JP2022136221A - 基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム - Google Patents

基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エッチングの制御性を高める。【解決手段】(a)基板の表面における下地に対してリガンドを含む改質剤を供給することで、下地の表面にリガンドの少なくとも一部を含む層を形成する工程と、(b)層に対してハロゲン含有ガスを供給することで、層とハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと下地とを反応させる工程と、を含むサイクルを所定回数行うことで、下地をエッチングする。【選択図】図4

Description

本開示は、基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラムに関する。
半導体装置の製造工程の一工程として、基板の表面に露出した下地をエッチングする処理が行われることがある(例えば特許文献1参照)。
特開2019-160962号公報
本開示の目的は、エッチングの制御性を高めることが可能な技術を提供することにある。
本開示の一態様によれば、
(a)基板の表面に露出した下地に対して改質剤を供給することで、前記下地の表面に改質層を形成する工程と、
(b)前記改質層に対してハロゲン含有ガスを供給することで、前記改質層と前記ハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと前記下地とを反応させる工程と、
を非同時に行うサイクルを所定回数行うことで、前記下地をエッチングする工程を行う技術が提供される。
本開示によれば、エッチングの制御性を高めることが可能となる。
本開示の一態様で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を縦断面図で示す図である。 本開示の一態様で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉202部分を図1のA-A線断面図で示す図である。 本開示の一態様で好適に用いられる基板処理装置のコントローラ121の概略構成図であり、コントローラ121の制御系をブロック図で示す図である。 本開示の一態様におけるガス供給シーケンスを示す図である。 (a)は、ウエハ200の表面に露出した下地200aの表面を前処理して下地200aの表面をOH終端させる様子を示すウエハ200の表面における断面部分拡大図である。(b)は、表面をOH終端させた下地200aに対して改質剤を供給して下地200aの表面に改質層200bを形成する様子を示すウエハ200の表面における断面部分拡大図である。(c)は、改質層200bに対してハロゲン含有ガスを供給して改質層200bとハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと下地200aとを反応させる様子を示すウエハ200の表面における断面部分拡大図である。(d)は、ハロゲン含有ラジカルとの反応により下地200aの表層がエッチングされた後のウエハ200の表面における断面部分拡大図である。 下地のエッチングレートの測定結果を示す図である。
<本開示の一態様>
以下、本開示の一態様について、主に、図1~図4を参照しながら説明する。
(1)基板処理装置の構成
図1に示すように、処理炉202は加熱機構(温度調整部)としてのヒータ207を有する。ヒータ207は円筒形状であり、保持板に支持されることにより垂直に据え付けられている。ヒータ207は、ガスを熱で活性化(励起)させる活性化機構(励起部)としても機能する。
ヒータ207の内側には、ヒータ207と同心円状に反応管203が配設されている。反応管203は、例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料により構成され、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。反応管203の下方には、反応管203と同心円状に、マニホールド209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス鋼(SUS)等の金属材料により構成され、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209の上端部は、反応管203の下端部に係合しており、反応管203を支持するように構成されている。マニホールド209と反応管203との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。反応管203はヒータ207と同様に垂直に据え付けられている。主に、反応管203とマニホールド209とにより処理容器(反応容器)が構成される。処理容器の筒中空部には処理室201が形成される。処理室201は、基板としてのウエハ200を収容可能に構成されている。この処理室201内でウエハ200に対する処理が行われる。
処理室201内には、第1~第3供給部としてのノズル249a~249cが、マニホールド209の側壁を貫通するようにそれぞれ設けられている。ノズル249a~249cを、それぞれ第1~第3ノズルとも称する。ノズル249a~249cは、例えば石英またはSiC等の耐熱性材料により構成されている。ノズル249a~249cには、ガス供給管232a~232cがそれぞれ接続されている。ノズル249a~249cはそれぞれ異なるノズルであり、ノズル249a,249cのそれぞれは、ノズル249bに隣接して設けられている。
ガス供給管232a~232cには、ガス流の上流側から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)241a~241cおよび開閉弁であるバルブ243a~243cがそれぞれ設けられている。ガス供給管232a~232cのバルブ243a~243cよりも下流側には、ガス供給管232d~232fがそれぞれ接続されている。ガス供給管232d~232fには、ガス流の上流側から順に、MFC241d~241fおよびバルブ243d~243fがそれぞれ設けられている。ガス供給管232a~232fは、例えば,SUS等の金属材料により構成されている。
図2に示すように、ノズル249a~249cは、反応管203の内壁とウエハ200との間における平面視において円環状の空間に、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の配列方向上方に向かって立ち上がるようにそれぞれ設けられている。すなわち、ノズル249a~249cは、ウエハ200が配列されるウエハ配列領域の側方の、ウエハ配列領域を水平に取り囲む領域に、ウエハ配列領域に沿うようにそれぞれ設けられている。平面視において、ノズル249bは、処理室201内に搬入されるウエハ200の中心を挟んで後述する排気口231aと一直線上に対向するように配置されている。ノズル249a,249cは、ノズル249bと排気口231aの中心とを通る直線Lを、反応管203の内壁(ウエハ200の外周部)に沿って両側から挟み込むように配置されている。直線Lは、ノズル249bとウエハ200の中心とを通る直線でもある。すなわち、ノズル249cは、直線Lを挟んでノズル249aと反対側に設けられているということもできる。ノズル249a,249cは、直線Lを対称軸として線対称に配置されている。ノズル249a~249cの側面には、ガスを供給するガス供給孔250a~250cがそれぞれ設けられている。ガス供給孔250a~250cは、それぞれが、平面視において排気口231aと対向(対面)するように開口しており、ウエハ200に向けてガスを供給することが可能となっている。ガス供給孔250a~250cは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられている。
ガス供給管232aからは、改質剤として、シリコン(Si)含有ガスが、MFC241a、バルブ243a、ノズル249aを介して処理室201内へ供給される。Si含有ガスとしては、Siとアミノ基とを含むガスであるアミノシラン系ガスを用いることができる。アミノ基とは、1つのN原子に、1つ以上のC原子を含む炭化水素基が1つまたは2つ配位した官能基(NHで表されるアミノ基のHの一方または両方を1つ以上のC原子を含む炭化水素基で置換した官能基)のことである。アミノ基の一部を構成する炭化水素基が1つのNに2つ配位している場合は、その2つが同一の炭化水素基であってもよいし、異なる炭化水素基であってもよい。炭化水素基は、アルキル基のように単結合を含んでいてもよく、二重結合や三重結合等の不飽和結合を含んでいてもよい。アミノ基は環状構造を有していてもよい。アミノ基は、アミノシラン分子の中心原子であるSiに結合していることから、アミノシランにおけるアミノ基を、リガンド(配位子)またはアミノリガンドと称することもできる。アミノシラン系ガスは、Siとアミノ基とを含む他、更に、炭化水素基を含んでいてもよい。炭化水素基は、アルキル基のように単結合を含んでいてもよく、二重結合や三重結合等の不飽和結合を含んでいてもよい。炭化水素基は環状構造を有していてもよい。炭化水素基は、アミノシラン分子の中心原子であるSiに結合していてもよく、その場合、アミノシランにおける炭化水素基を、リガンドまたは炭化水素リガンドと称することもできる。アミノシラン系ガスとしては、例えば、ジメチルアミノトリメチルシラン((CHNSi(CH、略称:DMATMS)ガスを用いることができる。なお、DMATMSの中心原子であるSiには、1つのアミノ基(ジメチルアミノ基)が結合している他、3つのアルキル基(メチル基)が結合している。すなわち、DMATMSは、1つのアミノリガンドと、3つのアルキルリガンドと、を含んでいる。
ガス供給管232bからは、ハロゲン含有ガスが、MFC241b、バルブ243b、ノズル249bを介して処理室201内へ供給される。ハロゲンには、塩素(Cl)、フッ素(F)、ヨウ素(I)等が含まれる。ハロゲン含有ガスとしては、例えば、フッ素(F)ガスを用いることができる。
ガス供給管232cからは、酸素(O)および水素(H)を含むガスが、MFC241c、バルブ243c、ノズル249cを介して処理室201内へ供給される。OおよびHを含むガスとしては、例えば、水蒸気(HOガス)を用いることができる。
ガス供給管232d~232fからは、不活性ガスとして、例えば、窒素(N)ガスが、それぞれMFC241d~241f、バルブ243d~243f、ガス供給管232a~232c、ノズル249a~249cを介して処理室201内へ供給される。Nガスは、パージガス、キャリアガス、希釈ガス等として作用する。
主に、ガス供給管232a、MFC241a、バルブ243aにより、改質剤供給系が構成される。主に、ガス供給管232b、MFC241b、バルブ243bにより、ハロゲン含有ガス供給系が構成される。主に、ガス供給管232c、MFC241c、バルブ243cにより、OおよびH含有ガス供給系が構成される。主に、ガス供給管232d~232f、MFC241d~241f、バルブ243d~243fにより、不活性ガス供給系が構成される。
上述の各種供給系のうち、いずれか、或いは、全ての供給系は、バルブ243a~243fやMFC241a~241f等が集積されてなる集積型供給システム248として構成されていてもよい。集積型供給システム248は、ガス供給管232a~232fのそれぞれに対して接続され、ガス供給管232a~232f内への各種ガスの供給動作、すなわち、バルブ243a~243fの開閉動作やMFC241a~241fによる流量調整動作等が、後述するコントローラ121によって制御されるように構成されている。集積型供給システム248は、一体型、或いは、分割型の集積ユニットとして構成されており、ガス供給管232a~232f等に対して集積ユニット単位で着脱を行うことができ、集積型供給システム248のメンテナンス、交換、増設等を、集積ユニット単位で行うことが可能なように構成されている。
反応管203の側壁下方には、処理室201内の雰囲気を排気する排気口231aが設けられている。図2に示すように、排気口231aは、平面視において、ウエハ200を挟んでノズル249a~249c(ガス供給孔250a~250c)と対向(対面)する位置に設けられている。排気口231aは、反応管203の側壁の下部より上部に沿って、すなわち、ウエハ配列領域に沿って設けられていてもよい。排気口231aには排気管231が接続されている。
排気管231には、処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245および圧力調整器(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ244を介して、真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されている。APCバルブ244は、真空ポンプ246を作動させた状態で弁を開閉することで、処理室201内の真空排気および真空排気停止を行うことができ、更に、真空ポンプ246を作動させた状態で、圧力センサ245により検出された圧力情報に基づいて弁開度を調節することで、処理室201内の圧力を調整することができるように構成されている。主に、排気管231、APCバルブ244、圧力センサ245により、排気系が構成される。真空ポンプ246を排気系に含めて考えてもよい。
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、例えばSUS等の金属材料により構成され、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。
シールキャップ219の下方には、後述するボート217を回転させる回転機構267が設置されている。回転機構267の回転軸255は、シールキャップ219を貫通してボート217に接続されている。回転機構267は、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は、反応管203の外部に設置された昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されている。ボートエレベータ115は、シールキャップ219を昇降させることで、ウエハ200を処理室201内外に搬入および搬出(搬送)する搬送装置(搬送機構)として構成されている。
マニホールド209の下方には、シールキャップ219を降下させボート217を処理室201内から搬出した状態で、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシャッタ219sが設けられている。シャッタ219sは、例えばSUS等の金属材料により構成され、円盤状に形成されている。シャッタ219sの上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220cが設けられている。シャッタ219sの開閉動作(昇降動作や回動動作等)は、シャッタ開閉機構115sにより制御される。
基板支持具としてのボート217は、複数枚、例えば25~200枚のウエハ200を、水平姿勢で、かつ、互いに中心を揃えた状態で垂直方向に整列させて多段に支持するように、すなわち、間隔を空けて配列させるように構成されている。ボート217は、例えば石英やSiC等の耐熱性材料により構成される。ボート217の下部には、例えば石英やSiC等の耐熱性材料により構成される断熱板218が多段に支持されている。
反応管203内には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電具合を調整することで、処理室201内の温度が所望の温度分布となる。温度センサ263は、反応管203の内壁に沿って設けられている。
図3に示すように、制御部(制御手段)であるコントローラ121は、CPU(Central Processing Unit)121a、RAM(Random Access Memory)121b、記憶装置121c、I/Oポート121dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM121b、記憶装置121c、I/Oポート121dは、内部バス121eを介して、CPU121aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
記憶装置121cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置121c内には、基板処理装置の動作を制御する制御プログラムや、後述する基板処理の手順や条件等が記載されたプロセスレシピ等が、読み出し可能に格納されている。プロセスレシピは、後述する基板処理における各手順をコントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることができるように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、プロセスレシピや制御プログラム等を総称して、単に、プログラムともいう。また、プロセスレシピを、単に、レシピともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、レシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、それらの両方を含む場合がある。RAM121bは、CPU121aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
I/Oポート121dは、上述のMFC241a~241f、バルブ243a~243f、圧力センサ245、APCバルブ244、真空ポンプ246、温度センサ263、ヒータ207、回転機構267、ボートエレベータ115、シャッタ開閉機構115s等に接続されている。
CPU121aは、記憶装置121cから制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置122からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置121cからレシピを読み出すように構成されている。CPU121aは、読み出したレシピの内容に沿うように、MFC241a~241fによる各種ガスの流量調整動作、バルブ243a~243fの開閉動作、APCバルブ244の開閉動作および圧力センサ245に基づくAPCバルブ244による圧力調整動作、真空ポンプ246の起動および停止、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、回転機構267によるボート217の回転および回転速度調節動作、ボートエレベータ115によるボート217の昇降動作、シャッタ開閉機構115sによるシャッタ219sの開閉動作等を制御するように構成されている。
コントローラ121は、外部記憶装置123に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。外部記憶装置123は、例えば、HDD等の磁気ディスク、CD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリ等の半導体メモリ等を含む。記憶装置121cや外部記憶装置123は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。以下、これらを総称して、単に、記録媒体ともいう。本明細書において記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置121c単体のみを含む場合、外部記憶装置123単体のみを含む場合、または、それらの両方を含む場合がある。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置123を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
(2)基板処理工程
上述の基板処理装置を用い、半導体装置の製造工程の一工程として、基板としてのウエハ200の表面に露出した下地200aをエッチングする処理シーケンス例について、主に、図4、図5(a)~図5(d)を用いて説明する。以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
図4に示す処理シーケンスでは、
ウエハ200の表面に露出した下地200aに対して改質剤としてDMATMSガスを供給することで、下地200aの表面に改質層200bを形成するステップ(DMATMSガス供給)と、
改質層200bに対してハロゲン含有ガスとしてFガスを供給することで、改質層200bとFガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルとしてF含有ラジカル(F)を発生させ、このFと下地200aとを反応させるステップ(Fガス供給)と、
を非同時に行うサイクルを所定回数(n回、nは1以上の整数)行う。
なお、図4に示す処理シーケンスのサイクルでは、DMATMSガス供給を行う前に、ウエハ200の表面に露出した下地200aに対してOおよびHを含むガスとしてHOガスを供給することで、下地200aの表面を前処理するステップ(HOガス供給)を行う。
また、図4に示す処理シーケンスでは、各ステップを、ノンプラズマの雰囲気下で行う。
本明細書では、上述の処理シーケンスを、便宜上、以下のように示すこともある。以下の変形例等の説明においても、同様の表記を用いる。
(HO→DMATMS→F)×n
本明細書において「ウエハ」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものを意味する場合や、ウエハとその表面に形成された層や膜との積層体を意味する場合がある。本明細書において「ウエハの表面」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものの表面を意味する場合や、ウエハ上に形成された層等の表面を意味する場合がある。本明細書において「ウエハ上に層を形成する」と記載した場合は、ウエハそのものの表面上に層を直接形成することを意味する場合や、ウエハ上に形成された層等の上に層を形成することを意味する場合がある。本明細書において「基板」という言葉を用いた場合も、「ウエハ」という言葉を用いた場合と同義である。
また、本明細書において「下地」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものを意味する場合や、ウエハの表面に形成された層や膜を意味する場合がある。本明細書において「下地の表面」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものの表面を意味する場合や、ウエハの表面に形成された層等の表面を意味する場合がある。本明細書において「下地の表面に層を形成する」と記載した場合は、ウエハそのものの表面に層を直接形成することを意味する場合や、ウエハの表面に形成された層等の表面に層を形成することを意味する場合がある。
(ウエハチャージおよびボートロード)
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、シャッタ開閉機構115sによりシャッタ219sが移動させられて、マニホールド209の下端開口が開放される(シャッタオープン)。その後、図1に示すように、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内へ搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219は、Oリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。なお、ウエハ200の表面には、エッチング処理の対象である下地200aとして、例えば、シリコン酸化膜(SiO膜)が露出した状態となっている。
(圧力調整および温度調整)
処理室201内、すなわち、ウエハ200が存在する空間が所望の圧力(真空度)となるように、真空ポンプ246によって真空排気(減圧排気)される。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づきAPCバルブ244がフィードバック制御される。また、処理室201内のウエハ200が所望の処理温度となるように、ヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電具合がフィードバック制御される。また、回転機構267によるウエハ200の回転を開始する。処理室201内の排気、ウエハ200の加熱および回転は、いずれも、少なくともウエハ200に対する処理が終了するまでの間は継続して行われる。
(エッチング)
その後、次のステップ1~3を順次実行する。
[ステップ1]
このステップでは、処理室201内のウエハ200に対して、すなわち、ウエハ200の表面に露出した下地200aに対してHOガスを供給する。
具体的には、バルブ243cを開き、ガス供給管232c内へHOガスを流す。HOガスは、MFC241cにより流量調整され、ノズル249cを介して処理室201内へ供給され、排気口231aより排気される。このとき、ウエハ200に対してHOガスが供給される(HOガス供給)。このとき、バルブ243d~243fを開き、ノズル249a~249cのそれぞれを介して処理室201内へNガスを供給するようにしてもよい。
後述する条件下でウエハ200に対してHOガスを供給することにより、ウエハ200の表面に露出した下地200aの表面を前処理することが可能となる。具体的には、図5(a)に示すように、下地200aの表面をヒドロキシ基(OH基)で終端させること、すなわち、OH終端させることが可能となる。なお、下地200aの表面に形成されるOH終端は、後述するDMATMSガス供給において、DMATMSガスに含まれるSiの下地200aの表面への吸着を促進させる吸着サイトとして機能する。
下地200aの表面を前処理した後、バルブ243cを閉じ、処理室201内へのHOガスの供給を停止する。そして、処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留するガス等を処理室201内から排除する。このとき、バルブ243d~243fを開き、ノズル249a~249cを介して処理室201内へNガスを供給する。ノズル249a~249cより供給されるNガスは、パージガスとして作用し、これにより、処理室201内がパージされる(パージ)。
Oガス供給における処理条件としては、
Oガス供給流量:10~2000sccm
Oガス供給時間:5~1800秒
ガス供給流量(ガス供給管毎):0~10000sccm
処理温度:30~300℃
処理圧力:5~1000Pa
が例示される。
なお、本明細書における「5~1000Pa」のような数値範囲の表記は、下限値および上限値がその範囲に含まれることを意味する。よって、例えば、「5~1000Pa」とは「5Pa以上1000Pa以下」を意味する。他の数値範囲についても同様である。
OおよびHを含むガスとしては、HOガスの他、例えば、過酸化水素(H)ガス等のO-H結合を含むO含有ガス、すなわち、OH基を含むガスを用いることができる。また、OおよびHを含むガスとしては、Oガス+Hガス等のO含有ガスおよびH含有ガスを用いることができる。
不活性ガスとしては、Nガスの他、Arガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスを用いることができる。この点は、後述する各ステップにおいても同様である。
[ステップ2]
ステップ1が終了した後、処理室201内のウエハ200に対して、すなわち、表面がOH終端された下地200aに対してDMATMSガスを供給する。
具体的には、バルブ243aを開き、ガス供給管232a内へDMATMSガスを流す。DMATMSガスは、MFC241aにより流量調整され、ノズル249aを介して処理室201内へ供給され、排気口231aより排気される。このとき、ウエハ200に対してDMATMSガスが供給される(DMATMSガス供給)。このとき、バルブ243d~243fを開き、ノズル249a~249cのそれぞれを介して処理室201内へNガスを供給するようにしてもよい。
後述する条件下でウエハ200に対してDMATMSガスを供給することにより、下地200aの表面を改質させ、図5(b)に示すように、下地200aの表面に、DMAMTSガスに含まれるSi、すなわち、アミノシランに含まれるSiを吸着させることが可能となる。これにより、下地200aの表面に、改質層200bを形成することが可能となる。なお、ここでいう改質とは、下地200aの表層の原子に、DMATMSガスが物理吸着または化学吸着すること、または、DMATMSガスと下地200aの表層の原子とが化学反応し化合物を形成すること、を意味する。なお、下地200aの表面に吸着させたSiは、後述するFガス供給において、下地200aのエッチングに寄与させるフッ素ラジカル(F)の生成を促進させるように作用する。
DMATMSガスの供給を所定時間継続すると、下地200aの表面へのSiの吸着が飽和する。すなわち、下地200aの表面へのSiの吸着にはセルフリミットがかかる。つまり、下地200aの表面上に1原子層、もしくは、1原子層未満の所定の飽和厚さのSi層が形成されると、それ以上、下地200aの表面上にSiが吸着しなくなる。下地200aの表面上に吸着するSiの量、すなわち、改質層200bに含まれるSiの量は、下地200aの表面全域にわたって略均一な量となる。これは、後述するように、本ステップにおける処理条件を、処理室201内においてDMATMSガスが気相分解しない条件としているためである。本ステップでは、処理室201内においてDMATMSガスが気相分解しないことから、DMATMSに含まれるSiの下地200aの表面への多重堆積が抑制されることとなる。なお、このような処理条件下でDMATMSガス供給を行うことで、下地200aの表面に形成される改質層200bは、DMATMSガスに含まれるSiの他、アルキル基等の炭化水素基(ここではメチル基)等を含む層となる。また、改質層200bの表面は、炭化水素基等によって終端された状態となる。なお、DMATMSガスに含まれるSiが下地200aに吸着する際、Siから脱離したアミノ基(ここではジメチルアミノ基)等は、下地200aの表面を終端していたOH基に含まれるH等と結合してガス状物質となり、排気口231aより排気される。
下地200aの表面への改質層200bの形成が完了した後、バルブ243aを閉じ、処理室201内へのDMATMSガスの供給を停止する。そして、ステップ1におけるパージと同様の処理手順により、処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留するガス等を処理室201内から排除する(パージ)。
DMATMSガス供給における処理条件としては、
DMATMSガス供給流量:10~2000sccm
DMATMSガス供給時間:5~1800秒
処理温度:30~300℃、好ましくは30~200℃
処理圧力:1~5000Pa、好ましくは5~1000Pa
が例示される。他の処理条件は、ステップ1のHOガス供給における処理条件と同様とする。上述したように、ここで述べた条件は、処理室201内においてDMATMSガスが気相分解しない条件、すなわち、下地200aの表面へのSiの吸着にセルフリミットが生じ、Siの吸着が飽和する条件である。
改質剤としては、DMATMSガスの他、例えば、下記一般式[1]で表されるアミノシラン系ガスを用いることができる。
SiA[(NB(4-x)] [1]
式[1]中、Aは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、または、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ基を示す。アルキル基は、直鎖状アルキル基だけでなく、イソプロピル基、イソブチル基、セカンダリブチル基、ターシャリブチル基等の分岐状アルキル基であってもよい。アルコキシ基は、直鎖状アルコキシ基だけでなく、イソプロポキシ基、イソブトキシ基等の分岐状アルコキシ基であってもよい。Bは、水素原子、または、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基を示す。アルキル基は、直鎖状アルキル基だけでなく、イソプロピル基、イソブチル基、セカンダリブチル基、ターシャリブチル基等の分岐状アルキル基であってもよい。複数のAは、同一であっても異なっていてもよく、2つのBは同一であっても異なっていてもよい。xは1~3の整数である。
[ステップ3]
ステップ2が終了した後、処理室201内のウエハ200に対して、すなわち、下地200aの表面に形成された改質層200bに対してFガスを供給する。
具体的には、バルブ243bを開き、ガス供給管232b内へFガスを流す。Fガスは、MFC241bにより流量調整され、ノズル249bを介して処理室201内へ供給され、排気口231aより排気される。このとき、ウエハ200に対してFガスが供給される(Fガス供給)。このとき、バルブ243d~243fを開き、ノズル249a~249cのそれぞれを介して処理室201内へNガスを供給するようにしてもよい。
後述する条件下でウエハ200に対してFガスを供給することにより、図5(c)に示すように、改質層200bとFガスとを反応させてフッ素含有ラジカル(F)を発生させ、このFと下地200aとを反応させることが可能となる。そして、改質層200bとFガスとの反応により発生させたFにより、下地200aの表面をエッチングすることが可能となる。改質層200bに含まれるSiは、Fガスとの反応により下地200aの表面から脱離し、Fとの化合物を構成する等して排気口231aより排気される。
なお、改質層200bとFガスとの反応により発生させたFにより下地200aをエッチングすることにより、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性を高めることが可能となる。というのも、改質層200bに含まれるSiが上述の反応によって下地200aから全て脱離する(消費される)と、Fの発生は終息することになる。したがって、本態様のように、改質層200bに含ませるSiの量を所定の量とするように制御することにより、本ステップ1回あたりにおけるFの発生量をそれに応じた量とするよう制限することができ、結果として、本ステップ1回あたりにおけるFによる下地200aのエッチング量を精密に制御することが可能となる。本態様のように、DMATMSガス供給において改質層200bに含ませるSiの量をウエハ面内全域にわたって1原子層、もしくは、1原子層未満の一定量とした場合、本ステップ1回あたりにおけるFの発生量は、ウエハ面内全域にわたりその量に対応した一定量となり、結果として、Fによる下地200aのエッチング量を、ウエハ面内全域にわたり例えば1原子層(分子層)、もしくは、1原子層(分子層)未満の一定量とするよう制御することが可能となる。
ガス供給における処理条件としては、
ガス供給流量:10~1000sccm
ガス供給時間:5~600秒
処理温度:30~250℃、好ましくは30~200℃
処理圧力:5~1000Pa
が例示される。他の条件は、ステップ1のHOガス供給における処理条件と同様とする。
なお、本ステップにおける処理条件は、Fガスと改質層200bとの反応が、Fガスと下地200aとの反応よりも進行する条件とする。これにより、Fガスで下地200aを直接エッチングすることを抑制しつつ、下地200aのエッチングに寄与させるFの生成を促進させることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。
また、本ステップにおける処理条件は、Fガスと改質層200bとの反応が進行し、Fガスと下地200aとの反応が進行しない条件とすることができる。これにより、Fガスで下地200aを直接エッチングすることを確実に抑制しつつ、下地200aのエッチングに寄与させるFの生成を促進させることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。
また、本ステップにおける処理条件は、Fと下地200aとの反応が、Fガスと下地200aとの反応よりも進行する条件とする。これにより、Fガスで下地200aを直接エッチングすることを抑制し、Fによる下地200aのエッチング反応が支配的に生じるようにすることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。
また、本ステップにおける処理条件は、Fと下地200aとの反応が進行し、Fガスと下地200aとの反応が進行しない条件とすることができる。これにより、Fガスで下地200aを直接エッチングすることを確実に抑制し、Fによる下地200aのエッチング反応がより支配的に生じるようにすることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。
改質層200bとFガスとの反応により発生させたFによる下地200aのエッチングが終了した後、バルブ243bを閉じ、処理室201内へのFガスの供給を停止する。そして、ステップ1におけるパージと同様の処理手順により、処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留するガス等を処理室201内から排除する(パージ)。
ハロゲン含有ガスとしては、Fガスの他、3フッ化塩素(ClF)ガス、フッ化ニトロシル(FNO)ガス、フッ化塩素(ClF)ガス、3フッ化窒素(NF)ガス、フッ化水素(HF)ガス、塩素(Cl)ガス、塩化水素(HCl)ガス、7フッ化ヨウ素(IF)ガス、5フッ化ヨウ素(IF)ガス等を用いることができる。そして、これらのガスと改質層200bとを反応させ、ハロゲン含有ラジカルとして、Fの他、塩素含有ラジカル(Cl)、ヨウ素含有ラジカル(I)等を発生させ、これらのラジカルと下地200aとを反応させることにより、下地200aのエッチングを進行させることができる。
[所定回数実施]
上述したステップ1~3を非同時に、すなわち、同期させることなく行うサイクルを所定回数(n回、nは1以上の整数)行うことにより、図5(d)に示すように、ウエハ200の表面に露出した下地200aを所望の深さでエッチングすることが可能となる。上述のサイクルは、複数回繰り返すのが好ましい。すなわち、1サイクルあたりにエッチングされる層の厚さを所望の厚さよりも薄くし、エッチングにより除去される層の厚さが所望の厚さになるまで、上述のサイクルを複数回繰り返すのが好ましい。
(アフターパージおよび大気圧復帰)
下地200aのエッチングが完了した後、ノズル249a~249cのそれぞれからパージガスとしてのNガスを処理室201内へ供給し、排気口231aより排気する。これにより、処理室201内がパージされ、処理室201内に残留するガスや反応副生成物が処理室201内から除去される(アフターパージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され(不活性ガス置換)、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
(ボートアンロードおよびウエハディスチャージ)
ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降され、マニホールド209の下端が開口される。そして、処理済のウエハ200が、ボート217に支持された状態でマニホールド209の下端から反応管203の外部に搬出(ボートアンロード)される。ボートアンロードの後は、シャッタ219sが移動させられ、マニホールド209の下端開口がOリング220cを介してシャッタ219sによりシールされる(シャッタクローズ)。処理済のウエハ200は、反応管203の外部に搬出された後、ボート217より取り出される(ウエハディスチャージ)。
(3)本態様による効果
本態様によれば、以下に示す1つ又は複数の効果が得られる。
(a)ウエハ200の表面に露出した下地200aの表面に改質層200bを形成するDMATMSガス供給と、改質層200bとFガスとの反応により発生させたFと下地200aとを反応させるFガス供給と、を非同時に行うサイクルを所定回数行うことにより、下地200aのエッチング量を精密に制御することが可能となる。すなわち、改質層200bとFガスとの反応により発生させたFにより下地200aをエッチングすることにより、下地200aのエッチング量を、例えば1原子層(分子層)以下のレベルで制御することが可能となる。
(b)Fガス供給を、Fガスと改質層200bとの反応が、Fガスと下地200aとの反応よりも進行する条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がFガスの暴露量に依存して変動することを抑制できるようになる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。例えば、下地200aの表面にトレンチやホール等の3D構造が形成されており、Fガスの暴露量が局所的に低下しやすくなるような状況下や、処理室201内におけるFガスの分圧が場所に応じて一定ではないような状況下においても、Fガス供給を上述の処理条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がウエハ面内にわたり均一となるよう制御することが可能となる。
(c)Fガス供給を、Fガスと改質層200bとの反応が進行し、Fガスと下地200aとの反応が進行しない条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がFガスの暴露量に依存して変動することを確実に抑制できるようになる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。例えば、下地200aの表面にトレンチやホール等の3D構造が形成されており、Fガスの暴露量が局所的に低下しやすくなるような状況下や、処理室201内におけるFガスの分圧が場所に応じて一定ではないような状況下においても、Fガス供給を上述の処理条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がウエハ面内にわたり均一となるよう制御することが確実に可能となる。
(d)Fガス供給を、Fと下地200aとの反応が、Fガスと下地200aとの反応よりも進行する条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がFガスの暴露量に依存して変動することを抑制できるようになる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。例えば、下地200aの表面にトレンチやホール等の3D構造が形成されており、Fガスの暴露量が局所的に低下しやすくなるような状況下や、処理室201内におけるFガスの分圧が場所に応じて一定ではないような状況下においても、Fガス供給を上述の処理条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がウエハ面内にわたり均一となるよう制御することが可能となる。
(e)Fガス供給を、Fと下地200aとの反応が進行し、Fガスと下地200aとの反応が進行しない条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がFガスの暴露量に依存して変動することを確実に抑制できるようになる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。例えば、下地200aの表面にトレンチやホール等の3D構造が形成されており、Fガスの暴露量が局所的に低下しやすくなるような状況下や、処理室201内におけるFガスの分圧が場所に応じて一定ではないような状況下においても、Fガス供給を上述の処理条件下で行うことにより、下地200aのエッチング量がウエハ面内にわたり均一となるよう制御することが確実に可能となる。
(f)DMATMSガス供給において、改質剤としてSi含有ガスであるDMATMSガスを用い、下地200aの表面にDMATMSガスに含まれるSiを吸着させることにより、その後に行われるFガス供給において、下地200aのエッチングに寄与させるFの生成を促進させることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をより高めることが可能となる。
(g)DMATMSガス供給において、改質剤としてアミノシラン系ガスであるDMATMSガスを用い、下地200aの表面にDMATMSガスに含まれるSiを吸着させることにより、下地200aの表面に形成される改質層200bの厚さのウエハ面内における均一性、すなわち、Siの吸着量のウエハ面内における均一性を高めることが可能となる。これにより、Fガス供給において発生させるFのウエハ面内における量を均一化させることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をウエハ面内にわたり更に高めることができ、下地200aのエッチング量を、ウエハ面内にわたり例えば1原子層(分子層)以下のレベルで制御することが確実に可能となる。
(h)DMATMSガス供給において、下地200aの表面へのSiの吸着が飽和する条件、すなわち、Siの吸着にセルフリミットが生じる条件下でDMATMSガスを供給することにより、下地200aの表面に形成される改質層200bの厚さのウエハ面内における均一性、すなわち、Siの吸着量のウエハ面内における均一性をより高めることが可能となる。これにより、Fガス供給において発生させるFのウエハ面内における量をより均一化させることが可能となる。結果として、下地200aをエッチングする際のエッチング量の制御性をウエハ面内にわたり更に高めることができ、下地200aのエッチング量を、ウエハ面内にわたり例えば1原子層(分子層)以下のレベルで制御することが確実に可能となる。
(i)DMATMSガス供給を行う前に、下地200aの表面を前処理してOH終端させるHOガス供給を行うことにより、その後に行われるDMATMSガス供給において、下地200aの表面への改質層200bの形成を促進させることが可能となる。
(j)各ステップをノンプラズマの雰囲気下で行うことにより、各ステップにおける処理の制御性を高め、結果として、エッチング量の制御性をより高めることが可能となる。また、ウエハ200やウエハ200の表面に露出した各下地へのプラズマダメージを回避することも可能となる。
(k)上述の効果は、DMATMSガス以外の改質剤を用いる場合や、F以外のハロゲン含有ガスを用いる場合や、HOガス以外のOおよびHを含むガスを用いる場合や、Nガス以外の不活性ガスを用いる場合にも、同様に得ることができる。
<本開示の他の態様>
以上、本開示の態様を具体的に説明した。しかしながら、本開示は上述の態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、以下に示す基板処理シーケンスのように、各サイクルにおいて、HOガス供給を不実施としてもよい。この場合においても、上述の態様と同様の効果が得られる。また、サイクルタイムを短縮させ、基板処理の生産性を向上させることが可能となる。ただし、DMATMSガス供給において、ウエハ200の表面に露出した下地200aの表面への改質層200bの形成を促進させるには、上述の態様のように、DMATMSガス供給を行う前に、HOガス供給を行うことが好ましい。
(DMATMS→F)×n
また例えば、ウエハ200の表面に露出した下地200aは、SiO膜に限らず、シリコン酸炭窒化膜(SiOCN膜)、シリコン酸窒化膜(SiON膜)、シリコン酸炭化膜(SiOC膜)、シリコン窒化膜(SiN膜)、シリコン炭化膜(SiC膜)、シリコン炭窒化膜(SiCN膜)、シリコン硼窒化膜(SiBN膜)、シリコン硼炭窒化膜(SiBCN膜)、ゲルマニウム膜(Ge膜)、シリコンゲルマニウム膜(SiGe膜)等の半金属元素を含む膜や、チタン窒化膜(TiN膜)、タングステン膜(W膜)等の金属元素を含む膜であってもよい。これらの場合においても、上述の態様と同様の効果が得られる。
各処理に用いられるレシピは、処理内容に応じて個別に用意し、電気通信回線や外部記憶装置123を介して記憶装置121c内に格納しておくことが好ましい。そして、各処理を開始する際、CPU121aが、記憶装置121c内に格納された複数のレシピの中から、処理内容に応じて適正なレシピを適宜選択することが好ましい。これにより、1台の基板処理装置で様々なエッチング処理を、再現性よく実現することができるようになる。また、オペレータの負担を低減でき、操作ミスを回避しつつ、各処理を迅速に開始できるようになる。
上述のレシピは、新たに作成する場合に限らず、例えば、基板処理装置に既にインストールされていた既存のレシピを変更することで用意してもよい。レシピを変更する場合は、変更後のレシピを、電気通信回線や当該レシピを記録した記録媒体を介して、基板処理装置にインストールしてもよい。また、既存の基板処理装置が備える入出力装置122を操作し、基板処理装置に既にインストールされていた既存のレシピを直接変更してもよい。
上述の態様では、一度に複数枚の基板を処理するバッチ式の基板処理装置を用いてエッチング処理を行う例について説明した。本開示は上述の態様に限定されず、例えば、一度に1枚または数枚の基板を処理する枚葉式の基板処理装置を用いてエッチング処理を行う場合にも、好適に適用できる。また、上述の態様では、ホットウォール型の処理炉を有する基板処理装置を用いてエッチング処理を行う例について説明した。本開示は上述の態様に限定されず、コールドウォール型の処理炉を有する基板処理装置を用いてエッチング処理を行う場合にも、好適に適用できる。
これらの基板処理装置を用いる場合においても、上述の態様と同様な処理手順、処理条件にて各処理を行うことができ、上述の態様と同様の効果が得られる。
上述の態様は、適宜組み合わせて用いることができる。このときの処理手順、処理条件は、例えば、上述の態様の処理手順、処理条件と同様とすることができる。
上述の基板処理装置を用い、図4に示すガス供給シーケンスにより、ウエハの表面に露出した下地であるSiO膜、SiN膜をそれぞれエッチングし、それらのエッチング量を測定した。処理条件は、上述の態様に記載の処理条件範囲内の所定の条件とした。
図6に、エッチング量の測定結果を示す。図6の横軸はステップ1~3を含むサイクルの実施回数(回)を、縦軸は下地の膜厚変化量、すなわち、下地のエッチング量(Å)をそれぞれ示している。図中、■印はSiO膜の測定結果を、◆印はSiN膜の測定結果をそれぞれ示している。
図6に示すように、SiO膜およびSiN膜のいずれにおいても、1サイクルあたりのエッチング量を0.5~1Åの範囲内に収めることが可能であること、すなわち、下地のエッチング量を、例えば1原子層(分子層)以下のレベルで制御することが可能であることが分かる。
<本開示の好ましい態様>
以下、本開示の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本開示の一態様によれば、
(a)基板の表面に露出した下地に対して改質剤を供給することで、前記下地の表面に改質層を形成する工程と、
(b)前記改質層に対してハロゲン含有ガスを供給することで、前記改質層と前記ハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと前記下地とを反応させる工程と、
を非同時に行うサイクルを所定回数行うことで、前記下地をエッチングする工程を有する半導体装置の製造方法、または、基板処理方法が提供される。
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
(b)では、前記ハロゲン含有ガスと前記改質層との反応が、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応よりも、進行する条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する。
(付記3)
付記1または2に記載の方法であって、
(b)では、前記ハロゲン含有ガスと前記改質層との反応が進行し、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応が進行しない条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する。
(付記4)
付記1~3のいずれか1項に記載の方法であって、
(b)では、前記ハロゲン含有ガスと前記改質層との反応により発生させた前記ハロゲン含有ラジカルにより、前記下地をエッチングする。
(付記5)
付記4に記載の方法であって、
(b)では、前記ハロゲン含有ラジカルと前記下地との反応が、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応よりも、進行する条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する。
(付記6)
付記4または5に記載の方法であって、
(b)では、前記ハロゲン含有ラジカルと前記下地との反応が進行し、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応が進行しない条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する。
(付記7)
付記1~6のいずれか1項に記載の方法であって、
前記改質剤はシリコン含有ガスを含み、
(a)では、前記下地の表面に前記シリコン含有ガスに含まれるシリコンを吸着させる。
(付記8)
付記1~7のいずれか1項に記載の方法であって、
前記改質剤はアミノシランを含み、
(a)では、前記下地の表面に前記アミノシランに含まれるシリコンを吸着させる。
(付記9)
付記7または8に記載の方法であって、
(a)では、前記下地の表面へのシリコンの吸着が飽和する(シリコンの吸着にセルフリミットが生じる)条件下で、前記改質剤を供給する。
(付記10)
付記1~9のいずれか1項に記載の方法であって、
前記サイクルは、(a)を行う前に、(c)前記下地の表面を前処理する工程を更に有する。
(付記11)
付記10に記載の方法であって、
(c)では、前記下地の表面に吸着サイトを形成する。
(付記12)
付記1~11のいずれか1項に記載の方法であって、
前記サイクルは、(a)を行う前に、(c)前記下地の表面をOH終端させる工程を更に有する。
(付記13)
付記10~12のいずれか1項に記載の方法であって、
(c)では、前記基板に対して酸素および水素を含むガスを供給する。
(付記14)
付記1~13のいずれか1項に記載の方法であって、
前記ハロゲン含有ガスは、フッ素含有ガス、塩素含有ガス、およびヨウ素含有ガスのうち少なくともいずれか1つを含む。
(付記15)
付記1~14のいずれか1項に記載の方法であって、
前記ハロゲン含有ラジカルは、フッ素含有ラジカル、塩素含有ラジカル、およびヨウ素含有ラジカルのうち少なくともいずれか1つを含む。
(付記16)
付記1~15のいずれか1項に記載の方法であって、
前記下地は、半金属元素および金属元素のうち少なくともいずれか1つを含む。
(付記17)
本開示の他の態様によれば、
基板が処理される処理室と、
前記処理室内の基板に対して改質剤を供給する改質剤供給系と、
前記処理室内の基板に対してハロゲン含有ガスを供給するハロゲン含有ガス供給系と、
前記処理室内において、付記1の各処理(各工程)を行わせるように、前記改質剤供給系および前記ハロゲン含有ガス供給系を制御することが可能なよう構成される制御部と、
を有する基板処理装置が提供される。
(付記18)
本開示の更に他の態様によれば、
付記1の各手順(各工程)をコンピュータによって基板処理装置に実行させるプログラム、または、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
200 ウエハ(基板)
200a 下地
200b 改質層

Claims (20)

  1. (a)基板の表面における下地に対してリガンドを含む改質剤を供給することで、前記下地の表面に前記リガンドの少なくとも一部を含む層を形成する工程と、
    (b)前記層に対してハロゲン含有ガスを供給することで、前記層と前記ハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと前記下地とを反応させる工程と、
    を含むサイクルを所定回数行うことで、前記下地をエッチングする工程を有する基板処理方法。
  2. (b)では、前記ハロゲン含有ガスと前記層との反応が、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応よりも、進行する条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する請求項1に記載の基板処理方法。
  3. (b)では、前記ハロゲン含有ガスと前記層との反応が進行し、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応が進行しない条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する請求項1または2に記載の基板処理方法。
  4. (b)では、前記ハロゲン含有ガスと前記層との反応により発生させた前記ハロゲン含有ラジカルにより、前記下地をエッチングする請求項1~3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  5. (b)では、前記ハロゲン含有ラジカルと前記下地との反応が、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応よりも、進行する条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する請求項4に記載の基板処理方法。
  6. (b)では、前記ハロゲン含有ラジカルと前記下地との反応が進行し、前記ハロゲン含有ガスと前記下地との反応が進行しない条件下で、前記ハロゲン含有ガスを供給する請求項4に記載の基板処理方法。
  7. 前記改質剤は更にシリコンを含み、
    (a)では、前記下地の表面に前記改質剤に含まれるシリコンを吸着させる請求項1~6のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  8. (a)では、前記下地の表面へのシリコンの吸着が飽和する条件下で、前記改質剤を供給する請求項1~7のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  9. (a)では、前記下地の表面へのシリコンの吸着にセルフリミットが生じる条件下で、前記改質剤を供給する請求項1~8のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  10. 前記リガンドは、炭化水素基を含む請求項1~9のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  11. 前記リガンドは、アルキル基またはアルコキシ基を含む請求項1~9のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  12. 前記リガンドは、アミノ基を含む請求項1~11のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  13. 前記サイクルは、(a)を行う前に、(c)前記下地の表面を前処理する工程を更に有する請求項1~12のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  14. (c)では、前記下地の表面に吸着サイトを形成する請求項13に記載の基板処理方法。
  15. (c)では、前記下地の表面をOH終端させる請求項13に記載の基板処理方法。
  16. (c)では、前記基板に対して酸素および水素を含むガスを供給する請求項13~15のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  17. 前記ハロゲン含有ガスは、フッ素含有ガス、塩素含有ガス、およびヨウ素含有ガスのうち少なくともいずれか1つを含む請求項1~16のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  18. (a)基板の表面における下地に対してリガンドを含む改質剤を供給することで、前記下地の表面に前記リガンドの少なくとも一部を含む層を形成する工程と、
    (b)前記層に対してハロゲン含有ガスを供給することで、前記層と前記ハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと前記下地とを反応させる工程と、
    を含むサイクルを所定回数行うことで、前記下地をエッチングする工程を有する半導体装置の製造方法。
  19. 基板が処理される処理室と、
    前記処理室内の基板に対してリガンドを含む改質剤を供給する改質剤供給系と、
    前記処理室内の基板に対してハロゲン含有ガスを供給するハロゲン含有ガス供給系と、
    前記処理室内において、(a)基板の表面における下地に対して前記改質剤を供給することで、前記下地の表面に前記リガンドの少なくとも一部を含む層を形成する処理と、(b)前記層に対して前記ハロゲン含有ガスを供給することで、前記層と前記ハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと前記下地とを反応させる処理と、を含むサイクルを所定回数行うことで、前記下地をエッチングするように、前記改質剤供給系および前記ハロゲン含有ガス供給系を制御することが可能なよう構成される制御部と、
    を有する基板処理装置。
  20. (a)基板の表面における下地に対してリガンドを含む改質剤を供給することで、前記下地の表面に前記リガンドの少なくとも一部を含む層を形成する手順と、
    (b)前記層に対してハロゲン含有ガスを供給することで、前記層と前記ハロゲン含有ガスとを反応させてハロゲン含有ラジカルを発生させ、このハロゲン含有ラジカルと前記下地とを反応させる手順と、
    を含むサイクルを所定回数行うことで、前記下地をエッチングする手順をコンピュータによって基板処理装置に実行させるプログラム。
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