JP2022132986A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着装置で用紙が加熱されることにより生じた蒸気が用紙排出口から湯気となって排出するのを抑制することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、定着装置5から排出された用紙を排出回転体17へと導くガイド面を有するガイド部材30と、ガイド部材30におけるガイド面側とは反対側面に対向して設けられ、該反対側面との間において、一端側が用紙排出口の外側の外部空間に連通し且つ他端側が記画像形成装置本体2内の定着装置5側の所定空間Bに連通する空気通路Aを形成する対向部材21と、排出回転体17よりも用紙搬送方向の下流側に位置し、当該排出回転体17により用紙と共に排出される空気を堰止めて空気通路Aの一端側へと導く堰止部24とを備えている。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、用紙に転写されたトナー像をその用紙に定着させるための定着装置を有している。定着装置は、ヒータ等の熱源を有する加熱ローラーと、当該加熱ローラーに対して押圧された状態で回転する加圧ローラーとを備えている。そして、トナー像が転写された用紙が加熱ローラー及び加圧ローラー間のニップ部を通過することで、トナー像が加熱及び加圧されて当該用紙に定着される。
この種の画像形成装置では、画像形成動作を行う際に定着装置が作動する。この結果、用紙に含まれる水分が加熱ローラーにより加熱されて蒸発することで、装置内に水蒸気が発生する。この水蒸気の一部は、周りの空気で冷やされることで、細かな霧状(湯気)となる。この湯気が用紙排出口から噴き出ると、ユーザが発煙と誤認するおそれがあるため、好ましくない。
そこで、装置内で発生した水蒸気を用紙排出口を介さずに外部に排出させるための構成が提案されている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、用紙をガイドするための部材であって、定着装置よりも用紙搬送方向の下流側に設けられるガイド部材において、複数の穴を形成している。また、この画像形成装置では、装置内に吸引ファンを設けるとともに、空気を排出するための排気口を別途形成している。この画像形成装置では、画像形成動作中は、吸引ファンが駆動される。そして、画像形成装置内では、内部の空気が排気口から排出されていく気流が生じる。これにより、用紙から発生した水蒸気は、ガイド部材の穴を通過し、装置内に生じた気流に流されて排気口から排出される。
ところで、近年、画像形成装置に対しては、低コスト化が求められている。その結果、ファンを設けない構成の画像形成装置が求められている。前記特許文献1の画像形成装置において、吸引ファンを設けない構成とすると、用紙から発生した水蒸気は、ガイド部材の穴を通過した後、装置内に溜まっていくこととなる。そして、さらに画像形成動作を継続すると、装置内に多くの水蒸気が集まり、その結果、水蒸気が溢れ出るようにして用紙排出口から排出されてしまう。そして、その一部が湯気となり、ユーザが発煙と誤認する可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、定着装置で用紙が加熱されることにより生じた蒸気が用紙排出口から湯気となって排出されるのを抑制可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置本体内に収容され、加熱回転体及び加圧回転体を有するとともに該両回転体の間に形成されたニップ部に用紙を通過させることで当該用紙にトナー像を定着する定着装置と、該定着装置による定着処理後の用紙を前記画像形成装置本体に形成された用紙排出口から前記画像形成装置本体の上面の外部空間に排出する排出回転体と、前記定着装置から排出された用紙を前記排出回転体へと導くガイド面を有するガイド部材と、を備えている。
そして、前記ガイド部材における前記ガイド面側とは反対側面に対向して設けられ、該反対側面との間において、一端側が前記外部空間に連通し且つ他端側が前記画像形成装置本体内の定着装置側の所定空間に連通する空気通路を形成する対向部材と、前記排出回転体よりも用紙搬送方向の下流側に位置し、当該排出回転体により前記用紙と共に排出される空気を堰止めて前記空気通路の前記一端側へと導く堰止部とを備えている。
本発明によれば、定着装置で用紙が加熱されることにより生じた蒸気が用紙排出口から湯気となって排出するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置1の外観を示す斜視図である。図2は、画像形成装置1の内部構成を示す概略図である。以下の説明において、前側、後側は、画像形成装置1の前側、後側(図2の紙面垂直の手前側及び奥側)であり、左側、右側は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味する。
図1は、画像形成装置1の外観を示す斜視図である。図2は、画像形成装置1の内部構成を示す概略図である。以下の説明において、前側、後側は、画像形成装置1の前側、後側(図2の紙面垂直の手前側及び奥側)であり、左側、右側は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味する。
画像形成装置1は、例えばモノクロレーザープリンターからなる。画像形成装置1は、画像形成装置本体2と、給紙部3と、画像形成部4と、定着装置5、排紙トレイ6とを備えている。画像形成装置本体2は、操作パネルや制御基板など、画像形成装置1を動作させるために必要な様々な機器を内蔵している。画像形成装置本体2は、樹脂製の外装カバーによって各側面が覆われている。図1では、上側外装カバー21と左側外装カバー22とを示している。上側外装カバー21には排紙トレイ6が形成され、左側外装カバー22には後述する排気口28が形成されている。
画像形成装置1は、画像形成装置本体2内の用紙搬送路Cに沿って用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するように構成されている。
給紙部3は、画像形成装置本体2の底部に設けられている。給紙部3は、互いに重ねられた複数の用紙を収容する給紙カセット7と、給紙カセット7内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラー8を備えている。
画像形成部4は、画像形成装置本体2内における給紙部3の上方に設けられている。画像形成部4は、画像形成装置本体2内に回転可能に設けられた像担持体である感光体ドラム10と、感光体ドラム10の周囲に配置された帯電器11と、現像部13と、転写ローラー14と、感光体ドラム10の右方に配置された光走査装置12とを備えている。そうして、画像形成部4は、給紙部3から供給された用紙に画像を形成するようになっている。
定着装置5は、画像形成部4にて用紙に形成されたトナー像を該用紙に定着させるための装置である。定着装置5は、画像形成部4における10の上方に配置されている。定着装置5は、互いに圧接されて回転する加熱ローラー15及び加圧ローラー16を備えている。加熱ローラー15は、その内部に配置されたハロゲンヒーター18(後述する図3参照)によって加熱される。加熱ローラー15と加圧ローラー16との間には、画像形成部4より供給される用紙が通過するニップ部Nが形成されている。加熱ローラー15が加熱回転体に相当し、加圧ローラー16が加圧回転体に相当する。尚、加熱回転体は、加熱ローラー15に限ったものではなく、例えば定着ベルト等であってもよい。
排紙トレイ6は、画像形成装置本体2の上面の右側部分を凹ませることで形成されている。排紙トレイ6は、用紙搬送方向の下流側(右側)に向かって上側に傾斜している。
次に画像形成装置1による画像形成動作について説明する。画像形成装置1が画像データを受信すると、画像形成部4において、感光体ドラム10が回転駆動されると共に、帯電器11が感光体ドラム10の表面を帯電させる。
そして、画像データに基づいて、レーザ光が光走査装置12から感光体ドラム10へ出射される。感光体ドラム10の表面には、レーザ光が照射されることによって静電潜像が形成される。感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、現像部13で現像されることにより、トナー像として可視像となる。
その後、用紙は、転写ローラー14と感光体ドラム10との間を通過する。このとき、転写ローラー14に印加される転写バイアスによって、感光体ドラム10の表面のトナー像が用紙に移動して転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置5において加熱ローラー15と加圧ローラー16の間のニップ部Nを通過する際に加熱及び加圧される。その結果、トナー像が用紙に定着する。
そして、定着装置5にてトナー像が定着された用紙は、加熱ローラー15及び加圧ローラー16の回転によりさらに用紙搬送方向の下流側に送り出され、排出ローラー17によって排紙口2aから前記排紙トレイ6に排出される。尚、排出ローラー17による用紙の排出方向は、水平方向であってもよい、水平方向に対して上側又は下側に所定の微小角度だけ傾斜していてもよい。ここで所定の微小角度とは、例えば0°以上10°以下である。
[定着装置から排出ローラー対に至る断面構成]
図3は、画像形成装置本体2における定着装置5から排出ローラー17に至る部分を拡大して示す拡大断面図である。
図3は、画像形成装置本体2における定着装置5から排出ローラー17に至る部分を拡大して示す拡大断面図である。
定着装置5は、前記加熱ローラー15及び前記加圧ローラー16の他に定着ハウジング40を有している。加熱ローラー15及び加圧ローラー16は、軸線方向が前後方向に延びる状態で定着ハウジング40内に収容されている。定着ハウジング40は、前後方向に長い略直方体状の中空箱状に形成されている。
定着ハウジング40は、左側外装カバー22と上側外装カバー21とで形成される角部に沿って前後方向に延びる所定空間Bの下側に配置されている。また、定着ハウジング40は、左側外装カバー22の上端部の内壁面に、僅かに隙間を空けて配置されている。左側外装カバー22の上端部には、前記所定空間Bに連通する複数の排気口28が形成されている。複数の排気口28は、図1に示すように、前側の排気口群と後側の排気口群とで構成されており、各排気口群は、一対一組の排気口28を前後方向に四組並べて構成されている。
定着ハウジング40の下面には、画像形成部4よりニップ部Nに向けて供給される用紙を受入れる用紙受入口40aが形成されている。定着ハウジング40の上面には、ニップ部Nを通過した用紙を用紙搬送方向の下流側に向けて送出す用紙送出口40bが形成されている。
図3及び図4に示すように、定着ハウジング40の上面における用紙送出口40bの右側端縁部には、前後方向に間隔を空けて並ぶ一対のガイドローラー19が回転自在に取付けられている。また、定着ハウジング40の上面における右側端部には、排出ローラー17が回転自在に支持されている。尚、この排出ローラー17は、例えば筐体内に形成された支持壁に支持されていてもよい。
定着ハウジング40の上面におけるガイドローラー19と排出ローラー17との間には、前後方向に間隔を空けて並ぶ複数のガイドリブ43が突設され、各ガイドリブ43の上端面によって用紙の下面側がガイドされる。用紙の上面側は、後述する排出ガイド30(ガイド部材の一例)によってガイドされる。
定着ハウジング40の上面における前記用紙送出口40bの左側端縁部には、左側に向かって水平方向よりも僅かに上側に傾斜して延びる傾斜板部42が形成されている。この傾斜板部42は、画像形成装置本体2内の左上の角部に沿って前後方向に延びる所定空間B内に向けて突出している。
図3に示すように、この傾斜板部42の下側には、右側に開放する断面コ字状をなすとともに加圧ローラー16の左側及び上下両側を囲む収容壁部46が形成されている。この収容壁部46の上壁部と前記傾斜板部42とは接続壁部47を介して連続的に繋がっている。上壁部と傾斜板部42とは、前後方向に間隔を空けて並ぶ複数のリブ48(図4参照)により連結されている。上壁部と傾斜板部42とを接続する接続壁部47には、複数のリブ48のそれぞれの間に位置してハウジング内外を連通する複数の開口部41が形成されている。この複数の開口部41は、画像形成装置本体2の左側外装カバー22に形成された排気口28の右側に位置している。また、複数の開口41は、加圧ローラー16の直上に位置している。
排出ガイド30は、定着ハウジング40の上面との間で用紙搬送路Cを形成している。この用紙搬送路Cの用紙搬送方向の下流側端は、排出ローラー17のニップ位置に位置していて前記排紙口2aを形成している。排出ガイド30は、上側外装カバー21の下面に組付けてられている。そして、上側外装カバー21と排出ガイド30との間には、排出ローラー17によって排紙口2aから用紙と共に排出される空気を定着装置5側へと導く空気通路Aが形成されている。また、上側外装カバー21の右側端部には、排出ローラー17によって排紙口2aから用紙と共に排出される空気を堰き止めて前記空気通路Aへと導く堰止板24(堰止部の一例)が形成されている。
次に、図面を参照しながら、上側外装カバー21及び排出ガイド30の詳細を順に説明する。
[上側外装カバーの構成]
図5は、上側外装カバー21を裏側(下方側)から見た状態を示す斜視図である。
図5は、上側外装カバー21を裏側(下方側)から見た状態を示す斜視図である。
上側外装カバー21は、樹脂又は金属により形成される。上側外装カバー21は、ベース板23と、上述した排紙トレイ6とを備えている。上側外装カバー21が対向部材の一例である。
ベース板23は、上下方向(表裏方向)から見てコ字板状に形成されている。すなわち、ベース板23は、その左側半部が前後方向に延びる矩形板部で形成され、右側半部が、前後方に間隔を空けて配置されて二つの矩形板部で構成され、この二つの矩形板部の互いの内側の端縁には、裏面側に突出する縦板部62が接続され、前記排紙トレイ6はこの縦板部62を介してベース板23に支持されている。図1及び図4に示すように、排紙トレイ6は、ベース板23の右側に設けられており、下方(裏側)に向かって窪むように形成されている。排紙トレイ6の左端部には、用紙排出用の開口部61が形成されている。尚、開口部61は、排出ローラー17に面した排紙口2aのみが露出するように、前後方向に延びる不図示の縦壁により閉塞される。
図2に示すように、排紙トレイ6は右側に向かうにつれて上方に位置するように緩やかに傾斜している。
図5に示すように、ベース板23の裏面(下面)には、堰止板24と、一対の補強リブ25と、一対の係合突起26と、一対のガイド支持部27とが設けられている。
堰止板24は、長尺な板状に形成されており、ベース板23の裏面から裏側に向かって(下方側に向かって)突出している。堰止板24は、ベース板23の裏面の左右方向中央部において、前後方向に延びている。堰止板24は、開口部61よりも左側に設けられている。換言すれは、堰止板24は、開口部61よりも用紙搬送方向の上流側に設けられている。
堰止板24の左側面が空気を堰き止める空気堰止面24aとして機能する。この堰止め面24aは、下側に向かって右側に傾斜している。換言すれば、堰止板24は、下側に向かって用紙搬送方向の下流側に傾斜している。
図5に示すように、補強リブ25は、ベース板23の裏面(下面)において、堰止板24の左側(用紙搬送方向の上流側)に2つ設けられている。2つの補強リブ25は、ベース板23の裏面(下面)から裏側(下方側)に向かって突出しており、前後方向に間隔を隔てて配置されている。
係合突起26は、ベース板23の裏面(下面)において、堰止板24の左側(用紙搬送方向の上流側)に2つ設けられている。係合突起26は、ベース板23の裏面(下面)から裏側(下方側)にL字状に突出している。2つの係合突起26は、左右方向に間隔を隔てて配置されている。
ガイド支持部27は、ベース板23の裏面(下面)において、各補強リブ25の左側(用紙搬送方向の上流側)に設けられている。すなわち、ガイド支持部27は、ベース板23の裏面(下面)に2つ設けられている。2つのガイド支持部27は、前後方向に間隔を隔てて配置されている。各ガイド支持部27は、前後方向から見てコ字状に形成されていてベース板23との間に矩形状の組付孔27aを形成している。この組付孔27aを利用して、後述する排出ガイド30が上側外装カバー21に組付けられる。
上側外装カバー21のベース板23には、排出ガイド30の取り付けに必要な開口部のみが形成されていて、それ以外の用途の開口部は形成されていない。これにより、上側外装カバー21と排出ガイド30との間の空気通路Aにおける空気流通性を確保することができる。
[排出ガイドの構成]
図6は、排出ガイド30を表側から見た状態を示す斜視図である。図7は、排出ガイド30を裏側から見た状態を示す斜視図である。
図6は、排出ガイド30を表側から見た状態を示す斜視図である。図7は、排出ガイド30を裏側から見た状態を示す斜視図である。
排出ガイド30は、トナー像が定着された用紙(定着処理後の用紙)を排出ローラー17(排出回転体の一例)に導くガイド面35aを含むガイド本体部30Aと、該ガイド本体部30Aにおける用紙搬送方向の下流側端部に連接され、排出ローラー17よりも用紙搬送方向の下流側に延出する延出部30Bとを有している。排出ガイド30は、前後方向に延びる長尺状の部材であって、例えば樹脂又は金属により形成される。
具体的には、ガイド本体部30Aは、本体基板部31aと、組付板部32と、上面リブ33と、突出部34と、ガイドリブ35(図7参照)とを有している。延出部30Bは、延出基板部31bと、規制リブ39とを有している。
本体基板部31a及び延出基板部31bは共に前後方向に延びる矩形板状をなしている。
前記本体基板部31a及び延出基板部31bにはそれぞれ、取付用開口36が一つずつ形成されている。二つの取付用開口36は、排出ガイド30の前後方向中央部に位置するとともに左右方向に間隔を空けて形成されている。各取付用開口36は、本体基板部31a及び延出基板部31bをそれぞれ上下方向に貫通している。2つの取付用開口36は、上側外装カバー21の係合突起26に対応する箇所に位置している。
切欠部37は、本体基板部31aの左端部に前後方向に間隔を空けて複数形成されている。換言すれば、切欠部37は、本体基板部31aの用紙搬送方向の上流側端部に複数形成されている。複数の切欠部37は、前後方向に間隔を隔てて形成されている。複数の切欠部37は、本体基板部31aの左端部にて上下方向に貫通するとともに左側に開放している。これにより、本体基板部31aの左端部は、表裏方向から見て櫛状に形成されている。
組付板部32は、本体基板部31aの前後方向の両端部に設けられている。各組付板部32は、矩形平板状に形成されていて、本体基板部31aの前端部方向の両端部から前後方向の外側に突出している。
図6に示すように、上面リブ33は、本体基板部31aの上面(表面)に形成されており、本体基板部31a(本体基板部31aの上面)から上方に向かって突出している。上面リブ33は、前後方向に延びる複数のリブ、及び、左右方向に延びる複数のリブを含んでいる。
突出部34は、上面リブ33の上端面に複数形成されている。突出部34は、上面リブ33の上端面から上方に突出している。すなわち、突出部34は、上面リブ33の上端面に複数形成された凸状部である。突出部34が第一突出部の一例である。
図7に示すように、前記ガイドリブ35は、本体基板部31aの下面(裏面)に複数形成されており、本体基板部31a(本体基板部31aの下面)から下方に突出している。複数のガイドリブ35は、左右方向に沿って延びる台形状の縦リブであり、前後方向に間隔を隔てて配置されている。各ガイドリブ35の突出側の端面は、前後方向から見て、左右方向の中央部が両端部に比べて上側に凹む略V字状に形成されている。そして、各ガイドリブ35の突出側の端面は、排出ローラー17へと用紙をガイドするガイド面35aとして機能する。
前記延出基板部31bは、本体基板部31aの右側端縁部に連接されている。延出基板部31bは、本体基板部31aに比べて前後方向の長さが短くなるように形成されている。複数の規制リブ39は、左右方向に沿って延びる直角三角形状の縦リブであり、前後方向に間隔を隔てて配置されている。各規制リブ39の突出側の端面は、前後方向から見て、右側ほど低くなる傾斜面とされている。各規制リブ39は、延出基板部31bの下面からから下方に突出している。そして、各規制リブ39の突出側の端面は、排出ローラー17から排出された用紙の上方への膨らみを規制して当該用紙を排紙トレイ6へとガイドする機能を有している。
尚、排出ガイド30には、複数の開口部が形成されているが、これら複数の開口部は、排出ガイド30を上側外装カバー21に取付けるための開口部のみで構成されている。これにより、排出ガイド30と上側外装カバー21との空気通路A内において、定着装置5側に向かう空気の流通性を向上させるようにしている。
[上側外装カバーへの排出ガイドの組付け作業]
図8は、上側外装カバー21に排出ガイド30を組付けた状態を示す裏側から見た状態を示す斜視図である。
図8は、上側外装カバー21に排出ガイド30を組付けた状態を示す裏側から見た状態を示す斜視図である。
上側外装カバー21に排出ガイド30を組付ける際には、まず、上側外装カバー21(図5参照)の裏面(下面)に対して排出ガイド30(図6参照)の表面(上面)を対向させる。そして、上側外装カバー21の各係合突起26を排出ガイド30の各取付用開口36に挿通させると共に、排出ガイド30の各組付板部32を上側外装カバー21の各ガイド支持部27の組付孔27aに差込む。
これにより、上側外装カバー21の各係合突起26が排出ガイド30の下面における各取付用開口36の縁部に係合すると共に、排出ガイド30の各組付板部32が上側外装カバー21の各ガイド支持部27に支持される。このようにして、排出ガイド30が、上側外装カバー21に組付けられる(支持される)。
図3に示すように、上側外装カバー21に排出ガイド30が組付けられた状態においては、上側外装カバー21のベース板23に排出ガイド30の突出部34が当接しており、
これにより、上側外装カバー21のベース板23と排出ガイド30の基板31との間に空気通路Aが確保されている。
これにより、上側外装カバー21のベース板23と排出ガイド30の基板31との間に空気通路Aが確保されている。
この状態において、排出ガイド30は、定着装置5の上側に位置しており、排出ガイド30の幅方向の中央部に突設されたローラー摺動部38と排出ローラー17とが、上下方向に対向して当接している。また、定着装置5の上方の領域であって、排出ガイド30の左側の領域には、前記所定空間Bが形成されている。
空気通路Aは、その左側部が所定空間Bに連通し、右側端部が用紙排出口の外側の外部空間に連通している。また、空気通路Aは、前後方向において(図9の紙面垂直方向)用紙搬送路Cの前後方向(搬送路幅方向)の全体に亘って形成されている。
図3に示す組付け状態では、上側外装カバー21は、排出ガイド30よりも用紙搬送方向の下流側に延出するオーバーハング部121aを有している。オーバーハング部121aは、排出ローラー17による用紙排出経路の上側を覆うように形成されている。
堰止板24は、オーバーハング部121aの先端縁から(所定箇所部の一例)から用紙排出経路側に向かって突出している。堰止板24の空気堰止面24aは、鉛直方向の下側に向かって右側(用紙方向の下流側)傾斜している。
堰止板24は、排出ローラー17よりも上方に位置しており、かつ、排出ローラー17よりも右側(用紙搬送方向の下流側)に位置している。また、堰止板24は、排出ガイド30の延出部30Bの右側端面(排出方向の下流側端面)よりも右側に位置している。左右方向における堰止板24と排出ローラー17との距離Lは、好ましくは3mm、~60mmであり、より好ましくは、20mm~35mmである。そうして、この排出ガイド30の延出部30Bの右側端面(用紙搬送方向の下流側端面)と堰止板24との間には、堰止板24にて堰止めた空気を空気通路Aに向けて導入するための空気導入空間Iが形成されている。
[装置内の空気の流れ]
画像形成装置1において、画像形成動作が開始すると、加熱ローラー15が加熱されることにより、加熱ローラー15の周辺の空気、すなわち、定着装置5周辺の温度が上昇する。温度上昇した空気は、上方に向かって移動する(図3参照)。そして、温度上昇した空気は、定着ハウジング40の用紙送出口40bや、複数の開口部41、及び排出ガイド30の切欠部37を通過して所定空間Bに集まる。このようにして、所定空間Bには高温の空気が集められる。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始すると、加熱ローラー15が加熱されることにより、加熱ローラー15の周辺の空気、すなわち、定着装置5周辺の温度が上昇する。温度上昇した空気は、上方に向かって移動する(図3参照)。そして、温度上昇した空気は、定着ハウジング40の用紙送出口40bや、複数の開口部41、及び排出ガイド30の切欠部37を通過して所定空間Bに集まる。このようにして、所定空間Bには高温の空気が集められる。
一方、画像形成部4より定着装置5に搬送されてきた用紙が、加熱ローラー15と加圧ローラー16と間のニップ部Nを通過すると、用紙に含まれる水分が加熱ローラー15で加熱されて、水蒸気が発生する。この水蒸気を含んだ空気は、用紙と共に移動し、排出ガイド30の下面に沿って排出ローラー17まで移動する。
そして、この水蒸気を含んだ空気は、矢印F1で示すように、排出ローラー17から用紙搬送方向の下流側、且つ、やや上方側に向かって移動する。そして、矢印F2で示すように、水蒸気を含んだ空気は、上側外装カバー21の堰止板24に当たり、その後、空気導入空間Iにおいて上側外装カバー21のオーバーハング部121aの下面に沿って逆側(用紙搬送方向の上流側)に進む。
これにより、水蒸気を含んだ空気は、矢印F3で示すように、上側外装カバー21と排出ガイド30との間の空気通路Aを左側(用紙搬送方向の上流側)に向かって移動し、所定空間Bに到達する。前記したように所定空間Bには、高温の空気が集められている。そのため、所定空間Bに到達した水蒸気は、高温の空気により温められる。これにより、水蒸気の一部が湯気になっていた場合であっても、その湯気は、温められることにより再度蒸発する。そして、矢印F4で示すように、所定空間Bを通過した水蒸気は、左側外装カバー22の排気口28を通過して外部に排出される。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1は、排出ガイド30におけるガイド面側とは反対側面に対向して設けられ、該反対側面との間に空気通路Aを形成する上側外装カバー21を備えている。空気通路Aは、右側端が排紙口2aの外側の外部空間に連通し且つ左側端が画像形成装置本体2内の定着装置5側の所定空間Bに連通している。そして、画像形成装置1はさらに、排出ローラー17よりも用紙搬送方向の下流側に位置し、該排出ローラー17により用紙と共に排出される空気を堰止めて前記空気通路Aの右側端の開口へ導く堰止板24を備えている。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1は、排出ガイド30におけるガイド面側とは反対側面に対向して設けられ、該反対側面との間に空気通路Aを形成する上側外装カバー21を備えている。空気通路Aは、右側端が排紙口2aの外側の外部空間に連通し且つ左側端が画像形成装置本体2内の定着装置5側の所定空間Bに連通している。そして、画像形成装置1はさらに、排出ローラー17よりも用紙搬送方向の下流側に位置し、該排出ローラー17により用紙と共に排出される空気を堰止めて前記空気通路Aの右側端の開口へ導く堰止板24を備えている。
この構成によれば、定着装置5にて用紙が加熱されることにより生じた水蒸気(水分を多く含む空気)が用紙と共に排出された際に、該水蒸気が湯気になる前に堰止板24により該水蒸気を空気通路Aに向けて逆流させることができる。したがって、定着装置5で用紙が加熱されることにより生じた蒸気が排紙口2aから湯気となって排出されるのを簡易な構成により防止することができる。しかもこの逆流した水蒸気は、空気通路Aを通って高温空間である定着装置5側の所定空間Bに導かれる。水蒸気はこの高温空間(所定空間B)で加熱されることで蒸発するので、水蒸気の湯気化の問題を確実に回避することできる。したがって、従来のように定着装置5の上方の空間内に水蒸気が滞留して水滴化することもない。
また、画像形成装置本体2における所定空間Bに隣接する壁部(左側外装カバー22の上端部)には、所定空間B内の空気を外部に排出するための排気口28が形成されている。
所定空間B内の水蒸気量が過大になると、水蒸気が湯気化してしまう虞があるが、前記のように排気口28を設けることで、水蒸気を湯気化する前に排気口28から機外に逃がすことができる。
また、本実施形態では、排出ガイド30は、トナー像が定着された用紙(定着処理後の用紙)を排出ローラー17に導くガイド面を含むガイド本体部30Aと、該ガイド本体部30Aにおける用紙搬送方向の下流側端部に連接され、排出ローラー17よりも用紙搬送方向の下流側に延出する延出部30Bとを有している。上側外装カバー21は、排出ガイド30の延出部30Bよりも用紙搬送方向の下流側に延出するオーバーハング部121aを有している。堰止板24は、前記オーバーハング部121aから、用紙排出経路側に向けて突出するとともに、排出ガイド30における延出部30Bの先端部との間に、前記空気通路Aに連通する空気導入空間Iを形成するように構成されている。
この構成によれば、排出ローラー17により用紙と共に排出された空気を堰止板24の左側の空気導入空間Iにしっかりと補足して逆流させることができる。
本実施形態では、排出ローラー17は、水平方向に又は水平方向に対して上側又は下側に所定の微小角度だけ傾斜する方向に用紙を排出するように構成され、前記上側外装カバー21のオーバーハング部121aは、排出ローラー17の用紙搬送方向の下流側において前記排出経路を上側から覆うように形成されている。
この構成によれば、排出ローラー17によって用紙と共に排出される空気が周囲との温度差により上昇しようとするところを、オーバーハング部121aによって確実に補足して空気通路Aに導くことができる。
本実施形態では、画像形成装置本体2内の所定空間Bは、定着ハウジング40に形成された用紙送出口40bに隣接するとともに、該用紙送出口40bを介して該定着ハウジング40内の空間に連通している。
この構成によれば、加熱ローラー15周辺の温度が上昇した空気を、定着ハウジング40の用紙送出口40bを介して所定空間Bに集めることができる。また、所定空間Bは、水蒸気を含む空気の通過領域となっている。そのため、水蒸気の一部が湯気になっていた場合であっても、その湯気を温めて再度蒸発させた状態で外部に排出できる。
本実施形態では、定着ハウジング40には、定着ハウジング40における排気口28に対向する壁部に形成されて定着ハウジング40の内外を連通させる開口部41をさらに有している。
この構成によれば、加熱ローラー15周辺の温度上昇した空気を、定着ハウジング40の開口部41を介して所定空間Bの排気口28付近に集めることができる。これにより、排気口28から外部に排出される直前の空気を確実に昇温して、水蒸気が排気口28からの排出直前に湯気になるのを防止することができる。
本実施形態では、排出ガイド30は、用紙搬送方向の上流側端部が定着装置5の上方に位置するように配置されている。そして、排出ガイド30における用紙搬送方向の上流側の端部には、搬送路幅方向に並ぶとともに上下方向に貫通する複数の切欠部37(貫通部の一例)が形成されている。
この構成によれば、加熱ローラー15周辺の温度上昇した空気を、切欠部37を通過させて、所定空間Bに集めることができる。また、所定空間Bは、水蒸気の通過領域となっている。そのため、水蒸気の一部が湯気になっていた場合であっても、その湯気を温めて再度蒸発させた状態で外部に排出できる。
本実施形態では、排出ガイド30における上側外装カバー21材との対向面には、該上側外装カバー21に当接することで該上側外装カバー21との間に空気通路Aを確保する突出部34が形成されている。
この構成によれば、上側外装カバー21に排出ガイド30を組付ける際に、排出ガイド30を突出部34に当接させることで、上側外装カバー21と排出ガイド30との間に空気通路Aを確実に確保することができる。また、突出部34を設けない場合、外力が作用したり熱変形によって空気通路Aが塞がれてしまう場合があるが、突出部34を設けることによりこのような事態も回避することができる。
本実施形態では、前記堰止板24の空気堰止面24aは、上側外装カバー21のオーバーハング部121aの右側端から下側に向かって用紙搬送方向の下流側に傾斜している。
この構成によれば、空気堰止面24で堰止めた空気をスムーズに方向転換(逆流)させて空気通路Aに導くことができる。
本実施形態では、排出ガイド30のガイド面側とは反対側面に対向する対向部材として、画像形成装置本体2の外装壁を構成する上側外装カバー21を利用するようにしている。
この構成によれば、上側外装カバー21とは別に対向部材を別途設ける場合に比べて、部品点数を削減してコストを低減することができる。
本実施形態では、堰止板24は、上側外装カバー21に一体形成されている。
これによれば、部品点数を削減してコストを低減することができる。
《変形例1》。
図9は、実施形態の変形例1を示す。この変形例は、排出ガイド30に突出部34が設けられていない代わりに、上側外装カバー21に突出部45が形成されている。突出部45が第二突出部の一例である。尚、以下の変形例において、図3と同じ構成要素には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
突出部45は、上側外装カバー21のベース板23に複数設けられている。突出部45は、ベース板23の下面(排出ガイド30との対向面)から下方に向かって突出している。すなわち、突出部45は、排出ガイド30に向かって突出している。上側外装カバー21に排出ガイド30が取り付けられた状態においては、上側外装カバー21の突出部45に排出ガイド30の基板31が当接しており、上側外装カバー21のベース板23と排出ガイド30の基板31との間に空気通路Aが形成されている。
本変形例によれば、前記実施形態と同様に、上側外装カバー21と排出ガイド30との間に突出部45を介して空気通路Aを確実に確保することができる。よって、実施形態と同様の作用効果を得ることがでる。
《変形例2》
図10は、実施形態の変形例2を示している。この変形例では、堰止め部の構成が前記実施形態とは異なっている。
図10は、実施形態の変形例2を示している。この変形例では、堰止め部の構成が前記実施形態とは異なっている。
すなわち、本例の堰止め板29(堰止め部)は、空気堰止面29aが、上側外装カバー21の右端部から下方に向かって用紙搬送方向の上流側(左側)に傾斜している。
これによれば、堰止め板29にて堰止めた空気を、空気堰止面24aと上側外装カバー21のオーバーハング部121aの下面とに沿って鋭角に方向転換させることができる。したがって、堰止め空気が慣性力により右側に溢流するのを防止することができる。
尚、図中に点線で示すように、堰止め板29の空気堰止面29aは、下方に向かって延直に延びていてもよい。これにより、成形時の型抜きも比較的容易になるので成形性と空気の逆方向への案内性能とを両立させることできる。
このように、変形例2では、堰止め板29によって空気を確実に逆流させて空気通路Aに導くことができる。よって、実施形態と同様の作用効果より一層確実に得ることができる。
以上説明したように、本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、プリンター、ファクシミリー、複写機、又は複合機(MFP)等に適用する場合に有用である。
A :空気通路
B :所定空間
C :用紙搬送路
I :空気導入空間
N :ニップ部
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
5 :定着装置
15 :加熱ローラー(加熱回転体)
16 :加圧ローラー(加圧回転体)
18 :ハロゲンヒーター
21 :上側外装カバー(対向部材)
24 :堰止板(堰止部)
24a :空気堰止面
28 :排気口
29 :堰止め板(堰止部)
29a :空気堰止面
30A :ガイド本体部
30B :延出部
34 :突出部
40 :定着ハウジング
40a :用紙受入口
40b :用紙送出口
45 :突出部
121a :オーバーハング部
B :所定空間
C :用紙搬送路
I :空気導入空間
N :ニップ部
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
5 :定着装置
15 :加熱ローラー(加熱回転体)
16 :加圧ローラー(加圧回転体)
18 :ハロゲンヒーター
21 :上側外装カバー(対向部材)
24 :堰止板(堰止部)
24a :空気堰止面
28 :排気口
29 :堰止め板(堰止部)
29a :空気堰止面
30A :ガイド本体部
30B :延出部
34 :突出部
40 :定着ハウジング
40a :用紙受入口
40b :用紙送出口
45 :突出部
121a :オーバーハング部
Claims (13)
- 画像形成装置本体内に収容され、加熱回転体及び加圧回転体を有するとともに該両回転体の間に形成されたニップ部に用紙を通過させることで当該用紙にトナー像を定着する定着装置と、該定着装置による定着処理後の用紙を前記画像形成装置本体に形成された用紙排出口から前記画像形成装置本体の上面の外部空間に排出する排出回転体と、前記定着装置から排出された用紙を前記排出回転体へと導くガイド面を有するガイド部材と、を備えた画像形成装置であって、
前記ガイド部材における前記ガイド面側とは反対側面に対向して設けられ、該反対側面との間において、一端側が前記外部空間に連通し且つ他端側が前記画像形成装置本体内の定着装置側の所定空間に連通する空気通路を形成する対向部材と、
前記排出回転体よりも用紙搬送方向の下流側に位置し、当該排出回転体により前記用紙と共に排出される空気を堰止めて前記空気通路の前記一端側へと導く堰止部とを備えている、画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置本体における前記所定空間に隣接する壁部には、該所定空間内の空気を外部に排出するための排気口が形成されている、画像形成装置。 - 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記ガイド部材は、前記ガイド面を含むガイド本体部と、該ガイド本体部における用紙搬送方向の下流側端部に連接され、前記排出回転体よりも用紙搬送方向の下流側に延出するとともに前記対向部材との間で前記空気通路の一端側端部を形成する延出部とを有しており、
前記対向部材は、前記ガイド部材の前記延出部よりも用紙搬送方向の下流側に延出するオーバーハング部を有し、
前記堰止部は、前記オーバーハング部から、前記用紙が排出される排出経路側に向けて突出するとともに、前記ガイド部材における前記延出部の先端部との間に、前記空気通路に連通する空気導入空間を形成するように構成されている、画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記排出回転体は、水平方向に又は水平方向に対して上側又は下側に所定の微小角度だけ傾斜する方向に用紙を排出するように構成され、
前記オーバーハング部は、前記排出回転体の用紙搬送方向の下流側において前記排出経路を上側から覆うように形成されている、画像形成装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記定着装置は、前記ニップ部に向かう用紙を受入れる用紙受入口及び該ニップ部を通過した用紙を送出する用紙送出口を有していて前記加圧回転体及び前記加熱回転体を内部に収容する定着ハウジングを有し、
前記画像形成装置本体内の前記所定空間は、前記定着ハウジングに形成された前記用紙送出口に隣接するとともに、該用紙送出口を介して該定着ハウジング内の空間に連通している、画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置本体における前記所定空間に隣接する壁部には、該所定空間内の空気を外部に排出するための排気口が形成され、
前記定着ハウジングは、前記用紙受入口及び用紙送出口の他に、前記排気口に対向してハウジング内外を連通させる連通口をさらに有している、画像形成装置。 - 請求項2から6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記ガイド部材は、用紙搬送方向の上流側の端部が前記定着装置の上方に位置するように配置されており、
前記ガイド部材における前記用紙搬送方向の上流側の端部には、搬送路幅方向に並ぶとともに上下に貫通する複数の貫通部が形成されている、画像形成装置。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記ガイド部材における前記対向部材との対向面には、該対向部材に当接することで該対向部材との間に前記空気通路を確保する第一突出部が形成されている、画像形成装置。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記対向部材における前記ガイド部材との対向面には、該ガイド部材に当接することで該ガイド部材との間に前記空気通路を確保する第二突出部が形成されている、画像形成装置。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記堰止部の空気堰止面は、前記オーバーハング部の所定箇所から下側に向かって用紙搬送方向の下流側に傾斜している、画像形成装置。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記堰止部の空気堰止面は、前記オーバーハング部の所定箇所から下側に向かって鉛直に延びるか、又は、該所定箇所から下方に向かって用紙搬送方向の上流側に傾斜している、画像形成装置。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記対向部材は、前記画像形成装置本体の外装壁の一部を構成している、画像形成装置。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記堰止部は、前記対向部材に一体形成されている、画像形成装置。
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