し、当該異常の存在が確認された場合、通信事業サーバ14との通信に基づき、車内Wi-Fi通信サービスの提供状況を確認してもよい。例えば、第2通信処理要素12が、無線通信サービスの提供状況を確認するための要求を定期的に通信事業サーバ14に送信しているにも関わらず、通信事業サーバ14から確認結果が所定期間を超えても第2通信処理要素12に返信されてこない場合、車内Wi-Fi通信の異常が発生していると判定される。
当該構成の無線通信システムによれば、通信事業サーバ14による車内Wi-Fi通信サービス(無線通信サービス)に異常が生じた場合、すなわち携帯端末21による車載機器22を基地局とするWi-Fi通信(車内Wi-Fi通信)に支障が生じた場合、通信事業サーバ14との通信に基づいて状況が確認される。これにより、通信事業サーバ14における当該異常の原因究明および/または解消が図られるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
第2通信処理要素12が、携帯端末21による車内Wi-Fi通信の異常が解消されたことを確認した場合、データベース10に登録されている携帯端末情報に含まれている、通信事業サーバ14による当該携帯端末21に対する通信サービスの内容と、通信事業サーバ14により管理されている通信サービスの内容と、を整合させてもよい。例えば、第2通信処理要素12が、無線通信サービスの提供状況を確認するための要求を定期的に通信事業サーバ14に送信していることに応じて、通信事業サーバ14から確認結果が第2通信処理要素12に定期的に返信されてくる場合、車内Wi-Fi通信の異常が解消されたと判定される。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末21による車載機器22を基地局とするWi-Fi通信に生じた異常が解消された場合、携帯端末21に関してデータベース10に登録されている通信サービスの内容と、通信事業サーバ14による通信サービスの内容と、の整合が図られる。これにより、携帯端末21による車内Wi-Fi通信に異常が発生する前後で通信サービスの内容に齟齬が生じることが回避されるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
第2通信処理要素12が、携帯端末21による車載機器22を基地局とするWi-Fi通信に生じた異常が解消されたことを確認した場合、第1通信処理要素11、第2通信処理要素12、車載機器22および通信事業サーバ14の間での相互通信によりデータベース10に登録されている携帯端末情報および車両情報を更新してもよい。
当該構成の無線通信システムによれば、携帯端末21による車載機器22を基地局とするWi-Fi通信に生じた異常が解消された場合、データベース10に登録されている携帯端末情報および車両情報が更新またはリフレッシュされる。これにより、携帯端末21による車内Wi-Fi通信に異常が発生する前後で携帯端末情報および/または車両情報の最新登録内容と実際の内容との齟齬が生じることが回避されるので、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
携帯端末21ではなく、車載機器22の車両出力インターフェース222に図2に示されているような指定画面(または第2指定画面)S0~S5のそれぞれが出力されてもよい。この場合、指定画面S0~S5に表示されるボタンにより、ユーザに車両入力インターフェース221を通じた各種操作(画面遷移、選択、設定、決定、申込など)をさせることができる。これにより、当該無線通信サービスの利便性の向上が図られる。
1‥無線通信サーバ(無線通信システム)、2‥車両、10‥データベース、11‥第1通信処理要素、12‥第2通信処理要素、21‥携帯端末、22‥車載機器。

Claims (6)

  1. データベース、第1通信処理要素および第2通信処理要素を備え、前記データベース、前記第1通信処理要素および前記第2通信処理要素の連携により、車両に搭載されている車載機器を基地局とする携帯端末のネットワークを経由した無線通信状態を制御する無線通信システムであって、
    前記第1通信処理要素が、前記携帯端末との通信に基づき、当該携帯端末の状態に関する携帯端末情報を認識したうえで前記第2通信処理要素に送信し、
    前記第2通信処理要素が、前記第1通信処理要素から前記携帯端末が起動されたことを表わす前記携帯端末情報を受信したことを要件として、前記車載機器との通信に基づき、前記車両の状態に関する車両情報を認識したうえで前記第1通信処理要素に送信し、かつ、前記データベースに登録し、
    前記第1通信処理要素が、前記第2通信処理要素から前記車両が不動作状態から動作状態に切り替えられたことを表わす前記車両情報を受信したことを要件として、前記データベースに同一の前記車両情報が登録されているか否かを判定し、当該判定結果が肯定的であることを要件として、前記第2通信処理要素に通信許容通知を送信し、
    前記第2通信処理要素が、前記第1通信処理要素から前記通信許容通知を受信したことを要件として、前記車載機器との通信に基づき、前記車載機器を前記基地局として機能させる
    無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第1通信処理要素が、前記第2通信処理要素から前記車両が動作状態から不動作状態に切り替えられたことを表わす前記車両情報を受信したことを要件として、前記データベースに同一の前記車両情報が登録されているか否かを判定し、当該判定結果が肯定的であることを要件として、前記第2通信処理要素に通信停止通知を送信し、
    前記第2通信処理要素が、前記第1通信処理要素から前記通信停止通知を受信したことを要件として、前記車載機器との通信に基づき、前記車載機器の前記基地局としての機能を停止させる
    無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2通信処理要素が、通信事業サーバとの通信に基づき、前記携帯端末の前記ネットワークを経由した通信の異常の有無を確認し、当該異常の存在が確認された場合、前記通信事業サーバとの通信に基づき、前記ネットワークを経由した前記携帯端末に対する通信サービスの提供状況を確認する
    無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2通信処理要素が、前記携帯端末の前記ネットワークを経由した通信の異常が解消されたことを確認した場合、前記データベースに登録されている前記携帯端末情報に含まれている、前記通信事業サーバによる当該携帯端末に対する通信サービスの内容と、前記通信事業サーバにより管理されている前記通信サービスの内容と、を整合させる
    無線通信システム。
  5. 請求項1~4のうちいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2通信処理要素が、前記携帯端末の前記ネットワークを経由した通信の異常が解消されたことを確認した場合、
    前記第1通信処理要素、前記第2通信処理要素、前記車載機器および通信事業サーバの間での相互通信により前記データベースに登録されている前記携帯端末情報および前記車両情報を更新する
    無線通信システム。
  6. 請求項1~5のうちいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記データベースが、前記携帯端末を識別するための携帯端末識別子およびそのユーザを識別するためのユーザ識別子のうち少なくとも一方を包含する前記携帯端末情報と、前記車両を識別するための車両識別子および前記車載機器を識別するための車載機器識別子のうち少なくとも一方を包含する前記車両情報と、を関連付けて記憶保持する
    無線通信システム。
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