JP2022136415A - 分級機能付き粉砕装置及び被処理物の粉砕方法 - Google Patents

分級機能付き粉砕装置及び被処理物の粉砕方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な構造で、取り扱いが容易な分級機を設ける。【解決手段】粉砕装置1において、分級部18に外部ケーシング1aと外部ケーシング1aの外部とを連通させる1本の湾曲した排気管17を設ける。この排気管17に、外部ケーシング1aと、この外部ケーシング1aの外部とを連通させる上下に延びる貫通部17aと、貫通部17aから吹き上げ通路1cに向かって水平に延び、吹き上げ通路1cから吹き上げられた被処理物を取り入れる取り入れ口17dの吹き上げ通路1cに対する位置を変更可能な取り入れ部17cとを設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、粉砕が十分でない被処理物を分級部から粉砕室へ還流する、分級機能付き粉砕装置及び被処理物の粉砕方法に関する。
従来、樹脂や鉱物、食品原料を粉砕する、様々な粉砕装置が使用されている。この種の粉砕装置では、粉砕後の粒度を細かくするために分級機能を備えたものがある。例えば、特許文献1のように、外部ケーシングと、外部ケーシング内の仕切られた空間を形成する内部ケーシングと、この内部ケーシングに被処理物を内部ケーシング内に投入する投入口と、内部ケーシングの下方に設けられて被処理物を粉砕する粉砕部を備えた粉砕室と、この粉砕室に気流を導入する気流導入口と、内部ケーシングと外部ケーシングとの間に形成され、粉砕室で粉砕されて吹き上げられた被処理物を通過させる吹き上げ通路と、内部ケーシングの上部に設けられ、吹き上げ通路から気流搬送された被処理物を分級する分級部とを備え、粉砕が十分でない被処理物を分級部から内部ケーシングを通じて粉砕室へ還流する分級機能付き粉砕装置が知られている。この分級部は、分級用電動モータで駆動されることで、粉砕された被処理物を分級する回転式分級機よりなる。
また、例えば、特許文献2のような、ガイドベーンの隙間や角度を調整することにより分級する固定式分級機を備えた粉砕装置も知られている。
特開2018-51420号公報 特開2016-165678号公報
上記特許文献1のような回転式分級機の分級性能については、非常に高性能であるもののロータを回転させる電動機やロータの製作コストが高価になる傾向にある。
また、上記特許文献2のようなガイドベーンを備えた固定式分級機は、分級精度を上げるために、ガイドベーン数を増加させ精度よく調整するための機構が必要になり、回転式分級機ほどではないが、製作コストが高価になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、単純な構造で、取り扱いが容易な分級機を設けることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、湾曲した排気管を有する固定式の分級部を設けた。
具体的には、第1の発明では、分級機能付き粉砕装置は、
外部ケーシングと、
被処理物を上記外部ケーシング内に投入する投入口と、
上記外部ケーシングの下方に設けられて上記被処理物を粉砕する粉砕部をロータの回転テーブルの外周縁部に有する粉砕室と、
上記粉砕室に気流を導入する気流導入口と、
上記外部ケーシング内に形成され、上記粉砕室で粉砕されて吹き上げられた被処理物を通過させる吹き上げ通路と、
上記外部ケーシングの上部に設けられ、上記吹き上げ通路から気流搬送された被処理物を分級する分級部とを備えており、
上記分級部は、上記外部ケーシングの上端を塞ぐ蓋部と、該蓋部と外部を連通させる1本の湾曲した排気管を有し、
上記排気管は、
上記蓋部と外部を連通させる上下に延びる貫通部と、
上記貫通部から上記吹き上げ通路に向かって水平に延び、該吹き上げ通路から吹き上げられた被処理物を取り入れる取り入れ口の該吹き上げ通路に対する位置を変更可能な取り入れ部とを備えている。
上記の構成によると、十分に粉砕されていない被処理物は、質量が大きく、遠心力によって外部ケーシングの内面側に移動することなく粉砕室の方へ落下するが、十分に粉砕された被処理物は、質量が小さく吹き上げ通路の上側に移動する。このため、分級部を構成する排気管の取り入れ口の吹き上げ通路に対する位置を近付ければ、十分に粉砕された被処理物を取り入れることができ、取り入れ口の吹き上げ通路に対する位置を遠ざければ、より大きな粒度の被処理物が取り入れられる。
第2の発明では、第1の発明において、
上記取り入れ部は、
上記貫通部の下端から径方向外側に水平に延びる水平部と、
該水平部から折れ曲がる折れ曲がり部とを備え、
上記取り入れ口は、上記折れ曲がり部の先端に設けられている。
上記の構成によると、極めて簡単な構成の固定式分級部が得られる。
第3の発明では、第2の発明において、
上記分級部は、上記外部ケーシングを覆う蓋部に、平面視で該外部ケーシングの中心に対してオフセットして設けた蓋部側フランジを有しており、
平面視で、上記上下に延びる貫通部の中心は、上記蓋部側フランジの中心とずれた位置にあり、
上記蓋部側フランジとの結合位置を周方向にずらして上記取り入れ部の開口位置を変更することにより、上記取り入れ口から取り入れる被処理物の量を調整可能な排気管側フランジを備えている。
上記の構成によると、排気管側フランジの、蓋部側フランジに対する締結位置を周方向にずらすだけで、取り入れ口から吹き上げ通路までの距離を容易に変更できる。このため、簡単に取り入れられる被処理物の粒度を調整できる。
第4の発明では、
外部ケーシングと、
被処理物を上記外部ケーシング内に投入する投入口と、
上記外部ケーシングの下方に設けられて上記被処理物を粉砕する粉砕部をロータの回転テーブルの外周縁部に有する粉砕室と、
上記粉砕室に気流を導入する気流導入口と、
上記外部ケーシング内に形成され、上記粉砕室で粉砕されて吹き上げられた被処理物を通過させる吹き上げ通路と、
上記外部ケーシングの上部に設けられ、上記吹き上げ通路から気流搬送された被処理物を分級する、取り入れ口の位置を変更可能で、上記外部ケーシングの上端を覆う蓋部と外部を連通させる、1本の湾曲した排気管を有する分級部とを備えた分級機能付き粉砕装置を用意し、
上記吹き上げ通路に対する上記排気管の取り入れ口の位置を調整しておき、
上記投入口から上記被処理物を投入し、
上記投入口から投入された上記被処理物を上記粉砕部にて粉砕し、
上記粉砕室で粉砕した被処理物を上記吹き上げ通路において吹き上げて上記分級部へ上昇させ、
上記分級部の取り入れ口から分級された被処理物を取り入れる構成とする。
上記の構成によると、十分に粉砕されていない被処理物は、質量が大きく、遠心力によって外部ケーシングの内面側に移動することなく粉砕室の方へ落下するが、十分に粉砕された被処理物は、質量が小さく、吹き上げ通路の上側に移動する。このため、分級部を構成する排気管の取り入れ口の吹き上げ通路に対する位置を近付ければ、十分に粉砕された被処理物を取り入れることができ、取り入れ口の吹き上げ通路に対する位置を遠ざければ、より大きな粒度の被処理物が取り入れられる。
以上説明したように、本発明によれば、吹き上げ通路に対する排気管の取り入れ口の位置を調整するだけで、被処理物の粒度を調整できるようにしたので、単純な構造で、取り扱いが容易な分級機が得られる。
分級機能付き粉砕装置を示す断面図である。 分級機能付き粉砕装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る分級機能付き粉砕装置を含む粉砕システムを示す概略図である。 分級機能付き粉砕装置を示す平面図である。 別の取付角度における図2相当斜視図である。 別の取付角度における図4相当平面図である。 さらに別の取付角度における図2相当斜視図である。 さらに別の取付角度における図4相当平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
-粉砕システムの構成-
図3は本発明の実施形態の分級機能付き粉砕装置1を含む粉砕システム10の概要を示し、この粉砕システム10は、粉砕装置1に原料を供給する供給機2を備えている。供給機2から供給される被処理物としての原料は、供給用ロータリバルブ3を介し、粉砕装置1の投入口11aに供給されるように構成されている。この原料は、樹脂、鉱物、食品原料等特に限定されない。一方、粉砕装置1で粉砕された被処理物は、排気ファン6による気流と共にバグフィルタ4に搬送される。そして、バグフィルタ4内で気流と粉砕製品が分離され、バグフィルタ用ロータリバルブ5を運転して粉砕製品を取り出すことができるようになっている。排気ファン6は、バグフィルタ4の下流側に接続されており、粉砕システム10内の空気が大気中に排出されるように構成されている。
図1及び図2に示すように、粉砕装置1は、円筒状の外部ケーシング1aを有し、その内部に、それよりも小径の円筒状の内部ケーシング1bが同心に固定されている。内部ケーシング1bの下方に粉砕室11が、同じく同心に結合されている。例えば粉砕室11の接線方向に、気流導入口11bが中心軸に対称に2箇所形成されている。なお、気流導入口11bは1箇所でもよく、必ずしも接線方向に形成する必要もない。また、気流導入口11bと後述するロータ12との間には、中心に孔の空いた隔壁(図示せず)が形成されている。
粉砕室11の下部には、ロータ12が回転するようになっている。ロータ12は、粉砕室11の下方に設けた駆動部7(図3にのみ示す)で駆動されるようになっている。詳しくは図示しないが、粉砕用電動モータ13の下端に設けた駆動側プーリに掛けられたVベルトに駆動された従動側プーリによって回転軸14が回転され、この回転軸14に回転一体に連結されたロータ12が回転されるように構成されている。そして、粉砕室11の内周面には、円筒状(リング状)の粉砕用ライナ15が固定されている。一方、ロータ12上面の回転テーブル12aの外周縁部には、先端が粉砕用ライナ15に近接するように、粉砕部としての複数のハンマ16が取り付けられている。ハンマ16の形状は特に限定されず、切断して破砕するような刃形状のものでもよい。
そして、内部ケーシング1bと外部ケーシング1aとの間には、粉砕室11で粉砕されて吹き上げられた被処理物を通過させる吹き上げ通路1cが形成されている。また、分級部18と粉砕室11の間において、内部ケーシング1b内に連通するように、被処理物を内部ケーシング1b内に投入する投入口11aが設けられている。この投入口11aは、外部ケーシング1aに対して適度な投入角を有するように挿入された円筒体の内部に形成されている。
気流導入口11bからの気流は、粉砕室11の底面と隔壁との間を通って回転軸14に向かい、隔壁中央の孔を通過した後、ロータ12の回転テーブル12aと隔壁との間を通って粉砕室11へ向かい、被処理物を舞い上げながら上記吹き上げ通路1cを通るようになっている。
また、内部ケーシング1bの上部には、粉砕室11で粉砕されて吹き上げ通路1cで吹き上げられた被処理物を分級する分級部18が配置されている。
上述したように、ハンマ16は、回転する回転テーブル12aの外周縁部に設けられ、投入口11aから投入された被処理物及び分級部18から環流してきた被処理物を粉砕するように構成されている。
図4にも示すように、円筒状の外部ケーシング1aの上端は、分級部18を構成する円板状の蓋部18cで覆われている。分級部18は、蓋部18cと、この蓋部18c(外部ケーシング1a)の外部とを連通させる1本の湾曲した排気管17を有する。
この排気管17は、蓋部18cと、その外部を連通させる上下に延びる貫通部17aと、この貫通部17aから吹き上げ通路1cに向かって水平に延び、該吹き上げ通路1cから吹き上げられた被処理物を取り入れる取り入れ口17dの吹き上げ通路1cに対する位置を変更可能な取り入れ部17fとを備えている。
取り入れ部17fは、貫通部17aの下端から径方向外側に水平に延びる水平部17bと、この水平部17bから折れ曲がる折れ曲がり部17cとを備えている。取り入れ口17dは、折れ曲がり部17cの先端に設けられている。貫通部17aの上端には、分級された被処理物を排出する排出口17eが形成されている。本実施形態では、ロータ12の回転する方向が時計回りであるのに合わせ、折れ曲がり部17cは、反時計回りに折れ曲がり、その先端に取り入れ口17dが開口している。なお、逆に、ロータ12の回転する方向が時計回りであるのに合わせ、折れ曲がり部17cも時計回りに折れ曲がり、その先端に取り入れ口17dが開口するようにしてもよい。逆にすると異なる粒度の被処理物が取り入れられる。また、取り入れ口17dの内径、先端の切断形状、折れ曲がり部17cの折れ曲がり方などを調整することで粒度の調整も可能である。
分級部18は、外部ケーシング1aの上端を覆う蓋部18cに、平面視で外部ケーシング1aの中心に対してオフセットして設けた蓋部側フランジ18aを有している。そして、平面視で、上下に延びる貫通部17aの中心は、蓋部側フランジ18aの中心とずれた位置にある。また、分級部18は、蓋部側フランジ18aとの結合位置を周方向にずらして取り入れ部17fの開口位置を変更することにより、取り入れ口17dから取り入れる被処理物の量を調整可能な排気管側フランジ18bを備えている。本実施形態では、蓋部側フランジ18aと排気管側フランジ18bとは、周方向に22.5°ずつ、ずれる位置に設けられた締結孔18dに図示しないボルトを締結することで、周方向の締結位置をずらせるようになっている。このずらせる角度は任意であり、例えば30°ずつ、ずれる位置に締結孔18dを設けてもよい。
このように、本実施形態では、極めて簡単な構成の固定式の分級部18が得られる。
-粉砕システムの作動-
まず、上述したような粉砕システム10を準備する。最初に、蓋部側フランジ18aと排気管側フランジ18bとの締結位置を調整することで、吹き上げ通路1cに対する排気管17の取り入れ口17dの位置を調整しておく。
例えば、図1、図2及び図4に示すような取付角度に設定すると、取り入れ口17dは、吹き上げ通路1cの真上に最も近い位置にある。このため、粒度の小さい被処理物が取り入れ口17dから採り入れられる。
この粉砕システム10では、図3に示すように、供給機2に投入された被処理物は、供給機2より粉砕室11上部の投入口11aへ投入される。
次いで、図1に示すように、投入口11aから内部ケーシング1bに投入された被処理物は、粉砕室11に向かって落下し、ハンマ16及び粉砕用ライナ15によって細かく粉砕された後、粉砕室11の底部から導入された気流によって吹き上げ通路1c内を舞い上げられる。
次いで、吹き上げられた被処理物は、分級部18に到る。この分級部18では、図4に示すように、取り入れ口17dの吹き上げ通路1cに対する位置関係から所定粒度の被処理物が分級部18を通過し、その排出口17eから排出される。この位置では、最も吹き上げ通路1cに近付くので、最も小さな粒度の被処理物が取り入れられる。
次いで、排出口17eから排出された被処理物は、排気ファン6による気流と共にバグフィルタ4に搬送される。そして、バグフィルタ4内で気流と粉砕製品が分離され、バグフィルタ用ロータリバルブ5を運転して粉砕製品が取り出される。
一方、分級部18で分級されて排出されずに粉砕室11に落下してきた被処理物は、ハンマ16及び粉砕用ライナ15によって細かく粉砕された後、粉砕室11の底部から導入された気流によって舞い上げられ、吹き上げ通路1cを通って再び分級部18へと導入される。
図5及び図6に示すような位置に変更するには、排気管側フランジ18bを蓋部側フランジ18aに対して平面視で時計回りに90°回転させて位置合わせした状態で、図示しないボルトで締結孔18dに締結する。すると、オフセットされた位置関係から、取り入れ口17dは、図4のときよりも若干吹き上げ通路1cの真上から内側に移動する。これにより、図4のときよりも質量が大きく粒度の大きめの被処理物が取り入れ口17dから取り入れられる。
また、図7及び図8に示すような位置に変更するには、排気管側フランジ18bを蓋部側フランジ18aに対してさらに平面視で時計回りに90°回転させた状態で図示しないボルトで締結する。すると、オフセットされた位置関係から、取り入れ口17dは、図6のときよりもさらに吹き上げ通路1cの真上から内側に移動する。これにより、図6のときよりもさらに質量が大きく粒度の大きめの被処理物が取り入れ口17dから取り入れられる。
このように、本実施形態では、十分に粉砕されていない被処理物は、質量が大きく、遠心力によって外部ケーシング1aの内面側に移動することなく粉砕室11の方へ落下するが、十分に粉砕された被処理物は、吹き上げ通路1cの上側に移動する。このため、分級部18を構成する排気管17の取り入れ口17dの吹き上げ通路1cに対する位置を近付ければ、十分に粉砕された被処理物を取り入れることができ、取り入れ口17dの吹き上げ通路1cに対する位置を遠ざければ、それよりも大きな粒度の被処理物が取り入れられる。
本実施形態では、排気管側フランジ18bの、蓋部側フランジ18aに対する締結位置を周方向にずらすだけで、取り入れ口17dから吹き上げ通路1cまでの距離を容易に変更できる。このため、簡単に取り入れられる被処理物の粒度を調整できる。
以上説明したように、本実施形態に係る分級機能付き粉砕装置1によると、吹き上げ通路1cに対する排気管17の取り入れ口17dの位置を調整するだけで、被処理物の粒度を調整できるようにしたので、単純な構造で、取り扱いが容易な分級機が得られる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
例えば、上記実施形態では、内部ケーシング1bが設けられているが、内部ケーシングの設けられていない、破砕部がローラで構成された微粉砕用竪型ローラミルであってもよい。要は、本発明は、外部ケーシング内に旋回流が発生し、被処理物が吹き上げられるものに適用できる。なお、投入口は、スクリューフィーダで構成されていてもよい。
1 分級機能付き粉砕装置
1a 外部ケーシング
1b 内部ケーシング
1c 吹き上げ通路
2 供給機
3 供給用ロータリバルブ
4 バグフィルタ
5 バグフィルタ用ロータリバルブ
6 排気ファン
7 駆動部
10 粉砕システム
11 粉砕室
11a 投入口
11b 気流導入口
12 ロータ
12a 回転テーブル
13 粉砕用電動モータ
14 回転軸
15 粉砕用ライナ
16 ハンマ
17 排気管
17a 貫通部
17b 水平部
17c 折れ曲がり部
17d 取り入れ口
17e 排出口
17f 採り入れ部
18 分級部
18a 蓋部側フランジ
18b 排気管側フランジ
18c 蓋部
18d 締結孔

Claims (4)

  1. 外部ケーシングと、
    被処理物を上記外部ケーシング内に投入する投入口と、
    上記外部ケーシングの下方に設けられて上記被処理物を粉砕する粉砕部をロータの回転テーブルの外周縁部に有する粉砕室と、
    上記粉砕室に気流を導入する気流導入口と、
    上記外部ケーシング内に形成され、上記粉砕室で粉砕されて吹き上げられた被処理物を通過させる吹き上げ通路と、
    上記外部ケーシングの上部に設けられ、上記吹き上げ通路から気流搬送された被処理物を分級する分級部とを備えており、
    上記分級部は、上記外部ケーシングの上端を塞ぐ蓋部と、該蓋部と外部を連通させる1本の湾曲した排気管を有し、
    上記排気管は、
    上記蓋部と外部を連通させる上下に延びる貫通部と、
    上記貫通部から上記吹き上げ通路に向かって水平に延び、該吹き上げ通路から吹き上げられた被処理物を取り入れる取り入れ口の該吹き上げ通路に対する位置を変更可能な取り入れ部とを備えている
    ことを特徴とする分級機能付き粉砕装置。
  2. 請求項1に記載の分級機能付き粉砕装置において、
    上記取り入れ部は、
    上記貫通部の下端から径方向外側に水平に延びる水平部と、
    該水平部から折れ曲がる折れ曲がり部とを備え、
    上記取り入れ口は、上記折れ曲がり部の先端に設けられている
    ことを特徴とする分級機能付き粉砕装置。
  3. 請求項2に記載の分級機能付き粉砕装置において、
    上記分級部は、上記外部ケーシングを覆う蓋部に、平面視で該外部ケーシングの中心に対してオフセットして設けた蓋部側フランジを有しており、
    平面視で、上記上下に延びる貫通部の中心は、上記蓋部側フランジの中心とずれた位置にあり、
    上記蓋部側フランジとの結合位置を周方向にずらして上記取り入れ部の開口位置を変更することにより、上記取り入れ口から取り入れる被処理物の量を調整可能な排気管側フランジを備えている
    ことを特徴とする分級機能付き粉砕装置。
  4. 外部ケーシングと、
    被処理物を上記外部ケーシング内に投入する投入口と、
    上記外部ケーシングの下方に設けられて上記被処理物を粉砕する粉砕部をロータの回転テーブルの外周縁部に有する粉砕室と、
    上記粉砕室に気流を導入する気流導入口と、
    上記外部ケーシング内に形成され、上記粉砕室で粉砕されて吹き上げられた被処理物を通過させる吹き上げ通路と、
    上記外部ケーシングの上部に設けられ、上記吹き上げ通路から気流搬送された被処理物を分級する、取り入れ口の位置を変更可能で、上記外部ケーシングの上端を覆う蓋部と外部を連通させる、1本の湾曲した排気管を有する分級部とを備えた分級機能付き粉砕装置を用意し、
    上記吹き上げ通路に対する上記排気管の取り入れ口の位置を調整しておき、
    上記投入口から上記被処理物を投入し、
    上記投入口から投入された上記被処理物を上記粉砕部にて粉砕し、
    上記粉砕室で粉砕した被処理物を上記吹き上げ通路において吹き上げて上記分級部へ上昇させ、
    上記分級部の取り入れ口から分級された被処理物を取り入れる
    ことを特徴とする被処理物の粉砕方法。
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