JP2022143016A - 皮剥き装置 - Google Patents

皮剥き装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022143016A
JP2022143016A JP2021043329A JP2021043329A JP2022143016A JP 2022143016 A JP2022143016 A JP 2022143016A JP 2021043329 A JP2021043329 A JP 2021043329A JP 2021043329 A JP2021043329 A JP 2021043329A JP 2022143016 A JP2022143016 A JP 2022143016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peeler
fruit
vegetable
shaft
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021043329A
Other languages
English (en)
Inventor
晃浩 佐藤
Akihiro Sato
孝弘 狩野
Takahiro Kano
浩孝 一條
Hirotaka Ichijo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASTRA KK
Original Assignee
ASTRA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASTRA KK filed Critical ASTRA KK
Priority to JP2021043329A priority Critical patent/JP2022143016A/ja
Publication of JP2022143016A publication Critical patent/JP2022143016A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

【課題】パイナップルのような堅い表皮を有する果菜の皮剥きを効率よく、安定的かつ確実に行うことができ、しかも、より安全、より衛生的に行う為の構成を備えた皮剥き装置を提供すること。【解決手段】果菜ホルダ161が設けられた第1筐体部21と、ピーラ101が設けられた第2筐体部22が、第1筐体部21の果菜ホルダ161の配設面と第2筐体部22のピーラ101の配設面とを直角に位置させて一体に形成された皮剥き機本体2と、対向配置された2本の脚部33を備え、皮剥き機本体2を揺動水平軸4により、非作動モードの状態と作動モードの状態との間で揺動可能に脚部33,33間に支承する設置台3とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、果菜、特に、パイナップルの皮剥き作業に好適な皮剥き装置に関する。
従来より、柿、りんご、オレンジなどの果物や野菜の加工処理時における表皮の皮剥き工程において、高速・簡便にその加工処理を行うべく、様々な構成の皮剥き装置が使用されている。
ここで、果菜として一般に流通している生のパイナップルは小さな実の集合体からなるコクーン(繭玉)形状の果実であり、その表皮は堅く、厚く、鱗状に凸凹であるため、従来より、果実の上についた天芽(冠芽・クラウン)といわれる天部と底部とを切断して樽型とし、その果実を基台上に配置し、同心状にして配置された円筒状の内側ブレード及び外側ブレードを備えるカッタをパイナップルの樽型の果実(以下、「パイナップル果実」という)の天面から芯方向に沿って底面方向へ動かすことで、パイナップルの表皮と芯部を簡便に取り除く構成の皮剥き機が使用されている(特許文献1)。
本発明者らも、皮剥き対象の果菜を支承するワークホルダがワーク回転モータの駆動により回転自在に配設されたワーク支承部と、ピーラ回転モータの駆動によりピーラを前記ワークホルダに支承される果菜の外周に沿って移動させるピーラ軸、および、前記ピーラ軸と同軸配置され、ピーラとの間に付勢部材が配設されており、シャフト回転モータの駆動により回転する中心シャフトを備え、ピーラ軸と中心シャフトの回転角度差により前記付勢部材の緊張状態を調整して前記ピーラのピーラ刃をピーラ軸の仮想軸線に対して接離させるように揺動可能に構成されたピーラ駆動部とを備えた、パイナップルに特化した皮剥き装置を開発している(例えば、特許文献2参照)。
特開昭57-29278号公報 特許第6837691号公報
しかしながら、特許文献1のように、円筒状のブレードを備えるカッタでパイナップル果実の表皮と芯部を取り除いて飲食用の花托部分(以下、果肉という)のみを残す場合、結果として得られる形状は穴あきの円筒状となり、表皮近くの果肉などの非常に多くの部分が廃棄されることとなる。
また、特許文献2に開示した皮剥き装置は、果実の天部と底部とを切断して樽型としたパイナップル果実の表皮をピーラで剥くことにより、皮剥き作業における果実の廃棄量を頗る少なくすることができるものではあるが、パイナップル果実の厚い皮および、それに耐えうる強度を有する皮剥き構造の重量の影響が皮剥きの不確実性を招いていた。加えて、皮や果汁等が周囲に飛散して衛生面、清掃面の課題となっており、機能上、果菜ピンの上尖部や鋭利な刃部が露出せざるを得ず、操作時や保管収納時においてより安全性を確保したいという要望があった。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、パイナップルのような堅い表皮を有する果菜の皮剥きを効率よく、安定的かつ確実に行うことができ、しかも、より安全、より衛生的に行う為の構成を備えた皮剥き装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る皮剥き装置は、皮剥き対象の果菜を果菜ホルダに支承して回転可能とする果菜支承部が設けられた第1筐体部と、ピーラを前記果菜ホルダに支承された果菜に接離させ、揺動回転可能とするピーラ駆動部が設けられた第2筐体部22が、前記第1筐体部の前記果菜ホルダの配設面と前記第2筐体部22の前記ピーラの配設面とを直角に位置させて一体に形成された皮剥き機本体と、対向配置された2本の脚部を備え、前記皮剥き機本体を、揺動水平軸により、第1筐体部の表面を上方へ指向させて前記果菜ホルダを鉛直に位置させるとともに、第2筐体部22を第1筐体部から起立させた姿勢とする非作動モードの状態と、第2筐体部22の表面を下方へ指向させて前記ピーラを吊下させるとともに、第1筐体部を第2筐体部22から垂下させて前記果菜ホルダを水平に位置させた姿勢とする作動モードの状態との間で揺動可能に、前記2本の脚部間に支承する設置台と、を備えることを特徴とする。
本発明の皮剥き装置によれば、第1筐体部の表面を上方へ指向させた前記皮剥き機本体の非作動モードには、前記果菜ホルダは鉛直に配置されているので、作業者が前記果菜ホルダに皮剥き対象の果菜を支承させる作業はとてもしやすいものとなる。
そして、作動モードには、揺動水平軸で皮剥き機本体を90°回動させ、第1筐体部を第2筐体部22から垂下させ、かつ、前記果菜ホルダを水平に位置させた姿勢とし、2本の脚部間に収めることができるので、駆動するピーラや果菜ホルダから作業者を保護することができる。この作動モードの姿勢は、主電源のスイッチをOFFにした状態で該皮剥き装置をいずれかの場所に保管する際にも、該皮剥き装置の外形は、ピーラや果菜ホルダを第1筐体部、第2筐体部、設置台で囲うので、安全であり、衛生的であり、しかもコンパクトな縦函状となっている。
また、皮剥き時に滴る果汁は、果菜ホルダを回転させる駆動系やピーラを果菜に当接させ、揺動回転させる駆動系の配設方向ではなく、下方に落下するので、果汁が原因となって前記駆動系を損傷させたり、果汁によってその周辺が汚れて不衛生になることも回避できる。
また、剥かれた表皮もその自重によって下方に落下するので、その回収も簡便になる。
また、皮剥き機本体は、果菜支承部は、皮剥き対象の果菜を支承する果菜ホルダが果菜回転モータの駆動により回転自在に配設されており、ピーラ駆動部は、ピーラ回転モータの駆動によりピーラを前記果菜ホルダに支承される果菜の外周に沿って移動させるピーラ軸、および、前記ピーラ軸に挿入させて同軸配置され、前記ピーラ軸より果菜支承部側へ臨ませた一端に設けられた先端フランジ板に前記ピーラとの間に付勢部材が配設され、シャフト回転モータの駆動により回転する中心シャフトを有し、前記ピーラ軸および中心シャフトは、前記果菜ホルダに保持される果菜の中心方向へ指向するようにして配設されており、ピーラは、前記ピーラ軸に配設されたピーラ取付板に対し、ピーラ刃を支承する腕状の一対のピーラアームが一対のヒンジを介して揺動可能に接続されており、前記果菜回転モータ、ピーラ回転モータ、およびシャフト回転モータの駆動を制御する制御部により、前記ピーラ軸と前記中心シャフトの回転角度差により前記付勢部材の緊張状態を調整して前記ピーラのピーラ刃を前記ピーラ軸の仮想軸線に対して接離させるように揺動させて皮剥きを行なうように構成されていることを特徴とする。
パイナップルのようなコクーン型の果菜の皮剥きにおいては、果菜の高さ方向中間部の皮剥き時には特にピーラ刃は果菜に対して線接触することとなるので、刃渡りの長い大きめのピーラ刃と、そのピーラ刃をホルダを超えて、前記果菜ホルダの仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において果菜の上部に当接させうるような長目のピーラアームとを備えるピーラを用いることとなる。一対のヒンジによって揺動するピーラはそれなりの重量となるが、本発明によれば、皮剥きの作動モードにおいて、ピーラ自体の重量と、?かれて配設される皮の重量とが、ともに終了の作用により皮剥き動作の開始から終了まで一定して下方に掛かり、果菜へのピーラ刃の食いつきを補助することで、皮が厚く,堅い果菜であっても安定的かつ確実に皮剥きを行なうことができる。
また、前記皮剥き機本体と設置台との間に設けられ、非作動モードにおける前記皮むき機本体の姿勢を固定保持させるロック機構を備えることを特徴とする。
これにより、非作動モードに、ピーラや果菜ホルダが上方に露呈した状態となっている皮むき機本体が、果菜ホルダに対する果菜の取付け時などに、その押圧や振動等で想定外に揺動するような事態を防止することができ、作業者を保護することができる。
上述の様に、本発明の皮剥き装置によれば、パイナップルのような堅い表皮を有する果菜の皮剥きを効率よく確実に、そして、より安全、より衛生的に行うことができる。
本発明の実施形態の皮剥き装置における要部断面説明図 本発明の実施形態の皮剥き装置における非作動モードの背面側俯瞰図 本発明の実施形態の皮剥き装置における作動モードの正面側俯瞰図 本発明の実施形態の皮剥き装置における作動モードの背面側俯瞰図 本発明の実施形態の皮剥き装置における作動モードの正面側俯瞰図
以下、本実施形態の皮剥き装置1について、図1乃至図5を用いて説明する。
本実施形態の皮剥き装置1は、略球型やコクーン型等の外形を有する果菜、特に、果実の天部と底部とを切断し、高さ100~180mm、直径100~180mm程度の樽型とされたパイナップル果実の皮剥きに最適な皮剥き装置1であり、支承したパイナップル果実の外皮を揺動回転するピーラ101で剥く皮剥き機本体2と、作動・非作動に応じて前記皮剥き機本体2の姿勢を水平揺動軸4で揺動可能に支承する設置台3とから構成されている。
皮剥き機本体2は、図1に示すように、パイナップル果実を支承する果菜ホルダ161としての果菜ピン163が配設される面(以下、表面と概念する)を有する第1筐体部21と、パイナップル果実に圧接させ、かつ、該パイナップル果実の外周に沿って回動させるピーラ101が配設される面(以下、表面と概念する)を有する第2筐体部22とを有しており、第1筐体部21の表面と第2筐体部22の表面を略90°に配置させて形成されている。
さらに言えば、本実施形態において、第1筐体部21と第2筐体部22はそれぞれ一定の厚みを有する直方体形状の外形を有しており、本実施形態においては、第1筐体部21が第2筐体部22よりも若干狭幅に形成されている。第1筐体部21には、皮剥き対象の果菜を果菜ピン163に支承して回転可能とする果菜支承部160が設けられている。また、第2筐体部22には、ピーラ101を果菜ピン163に支承された果菜に接離させ、揺動回転可能とするピーラ駆動部100が設けられている。そして、果菜ピン163やピーラ101は第1筐体部21と第2筐体部22の長手方向における一端側表面(図1における左端側表面および上端側表面)に配設されている。第2筐体部22の他端側表面には第1筐体部21の他端側側面が接続され、第1筐体部21と第2筐体部22とをこの接続箇所で連通させ、各筐体部21,22の他端部内を第1筐体部21と第2筐体部22との共用部として利用されている。すなわち、皮剥き機本体2の全体形状は第2筐体部22の表面を長手方向に切断した断面形状が略L字状に形成されている。
第1筐体部21の長手方向一端側となる先端部分には、果菜支承部160を構成し、パイナップル果実を皮剥き可能に支承するための果菜ホルダ161が、第1筐体部21の表面に対して垂設された果菜回転軸165により回転自在に配設されている。
本実施形態の果菜ホルダ161は、第1筐体部21内の表面・背面間に亘って回転自在に支承された果菜回転軸165と、第1筐体部21の表面へ垂直に突出させた果菜回転軸165の一端部に着脱自在に設けられ、上面中央にパイナップル果実を突き刺す固定針として果菜ピン163が設けられたホルダ本体162と、このホルダ本体162に上方から嵌装され、ホルダ本体162の外周に摺動して上下方向にスライド移動自在とされたキャップ状の果菜載置部材170を備えている。よって、果菜回転軸165と連接されたホルダ本体162の上部中央に垂設された果菜ピン163は、ホルダ本体162に嵌装された果菜載置部材170の上面中央の開口内において回転自在に突設されることとなる。
第1筐体部21の内部において、果菜回転軸165の他端部には、一方向への回転を拘束する構成(例えば、ワンウェイクラッチ機構等)を備えた1つの果菜プーリ166が配設されている。
さらに、果菜支承部160は果菜回転モータ167を備えている。本実施形態においては、果菜回転モータ167は、第1筐体部21と第2筐体部22との共用部において、第1筐体部21の内底部に設けられた第1マウントプレート121上に配設され、その回転軸167aを第1筐体部21の内底部へ向けて垂直に延出させている。
この回転軸167aには1つのモータプーリ168が配設されており、果菜プーリ166とモータプーリ168には1本のタイミングベルト169が巻回され、果菜回転モータ167の一方向への駆動力を果菜プーリ166へ伝達し、果菜ホルダ161とともにパイナップル果実を回転させるように構成されている。
また、本実施形態の皮剥き機本体22においては、第1筐体部21の一端部には、パイナップル果実を簡便に果菜ピン163から抜き取るための抜取機構180を果菜載置部材170とともに構成し、パイナップル果実を果菜ピン163に沿ってスライド移動させるためのスライド操作部172が配設されている。スライド操作部172は、梃子の原理で果菜載置部材170を上下にスライド移動させるレバー部材173とされている。すなわち、レバー部材173は、開放端は作業者が操作する操作部173Aとされ、他端は果菜載置部材170に回動連接部(不図示)を介して回動自在に連接された固定部173Bとされ、前記両端の中間は、第1筐体部21の一端面に配設されたステイ部材174に回動自在に連結させた揺動支承部173Cとされている。
また、第2筐体部22内の長手方向中央部には、この直方体形状の幅方向側面と平行に延在する第2マウントプレート122が設けられており、後述の制御手段200はこの第2マウントプレート122に配設されている。
第2筐体部22内の長手方向一端側となる先端部には、第3マウントプレート123が配設されており、この第3マウントプレート123には、ピーラ刃102を備えるピーラ101を果菜ホルダ161に支承されたパイナップル果実に接離自在とし、かつ、ピーラ101を該パイナップル果実の外周に沿って回転自在に保持するピーラ駆動部100が配設されている。
ピーラ駆動部100は、軸ラック130により支承され、第2筐体部22の表面から先端部を突出させる中空のピーラ軸111を有している。ピーラ軸111は、第3マウントプレート123に配設されたピーラ回転モータ(不図示)の回転軸に配設されたモータプーリ(不図示)とピーラ軸111に配設されたピーラ軸プーリ114との間に巻回されたテンションベルト115からなる駆動伝達系を介して前記ピーラ回転モータの駆動力が伝達され、回動可能とされている。また、ピーラ軸111には、回転量検出手段(不図示)が配設されている。
本実施形態において、軸ラック130やピーラ回転モータ(不図示)が設けられた第3マウントプレート123は、前記ピーラ回転モータの駆動により回転自在とされた中空のピーラ軸111を、果菜ホルダ161の軸方向に直交する面(第1筐体部21の表面と平行な面)からの仰角を20°としつつ果菜ホルダ161に保持されるパイナップル果実の中心方向へ指向させるように傾斜させて形成されている。そのため、ピーラ軸111の先端部は第2筐体部22から前記20°の仰角を以て第2筐体部22の表面から突出し、果菜支承部160側へ臨んでいる。
そして、このピーラ軸111の先端部には、ピーラ刃102をピーラ軸111の仮想軸線に対して接離させるようにピーラ101を揺動可能に支持するピーラ取付板105が着脱自在に配設されている。
ここで、ピーラ101はピーラ刃102と、ピーラ刃102をパイナップル果実の表面に沿わせて揺動可能に支承する腕状の一対のピーラアーム103と、ピーラアーム103の基端部を一対のヒンジ(不図示)を介して接続させるピーラ取付板105と、ピーラ刃102と平行に延在させて両アーム103間に配設された細軸状のピーラリブ106とを備えている。
なお、本実施形態において、ピーラ刃102の刃渡りLはその果菜表面における当接軌道中において常に接触点がピーラ刃の刃渡りLの範囲内にあるように設計されたものを用いる。また、ピーラアーム103は、ピーラ刃102がパイナップル果実の表皮を剥き残すことが無いように基端部の位置やアーム長を決定する。
また、ピーラ駆動部100は、シャフト回転モータ146の駆動により回転自在とされた中心シャフト141を有しており、中心シャフト141は、ピーラ軸111の軸孔内において同軸上に延在し、一端をピーラ取付板105からさらに突出させ、果菜支承部160側へ臨ませるようにして軸ラック130によって支承されている。
中心シャフト141は、ピーラ101をパイナップル果実に接触させるための付勢部材としてのコイルばね148を作動させるための回転軸であり、シャフト回転モータ146の駆動軸に配設されたモータプーリ147と中心シャフト141に配設されたシャフト軸プーリ144との間に巻回されたテンションベルト145からなる駆動伝達系を介してシャフト回転モータ146の駆動力が伝達され、回動可能とされている。また、中心シャフト141には、回転量検出手段(不図示)が配設されている。
そして、中心シャフト141のピーラ取付板105から果菜支承部160側へ臨ませた一端には先端フランジ板142が設けられている。
また、先端フランジ板142には付勢部材連結部(不図示)が形成されており、この付勢部材連結部には、ピーラ101のピーラリブ106との間に張設され、中心シャフト141および/またはピーラ軸111の回転によって緊張状態を変化させるとともに、ピーラ101のパイナップル果実に対する接離状態を調整可能とされたコイルばね148の一端が連接されている。
そして、ピーラ駆動部100は、パイナップル果実の皮剥き開始位置に移動させた際に、中心シャフト141のみを回転させ、コイルバネ148によりピーラ101のピーラ刃102をピーラ軸111の仮想軸線に対して接近させ、パイナップル果実に当接させるように構成されている。
そして、本実施形態の皮剥き装置1においては、上述の略L字状に全体形状とされた皮剥き機本体2には、折曲部を構成する第1筐体部21の側面から水平方向へ延出する水平揺動軸4が設けられている。皮剥き機本体2は、この水平揺動軸4をもって、第1筐体部21の表面を上方へ指向させて果菜ピン163を鉛直に位置させる姿勢をとるととともに、第2筐体部22を第1筐体部21から起立させた姿勢とする非作動モードの状態と、第2筐体部22の表面を下方へ指向させてピーラ101を吊下させるとともに、第1筐体部21を第2筐体部22から垂下させて果菜ピン163を水平に位置させた姿勢とする作動モードの状態との間で揺動可能に、設置台3に支承されている。
設置台3は、皮剥き機本体2の幅寸法よりも広幅とされた矩形状の底板31を有している。底板31の裏面四隅には、キャスター32が設けられている。また、底板31の長辺において背面側となる一端部には、該設置台3の側壁を兼ねる脚部33が対向配置されている。本実施形態において、脚部33は第1筐体部21および第2筐体部22の厚さ寸法よりも幅広の薄板を用いて形成されている。一対の脚部33,33の背面側には板状部材が設けられ背壁34とされている。本実施形態において、背壁の上部にはコ字状の切り欠き部35が形成されており、水平揺動軸4で揺動する皮剥き機本体2の干渉を回避するように構成されている。そして、一対の脚部33,33の正面側上隅部には、水平揺動軸4を軸支する軸受部(不図示)が対向させて形成されている。前記軸受部は、作動モードにおいて揺動する皮剥き機本体2の第1筐体部21を一対の脚部33間の空間に位置させて収めることができ、望ましくは、果菜ピン163の下方に果菜の剥かれた表皮を回収する回収ボックスを配置することができるように、その形成高さ位置や壁部を構成する薄板の長さ寸法を調整する。
そして、一対の脚部33,33間には、非作動モードにおける皮むき機本体2の姿勢を保持させて設置台3に固定するロック機構6を構成するラッチ爪61が配設されている。ラッチ爪61は、設置台3の背面側斜め下方へ向く開口部内にストライカー62を受け入れることでロックされるように付勢されており、ストライカー62が係合する時や、その係合が解除されるときには、上方に形成された揺動支点を中心に、付勢部材の付勢力に抗って背面側斜め上方へ揺動するように設けられている。
一方、ラッチ爪61に係合するストライカー62は、第2筐体部22の長手方向他端側外方に連接させて形成されたラッチ部23に設けられている。ラッチ部23には、ストライカー62としてのシャフトを懸架し、揺動可能に配設された一対のラッチプレート63と、前記シャフトがラッチ爪61に係合するようにラッチプレート63を揺動させて付勢する付勢部材(不図示)を備えている。
そして、第2筐体部22には、ラッチプレート63を揺動させるトリガーとなるラッチ解除レバー24が設けられている。ラッチ解除レバー24は、第2筐体部22の長手方向一端側において、第2筐体部22の幅方向よりも若干長寸とされた把持部25を前記幅方向に延在させ、把持部両端に連続させてコ字状に屈曲形成された取付部26の先端を、第2筐体部22の側壁に対向させて形成されたレバー軸受部(不図示)に軸支され、取付部26を第2筐体部22の表面と平行に位置させた状態と、表面側へ若干傾かせた状態との間で揺動可能に設けられている。
第2筐体部22内には、前記一対のレバー軸受部に軸支された取付部26,26間を繋ぐようにして連結シャフト64が配設されており、ラッチ解除レバー24の操作によってラッチ解除レバー24が表面側へ傾くとそれに合わせて回転するように構成されている。そして、この連結シャフト64には、第2筐体部22内において背面側を通り、第2筐体部22の他端側端面を抜けるベルト部材65の一端が接続されており、そのベルト部材65の他端はラッチプレート63に接続されている。ベルト部材65は、非作動モードに、ラッチ爪61の開口部にストライカー62としてのシャフトが係合し、ロックされた状態において緊張させて設けられている。
よって、ラッチ解除レバー24の把持部25を把持し、表面側へ傾かせてベルト部材65を連結シャフト64に巻き付かせると、その巻き付かせた分だけ、連結シャフト64とラッチプレート63との間のベルト部材65の長さ寸法が短くなるのでラッチプレート64はベルト部材65を連結した側が付勢に抗して引き上げられる。これにより、ラッチプレート63に支持している前記シャフトも揺動してラッチ爪61をその付勢に抗して押し戻し、開口部内から抜けることでロック状態が解除される。
また、非動作時の姿勢に戻るときには、皮剥き機本体2の水平揺動軸4の軸周りの回動により、ラッチ爪61の開口部にラッチプレート63に支持する前記シャフトが当接し、ラッチ爪61をその付勢力に抗して押し上げつつ、開口部に収まる。これにより、ロック状態となる。
また、一対の脚部33間には、皮剥き機本体2を作動モードの姿勢に回動させた際に、第1筐体部21の回動位置を規制するストッパ9が配設されている。ストッパ9は、本実施形態においては、作動モードの皮剥き機本体2の第1筐体部21の背面を当接させるストッパシャフト10とされ、一対の側壁を構成する脚部33間に懸架されて配設されている。
また、本実施形態において、ストッパシャフト10は、背面を当接させた第1筐体部21が側壁を兼ねる脚部33間に収納されるような位置に設けられている。
さらに、皮剥き装置1には、皮剥き機本体2の姿勢が非作動モードの状態にないことを検出する検出手段(不図示)が設けられている。本実施形態においては、検出手段は、ロック状態が解除されたことを検出するように構成されている。例えば、前記検出手段としては、非作動モードにおける皮剥き機本体2の第2筐体部22を検出可能に、脚部33に設けたセンサなどを例示できる。
なお、本実施形態の皮剥き装置11においても、前述のピーラ軸111の回転量検出手段、並びに、中心シャフト141の回転量検出手段の検出結果を判断し、ピーラ回転モータ112、シャフト回転モータ146、果菜回転モータ167のそれぞれの駆動(速度、回転量、同期など)を制御する制御部200を備えており、制御部200は、皮剥き装置1の主電源がONとなっている状態において、前記検出手段が、皮剥き機本体2の非作動モードの状態が解除されたことを検出したときに果菜回転モータ167並びにピーラ回転モータ112の駆動をONとし、1個の果菜の皮剥きを実行する制御を行う。
また、本実施形態においては、第2筐体部22の天面に形成された入力操作部5に集約して、果菜回転モータ167の駆動(速度)の調整入力手段としてのスイッチ、ピーラ回転モータ112の駆動(速度)の調整入力手段としてのスイッチ等が適宜配設されており、制御部200は、前記入力手段により、駆動に必要な設定内容を変更可能に構成されているものとする。
さらに、皮剥き装置11は、ピーラ回転モータ112、シャフト回転モータ141、果菜回転モータ167や前記回転量検出手段等へ電力を供給するための不図示の電気配線や電源スイッチ7等、一般的な電気装置に必要な構成を備えるものとする。
次に、パイナップル果実の皮剥きをする場合の本実施形態の皮剥き装置1の作用について説明する。
作業者は、皮剥き機本体2の主電源を投入する。また、設置台3の底板上に剥いた皮を回収する回収箱(不図示)を載置しておく。なお、作業者は第2筐体部22の表面に正対するようにして作業を開始する。
そして、図2および図3に示す非作動モードの姿勢となっている皮剥き機本体2の、表面を上方に指向させて配置された第1筐体部21の果菜ホルダ161の果菜ピン163に、樽型のパイナップル果実を突き刺し、保持させる。このとき、パイナップル果実の重心(芯部)を果菜ピン163で突き刺すようにする。
すなわち、本実施形態の皮剥き装置1は、果菜載置部材170の上面から突出している果菜ピン163に樽型のパイナップル果実の重心(芯部)を突き刺し、パイナップル果実の下端を果菜載置部材170の上面に接触させるようにして保持させる。このとき、果菜載置部材170は、パイナップル果実を果菜ピン163に突き刺す際に下方へ押され、ホルダ本体162の外周に摺接しつつ最下位置までスライド移動する。この果菜載置部材170の下方へのスライド移動、すなわち、レバー部材173の固定部Bの押し下げ操作に伴い、レバー部材173は揺動支承部173Cを支点として揺動し、開放端の操作部173Aを上げる。
このとき、本実施形態の皮剥き装置1においては、第1筐体部21の表面を上方へ指向させた皮剥き機本体2は、非作動モードには、果菜ピン163は鉛直に配置されており、しかも、果菜ピン163は作業者の正面に位置しているので、作業者が果菜ピン163に皮剥き対象のパイナップル果菜を突き刺す作業はとてもしやすいものとなる。
果菜ホルダ161にパイナップル果実が保持されたところで、作業者は、ラッチ解除レバー24の把持部25を把持して第2筐体部22を手前に引き、図4および図5に示すように、第1筐体部21の背面をストッパ9のストッパシャフト10に当接させて一対の脚部33間に収納させ、皮剥き機本体2を作動モードの姿勢にセットする。
このとき、把持したラッチ解除レバー24が傾倒することで、ロック機構6のラッチ爪61とストライカー62としての前記ラッチシャフトとの係合は解除される。そして、前記検出手段が、皮剥き機本体2の姿勢が非作動モードの状態にないことを検出することで、制御部200は、果菜回転モータ167、ピーラ回転モータ112等の駆動をONとする。
なお、このとき、本実施形態においては、ピーラ101はピーラ駆動部100に対面した状態における6時の方向の原点位置にあり、コイルばね148の張力は作用していない。
前述のように、皮剥き機本体2の非作動モードの姿勢が解除されたことを検出すると、制御部200は果菜回転モータ164を駆動させる。果菜回転モータ167の駆動力は、その回転軸167aから駆動系168,169,166を経て果菜回転軸165と伝達され、果菜ホルダ161とともにパイナップル果実を回転させる。
また、制御部200は、シャフト回転モータのみを駆動させ、中心シャフト141のみを第1の角度(180°)だけ回転させ、ピーラ軸111と中心シャフト141の回転角度差を作る。
この回転により、ピーラ軸111に保持されたピーラ101と付勢部材連結部147との間に張設されていたコイルばね148は最大限に伸張され、ピーラ101の先端側をピーラ軸111の仮想軸線に対して引き寄せる強い張力を発揮させる。ピーラ101はこの張力と自重によりピーラアーム103のヒンジ104の部分で揺動し、回転するパイナップル果実のホルダ本体162の近傍に位置する部分へピーラ刃102を押しつける。
この状態において、制御部200は、ピーラ回転モータ112とシャフト回転モータを電気的に同期させて駆動させ、ピーラ軸111と中心シャフト141をともに第2の角度(180°)だけ回転させる。この間、中心シャフト141とピーラ軸111との回転角度差は変化しないので、ピーラ101がパイナップル果実に当接している状態(圧力)に変わりはなく、また、ピーラの自重もピーラのパイナップル果実に対する当接を補助する。
そして、ピーラ軸111の回転によりパイナップル果実に対する当接位置を徐々に果菜ピン163の先端方向へ移動するピーラ刃102は、果菜回転軸164aの回転により回転しているパイナップル果実の表皮を連続的に剥き続ける。
ここで、制御部200は、上述の動作例以外にも、パイナップル果実の寸法および堅牢性に応じて自在に前記第2の角度の範囲(皮剥き範囲)および終始点の方向を設定することができるものとする。例えば、芯が柔らかく抜けやすい性質の材料においては、果菜ピン163の先端側から剥き始め、ホルダ本体162の近傍で剥き終わることで、ピーラの当接力がパイナップル果実を押さえつけ、果菜ピン163からの抜けを防止する。従って、この実施形態により剥き方向や範囲が限定されるものではない。
なお、剥かれた表皮はその自重によって下方に落下する。よって、設置台3の底板31上に皮の回収箱を載置しておけば、その中に自動的に回収されることとなるので、作業が簡便になり、廃棄物が作業場に散らばらない点においても衛生的である。また、皮剥き時に滴った果汁はそのまま下方に落下するので、果汁が原因となって前記駆動系を損傷させたり、果汁によって装置が汚れることも少なくすることができる。
皮剥きの為のピーラ軸111の駆動が終了したら、制御部200は、シャフト回転モータ146を駆動させ、中心シャフト141を前記第1の角度と同じ角度だけ、反対方向へ回転させ、ピーラ101をパイナップル果実に押しつけるコイルばね148の緊張状態を弛緩させ、ピーラ101のパイナップル果実に対する当接を解除する。
そして、ピーラ軸111と中心シャフト141をともに第2の角度(180°)と同じだけ反対方向へ回転させ、原点位置(6時方向)に復帰させる。
本実施形態における前述の皮剥き作業中においては、水平揺動軸4で皮剥き機本体2を90°回動させ、第1筐体部21を第2筐体部22から垂下させ、かつ、果菜ピン163を水平に位置させた姿勢とし、第1筐体部21の背面をストッパシャフト10に当てた状態で2本の脚部33間に収めることができるので、ピーラ101や果菜ピン163などの駆動する装置からなる皮剥き機本体2から作業者を保護することができる。
皮剥きが終わったら、作業者は、第2筐体部22の把持部25を把持して、第2筐体部22を起立させるように奥へ押しやり、皮剥き機本体2を回動させ、皮剥き機本体2を非作動モードの姿勢に戻す。
表面を上方に指向させて配置された第1筐体部21の果菜ホルダ161の果菜ピン163には表皮が剥かれたパイナップル果実が突き刺さっているので、続いて、作業者は、抜取機構180のレバー部材173の開放端の操作部173Aを押し下げる。
この操作により、レバー部材173は揺動支承部173Cを支点として揺動し、固定部173Bを高く上げる。これにより、皮剥きが終了したパイナップル果実は、ホルダ本体162の外周に摺接しながら上昇する果菜載置部材170により、果菜ピン163から抜く方向に持ち上げられるので、作業者は皮剥きがされたパイナップル果実を果菜ホルダ161から回収する。
この後、皮剥き作業を継続する場合には、果菜ピン163に次のパイナップル果実を突き刺し、再び、ロック機構6を解除し、皮剥き機本体2の姿勢を非作動モードから動作動モードに回動させる一連の動作を繰り返す。
このように構成された本実施形態の皮剥き装置1は、ピーラ101のピーラ刃102に作用する力の方向を果菜の内方へ必ず指向させることができ、その際には、ピーラ101の自重および、剥かれて排出され下方に垂れ下がっていく皮の自重がともにピーラ刃102をパイナップル果実へ安定的に押しつけ、ピーラ刃102の食いつきを補助する役割を果たす。よって、パイナップルのような表皮の硬い果菜であっても、確実に皮剥きを行なうことができる。
また、本実施形態の皮剥き装置1によれば、皮剥きによる表皮等の廃棄量を極めて少なくすることができる。具体的には、前述の様に円筒状の内側ブレードおよび外側ブレードを備えるカッターでパイナップル果実の表皮と芯部を取り除く場合に比べて、平均で35%増の果肉を得ることができる。
また、抜取機構180を備えた本実施形態の皮剥き装置1は、パイナップル果実を果菜ピン163に突き刺す際には、固定部173Bを力点、操作部173Aを作用点とし、逆に、果菜載置部材170にあるパイナップル果実を果菜ピン163から抜き取る際には、操作部173Aを力点、固定部173Bを作用点として作用させることにより、簡便に皮剥き対象の果菜の果菜ピン163に対する差し込みと抜き取りを行なうことができる。皮剥きがなされたパイナップル果実は、当然に、皮付きのパイナップルよりも柔らかく、果汁が溢れやすいものであるが、抜取機構180を備えることにより、果菜ピン162からの抜き取り初動時に強い力でパイナップル果実を把持し、傷めてしまうような事態も回避することができ、衛生的でもある。
そして、主電源のスイッチをOFFにした状態で皮剥き装置1をいずれかの場所に保管する際にも、作動モードの姿勢は、ピーラ101や果菜ピン163を第1筐体部21、第2筐体部22、設置台3の脚部33、背壁34で囲った姿勢となるので、皮剥き装置1の外形がコンパクトな縦函状となるので、省スペースで、安全かつ衛生的に保管することが可能となる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。
1 皮剥き装置
2 皮剥き機本体
21 第1筐体部
22 第2筐体部
23 ラッチ部
24 ラッチ解除レバー
25 把持部
26 取付部
3 設置台
31 底板
32 キャスタ
33 脚部(側壁)
34 背壁
35 切り欠き部
4 水平揺動軸
5 入力操作部
6 ロック機構
61 ラッチ爪
62 ストライカー(シャフト)
63 ラッチプレート
64 連結シャフト
65 ベルト部材
7 電源スイッチ
9 ストッパ
10 ストッパシャフト
100 ピーラ駆動部
101 ピーラ
102 ピーラ刃
103 ピーラアーム
105 ピーラ取付板
106 ピーラリブ
111 ピーラ軸
114 ピーラ軸プーリ
115 テンションベルト
121 第1マウントプレート
122 第2マウントプレート
123 第3マウントプレート
130 軸ラック
141 中心シャフト
142 先端フランジ板
144 シャフト軸プーリ
145 テンションベルト
146 シャフト回転モータ
147 モータプーリ
148 付勢部材(コイルばね)
160 果菜支承部
161 果菜ホルダ
162 ホルダ本体
163 果菜ピン
165 果菜回転軸
166 果菜プーリ
167 果菜回転モータ
167a 回転軸
168 モータプーリ
169 タイミングベルト
170 果菜載置部材
172 スライド操作部
173 レバー部材
173A 操作部
173B 固定部
173C 揺動支承部
174 ステイ部材
180 抜取機構
200 制御部

Claims (3)

  1. 皮剥き対象の果菜を果菜ホルダに支承して回転可能とする果菜支承部が設けられた第1筐体部と、ピーラを前記果菜ホルダに支承された果菜に接離させ、揺動回転可能とするピーラ駆動部が設けられた第2筐体部が、前記第1筐体部の前記果菜ホルダの配設面と前記第2筐体部の前記ピーラの配設面とを直角に位置させて一体に形成された皮剥き機本体と、
    対向配置された2本の脚部を備え、前記皮剥き機本体を、揺動水平軸により、第1筐体部の表面を上方へ指向させて前記果菜ホルダを鉛直に位置させるとともに、第2筐体部を第1筐体部から起立させた姿勢とする非作動モードの状態と、第2筐体部の表面を下方へ指向させて前記ピーラを吊下させるとともに、第1筐体部を第2筐体部から垂下させて前記果菜ホルダを水平に位置させた姿勢とする作動モードの状態との間で揺動可能に、前記2本の脚部間に支承する設置台とを備えることを特徴とする皮剥き装置。
  2. 果菜支承部は、皮剥き対象の果菜を支承する果菜ホルダが果菜回転モータの駆動により回転自在に配設されており、
    ピーラ駆動部は、ピーラ回転モータの駆動によりピーラを前記果菜ホルダに支承される果菜の外周に沿って移動させるピーラ軸、および、前記ピーラ軸に挿入させて同軸配置され、前記ピーラ軸より果菜支承部側へ臨ませた一端に設けられた先端フランジ板に前記ピーラとの間に付勢部材が配設され、シャフト回転モータの駆動により回転する中心シャフトを有し、前記ピーラ軸および中心シャフトは、前記果菜ホルダに保持される果菜の中心方向へ指向するようにして配設されており、
    ピーラは、前記ピーラ軸に配設されたピーラ取付板に対し、ピーラ刃を支承する腕状の一対のピーラアームが一対のヒンジを介して揺動可能に接続されており、
    前記果菜回転モータ、ピーラ回転モータ、およびシャフト回転モータの駆動を制御する制御部により、前記ピーラ軸と前記中心シャフトの回転角度差により前記付勢部材の緊張状態を調整して前記ピーラのピーラ刃を前記ピーラ軸の仮想軸線に対して接離させるように揺動させて皮剥きを行なうように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の皮剥き装置。
  3. 前記皮剥き機本体と設置台との間に設けられ、非作動モードにおける前記皮むき機本体の姿勢を固定保持させるロック機構を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の皮剥き装置。
JP2021043329A 2021-03-17 2021-03-17 皮剥き装置 Pending JP2022143016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021043329A JP2022143016A (ja) 2021-03-17 2021-03-17 皮剥き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021043329A JP2022143016A (ja) 2021-03-17 2021-03-17 皮剥き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022143016A true JP2022143016A (ja) 2022-10-03

Family

ID=83453833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021043329A Pending JP2022143016A (ja) 2021-03-17 2021-03-17 皮剥き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022143016A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6382077B2 (ja) 皮剥き装置
CA1269582A (en) Peeling machine
US4753159A (en) Automated corn cutter
US20090162508A1 (en) Juice Extractor
US5690013A (en) Automatic self-adjusting and self-centering bagel slicing method and apparatus
US20210000280A1 (en) Automatic and adjustable spiralizer apparatus
US6125744A (en) Fruit peeler
JP2022143016A (ja) 皮剥き装置
JP6837691B1 (ja) 皮剥き装置
US20180325159A1 (en) Fruit and vegetable rotation mechanism and peeling device
JP2000509257A (ja) 牡蛎を開ける方法および装置
KR20010090099A (ko) 과일 껍질 제거기
CN2423829Y (zh) 电动水果切削机
GB2037147A (en) Peeling-apparatus
JP2003189836A (ja) 果実のヘタ皮剥き回転刃およびこれを用いたヘタ皮剥き装置
JP2017205055A (ja) 皮剥き装置
CA2710555A1 (en) Device and method for facilitating the removal of lobster meat from the tail of a lobster
US2375489A (en) Peeling device
CN211910447U (zh) 一种水果去皮机
JP3694686B2 (ja) 食物処理機
JPH053271B2 (ja)
JP3880938B2 (ja) 食物処理機
IE20030473A1 (en) A vegetable peeler
GB2413755A (en) Avocado slicer and remover
KR100506890B1 (ko) 식물처리기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240116