JP2022139358A - 装着装置 - Google Patents

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JP2022139358A
JP2022139358A JP2021039693A JP2021039693A JP2022139358A JP 2022139358 A JP2022139358 A JP 2022139358A JP 2021039693 A JP2021039693 A JP 2021039693A JP 2021039693 A JP2021039693 A JP 2021039693A JP 2022139358 A JP2022139358 A JP 2022139358A
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英大 楠
Eidai Kusunoki
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Abstract

【課題】ブラダー取付治具に対する成形ブラダーの装着を容易にすることができる技術を提供する。【解決手段】装着装置1は、成形ブラダーSが外周面2aに装着されるドラム部2と、ドラム部2の軸方向一方側に配置され、ブラダー取付治具Jをドラム部2と同心に保持する治具保持部4と、ドラム部2に装着された成形ブラダーSの軸方向一方端を把持し、成形ブラダーSをドラム部2から治具保持部4に保持されるブラダー取付治具Jへ向けて移動させる移動部6と、を備える。ドラム部2は、周方向に分割された複数のセグメント24を含むドラム本体20と、複数のセグメント24の外面24aに外接する外接円Gの直径が拡縮するように複数のセグメント24を径方向に沿って移動させる拡縮機構22と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤ成形機に用いられるブラダー取付治具の外周面に、成形ブラダーを装着するための装着装置に関する。
タイヤは、カーカス、ビード等の多数の部材で構成される。例えば、ビードは、コアと、エイペックスとを備える。エイペックスは、コアから径方向外向きに延びる。カーカスは、両側のビードの間に架け渡される。カーカスは、カーカスプライを備える。カーカスプライは、それぞれのコアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返される。
タイヤの製造においては、カーカス、ビード等の部品を組み合わせて、未架橋状態のタイヤ(未架橋タイヤ)が成形される。
未架橋タイヤの成形においては、カーカスプライの部品としてのシート状のカーカス部材と、ビードの部品としてのビード部材とが準備される。カーカス部材はタイヤ成形機のドラムに巻かれることで筒状に加工される。ビード部材は、リング状のコアの外周にエイペックスが取り付けられたものであり、筒状のカーカス部材に組み合わされる。
ビード部材が組み合わされると、カーカス部材の端部分がコアの回りにて折り返される。
上記未架橋タイヤの成形におけるカーカス部材の折り返しには、通常、成形ブラダーが利用される。例えば、下記の特許文献1では、成形ブラダーを膨張させてカーカス部材を折り返す工程を含む未架橋タイヤの成形方法が開示されている。
特開2010-12670号公報
未架橋タイヤを成形するためのタイヤ成形機に成形ブラダーを取り付ける際、成形ブラダーは、まず、円筒状のブラダー取付治具の外周面に装着される。成形ブラダーはブラダー取付治具とともにタイヤ成形機に取り付けられる。
成形ブラダーは、ブラダー取付治具に装着される際、2重となるように軸方向の所定の位置で折り返され、折り返された状態でブラダー取付治具の外周面を覆うように当該ブラダー取付治具に装着される。
ここで、ブラダー取付治具への成形ブラダーの装着は、作業者による手作業で行われる場合があった。
2重に折り返された成形ブラダーは、拡径させ難く、ブラダー取付治具への成形ブラダーの装着を手作業で行おうとすると、ブラダー取付治具に対する滑り性が良好であるとは言えないことも相まって、多くの工数を要していた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ブラダー取付治具に対する成形ブラダーの装着を容易にすることができる技術の提供を目的とする。
本発明に係る装着装置は、タイヤ成形機に用いられる円筒状のブラダー取付治具の外周面に、成形ブラダーを装着するための装着装置であって、前記成形ブラダーが外周面に装着されるドラム部と、前記ドラム部の軸方向一方側に配置され、前記ブラダー取付治具を前記ドラム部と同心に保持する治具保持部と、前記ドラム部に装着された前記成形ブラダーの軸方向一方端を把持し、前記成形ブラダーを前記ドラム部から前記治具保持部に保持される前記ブラダー取付治具へ向けて移動させる移動部と、を備え、前記ドラム部は、周方向に分割された複数のセグメントを含むドラム本体と、前記複数のセグメントの外面に外接する外接円の直径が拡縮するように前記複数のセグメントを径方向に沿って移動させる拡縮機構と、を備える。
上記構成の装着装置によれば、ドラム部が、複数のセグメントの外面に外接する外接円の直径が拡縮するように複数のセグメントを径方向に沿って移動させる拡縮機構を備えているので、ドラム部の外周面に成形ブラダーを装着すれば、作業者は、ブラダー取付治具の外周面の直径に応じて成形ブラダーを拡径するように容易に変形させることができる。さらに、治具保持部がブラダー取付治具をドラム部と同心に保持するので、拡径するように変形させた成形ブラダーをブラダー取付治具へ軸方向に沿ってスライド移動させることができる。
この結果、上記従来例のように、作業者が手作業で成形ブラダーを拡径しつつブラダー取付治具に装着する場合と比較して、ブラダー取付治具に対する成形ブラダーの装着を容易にすることができる。
上記装着装置において、前記外周面は、軸方向一方側から軸方向他方側へ向かって漸次縮径するように傾斜するテーパー面を含むことが好ましい。
この場合、ドラム部の外周面の軸方向他方側の外径を軸方向一方側の外径よりも小さくすることができる。よって、成形ブラダーをドラム部の軸方向他方側から装着するのを容易にすることができる。
上記装着装置において、前記治具保持部は、周方向に沿って複数配置され、前記ブラダー取付治具を前記ブラダー取付治具の内周側からガイドする棒状部と、前記複数の棒状部の軸方向一方端から径方向外方へ突出し、前記ブラダー取付治具の軸方向一方側の端面に当接する端面保持部と、を備えることが好ましい。
この場合、例えば、ブラダー取付治具が径方向に突出するフランジ等を有していない場合であっても、突出部によって、ブラダー取付治具の端面を保持することができ、ブラダー取付治具を適切に保持することができる。
本発明によれば、ブラダー取付治具に対する成形ブラダーの装着を容易にすることができる。
図1は、実施形態に係る装着装置の全体構成の一例を示す斜視図である。 図2は、装着装置の正面図である。 図3(a)は、ドラム部の平面図であり、図3(b)は、ドラム部の断面図である。 図4は、昇降部を最上部から下方に下降させたときの拡縮機構を示す図である。 図5は、ドラム部の外周面に成形ブラダーを装着する際の態様を示す図である。 図6(a)は、ドラム部に装着された成形ブラダーをクリップで把持した状態の装着装置を示す図、図6(b)は、支柱を伸長させた状態の装着装置を示す図である。 図7は、ブラダー取付治具に装着された成形ブラダーの外周部の上端部を径方向外方に折り返した状態を示す図である。 図8は、変形例に係るセグメントを示す図である。
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔装着装置の全体構成について〕
図1は、実施形態に係る装着装置の全体構成の一例を示す斜視図であり、図2は、装着装置の正面図である。
この装着装置1は、ブラダー取付治具に成形ブラダーを装着するための装置である。ブラダー取付治具は、成形ブラダーをタイヤ成形機に取り付ける際に用いられる円筒状の治具である。
図1中、装着装置1は、ドラム部2と、治具保持部4と、移動部6とを備える。
成形ブラダーは、ほぼ円筒形状のドラム部2の外周面2aに装着される。本実施形態において、ドラム部2の中心軸C1は、上下方向に平行である。
なお、以下の説明では、中心軸C1に沿う方向を「軸方向」ともいう。軸方向には、中心軸C1に平行な方向も含まれる。また、軸方向において下方側を軸方向一方側ともいい、軸方向において上方側を軸方向他方側ともいう。中心軸C1に直交する方向を「径方向」という。中心軸C1を中心とする円に沿う方向を「周方向」という。
ドラム部2は、移動部6の上端に配置されている。
移動部6は、ドラム部2に装着された成形ブラダーを把持し、ドラム部2と成形ブラダーとを軸方向に相対移動させる機能を有する。
移動部6は、支柱8と、装着装置1が設置される設置面に配置されたベース10とを備えている。支柱8は、中心軸C1に沿ってベース10に立設されている。
支柱8は、ベース10に立設された内筒部8aと、内筒部8aの外側に同心に設けられた外筒部8bと、外筒部8bを内筒部8aに対して中心軸C1に沿って移動させるアクチュエータ8cとを備えている。よって、支柱8は、アクチュエータ8cの動作によって、中心軸C1に沿って伸縮可能である。
また、移動部6は、一端がベース10に連結された複数本(本実施形態では4本)のストリング14と、複数本のストリング14の他端に設けられた複数(本実施形態では4つ)のクリップ12とを備える。4本のストリング14は、チェーンや、ワイヤー等の線状部材であり、ベース10上において周方向に等間隔に設けられた連結部15に連結されている。4つのクリップ12は、ドラム部2に装着された成形ブラダーを把持するためのものである。なお、図1及び図2では、4本のストリング14及び4つのクリップ12のうちの一部を省略して示している。
治具保持部4は、ドラム部2の下方側(軸方向一方側)に配置されており、ブラダー取付治具をドラム部2と同心に保持する機能を有する。
治具保持部4は、外筒部8bの外周面に設けられたブラケット16と、ブラケット16によって支持された複数の保持金具18とを備えている。
複数の保持金具18は、ブラケット16によって周方向に等間隔となるように支持される。複数の保持金具18は、軸方向に沿って延びる断面円弧状の棒状部18aと、棒状部18aにおける軸方向一方端(下端)から径方向外方へ突出した突出部18bとを備えており、L字形とされている。
ブラダー取付治具は、治具保持部4の外周側を覆うように、治具保持部4に保持される。複数の棒状部18aは、ブラダー取付治具を当該ブラダー取付治具の内周側から軸方向にガイドする。これにより、複数の棒状部18aは、円筒状のブラダー取付治具の中心軸が、中心軸C1に沿うようにブラダー取付治具を保持する。
突出部18bは、ブラダー取付治具の下方側の端面に当接することで、ブラダー取付治具を軸方向に保持する。
ドラム部2は、支柱8(外筒部8b)の軸方向他方側の端部(上端)に配置されている。よって、支柱8の伸縮により、ドラム部2は、ベース10に対して中心軸C1に沿って相対移動可能である。
図3(a)は、ドラム部2の平面図であり、図3(b)は、ドラム部2の断面図である。
ドラム部2は、ドラム本体20と、拡縮機構22とを備える。
ドラム本体20は、周方向に分割された複数(本例では8個)のセグメント24を含んでいる。8個のセグメント24は、円筒状の部材を周方向に等間隔に分割した形状を有している。よって、互いに隣接するセグメント24の周方向端面同士を突き合わせて当接させると、8個のセグメント24は、ほぼ円筒形状のドラム本体20を構成する。つまり、8個のセグメント24がドラム本体20を構成する場合、互いに隣接するセグメント24の周方向端面同士は当接している。
拡縮機構22は、8個のセグメント24を径方向に沿って移動させる機能を有する。図3(a)中の一点鎖線25は、8個のセグメント24がドラム本体20を構成する状態から、径方向外方へ向かって移動した状態を示している。
なお、図3(a)及び図3(b)では、理解容易のため、拡縮機構22が有する構成のうち、紙面左右方向に設けられたセグメント24を移動させるための構成のみを示している。また、図3(a)では、後述するハンドル40を省略して示している。
ドラム部2の外周面2aは、軸方向一方側(下方側)から軸方向他方側(上方側)へ向かって漸次縮径するように傾斜したテーパー面とされている。より具体的に、外周面2aは、中心軸C1に対して10度傾斜するテーパー面とされている。
外周面2aは、8個のセグメント24の外面24aによって構成されている。よって、各セグメント24の外面24aは、下方側から上方側へ向かって漸次中心軸C1に近づくように傾斜する傾斜面とされている。
また、ドラム部2の上端2bは、R面とされている。
拡縮機構22は、ベース部28と、セグメント24をベース上で支持するアーム30と、リニアガイド32とを備える。
ベース部28は、支柱8の上端に配置される。ベース部28の上面側には、拡縮機構22が有する各部が設けられる。
アーム30は、8個のセグメント24それぞれに対応して設けられる。アーム30は、径方向に延びる直方体状の部材である。径方向外方側に向くアーム30の一端部にはセグメント24が設けられる。
リニアガイド32は、ベース部28の上面に設けられており、8個のセグメント24それぞれに設けられる。
リニアガイド32のレール32aは、径方向(アーム30の長手方向)に沿って延びている。レール32aを走行するブロック32bの上面には、アーム30が固定されている。これにより、リニアガイド32は、アーム30及びセグメント24の径方向に沿った移動をガイドする。
拡縮機構22は、さらに、中心軸C1に沿って延びる回転軸34と、回転軸34を支持する支持部36と、回転軸34に沿って昇降する昇降部38と、回転軸34を回転させるためのハンドル40とを備える。
支持部36は、ベース部28に設けられており、回転軸34をベース部28に対して回転自在に支持する。
回転軸34は、中心軸C1回りに回転可能である。回転軸34の外周面には、雄ねじが設けられている。
昇降部38は、中心軸C1を中心とする円板状の部材であり、中心孔38aを有する。中心孔38aの内周面には、回転軸34の雄ねじに螺合する雌ねじが設けられている。
昇降部38は、リンク42を介してアーム30に連結されている。
リンク42は、アーム30に対応して8本設けられている。リンク42の上端は、昇降部38の下面に設けられたブラケット38bに接続される。リンク42の下端は、アーム30の他端部に設けられたブラケット30aに接続される。
昇降部38に接続されるリンク42は、昇降部38が中心軸C1回り回転しようとするのを制限する。よって、昇降部38は、回転軸34の回転に応じて、上下方向に昇降する。
作業者がハンドル40を回転させることで、回転軸34は回転する。よって、作業者によるハンドル40の操作によって、昇降部38は、上下方向に昇降する。
図3(b)は、昇降部38が最も上方の最上部に位置するときの拡縮機構22を示している。
図4は、昇降部38を最上部から下方に下降させたときの拡縮機構22を示している。
一方、ハンドル40の操作によって昇降部38が最上部から下降すると、各リンク42は、径方向外方へ向けて回動し、各アーム30を径方向外方へ向けて移動させる。これにより、拡縮機構22は、各セグメント24を径方向に沿って移動させる。
このとき、各リンク42の動作量は同じであるので、各アーム30の径方向への移動距離も同じとなる。
このため、拡縮機構22は、外接円G(図3(a))の直径を拡縮させるように各セグメント24を移動させる。なお、外接円Gは、軸方向所定の位置において中心軸C1を中心とするとともに8個のセグメント24の外面24aに外接する円である。図3(a)の外接円Gは、外面24aの軸方向最下部に外接する円を示している。
外接円Gの直径が最小となるのは、昇降部38が最も上方の最上部に位置し、各セグメント24がドラム本体20を構成している場合である。
外接円Gの直径の最小値は、成形ブラダーの内周径よりも小さい値に設定される。
また、外接円Gの直径の最大値は、ブラダー取付治具の外径以上の値に設定される。
〔装着装置を用いた成形ブラダーの装着作業〕
次に、装着装置1を用いた成形ブラダーの装着作業について説明する。
装着作業において、まず、作業者が、治具保持部4にブラダー取付治具を保持させ、さらに、ドラム部2の外周面2aに成形ブラダーを装着する。
図5は、ドラム部2の外周面2aに成形ブラダーを装着する際の態様を示す図である。図5では、成形ブラダーS及びブラダー取付治具Jを断面で示している。
図5中、治具保持部4が保持するブラダー取付治具Jは、円筒部j1と、円筒部j1の軸方向下端から径方向内方に延びる円環部j2とを有する。
円環部j2の下面j2aは保持金具18の突出部18bに当接している。これにより、ブラダー取付治具Jは、突出部18bによって軸方向に保持されている。つまり、突出部18bは、ブラダー取付治具Jの軸方向一方側の端面に当接してブラダー取付治具Jを保持する端面保持部を構成する。
また、円環部j2の内周面j2bは、保持金具18の棒状部18aに当接している。これにより、ブラダー取付治具Jは、ブラダー取付治具Jの中心軸が中心軸C1に沿うように、棒状部18aによって径方向に保持される。
図5に示すように、成形ブラダーSは、ゴム製の筒状体であり、2重となるように成形ブラダーSの軸方向所定の位置で折り返され、ドラム部2に装着される。
折り返された成形ブラダーSは、内周側の内周部s1と、外周側の外周部s2と、内周部s1及び外周部s2を繋ぐ折り返し部s3とを含む。
図5に示すように、外周部s2の上端から折り返し部s3までの長さは、内周部s1の上端から折り返し部s3までの長さよりも長くなるように設定される。
成形ブラダーSは、折り返し部s3をドラム部2の上端(軸方向他方側の端部)に突き合わせ、折り返し部s3からドラム部2に装着される。
このとき、ドラム部2の各セグメント24は、ドラム本体20を構成しており、外接円Gの直径が最小値に設定される。
上述したように、外接円Gの直径の最小値は、成形ブラダーSの内周径よりも小さい値に設定される。よって、作業者は、容易に成形ブラダーSをドラム部2の外周面2aに装着することができる。
また、ドラム部2の外周面2aは、下方側から上方側へ向かって漸次縮径するように傾斜したテーパー面とされている。このため、成形ブラダーSをドラム部2の上端側から装着するのをより容易にすることができる。
加えて、ドラム部2の上端2bは、R面とされているので、成形ブラダーSをドラム部2に装着する作業をさらに容易にすることができる。
成形ブラダーSをドラム部2に装着すると、作業者は、次に、ドラム部2のハンドル40を操作し、8個のセグメント24を径方向外方へ移動させる。これにより、成形ブラダーSは、8個のセグメント24によって、拡径するように変形する。このとき、成形ブラダーSは、その内周径がブラダー取付治具Jの外周径以上となるように拡径される。
作業者は、成形ブラダーSを拡径した後、成形ブラダーSの折り返し部s3をクリップ12に把持させる。
図6(a)は、ドラム部2に装着された成形ブラダーSをクリップ12で把持した状態の装着装置1を示す図である。
図6(a)中、クリップ12は、成形ブラダーSの折り返し部s3を把持している。このとき、ストリング14は、中心軸C1にほぼ平行となるようにかつ、中心軸C1に沿う方向に遊びがないように調整される。
これにより、成形ブラダーSは、クリップ12及びストリング14を介してベース10に連結される。
次いで、作業者は、支柱8を伸長させる。
図6(b)は、支柱8を伸長させた状態の装着装置1を示す図である。
支柱8を伸長させると、支柱8の上端に設けられているドラム部2及び治具保持部4は、上昇する。言い換えると、ドラム部2及び治具保持部4はベース10に対して離間する方向へ移動する。
ここで、成形ブラダーSは、クリップ12及びストリング14を介してベース10に連結されているので、ベース10に対する相対移動が制限される。このため、成形ブラダーSは、ドラム部2からブラダー取付治具Jへ向けて軸方向に沿ってスライドし、ドラム部2及びブラダー取付治具Jに対して相対移動する。
これにより、成形ブラダーSは、ブラダー取付治具Jの外周面J1に装着される。
図6(b)に示すように、支柱8を伸長させ、成形ブラダーSがブラダー取付治具Jに装着されると、作業者は、支柱8を収縮させるとともに、クリップ12を折り返し部s3から外周部s2の上端部に付け替える。
その後、作業者は、再度、支柱8を伸長させ、図7に示すように、外周部s2の上端部を径方向外方に折り返す。これにより、成形ブラダーSは、3重に折り返される。
その後、作業者は、装着装置1から成形ブラダーSが装着されたブラダー取付治具Jを取り外し、成形ブラダーSが装着されたブラダー取付治具Jをタイヤ成形機に取り付ける。
上記構成の装着装置1によれば、ドラム部2が、8個のセグメント24の外面24aに外接する外接円Gの直径が拡縮するように8個のセグメント24を径方向に沿って移動させる拡縮機構22を備えているので、ドラム部2の外周面2aに成形ブラダーSを装着すれば、作業者は、ブラダー取付治具Jの外周面J1の直径に応じて成形ブラダーSを拡径するように容易に変形させることができる。さらに、治具保持部4がブラダー取付治具Jをドラム部2と同心に保持するので、拡径するように変形させた成形ブラダーSをブラダー取付治具Jへ軸方向に沿ってスライド移動させることができる。
この結果、上記従来例のように、作業者が手作業で成形ブラダーSを拡径しつつブラダー取付治具Jに装着する場合と比較して、ブラダー取付治具Jに対する成形ブラダーSの装着を容易にすることができる。
また、同時に、ブラダー取付治具Jに装着された成形ブラダーSの上端部の折り返し作業も容易にすることができる。
また、本実施形態では、治具保持部4の保持金具18が、ブラダー取付治具Jをブラダー取付治具Jの内周側からガイドする棒状部18aと、棒状部18aにおける軸方向下端から径方向外方へ突出し、ブラダー取付治具Jの下方側の端面に当接する突出部18bとを備えている。このため、例えば、ブラダー取付治具Jが径方向に突出するフランジ等の保持されるための部材を有していない場合であっても、突出部18bによって、ブラダー取付治具Jの端面を保持することができる。これにより、ブラダー取付治具Jを適切に保持することができる。
〔その他〕
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記実施形態では、8個のセグメント24によってドラム本体20を構成した場合を例示したが、ドラム本体20を構成するセグメント24の個数は、より多くしてもよいし少なくしてもよい。
また、複数のセグメント24は、図8に示すように、複数のセグメント本体50と、複数のアタッチメント部52とを含む構成としてもよい。複数のセグメント本体50は、アーム30の一端部に設けられており、周方向に沿って組み合わされることで円筒体を構成する。
複数のアタッチメント部52は、複数の本体部54と、複数のブラケット56とを有する。
複数の本体部54は、周方向に組み合わされることで円筒体を構成する。
ブラケット56は本体部54の内面54aに設けられており、本体部54をセグメント本体50に取り外し可能に固定する。よって、アタッチメント部52は、セグメント本体50に対して着脱可能とされている。
このセグメント24では、アタッチメント部52がセグメント本体50に取り付けられた場合、本体部54の外面54bがセグメント24の外面24aとして機能する。また、アタッチメント部52がセグメント本体50から取り外された場合、セグメント本体50の外面50aがセグメント24の外面24aとして機能する。
この場合、拡縮機構22による外接円Gの直径の可変範囲を、アタッチメント部52の着脱により容易に変更することができる。この結果、内周径が異なる複数種類の成形ブラダーSの装着作業それぞれに対してこの装着装置1を用いることができる。
本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 装着装置
2 ドラム部
2a 外周面
2b 上端
4 治具保持部
6 移動部
8 支柱
8a 内筒部
8b 外筒部
8c アクチュエータ
10 ベース
12 クリップ
14 ストリング
15 連結部
16 ブラケット
18 保持金具
18a 棒状部
18b 突出部
20 ドラム本体
22 拡縮機構
24 セグメント
24a 外面
25 一点鎖線
28 ベース部
30 アーム
30a ブラケット
32 リニアガイド
32a レール
32b ブロック
34 回転軸
36 支持部
38 昇降部
38a 中心孔
38b ブラケット
40 ハンドル
42 リンク
50 セグメント本体
50a 外面
52 アタッチメント部
54 本体部
54a 内面
54b 外面
56 ブラケット
C1 中心軸
G 外接円
J ブラダー取付治具
J1 外周面
S 成形ブラダー
j1 円筒部
j2 円環部
j2a 下面
j2b 内周面
s1 内周部
s2 外周部
s3 折り返し部

Claims (3)

  1. タイヤ成形機に用いられる円筒状のブラダー取付治具の外周面に、成形ブラダーを装着するための装着装置であって、
    前記成形ブラダーが外周面に装着されるドラム部と、
    前記ドラム部の軸方向一方側に配置され、前記ブラダー取付治具を前記ドラム部と同心に保持する治具保持部と、
    前記ドラム部に装着された前記成形ブラダーの軸方向一方端を把持し、前記成形ブラダーを前記ドラム部から前記治具保持部に保持される前記ブラダー取付治具へ向けて移動させる移動部と、を備え、
    前記ドラム部は、
    周方向に分割された複数のセグメントを含むドラム本体と、
    前記複数のセグメントの外面に外接する外接円の直径が拡縮するように前記複数のセグメントを径方向に沿って移動させる拡縮機構と、を備える
    装着装置。
  2. 前記外周面は、軸方向一方側から軸方向他方側へ向かって漸次縮径するように傾斜するテーパー面を含む
    請求項1に記載の装着装置。
  3. 前記治具保持部は、
    周方向に沿って複数配置され、前記ブラダー取付治具を前記ブラダー取付治具の内周側からガイドする棒状部と、
    前記複数の棒状部の軸方向一方端から径方向外方へ突出し、前記ブラダー取付治具の軸方向一方側の端面に当接する端面保持部と、を備える
    請求項1又は請求項2に記載の装着装置。
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