JP2022142862A - 多層難燃絶縁ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】多層難燃絶縁ケーブルにおいて内層の厚さを抑えつつ、電気特性を確保する。【解決手段】導体1と、導体1を被覆するセパレータ2と、セパレータ2を被覆する内層3と、内層3を被覆する外層4と、外層4を被覆するシース5と、を有する多層難燃絶縁ケーブル10である。なお、内層3は、難燃剤が添加されていない絶縁層であり、外層4およびシース5は、難燃剤が添加された難燃層である。そして、内層3と外層4とシース5との合計厚さに対する外層4とシース5との合計厚さの比率は、80%以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、定格電圧が高電圧の多層難燃絶縁ケーブル、特に定格電圧が3600Vクラスの高電圧の多層難燃絶縁ケーブルに関するものである。
多層難燃絶縁電線の一例として、導体を被覆する内層と該内層を被覆する外層とからなる多層難燃絶縁電線が知られている。上記のように導体を被覆する層として内層と外層の2層を備えた多層難燃絶縁電線が特許文献1に記載されている。この多層難燃絶縁電線をシースで被覆したケーブルが多層難燃絶縁ケーブルと呼ばれている。
特開2013-214487号公報
多層難燃絶縁電線及び多層難燃絶縁ケーブルでは、電気特性と物理特性の両方を確保しなければならない。電気特性においては直流安定性試験に合格する必要があり、物理特性においては、例えば引張強度試験等での所定の強度及び難燃特性等が必要となる。
電気特性と物理特性の確保のため、導体を被覆する層を内層と外層の2層構造とする場合、内層で電気特性を確保し、外層で物理特性を確保することが考えられる。
上記特許文献1に記載された多層難燃絶縁電線では、内層によって電気特性を確保しつつ、外層に多数の難燃剤を添加することで外層によって難燃特性を確保している。
しかしながら、多数の難燃剤が添加された外層は、難燃剤の配合により体積抵抗率が低くなり、直流安定性試験に合格し難い。
また、上記特許文献1に記載された多層難燃絶縁電線は、数百Vの低電圧の定格電圧に係る多層難燃絶縁電線であるが、3600Vクラスの高電圧の多層難燃絶縁ケーブルは、直流安定性試験における電圧レベルが高く、より厳しい試験に合格しなければならない。
しかしながら、内層の厚さが0.8mmを超える場合には、EN50264-1規格により内層単体で物理特性を確保しなければならず、内層単体で物理特性を確保するのは困難である。
本発明の目的は、肉厚の厚さを抑えつつ、電気特性を確保することができる多層難燃絶縁ケーブルを提供することである。
本発明の多層難燃絶縁ケーブルは、導体と、前記導体を被覆する内層と、前記内層を被覆する外層と、前記外層を被覆するシースと、を有する。前記内層は絶縁層であり、かつ、前記外層および前記シースは難燃層であり、前記内層と前記外層と前記シースとの合計厚さに対する前記外層と前記シースとの合計厚さの比率は、80%以上である。
本発明の一態様では、前記内層の厚さは、0.4mm以上である。
本発明の他の一態様では、前記外層における難燃剤の含有量は、ベースポリマ100質量部に対して150質量部以上である。
本発明によれば、多層難燃絶縁ケーブルにおいて、内層の厚さを抑えつつ、電気特性を確保することができる。
本発明の多層難燃絶縁ケーブルの一例を示す断面図である。
以下、本発明の多層難燃絶縁ケーブルの実施形態の一例について説明する。本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10は、定格電圧が高電圧のノンハロゲン多層難燃絶縁ケーブル10であり、例えば、定格電圧が3600Vクラスの多層難燃絶縁ケーブル10である。なお、以下の説明では、同一または実質的に同一の構成や要素等については、原則として同一の符号を用いる。
図1に示される多層難燃絶縁ケーブル10の構造について説明すると、導体1と、導体1を被覆する内層3と、内層3を被覆する外層4と、外層4を被覆するシース5と、を有している。なお、導体1と内層3との間にはセパレータ2が介在されている。
すなわち、本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10は、導体1を被覆する層が、内層3と外層4とシース5とからなる3層構造である。そして、多層難燃絶縁ケーブル10では、内層3と外層4とシース5との合計厚さに対する外層4とシース5との合計厚さの比率は、80%以上となっている。具体的には、内層3の厚さをT1とし、外層4の厚さをT2とし、シース5の厚さをT3とすると、(T2+T3)/(T1+T2+T3)≧0.8である。つまり、多層難燃絶縁ケーブル10においては、内層3の厚さ(T1)が厚くなることを抑えつつ、外層4の厚さ(T2)とシース5の厚さ(T3)を合わせた厚さ(T2+T3)を所定量設けて多層難燃絶縁ケーブル10の電気特性を確保している。
なお、多層難燃絶縁ケーブル10における導体1および各層の材質(組成)の一例を挙げると、導体1としては、錫めっき軟銅線を用いることができ、セパレータ2としては、PET(ポリエチレンテレフタラート)を用いることができる。なお、多層難燃絶縁ケーブル10において、内層3は、絶縁層である。一方、外層4およびシース5は、難燃層である。ここで、本実施形態における絶縁層は、難燃剤が添加されていない層のことであり、難燃層は、ベースポリマに対して難燃剤が所定量添加された層のことである。
<絶縁層>
絶縁層としては、ベースポリマと充填剤とその他の添加剤を含む樹脂組成物を用いることができる。ベースポリマとしては、電気絶縁性に優れたポリマであるポリオレフィンを用いることができる。ポリオレフィンとしては、特に限定されないが、ポリエチレン、エチレン・メチルアクリレート共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・ブテン1共重合体、エチレン・ヘキセン1共重合体等のエチレンαオレフィン共重合体などを用いることができる。充填剤その他の添加剤としては、例えば、酸化防止剤、滑剤、架橋剤等を用いることができる。
<難燃層>
難燃層としては、エチレン酢酸ビニル共重合体及び酸変性ポリオレフィンを含有するベースポリマに、難燃剤を含む樹脂組成物を用いることができる。酸変性ポリオレフィンのポリオレフィン材料としては、ポリエチレン、エチレン・メチルアクリレート共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・ブテン1共重合体、エチレン・ヘキセン1共重合体などのエチレンαオレフィン共重合体等が挙げられる。また、ポリオレフィンを変性する酸としては、例えばマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。これらの酸変性ポリオレフィンは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
例えば、多層難燃絶縁ケーブル10においては、外層4およびシース5のそれぞれにおける難燃剤の含有量は、ベースポリマ100質量部に対して150質量部以上であることが好ましい。さらに、難燃剤の含有量の上限値は、350質量部以上であることが好ましい。
このように外層4およびシース5が難燃層であることにより、多層難燃絶縁ケーブル10は、難燃特性も確保することができる。
ここで、本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10を、導体を被覆する層が、内層と外層とからなる2層構造の多層難燃絶縁電線と比較する。導体を被覆する層が2層構造の多層難燃絶縁電線の一例として、内層に電気特性を担わせるとともに、外層に難燃剤を添加して外層に難燃特性を担わせる比較例の多層難燃絶縁電線が知られている。この多層難燃絶縁電線では、外層に多数の難燃剤が添加されている。多数の難燃剤が添加された外層は、体積抵抗率が低くなるため、直流安定性に寄与しない。すなわち、難燃層は直流安定性に寄与しない。その要因の1つとして、難燃層では、難燃層を形成する樹脂と難燃剤との密着性が低いことに起因して難燃剤の周囲に微小な隙間が形成されてしまうことが考えられる。この隙間の形成により、難燃層は水が浸透しやすく吸水しやすい。そして、このような難燃層を有する多層難燃絶縁電線を水に浸漬させて直流安定性試験を実施する際に、水の浸透により導電パスが形成され、絶縁破壊が生じやすくなるため、絶縁信頼性が低い傾向にある(特開2019-87400号参照)。
以上のように、多数の難燃剤が添加された外層を有する多層難燃絶縁電線は、直流安定性試験に合格し難い。
本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10は、定格電圧が3600Vクラスの高電圧の多層難燃絶縁ケーブル10であり、3600Vクラスの高電圧の多層難燃絶縁ケーブル10では、直流安定性試験における電圧レベルも高く、より厳しい直流安定性試験に合格しなければならない。
そこで、本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10では、導体1を被覆する層として、内層3と外層4とシース5とからなる3層構造を採用している。なお、多層難燃絶縁ケーブル10において、内層3に電気特性(直流安定性)を担わせ、外層4とシース5に難燃特性等の物理特性を担わせることを考案したが、内層3を厚くする(0.8mmを超える)と、規格により内層単体で物理特性を確保しなければならず、内層単体で物理特性を確保するのは困難である。したがって、内層の厚さは厚くなり過ぎない様に抑えなければならない。つまり、本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10では、内層3の厚さを厚くなり過ぎない様に抑えつつ、外層4とシース5とを合わせた厚さをある程度厚くすることで多層難燃絶縁ケーブル10の電気特性を確保している。
(実施例)
以下に、本発明の多層難燃絶縁ケーブルを、実施例を用いて説明する。尚、本発明は以下の実施例によっていかなる限定を受けるものではない。
直径0.26mmの素線を47本用意し、これを集合撚りした集合撚線を19本用意し、これを複合撚りした複合撚線からなる導体に、以下の材料からなる絶縁層として内層を0.45mm、以下の材料からなる外層及びシース層の合計厚さを1.67mm、押出機を用いて押出被覆した後、これを架橋させ多層難燃絶縁ケーブルとした。
内層の材料は以下のものを用いた。
エチレンαオレフィン共重合体(タフマA1070S三井化学社製)60質量部
エチレンαオレフィン共重合体(タフマA4050S三井化学社製)30質量部
エチレンαオレフィン共重合体(タフマA35070S三井化学社製)10質量部
架橋剤(パーブチルP日油社製)1.5質量部
充填剤(トランスリンク37林化成社製)120質量部
外層及びシースは共通の材料を用い、具体的には以下のものを用いた。
エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA260、三井デュポンポリケミカル社製)70質量部
エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA45X、三井デュポンポリケミカル社製)15質量部
エチレンαオレフィン共重合体(タフマMH7020三井化学社製)15質量部
水酸化マグネシウム(マグシースS4神島化学社製)180質量部
酸化防止剤(イルガノックス1010)2質量部
架橋剤(パーブチルP日油社製)2質量部
滑剤(ステアリン酸亜鉛)1質量部
(比較例)
直径0.26mmの素線を33本用意し、これを集合撚りした集合撚線を19本用意し、これを複合撚りした複合撚線からなる導体に、絶縁層として内層を0.3mm、外層及びシース層の合計厚さを0.7mmとした点を除いて、実施例と同一の条件にて多層難燃絶縁ケーブルを作製した。
(参考例)
直径0.26mmの素線を33本用意し、これを集合撚りした集合撚線を19本用意し、これを複合撚りした複合撚線からなる導体に、絶縁層として内層を1.0mm、外層及びシース層の合計厚さを2.1mmとした点を除いて、実施例と同一の条件にて多層難燃絶縁ケーブルを作製した。
得られた多層難燃絶縁ケーブルを以下に示す電気特性試験によって評価した。
<電気特性試験:直流安定性試験>
多層難燃絶縁ケーブルの電気特性を規格EN50305.6.7に準拠した直流安定性試験により評価した。具体的には作製した多層難燃絶縁ケーブルを85℃で3質量%の濃度の食塩水に浸漬させた状態で9KVの条件で課電し、直流安定性試験を行った。そして、10日間短絡しない場合を合格とし、10日未満で短絡した場合を不合格とした。
<評価結果>
内層厚さ1.0mm、外層とシースの合計厚さ2.1mmの多層難燃絶縁ケーブル(内層、外層、シースの合計厚さに対する外層とシースとの合計厚さの比率が約67.8%)の参考例では、内層厚さが1.0mmであり、直流安定性試験に合格した。これは、内層厚さが1.0mmと厚いことに起因していると考えられるが、内層厚さが0.8mmを超えるため、前述の通り、内層単体で物理特性を確保しなければならない欠点がある。一方、内層の厚さを薄くするべく、内層厚さ0.3mm、外層とシースの合計厚さ0.7mmの多層難燃絶縁ケーブル(内層、外層、シースの合計厚さに対する外層とシースとの合計厚さの比率が70%)の比較例では、直流安定性試験が不合格となった。これは内層厚さが0.3mmと薄いことに起因していると考えられる。そこで、内層厚さ0.45mm、外層とシースの合計厚さ1.67mmの多層難燃絶縁ケーブル(外層とシースとの合計厚さの比率が80%)の実施例では、参考例に比して内層厚さが極めて薄いにもかかわらず、直流安定性試験が合格であった。
このことから、絶縁層である内層を薄くしても、内層、外層、シースの合計厚さに対する外層とシースからなる難燃層の比率を大きくし、難燃層にも電気特性を担わせることで、直流安定性試験を合格させることができることがわかった。
そして、以上の結果を踏まえると、本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10は、その内層3の厚さを0.4mm以上、かつ、0.8mm以下として内層3の厚さを確保し、さらに内層3と外層4とシース5との合計厚さに対する外層4とシース5との合計厚さの比率が80%以上となるように外層4とシース5の厚さを設定することが好ましいと考えられる。すなわち、多層難燃絶縁ケーブル10において、内層3の厚さ(T1)を0.4mm以上、かつ、0.8mm以下とし、さらに内層3と外層4とシース5との合計厚さ(T1+T2+T3)に対する外層4とシース5との合計厚さ(T2+T3)の比率が80%以上となるように外層4とシース5の厚さを設定する。これにより、多層難燃絶縁ケーブル10において、3600Vクラスの定格の電気特性(直流安定性)を確保することができるとともに、難燃特性等の物理特性を確保することもできる。
ここで、本実施形態の多層難燃絶縁ケーブル10の一例として、3種類のSQ(平方ミリメートル。以下同じ)構造を取り上げ、それぞれのSQ構造における各層の厚さおよび仕上外径を示す。
2.5SQ構造の多層難燃絶縁ケーブル10として、内層厚さ(T1)=0.56mm(最小厚さ0.51mm)、外層厚さ(T2)=2.23mm(最小厚さ2.06mm)、シース厚さ(T3)=0.89mm(最小厚さ0.58mm)とし、さらに、仕上外径(D)=8.6~10.1mmとする。この場合、(T2+T3)/(T1+T2+T3)=0.84>0.8となる。
また、50SQ構造の多層難燃絶縁ケーブル10として、内層厚さ(T1)=0.56mm(最小厚さ0.51mm)、外層厚さ(T2)=2.23mm(最小厚さ2.06mm)、シース厚さ(T3)=1.12mm(最小厚さ0.75mm)とし、さらに仕上外径(D)=16.4~19.1mmとする。この場合、(T2+T3)/(T1+T2+T3)=0.85>0.8となる。
また、70SQ構造の多層難燃絶縁ケーブル10として、内層厚さ(T1)=0.56mm(最小厚さ0.51mm)、外層厚さ(T2)=2.23mm(最小厚さ2.06mm)、シース厚さ(T3)=1.12mm(最小厚さ0.75mm)とし、さらに仕上外径(D)=18.0~21.1mmとする。この場合、(T2+T3)/(T1+T2+T3)=0.85>0.8となる。すなわち、2.5SQ構造、50SQ構造および70SQ構造の何れの多層難燃絶縁ケーブル10においても、内層3、外層4およびシース5の厚さを上述のものとすることで、定格電圧が3600Vクラスの多層難燃絶縁ケーブル10の電気特性および物理特性を確保することが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、多層難燃絶縁ケーブル10として、定格電圧が3600Vクラスの多層難燃絶縁ケーブル10の場合を説明したが、多層難燃絶縁ケーブル10の定格電圧は3600Vに限定されるものではなく、3600V以外の定格電圧であってもよい。
また、多層難燃絶縁ケーブル10における導体1および各層の組成についても上記実施形態で説明した組成に限定されるものではない。
1 導体
2 セパレータ
3 内層
4 外層
5 シース
10 多層難燃絶縁ケーブル

Claims (3)

  1. 導体と、
    前記導体を被覆する内層と、
    前記内層を被覆する外層と、
    前記外層を被覆するシースと、
    を有する多層難燃絶縁ケーブルであって、
    前記内層は絶縁層であり、かつ、前記外層および前記シースは難燃層であり、
    前記内層と前記外層と前記シースとの合計厚さに対する前記外層と前記シースとの合計厚さの比率は、80%以上である、多層難燃絶縁ケーブル。
  2. 請求項1に記載の多層難燃絶縁ケーブルにおいて、
    前記内層の厚さは、0.4mm以上である、多層難燃絶縁ケーブル。
  3. 請求項1または2に記載の多層難燃絶縁ケーブルにおいて、
    前記外層における難燃剤の含有量は、ベースポリマ100質量部に対して150質量部以上である、多層難燃絶縁ケーブル。
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