JP2022135033A - 移送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時停止の時間の短い被搬送物を搬送機から速く掻き出しても、下流の機器の速度及びタイミングに合わせて、被搬送物を安定的に供給できる移送装置を提供する。【解決手段】移送装置30は、送出位置X1から下流の包装機80まで設けられた搬送路と、搬搬送路の上方において第1搬送方向Xに並列されるよう設けられ、送出位置X1の被搬送物90を送出位置X1から包装機80まで交互に押送する第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60と、を備える。第1押送コンベヤ50が被搬送物90を掻き出す時の第1押送コンベヤ50の速度が、第1押送コンベヤ50が被搬送物90を包装機80に供給する時の第1押送コンベヤ50の速度よりも速い。第2押送コンベヤ60が被搬送物90を掻き出す時の第2押送コンベヤ60の速度が、第2押送コンベヤ60が被搬送物90を包装機80に供給する時の第2押送コンベヤの速度よりも速い。【選択図】図5

Description

本発明は、搬送機によって送出位置に間欠的に搬送される被搬送物を下流機器へ移送する移送装置に関する。
従来、水平な第1搬送方向に配列される複数の被搬送物を第1搬送方向に間欠的に搬送する搬送機が知られている。このような搬送機によって目的の位置まで搬送されて一時停止した被搬送物を、第1搬送方向と直交する水平な第2搬送方向に搬送して、下流の機器、例えば供給コンベヤ或いは包装機へ押送する移送装置も知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2020-66503号公報 特許5399353号公報
ところで、搬送機の一時停止の時間が短い場合、移送装置を高速化することによって被搬送物を短時間で搬送機から掻き出す必要がある。移送装置を高速化すると、移送装置が被搬送物を下流の機器に供給する速度及びタイミングが下流の機器の速度及び受取タイミングに合わない場合がある。また、被搬送物が移送装置によって搬送機から下流の機器に押送される際に、被搬送物の姿勢が崩れてしまう。
そこで、本発明は、一時停止の時間の短い被搬送物を搬送機から速く掻き出しても、下流の機器の速度及びタイミングに合わせて、被搬送物を安定的に供給できる移送装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第1搬送方向に配列された複数の被搬送物を第1搬送方向に間欠的に搬送する搬送機から、前記搬送機によって送出位置まで搬送されて一時停止した前記被搬送物を、前記第1搬送方向に直交する第2搬送方向に前記被搬送物を搬送する下流機器へ移送する移送装置であって、前記送出位置から前記下流機器まで前記第2搬送方向に沿って設けられた搬送路と、前記搬送機及び前記搬送路の上方において前記第1搬送方向に並列されるよう設けられ、前記搬送機によって前記送出位置に順次搬送される前記被搬送物を前記送出位置から前記下流機器まで交互に押送する第1押送コンベヤ及び第2押送コンベヤと、を備え、前記第1押送コンベヤ及び前記第2押送コンベヤは、前記被搬送物を前記送出位置から前記搬送路に掻き出した後、前記被搬送物を前記搬送路に沿って押送して、前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給し、前記第1押送コンベヤが前記被搬送物を前記送出位置から前記搬送路に掻き出す時の前記第1押送コンベヤの速度を、前記第1押送コンベヤが前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給する時の前記第1押送コンベヤの速度よりも速くし、前記第2押送コンベヤが前記被搬送物を前記送出位置から前記搬送路に掻き出す時の前記第2押送コンベヤの速度を、前記第2押送コンベヤが前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給する時の前記第2押送コンベヤの速度よりも速くする。
以上によれば、第1押送コンベヤと第2押送コンベヤが第1搬送方向Xに並列されているため、第1押送コンベヤによる被搬送物の押送と第2押送コンベヤによる被搬送物の押送を交互に行える。また、第1押送コンベヤが被包装物を押送するサイクルには、第2押送コンベヤが第1押送コンベヤの動作から独立して、次の被搬送物の押送の準備を行えるとともに、搬送機が次の被搬送物を送出位置に搬送することができる。第2押送コンベヤが被包装物を押送するサイクルには、第1押送コンベヤが第2押送コンベヤの動作から独立して、次の被搬送物の押送の準備を行えるとともに、搬送機が次の被搬送物を送出位置に搬送することができる。よって、上流の搬送機の動作に合わせて、移送装置によって被搬送物を搬送機から搬送路に高速に掻き出すことができるとともに、下流機器の動作に合わせて、移送装置によって被包装物を搬送路から下流機器に低速で安定的に供給することができる。
本発明によれば、被搬送物を搬送機から速く掻き出しても、下流の機器の速度及びタイミングに合わせて、被搬送物を安定的に供給できる。
包装システムの概略正面図である。 被搬送物の斜視図である。 第1搬送方向Xの上流から下流に向かって見て示した搬送機及び移送装置の正面図である 搬送機及び移送装置の平面図である。 第2搬送方向の上流から下流に向かって見て示した搬送機及び移送装置の側面図である 第2搬送方向の下流から上流に向かってから見て示した搬送機及び移送装置の側面図である。 バケットの斜視図である。 搬送台の斜視図である。 搬送機、第1押送コンベヤ及び第2押送コンベヤの速度の変化を示したタイミングチャートである。 第1押送コンベヤによって被搬送物が掻き出される前の段階を示した図面である。 第1押送コンベヤが動作し始める段階を示した図面である。 第1押送コンベヤが被搬送物を掻き出す段階を示した図面である。 第1押送コンベヤが被搬送物を下流機器へ押送する段階を示した図面である。 第1押送コンベヤが被搬送物を下流機器に供給する前の段階を示した図面である。 第1押送コンベヤが被搬送物を下流機器に供給する段階を示した図面である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には技術的に好ましい種々の限定が付されているところ、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[1] 包装システム及び被搬送物の概要
図1は、包装システムの概略正面図である。
包装システムは、搬送機10、移送装置30及び包装機80を備える。
搬送機10は、水平な第1搬送方向Xに直列に配列された複数の被搬送物90を第1搬送方向Xに間欠的に搬送する。ここで、図1において、第1搬送方向Xは図1の紙面に対して垂直な方向であり、紙面奥行きの向きが第1搬送方向Xにおける下流向きであり、紙面手前の向きが第1搬送方向Xにおける上流向きである。
移送装置30は、搬送機10によって送出位置X1まで搬送された被搬送物90を搬送機10の一時停止中に搬送機10から水平な第2搬送方向Yに高速に掻き出して、減速しながら被搬送物90を第2搬送方向Yに包装機80へ移送して、被搬送物90を包装機80に製袋器81に低速で供給する。第2搬送方向Yは第1搬送方向Xに対して直交する方向である。
包装機80は、フィルム95及び被搬送物90を第2搬送方向Yに搬送する下流機器である。包装機80は、フィルム95及び被搬送物90を第2搬送方向Yに搬送するとともに被搬送物90をフィルム95により順次包装することによって、包装物99を順次作製する。
包装機80は例えば逆ピロー包装機である。包装機80は、第2搬送方向Yの上流から下流に向かって順に、製袋器81,センターシール装置82、エンドシール装置83を備える。また、包装機80は、製袋器81に帯状のフィルム95を連続的に供給するフィルム供給機84も備える。製袋器81は、フィルム95の両側部(以下、縦綴じ目という)を重ね合わせるようにして、フィルム95を筒状に丸めることによって被搬送物90をフィルム95で包み込む。移送装置30によって製袋器81に供給された被搬送物90はその外側のフィルム95とともに第2搬送方向Yの下流へ搬送される。センターシール装置82は、フィルム95の縦綴じ目を連続的にシールする。エンドシール装置83は、フィルム95のうち隣り合う被搬送物90の間の部分を周期的にシールすることによって横綴じ目を形成するとともに、その横綴じ目を切断する。
包装機80の動力源、つまり、フィルム供給機84の供給モータ及びエンドシール装置83のドライブモータは制御装置70によって制御される。これにより、包装機80の速度は一定速度に制御される。包装機80の速度とは、フィルム供給機84によって供給されるフィルム95の走行速度のことをいう。
図2は、搬送機10によって搬送される被搬送物90の斜視図である。被搬送物90は、薄く扁平な複数の物品91の集合品である。複数の物品91が小端立て状に起立して、第1搬送方向Xに積み重ねられて寄せ集められていることによって、被搬送物90が構成される。
[2] 搬送機
図3~図6を参照して、搬送機10について説明する。図3は、第1搬送方向Xの上流から下流に向かって見て示した搬送機10及び移送装置30の正面図である。図4は、搬送機10及び移送装置30の平面図である。図5は、第2搬送方向Yの上流から下流に向かって見て示した搬送機10及び移送装置30の側面図である。図6は、第2搬送方向Yの下流から上流に向かってから見て示した搬送機10及び移送装置30の側面図である。なお、図4では、搬送機10及び移送装置30の構成が把握しやすくするため、被搬送物90の図示を省略する。
搬送機10はバケットコンベヤである。搬送機10は、一対のテールプーリー11と、一対のヘッドプーリー12と、一対の無端ベルト13と、一対のモータ14と、複数のバケット15とを有する。
一対のテールプーリー11は、第1搬送方向Xにおける上流側において第2搬送方向Yに並んだ状態で、機枠に回転可能に取り付けられている。一対のヘッドプーリー12は、第1搬送方向Xにおける下流側において第2搬送方向Yに並んだ状態で、機枠に回転可能に取り付けられている。送出位置X1は、テールプーリー11とヘッドプーリー12との間にあるとともに、ヘッドプーリー12寄りにある。
一方の無端ベルト13が一方のプーリー11,12に巻き掛けられて、他方の無端ベルト13が他方のプーリー11,12に巻き掛けられ、これら無端ベルト13が第1搬送方向Xに沿って互いに平行に配置されている。テールプーリー11がモータ14に連結されている。テールプーリー11がモータ14によって間欠的に駆動されることによって、無端ベルト13が第1搬送方向Xに間欠的に走行する。モータ14は、制御装置70(図1に図示)によって制御される。
なお、無端ベルト13に代えて無端チェーンが採用され、且つ、プーリー11,12に代えてスプロケットが採用されてもよい。
複数のバケット15が一対の無端ベルト13の間に第2搬送方向Yに架け渡されるようにして無端ベルト13に取り付けられている。これらバケット15は無端ベルト13の外周面に沿って等間隔で第1搬送方向Xに配列されている。無端ベルト13がモータ14によって駆動されることによって、バケット15が第1搬送方向Xに移動する。
図7は、バケット15の斜視図である。バケット15は、被搬送物90が載せられる凹部15aを上面に有するとともに、被搬送物90の物品91の下部がそれぞれ立て掛けられる複数のガイド溝15bを凹部15aの底に有する。これらガイド溝15bは第2搬送方向Yに沿って互いに平行に設けられている。物品91の下部がそれぞれガイド溝15bに立て掛けられることによって、これら物品91が第1搬送方向Xに積み重ねられて寄せ集められている。これら物品91は凹部15aから上方に突き出ているため、後述の押送部材55,65がその突き出た部分に当たって物品91を押送し得る。
凹部15a及びガイド溝15bは、バケット15の側面(第2搬送方向Yにおける下流側の側面)で開口する。そのため、物品91をガイド溝15bに沿って移動させて、ガイド溝15bから第2搬送方向Yの下流側へ出せる。
[3] 移送装置
続いて、図3~図6を参照して、移送装置30について説明する。
移送装置30は、搬送台31、第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60を有する。
[3-1] 搬送台
搬送台31は、送出位置X1における搬送機10の脇から第2搬送方向Yに沿って包装機80の製袋器81まで設けられている。
図8は、搬送台31の斜視図である。第1搬送方向Xにおける搬送台31の両側の側部には、サイドガイド32,33が第2搬送方向Yに沿ってそれぞれ設けられている。サイドガイド32,33は搬送台31の側部から上方に突出するように設けられており、搬送台31上の被搬送物90が横からサイドガイド32,33によって支えられる。このようなサイドガイド32,33が搬送台31の両側の側部にそれぞれ設けられることによって、搬送台31及びサイドガイド32,33からなる搬送路が構成される。搬送路は、送出位置X1における搬送機10の脇から第2搬送方向Yに沿って包装機80の製袋器81まで設けられている。
サイドガイド32,33の互いに向かい合う内壁面のうち上流部分32a,33aは、第1搬送方向X及び第2搬送方向Yによって規定される平面に対して垂直に立てられている。サイドガイド32,33の内壁面のうち下流部分32b,33bは、上流部分32a,33aから第2搬送方向Yの下流へ続いているとともに、第1搬送方向X及び第2搬送方向Yによって規定される平面に対して斜めに立てられている。下流部分32b,33bは上流部分32a、32aに沿った垂直面から同一の方向へ傾斜している。つまり、サイドガイド32の内壁面の下流部分32bが外側に倒れ、サイドガイド33の内壁面の下流部分33bが内側に倒れている。垂直面からの下流部分32b,33bの傾斜角は上流から下流に向かって漸増する。
なお、追加的なガイドが、サイドガイド32とサイドガイド33との間において第2搬送方向Yに沿って搬送台31上に設けられていてもよい。この追加的なガイドの両側面のうちサイドガイド32側の側面の上流部分はサイドガイド32の内壁面の上流部分32aに対して平行であり、その側面の下流部分はサイドガイド32の内壁面の下流部分32bに対して平行である。反対側の側面の上流部分はサイドガイド33の内壁面の上流部分33aに対して平行であり、その側面の下流部分はサイドガイド33の内壁面の下流部分33bに対して平行である。
搬送台31の上面には、複数のガイド溝35が第2搬送方向Yにほぼ沿って形成されている。ガイド溝35の上流部分35aは第2搬送方向Yに対して平行に形成され、それよりも下流部分35bは下流に向かってサイドガイド33の方へ斜めに形成されている。第2搬送方向Yにおいてガイド溝35の上流部分35aが形成されている範囲は、第2搬送方向Yにおいてサイドガイド32,33の内壁面の上流部分32a,33aが形成されている範囲に重なっている。第2搬送方向Yにおいてガイド溝35の下流部分35bが形成されている範囲は、第2搬送方向Yにおいてサイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,32bが形成されている範囲に重なっている。なお、サイドガイド33は、内壁面の下流部分33bが内側に倒れたものであり、サイドガイド32は、内壁面の下流部分32bが外側に倒れたものである。
バケット15が送出位置X1に位置すると、搬送台31のガイド溝35がバケット15のガイド溝15bから第2搬送方向Yの下流へ連なって続く。そのため、ガイド溝15bにある物品91は、後述の押送部材55,65によって第2搬送方向Yの下流へ押送されることによってガイド溝15bからガイド溝35へ載せ換えられる。物品91がガイド溝35に沿って第2搬送方向Yの下流へ搬送されると、物品91の下部がガイド溝35の下流部分35bによってサイドガイド33の方へ寄り、物品91がサイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bによってサイドガイド32の方へ将棋倒しになる。物品91が将棋倒しになると、物品91に付与される搬送抵抗力が増加する。
[3-2] 第1押送コンベヤ及び第2押送コンベヤ
第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60は、搬送機10及び搬送台31の上方において第1搬送方向Xに並列されるよう設けられている。第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60は、送出位置X1に順次搬送される被搬送物90を交互に包装機80の製袋器81に押送する。つまり、第1押送コンベヤ50は、送出位置X1に順次搬送される被搬送物90を1つ置きに包装機80の製袋器81に順次押送し、第2押送コンベヤ60は、第1押送コンベヤ50によって搬送される被搬送物90の間の被搬送物90を包装機80の製袋器81に順次押送する。
第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60は、個別に動力源を有することによって、互いに独立して搬送速度を制御し得る。図9は、搬送機10、第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60の搬送速度の変化を示したタイミングチャートである。図9に示すように、第1押送コンベヤ50が被搬送物90を押送する第1サイクルT1では、第1押送コンベヤ50の搬送速度が最大速度V1まで増加した後に、包装機80の速度に等しい又は近似した速度V2にまで減速するところ、第2押送コンベヤ60の搬送速度は第1押送コンベヤ50の搬送速度から独立している。第2押送コンベヤ60が被搬送物90を押送する第2サイクルT2では、第2押送コンベヤ60の搬送速度が最大速度V1まで増加した後に、包装機80の速度に等しい又は近似した速度V2にまで減速するところ、第1押送コンベヤ50の搬送速度は第2押送コンベヤ60の搬送速度から独立している。
続いて、第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60の構成について詳細に説明する。
第1押送コンベヤ50は、第1テールプーリー51と、第1ヘッドプーリー52と、第1無端ベルト53と、第1モータ54と、2つの第1押送部材55とを有する。第2押送コンベヤ60は、第2テールプーリー61と、第2ヘッドプーリー62と、第2無端ベルト63と、第2モータ64と、2つの第2押送部材65とを有する。第1押送部材55の数及び第2押送部材65の数は1であってもよいし、3以上であってもよい。第1押送部材55の数及び第2押送部材65の数は、送出位置X1から包装機80での間隔に応じて設計変更される。
テールプーリー51,61は、送出位置X1における搬送機10の脇の上方において第1搬送方向Xに並んだ状態で、機枠に回転可能に取り付けられている。テールプーリー51,61は、搬送機10よりも第2搬送方向Yの上流側の上方に配設されている。
ヘッドプーリー52,62は、搬送台31の第2搬送方向Yの下流の端及び製袋器81の上方において第1搬送方向Xに並んだ状態で、機枠に回転可能に取り付けられている。
第1無端ベルト53はプーリー51,52に巻き掛けられ、第2無端ベルト63はプーリー61,62に巻き掛けられ、これら無端ベルト53,63は第2搬送方向Yに沿って互いに平行に配置されている。
第1モータ54が第1テールプーリー51に連結されている。第1テールプーリー51が第1モータ54によって駆動されることによって、第1無端ベルト53が第2搬送方向Yに走行する。第2モータ64が第2テールプーリー61に連結されている。第2テールプーリー61が第2モータ64によって駆動されることによって、第2無端ベルト63が第2搬送方向Yに走行する。
第1押送部材55は第1無端ベルト53に取り付けられ、第2押送部材65は第2無端ベルト63に取り付けられている。第1押送部材55と第2押送部材65は無端ベルト53,63の外周面に沿って互い違いに等間隔で第2搬送方向Yに配列されている。第1無端ベルト53が第1モータ54によって駆動されることによって、第1押送部材55が第2搬送方向Yに移動する。第2無端ベルト63が第2モータ64によって駆動されることによって、第2押送部材65が第2搬送方向Yに移動する。
[4] 動作
[4-1] 搬送機及び包装機の動作
制御装置70が搬送機10のモータ14を間欠的に駆動することによって、無端ベルト13の走行と一時停止が交互に繰り返されて、搬送機10が被搬送物90を第1搬送方向Xに間欠的に搬送する。搬送機10が一時停止する時には、何れかのバケット15が送出位置X1に停止する。
ここで、図9に示すように、第1サイクルT1及び第2サイクルT2の前半において、搬送機10が一時停止し、第1サイクルT1及び第2サイクルT2の後半において、搬送機10が作動する。具体的には、時間t0は第1サイクルT1の開始時且つ第2サイクルT2の終了時であるところ、時間t0に搬送機10の一時停止が開始する。その後、搬送機10の一時停止が終了して搬送機10の搬送が開始する。その後の時間t5は第1サイクルT1の終了時且つ第2サイクルT2の開始時であるところ、時間t5に搬送機10の一時停止が開始する。その後、搬送機10の一時停止が終了して搬送機10の搬送が開始する。
搬送機10が被搬送物90を間欠的に搬送する際には、包装機80が制御装置70によって制御されることによって連続的に動作する。つまり、フィルム供給機84がフィルム95を一定速度で連続的に供給し、センターシール装置82がフィルム95の縦綴じ目を連続的にシールし、エンドシール装置83が周期的にフィルム95をシールして切断する。
[4-2] 移送装置の動作
制御装置70が押送コンベヤ50,60のモータ54,64を制御することによって、第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60が、送出位置X1に順次搬送される被搬送物90を交互に包装機80へ搬送する。
ここで、搬送機10が時間t0に一時停止する直前では、図10に示すように、第1押送部材55が送出位置X1の被搬送物90から第2搬送方向Yの上流に離れた位置に待機しているとともに、次の上側の第2押送部材65が第2無端ベルト63の上部戻り面に沿って第2ヘッドプーリー62から第2テールプーリー61に戻る。
その後、時間t0において搬送機10が停止すると、図11に示すように、第1押送部材55が第2搬送方向Yに移動し始めて、加速する。そして、第1押送部材55が被搬送物90に当たる頃には、第1押送部材55の速度が包装機80の速度を超える。その後、図12に示すように、第1押送部材55が加速しながら、被搬送物90を送出位置X1の第2搬送方向Yに押送すると、被搬送物90の物品91が第1押送部材55によってバケット15のガイド溝15bから搬送台31のガイド溝35に掻き出される。その後、図13に示すように被搬送物90の全体が搬送台31に載せ換えられた後の時間t1に、第1押送部材55の速度が最大速度V1に到達する。なお、被搬送物90が第1押送部材55によって押送されている最中に、次の第2押送部材65は、第2テールプーリー61の周りを下方へ回って、送出位置X1のバケット15から第2搬送方向Yの上流に離れた位置に待機する。
その後、第1押送部材55が最大速度V1で被搬送物90を押送する最中の時間t2には、被搬送物90がサイドガイド32,33の内壁面の上流部分32a,33aと下流部分32b、33bの境界に到達する。そのため、その後、物品91の下部がガイド溝35の下流部分35bによってサイドガイド33の方へ寄るとともに、被搬送物90の物品91がサイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bによってサイドガイド32の方へ段々将棋倒しになる。垂直面からの下流部分32b,33bの傾斜角が上流から下流に向かって漸増することに伴って、物品91に付与される搬送抵抗力が漸増する。よって、物品91が高速な第1押送部材55によって第2搬送方向Yの下流へ弾き飛ばされることがない。なお、被搬送物90がサイドガイド32,33の内壁面の上流部分32a,33aと下流部分32b、33bの境界に到達した時間t2の直後に、搬送機10の一時停止が終了して搬送機10の搬送が再開するため、次のバケット15及びその上に被搬送物90が送出位置X1へ搬送される。
その後、被搬送物90の物品91がガイド溝35の下流部分35bに沿って下流へ第1押送部材55によって押送されるところ、時間t3に第1押送部材55の減速が開始する。そして、図14に示すように被搬送物90が製袋器81に到達する直前の時間t4に、第1押送部材55が包装機80の速度に等しい又は近似した速度V2まで減速すると、その後、第1押送部材55が速度V2で定速移動する。その後の時間t5には、図15に示すように被搬送物90が第1押送部材55によって製袋器81に供給される。よって、被搬送物90が製袋器81によってフィルム95に包み込まれて、フィルム95に従動して包装機80に取り込まれる。時間t5における第1押送部材55の速度V2は、第1押送部材55が被搬送物90をバケット15から搬送台31に掻き出す時の速度よりも遅い。
なお、上述のように第1押送部材55が無端ベルト53の下部の搬送面に沿って送出位置X1から包装機80の製袋器81まで被搬送物90を押送する時には、もう一方の第1押送部材55が無端ベルト53の上部戻り面に沿って第1テールプーリー51に戻る。
時間t5の後、第1押送部材55が第2ヘッドプーリー62の周りを上方へ回って、待機する。それに並行して、もう一方の第1押送部材55が第2テールプーリー61の周りを下方へ回って、送出位置X1のバケット15から第2搬送方向Yの上流に離れた位置に待機する。
被搬送物90が製袋器81に供給される時間t5には、次の被搬送物90が送出位置X1に到達して、搬送機10が停止する。その時には、第2押送部材65が第2搬送方向Yに移動し始めて、加速する。そして、第2押送部材65が被搬送物90に当たる頃には、第2押送部材65の速度が包装機80の速度を超える。その後、第2押送部材65が加速しながら、被搬送物90を送出位置X1の第2搬送方向Yに押送すると、被搬送物90の物品91が第2押送部材65によってバケット15のガイド溝15bから搬送台31のガイド溝35に掻き出される。その後、被搬送物90の全体が搬送台31に載せ換えられた後の時間t6に、第2押送部材65の速度が最大速度V2に到達する。
その後、第2押送部材65が最大速度V1で被搬送物90を押送する最中の時間t7には、被搬送物90がサイドガイド32,33の内壁面の上流部分32a,33aと下流部分32b,33bの境界に到達する。そのため、その後、被搬送物90の物品91がサイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bによってサイドガイド32の方へ段々将棋倒しになり、物品91に付与される搬送抵抗力が漸増する。時間t7の直後に、搬送機10の一時停止が終了して搬送機10の搬送が再開するため、次のバケット15及びその上に被搬送物90が送出位置X1へ搬送される。
その後、被搬送物90の物品91がガイド溝35の下流部分35bに沿って下流へ第2押送部材65によって押送されるところ、時間t8に第1押送部材55の減速が開始する。そして、被搬送物90が製袋器81に到達する前の時間t9に、第2押送部材65が包装機80の速度に等しい又は近似した速度V2まで減速すると、その後、第2押送部材65が速度V2で定速移動する。その後の時間t0には、被搬送物90が製袋器81に到達して、被搬送物90が第1押送部材55によって製袋器81に供給される。よって、被搬送物90が製袋器81によってフィルム95に包み込まれて、フィルム95に従動して包装機80に取り込まれる。時間t0における第2押送部材65の速度V2は、第2押送部材65が被搬送物90をバケット15から搬送台31に掻き出す時の速度よりも遅い。
なお、上述のように第2押送部材65が無端ベルト63の下部の搬送面に沿って送出位置X1から包装機80の製袋器81まで被搬送物90を押送する時には、もう一方の第2押送部材65が無端ベルト63の上部戻り面に沿って第2ヘッドプーリー62から第2テールプーリー61へ戻る。
時間t0の後、第2押送部材65が第2ヘッドプーリー62の周りを上方へ回って、停止する。それに並行して、もう一方の第2押送部材65が第2テールプーリー61の周りを下方へ回って、送出位置X1のバケット15から第2搬送方向Yの上流に離れた位置に待機する。
[5] 有利な効果
(1) 第1押送コンベヤ50と第2押送コンベヤ60が第1搬送方向Xに並列されているため、第1押送コンベヤ50による被搬送物90の押送と第2押送コンベヤ60による被搬送物90の押送を交互に行える。また、第1押送コンベヤ50が被搬送物90を押送する第1サイクルT1には、第2押送コンベヤ60が第1押送コンベヤ50の動作から独立して、次の被搬送物90の押送の準備を行えるとともに、搬送機10が次の被搬送物90を送出位置X1に搬送することができる。第2押送コンベヤ60が被搬送物90を押送する第2サイクルT2には、第1押送コンベヤ50が第2押送コンベヤ60の動作から独立して、次の被搬送物90の押送の準備を行えるとともに、搬送機10が次の被搬送物90を送出位置X1に搬送することができる。よって、上流の搬送機10の動作に合わせて、移送装置10によって被搬送物90をバケット15から搬送台31に高速に掻き出すことができるとともに、下流の包装機80の動作に合わせて、移送装置30によって被搬送物90を搬送台31から包装機80に低速で安定的に供給することができる。また、送出位置X1から製袋器81までの経路長を短くすることができる。
(2) 押送コンベヤ50,60の掻き出し速度が高速であるため、搬送機10の短い一時停止時間中に被搬送物90が搬送台31に確実に載せ換えられる。
(3) 押送コンベヤ50,60が包装機80の速度に等しい又は近似した速度V2で被搬送物90を製袋器81に供給するため、フィルム95の皺及び被搬送物90の位置ずれを抑えられる。
(4) 移送装置30は、搬送機10から被搬送物90を掻き出す機能と、被搬送物90の供給速度を包装機80の速度に合わせて被搬送物90を包装機80に供給する機能を兼ね備えている。よって、特許文献1,2のように、搬送機から被搬送物を掻き出す装置の下流側且つ包装機の上流側に、包装機の速度に合わせた速度で被被搬送物を供給する供給コンベヤを別途設けなくても済む。また、送出位置X1から製袋器81までの経路長を短くすることができる。
(5) 第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60が個別に動力源を有するため、複雑な伝動機構を用いることなく、第1押送コンベヤ50及び第2押送コンベヤ60の搬送速度を互いに独立して制御できる。
(6) サイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bが上流部分32a,32aに沿った垂直面から傾斜するため、高速で搬送される被搬送物90がサイドガイド32,33の下流部分32b,33bから抵抗を受ける。よって、押送部材55,65によって被搬送物90が弾き飛ばされることがない。
(7) 押送部材55,65が減速する際には、被搬送物90がサイドガイド32,33の下流部分32b,33bから抵抗を受けている。よって、被搬送物90が慣性力によって減速中の押送部材55,65から離れることがない。
(8) 被搬送物90の物品91がサイドガイド32,33の下流部分32b,33bの傾斜によって将棋倒しになる。下流部分35bは下流に向かってサイドガイド33の方へ斜めに形成されていることから、物品91の下部がガイド溝35の下流部分35bによってサイドガイド33の方へ寄り、これにより、物品91の将棋倒しが効率的に行われる。
[6] 変形例
包装システムの各構成要素を以上の実施形態から変更してもよい。以上の実施形態からの変更点について以下に説明する。以下に説明する2以上の変更点は、可能な限り組み合わせて適用してもよい。
(1) 上記実施形態では、第1押送コンベヤ50が間欠的に停止し、押送部材55が第2サイクルT2の後半に送出位置X1のバケット15から第2搬送方向Yの上流に離れた位置に待機する。それに対して、第1押送コンベヤ50が一時停止せずに、連続的に運転されてもよい。第2押送コンベヤ60についても同様である。
(2) 上記実施形態では、被搬送物90が集合品である。それに対して、被搬送物90が物品単体であってもよい。
(3) 上記実施形態では、サイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bが傾斜することによって、高速で搬送される被搬送物90が下流部分32b,33bから抵抗を受け、搬送路の下流部分が被搬送物90に与える搬送抵抗力は、搬送路の上流部分が被搬送物90に与える搬送抵抗力よりも大きくなっている。それに対して、他の手段によって被搬送物90が抵抗を受けてもよい。
例えば、サイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bがシボ加工等により凹凸に形成され、被搬送物90がそのような凹凸から抵抗を受けてもよい。
ガイド溝35の下流部分35bの内面がシボ加工等により凹凸に形成され、被搬送物90の物品91がそのような凹凸から抵抗を受けてもよい。
サイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bの摩擦係数が上流部分32a,33aの摩擦係数よりも大きく、下流部分32b,33bの摩擦係数が下流に向かって漸増するものとしてもよい。
ガイド溝35の下流部分35bの内面の摩擦係数が上流部分35aの摩擦係数よりも大きく、下流部分35bの摩擦係数が下流に向かって漸増するものとしてもよい。
ガイド溝35の下流部分35bの深さが下流に向かって漸減することによって、下流部分35bが下流に向かって上りに傾斜してもよい。また、ガイド溝35の下流部分35bの深さが上流から下流にかけて一定のまま、下流部分35bが下流に向かって上り傾斜してもよい。この場合、無端ベルト53,63の搬送面の下流側部分も下流部分35bと平行となるように上りに傾斜する。
搬送台31の下流部分の上で押送される被搬送物90に向けて、第2搬送方向Yの下流から上流に向かってエアを吹き付けることによって、被搬送物90に抵抗を与えてもよい。
搬送台31の上面の下流部分に、被搬送物90の搬送方向とは逆方向に走行する低摩擦なベルトを設け、そのベルトから被搬送物90に抵抗を与えてもよい。
搬送台31の上面の下流部分に、被搬送物90の搬送方向と同一方向に被搬送物90の搬送速度よりも低速で走行する高摩擦なベルトを設け、そのベルトから被搬送物90に抵抗を与えてもよい。
被搬送物90がサイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bの間を通過する際に、シャッター機構が搬送台31の上面又はサイドガイド32,33の内壁面から邪魔板等の障害物を進出させることによって、その障害物から被搬送物90に抵抗を与えてもよい。
サイドガイド32,33の下流部分の間隔が上流部分の間隔よりも狭くてもよい。その場合、サイドガイド32,33の下流部分の間隔が下流に向かって漸減することによって、物品91に付与される搬送抵抗力が漸増する。
(4) 上記実施形態では、移送装置30の下流側に設けられる下流機器が包装機80である。それに対して、包装機80の代わりにコンベヤが移送装置30の下流側に設けられてもよい。このコンベヤは、一時停止せずに、一定速度で被搬送物90を搬送するところ、コンベヤの搬送速度は包装機80におけるフィルム95の走行速度と等しい。
(5) 上記実施形態では、被搬送物90の全体が搬送台31に載せ換えられた後に、押送部材55,65の速度が最大速度に到達する。それに対して、被搬送物90がバケット15から搬送台31に掻き出されている時に、押送部材55,65の速度が最大速度に到達してもよい。
(6) 上記実施形態では、2機の押送コンベヤ50,60が第1搬送方向Xに並列されるよう設けられている。それに対して、3機以上の押送コンベヤが第1搬送方向Xに並列されるよう設けられてもよい。
(7) サイドガイド32,33の内壁面の下流部分32b,33bが、上流部分32a,33aと同様に、第1搬送方向X及び第2搬送方向Yによって規定される平面に対して垂直に立てられ、ガイド溝35の下流部分35bが、上流部分35aと同様に、第2搬送方向Yに対して平行に形成されてもよい。この場合、押送される被搬送物90の物品91は、将棋倒しにならない。
(8) ガイド溝15bの数及びガイド溝35の数は、被搬送物90の物品91の数よりも多く、又は少なくてもよい。ガイド溝15bの数及びガイド溝35の数が被搬送物90の物品91の数よりも少ない場合、少なくとも1つのガイド溝15bには複数の物品91が立て掛けられ、少なくとも1つのガイド溝35にも複数の物品91が立て掛けられる。
10…搬送機
30…移送装置
31…搬送台
32,33…サイドガイド
32a,33a…サイドガイドの内壁面の上流部分
32b,33b…サイドガイドの内壁面の下流部分
35…ガイド溝
35a…ガイド溝の上流部分
35b…ガイド溝の下流部分
50…第1押送コンベヤ
60…第2押送コンベヤ
80…包装機
90…被搬送物
91…物品

Claims (7)

  1. 第1搬送方向に配列された複数の被搬送物を第1搬送方向に間欠的に搬送する搬送機から、前記搬送機によって送出位置まで搬送されて一時停止した前記被搬送物を、前記第1搬送方向に直交する第2搬送方向に前記被搬送物を搬送する下流機器へ移送する移送装置であって、
    前記送出位置から前記下流機器まで前記第2搬送方向に沿って設けられた搬送路と、
    前記搬送機及び前記搬送路の上方において前記第1搬送方向に並列されるよう設けられ、前記搬送機によって前記送出位置に順次搬送される前記被搬送物を前記送出位置から前記下流機器まで交互に押送する第1押送コンベヤ及び第2押送コンベヤと、を備え、
    前記第1押送コンベヤ及び前記第2押送コンベヤは、前記被搬送物を前記送出位置から前記搬送路に掻き出した後、前記被搬送物を前記搬送路に沿って押送して、前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給し、
    前記第1押送コンベヤが前記被搬送物を前記送出位置から前記搬送路に掻き出す時の前記第1押送コンベヤの速度を、前記第1押送コンベヤが前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給する時の前記第1押送コンベヤの速度よりも速くし、
    前記第2押送コンベヤが前記被搬送物を前記送出位置から前記搬送路に掻き出す時の前記第2押送コンベヤの速度を、前記第2押送コンベヤが前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給する時の前記第2押送コンベヤの速度よりも速くする
    移送装置。
  2. 前記搬送路の下流部分が前記被搬送物に与える搬送抵抗力が、前記搬送路の上流部分が前記被搬送物に与える搬送抵抗力よりも大きくなるよう、前記搬送路が設けられている
    請求項1に記載の移送装置。
  3. 前記搬送路が、
    前記送出位置から前記下流機器まで前記第2搬送方向に沿って設けられた搬送台と、
    前記第2搬送方向に沿って前記搬送台の両側の側部にそれぞれ設けられ、前記搬送台の両側の側部から上方へそれぞれ突出する一対のサイドガイドと、を有し、
    前記サイドガイドの互いに向かい合う内壁面のうち上流部分は、前記第1搬送方向及び前記第2搬送方向によって規定される平面に対して垂直に立てられ、下流部分は、前記上流部分に沿った面から同一の方向へ傾斜する
    請求項1又は2に記載の移送装置。
  4. 前記サイドガイドの互いに向かい合う内壁面の前記下流部分の傾斜角は、前記第2搬送方向の上流から下流に向けて漸増する
    請求項3に記載の移送装置。
  5. 前記被搬送物は、小端立て状に起立するとともに前記第1搬送方向に積み重ねられた複数の物品からなり、
    前記搬送台が、前記送出位置から前記下流機器まで前記複数の物品をそれぞれ案内する複数のガイド溝を前記サイドガイドの間の上面に有し、
    前記ガイド溝のうち上流部分は、前記第2搬送方向に対して平行に形成され、下流部分は、下流に向けて、前記一対のサイドガイドのうち内壁面の下流部分が内側に倒れたサイドガイドの方へ斜めに形成されている
    請求項3又は4に記載の移送装置。
  6. 前記第1押送コンベヤが前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給する時の前記第1押送コンベヤの速度は、前記下流機器の速度に等しく又は近似し、
    前記第2押送コンベヤが前記被搬送物を前記搬送路から前記下流機器に供給する時の前記第2押送コンベヤの速度は、前記下流機器の速度に等しく又は近似する
    請求項1から5の何れか一項に記載の移送装置。
  7. 前記第1押送コンベヤ及び前記第2押送コンベヤが個々に独立した動力源を有する
    請求項1から6の何れか一項に記載の移送装置。
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