JP2022133260A - コンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート強度試験用供試体を形成するための箱型の樹脂製型枠において、コンクリートを充填した際に型枠の対向する長辺側の2側面が外方に膨出する変形を起こすのを防止し、所定の寸法許容差内に収めるようにする。【解決手段】周方向の4側面4A~4Dと底面5とにより箱型形状を成す樹脂製の型枠本体部2と、この型枠本体部2の開口部Aを囲むように周方向に沿って設けられた樹脂製のフランジ部3とから構成されるとともに、前記型枠本体部2の外周面に複数条のリブ6が所定間隔をもって連続的に形成されたコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠1において、前記周方向の4側面4A~4Dは、対向する長辺側の2側面4A,4Bと対向する短辺側の2側面4C、4Dとからなり、コンクリートを充填した際に前記対向する長辺側の2側面4A、4Bが外方に膨出する変形を防止するための変形防止金具10(11)を着脱自在に設置する。【選択図】図7
Description
本発明は、コンクリートの曲げ強度試験や長さ変形試験用供試体を作製するための樹脂製型枠に関する。
コンクリートの強度試験の一つに曲げ強度試験があり、日本工業規格:JIS A1132に供試体の作り方が規定されている。そして、この曲げ強度試験用の供試体を作製するための型枠が幾つか提案されている。
例えば下記特許文献1には、底板と、前記底板上に立設される2枚の側板と、前記底板上に立設された2枚の前記側板の間に立設される2枚の端板とを備え、上方が開口した直方体状に組立固定されるコンクリートの曲げ強度試験用供試体型枠であって、前記側板および前記端板は、前記側板と前記端板とを貫通して連結する連結部材を介して締め付けて構成されるコンクリートの曲げ強度試験用供試体型枠が開示されている。
しかしながら、前記特許文献1に係る型枠の場合は、鋼製の部品点数が多く、組み立てが煩雑であると共に、鋼製型枠は重量が重く、人手による組み立て作業が大変で、作業の手間やコストが掛るばかりでなく、脱型後においても、再利用する必要があるため、使用後は型枠清掃が必要となり、さらに清掃作業の手間やコストが掛るという問題点があった。
そこで、本出願人等は、下記特許文献2において、コンクリート強度試験用供試体を形成するための箱型の型枠であって、合成樹脂で側面及び底面が一体成型の箱型に形成され、前記箱型の上面外周部に所要幅のフランジ部が形成されると共に、前記側面及び底面の外周部分には複数条のリブが所要間隔をもって連続的に形成されているコンクリート強度試験供試体用の軽量化した樹脂製型枠を提案した。
前記特許文献2に係る型枠によれば、樹脂による一体成型品であるため、従来の鋼製型枠のような組立作業が不要であると共に、鋼製型枠のような隙間がないのでコンクリートの漏れが生じないばかりでなく、軽量であって持ち運びが容易で、作業性が良く大幅なコストダウンが図れるという効果を奏するようになる。
しかしながら、素材が樹脂であるため、剛性不足によりコンクリートを充填した際に、対向する長辺側の2側面で外方に膨出する変形を起こし、供試体の寸法誤差が許容寸法以内に収まらない事態が発生することがあった。なお、日本工業規格:JIS A1132では、供試体の寸法許容差は断面の幅で0.5%以内とすること、及び供試体の側面と底面との間の角度は90±0.5%とすることが規定されている。
また、前記型枠ではコンクリート充填後の脱型の便宜のために、箱形部の外側四隅コーナー部において側面からフランジ部に掛けて一対のV字状の切込み溝を近接して設けて前記切込み溝を引き裂くようにしながら四隅部分をコンクリートから引き剥がすようにしているが、この脱型作業は手作業で樹脂型枠を引き裂くのに労を要する作業となっており、脱型作業の容易化が望まれていた。
そこで本発明の主たる課題は、コンクリート強度試験用供試体を形成するための箱型の樹脂製型枠において、コンクリートを充填した際に型枠の対向する長辺側の2側面が外方に膨出する変形を起こすのを防止し、供試体寸法を所定の寸法許容差内に収めることにある。
また第2に、前記樹脂製型枠において、コンクリート充填後の脱型作業の容易化を図ることにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、一面が開口部とされ周方向の4側面と底面とにより箱型形状を成す樹脂製の型枠本体部と、この型枠本体部の開口部を囲むように周方向に沿って設けられた樹脂製のフランジ部とから構成されるとともに、前記型枠本体部の外周面に複数条のリブが所定間隔をもって連続的に形成されたコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠において、
前記周方向の4側面は、対向する長辺側の2側面と対向する短辺側の2側面とからなり、コンクリートを充填した際に前記対向する長辺側の2側面が外方に膨出する変形を防止するための変形防止金具を着脱自在に設置したことを特徴とするコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠が提供される。
前記周方向の4側面は、対向する長辺側の2側面と対向する短辺側の2側面とからなり、コンクリートを充填した際に前記対向する長辺側の2側面が外方に膨出する変形を防止するための変形防止金具を着脱自在に設置したことを特徴とするコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠が提供される。
上記請求項1記載の発明では、コンクリートを充填した際に前記対向する長辺側の2側面が外方に膨出する変形を防止するための変形防止金具を着脱自在に設置したことにより、樹脂製型枠の変形を防止して供試体寸法を所定の寸法許容差内に収めることが可能となる。
請求項2に係る本発明として、前記樹脂製型枠は、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂によって製作されている請求項1記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠が提供される。
上記請求項2記載の発明は、樹脂製型枠の素材として好適な例を挙げたものである。樹脂製型枠の素材としては、例えばABS樹脂、ポリエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂を用いて作製することが望ましい。
請求項3に係る本発明として、前記変形防止金具は、コ字状又はU字状に加工された棒状鋼材とされ、前記長辺側のフランジ部の中央にそれぞれ通孔が形成され、前記棒状鋼材の両端部を前記通孔に差し込んで設置することにより対向する長辺側の2側面の変形を防止するようにしてある請求項1記載のコンクリート強度試験用供試体の樹脂製型枠が提供される。
上記請求項3記載の発明は、前記変形防止金具の具体例を示したものである。具体的には、前記変形防止金具はコ字状又はU字状に加工された棒状鋼材とし、前記長辺側のフランジ部の中央にそれぞれ通孔を形成しておき、前記棒状鋼材の両端部を前記通孔に差し込んで設置するようにした金具を挙げることができる。前記棒状部材が長辺側フランジ間に横架して設置されることにより対向する長辺側の2側面の変形を効果的に防止することが可能となる。
請求項4に係る本発明として、前記変形防止金具は、嵌合部を有する加工鋼材とされ、前記型枠本体部の長辺側中央部において、下方側から前記嵌合部に型枠本体部を嵌め込むように前記加工鋼材を設置することにより対向する長辺側の2側面の変形を防止するようにしてある請求項1記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠が提供される。
上記請求項4記載の発明は、前記変形防止金具の具体例を示したものである。具体的には、前記変形防止金具は、嵌合部を有する加工鋼材とし、前記型枠本体部の長辺側中央部において、下方側から前記嵌合部に型枠本体部を嵌め込むように設置するようにした金具を挙げることができる。前記加工鋼材を設置することにより対向する長辺側の2側面の変形を効果的に防止することが可能となる。
請求項5に係る本発明として、前記フランジ部において、前記開口部の縁からフランジ部の外縁までの区間に亘ってスリット溝を複数本形成するとともに、前記型枠本体部の外面に対して前記スリット溝に実質的に連続するように前記底面までの区間に亘って断面V字状に薄肉化された切込み溝を形成した請求項1~4いずれかに記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠が提供される。
上記請求項5記載の発明では、前記樹脂製型枠のフランジ部において、前記開口部の縁からフランジ部の外縁までの区間に亘ってスリット溝を複数本形成しているとともに、前記型枠本体部の外面に対して前記スリット溝に実質的に連続するように前記底面までの区間に亘って断面V字状に薄肉化された切込み溝を形成するようにしている。従って、最も引き裂き難いフランジ部にスリット溝が形成され、初めから切断されていることにより、幾つかに分断された各フランジ片をペンチ等で摘まんで、そのまま引き剥がすことにより容易に脱型を行うことができるようになる。
請求項6に係る本発明として、前記スリット溝は、前記フランジ部の内、対向する短辺側のフランジ部に対して形成されている請求項5記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠が提供される。
上記請求項6記載の発明では、前記スリット溝は、前記フランジ部の内、対向する短辺側のフランジ部に対して形成するようにしたものである。対向する長辺側フランジ部は、前述したように変形が問題となるため、これら長辺側のフランジ部にスリット溝を形成したのでは変形を助長する結果になるため、変形が問題とならない短辺側のフランジ部に前記スリット溝を形成することが望ましい。
以上詳説のとおり本発明によれば、コンクリート強度試験用供試体を形成するための箱型の樹脂製型枠において、コンクリートを充填した際に型枠の長辺側の2側面が外方に膨出する変形を起こすのを防止し、供試体寸法を所定の寸法許容差内に収めることが可能となる。
また、前記樹脂製型枠において、コンクリート充填後の脱型作業の容易化を図ることできるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1に示されるように、本発明に係るコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠1は、箱型形状を成す型枠であり、その素材はその素材は耐熱性、機械的強度、耐油性、耐衝撃性、光沢性、加工性に優れたABS樹脂や、コンクリートとの剥離性が良いポリエチレン樹脂好ましくは高密度のポリエチレン樹脂、またはポリプロピレン樹脂等の合成樹脂によって製作されている。これらの中でも、ABS樹脂が機械的強度、耐衝撃性や加工性の点で望ましい。
製作される供試体は、JIS A1132に準拠すれば、正方形の角柱体とされ、その標準断面寸法は、100mm×100mm又は150mm×150mmとされる。また、供試体の長さLは、断面の一辺の長さBの3倍より80mm以上長いものとされる。
前記樹脂製型枠1は、一面が開口部Aとされ周方向の4つの側面4A~4Dと底面5とからなる型枠本体部2と、この型枠本体部2の開口部Aを囲むように周方向に沿って設けられた樹脂製のフランジ部3とから構成されるとともに、前記型枠本体部2の外周面には複数条のリブ6が所定間隔をもって連続的に形成されている。
前記型枠本体部2は、少なくとも肉厚が3mm以上、好ましくは3~5mm程度の樹脂で構成されている。前記周方向の4つの側面4は、対向する長辺側の2側面4A、4Bと、対向する短辺側の2側面4C、4Dとからなる。
型枠本体部2の全体の剛性(強度)を向上させるために、前記側面4A~4D及び底面5の外周面には、所要幅でかつ所要高さで複数条のリブ6が所定間隔をもって連続的に形成されている。具体的には、長辺側側面4Aから対向する長辺側側面4Bまで底面5の外表面を通して連続して形成されるリブ6a、6a…が水平方向に所定の間隔で複数条、図示例では17条形成されている。一方、短辺側側面4Cから対向する短辺側側面4Dまで底面5の外表面を通して連続して形成されるリブ6bが水平方向に所定の間隔で複数条、図示例では2条形成されている。長辺側側面4A、4Bと底面5とに連続して形成されたリブ6a、6a…と、短辺側側面4C、4Dと底面5とに連続して形成されたリブ6b、6b… とは、図5に示されるように、底面5の外表面において格子状に交差した状態となっており、このような多数のリブ6の存在によって型枠本体部2の強度及び剛性が大幅に増強されている。なお、図4において、側面4C(4D)のほぼ中央に設けられた孔7は、供試体の長さ変化を計測するための鋼棒を設置するための孔であり、長さ変化を計測しない場合は前記孔7を形成しないようにする。
一方、前記フランジ部3は、同じく少なくとも肉厚が3mm以上、好ましくは3~5mm程度の樹脂で構成されている。説明の便宜上、図2に示されるように、対向する長辺側のフランジ部を3A、3Bとし、対向する短辺側のフランジ部を3C、3Dとする。図示例では、これら長辺側フランジ3A、3Bと、短辺側フランジ3C、3Dとはほぼ同じ幅寸法とされる。
前記フランジ部3において、コンクリートを充填し硬化した後の脱型作業を容易化するために、前記開口部Aの縁からフランジ部3の外縁までの区間に亘ってスリット溝8を複数本形成するとともに、前記型枠本体部2の側面4に対して前記スリット溝8に実質的に連続するように前記底面5までの区間に亘って断面V字状に薄肉化された切込み溝9を形成している。具体的には、図2に示されるように、前記フランジ部3の対向する1組の短辺側フランジ3C、3Dにおいて、それぞれ3本のスリット溝8a~8c(8d~8f)が形成され、図4に示されるように、前記各スリット溝8の開口部端部若しくはその近傍(2mm以内)から連続して前記型枠本体部2の側面4に対して底面5までの区間に亘って断面V字状に薄肉化された切込み溝9a~9bを形成している。なお、「実質的に連続するように」とは、前記スリット溝8の開口部端部から連続する形態以外に、その近傍(2mm以内)から連続する形態をも含むことを意味する。
以上のように、樹脂製型枠1のフランジ部3に複数条のスリット溝8を形成し、かつこれから実質的に連続するように底面5までに区間に切込み溝9a、9bを形成したことによって、樹脂製型枠1を引き剥がして供試体を取り出す際には、スリット溝8によって幾つかに分断された各フランジ片をペンチ等で摘まんで、そのまま引き剥がすことにより容易に脱型を行うことができるようになる。
ところで、前記樹脂製型枠1においては、コンクリートを充填した際に型枠の長辺側の2側面4A、4Bが外方に膨出する変形を起こすのを防止し、供試体寸法を所定の寸法許容差内に収めるようにするため、変形防止用金具10(11)を着脱自在に設置するようにしている。
前記変形防止金具の第1形態例を図6に示す。変形防止金具は、コ字状に加工された棒状鋼材10とされる。棒状鋼材10は、コ字状に加工された相対的に大径の本体部10Aと、この本体部10Aの両端面から延びる相対的に細径の嵌合ピン10b、10bとからなる。前記嵌合ピン10bは先端側に向かって漸次細径化されている。
前記樹脂製型枠1においては、図1等に示されるように、前記長辺側のフランジ部3A、3Bの中央にそれぞれ通孔3a、3bが形成されており、図7に示されるように、前記棒状鋼材10の両端部(嵌合ピン10b)を前記通孔3a、3bに差し込んで設置することにより、対向する長辺側の2側面4A、4Bの変形を防止するようにしてある。前記棒状鋼材10の嵌合ピン10b(の最大径)は、前記通孔3aと同径とされ、前記通孔3a、3bに対してガタつくことなくきっちりと嵌合していることが肝要である。前記棒状鋼材10を長辺側フランジ3A、3B間に横架して設置することにより対向する長辺側の2側面4A,4Bの変形を効果的に防止することが可能となる。
次に、前記変形防止金具の第2形態例を図8に示す。変形防止金具は、嵌合部Kを有する加工鋼材11とされる。図示例では、両側に起立片11a、11aを有することにより正面視で上向きコ字状の嵌合部Kが形成された加工鋼材11が用いられている。図8に示されるように、前記型枠本体部2の長辺側中央部において、下方側から前記嵌合部Kに型枠本体部2を嵌め込むことにより対向する長辺側の2側面4A、4Bの変形を防止するようにしている。前記加工鋼材11の起立片11aの幅は、リブ6a、6a間に入る幅寸法とされ、設置状態で前記起立片11a、11aが型枠本体部2の両側面4A,4Bに密着して挟み付けることにより対向する長辺側の2側面4A,4Bの変形を効果的に防止することが可能となる。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、スリット溝8によって幾つかに分断された各フランジ片をペンチ等で摘まんで、そのまま引き剥がすことにより脱型を行うようにしたが、図9に示されるように、スリット溝8によって分割された各フランジ片にそれぞれ通孔13、13…を形成しておき、ドライバー等の棒状部材を差し込んで、そのまま引き剥がすようにしてもよい。
(2)前記加工鋼材11に関して、起立片11a、11aの変形剛性を向上させるために、図10に示されるように、起立片11aの背面に控え部材12を設けるようにして起立片11aが変形しないように補強することも可能である。
(3)上記形態例では、前記変形防止金具の第1形態例として、コ字状に加工された棒状鋼材10とした例を説明したが、この棒状部材10は図ーに示されるように、U字状に加工された棒状部材10’とすることも可能である。棒状鋼材10’は、U字状に加工された相対的に大径の本体部10A’と、この本体部10A’の両端面から延びる相対的に細径の嵌合ピン10b、10bとからなる。
(1)上記形態例では、スリット溝8によって幾つかに分断された各フランジ片をペンチ等で摘まんで、そのまま引き剥がすことにより脱型を行うようにしたが、図9に示されるように、スリット溝8によって分割された各フランジ片にそれぞれ通孔13、13…を形成しておき、ドライバー等の棒状部材を差し込んで、そのまま引き剥がすようにしてもよい。
(2)前記加工鋼材11に関して、起立片11a、11aの変形剛性を向上させるために、図10に示されるように、起立片11aの背面に控え部材12を設けるようにして起立片11aが変形しないように補強することも可能である。
(3)上記形態例では、前記変形防止金具の第1形態例として、コ字状に加工された棒状鋼材10とした例を説明したが、この棒状部材10は図ーに示されるように、U字状に加工された棒状部材10’とすることも可能である。棒状鋼材10’は、U字状に加工された相対的に大径の本体部10A’と、この本体部10A’の両端面から延びる相対的に細径の嵌合ピン10b、10bとからなる。
1…樹脂製型枠、2…型枠本体部、3…フランジ部、4A~4D…側面、5…底面、6(6a・6b)…リブ、8(8a~8h)…スリット溝、9(9a・9b)…切込み溝、10…棒状鋼材(変形防止金具)、11…加工鋼材(変形防止金具)
Claims (6)
- 一面が開口部とされ周方向の4側面と底面とにより箱型形状を成す樹脂製の型枠本体部と、この型枠本体部の開口部を囲むように周方向に沿って設けられた樹脂製のフランジ部とから構成されるとともに、前記型枠本体部の外周面に複数条のリブが所定間隔をもって連続的に形成されたコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠において、
前記周方向の4側面は、対向する長辺側の2側面と対向する短辺側の2側面とからなり、コンクリートを充填した際に前記対向する長辺側の2側面が外方に膨出する変形を防止するための変形防止金具を着脱自在に設置したことを特徴とするコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠。 - 前記樹脂製型枠は、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂によって製作されている請求項1記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠。
- 前記変形防止金具は、コ字状又はU字状に加工された棒状鋼材とされ、前記長辺側のフランジ部の中央にそれぞれ通孔が形成され、前記棒状鋼材の両端部を前記通孔に差し込んで設置することにより対向する長辺側の2側面の変形を防止するようにしてある請求項1記載のコンクリート強度試験用供試体の樹脂製型枠。
- 前記変形防止金具は、嵌合部を有する加工鋼材とされ、前記型枠本体部の長辺側中央部において、下方側から前記嵌合部に型枠本体部を嵌め込むように前記加工鋼材を設置することにより対向する長辺側の2側面の変形を防止するようにしてある請求項1記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠。
- 前記フランジ部において、前記開口部の縁からフランジ部の外縁までの区間に亘ってスリット溝を複数本形成するとともに、前記型枠本体部の外面に対して前記スリット溝に実質的に連続するように前記底面までの区間に亘って断面V字状に薄肉化された切込み溝を形成した請求項1~4いずれかに記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠。
- 前記スリット溝は、前記フランジ部の内、対向する短辺側のフランジ部に対して形成されている請求項5記載のコンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2022030684A Pending JP2022133260A (ja) | 2021-03-01 | 2022-03-01 | コンクリート強度試験用供試体のための樹脂製型枠 |
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