JP2020123924A - 制御サーバ装置、情報処理システム、プログラム、及び制御方法 - Google Patents

制御サーバ装置、情報処理システム、プログラム、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定されたデータ量の読み出しが制限されても、データ量を高精度に計算する。【解決手段】制御サーバ装置2は、無線通信回線W1を介して移動局装置1に接続される。管理サーバ装置3は、無線通信回線W1を介して移動局装置1に接続され、外部通信回線6に接続される。移動局装置1は、無線通信回線W2を介して端末装置4と通信可能に接続される。制御サーバ装置2は、ある時間周期の始めから起算された端末装置4と外部通信回線6との間の通信の使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で管理サーバ装置3から受信する。制御サーバ装置2は、使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算する。最新の残りデータ量は、最新の使用済みデータ量と前回の使用済みデータ量との差を、前回の残りデータ量から減算することにより計算される。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に搭載される移動局装置と、無線通信回線を介して移動局装置に接続される制御サーバ装置と、無線通信回線を介して移動局装置に接続されかつ外部通信回線に接続される管理サーバ装置とを備える情報処理システムに関する。本発明はまた、そのような情報処理システムの制御サーバ装置、プログラム、及び制御方法に関する。
今日、タブレットコンピュータなどの端末装置の急速な普及と、モバイル通信の高度化とに伴い、自動車などの移動体を用いて移動している場合であっても、端末装置をインターネットに接続して様々なサービスの提供を受けることが可能な情報処理システムが求められている。
この種の情報処理システムに利用可能な構成として、例えば、特許文献1に開示されるように、従量制課金を行う通信制御方法が知られている。
特開2014−183356号公報
自動車などの移動体は、無線通信回線を介して遠隔のサーバ装置に接続された移動局装置を備えることがある。移動局装置は、無線通信回線を介して、インターネットなどの外部通信回線に接続されてもよい。従って、そのような移動局装置及び無線通信回線を介して、端末装置をインターネットなどの外部通信回線に接続することができれば便利である。
端末装置が外部通信回線にアクセスする場合、端末装置の通信は複数のサーバ装置によって管理及び制御されることがある。例えば、あるサーバ装置により端末装置の通信のデータ量を測定してもよく、測定されたデータ量は他のサーバ装置により読み出されてもよい。この場合、読み出されるデータ量は、その形式及び内容などに関して制限されることがある。従って、測定されたデータ量の読み出しが制限されている場合であっても、他の装置によりデータ量を高精度に計算することが求められる。
本発明の目的は、測定されたデータ量の読み出しが制限されている場合であっても、比較的に簡単な構成で、データ量を高精度に計算することができる制御サーバ装置、情報処理システム、プログラム、及び制御方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る制御サーバ装置によれば、移動体に搭載される移動局装置と第1の無線通信回線を介して接続し、かつ外部通信回線と通信可能な管理サーバ装置と接続する制御サーバ装置が提供される。制御サーバ装置は、移動局装置及び管理サーバ装置と通信可能に接続される通信装置と、第2の無線通信回線を介して移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、管理サーバ装置を介した外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を格納する記憶装置と、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信を制御する制御装置とを備える。通信装置は、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で管理サーバ装置から受信する。制御装置は、使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算する。最新の残りデータ量は、最新の使用済みデータ量と前回の使用済みデータ量との差を、前回の残りデータ量から減算することにより計算される。
本発明の一態様に係る制御サーバ装置によれば、制御装置は、連続した第1の時間周期及び第2の時間周期にわたって残りデータ量を計算する場合、かつ、第2の時間周期において最初に残りデータ量を計算する場合、前回の使用済みデータ量をゼロに設定する。
本発明の一態様に係る制御サーバ装置によれば、制御装置は、残りデータ量が予め決められた第1のしきい値に達した場合、移動局装置による外部通信回線の利用を停止する停止信号を管理サーバ装置に送信する。
本発明の一態様に係る制御サーバ装置によれば、制御装置は、残りデータ量が第1のしきい値より大きい第2のしきい値に達した場合、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、使用済みデータ量を送信する要求を管理サーバ装置に対して行う。
本発明の一態様に係る情報処理システムによれば、移動体に搭載され、管理サーバ装置を介して外部通信回線に接続される移動局装置と、第1の無線通信回線を介して移動局装置に接続される制御サーバ装置とを備えた情報処理システムが提供される。制御サーバ装置は、移動局装置及び管理サーバ装置と通信可能に接続される通信装置と、第2の無線通信回線を介して移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、管理サーバ装置を介した外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を格納する記憶装置と、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信を制御する制御装置とを備える。通信装置は、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で管理サーバ装置から受信する。制御装置は、使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算する。最新の残りデータ量は、最新の使用済みデータ量と前回の使用済みデータ量との差を、前回の残りデータ量から減算することにより計算される。
本発明の一態様に係るプログラムによれば、移動体に搭載される移動局装置と第1の無線通信回線を介して接続し、かつ外部通信回線と通信可能な管理サーバ装置と接続する制御サーバ装置のプロセッサによって実行されるプログラムが提供される。制御サーバ装置は、移動局装置及び管理サーバ装置と通信可能に接続される通信装置と、第2の無線通信回線を介して移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、管理サーバ装置を介した外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を格納する記憶装置と、プロセッサとを備える。プログラムは、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信を制御するステップを含む。制御するステップは、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で管理サーバ装置から受信するステップを含む。制御するステップは、使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算するステップを含む。最新の残りデータ量は、最新の使用済みデータ量と前回の使用済みデータ量との差を、前回の残りデータ量から減算することにより計算される。
本発明の一態様に係る制御方法によれば、移動体に搭載される移動局装置と第1の無線通信回線を介して接続し、かつ外部通信回線と通信可能な管理サーバ装置と接続する制御サーバ装置の制御方法が提供される。制御方法は、移動局装置及び管理サーバ装置と通信するステップと、第2の無線通信回線を介して移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、管理サーバ装置を介した外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を制御サーバ装置の記憶装置に格納するステップと、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信を制御するステップとを含む。制御するステップは、移動局装置及び管理サーバ装置を介する端末装置と外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で管理サーバ装置から受信するステップを含む。制御するステップは、使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算するステップを含む。最新の残りデータ量は、最新の使用済みデータ量と前回の使用済みデータ量との差を、前回の残りデータ量から減算することにより計算される。
本発明の一態様によれば、測定されたデータ量の読み出しが制限されている場合であっても、比較的に簡単な構成で、データ量を高精度に計算することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システム100によって実行される外部接続の有効化及び無線LANの有効化を示すシーケンス図である。 図1の情報処理システム100によって実行される使用済みデータ量のチェック、外部接続契約のチェック、及び外部接続情報の確認を示すシーケンス図である。 図1の情報処理システム100によって実行される無線LANの無効化及び外部接続の無効化を示すシーケンス図である。 第2の実施形態の第1の実施例に係る情報処理システム100による使用済みデータ量及び残りデータ量の変化を示すグラフである。 第2の実施形態の第2の実施例に係る情報処理システム100による使用済みデータ量及び残りデータ量の変化を示すグラフである。 第2の実施形態の第3の実施例に係る情報処理システム100による使用済みデータ量及び残りデータ量の変化を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。各図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
[第1の実施形態]
[全体構成]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成を示すブロック図である。情報処理システム100は、少なくとも1つの移動局装置1、制御サーバ装置2、及び管理サーバ装置3を含む。
移動局装置1は、例えば、自動車、二輪車、船舶、又は航空機などの移動体111に搭載される。移動局装置1は、例えば、自動車のナビゲーション装置などを含む。
制御サーバ装置2は、無線通信回線W1を介して移動局装置1と通信可能に接続される。制御サーバ装置2と移動局装置1との間の通信を、図1に示す破線の両矢印P1により例示する。制御サーバ装置2は、移動局装置1と通信することにより、移動局装置1の動作、例えばナビゲーションを支援する。さらに、制御サーバ装置2は、任意の有線又は無線通信回線を介して、管理サーバ装置3と通信可能に接続される。制御サーバ装置2と管理サーバ装置3との間の通信を、破線の両矢印P2により例示する。
管理サーバ装置3は、無線通信回線W1を介して移動局装置1と通信可能に接続される。また、管理サーバ装置3は、外部通信回線6と通信可能に接続される。管理サーバ装置3は、外部通信回線6への外部接続を管理する。外部通信回線6は、例えばインターネットである。
無線通信回線W1は複数の基地局装置5を含む。管理サーバ装置3及び基地局装置5は、無線通信回線W1のサービスを提供するための通信事業者設備112の一部である。
さらに、移動局装置1は、無線通信回線W2を介して少なくとも1つの端末装置4と通信可能に接続される。端末装置4は、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、若しくはスマートフォンである。端末装置4は、例えば、制御装置、通信装置、入力装置、表示装置、及び記憶装置などを備える。
これにより、移動局装置1は、無線LANのアクセスポイントとして機能し、端末装置4のためにテザリングの機能を提供する。端末装置4は、無線通信回線W2、移動局装置1、無線通信回線W1、及び管理サーバ装置3を介して、外部通信回線6との通信を確立することができる。端末装置4と外部通信回線6との間の通信を、図1に示す破線の両矢印P3により例示する。
制御サーバ装置2は、無線通信回線W1のサービスを提供する事業者とは異なる事業者、例えば自動車会社によって運用されてもよい。移動局装置1による外部通信回線6の利用を可能にする外部接続契約は、例えば、移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間で締結されてもよい。
移動局装置1及び管理サーバ装置3を介して端末装置4及び外部通信回線6の間で通信する場合、すべての構成要素が常に利用可能であるとは限らない。いずれかの構成要素が利用可能でない場合、他の構成要素の動作は無駄になる。例えば、無線通信回線W2が有効化されているが、外部接続が無効化されている場合、端末装置4を外部通信回線6に接続しようとしても、端末装置4が移動局装置1に接続されるものの、外部通信回線6には接続できないので、ユーザビリティが低下するおそれがある。また、外部接続が無効化されている場合に移動局装置1が無線通信回線W2の無線信号を発生する場合、移動体111の周辺における他の電子機器が不要な無線信号を受信してしまうおそれがある。例えば、同じ通信方式で動作する移動局装置1、端末装置4、及び/又は他の電子機器をそれぞれ備えた複数の移動体111が、例えば、信号待ち又は渋滞に起因して互いに近接して停車している場合、不要な無線信号により移動局装置1、端末装置4、及び/又は他の電子機器の間に干渉を生ずるおそれがある。
従って、移動局装置1、制御サーバ装置2、及び管理サーバ装置3を含む情報処理システム100のリソースを効率的に管理することが求められる。特に、外部接続が無効化されている場合、不要な無線信号を発生させないことが求められる。
第1の実施形態では、比較的に簡単な構成で、リソースを効率的に管理することができる情報処理システム100について説明する。
以下、図1を参照して、第1の実施形態に係る情報処理システム100について、より詳細に説明する。
[移動局装置1の構成]
移動局装置1は、制御装置11、WAN(Wide Area Network)通信装置12、LAN(Local Area Network)通信装置13、入力装置14、表示装置15、センサ群16、及び記憶装置17を備える。
制御装置11は、移動局装置1の全体の動作を制御するためのアプリケーションプログラムを実行するプロセッサを備える。制御装置11は、このようなアプリケーションプログラムを実行することにより、特に、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信を制御する。
WAN通信装置12は、無線通信回線W1を介して、制御サーバ装置2及び管理サーバ装置3と通信可能に接続される。WAN通信装置12は、例えば、自動車のためのTCU(Telematics Communication Unit)であってもよい。WAN通信装置12には、無線通信回線W1を介して通信するために、例えばSIM(Subscriber Identity Module)カードが挿入されてもよい。SIMカードには、ユーザを特定するユーザ識別番号が格納されている。また、WAN通信装置12には、無線通信回線W1に接続された何らかのエンティティを接続先として指定する複数の、例えば4つのAPN(Access Point Name)が格納されている。
WAN通信装置12は、APNに基づいて、制御サーバ装置2及び管理サーバ装置3と通信可能に接続されてもよい。あるAPNが選択された場合、WAN通信装置12は制御サーバ装置2に接続されてもよい。また、他のAPNが選択された場合、WAN通信装置12は管理サーバ装置3と接続され、管理サーバ装置3を介して外部通信回線6に接続されてもよい。また、制御サーバ装置2が複数のサーバ装置からなる場合、これらのサーバ装置に別個に接続するために、複数のAPNを用いてもよい。同様に、管理サーバ装置3が、互いに異なる外部通信回線にそれぞれ接続された複数のサーバ装置からなる場合、これらの外部通信回線に別個に接続するために、複数のAPNを用いてもよい。
LAN通信装置13は、無線通信回線W2を介して、少なくとも1つの端末装置4と通信可能に接続される。
無線通信回線W1,W2は、互いに異なる通信方式により動作してもよい。無線通信回線W1は、無線通信回線W2よりも広い通信エリアを有してもよい。無線通信回線W1は、例えば、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−advancedなど、いわゆる第4世代移動通信システムを含む、任意の無線WAN(wide area network)の通信方式により動作してもよい。無線通信回線W2は、Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)又はBluetooth(登録商標)など、任意の無線LAN(local area network)の通信方式により動作してもよい。
本明細書では、無線通信回線W1を「第1の無線通信回線」ともいい、無線通信回線W2を「第2の無線通信回線」ともいう。
入力装置14は、スイッチ、キーボード、ポインティングデバイス、及び/又はタッチパネルなど、ユーザ入力を受ける任意の装置を含む。
表示装置15は、移動局装置1及び/又は移動体111の状態を表示する。例えば、移動局装置1がナビゲーション装置である場合、表示装置15は地図及び現在位置を表示してもよい。また、表示装置15は、端末装置4を外部通信回線6に接続するためのアプリケーションプログラムのユーザインターフェースを表示する。
センサ群16は、移動体111の状態を測定する任意のセンサを含む。センサ群16は、例えば、移動体111が自動車である場合、イグニッション電源がオンされているか否かを検出するセンサを含んでもよい。ユーザにより移動体111のイグニッション電源がオンされた場合、移動局装置1に電力が供給される。
記憶装置17は、WAN通信装置12を介して制御サーバ装置2から受信された外部接続情報を格納する。また、記憶装置17は、制御装置11によって実行されるアプリケーションプログラムを格納する。また、記憶装置17は、WAN通信装置12に代わって、APNを格納してもよい。
また、制御装置11は、移動局装置1による外部通信回線6の利用可能性を示す外部接続情報を、WAN通信装置12を介して制御サーバ装置2から受信する。外部接続情報は、例えば、外部接続契約の有無、外部接続契約の内容、使用済みデータ量、残りデータ量、データ量の履歴、外部接続状態のうちの少なくとも一部を含んでもよい。ここで、「外部接続契約の内容」は、例えば、移動局装置1の識別情報、ユーザ情報、支払い情報、契約により利用可能なデータ量の上限値、契約の開始日及び満了日を含む。また、「外部接続状態」は、外部接続が有効であるか、それとも無効であるかを示す。本明細書において、「外部接続が有効である」とは、管理サーバ装置3が、ある移動局装置1について外部通信回線6への接続を許可していることを示す。本明細書において、「外部接続が無効である」とは、管理サーバ装置3が、ある移動局装置1について外部通信回線6への接続を禁止していることを示す。また、「使用済みデータ量」は、予め決められた時点から起算され、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信において送受信されたデータ量を示す。また、「残りデータ量」は、契約により利用可能なデータ量の上限値から、使用済みデータ量を減算した値を示す。制御装置11は、外部接続情報を表示装置15に表示してもよく、外部接続情報を記憶装置17に格納してもよい。
また、制御装置11は、移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間における外部接続契約の締結を処理することができるように構成されている。このため、制御装置11は、外部接続契約を締結するためのメニューを表示装置15に表示し、また、入力装置14を介して、1つの外部接続契約を選択するユーザ入力を受けてもよい。
また、制御装置11は、端末装置4を外部通信回線6に接続することを要求するユーザ入力を促すメニューを表示装置15に表示し、また、入力装置14を介して、端末装置4を外部通信回線6に接続することを要求するユーザ入力を受けてもよい。
[制御サーバ装置2の構成]
制御サーバ装置2は、制御装置21、通信装置22、及び記憶装置23を備える。
制御装置21は、制御サーバ装置2の全体の動作を制御するためのアプリケーションプログラムを実行するプロセッサを備える。制御装置21は、このようなアプリケーションプログラムを実行することにより、特に、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信を制御する。
通信装置22は、移動局装置1及び管理サーバ装置3と通信可能に接続される。図1の例では、通信装置22は、通信事業者設備112の有線又は無線通信回線を介して、管理サーバ装置3に接続される。さらに、通信装置22は、管理サーバ装置3、基地局装置5、及び無線通信回線W1を介して、移動局装置1に接続される。
記憶装置23は、移動局装置1による外部通信回線6の利用可能性を示す外部接続情報を格納する。また、記憶装置23は、制御装置21によって実行されるアプリケーションプログラムを格納する。
また、制御装置21は、移動局装置1による外部通信回線6の利用可能性を示す外部接続情報を管理する。制御装置21は、通信装置22を介して移動局装置1に外部接続情報を送信させる。また、制御装置21は、外部接続情報を記憶装置23に格納させる。
また、制御装置21は、移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間における外部接続契約の締結を処理する。このため、制御装置21は、例えばユーザのクレジットカードの情報などを用いて、ユーザによる料金の支払いを処理する。
また、後述するように、管理サーバ装置3は、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信に関連付けられた使用済みデータ量を測定する。制御装置21は、使用済みデータ量を送信するように、予め決められた時間間隔で、例えば10分ごとに、通信装置22を介して管理サーバ装置3に要求する。制御装置21は、管理サーバ装置3によって送信された使用済みデータ量を、通信装置22を介して受信する。これにより、制御装置21は、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信に関連付けられた使用済みデータ量をモニタリングする。制御装置21は、使用済みデータ量を送信する時間間隔を計時するためのクロック及びカウンタを備えてもよい。
本明細書では、制御サーバ装置2の制御装置21を「第1の制御装置」といい、移動局装置1の制御装置11を「第2の制御装置」ともいう。また、本明細書では、制御サーバ装置2の通信装置22を「第1の通信装置」といい、移動局装置1のWAN通信装置12を「第2の通信装置」といい、移動局装置1のLAN通信装置13を「第3の通信装置」ともいう。
[管理サーバ装置3の構成]
管理サーバ装置3は、制御装置31、通信装置32、通信装置33、ゲートウェイ(GW)装置34、スイッチ装置35、及び記憶装置36を備える。
制御装置31は、管理サーバ装置3の全体の動作を制御するためのアプリケーションプログラムを実行するプロセッサを備える。制御装置31は、このようなアプリケーションプログラムを実行することにより、特に、移動局装置1について外部接続を有効化又は無効化する。
通信装置32は、基地局装置5及び無線通信回線W1を介して、移動局装置1と通信可能に接続される。
通信装置33は、制御サーバ装置2と通信可能に接続される。
ゲートウェイ装置34は、通信事業者設備112の通信プロトコルと、外部通信回線6の通信プロトコルとを相互に変換する。
スイッチ装置35は、制御装置31の制御下で、通信装置32、通信装置33、及びゲートウェイ装置34の間でデータを送受信する。
記憶装置36は、移動局装置1について外部接続が有効であるか、それとも無効であるかを示す情報を格納する。また、記憶装置36は、制御装置31によって実行されるアプリケーションプログラムを格納する。
また、制御装置31は、有効化された外部接続を利用可能な移動局装置1を識別するため、移動局装置1から直接に、又は、制御サーバ装置2を介して、移動局装置1の識別情報を取得して記憶装置36に格納する。移動局装置1の識別情報は、例えば、SIMカードのユーザ識別番号、移動体111の車両識別番号(vehicle identification number:VIN)、又は、無線WANのIPアドレスを含んでもよい。
また、制御装置31は、識別情報を取得した移動局装置1について、常に、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信に関連付けられた使用済みデータ量を測定する。制御装置31は、制御サーバ装置2からの要求に応答して、測定された使用済みデータ量を、通信装置32を介して制御サーバ装置2に送信する。
以下、図2〜図4を参照して、図1の情報処理システム100の動作について説明する。
[外部接続の有効化及び無線LANの有効化]
図2は、図1の情報処理システム100によって実行される外部接続の有効化及び無線LANの有効化を示すシーケンス図である。本明細書において、「外部接続の有効化」とは、管理サーバ装置3が、ある移動局装置1について外部通信回線6への接続を許可することを示す。また、本明細書において、「無線LANの有効化」とは、LAN通信装置13をオンすることを示す。図2の例では、移動体111が自動車である場合について説明する。
ステップS1において、移動体111のイグニッション電源がオンされ、移動局装置1がオンされた場合、移動局装置1は、当該移動局装置1の認証を要求する信号M1を制御サーバ装置2に送信する。信号M1は、SIMカードのユーザ識別番号を含んでもよく、移動体111の車両識別番号を含んでもよい。制御サーバ装置2の制御装置21は、信号M1に応答して、認証結果を示す信号M2を移動局装置1に送信する。
移動体111のイグニッション電源がオンされ、移動局装置1がオンされた後、外部接続が有効でなければ、ステップS101において外部接続を有効化する。
移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間で、移動局装置1による外部通信回線6の利用を可能にする外部接続契約が締結されていない場合、ステップS2において、移動局装置1は、入力装置14を介して、ユーザから、外部接続契約を要求するユーザ入力を受ける。次いで、移動局装置1は、外部接続契約の料金表を要求する信号M3を制御サーバ装置2に送信する。制御サーバ装置2の制御装置11は、信号M3に応答して、料金表を含む信号M4を移動局装置1に送信する。料金表は、例えば、1つ又は複数の外部接続契約の名称、契約により利用可能なデータ量の上限値、契約期間、及び料金を含む。料金表は、例えば、利用可能なデータ量の上限値に応じて予め決められた異なる料金を設定してもよい。次いで、ステップS3において、移動局装置1は、料金表を表示装置15に表示する。
ステップS4において、入力装置14を介してユーザから、料金表のうちの1つの外部接続契約を選択するユーザ入力を受ける。以下、第1の実施形態では、支払った料金に応じて利用可能なデータ量の上限値を有する外部接続契約を締結する場合について説明する。次いで、移動局装置1は、選択された外部接続契約の締結を要求する信号M5を制御サーバ装置2に送信する。信号M5は、例えばユーザのクレジットカードの情報などを含んでもよく、これにより、ユーザは選択された外部接続契約に対応する料金を支払う。次いで、ステップS5において、制御サーバ装置2は、ユーザによって選択された外部接続契約を登録する。次いで、制御サーバ装置2は、外部接続の有効化を要求する信号M6を管理サーバ装置3に送信する。次いで、ステップS6において、管理サーバ装置3は、移動局装置1が外部通信回線6を利用できるように、外部接続を有効化する。次いで、管理サーバ装置3は、外部接続の有効化の完了を示す信号M7を制御サーバ装置2に送信する。
ステップS7において、制御サーバ装置2は、移動局装置1に関する外部接続情報を更新する。外部接続情報は、例えば、外部接続契約の内容、残りデータ量、及び外部接続状態を含む。次いで、制御サーバ装置2は、更新された外部接続情報を含む信号M8を移動局装置1に送信する。次いで、ステップS8において、移動局装置1は、制御サーバ装置2から受信された外部接続情報を、記憶装置17に格納する。
また、移動体111のイグニッション電源がオンされ、移動局装置1がオンされた後、ユーザの明示的な要求に応じて、ステップS102において無線LANを有効化する。
ステップS9において、移動局装置1は、入力装置14を介してユーザから、外部接続を要求するユーザ入力を受ける。次いで、移動局装置1は、外部接続情報を要求する信号M9を制御サーバ装置2に送信する。次いで、ステップS10において、制御サーバ装置2は、移動局装置1に関する外部接続情報、例えば、外部接続契約の内容、残りデータ量、及び外部接続状態を記憶装置23から読み出す。次いで、制御サーバ装置2は、読み出された外部接続情報を含む信号M10を移動局装置1に送信する。次いで、ステップS11において、移動局装置1は、制御サーバ装置2から受信された外部接続情報を、記憶装置17に格納する。次いで、ステップS12において、移動局装置1は、制御サーバ装置2から受信された外部接続情報を確認し、外部接続情報が、端末装置4及び外部通信回線6の間の通信を確立するための条件を満たすか否かを判断する。この条件は、例えば、有効な外部接続契約が締結されていることと、残りデータ量がゼロでないことと、外部接続が有効であることとを含む。外部接続情報がすべて条件を満たす場合、ステップS13において、移動局装置1は、LAN通信装置13をオンし、無線LANのIPアドレスを端末装置4に割り当て、これにより、端末装置4は移動局装置1に接続される。
図2では、移動体111のイグニッション電源がオンされ、移動局装置1がオンされた後、ステップS101を実行する場合を示したが、ステップS101をスキップしてもよい。ステップS12において、有効な外部接続契約が締結されていないと判断される場合、ステップS101に進み、外部接続を有効化してもよい。
図2では、ステップS5において外部接続契約を登録した後、すぐに、ステップS6において外部接続を有効化する場合を示したが、外部接続契約を締結しても外部接続を有効化することなく、ステップS9においてユーザが明示的に外部接続を要求した後に外部接続を有効化してもよい。この場合、制御サーバ装置2は、信号M9に応答して信号M6を管理サーバ装置3に送信し、次いで、管理サーバ装置3は、ステップS6を実行し、信号M7を制御サーバ装置2に送信し、次いで、制御サーバ装置2はステップS10を実行する。以後の動作は、上述したステップS102のものと同様である。
無線LAN及び外部接続の両方が有効化された場合、ステップS14において、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介して端末装置4及び外部通信回線6の間の接続が確立される。
[使用済みデータ量のチェック、外部接続契約のチェック、及び外部接続情報の確認]
図3は、図1の情報処理システム100によって実行される使用済みデータ量のチェック、外部接続契約のチェック、及び外部接続情報の確認を示すシーケンス図である。
予め決められた時間間隔で実行されるステップS111において、制御サーバ装置2は、管理サーバ装置3によって測定された使用済みデータ量をチェックする。まず、制御サーバ装置2は、予め決められた時間間隔で、使用済みデータ量を送信するように要求する信号M21を管理サーバ装置3に送信する。管理サーバ装置3は、信号M21に応答して、使用済みデータ量を含む信号M22を制御サーバ装置2に送信する。次いで、制御サーバ装置2は、移動局装置1に関する外部接続情報、例えば、外部接続契約の内容、残りデータ量、及び外部接続状態を更新する。
また、予め決められた時間間隔で実行されるステップS112において、制御サーバ装置2は、有効な外部接続契約が締結されているか否かをチェックする。この場合、ステップS22において、制御サーバ装置2は、記憶装置23に格納された外部接続情報に基づいて、外部接続契約が満了したか否かをチェックする。次いで、ステップS23において、制御サーバ装置2は、移動局装置1に関する外部接続情報を更新する。ステップS23において更新される外部接続情報は、例えば、外部接続契約の内容、残りデータ量、及び外部接続状態のうちの少なくとも一部を含む。
また、予め決められた時間間隔で実行されるステップS113において、移動局装置1は、制御サーバ装置2から外部接続情報を取得する。まず、移動局装置1は、外部接続情報を要求する信号M23を制御サーバ装置2に送信する。次いで、ステップS24において、制御サーバ装置2は、移動局装置1に関する外部接続情報、例えば、外部接続契約の内容、残りデータ量、及び外部接続状態を記憶装置23から読み出す。次いで、制御サーバ装置2は、読み出された外部接続情報を含む信号M24を移動局装置1に送信する。次いで、ステップS25において、移動局装置1は、制御サーバ装置2から受信された外部接続情報を、記憶装置17に格納する。
ステップS111〜S113は、図3に示したものとは異なる順序で実行されてもよい。また、ステップS111〜S113は、互いに異なる時間間隔でそれぞれ実行されてもよい。
また、ステップS111〜S113は、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信が確立されている場合に実行されてもよく、当該通信が確立されていない場合に実行されてもよい。
[無線LANの無効化及び外部接続の無効化]
図4は、図1の情報処理システム100によって実行される無線LANの無効化及び外部接続の無効化を示すシーケンス図である。本明細書において、「外部接続の無効化」とは、管理サーバ装置3が、ある移動局装置1について外部通信回線6への接続を禁止することを示す。また、本明細書において、「無線LANの無効化」とは、LAN通信装置13をオフすることを示す。
ステップS31において、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介して端末装置4及び外部通信回線6の間の接続が確立されている。制御サーバ装置2は、前述のように、図3のステップS111及びS112を予め決められた時間間隔で実行し、ステップS32において、制御サーバ装置2は、図3のステップS111又はS112の結果に基づいて、残りデータ量の枯渇又は外部接続契約の満了を検出する。第1の実施形態に係る情報処理システム100では、第1の制御装置21が残りデータ量の枯渇又は外部接続契約の満了を検出した場合、ステップS121において無線LANを無効化し、ステップS122において外部接続を無効化する。
ステップS121において、まず、制御サーバ装置2は、無線LANの無効化を要求する信号M31を移動局装置1に送信する。次いで、ステップS33において、移動局装置1はLAN通信装置13をオフし、これにより、無線通信回線W2を介する移動局装置1及び端末装置4の間の通信を停止する。次いで、移動局装置1は、無線LANの無効化の完了を示す信号M32を制御サーバ装置2に送信する。
ステップS122において、まず、制御サーバ装置2は、外部接続の無効化を要求する信号M34を管理サーバ装置3に送信する。次いで、ステップS34において、管理サーバ装置3は、移動局装置1による外部通信回線6の利用を停止するように、外部接続を無効化する。次いで、管理サーバ装置3は、外部接続の無効化の完了を示す信号M35を制御サーバ装置2に送信する。次いで、ステップS35において、制御サーバ装置2は、移動局装置1に関する外部接続情報、例えば、外部接続契約の内容、残りデータ量、及び外部接続状態を更新する。
本明細書では、信号M31を「第1の停止信号」ともいい、信号M34を「第2の停止信号」ともいう。
図4では、ステップS121を実行した後にステップS122を実行する場合を示したが、ステップS122はステップS121よりも前に実行されてもよく、ステップS121及び122は並列に実行されてもよい。
無線LAN及び外部接続の両方を無効化することにより、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信は切断される。
また、移動局装置1は、外部接続情報を要求する信号M33を制御サーバ装置2に送信する。ステップS35の実行後、制御サーバ装置2は、信号M33に応答して、更新された外部接続情報を含む信号M36を移動局装置1に送信する。次いで、ステップS36において、移動局装置1は、制御サーバ装置2から受信された外部接続情報を、記憶装置17に格納する。
図4の動作によれば、制御サーバ装置2は、外部接続情報が予め決められた条件を満たす場合、無線LAN及び外部接続の両方を無効化する。特に、制御サーバ装置2は、使用済みデータ量が予め決められたしきい値以上になった場合、例えば、使用済みデータ量が契約により利用可能なデータ量の上限値に達した場合、無線LAN及び外部接続の両方を無効化してもよい。
図4の動作によれば、外部接続を無効化するならば無線LANも無効化することにより、外部接続が利用可能でない場合に、移動局装置1による不要な無線信号の発生を停止し、リソースを効率的に管理することができる。特に、制御サーバ装置2が移動局装置1に停止信号を送信するという比較的に簡単な動作及び構成により、移動局装置1による不要な無線信号の発生を停止することができる。
[第1の実施形態のまとめ]
第1の実施形態によれば、外部接続を無効化するならば無線LANも無効化することにより、外部接続が利用可能でない場合に、移動局装置1による不要な無線信号の発生を停止し、リソースを効率的に管理することができる。特に、制御サーバ装置2が移動局装置1に停止信号を送信するという比較的に簡単な動作及び構成により、移動局装置1による不要な無線信号の発生を停止することができる。
移動局装置1の以前の動作時において外部接続を有効化したことにより、移動体111のイグニッション電源がオンされ、移動局装置1がオンされた時点において、外部接続がすでに有効化されていることがある。しかしながら、このような場合であっても、移動局装置1は、無線LANを自動的に有効化することなく、ユーザが明示的に外部接続を要求するまでは無線LANを有効化しないことが好ましい。第2の実施形態において後述するように、制御サーバ装置2から管理サーバ装置3へのアクセスの頻度は所定値、例えば5回/秒以下に制限されることがある。無線LANを自動的に有効化すると、ユーザが移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信を必要としていない場合であっても、当該通信に関連付けられた使用済みデータ量をモニタリングするために、制御サーバ装置2から管理サーバ装置3への余分なアクセスが発生する。このような余分なアクセスに起因して、他の移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する他の端末装置4及び外部通信回線6の間の通信について、当該通信に関連付けられた使用済みデータ量のモニタリングが遅延することが懸念される。従って、ユーザが明示的に外部接続を要求するまでは無線LANを有効化しないことにより、使用済みデータ量のモニタリングの遅延を生じにくくすることができる。
また、図3において、少なくともステップS111及びS113は、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信が確立されている場合のみに実行されてもよい。このため、移動局装置1は、LAN通信装置13をオフしている場合、信号M23の送信を停止してもよい。制御サーバ装置2は、ある時間間隔で移動局装置1から信号M23を受信している場合のみ、信号M21を送信し、予め決められた時間長にわたって移動局装置1から信号M23を受信していない場合、信号M21の送信を停止してもよい。第2の実施形態において後述するように、制御サーバ装置2から管理サーバ装置3へのアクセスの頻度は所定値、例えば5回/秒以下に制限されることがある。移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信が確立されているか否かにかかわらず制御サーバ装置2が信号M21を送信すると、使用済みデータ量をモニタリングする必要がない場合であっても、制御サーバ装置2から管理サーバ装置3への余分なアクセスが発生する。このような余分なアクセスに起因して、他の移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する他の端末装置4及び外部通信回線6の間の通信について、当該通信に関連付けられた使用済みデータ量のモニタリングが遅延することが懸念される。従って、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信が確立されている場合のみにステップS111及びS113を実行することにより、使用済みデータ量のモニタリングの遅延を生じにくくすることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信に係る使用済みデータ量の計算に関する。
第2の実施形態に係る情報処理システム100は、第1の実施形態のものと同様の構成を有する。
移動局装置1及び管理サーバ装置3を介して端末装置4及び外部通信回線6の間で通信する場合、管理サーバ装置3により外部接続のデータ量を測定し、測定されたデータ量に基づいて、制御サーバ装置2により通信を制御する。通信の制御は、例えば、料金の計算、データ量が上限に達した場合の通信の停止、などを含む。この場合、管理サーバ装置3によって測定されたデータ量は、制御サーバ装置2により管理サーバ装置3から読み出される。
ただし、管理サーバ装置3から読み出されるデータ量は、その形式及び内容などに関して制限されることがある。例えば、データ量の読み出しには、以下の制限が課されることがある。
(1)管理サーバ装置3は、他の装置、例えば制御サーバ装置2などから、1秒間に最大で5回までのアクセスしか受け付けることができない。1回のアクセスにより、1つの移動局装置1に関連付けられた使用済みデータ量が読み出される。また、1回のアクセスにより、1つの移動局装置1に関連付けられた外部接続が有効化又は無効化される。従って、制御サーバ装置2は、1分間で最大300台、すなわち1時間で最大18000台の移動局装置1に関連付けられた通信を制御することしかできない
(2)管理サーバ装置3によって測定される使用済みデータ量は、各月の予め決められた日から起算された値を有し、1ヶ月ごとにリセットされる。従って、外部接続契約の開始日又は他の任意の時点から起算された使用済みデータ量を管理サーバ装置3から読み出すことはできない。
(3)管理サーバ装置3は、最長でも、過去2ヶ月分の使用済みデータ量しか保持することができない。3ヶ月以前の使用済みデータ量は、管理サーバ装置3から破棄される。
例えば、残りデータ量がゼロに達した場合に通信を即時に停止するためには、制御サーバ装置2が使用済みデータ量を常に正確に把握している必要がある。しかしながら、上述のように管理サーバ装置3からのデータ量の読み出しが制限されている場合、他の装置により使用済みデータ量を常に正確に把握することは困難なことがある。例えば、所定時間により多くのアクセスを受け付けることができるように、管理サーバ装置3を改修することが考えられる。また、任意の時点から起算された使用済みデータ量を読み出すことができるように、管理サーバ装置3を改修することが考えられる。さらに、より長期間にわたる使用済みデータ量を保持することができるように、管理サーバ装置3を改修することが考えられる。しかしながら、管理サーバ装置3を改修すると、通信事業者設備112の全体に影響するので、例えば、数十億円を超える多額の費用がかかるおそれがある。従って、測定されたデータ量の読み出しが制限されている場合であっても、他の装置によりデータ量を高精度に計算することが求められる。
第2の実施形態では、測定されたデータ量の読み出しが制限されている場合であっても、比較的に簡単な構成で、データ量を高精度に計算することができる情報処理システム100について説明する。
制御サーバ装置2は、使用済みデータ量を送信するように、予め決められた第1の時間間隔、例えば10分ごとに管理サーバ装置3に要求する。管理サーバ装置3によって測定されて制御サーバ装置2に送信される使用済みデータ量は、所定の時間周期の始め、例えば、各月の予め決められた日から起算される。制御サーバ装置2は、管理サーバ装置3から使用済みデータ量を受信する。制御サーバ装置2は、使用済みデータ量に基づいて、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信の開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算する。最新の残りデータ量r(n)は、最新の使用済みデータ量u(n)と前回の使用済みデータ量u(n−1)との差を、前回の残りデータ量r(n−1)から減算することにより計算される。
図5は、第2の実施形態の第1の実施例に係る情報処理システム100による使用済みデータ量及び残りデータ量の変化を示すグラフである。図5は、移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間で、上限値として1GBまでのデータ量を利用可能である外部接続契約Aを締結する場合を示す。図5〜図7の例において、管理サーバ装置3は使用済みデータ量を各月の1日から起算する。制御サーバ装置2は、管理サーバ装置3から所定の時間間隔で使用済みデータ量u(n)を取得する。従って、制御サーバ装置2が使用済みデータ量u(n)を取得するごとに、最新の残りデータ量r(n)は次式により計算される。
最新の残りデータ量r(n)=前回の残りデータ量r(n−1)−(現在の使用済みデータ量u(n)−前回の使用済みデータ量u(n−1))
例えば、管理サーバ装置3から順に読み出される使用済みデータ量が、0MB、100MB、200MB、…、900MB、1000MBになる場合、残りデータ量は次式により計算される。
1000=1000−(0−0)
900=1000−(100−0)
800=900−(200−100)

0=100−(1000−900)
図5〜図7では、グラフ中の黒丸により、管理サーバ装置3からの使用済みデータ量の読み出しを模式的に示す。図5〜図7の例では、数日ごとに使用済みデータ量を読み出すように示しているが、より短い時間間隔で使用済みデータ量を読み出してもよい。
制御サーバ装置2は、残りデータ量が予め決められた第1のしきい値以下になった場合、例えば、残りデータ量がゼロに達した場合、又はゼロに近い値に達した場合、外部接続を無効化する。第1の実施形態において説明したように、制御サーバ装置2は、残りデータ量が予め決められた第1のしきい値以下になった場合、例えば、残りデータ量がゼロに達した場合、又はゼロに近い値に達した場合、無線LAN及び外部接続の両方を無効化してもよい。
制御サーバ装置2は、残りデータ量が第1のしきい値より大きい第2のしきい値以下になった場合、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、使用済みデータ量を送信するように管理サーバ装置3に要求してもよい。第2のしきい値は、例えば、契約により利用可能なデータ量の上限値の10%などに設定される。管理サーバ装置3から使用済みデータ量を読み出す時間間隔が比較的に長いと、残りデータ量がゼロに達した後においても通信が継続されるおそれがある。しかしながら、残りデータ量がゼロに近づいた場合、管理サーバ装置3から使用済みデータ量を読み出す時間間隔を短縮することにより、残りデータ量がゼロに達する時点をより正確に検出することができる。第2の時間間隔は、固定値であってもよく、残りデータ量がゼロに近づくにつれて、連続的又は離散的に短くなってもよい。
図6は、第2の実施形態の第2の実施例に係る情報処理システム100による使用済みデータ量及び残りデータ量の変化を示すグラフである。図6は、移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間で、上限値として1GBまでのデータ量を利用可能である外部接続契約Aを締結し、その後、上限値として2GBまでのデータ量を利用可能である外部接続契約Bをさらに締結する場合を示す。
例えば、外部接続契約Bによる通信中において、管理サーバ装置3から順に読み出される使用済みデータ量が、1000MB、1100MB、1200MB、…、2900MB、3000MBになる場合、残りデータ量は次式により計算される。
1900=2000−(1100−1000)
1800=1900−(1200−1100)

0=100−(3000−2900)
図7は、第2の実施形態の第3の実施例に係る情報処理システム100による使用済みデータ量及び残りデータ量の変化を示すグラフである。図7は、移動局装置1のユーザと制御サーバ装置2の事業者との間で、上限値として1GBまでのデータ量を利用可能である外部接続契約Aを締結し、外部接続契約Bによる通信が複数の時間周期、すなわち11月〜12月にわたって連続的又は断続的に継続する場合を示す。前述のように、管理サーバ装置3は使用済みデータ量を各月の1日から起算するので、使用済みデータ量は、図7の12月1日にリセットされる。このような場合であっても、最新の残りデータ量は、図5及び図6を参照して説明したように計算される。ただし、制御サーバ装置2は、連続した第1及び第2の時間周期にわたって残りデータ量を計算する場合、かつ、第2の時間周期において最初に残りデータ量r(n2)を計算する場合、前回の使用済みデータ量をゼロに設定する。従って、最新の残りデータ量r(n2)は次式により計算される。
最新の残りデータ量r(n2)=前回の残りデータ量r(n1)−(現在の使用済みデータ量u(n)−0
例えば、管理サーバ装置3から順に読み出される11月分の使用済みデータ量が、0MB、100MB、200MB、300MB、400MBになり、管理サーバ装置3から順に読み出される12月分の使用済みデータ量が、100MB、200MB、300MB、400MB、500MBになる場合、残りデータ量は次式により計算される。
1000=1000−(0−0)
900=1000−(100−0)
800=900−(200−100)
700=800−(300−200)
600=700−(400−300)
500=600−(100−0)
400=500−(200−100)
300=400−(300−200)
200=300−(400−300)
100=200−(500−400)
図7の例では、12月1日にリセットされる直前の使用済みデータ量は管理サーバ装置3から読み出されず、制御サーバ装置2は、この時点における正確な使用済みデータ量を知ることができない。しかしながら、12月において最初に残りデータ量を計算する場合、前回の使用済みデータ量をゼロに設定することにより、通信開始時から起算されて合計された残りデータ量を最小の誤差で計算することができる。また、この場合、制御サーバ装置2は、12月において残りデータ量を計算する場合、過去の使用済みデータ量を読み出すために管理サーバ装置3へ余分なアクセスを行うことなく、残りデータ量を計算することができる。
制御サーバ装置2は、残りデータ量がゼロになった場合、外部接続を無効化してもよい。また、制御サーバ装置2は、残りデータ量がゼロになった場合、無線LAN及び外部接続の両方を無効化してもよい。
上述の例では、制御サーバ装置2が残りデータ量を計算する場合について説明したが、制御サーバ装置2は、残りデータ量に代えて、通信開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を計算してもよい。ここで、管理サーバ装置3によって測定されて制御サーバ装置2に送信される使用済みデータ量を、「第1の使用済みデータ量」ともいう。制御サーバ装置2は、第1の使用済みデータ量に基づいて、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介する端末装置4及び外部通信回線6の間の通信の開始時から起算されて合計された使用済みデータ量を示す第2の使用済みデータ量を計算する。第2の使用済みデータ量は、最新の第1の使用済みデータ量と前回の第1の使用済みデータ量との差を、前回の第2の使用済みデータ量に加算することにより計算される。制御サーバ装置2は、管理サーバ装置3から所定の時間間隔で第1の使用済みデータ量を取得する。従って、制御サーバ装置2が第1の使用済みデータ量を取得するごとに、最新の第2の使用済みデータ量は次式により計算される。
最新の第2の使用済みデータ量=前回の第2の使用済みデータ量+(最新の第1の使用済みデータ量−前回の第1の使用済みデータ量)
制御サーバ装置2は、第2の使用済みデータ量が第1のしきい値より小さい第2のしきい値、例えば、契約により利用可能なデータ量の上限値の90%など以上になった場合、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、第1の使用済みデータ量を送信するように管理サーバ装置3に要求してもよい。管理サーバ装置3から第1の使用済みデータ量を読み出す時間間隔が比較的に長いと、第2の使用済みデータ量が契約により利用可能なデータ量の上限値を超過するおそれがある。しかしながら、第2の使用済みデータ量が契約により利用可能なデータ量の上限値に近づいた場合、管理サーバ装置3から第1の使用済みデータ量を読み出す時間間隔を短縮することにより、第2の使用済みデータ量が契約により利用可能なデータ量の上限値に達する時点をより正確に検出することができる。第2の時間間隔は、固定値であってもよく、第2の使用済みデータ量が契約により利用可能なデータ量の上限値に近づくにつれて、連続的又は離散的に短くなってもよい。
第2の実施形態は、支払った料金に応じて利用可能なデータ量の上限値を有する外部接続契約を締結する場合に限らず、データ量に応じて増大する料金を請求する従量制の外部接続契約を締結する場合にも適用可能である。
[他の変形例]
図1の例では、移動局装置1と制御サーバ装置2とが管理サーバ装置3を介して接続されるように示したが、移動局装置1及び制御サーバ装置2は、通信事業者設備112における、管理サーバ装置3以外の他の装置を介して互いに接続されてもよい。
図2のステップS1において、移動局装置1は、イグニッション電源に代わって、例えばアクセサリ電源がオンされたか否かを検出してもよい。
移動局装置1のWAN通信装置12及びLAN通信装置13の少なくとも一方は、移動局装置1に内蔵される場合だけに限定されず、移動局装置1の外部に設けられ、移動局装置1の本体とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを介して接続されてもよい。
外部通信回線6は、上述のようにインターネットであってもよく、他の有線又は無線通信回線であってもよい。
使用済みデータ量は、移動局装置1ごとに計算される。例えば、1つの移動局装置1に1つの端末装置4が通信可能に接続される場合、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介するこの1つの端末装置4及び外部通信回線6の間の通信に関連付けられた使用済みデータ量が計算される。また、1つの移動局装置1に複数の端末装置4が通信可能に接続される場合、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介するこれらの端末装置4及び外部通信回線6の間の通信に関連付けられた合計の使用済みデータ量が計算される。
なお、本実施形態の情報処理システム100において、移動局装置1、制御サーバ装置2、及び管理サーバ装置3のそれぞれは、所定のアプリケーションプログラムを実行する1つ又は複数のコンピュータによって実装されてもよい。情報処理システム100の各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、或いは、複数の装置によって分散処理されてもよい。
制御サーバ装置2は、単一のサーバ装置であってもよく、複数のサーバ装置の組み合わせであってもよい。制御サーバ装置2は、移動局装置1及び管理サーバ装置3を介するこの1つの端末装置4及び外部通信回線6の間の通信を制御するサーバ装置を含んでもよい。制御サーバ装置2は、ユーザの登録及び/又は支払いなどを管理するサーバ装置を含んでもよい。制御サーバ装置2は、移動局装置1又はそのアプリケーションプログラムを認証するサーバ装置を含んでもよい。複数のサーバ装置は、地理的に分散して配置されてもよい。
本発明は、移動局装置及び管理サーバ装置を介して端末装置及び外部通信回線の間で通信する情報処理システムに適用可能である。
1…移動局装置、
2…制御サーバ装置、
3…管理サーバ装置、
4…端末装置、
5…基地局装置、
6…外部通信回線、
11…制御装置、
12…WAN通信装置、
13…LAN通信装置、
14…入力装置、
15…表示装置、
16…センサ群、
17…記憶装置、
21…制御装置、
22…通信装置、
23…記憶装置、
31…制御装置、
32…通信装置、
33…通信装置、
34…ゲートウェイ(GW)装置、
35…スイッチ装置、
36…記憶装置、
100…情報処理システム、
111…移動体、
112…通信事業者設備。

Claims (7)

  1. 移動体に搭載される移動局装置と第1の無線通信回線を介して接続し、かつ外部通信回線と通信可能な管理サーバ装置と接続する制御サーバ装置であって、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置と通信可能に接続される通信装置と、
    第2の無線通信回線を介して前記移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、前記管理サーバ装置を介した前記外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を格納する記憶装置と、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信を制御する制御装置とを備え、
    前記通信装置は、前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で前記管理サーバ装置から受信し、
    前記制御装置は、前記使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された前記使用済みデータ量を前記利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算し、最新の前記残りデータ量は、最新の前記使用済みデータ量と前回の前記使用済みデータ量との差を、前回の前記残りデータ量から減算することにより計算される制御サーバ装置。
  2. 前記制御装置は、連続した第1の時間周期及び第2の時間周期にわたって前記残りデータ量を計算する場合、かつ、前記第2の時間周期において最初に前記残りデータ量を計算する場合、前回の前記使用済みデータ量をゼロに設定する請求項1記載の制御サーバ装置。
  3. 前記制御装置は、前記残りデータ量が予め決められた第1のしきい値に達した場合、前記移動局装置による前記外部通信回線の利用を停止する停止信号を前記管理サーバ装置に送信する請求項1又は請求項2記載の制御サーバ装置。
  4. 前記制御装置は、前記残りデータ量が前記第1のしきい値より大きい第2のしきい値に達した場合、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、前記使用済みデータ量を送信する要求を前記管理サーバ装置に対して行う請求項3に記載の制御サーバ装置。
  5. 移動体に搭載され、管理サーバ装置を介して外部通信回線に接続される移動局装置と、
    第1の無線通信回線を介して前記移動局装置に接続される制御サーバ装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記制御サーバ装置は、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置と通信可能に接続される通信装置と、
    第2の無線通信回線を介して前記移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、前記管理サーバ装置を介した前記外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を格納する記憶装置と、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信を制御する制御装置とを備え、
    前記通信装置は、前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で前記管理サーバ装置から受信し、
    前記制御装置は、前記使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された前記使用済みデータ量を前記利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算し、最新の前記残りデータ量は、最新の前記使用済みデータ量と前回の前記使用済みデータ量との差を、前回の前記残りデータ量から減算することにより計算される情報処理システム。
  6. 移動体に搭載される移動局装置と第1の無線通信回線を介して接続し、かつ外部通信回線と通信可能な管理サーバ装置と接続する制御サーバ装置のプロセッサによって実行されるプログラムであって、
    前記制御サーバ装置は、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置と通信可能に接続される通信装置と、
    第2の無線通信回線を介して前記移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、前記管理サーバ装置を介した前記外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を格納する記憶装置と、
    前記プロセッサとを備え、
    前記プログラムは、前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信を制御するステップを含み、
    前記制御するステップは、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で前記管理サーバ装置から受信するステップと、
    前記使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された前記使用済みデータ量を前記利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算するステップとを含み、
    最新の前記残りデータ量は、最新の前記使用済みデータ量と前回の前記使用済みデータ量との差を、前回の前記残りデータ量から減算することにより計算されるプログラム。
  7. 移動体に搭載される移動局装置と第1の無線通信回線を介して接続し、かつ外部通信回線と通信可能な管理サーバ装置と接続する制御サーバ装置の制御方法であって、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置と通信するステップと、
    第2の無線通信回線を介して前記移動局装置と通信可能に接続された端末装置と、前記管理サーバ装置を介した前記外部通信回線との間の通信に関連付けられた利用可能なデータ量の上限値を前記制御サーバ装置の記憶装置に格納するステップと、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信を制御するステップとを含み、
    前記制御するステップは、
    前記移動局装置及び前記管理サーバ装置を介する前記端末装置と前記外部通信回線との間の通信に関連付けられ、ある時間周期の始めから起算された使用済みデータ量を、予め決められた第1の時間間隔で前記管理サーバ装置から受信するステップと、
    前記使用済みデータ量に基づいて、通信開始時から起算されて合計された前記使用済みデータ量を前記利用可能なデータ量の上限値から減算した残りデータ量を計算するステップとを含み、
    最新の前記残りデータ量は、最新の前記使用済みデータ量と前回の前記使用済みデータ量との差を、前回の前記残りデータ量から減算することにより計算される制御方法。
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