JP2022142740A - 倉庫管理装置、倉庫管理方法、及び、倉庫管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】倉庫の払出業務の効率化を図る。【解決手段】倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、物品が倉庫に納品された際に、発注データ生成部が、倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する。判別部は、発注データに基づいて倉庫に入荷した物品の入荷入力を行う際に、発注データに対して、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が含まれているか否かを判別する。データ生成部は、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が発注データに含まれていることを示す判別結果が判別部から得られた場合、倉庫に入荷した物品の入荷データ、及び、倉庫に入荷した物品の即時払出を指定する払出データを生成する。入荷データ及び払出データの両方を一度に生成することで、倉庫に入荷した商品の即時払出が可能となり、払出指示及び倉庫でのピッキング業務を不要として、倉庫の払出業務を効率化できる。【選択図】図6
Description
本発明は、倉庫管理装置、倉庫管理方法、及び、倉庫管理プログラムに関する。
今日において、製造現場に物品の納品を行う場合、物品の発注を行い、倉庫に、一旦、物品を入荷させる。そして、倉庫に入荷した物品の払出指示を行うことで、倉庫から払出された物品を製造現場に納品する。
特許文献1(特開2021-187619号公報)には、倉庫からの払出作業(ピッキング作業)の効率化を図ったピッキング作業支援システムが開示されている。このピッキング作業支援システムは、レイアウト情報記憶部、商品格納情報記憶部、及び、受注伝票データを記憶する受注伝票記憶部を備える。また、ピッキング作業支援システムは、レイアウト情報記憶部及び商品格納情報記憶部に記憶される情報を参照して受注伝票データを整列し、単一の出庫伝票データを生成する出庫伝票生成部を備える。さらに、ピッキング作業支援システムは、レイアウト情報記憶部及び商品格納情報記憶部に記憶される情報を参照して出庫伝票データを作業者ごとに分配する出庫伝票分配部を備える。
出庫伝票分配部は、全ての作業者の歩行距離の合計である総歩行距離と、作業者ごとの歩行距離の標準偏差とを目的関数として最適化を行い、出庫伝票データの分配位置を決定する。これにより、ピッキング作業における総歩行距離の低減及び作業者ごとの歩行距離の偏りを低減でき、倉庫の払出業務の効率化を図ることができる。
しかし、今日においては、倉庫の払出業務のさらなる効率化が求められている。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、倉庫の払出業務のさらなる効率化を可能とした倉庫管理装置、倉庫管理方法、及び、倉庫管理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る倉庫管理装置は、倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、物品が倉庫に納品された際に、倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する発注データ生成部と、発注データに基づいて倉庫に入荷した物品の入荷入力を行う際に、発注データに対して、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が含まれているか否かを判別する判別部と、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が発注データに含まれていることを示す判別結果が判別部から得られた場合、倉庫に入荷した物品の入荷データ、及び、倉庫に入荷した物品の即時払出を指定する払出データを生成するデータ生成部と、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る倉庫管理方法は、発注データ生成部が、倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、物品が倉庫に納品された際に、倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する発注データ生成ステップと、判別部が、発注データに基づいて倉庫に入荷した物品の入荷入力を行う際に、発注データに対して、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が含まれているか否かを判別する判別ステップと、データ生成部が、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が発注データに含まれていることを示す判別結果が判別部から得られた場合、倉庫に入荷した物品の入荷データ、及び、倉庫に入荷した物品の即時払出を指定する払出データを生成するデータ生成ステップと、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る倉庫管理プログラムは、コンピュータを、倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、物品が倉庫に納品された際に、倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する発注データ生成部と、発注データに基づいて倉庫に入荷した物品の入荷入力を行う際に、発注データに対して、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が含まれているか否かを判別する判別部と、倉庫から即時払出を行うことを示す即払出情報が発注データに含まれていることを示す判別結果が判別部から得られた場合、倉庫に入荷した物品の入荷データ、及び、倉庫に入荷した物品の即時払出を指定する払出データを生成するデータ生成部と、を有する。
本発明によれば、倉庫の払出業務のさらなる効率化を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明を適用した実施の形態となる倉庫管理装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(ハードウェア構成)
図1は、実施の形態の倉庫管理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。この倉庫管理装置1としては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置の他、ノート型のパーソナルコンピュータ装置又はタブレット型のパーソナルコンピュータ装置を用いることができる。また、倉庫管理装置1としては、PDA(Personal Digital Assistants)装置又はスマートフォン等携帯型情報処理装置を用いることができる。この倉庫管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。
図1は、実施の形態の倉庫管理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。この倉庫管理装置1としては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置の他、ノート型のパーソナルコンピュータ装置又はタブレット型のパーソナルコンピュータ装置を用いることができる。また、倉庫管理装置1としては、PDA(Personal Digital Assistants)装置又はスマートフォン等携帯型情報処理装置を用いることができる。この倉庫管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。
通信インターフェース部4は、例えばインターネット等の広域網又はLAN(Local Area Network)等のプライベート網等のネットワークに接続される。ネットワーク8上には、後述する労務費実績データ及び経費実績データ等が記憶された労務費計上システム及び経費計上システムが設けられている。
入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置及びマウス装置、及びマイクロホン装置の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置を用いることができる。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、倉庫の払出管理を行うための払出管理プログラムが記憶されている。また、記憶部2には、制御部3が払出管理プログラムに基づいて動作することで生成される、発注データ、入荷データ、払出データ、及び、原価シミュレーションデータ等が記憶される。また、記憶部2には、所定のネットワーク上の労務費計上システムから取得された労務費実績データ、及び、所定のネットワーク上の経費計上システムから取得された経費実績データが記憶される。
(機能構成)
制御部3は、記憶部2に記憶されている倉庫管理プログラムを実行することで、発注入力処理部21、即払出フラグ判別部22、データ生成部23、原価計算部25、及び、表示制御部26として機能する。
制御部3は、記憶部2に記憶されている倉庫管理プログラムを実行することで、発注入力処理部21、即払出フラグ判別部22、データ生成部23、原価計算部25、及び、表示制御部26として機能する。
発注入力処理部21は、発注データ生成部の一例であり、業務オペレータによる例えば製造現場に納品する物品の発注入力操作に応じて発注データを生成する。この発注データには、倉庫に入荷した物品を、検品後に直ちに払出する「即払出」を行うか否かを示す即払出情報(即払出フラグ)が付加されている。即払出フラグ判別部22は、判別部の一例であり、発注データに含まれる即払出フラグが、「即払出」を指示する即払出フラグであるか否かを判別する。データ生成部23は、発注データに含まれる即払出フラグが、「即払出」を指示する即払出フラグである場合に、業務オペレータにより入荷入力操作がされた際に、倉庫に対して発注した物品が入荷したことを示す入荷データ、及び、入荷した物品を即時払出したことを示す払出データの両方のデータを一度に生成する。
原価計算部25は、後述する「シミュレーションモード」において、払出実績が計上されていない段階での製品の製造原価の原価計算を、シミュレーション的に行い、リアルタイムで原価計算の取得を可能とする。表示制御部26は、このように算出された原価シミュレーションデータを、出力装置7を介して表示する。
(倉庫管理動作の概要)
図2は、実施の形態の倉庫管理装置における倉庫管理動作の流れを示すフローチャートである。この図2のフローチャートの各処理は、制御部3が記憶部2に記憶されている倉庫管理プログラムに基づいて実行される。
図2は、実施の形態の倉庫管理装置における倉庫管理動作の流れを示すフローチャートである。この図2のフローチャートの各処理は、制御部3が記憶部2に記憶されている倉庫管理プログラムに基づいて実行される。
まず、業務オペレータは、入力装置6を操作することで、例えば製造現場に納品する物品の発注入力を行う。発注入力処理部21は、業務オペレータの発注入力操作に応じて発注データを生成する(ステップS1)。
ここで、業務オペレータは、物品の発注入力を行った際に、倉庫に入荷した物品を、検品後に直ちに払出する「即払出」を行うか否かを示す即払出情報(即払出フラグ)の入力操作を行う。具体的には、業務オペレータは、倉庫に入荷した物品を「即払出」する場合は即払出フラグを「オン(ON)」とし、倉庫に入荷した物品の「即払出」を行わない場合は即払出フラグを「オフ(OFF)」とする。
ステップS2では、即払出フラグ判別部22が、発注データに付加されている即払出フラグは「オン(ON)」であるか否かを判別する。即払出フラグ判別部22により、発注データに対して「オン(ON)」の即払出フラグが付加されていると判別された場合、ステップS3に処理が進む。反対に、即払出フラグ判別部22により、発注データに対して「オフ(OFF)」の即払出フラグが付加されていると判別された場合、ステップS6に処理が進む。
発注データに対して付加されている即払出フラグが「オン(ON)」であると判別されることで処理がステップS3に進むと、データ生成部23が、業務オペレータにより入荷入力操作がされた際に、倉庫に対して発注した物品が入荷したことを示す入荷データ、及び、入荷した物品を即時払出したことを示す払出データの両方のデータを生成する(ステップS3)。
これに対して、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オフ(OFF)」であると判別されることで処理がステップS6に進むと、データ生成部23が、業務オペレータにより入荷入力操作がされた際に、倉庫に対して発注した物品が入荷したことを示す入荷データを生成する(ステップS6)。また、業務オペレータにより払出入力操作がされた際に、倉庫に入荷した物品の払出しを指示する払出データを生成する(ステップS7)。
すなわち、データ生成部23は、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オン(ON)」の場合は、入荷データ及び払出データを一度に生成する(ステップS3)。また、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合は、入荷データ及び払出データを、業務オペレータの操作に応じて段階的に生成する。
図3は、図2のフローチャートのステップS1→ステップS2→ステップS6及びステップS7の流れに相当する、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合における入荷データ及び払出データの生成の流れを示す模式図である。
図3(a)は、業務オペレータによる発注データの入力操作に応じて生成される発注データを示している。この図3(a)に示すように、発注データは、発注番号、商品名、数量、金額、及び、即払出フラグを含んで構成される。この図3(a)の例は、発注番号が「HA001」、商品名が「材料A」、数量が「5個」、金額が「100円」、そして、即払出フラグが「オフ(OFF)」の例である。
即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合、データ生成部23は、図3(b)に示すように、業務オペレータの入荷入力操作に応じて、入荷データを生成する。この図3(b)に示すように、入荷データは、入荷番号、商品名、数量、及び、金額を含んで構成される。この図3(b)の例は、入荷番号が「NY001」、商品名が「材料A」、数量が「5個」、及び、金額が「100円」の例である。
また、即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合、データ生成部23は、図3(c)に示すように、業務オペレータの払出入力操作に応じて、払出データを生成する。この図3(c)に示すように、払出データは、払出番号、商品名、数量、及び、金額を含んで構成される。この図3(c)の例は、払出番号が「HA001」、商品名が「材料A」、数量が「5個」、及び、金額が「100円」の例である。
このように即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合、データ生成部23は、入荷データ及び払出データを、業務オペレータの入荷入力操作のタイミング及び払出入力操作のタイミングの、別々のタイミングで生成する。
これに対して、図4は、図2のフローチャートのステップS1→ステップS2→ステップS3の流れに相当する、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オン(ON)」の場合における入荷データ及び払出データの生成の流れを示す模式図である。
図4(a)は、業務オペレータによる発注データの入力操作に応じて生成される発注データを示している。この図4(a)に示すように、発注データは、発注番号、商品名、数量、金額、及び、即払出フラグを含んで構成される。この図4(a)の例は、発注番号が「HA001」、商品名が「材料A」、数量が「5個」、金額が「100円」、そして、即払出フラグが「オン(ON)」の例である。
即払出フラグが「オン(ON)」の場合、データ生成部23は、図4(b)に示すように、業務オペレータの入荷入力操作に応じて、入荷データ及び払出データを生成する。この図4(b)に示すように、入荷データは、入荷番号、商品名、数量、及び、金額を含んで構成される。この図4(b)の例は、入荷番号が「NY001」、商品名が「材料A」、数量が「5個」、及び、金額が「100円」の例である。また、図4(b)に示すように、払出データは、払出番号、商品名、数量、及び、金額を含んで構成される。この図4(b)の例は、払出番号が「HA001」、商品名が「材料A」、数量が「5個」、及び、金額が「100円」の例である。
このように即払出フラグが「オン(ON)」の場合、データ生成部23は、業務オペレータの入荷入力操作のタイミングで、入荷データ及び払出データの両方のデータを生成する。これにより、商品を一度倉庫に納入し、直ぐに払出を行う運用とすることができる。このため、払出指示及び倉庫でのピッキング業務を不要とすることができ、倉庫の払出業務の効率化を図ることができる。
換言すると、製造品で使用する材料は、製造現場からの払出指示で倉庫から払出される。しかし、注文時点でどの製造現場にどの用途で使用するかが明確であれば、入荷した際に検品を行い、入荷と同時に払出を行うことができる。つまり、注文段階で数量及び現場納入先がわかっていれば、発注データに基づいて払出データを作成することができる。結果的にわざわざ倉庫にストックし使用する際のピッキング作業を行う必要がなくなり倉庫の作業効率の向上を図ることができる。
このような倉庫管理動作を、再度説明すると、図5は、図2のフローチャートのステップS1→ステップS2→ステップS6及びステップS7の流れに相当する、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合における倉庫管理動作の流れを示す図(通常払出フロー)である。この図5に示すように、通常払出フローにおいては、発注登録で即払出フラグが「オフ(OFF)」の発注データが生成される。
また、発注データの即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合、倉庫に商品が入荷した際の入荷処理により、入荷データが生成される。また、入荷した商品は、製造現場からの払出指示により、倉庫から払出され、製造現場に納品される(払出処理)。これにより、払出データが生成される。
なお、この図5に点線の枠で囲んで示すように、払出データ、労務費実績データ及び経費実績データは、後述するシミュレーションモードにおいて原価計算に用いられる(原価実績集計対象データ)。労務費実績データは、所定のネットワーク上又は記憶部2に形成されている労務費計上システムから取得されるデータである。また、経費実績データも、所定のネットワーク上又は記憶部2に形成されている経費計上システムから取得されるデータである。
また、図5の例は、発注データの即払出フラグが「オフ(OFF)」の場合である。即払出フラグが「オフ(OFF)」となっている発注データは、シミュレーションモードにおいて原価計算には用いられない。詳しくは、後述する。
これに対して、図6は、図2のフローチャートのステップS1→ステップS2→ステップS3の流れに相当する、発注データに対して付加されている即払出フラグが「オン(ON)」の場合における倉庫管理動作の流れを示す図(即払出フロー)である。この図6に示すように、即払出フローにおいては、発注登録で即払出フラグが「オン(ON)」の発注データが生成される。
また、発注データの即払出フラグが「オン(ON)」の場合、倉庫に商品が入荷した際の入荷処理により、入荷データ及び払出データの両方のデータが生成される。即払出が行われる商品は、連絡票により、事前に倉庫担当者に連絡されている。このため、即払出が行われる商品は、入荷後に検品が行われた後、製造現場に対して即払出される。これにより、倉庫の払出業務の効率化を図ることができる。
なお、この図6に点線の枠で囲んで示すように、払出データ、労務費実績データ及び経費実績データは、後述するシミュレーションモードにおいて原価計算に用いられる(原価実績集計対象データ)。また、図6の例は、発注データの即払出フラグが「オン(ON)」の場合である。即払出フラグが「オン(ON)」となっている場合、その発注データは、シミュレーションモードにおける原価計算に用いられる(原価実績集計対象データ)。詳しくは、後述する。
(シミュレーションモード)
次に、システム上、製造品の原価計算を行う際、材料費に関しては使用された材料の払出実績を集計して実際原価の計算を行う。これは、払出の実績が計上されるまでは、正確な原価計算が困難であることを意味する。
次に、システム上、製造品の原価計算を行う際、材料費に関しては使用された材料の払出実績を集計して実際原価の計算を行う。これは、払出の実績が計上されるまでは、正確な原価計算が困難であることを意味する。
しかし、同一製番で管理される発注データについては、将来的に製番管理している製品に対して原価参入要素となる可能性が高い。また、上述の即払出対象の発注データについては、払出先及び用途が定まっているため、同一製番かつ即払出の発注データは、より原価参入要素としてとらえることができる。このようなことから、実施の形態の倉庫管理装置1は、製番及び即払出フラグを付加した発注データを用いて、払出実績が計上されていない段階での原価計算を可能とする「シミュレーションモード」を備えている。
図7は、シミュレーションモードにける原価計算の流れを示すフローチャートである。この図7のフローチャートの各処理は、制御部3が記憶部2に記憶されている倉庫管理プログラムに基づいて実行される。また、あくまでも一例ではあるが、このシミュレーションモードは、商品の発注から、発注した商品が倉庫に入荷するまでに時間が空く場合等のように、倉庫に商品が入荷していない状態のときに実行するとよい。
ステップS11では、図1に示す原価計算部25が、原価計算で用いる各種データを記憶部2から取得する。取得するデータとしては、図5及び図6に原価実績集計対象データとして示した、発注データ、払出データ、及び、労務費計上システムから取得した労務費実績データ、及び、経費計上システムから取得した経費実績データが取得される。
図8は、取得されたこれらのデータを示している。このうち、図8(a)は、発注データである。この発注データは、発注番号、発注日、入荷予定月、商品名、数量、金額、払出先、即払出フラグ及び製品番号(製番)を含んで構成される。発注番号「HA002」のレコードは、商品名が「材料B」の材料を用いて「X01」の製番の製品が製作されたことを示している。また、発注番号「HA002」のレコードは、即払出フラグが「オフ(OFF)」であり、商品名が「材料B」の材料は、倉庫に一旦入荷した後、製造現場の指示により倉庫から払い出されて製造現場に納品されたことを示している。
同様に、発注番号「HA004」のレコードは、商品名が「材料D」の材料を用いて「Y01」の製番の製品が製作されたことを示している。また、発注番号「HA004」のレコードは、即払出フラグが「オフ(OFF)」であり、商品名が「材料D」の材料は、倉庫に一旦入荷した後、製造現場の指示により倉庫から払い出されて製造現場に納品されたことを示している。
これ対して、発注番号「HA003」のレコードは、商品名が「材料C」の材料を用いて「X01」の製番の製品が製作されたことを示している。また、発注番号「HA003」のレコードは、即払出フラグが「オン(ON)」であり、商品名が「材料C」の材料は、倉庫に入荷して検品が行われた後、即座に払出されて製造現場に納品されたことを示している。
同様に、発注番号「HA005」のレコードは、商品名が「材料E」の材料を用いて「Y01」の製番の製品が製作されたことを示している。また、発注番号「HA005」のレコードは、即払出フラグが「オン(ON)」であり、商品名が「材料E」の材料は、倉庫に入荷して検品が行われた後、即座に払出されて製造現場に納品されたことを示している。
図8(b)は、払出データである。この払出データは、払出番号、会計年月、商品名、数量、金額、払出先、及び、製番を含んで構成されている。図8(b)において、「ID001」及び「ID002」の各レコードは、それぞれ商品名が「材料F」又は「材料G」の商品が「現場A」に納品され、製番が「X01」の製品に加工されたことを示している。また、図8(b)において、「ID003」及び「ID004」の各レコードは、それぞれ商品名が「材料H」又は「材料I」の商品が「現場B」に納品され、製番が「Y01」の製品に加工されたことを示している。
図8(c)は、労務計上システムから取得される労務費実績データである。この労務費実績データは、作業番号、会計年月、作業時間、賃率、金額、及び、製番を含んで構成されている。図8(c)において、「SA001」のレコードは、製番が「X01」の製品を製造するに際して、「100円」の賃率で、「6時間(6H)」の作業時間を要することで、「600円」の労務費が発生しことを示している。また、図8(c)において、「SA002」のレコードは、製番が「Y01」の製品を製造するに際して、「200円」の賃率で、「2時間(2H)」の作業時間を要することで、「400円」の労務費が発生しことを示している。
図8(d)は、経費計上システムから取得される経費実績データである。この経費実績データは、経費番号、会計年月、費目、金額、及び、製番を含んで構成されている。図8(d)において、「KE001」のレコードは、製番が「X01」の製品を製造するに際して、「300円」の加工費(加工費A)が発生したことを示している。また、図8(d)において、「KE002」のレコードは、製番が「Y01」の製品を製造するに際して、「100円」の加工費(加工費B)が発生したことを示している。
次に、このような各種データを取得すると、図7のフローチャートのステップS12において、原価計算部25は、即払出フラグがオンの発注データを抽出する。具体的には、図8(a)の例の場合、原価計算部25は、即払出フラグがオンとなっている「HA003」、「HA005」のレコードの発注データを抽出する。
また、ステップS13では、原価計算部25が、即払出フラグがオンとなっている「HA003」、「HA005」のレコードの発注データに付されている製番と同じ製番の払出データ、労務費実績データ、及び、経費実績データを抽出する。具体的には、図8(a)の例において、即払出フラグがオンとなっている「HA003」の「材料C」で加工された製品の製番は「X01」となっている。このため、原価計算部25は、図8(b)~図8(d)に示す払出データ、労務費実績データ、及び、経費実績データから、製番が「X01」の払出データ、労務費実績データ、及び、経費実績データを抽出する。
同様に、図8(a)の例において、即払出フラグがオンとなっている「HA005」の「材料E」で加工された製品の製番は「Y01」となっている。このため、原価計算部25は、図8(b)~図8(d)に示す払出データ、労務費実績データ、及び、経費実績データから、製番が「Y01」の払出データ、労務費実績データ、及び、経費実績データを抽出する。
次に、ステップS14では、原価計算部25が、会計年月及び同一製番を集計キーとし、抽出した各データに基づいて原価計算処理を実行し、製品の製造原価を示す原価シミュレーションデータを算出する。この際、発注データを計算対象とする場合は、入荷予定月を会計年月として計算する。また、即払出フラグがオン(ON)の発注データでも、倉庫に対してその商品が入荷済(=払出済)の場合は、計算対象外データとする。また、即払出フラグがオン(ON)の場合は、全て分納は考慮しない。
具体的には、原価計算部25は、図8(a)に例示する発注データで示される材料費、図8(b)に例示する払出データで示される払出費用、図8(c)に例示する労務費実績データで示される作業料、及び、図8(d)に例示する経費実績データで示される加工費を、製番「X01」等の同じ製番の製品毎に加算処理して、各製品の製造原価を算出する。
図9に、算出された製造原価を示す原価シミュレーションデータの一例を示す。この図9に示すように、原価シミュレーションデータは、製番、商品名、数量、製番原価金額、即払出原価金額、ステータス、会計年月、及び、発注残を含んで構成される。この図9の例は、製番が「X01」の「製品X」及び製番が「Y01」の「製品Y」に対する、「2021年1月」の会計年月における原価シミュレーションデータである。この図9の例は、製番が「X01」の「製品X」の場合、製番原価金額が「2000円」で、即払出原価金額が「1700円」であることを示している。また、この図9の例は、製番が「Y01」の「製品Y」の場合、製番原価金額が「1500円」で、即払出原価金額が「1400円」であることを示している。
このように算出された原価シミュレーションデータは、原価計算部25により、一旦、記憶部2に記憶される。そして、業務オペレータの表示指定操作により、表示制御部26により記憶部2から読み出され、出力装置7を介して表示される(ステップS15)。
このようなシミュレーションモードにより、材料の注文段階での原価算入が可能となる。これにより、原価計算の結果の速報性を上げ、商品の納品時期が例えば月又は期をまたぐ場合等のように、商品が入荷していない状態でも、暫定的な原価計算を行うことができる。また、原価計算のシミュレーション結果に基づいて、早期の価格設定を行うことができる。さらに、原価計算のシミュレーション結果を用いて、コスト低減等を図ることができる。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の倉庫管理装置1は、部材を一度倉庫に納入し、直ぐに払出しを行う運用とする。これにより、入荷と同時に払出実績を作成する機能を実現し、入荷即払出の業務を実現できる。また、払出指示及び倉庫でのピッキング業務を不要とすることができる。このため、倉庫の払出業務のさらなる効率化を図ることができる。
以上の説明から明らかなように、実施の形態の倉庫管理装置1は、部材を一度倉庫に納入し、直ぐに払出しを行う運用とする。これにより、入荷と同時に払出実績を作成する機能を実現し、入荷即払出の業務を実現できる。また、払出指示及び倉庫でのピッキング業務を不要とすることができる。このため、倉庫の払出業務のさらなる効率化を図ることができる。
また、製造品で使用する材料は、倉庫にある在庫を製造現場からの払出指示で払出を行うが、注文時点でどの製造現場にどの用途で使用するかが明確であれば、倉庫で検品は行うが入荷と同時に払出を行うことができる。そして、入荷と同時に払出データの作成をする機能を実現し、この機能により、注文段階から即払出品として原価の参入要素として計算を行うことができる。これにより、払出実績が計上されていない段階でのシミュレーション的な原価計算を行うことができ、リアルタイムで原価計算結果を取得できる。
また、実施の形態の倉庫管理装置1は、入荷と同時に払出処理を行うことで、倉庫の業務効率化が向上し、また、注文段階の材料を原価算入させることによって、原価計算の結果の速報性を上げ、商品の納品が月又は期を跨ぐ場合等においても、暫定的な計算結果を得ることができる。
また、実施の形態の倉庫管理装置1は、入荷と同時に払出を行うという処理を実現することで、実務上の負担軽減及び会計数字の早期把握を実現できる。また、倉庫の入力業務低減だけでなく、即払出によって原価計算を早く捉えることができるため、良好な原価管理及び収支管理を行うことができる。
また、商品としては一連の流れだが、システム上どの倉庫に入荷して、どの倉庫に移動したかを示す受払記録が必要な場合でも、実施の形態の倉庫管理装置は有用である。また、発注時点で使用予定と関連付けることで、倉庫内業務を効率化できる。さらに、商品を発注したタイミングから商品の入荷予定時点での予定する原価を早期に把握可能とすることができる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてもよい。
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてもよい。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、倉庫管理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、倉庫管理装置1が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて倉庫管理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、倉庫管理装置1に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための倉庫管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、倉庫管理装置1は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、倉庫管理装置1は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、倉庫の出荷管理業務に有用である。
1 倉庫管理装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
21 発注入力処理部
22 即払出フラグ判別部
23 データ生成部
25 原価計算部
26 表示制御部
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
21 発注入力処理部
22 即払出フラグ判別部
23 データ生成部
25 原価計算部
26 表示制御部
Claims (6)
- 倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、前記物品が前記倉庫に納品された際に、前記倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する発注データ生成部と、
前記発注データに基づいて前記倉庫に入荷した前記物品の入荷入力を行う際に、前記発注データに対して、前記倉庫から即時払出を行うことを示す前記即払出情報が含まれているか否かを判別する判別部と、
前記倉庫から即時払出を行うことを示す前記即払出情報が前記発注データに含まれていることを示す判別結果が前記判別部から得られた場合、前記倉庫に入荷した前記物品の入荷データ、及び、前記倉庫に入荷した前記物品の即時払出を指定する払出データを生成するデータ生成部と、
を有する倉庫管理装置。 - 前記データ生成部は、前記倉庫から即時払出を行わないことを示す前記即払出情報が前記発注データに含まれていることを示す判別結果が前記判別部から得られた場合、前記発注データに基づいて、前記倉庫に前記物品が入荷した際に入荷データを生成し、また、前記倉庫から前記物品の払出が指定された際に払出データを生成すること、
を特徴とする請求項1に記載の倉庫管理装置。 - 前記倉庫から即時払出を行う際の製品の製造原価を算出する原価計算部を、さらに備えること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の倉庫管理装置。 - 前記原価計算部は、前記発注データで示される材料費、前記払出データで示される払出費用に加え、労務費計上システムから取得される労務費実績データで示される作業料、及び、経費計上システムから取得される経費実績データで示される加工費をそれぞれ加算処理することで、前記倉庫から即時払出を行う際の製品の製造原価を算出すること、
を特徴とする請求項3に記載の倉庫管理装置。 - 発注データ生成部が、倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、前記物品が前記倉庫に納品された際に、前記倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する発注データ生成ステップと、
判別部が、前記発注データに基づいて前記倉庫に入荷した前記物品の入荷入力を行う際に、前記発注データに対して、前記倉庫から即時払出を行うことを示す前記即払出情報が含まれているか否かを判別する判別ステップと、
データ生成部が、前記倉庫から即時払出を行うことを示す前記即払出情報が前記発注データに含まれていることを示す判別結果が前記判別部から得られた場合、前記倉庫に入荷した前記物品の入荷データ、及び、前記倉庫に入荷した前記物品の即時払出を指定する払出データを生成するデータ生成ステップと、
を有する倉庫管理方法。 - コンピュータを、
倉庫から払出をする物品に関する情報、及び、前記物品が前記倉庫に納品された際に、前記倉庫から即時払出を行うか否かを示す即払出情報を含む発注データを生成する発注データ生成部と、
前記発注データに基づいて前記倉庫に入荷した前記物品の入荷入力を行う際に、前記発注データに対して、前記倉庫から即時払出を行うことを示す前記即払出情報が含まれているか否かを判別する判別部と、
前記倉庫から即時払出を行うことを示す前記即払出情報が前記発注データに含まれていることを示す判別結果が前記判別部から得られた場合、前記倉庫に入荷した前記物品の入荷データ、及び、前記倉庫に入荷した前記物品の即時払出を指定する払出データを生成するデータ生成部と、
を有する倉庫管理プログラム。
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JP2022006629A Pending JP2022142740A (ja) | 2021-03-16 | 2022-01-19 | 倉庫管理装置、倉庫管理方法、及び、倉庫管理プログラム |
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