JP2022138224A - 検査用コネクタ - Google Patents

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亨 山口
Toru Yamaguchi
真一 剱崎
Shinichi Kenzaki
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Abstract

【課題】小型化が可能な検査用コネクタを提供する。【解決手段】検査用コネクタにおいて、第1バレルは、第1バレルの最大幅を有する第1バレル最大幅区間を含み、第1バレル最大幅区間において、前記第1直線上における前記第1バレルの内面と、前記第1直線上における前記第1バレルの外面との距離を第1厚みと定義し、前記第1バレル最大幅区間において、前記第2直線上における前記第1バレルの内面と、前記第2直線上における前記第1バレルの外面との距離を第2厚みと定義し、前記第1バレル最大幅区間において、前記第1厚みは、前記第2厚みよりも小さい。【選択図】 図7

Description

本発明は、高周波信号の測定に用いられる検査用コネクタに関する。
従来の検査用コネクタに関する発明としては、例えば、特許文献1に記載のプローブ構造が知られている。特許文献1に記載のプローブ構造は、複数の同軸プローブを備えている。複数の同軸プローブのそれぞれは、バレル及び導通ピンを含んでいる。バレルは、上下方向に延びる中心軸線を有する円筒形状を有している。導通ピンは、バレル内において上下方向に延びている。導通ピンの下端は、バレルから下方向に突出している。このような同軸プローブは、同軸ケーブルの下端に取り付けられる。具体的には、同軸ケーブルは、バレルの上端からバレル内に挿入される。これにより、バレルは、同軸ケーブルの外導体と電気的に接続される。また、導通ピンは、同軸ケーブルの中心導体と電気的に接続される。このようなプローブ構造によれば、複数の信号電極の信号を測定することができる。
特許第6597915号公報
ところで、特許文献1に記載の複数の同軸プローブを備えるプローブ構造を小型化したいという要望がある。
そこで、本発明の目的は、小型化が可能な検査用コネクタを提供することである。
本発明の一実施形態に係る検査用コネクタは、
第1同軸ケーブルの端部及び1以上の第2同軸ケーブルの端部に取り付けられる検査用コネクタであって、
第1同軸ケーブルは、
第1中心導体と、
第1中心導体の周囲を囲む第1外部導体と、
を含み、
1以上の第2同軸ケーブルのそれぞれは、
第2中心導体と、
第2中心導体の周囲を囲む第2外部導体と、
を含み、
検査用コネクタは、
上下方向に延びる第1プローブと、
上下方向に延びる1以上の第2プローブと、
を備えており、
第1プローブは、
第1外部導体に電気的に接続される第1信号ピンであって、上下方向に延びる第1信号ピンと、
第1外部導体に電気的に接続される第1バレルであって、第1信号ピンの周囲を囲む筒形状を有する第1バレルと、
を含んでおり、
1以上の第2プローブのそれぞれは、
第2中心導体に電気的に接続される第2信号ピンであって、上下方向に延びる第2信号ピンと
第2外部導体に電気的に接続される第2バレルであって、第2信号ピンの周囲を囲む筒形状を有する第2バレルと、
を含んでおり、
1以上の第2プローブは、第1プローブの最も近くに位置する1以上の最近第2プローブを含み、
第1バレルは、上下方向に直交する方向における第1バレルの最大幅を有する第1バレル最大幅区間を含み、
第1バレル最大幅区間において、上下方向に見て、第1バレルの第1中心点と最近第2プローブの第2バレルの第2中心点とを結ぶ第1直線を定義し、
第1バレル最大幅区間において、第1直線と第1バレルの外面との交点を第1交点と定義し、
第1バレル最大幅区間において、第1バレルの外面において第1交点以外の第1点と第1中心点とを結ぶ第2直線を定義し、
第1バレル最大幅区間において、第1直線上における第1バレルの内面と、第1直線上における第1バレルの外面との距離を第1厚みと定義し、
第1バレル最大幅区間において、第2直線上における第1バレルの内面と、第2直線上における第1バレルの外面との距離を第2厚みと定義し、
第1バレル最大幅区間において、第1厚みは、第2厚みよりも小さい。
以下に、本明細書における用語の定義について説明する。本明細書において、前後方向に延びる軸や部材は、必ずしも前後方向と平行である軸や部材だけを示すものではない。前後方向に延びる軸や部材とは、前後方向に対して±45°の範囲で傾斜している軸や部材のことである。同様に、上下方向に延びる軸や部材とは、上下方向に対して±45°の範囲で傾斜している軸や部材のことである。左右方向に延びる軸や部材とは、左右方向に対して±45°の範囲で傾斜している軸や部材のことである。
以下に、本明細書における部材の位置関係について定義する。第1部材ないし第3部材は、検査用ユニットの構成である。本明細書において、前後方向に並ぶ第1部材及び第2部材とは、以下の状態を示す。前後方向に垂直な方向に第1部材及び第2部材を見たときに、第1部材及び第2部材の両方が前後方向を示す任意の直線上に配置されている状態である。本明細書において、上下方向に見たときに前後方向に並ぶ第1部材及び第2部材とは、以下の状態を示す。上下方向に第1部材及び第2部材を見たときに、第1部材及び第2部材の両方が前後方向を示す任意の直線上に配置されている。この場合、上下方向とは異なる左右方向から第1部材及び第2部材を見ると、第1部材及び第2部材のいずれか一方が前後方向を示す任意の直線上に配置されていなくてもよい。なお、第1部材と第2部材とが接触していてもよい。第1部材と第2部材とが離れていてもよい。第1部材と第2部材との間に第3部材が存在していてもよい。この定義は、前後方向以外の方向にも適用される。
本明細書において、第1部材が第2部材の前に配置されるとは、以下の状態を指す。第1部材の少なくとも一部は、第2部材が前方向に平行移動するときに通過する領域内に配置されている。よって、第1部材は、第2部材が前方向に平行移動するときに通過する領域内に収まっていてもよいし、第2部材が前方向に平行移動するときに通過する領域から突出していてもよい。この場合、第1部材及び第2部材は、前後方向に並んでいる。この定義は、前後方向以外の方向にも適用される。
本明細書において、左右方向に見たときに、第1部材が第2部材の前に配置されるとは、以下の状態を指す。左右方向に見たときに、第1部材と第2部材が前後方向に並んでおり、かつ、左右方向に見たときに、第1部材の第2部材と対向する部分が、第2部材の前に配置される。この定義において、第1部材と第2部材は、3次元では、前後方向に並んでいなくてもよい。この定義は、前後方向以外の方向も適用される。
本明細書において、第1部材が第2部材より前に配置されるとは、以下の状態を指す。第1部材は、第2部材の前端を通り前後方向に直交する平面の前に配置される。この場合、第1部材及び第2部材は、前後方向に並んでいてもよく、並んでいなくてもよい。この定義は、前後方向以外の方向にも適用される。
本明細書において、特に断りのない場合には、第1部材の各部について以下のように定義する。第1部材の前部とは、第1部材の前半分を意味する。第1部材の後部とは、第1部材の後半分を意味する。第1部材の左部とは、第1部材の左半分を意味する。第1部材の右部とは、第1部材の右半分を意味する。第1部材の上部とは、第1部材の上半分を意味する。第1部材の下部とは、第1部材の下半分を意味する。第1部材の前端とは、第1部材の前方向の端を意味する。第1部材の後端とは、第1部材の後方向の端を意味する。第1部材の左端とは、第1部材の左方向の端を意味する。第1部材の右端とは、第1部材の右方向の端を意味する。第1部材の上端とは、第1部材の上方向の端を意味する。第1部材の下端とは、第1部材の下方向の端を意味する。第1部材の前端部とは、第1部材の前端及びその近傍を意味する。第1部材の後端部とは、第1部材の後端及びその近傍を意味する。第1部材の左端部とは、第1部材の左端及びその近傍を意味する。第1部材の右端部とは、第1部材の右端及びその近傍を意味する。第1部材の上端部とは、第1部材の上端及びその近傍を意味する。第1部材の下端部とは、第1部材の下端及びその近傍を意味する。
本明細書における任意の2つの部材を第1部材及び第2部材と定義した場合、任意の2つの部材の関係は以下のような意味になる。本明細書において、第1部材が第2部材に支持されているとは、第1部材が第2部材に対して移動不可能に第2部材に取り付けられている(すなわち、固定されている)場合、及び、第1部材が第2部材に対して移動可能に第2部材に取り付けられている場合を含む。また、第1部材が第2部材に支持されているとは、第1部材が第2部材に直接に取り付けられている場合、及び、第1部材が第3部材を介して第2部材に取り付けられている場合の両方を含む。
本明細書において、第1部材が第2部材に保持されているとは、第1部材が第2部材に対して移動不可能に第2部材に取り付けられている(すなわち、固定されている)場合を含み、第1部材が第2部材に対して移動可能に第2部材に取り付けられている場合を含まない。また、第1部材が第2部材に保持されているとは、第1部材が第2部材に直接に取り付けられている場合、及び、第1部材が第3部材を介して第2部材に取り付けられている場合の両方を含む。
本明細書において、「第1部材と第2部材とが電気的に接続される」とは、第1部材と第2部材との間で電気が導通していることを意味する。従って、第1部材と第2部材とが接触していてもよいし、第1部材と第2部材とが接触していなくてもよい。第1部材と第2部材とが接触していない場合には、第1部材と第2部材との間に導電性を有する第3部材が配置されている。
本発明に係る検査用コネクタによれば、検査用コネクタの小型化が可能となる。
図1は、検査用ユニット10の断面図である。 図2は、検査用コネクタ100の下端部Xの拡大図である。 図3は、プローブ101a及び同軸ケーブル202aの断面図である。 図4は、検査用ユニット10の分解斜視図である。 図5は、プランジャ102及びプローブ101a,101bの拡大図である。 図6は、プローブ101aの外観斜視図である。 図7は、バレル122a,122bを上下方向に見た図である。 図8は、第1変形例に係る検査用コネクタ100Aのバレル122a,122b,122cを上下方向に見た図である。 図9は、第2変形例に係る検査用コネクタ100Bのバレル122a,122bを上下方向に見た図である。 図10は、第3変形例に係る検査用コネクタ100Cのバレル122a,122bを上下方向に見た図である。 図11は、第4変形例に係る検査用コネクタ100Dのバレル122a~122eを上下方向に見た図である。 図12は、第5変形例に係る検査用コネクタ100Eのバレル122a~122gを上下方向に見た図である。
(実施形態)
[検査用ユニットの構造]
以下に、本発明の一実施形態に係る検査用ユニット10の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、検査用ユニット10の断面図である。図1では、前後方向に直交する断面における検査用ユニット10の構造を示した。図2は、検査用コネクタ100の下端部Xの拡大図である。図3は、プローブ101a及び同軸ケーブル202aの断面図である。図4は、検査用ユニット10の分解斜視図である。図5は、プランジャ102及びプローブ101a,101bの拡大図である。図6は、プローブ101aの外観斜視図である。図7は、バレル122a,122bを上下方向に見た図である。説明を分かりやすくするため、図7においてバレル122a,122b以外の部材(中心導体204a,204b、外部導体206a,206b、被膜210a,210b等)の図示を省略している。
図1ないし図7に示すように上下方向、左右方向及び前後方向を定義する。ただし、上下方向、左右方向及び前後方向は、説明のために定義した方向である。従って、検査用ユニット10の実際の使用時における上下方向、左右方向及び前後方向は、図1ないし図7の上下方向、左右方向及び前後方向と一致していなくてよい。また、上下方向は、図1ないし図7の上下方向と逆であってもよい。左右方向は、図1ないし図7の左右方向と逆であってもよい。前後方向は、図1ないし図7の前後方向と逆であってもよい。
検査用ユニット10は、電子機器内を伝送される高周波信号の測定に用いられる。検査用ユニット10は、図1に示すように、検査用コネクタ100、外部接続用コネクタ200a,200b及び同軸ケーブル202a,202bを備えている。外部接続用コネクタ200a,200bは、測定機器(図示せず)に接続される。外部接続用コネクタ200a,200bのそれぞれは、同軸ケーブル202a,202bに電気的に接続される構造を有する。
同軸ケーブル202aは、検査用コネクタ100と外部接続用コネクタ200aとを電気的に接続している。同軸ケーブル202bは、検査用コネクタ100と外部接続用コネクタ200bとを電気的に接続している。同軸ケーブル202a,202bは、左から右へとこの順に一列に並んでいる。同軸ケーブル202aは、第1同軸ケーブルである。同軸ケーブル202bは、第2同軸ケーブルである。同軸ケーブル202a,202bは、同じ構造を有する。以下、同じ構造に関して、同軸ケーブル202aの構造を例に説明する。
同軸ケーブル202aは、図2及び図3に示すように、中心導体204a、外部導体206a、絶縁体208a及び被膜210aを含む。中心導体204aは、同軸ケーブル202aの芯線である。従って、中心導体204aは、同軸ケーブル202aの中心に位置している。中心導体204aは、低抵抗な導体により作製されている。中心導体204aは、例えば、銅により作製されている。中心導体204aは、外部接続用コネクタ200aに電気的に接続される。中心導体204aは、第1中心導体である。外部導体206aは、第1外部導体である。
外部導体206aは、中心導体204aの周囲を囲んでいる。従って、外部導体206aは、同軸ケーブル202aが延びる方向に直交する断面において、円環形状を有している。このような外部導体206aは、例えば、細い同線が編まれることにより作製されている。外部導体206aは、低抵抗な導体により作製されている。外部導体206aは、例えば、銅により作製されている。外部導体206aは、外部接続用コネクタ200aに電気的に接続される。
絶縁体208aは、中心導体204aと外部導体206aとを絶縁している。絶縁体208aは、中心導体204aと外部導体206aとの間に位置している。絶縁体208aは、中心導体204aの周囲を囲んでいる。絶縁体208aの周囲は、外部導体206aにより囲まれている。絶縁体208aは、同軸ケーブル202aが延びる方向に直交する断面において、円環形状を有している。絶縁体208aは、絶縁性を有する樹脂により作製されている。絶縁体208aは、例えば、ポリエチレンにより作製されている。また、同軸ケーブル202aがしなやかに変形できるように、絶縁体208aには複数の孔が設けられている。
被膜210aは、外部導体206aの周囲を囲んでいる。従って、被膜210aは、同軸ケーブル202aが延びる方向に直交する断面において、円環形状を有している。被膜210aは、絶縁性を有する樹脂により作製されている。被膜210aは、例えば、ポリエチレンにより作製されている。ただし、被膜210aには、複数の孔が設けられていない、又は、絶縁体208aより少ない孔が設けられている。そのため、被膜210aは、絶縁体208aより変形しにくい。従って、被膜210aのヤング率は、絶縁体208aのヤング率より大きい。
同軸ケーブル202aの下端部では、外部導体206a、絶縁体208a及び被膜210aが除去されることにより、中心導体204aが、同軸ケーブル202aから露出している。また、中心導体204aが露出している部分より上において被膜210aが除去されることにより、外部導体206aが、同軸ケーブル202aから露出している。なお、詳細な説明を省略するが、同軸ケーブル202bは、中心導体204b、外部導体206b、絶縁体208b及び被膜210bを含む。中心導体204bは、第2中心導体である。外部導体206bは、第2外部導体である。
検査用コネクタ100は、同軸ケーブル202a,202bの端部に取り付けられる。検査用コネクタ100は、図1、図2、図3及び図4に示すように、プランジャ102、ハウジング104、フランジ106、スプリング108、スペーサ109、ソケット123a,123b、ブッシング130a,130b、及びプローブ101a,101bを備えている。プローブ101aが第1プローブである。プローブ101bが第2プローブである。
ソケット123a,123bはそれぞれ、中心導体204a,204bに電気的に接続されている。ただし、ソケット123a,123bはそれぞれ、外部導体206a,206bに電気的に接続されていない。
ソケット123a,123bは、左から右へとこの順に一列に並んでいる。これにより、ソケット123bは、ソケット123aの右に配置されている。ソケット123a,123bは同じ構造を有する。従って、以下では、ソケット123aについて説明し、ソケット123bについて説明を省略する。
ソケット123aは、図2及び図3に示すように、同軸ケーブル202aの下端部に取り付けられている。これにより、ソケット123aは、中心導体204aに電気的に接続されている。ただし、ソケット123aは、外部導体206aに電気的に接続されていない。より詳細には、ソケット123aは、上下方向に延びる中心軸線を有する円筒形状を有している。ソケット123aの上端部は、開口している。ソケット123aの下端部は、開口していない。ただし、ソケット123aの下端部は、開口していてもよい。同軸ケーブル202aの下端部では中心導体204aが露出している。中心導体204aは、ソケット123aの上端部の開口からソケット123aの内部に挿入されている。中心導体204aは、半田によりソケット123aに固定されている。これにより、中心導体204aは、ソケット123aに電気的に接続されている。ただし、ソケット123aは、外部導体206aに接触していない。これにより、ソケット123aは、外部導体206aに電気的に接続されていない。以上のような構造を有するソケット123aは、例えば、黄銅により作製されている。
プローブ101a,101bは、図2及び図3に示すように上下方向に延びている。プローブ101a,101bは、左から右へとこの順に一列に並んでいる。これにより、プローブ101bは、プローブ101aの右に配置されている。プローブ101a,101bのそれぞれは、信号ピン120a,120b及びバレル122a,122bを含んでいる。
バレル122a,122bはそれぞれ、外部導体206a,206bに電気的に接続されている。ただし、バレル122a,122bはそれぞれ、中心導体204a,204bに電気的に接続されていない。バレル122a,122bはそれぞれ、下方向に見て、ソケット123a,123bの周囲を囲んでいる。従って、バレル122a,122bは、上下方向に延びる中心軸線を有する円筒形状を有している。バレル122aが第1バレルである。バレル122bが第2バレルである。
バレル122a,122bは、左から右へとこの順に一列に並んでいる。これにより、バレル122bは、バレル122aの右に配置されている。バレル122a,122bは同じ構造を有する。従って、以下では、バレル122aについて説明し、バレル122bについて説明を省略する。
バレル122aは、図2及び図3に示すように、同軸ケーブル202aの下端部に取り付けられている。これにより、バレル122aは、外部導体206aに電気的に接続されている。ただし、バレル122aは、中心導体204aに電気的に接続されていない。バレル122aの中心軸線は、ソケット123aの中心軸線と一致している。また、ソケット123aは、バレル122aの内部に収まっている。これにより、バレル122aは、下方向に見て、ソケット123aの周囲を囲んでいる。ソケット123aの上端部は、開口している。ソケット123aの下端部は、開口している。同軸ケーブル202aの下端部では外部導体206aが露出している。外部導体206aは、バレル122aの上端部の開口からバレル122aの内部に挿入されている。外部導体206aは、半田によりバレル122aに固定されている。これにより、外部導体206aは、バレル122aに電気的に接続されている。以上のような構造を有するバレル122aは、例えば、黄銅により作製されている。
ブッシング130a,130bはそれぞれ、バレル122a,122bと信号ピン120a,120bとを絶縁している。ブッシング130a,130bは、左から右へとこの順に一列に並んでいる。これにより、ブッシング130bは、ブッシング130aの右に配置されている。ブッシング130a,130bは同じ構造を有している。従って、以下では、ブッシング130aについて説明し、ブッシング130bについて説明を省略する。
ブッシング130aは、図2及び図3に示すように、バレル122aの内部に配置されている。より詳細には、ブッシング130aは、上下方向に延びる中心軸線を有する円筒形状を有している。ブッシング130aの中心軸線は、バレル122aの中心軸線及びソケット123aの中心軸線と一致する。ソケット123aの下端部は、ブッシング130aの内部に挿入されている。ブッシング130aの上端部は、バレル122aの内部に挿入されている。ブッシング130aの上端部は、バレル122aの上端部に接している。ブッシング130aは、絶縁性部材により作成されている。絶縁性部材とは、例えば、絶縁性を有する樹脂である。絶縁性を有する樹脂とは、例えば、エポキシ樹脂である。これにより、バレル122aは、ソケット123aと絶縁されている。
信号ピン120a,120bはそれぞれ、図3に示すように、ソケット123a,123bに電気的に接続されている。信号ピン120a,120bはそれぞれ、ソケット123a,123bから下方向に延びている。信号ピン120aが第1信号ピンである。信号ピン120bが第2信号ピンである。
信号ピン120a,120bは、図2に示すように、左から右へとこの順に一列に並んでいる。これにより、信号ピン120bは、信号ピン120aの右に配置されている。信号ピン120a,120bは同じ構造を有する。従って、以下では、信号ピン120aについて説明し、信号ピン120bについて説明を省略する。
信号ピン120aは、比較的に高い周波数を有する高周波信号が印加される端子である。比較的に高い周波数を有する高周波信号は、例えば、0.3GHz~0.3THzの周波数を有するミリ波信号やマイクロ波信号である。信号ピン120aは、図2及び図3に示すように、上下方向に延びる棒状部材である。信号ピン120aの上端は、ソケット123aの下端に接触している。これにより、信号ピン120aは、ソケット123aに電気的に接続されている。すなわち、信号ピン120aは、ソケット123aを介して中心導体204aに電気的に接続される。
信号ピン120aは、図2に示すように、筒部1202a、下ピン1204a、上ピン1206a及びスプリング1208aを含んでいる。筒部1202aは、上下方向に延びる中心軸線を有する円筒形状を有している。筒部1202aの形状は、六角柱等の多角柱形状であってもよい。ただし、筒部1202aの上端部及び下端部の直径は、筒部1202aの残余の部分の直径より小さい。すなわち、筒部1202aは、筒部1202aの上端部及び下端部が少し絞られた形状を有している。
下ピン1204aは、上下方向に延びる棒状部材である。下ピン1204aの上部は、筒部1202aの内部に位置している。下ピン1204aの下部は、筒部1202aの外に位置している。ただし、下ピン1204aの上部の直径は、下ピン1204aの残余の部分の直径より大きい。これにより、下ピン1204aは、筒部1202aを下方向に通過することができない。
上ピン1206aは、上下方向に延びる棒状部材である。上ピン1206aの下部は、筒部1202aの内部に位置している。上ピン1206aの上部は、筒部1202aの外に位置している。ただし、上ピン1206aの下部の直径は、上ピン1206aの残余の部分の直径より大きい。これにより、上ピン1206aは、筒部1202aを上方向に通過することができない。また、上ピン1206aの上端は、ソケット123aの下端に接触している。
スプリング1208aは、筒部1202aの内部に配置されている。スプリング1208aの下端は、下ピン1204aの上端に接触している。スプリング1208aの上端は、上ピン1206aの下端に接触している。これにより、スプリング1208aは、下ピン1204aを下方向に押すとともに、上ピン1206aを上方向に押している。以上の構造を有する信号ピン120aは、上下方向に伸縮することができる。
以上のような信号ピン120aは、例えば、黄銅により作製されている。信号ピン120aは、後述するように、プランジャ102と絶縁された状態でプランジャ102に支持されている。
プランジャ102は、図4及び図5に示すように、上下方向に延びる筒状部材である。本実施形態では、プランジャ102は、上下方向に延びる中心軸線を有する円筒形状を有している。図4に示すように、プランジャ102には、上下方向に延びる複数の貫通孔H1が設けられている。貫通孔H1は、プランジャ102の上端から下端までを貫通している。プランジャ102は、下方向に見て、プローブ101a,101bを囲んでいる。従って、プローブ101a,101bは、貫通孔H1において上下方向に延びている。この場合、信号ピン120a,120bは、貫通孔H1において上下方向に延びている。プランジャ102の下端は、プローブ101a,101bの下端よりも下に位置している。これにより、プランジャ102は、下方向に見て、プローブ101a,101bの下端の周囲を囲んでいる。プランジャ102は、信号ピン120a,120bに電気的に接続されていない。プランジャ102は、グランド電位に接続されている。
また、図5に示すように、前後方向に直交する断面において、プローブ101aの左には、プランジャ102が存在し、かつ、プローブが存在しない。すなわち、プローブ101aとプランジャ102との間には、信号ピンが存在していない。
プランジャ102は、図2に示すように、バレル122a,122bに電気的に接続された状態でバレル122a,122bを支持している。より詳細には、プランジャ102の貫通孔H1に、バレル122a,122bが挿入されている。この場合、プランジャ102は、プローブ101a,101bを支持する。すなわち、プランジャ102は、1以上の第2プローブを支持する。
貫通孔H1の内周面は、バレル122a,122bの外周面と接触している。これにより、プランジャ102は、バレル122a,122bに電気的に接続されている。プランジャ102は、導電性の高い金属により作製されている。プランジャ102は、例えば、SUSにより作製されている。
ハウジング104は、図4に示すように上下方向に延びる筒状部材である。ハウジング104には、図1に示すように上下方向に延びる貫通孔H4が設けられている。貫通孔H4は、ハウジング104の上端から下端までを貫通している。ハウジング104の下端部は、プランジャ102の上部に挿入されている。これにより、ハウジング104は、プランジャ102の上に位置するようにプランジャ102に支持されている。同軸ケーブル202a,202bは、ハウジング104の内部を上下方向に通過している。このようなハウジング104は、導電性の高い金属により作製されている。ハウジング104は、例えば、SUSにより作製されている。
スペーサ109は、上下方向においてプランジャ102とハウジング104との間に配置されている。スペーサ109は、円板形状を有する。下方向に見たときに、スペーサ109には、左右方向に延びる2本のスリットが設けられている。同軸ケーブル202a,202bは、これらの2本のスリットを上下方向に通過している。これにより、スペーサ109は、同軸ケーブル202a,202bの前後方向及び左右方向における位置決めを行っている。このようなスペーサ109は、導電性の高い金属により作製されている。スペーサ109は、例えば、SUSにより作製されている。
フランジ106は、板形状を有する部材である。フランジ106は、下方向に見たときに、長方形状を有する。フランジ106は、上下方向において、ハウジング104の上端部近傍に配置される。フランジ106には、上下方向に延びる貫通孔H3が設けられている。下方向に見たときに、貫通孔H1と貫通孔H3と貫通孔H4とは重なっている。
ハウジング104は、貫通孔H3内を上下方向に通過している。ただし、ハウジング104の上端部の直径は、フランジ106の貫通孔H3の直径より大きい。そのため、ハウジング104は、貫通孔H3を下方向に向かって抜けることができない。このようなフランジ106は、導電性の高い金属により作製されている。フランジ106は、例えば、SUSにより作製されている。
スプリング108は、フランジ106を上方向に押している。スプリング108は、プランジャ102を下方向に押している。より詳細には、スプリング108の上端は、フランジ106の下面に固定されている。スプリング108の下端は、プランジャ102の上端に固定されている。プランジャ102とハウジング104とは一体化されている。そのため、プランジャ102が上方向に押されると、スプリング108が縮んで、プランジャ102、ハウジング104がフランジ106に対して上方向に変位する。
ところで、本実施形態における検査用コネクタ100は、検査用コネクタ100の小型化が可能な構造を備えている。以下、検査用コネクタ100の小型化が可能な構造について図を参照して説明する。
検査用コネクタ100は、図2に示すように、2本のプローブ101a,101bを備えている。プローブ101bは、プローブ101aの最も近くに位置する最近第2プローブである。
バレル122aは、図6及び図7に示すように、上下方向に延びる中心軸線を有する筒形状を有している。本実施形態では、バレル122aは、円筒形状を有している。これにより、図7に示すように、バレル122aは、筒の内面IS1と筒の外面OS1とを含む形状を有する。
バレル122aは、直径の異なる3つの部分を含んでいる。具体的には、バレル122aは、図6に示すように、第1部分122aU、第2部分122aC及び第3部分122aDを含む。第3部分122aDは、第2部分122aCの下に位置する。第2部分122aCは、第1部分122aUの下に位置する。図6のC-C断面に示す第3部分122aDの直径は、図6のB-B断面に示す第2部分122aCの直径よりも小さい。第2部分122aCの直径は、図6のA-A断面に示す第1部分122aUの直径よりも小さい。本明細書において、直径は、上下方向に直交する断面における幅の一例である。
上記の構成の場合、バレル122aは、バレル最大幅区間MK及びバレル非最大幅区間HMKを含む。バレル最大幅区間MKは、バレル122aの最大径を有する区間である。従って、バレル最大幅区間MKは、第1部分122aUを含む。バレル最大幅区間MKは、第1バレル最大幅区間である。
バレル非最大幅区間HMKは、バレル最大幅区間MK以外の区間である。従って、バレル非最大幅区間HMKは、第2部分122aC及び第3部分122aDを含む。
図6及び図7に示すように、第1部分122aUは、円筒の右端部が削られた形状を有している。この場合、バレル122aの外面OS1は、平面LS1及び曲面CS1を含む。平面LS1は、左右方向に垂直な平面である。平面LS1は、右方向を向いている。この場合、平面LS1は、バレル122bに面する。すなわち、平面LS1は、プローブ101bに面する。平面LS1は、上下方向に延びている。平面LS1は、第1バレル平面である。曲面CS1は、円筒の外面OS1の内の平面LS1を除く部分である。従って、曲面CS1は、円筒形状の一部に相当する形状を有している。
第1部分122aUが円筒の一部が削られた形状を有することにより、図7に示すように、バレル122aの右端部においてバレル122aの厚みが小さくなる。バレル122aの厚みは、バレル122aの内面IS1と外面OS1との距離である。また、バレル最大幅区間MKである第1部分122aUの側面を切削することによって、バレル122aの最大幅が小さくなる。すなわち、バレル122aの最大径が小さくなる。
バレル122bは、バレル122aと左右対称な構造を有している。より詳細には、バレル122bは、第1部分122bUを含む。第1部分122bUは、バレル122bにおけるバレル最大幅区間MK2である。第1部分122bUは、円筒の左端部が削られた形状を有している。この場合、バレル122bの外面OS2は、平面LS2及び曲面CS2を含む。平面LS2は、左右方向に垂直な平面である。平面LS2は、左方向を向いている。平面LS2は、上下方向に延びている。平面LS2は、第2バレル平面である。曲面CS2は、円筒の外面OS2の内の平面LS2を除く部分である。従って、曲面CS2は、円筒形状の一部に相当する形状を有している。一部が削られた形状を有することにより、バレル122bの左端部においてバレル122bの厚みが小さくなる。また、バレル最大幅区間MK2において第1部分122bUの側面を切削することによって、バレル122bの最大幅が小さくなる。すなわち、バレル122bの最大径が小さくなる。
図7に示すように、平面LS1と平面LS2とが面する。すなわち、平面LS1が、プローブ101bに面する。平面LS2が、プローブ101aに面する。平面LS1は、平面LS2に平行である。平面LS1及び平面LS2は、バレル122aとバレル122bとの距離が一定になるように上下方向に延びる。
以下、上記の構成についてより詳細に説明する。まず、図7に示すように、上下方向に見てバレル122aの第1中心点CP1を定義する。第1中心点CP1は、例えば、バレル122aを上下方向に見て、バレル122aの重心である。また、第1中心点CP1は、例えば、バレル122aの内周面の中心であってもよい。このとき、例えば、バレル122aにおいて2つの直径(以下、第1直径と称す)を定義した場合、第1中心点CP1において2つの第1直径が交わる。同様にして、上下方向に見てバレル122bの第2中心点CP2を定義する。第2中心点CP2は、バレル122bを上下方向に見て、例えば、バレル122bの重心である。また、第2中心点CP2は、例えば、バレル122bの内周面の中心であってもよい。このとき、例えば、バレル122bにおいて2つの直径(以下、第2直径と称す)を定義した場合、第2中心点CP2において2つの第2直径が交わる。
上下方向に見て、第1中心点CP1と第2中心点CP2とを結ぶ第1直線SL1を定義する。第1直線SL1とバレル122aの外面OS1との交点を第1交点PI1と定義する。バレル122aの外面OS1において第1交点PI1以外の第1点AP1を定義する。すなわち、第1点AP1は、バレル122aの曲面CS1に定義される。
バレル最大幅区間MKにおいて、第1直線SL1上におけるバレル122aの内面IS1と、第1直線SL1上におけるバレル122aの外面OS1との距離を第1厚みT1と定義する。すなわち、第1厚みは、内面IS1と平面LS1との距離である。
第1点AP1と第1中心点CP1とを結ぶ第2直線SL2を定義する。バレル最大幅区間MKにおいて、第2直線SL2上におけるバレル122aの内面IS1と、第2直線SL2上におけるバレル122aの外面OS1との距離を第2厚みT2と定義する。すなわち、第2厚みT2は、曲面CS1と外面OS1との距離である。そして、図7に示すように、バレル最大幅区間MKにおいて、第1厚みT1は、第2厚みT2よりも小さい。
バレル122aの右端部は削られている。この場合、図7に示すように、バレル最大幅区間MKにおいて、第1交点PI1と第1中心点CP1との距離D1は、第1点AP1から第1中心点CP1までの距離D2よりも短い。すなわち、距離D1は、第1交点PI1以外のバレル122aの外面OS1から第1中心点CP1までの距離よりも短い。換言すれば、第1交点PI1は、外面OS1において第1中心点CP1の最も近くに位置している。
平面LS1は、第1直線SL1に直交する。平面LS2は、第1直線SL1に直交する。平面LS1は、平面LS2に面している。このため、平面LS1と平面LS2との間においてバレル122aとバレル122bとの距離が最も短い。
バレル122aの右端部は、中心導体204a、外部導体206aが、バレル122aから露出しないように削られている。より詳細には、バレル122aは、円筒形状を有している。第1直線SL1上において第1中心点CP1からバレル122aの内面IS1までの距離は、第1中心点CP1からバレル122aの外面OS1までの距離よりも短い。この場合、バレル122aの第1厚みT1が必ず0よりも大きい。
バレル122aと同様にして、バレル122bのバレル最大幅区間MK2において左端部は削られている。バレル最大幅区間MK2は、第2バレル最大幅区間である。以下、詳細に説明する。
第1直線SL1とバレル122bの外面OS2との交点を第2交点PI2と定義する。バレル122bの外面OS2において第2交点PI2以外の第2点AP2を定義する。第2点AP2と第2中心点CP2とを結ぶ第3直線SL3を定義する。
第1直線SL1上におけるバレル122bの内面IS2と、第1直線SL1上におけるバレル122bの外面OS2との距離を第3厚みT3と定義する。第3直線SL3上におけるバレル122bの内面IS2と、第3直線SL3上におけるバレル122bの外面OS2との距離を第4厚みT4と定義する。
このとき、図7に示すように、第2交点PI2と第2中心点CP2との距離は、第2交点PI2以外のバレル122bの外面OS2から第2中心点CP2までの距離よりも短い。第3厚みT3は、第4厚みT4よりも小さい。
図6に示すように、第1部分122aU、第2部分122aC及び第3部分122aDの内、第1部分122aUのみが削られた形状を有している。第2部分122aC及び第3部分122aDは削られた形状を有していない。この場合、第1厚みT1は、第2部分122aCの厚み以上の大きさとなる。具体的には、第1直線SL1上における第2部分122aCの内面と、第1直線SL1上における第2部分122aCの外面との距離を第2部分厚みと定義する。このとき、第1厚みT1は、第2部分厚み以上の大きさである。
また、上記の構成の場合、第1部分122aUの幅の大きさは、第2部分122aCの幅の大きさ以上の大きさとなる。具体的には、第1直線SL1上における第2部分122aCの中心点と、第1直線SL1上における第2部分122aCの外面との距離を第2部分距離と定義する。このとき、第1交点PI1と第1中心点CP1との距離は、第2部分距離以上の長さである。
(バレル122aの貫通孔HB)
バレル122aには、図3及び図6に示すように、1以上の貫通孔HBが設けられている。貫通孔HBは、バレル122aの内面IS1と外面OS1とを繋ぐ。貫通孔HBは、バレル122aの中に半田を流入させるために設けられている。すなわち、半田は、貫通孔HBを介してバレル122a内に流入される。半田は、バレル122aと外部導体206aとを固定する。半田は、バレル122aと外部導体206aとを電気的に接続する。貫通孔HBは、バレル122aの外面OS1において、平面LS1以外の面に設けられる。貫通孔HBは、曲面CS1に設けられる。すなわち、貫通孔HBは、第2直線SL2上に位置する。
(検査用ユニット10の使用方法)
次に、検査用ユニット10の使用方法について説明する。検査用ユニット10は、2個の信号端子を備えるコネクタに接続される。2個の信号端子からは、比較的に高い周波数を有する高周波信号が出力する。
検査用コネクタ100は、コネクタの上にセットされる。そして、検査用コネクタ100が下降させられる。これにより、信号ピン120a,120bは、コネクタの2個の信号端子に接触する。すなわち、信号ピン120a,120bには、比較的に高い周波数を有する高周波信号が印加される。この際、信号ピン120a,120bは、2個の信号端子により上方向に押される。そのため、信号ピン120a,120bは、プランジャ102に対して上方向に変位する。以上の動作により、検査用コネクタ100に接続された測定装置は、コネクタへの接続性を確保しながら、比較的に高い周波数を有する高周波信号を測定することができる。
[効果]
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。より詳細には、バレル最大幅区間MKにおいて、第1厚みT1は、第2厚みT2よりも小さい。上記の構成の場合、バレル122aの一部において、内面IS1と外面OS1との間の距離が短い。言い換えると、バレル122aの一部の厚みが薄い。これにより、検査用コネクタ100のバレル最大幅区間MKにおいて、第1交点PI1と第1中心点CP1との距離D1は、第1交点PI1以外のバレル122aの外面OS1から第1中心点CP1までの距離よりも短くなっている。すなわち、第1交点PI1と第1中心点CP1との距離D1は、バレル122aの厚みが薄い分だけ短くなっている。そこで、平面LS1がバレル122bに面するように、バレル122a,122bが配置されている。すなわち、バレル122aにおいて厚みが薄い部分が、バレル122bに近づくように配置されている。この場合、バレル122aの厚みが薄い分、プローブ101aとプローブ101bとを近づけて配置することが可能となる。これにより、プローブ101aの左端からプローブ101bの右端までの距離が短くなる。従って、プローブ101aへプローブ101bが近づいた分、検査用コネクタ100の左右方向の幅を短くすることができる。結果、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100の小型化が更に可能となる。より詳細には、検査用コネクタ100のバレル最大幅区間MKにおいて、第1交点PI1と第1中心点CP1との距離D1は、第1点AP1から第1中心点CP1までの距離D2よりも短い。上記の構成の場合、バレル122a,122bが並ぶ方向において、内面IS1と外面OS1との間の距離が短い。言い換えると、バレル122a,122bが並ぶ方向において、バレル122aの一部の厚みが薄い。すなわち、バレル122aの左右方向の幅が小さくなる。従って、バレル122aを支持するプランジャ102の大きさを小さくできる。結果、検査用コネクタ100を小型化できる。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100は、プローブ101a及びプローブ101bを近づけた状態で支持することが可能となる。より詳細には、検査用コネクタ100はプランジャ102を備える。プランジャ102は、プローブ101a,101bを支持する。上記の構成の場合、検査用コネクタ100は、プローブ101aとプローブ101bとを近づけた状態で、それぞれを支持することが可能となる。
検査用コネクタ100によれば、バレル122aと外部導体206aとを固定することができる。より詳細には、バレル122aには、1以上の貫通孔HBが設けられている。貫通孔HBは、バレル122aの内面IS1とバレル122aの外面OS1とを繋ぐ。上記の構成により、バレル122aと外部導体206aとを固定する半田を、貫通孔HBを介してバレル122a内に流入させることができる。結果、バレル122aと外部導体206aとを固定することができる。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。より詳細には、貫通孔HBは、第1直線SL1とは異なる第2直線SL2上に位置する。これにより、バレル122aへ半田を流入させた場合に、バレル122aの内部から外部へ漏れた半田が平面LS1に付着しない。以下、第1直線上に貫通孔が設けられた検査用コネクタ(以下、比較例1と称す)と、検査用コネクタ100とを比較して説明する。比較例1の場合、貫通孔は、プローブに面する平面上に位置する。半田をバレルの内部に流入させたとき、バレルの内部から外部へ漏れた半田が、平面に付着する可能性がある。このとき、付着した半田は、2つのバレルの間に位置する。この場合、突出した半田によって、2つのプローブを互いに近づけられない可能性がある。従って、比較例1を小型化できない虞がある。
一方、検査用コネクタ100の場合、貫通孔HBの近傍に付着した半田は、バレル122aとバレル122bとの間に位置しない。この場合、半田によって、プローブ101aとプローブ101bとを近づけることが阻害されない。すなわち、プローブ101aに対してプローブ101bを近づけることができる。結果、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100の特性インピーダンスが低下しにくい。より詳細には、貫通孔HBは、第1直線SL1とは異なる第2直線SL2上に位置する。以下、比較例1と検査用コネクタ100とを比較して説明する。比較例1の場合、貫通孔は、プローブに面する平面上に位置する。このため、バレルへ半田を流入させたときに、半田が、2つのプローブの間に位置する。半田は導電性を有する。従って、バレルの外面に付着した半田が、プローブに電気的に干渉をする可能性がある。この場合、検査用コネクタの特性インピーダンスが低下する虞がある。
一方、検査用コネクタ100の場合、貫通孔HBの近傍に付着した半田は、プローブ101aとプローブ101bとの間に位置しない。従って、バレル122aの外面OS1に付着した半田が、プローブ101bに電気的に干渉をしない。結果、検査用コネクタ100の特性インピーダンスが低下しにくい。
検査用コネクタ100によれば、バレル122aの強度が高まる。より詳細には、バレル122aの外面OS1は、第1直線SL1に直交する平面LS1を含む。すなわち、バレル122aにおいて平面LS1を設けることによって、バレル122aの厚みを薄くする。以下、バレルの厚みが全体的に薄いバレルを備える検査用コネクタ(以下、比較例2と称す)と検査用コネクタ100とを比較する。バレルの厚みが全体的に薄いとは、バレルの内面から外面までの距離が一定ということである。
比較例2の場合、バレルの厚みが全体的に薄い。このため、バレルに対して外圧が加わった場合、バレルが変形する可能性がある。一方、検査用コネクタ100の場合、バレル122aの右端部を削ることによって、バレル122aの厚みを小さくしている。言い換えると、バレル122a,122bが並ぶ方向においてバレル122aの幅が小さい。この場合、バレル122a,122bが並ぶ方向以外、バレル122aの厚みは厚い。従って、比較例2と比較してバレル122aは変形しにくい。すなわち、バレル122aの強度は高い。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100は小型化が可能となる。より詳細には、平面LS1は、最近第2プローブであるプローブ101bに面している。これにより、バレル122aにおいて削られた右端部とバレル122bとが並ぶ。従って、バレル122aの右端部が削られている分、プローブ101aとプローブ101bとを近づけて配置することが可能となる。これにより、プローブ101aの左端からプローブ101bの右端までの距離が短くなる。従って、プローブ101aへプローブ101bが近づいた分、検査用コネクタ100の左右方向の幅を短くすることができる。結果、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。
検査用コネクタ100によれば、バレル122aが、プランジャ102へ挿入しやすくなる。より詳細には、バレル122aは、第1部分122aU、第2部分122aC,第3部分122aDを含む。第3部分122aDの直径は、第2部分122aCの直径よりも小さい。第2部分122aCの直径は、第1部分122aUの直径よりも小さい。この構造により、第3部分122aD、第2部分122aC、第1部分122aUの順にプランジャ102に挿入される。この場合、プランジャ102の貫通孔の大きさに対して、第2部分122aC,第3部分122aDの大きさは小さい。すなわち、第2部分122aC,第3部分122aDは、プランジャ102に挿入しやすい。このため、バレル122aは、プランジャ102へ挿入しやすい。
上記の構成の場合、第1部分122aUの大きさは、プランジャ102の貫通孔の大きさよりも僅かに小さい。従って、第1部分122aUとプランジャ102の貫通孔とが接触しやすい。すなわち、バレル122aが第1部分122aUを備えることによって、バレル122aはプランジャ102に支持されやすい。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。より詳細には、第1直線SL1上における第2部分122aCの内面と、第1直線SL1上における第2部分122aCのバレルの外面との距離を第2部分厚みと定義する。第1厚みT1は、第2部分厚み以上の大きさである。この場合、バレル122aにおいて、第1部分122aUは、削られた形状を有している。第1部分122aUが削られている分、プローブ101aとプローブ101bとを近づけて配置することが可能となる。これにより、プローブ101aの左端からプローブ101bの右端までの距離が短くなる。従って、プローブ101aへプローブ101bが近づいた分、検査用コネクタ100の左右方向の幅を短くすることができる。結果、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。
検査用コネクタ100によれば、バレル122aの強度が低下しにくい。より詳細には、第1直線SL1上における第2部分122aCの内面と、第1直線SL1上における第2部分122aCのバレルの外面との距離を第2部分厚みと定義する。第1厚みT1は、第2部分厚み以上の大きさである。この場合、第1部分122aUの厚みが第2部分122aCの厚み未満になるまで、第1部分122aUが削られない。従って、第1部分122aUが、必要以上に削られることを防ぐことができる。これにより、バレル122aの強度が必要以上に低下しない。すなわち、バレル122aの強度が低下しにくい。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。より詳細には、第1直線SL1上における第2部分122aCの中心点と、第1直線SL1上における第2部分122aCの外面との距離を第2部分距離と定義する。第1交点PI1と第1中心点CP1との距離は、第2部分距離以上の長さである。この場合、バレル122aにおいて、第1部分122aUは、削られた形状を有している。従って、第1部分122aUが削られた形状を有している分、バレル122aの左右方向の幅が小さくなる。すなわち、バレル122aの大きさを小さくすることができる。結果、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100は小型化が可能となる。より詳細にはバレル122bの左端部が削られている。すなわち、バレル最大幅区間MKにおいて、第2交点PI2と第2中心点CP2との距離は、第2交点PI2以外のバレル122bの外面OS2から第2中心点CP2までの距離よりも短い。第3厚みT3は、第4厚みT4よりも小さい。この場合、バレル122bの厚みが薄い分、プローブ101aとプローブ101bとを近づけて配置することが可能となる。これにより、プローブ101aの左端からプローブ101bの右端までの距離が短くなる。従って、プローブ101aへプローブ101bが近づいた分、検査用コネクタ100の左右方向の幅を短くすることができる。結果、検査用コネクタ100の小型化が可能となる。
検査用コネクタ100によれば、検査用コネクタ100は、検査用コネクタ100の特性インピーダンスが低下しにくい。より詳細には、バレル122aは、円筒形状を有している。第1直線SL1上において第1中心点CP1からバレル122aの内面IS1までの距離は、第1中心点CP1からバレル122aの外面OS1までの距離よりも短い。この場合、バレル122aの第1厚みT1が必ず0よりも大きい。すなわち、中心導体204a、外部導体206aが、バレル122aから露出しない。従って、検査用コネクタ100の特性インピーダンスが低下しにくい。
(第1変形例)
以下、検査用コネクタ100の第1変形例に係る検査用コネクタ100Aについて図を参照して説明する。図8は、第1変形例に係る検査用コネクタ100Aのバレル122a,122b,122cを上下方向に見た図である。図8に示すように、検査用コネクタ100Aは、3つのバレルを備える点で検査用コネクタ100と異なる。
図8に示すように、検査用コネクタ100Aは、バレル122a,122b,122cを備える。バレル122cは、バレル122bと左右対称な構造を有している。このとき、バレル122cは、図8に示すように、バレル122aの左に位置する。バレル122cにおいてバレル122bと同じ構造は、説明を省略する。
バレル122cは、図8に示すように、第1部分122cUを含む。第1部分122cUは、円筒の右端部が削られた形状を有している。この場合、バレル122cの第1部分122cUの側面が削られている。第1部分122cUは、バレル122cのバレル最大幅区間MK3である。
上記の構成の場合、バレル122cの外面OS3は、平面LS3及び曲面CS3を含む。平面LS3は、左右方向に垂直な平面である。平面LS3は、左方向を向いている。平面LS3は、上下方向に延びている。曲面CS3は、円筒の外面OS3の内の平面LS3を除く部分である。従って、曲面CS3は、円筒形状の一部に相当する形状を有している。
バレル122cの右端部においてバレル122cの厚みは小さい。すなわち、バレル122cの左右方向の幅は、バレル122cの前後方向の幅よりも小さい。
検査用コネクタ100Aにおいてバレル122aの左端部は削られている。このとき、バレル122aの外面OS1は,平面LS12を含む。平面LS12は、平面LS3に面する。
バレル122cは、プローブ101c(図示せず)に含まれている。プローブ101cは、第2プローブの1つである。すなわち、検査用コネクタ100Aは、1以上の第2プローブを備えている。言い換えると、第2プローブは、プローブ101b,101cである。プローブ101cの構造は、プローブ101aと同じであるため説明を省略する。
プローブ101cの端部は、同軸ケーブル202c(図示せず)の端部に接続されている。同軸ケーブル202cは、第2同軸ケーブルの1つである。すなわち、検査用コネクタ100Aは、1以上の第2同軸ケーブルの端部に取り付けられる。
図8に示すように、バレル122aとバレル122cとの距離は、バレル122aとバレル122bとの距離と同じである。この場合、プローブ101aとプローブ101cとの距離は、プローブ101aとプローブ101bとの距離と同じである。すなわち、検査用コネクタ100Aは、1以上の最近第2プローブを備える。プローブ101bは、右最近プローブである。プローブ101cは、左最近プローブである。このとき、1以上の最近プローブは、左最近プローブと右最近プローブとを含む。
(検査用コネクタ100Aの効果)
検査用コネクタ100Aによれば、検査用コネクタ100Aの小型化が可能になる。より詳細には、プローブ101cは、プローブ101aの左に位置し、プローブ101bは、プローブ101aの右に位置する。プローブ101aの右端部及び左端部は削られている。プローブ101bの左端部は削られている。プローブ101cの右端部は削られている。プローブ101c,101a,101bは左右方向に並ぶ。この場合、削られている分、101c,101a,101bの左右方向の幅が短くなる。従って、検査用コネクタ100Aは小型化が可能となる。このように、1以上のプローブが左右方向に並ぶ場合、それぞれのプローブの右端部又は左端部を削ることによって検査用コネクタ100Aの小型化が可能となる。
(第2変形例)
以下、検査用コネクタ100の第2変形例に係る検査用コネクタ100Bについて図を参照して説明する。図9は、第2変形例に係る検査用コネクタ100Bのバレル122a,122bを上下方向に見た図である。
図9に示すように、検査用コネクタ100Bにおいてバレル122aとバレル122bとは接する。この場合、図9に示すように、平面LS1と平面LS1とが接する。このとき、バレル122aとバレル122bとの間に空間が形成されない。従って、検査用コネクタ100Bの左右方向の幅が短くなる。具体的には、バレル122aの左端からバレル122bの右端までの距離が短くなる。結果、検査用コネクタ100Bの小型化が可能となる。
(第3変形例)
以下、検査用コネクタ100の第3変形例に係る実施形態に係る検査用コネクタ100Cについて図を参照して説明する。図10は、第3変形例に係る検査用コネクタ100Cのバレル122a,122bを上下方向に見た図である。
例えば、図10に示す検査用コネクタ100Cのように、バレル122bは削られていなくてもよい。このとき、バレル122bの外面OS2は、曲面CS2のみを含む。検査用コネクタ100において平面LS1は、曲面CS2に面する。
(第4変形例)
以下、検査用コネクタ100の第4変形例に係る検査用コネクタ100Dについて図を参照して説明する。図11は、第4変形例に係る検査用コネクタ100Dのバレル122a~122eを上下方向に見た図である。
例えば、図11に示す検査用コネクタ100Dのように、検査用コネクタは、バレル122aよりも後に位置するバレルを備えていてもよい。具体的には、検査用コネクタ100Dは、バレル122aよりも後に位置する122d,122eを備える。より詳細には、バレル122dは、バレル122aの後に位置する。バレル122eは、バレル122bの後に位置する。
上記の構成の場合、バレル122b,122dは、バレル122aに最も近い。従って、バレル122dを含むプローブは、最近第2プローブの1つである。一方、バレル122aとバレル122eとの距離は、バレル122aとバレル122b,バレル122dとの距離よりも長い。従って、バレル122eを含むプローブは、最近第2プローブでない。
図11に示すように、検査用コネクタ100Dにおいて2つのバレルが並ぶ場合、バレル同士が面する部分は削られている。例えば、バレル122aとバレル122dとは前後方向に並ぶ。バレル122aの後端部は削られている。バレル122dは、前端部が削られている。これにより、バレル122aの外面OS1は,平面LS1aを含む。平面LS1aは、前後方向に直交する。バレル122dの外面OS4は、平面LS4aを含む。平面LS4aは、前後方向に直交する。平面LS1aは、平面LS4aに面する。バレル122eは、バレル122dと左右対称な構造を有しているため、説明を省略する。
バレル122dは、プローブ101dに含まれる。バレル122eは、プローブ101eに含まれる。検査用コネクタ100Dにおいて、バレル122b,122dは、バレル122aに最も近い。従って、プローブ101b,101dは、プローブ101aの最近プローブである。一方、プローブ101eは、プローブ101aの最近プローブではない。
上記構成の場合、バレル122aにバレル122dを近づけることができる。結果、検査用コネクタ100Dの小型化が可能になる。同様にして、バレル122bにバレル122eを近づけることができる。結果、検査用コネクタ100Dの小型化が可能になる。
(第5変形例)
以下、検査用コネクタ100の第5変形例に係る検査用コネクタ100Eについて図を参照して説明する。図12は、第5変形例に係る検査用コネクタ100Eのバレル122a~122gを上下方向に見た図である。
例えば、図12に示す検査用コネクタ100Eは、バレル122aよりも上に位置するバレル122f,122gを備えている。バレル122fは、左右方向においてバレル122aとバレル122bとの間に位置する。この場合、バレル122fは、バレル122aの右上に位置する。バレル122gは、左右方向においてバレル122aとバレル122cとの間に位置する。この場合、バレル122gは、バレル122aの左上に位置する。
検査用コネクタ100Eにおいて、バレルの並ぶ方向と直交する平面が各バレルに設けられている。例えば、図12に示すように、バレル122aとバレル122fとが並ぶ。バレル122aの外面OS1は、平面LS1dを含む。バレル122fの外面OS7は、平面LS7dを含む。平面LS1d及び平面LS7dは、バレル122a及びバレル122fが並ぶ方向に直交する。平面LS1dは、平面LS7dに面する。
バレル122gは、プローブ101gに含まれる。バレル122fは、プローブ101fに含まれる。検査用コネクタ100Eにおいて、バレル122g,122aは、バレル122cに最も近い。従って、101a,101gは、プローブ101cの最近プローブである。一方、プローブ101b,101fは、プローブ101cの最近プローブではない。
(その他の実施形態)
本発明に係る検査用コネクタは、前記実施形態に係る検査用コネクタ100,100A,100B,100C,100D,100Eに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、バレル122a~122cは、必ずしも第1部分122aU、第2部分122aC、第3部分122aDを含まなくてよい。例えば、バレル122a~122cは、第1部分122aU及び第3部分122aDのみを含んでもよい。
なお、貫通孔HBは、必ずしも第2直線SL2上に位置しなくてもよい。
なお、バレル122a~122gには、1以上の貫通孔HBが設けられていればよい。
なお、バレル122aは、円筒形以外の形状を有していてもよい。この場合、第3部分122aDの幅は、第2部分122aCの幅よりも小さい。第2部分122aCの幅は、第1部分122aUの幅よりも小さい。なお、バレル122b~122gも同様に、円筒形以外の形状を有していてもよい。
なお、バレル122aの外面OS1は、必ずしも平面LS1と曲面CS1とを含まなくてよい。なお、バレル122b~122gの外面も同様に、必ずしも平面と曲面とを含まなくてよい。
なお、バレル122aの内面IS1は、必ずしも上下方向に見て円形状でなくてよい。なお、バレル122b~122gの内面も同様に、必ずしも上下方向に見て円形状でなくてよい。
なお、バレル122bは、バレル122aと左右対称な構造を有してなくてもよい。
なお、バレル122cは、バレル122bと左右対称な構造を有してなくてもよい。
なお、検査用コネクタ100Dは、バレルを5以上備えてもよい。
なお、検査用コネクタ100Eは、バレルを6以上備えてもよい。
なお、検査用コネクタ100A,100C,100D,100Eにおいて、バレル同士が接触していてもよい。
なお、検査用コネクタ100,100A,100B,100C,100D,100Eの構成を任意に組み合わせてもよい。
なお、バレル最大幅区間MKにおけるバレル122aの厚みは、バレル122aの断面の上下方向の位置に関わらず均一であるが、製造誤差の範囲でばらついてもよい。
10:検査用ユニット
100,100A,100B,100C,100D,100E:検査用コネクタ
101a,101b,101c:プローブ
102:プランジャ
104:ハウジング
106:フランジ
108,1208a:スプリング
109:スペーサ
120a,120b:信号ピン
122a~122g:バレル
123a,123b:ソケット
130a,130b:ブッシング
200a,200b:外部接続用コネクタ
202a~202c:同軸ケーブル
204a,204b:中心導体
206a,206b:外部導体
208a,208b:絶縁体
210a,210b:被膜
1202a:筒部
1204a:下ピン
1206a:上ピン
CP1:第1中心点
CP2:第2中心点
PI1:第1交点
PI2:第2交点
SL1:第1直線
SL2:第2直線
AP1:第1点
AP2:第2点
OS1~OS7:外面
IS1,IS2:内面
T1:第1厚み
T2:第2厚み
MK:バレル最大幅区間
HMK:バレル非最大幅区間

Claims (12)

  1. 第1同軸ケーブルの端部及び1以上の第2同軸ケーブルの端部に取り付けられる検査用コネクタであって、
    前記第1同軸ケーブルは、
    第1中心導体と、
    前記第1中心導体の周囲を囲む第1外部導体と、
    を含み、
    前記1以上の第2同軸ケーブルのそれぞれは、
    第2中心導体と、
    前記第2中心導体の周囲を囲む第2外部導体と、
    を含み、
    前記検査用コネクタは、
    上下方向に延びる第1プローブと、
    上下方向に延びる1以上の第2プローブと、
    を備えており、
    前記第1プローブは、
    前記第1中心導体に電気的に接続される第1信号ピンであって、前記上下方向に延びる第1信号ピンと、
    前記第1外部導体に電気的に接続される第1バレルであって、前記第1信号ピンの周囲を囲む筒形状を有する第1バレルと、
    を含んでおり、
    前記1以上の第2プローブのそれぞれは、
    前記第2中心導体に電気的に接続される第2信号ピンであって、前記上下方向に延びる第2信号ピンと
    前記第2外部導体に電気的に接続される第2バレルであって、前記第2信号ピンの周囲を囲む筒形状を有する第2バレルと、
    を含んでおり、
    前記1以上の第2プローブは、前記第1プローブの最も近くに位置する1以上の最近第2プローブを含み、
    前記第1バレルは、前記上下方向に直交する方向における前記第1バレルの最大幅を有する第1バレル最大幅区間を含み、
    前記第1バレル最大幅区間において、前記上下方向に見て、前記第1バレルの第1中心点と前記最近第2プローブの前記第2バレルの第2中心点とを結ぶ第1直線を定義し、
    前記第1バレル最大幅区間において、前記第1直線と前記第1バレルの外面との交点を第1交点と定義し、
    前記第1バレル最大幅区間において、前記第1バレルの外面において前記第1交点以外の第1点と前記第1中心点とを結ぶ第2直線を定義し、
    前記第1バレル最大幅区間において、前記第1直線上における前記第1バレルの内面と、前記第1直線上における前記第1バレルの外面との距離を第1厚みと定義し、
    前記第1バレル最大幅区間において、前記第2直線上における前記第1バレルの内面と、前記第2直線上における前記第1バレルの外面との距離を第2厚みと定義し、
    前記第1バレル最大幅区間において、前記第1厚みは、前記第2厚みよりも小さい、
    検査用コネクタ。
  2. 前記第1バレル最大幅区間において、前記第1交点と前記第1中心点との距離は、前記第1点から前記第1中心点までの距離よりも短い、
    請求項1に記載の検査用コネクタ。
  3. 前記検査用コネクタは、プランジャを備え、
    前記プランジャは、前記第1プローブ及び前記1以上の第2プローブを支持する、
    請求項1又は2に記載の検査用コネクタ。
  4. 前記第1バレルには、前記第1バレルの内面と前記第1バレルの外面とを繋ぐ貫通孔が設けられている、
    請求項1から3のいずれかに記載の検査用コネクタ。
  5. 前記貫通孔は、前記第2直線上に位置する。
    請求項4に記載の検査用コネクタ。
  6. 前記上下方向に直行する左右方向を定義し、
    前記1以上の最近第2プローブは、左最近プローブと右最近プローブとを含み、
    前記左最近プローブは、前記第1プローブの左に位置し、
    前記右最近プローブは、前記第1プローブの右に位置する、
    請求項1から5のいずれかに記載の検査用コネクタ。
  7. 前記第1バレルの外面は、前記第1直線に直行する平面である第1バレル平面を含み、
    前記第1バレル平面は、前記最近第2プローブに面している、
    請求項1から6のいずれかに記載の検査用コネクタ。
  8. 前記第1バレルは、円筒形状を有しており、
    前記第1バレルは、第1部分、第2部分及び第3部分を含み、
    前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は下から上へこの順に並び、
    第3部分の幅は、第2部分の幅よりも小さく、
    第2部分の幅は、第1部分の幅よりも小さい、
    請求項1から7のいずれかに記載の検査用コネクタ。
  9. 前記第1直線上における前記第2部分の内面と、前記第1直線上における前記第2部分のバレルの外面との距離を第2部分厚みと定義し、
    前記第1厚みは、前記第2部分厚み以上の大きさである、
    請求項8に記載の検査用コネクタ。
  10. 前記第1直線上における前記第2部分の中心点と、前記第1直線上における前記第2部分の外面との距離を第2部分距離と定義し、
    前記第1交点と前記第1中心点との距離は、前記第2部分距離以上の長さである、
    請求項8又は9に記載の検査用コネクタ。
  11. 前記第1バレルと、前記1以上の第2バレルとが接している、
    請求項1から10のいずれかに記載の検査用コネクタ。
  12. 前記第2バレルは、前記上下方向に直交する方向における前記第2バレルの最大幅を有する第2バレル最大幅区間を含み、
    前記第2バレル最大幅区間において、前記第1直線と前記第2バレルの外面との交点を第2交点と定義し、
    前記第2バレル最大幅区間において、前記第2交点と前記第2中心点との距離は、前記第2交点以外の前記第2バレルの外面から前記第2中心点までの距離よりも短く、
    前記第2バレル最大幅区間において、前記第2バレルの外面において前記第2交点以外の第2点と前記第2中心点とを結ぶ第3直線を定義し、
    前記第2バレル最大幅区間において、前記第1直線上における前記第2バレルの内面と、前記第1直線上における前記第2バレルの外面との距離を第3厚みと定義し、
    前記第2バレル最大幅区間において、前記第3直線上における前記第2バレルの内面と、前記第3直線上における前記第2バレルの外面との距離を第4厚みと定義し、
    前記第2バレル最大幅区間において、前記第3厚みは、前記第4厚みよりも短い、
    請求項1から11のいずれかに記載の検査用コネクタ。
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