JP2022131839A - 停止位置検知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体が定位置に停止したか否かを従来よりも低負荷で判定できる停止位置検知システムを得る。【解決手段】停止位置検知システムは、経路を移動する移動体と、移動体に前後方向に並ぶように配置され、経路の側方の物体の有無を検知する2つのセンサと、経路の側方の予め決められた位置に、経路に沿う方向の長さが、2つのセンサの検知位置の間の距離以上となるように配置された第一ストライカーと、移動体が正しい位置に停止しているか否かを2つのセンサの検知結果に応じて判定する停止位置判定部と、を有する。停止位置判定部は、移動体の停止処理の開始後において2つのセンサにより第一ストライカーが検知されている場合に、移動体が正しい位置に停止していると判定する。【選択図】図2
Description
本開示は、センサを備えた停止位置検知システムに関する。
従来、停止位置検知システムは、例えば工場及び倉庫といった特定のエリアを移動する台車等の移動体が、予め決められた停止位置(定位置)に停止できたか否かを判定する。このような停止位置検知システムにおいて、レーザー測距センサで構成されたセンサと、移動体の移動方向に沿って定位置に固定された傾斜部材と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1において、傾斜部材は、移動方向に対し傾斜した傾斜検出面を有し、センサは、移動体に外方に向けて固定され、傾斜部材の傾斜検出面までの相対距離を非接触で測定する構成とされている。また、特許文献1には、センサにより測定された相対距離から、移動体の定位置からのずれ量を算出し、且つ、ずれの有無を判定し、ずれが有る場合には移動体の位置を補正する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された停止位置検知システムでは、予め決められた定位置に移動体が停止したか否かを、一つのセンサと傾斜部材の傾斜検出面との相対距離で判定していた。そのため、判定の際には毎回、相対距離を測定しなければならず、判定に負荷がかかり、高速に移動する移動体に対しては判定が間に合わない恐れがあった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、移動体が定位置に停止したか否かを従来よりも低負荷で判定できる停止位置検知システムを提供することを目的とする。
本発明に係る停止位置検知システムは、経路を移動する移動体と、前記移動体に前後方向に並ぶように配置され、前記経路の側方の物体の有無を検知する2つのセンサと、前記経路の前記側方の予め決められた位置に、前記経路に沿う方向の長さが、前記2つのセンサの検知位置の間の距離以上となるように配置された第一ストライカーと、前記移動体が正しい位置に停止しているか否かを前記2つのセンサの検知結果に応じて判定する停止位置判定部と、を有し、前記停止位置判定部は、前記移動体の停止処理の開始後において前記2つのセンサにより前記第一ストライカーが検知されている場合に、前記移動体が前記正しい位置に停止していると判定する。
本開示によれば、2つのセンサ及び第一ストライカーを有し、移動体の停止処理の開始後において2つのセンサにより第一ストライカーが検知されている場合に、移動体が正しい位置に停止していると判定されるので、判定のために相対距離を測定する必要がない。したがって、移動体が正しい位置に停止しているか否かを、2つのセンサの検知結果のみに基づいて判定でき、従来よりも低負荷で判定できる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る停止位置検知システムの構成の一例を示す模式図である。図2は、図1の停止位置検知システムにおける2つのセンサの設置間隔の一例を示す平面図である。以下、図1~2を参照しつつ、停止位置検知システム100の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る停止位置検知システムの構成の一例を示す模式図である。図2は、図1の停止位置検知システムにおける2つのセンサの設置間隔の一例を示す平面図である。以下、図1~2を参照しつつ、停止位置検知システム100の構成について説明する。
停止位置検知システム100は、予め決められた位置へ移動する移動体1を有し、移動体1が目的とする停止位置に停止したか否かを確認し、必要な場合には実際の停止位置を調整するものである。移動体1は、例えば工場及び倉庫といった特定のエリア、又は例えばガイドレールといった特定の経路5を走行する物体であり、原材料及び完成品等の物品を搬送する荷役に利用されるものである。
なお、移動体1はどのようなものでもよく、例えばAGV(Automatic Guided Vehicle)のような車輪を有するものでも、あるいは、例えばリニアモーターカーのような浮上して移動するものでもよい。また、移動体1はどのような移動方式を採用したものでもよく、移動体1自体が駆動機構を有するものでも、あるいは、例えば滑車に吊られたケース等のように、外部の駆動機構によって動くものであってもよい。
以下、移動体1が駆動機構を有するものと定義し、工場の床面に設置された経路5上を移動体1が移動するものと定義して説明する。移動体1は、筐体10を有している。図1に示される例では、筐体10は、直方体形状を有し、進行方向(矢印F方向)の前面を構成する前面部10fと、後面を構成する後面部10rと、進行方向に平行な4つの側面部10sと、により構成されている。
また、停止位置検知システム100は、移動体1に設けられた2つのセンサ11(図2)と、移動体1の経路5に設けられた第一ストライカー2及び第二ストライカー3と、を有している。なお、第二ストライカー3は省略することができる。
図2に示されるように、2つのセンサ11は、移動体1の筐体10に前後方向に並ぶように配置されている。図2に示される例では、2つのセンサ11が、筐体10の一つの側面部10sに、一方は筐体10の前端に位置し、他方は筐体10の後端に位置するように設置されている。2つのセンサ11は、筐体10の一つの側面部10sに埋設されていてもよい。なお、以降の説明では、2つのセンサ11のうち前側に設置されているセンサを第一センサ11aと称し、第一センサ11aよりも後側に設置されているセンサを第二センサ11bと称する場合がある。
第一センサ11a及び第二センサ11bのそれぞれは、例えばレーザーセンサで構成され、決められたスポット内における物体(以下、対象物という場合がある)の有無を連続的に検知する。第一センサ11a及び第二センサ11bは、経路5の側方の物体の有無を検知するように、移動体1において進行方向(矢印F方向)と平行な側面部10sに設置されている。なお、2つのセンサ11は、移動体1の筐体10において第一ストライカー2及び第二ストライカー3と対向する側面部10sであれば、どの側面部10sに設置されてもよい。
第一センサ11a及び第二センサ11bのそれぞれがレーザーセンサで構成されている場合、例えば、投光器から対象物にレーザー光が投光され、対象物で反射したレーザー光が受光素子により検出されることにより、スポット内における対象物の有無が検知される。なお、第一センサ11a及び第二センサ11bの構成は特にこれに限定されず、例えばフォトセンサ又は超音波センサ等で構成されてもよい。レーザーセンサでは、他のセンサと比べて、距離が離れても光の広がりが少なくて済むので、長距離からでも小スポット内の対象物の有無を検知することができる。
第一センサ11a及び第二センサ11bのそれぞれは、図2に二点鎖線で示されるように検知位置を有している。図2に示されるように検知位置は、例えば、第一センサ11a及び第二センサ11bのそれぞれがレーザーセンサで構成されている場合、一般には検知位置は投光されるレーザー光の中心とされる。図2には、第一センサ11aの検知位置と第二センサ11bの検知位置との距離Dsが示されている。2つのセンサ11の検知位置の間の距離Dsは、例えば、第一センサ11aと第二センサ11bのセンサ素子の中心間の距離である。
図1に示されるように、第一ストライカー2と第二ストライカー3とは、移動体1の位置決めに使用されるものであり、移動体1が走行する経路5の側方に配置されている。また、第一ストライカー2は、経路5において移動体1の目的の停止領域の側方に設けられており、後述する停止位置の判定の際に、正しい停止位置の基準として用いられる。
第一ストライカー2と第二ストライカー3と、経路5の側方において予め決められた設定位置Sの前後の位置に、互いに離間して設置されている。つまり、設定位置Sの進行方向(矢印F方向)両側に、第一ストライカー2と第二ストライカー3とが隙間4を設けて配置されている。第二ストライカー3は、第一ストライカー2よりも前方に設置されている。ここで、設定位置Sは、目的の停止領域の側方に設けられた第一ストライカー2よりも前側に形成されている。
第一ストライカー2及び第二ストライカー3はそれぞれ、経路5に沿う方向(矢印F方向)に対して傾斜した、移動体1との対向面2a、3aを有している。図1に示される例では、第一ストライカー2及び第二ストライカー3のそれぞれは、その厚みtが一定となる棒形状を有し、移動体1の進行方向(矢印F方向)に対して傾いて配置されている。以降の説明では、図2に示されるように、第一ストライカー2の対向面2aは、進行方向(矢印F方向)の前側ほど経路5に近づくように進行方向に対して傾き角度θで傾斜しているものと定義する。
なお、第一ストライカー2及び第二ストライカー3のそれぞれは、移動体1の進行方向(矢印F方向)に対して傾いている必要はなく、進行方向(矢印F方向)と平行に配置されてもよい。また、第一ストライカー2及び第二ストライカー3は、進行方向に一定の長さを有していればよく、どのような形状とされてもよい。例えば、第一ストライカー2及び第二ストライカー3のそれぞれの形状は、進行方向に延びた直方体形状又は三角柱形状等とすることができる。
第一ストライカー2と第二ストライカー3との間の隙間4の幅Gは、例えば、使用する第一センサ11a(図2)のスポット径に基づき設定される。一般にスポット径は、対象物との距離に応じて規定されているので、隙間4の幅Gは、第一センサ11aと第一ストライカー2及び第二ストライカー3との距離によって調整されるとよい。隙間4の幅Gは、例えば数十ミリメートルとすることができる。具体的には、移動体1に設置された第一センサ11aが隙間4を越えて後方から前方へ又は前方から後方へ移動するときに第一センサ11aにより対象物が無い状態が一時的に検知されるように、隙間4の幅Gは、スポット径よりも大きく設定される。
図2に示されるように、第一ストライカー2の対向面2aの進行方向(矢印F方向)の長さ、すなわち、第一ストライカー2の経路5に沿う方向の長さLfは、第一ストライカー2の長さL、及び対向面2aの傾き角度θを用いて次の式(1)で表される。
[数1]
Lf=L・cosθ ・・・(1)
Lf=L・cosθ ・・・(1)
上述したように、第一ストライカー2は移動体1の正しい停止位置の基準として使用される。そして、後述する停止位置判定フロー(図5)では、第一ストライカー2が2つのセンサ11の双方で検知されている場合に、移動体1が正しい停止位置に停止しているものと判断される。このため、第一ストライカー2の経路5に沿う方向の長さLfが、2つのセンサ11の検知位置の間の距離Ds以上となるように、第一ストライカー2が配置されている。停止指令がされてから実際に移動体1が停止するまでの間には制御等による遅延が生じることから、第一ストライカー2の経路5に沿う方向の長さLfは、2つのセンサ11の検知位置の間の距離Dsよりも若干長く設定される。
図3は、図1の停止位置検知システムにおける移動体の構成の一例を示す構成図である。図4は、図3の移動体における主制御部の機能を示すブロック図である。以下、図3及び図4を参照しつつ、移動体1の制御装置110の構成について説明する。
停止位置検知システム100は、移動体1の動作を制御する制御装置110を備えている。図3に示される例では、制御装置110は、移動体1の筐体10の内部に設けられている。
制御装置110は、各種情報及び各種プログラムを格納する記憶部111と、演算を行う主制御部112と、移動体1に停止、前進及び後退といった動作を行わせる駆動制御部115と、を有する。また、制御装置110は、シリアル通信を行うシリアル通信部113と、ネットワークを介した通信を行う通信装置114と、を有している。
記憶部111には、各種情報として、例えば、第一センサ11aからの出力を第一センサ11aと対象物との距離に変換する変換テーブル、及び、第一センサ11aと対象物との距離からずれ量e、fを演算する計算式等が格納されている。記憶部111は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、又はHDD(Hard Disk Drive)等により構成することができる。
主制御部112は、記憶部111に格納されているプログラムを読み出して、制御装置110に入力される情報、及び記憶部111に格納されている各種情報から、判定及び演算等の処理を行う。図4に示されるように、主制御部112は、停止位置判定部112aを有している。
停止位置判定部112aは、2つのセンサ11の検知結果に基づき、駆動制御部に指令を出力するものである。停止位置判定部112aは、移動体1が移動しているときに2つのセンサ11により検知される検知結果に応じて、駆動制御部115に移動体1の停止処理を開始させる。停止位置判定部112aは、移動体1が移動しているときに2つのセンサ11により第一ストライカー2が検知された場合に、移動体1が正しい停止位置に在ると判断し、駆動制御部115に移動体1の停止処理を実施させるために停止指令を出力する。また、移動体1が完全に停止すると、駆動制御部115から停止位置判定部112aへ、停止した旨の信号が入力される。また、停止位置判定部112aは、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かを2つのセンサ11の検知結果に応じて判定する。移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かは、例えば、停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間における2つのセンサ11の検知結果に応じて判定される。具体的には、停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間において、2つのセンサ11の少なくとも一方が第一ストライカー2を検知しなくなった場合には、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定される。停止処理の開始後に2つのセンサ11の少なくとも一方が一時的に第一ストライカー2を検知しなくなり、その後、移動体1の停止前に再び2つのセンサ11の双方が検知するようになった場合にも、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定される。
停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間において、2つのセンサ11の双方が第一ストライカー2を検知した状態が維持されている場合には、移動体1が正しい位置に停止していると判定される。
停止位置判定部112aは、移動体1の移動中に停止処理が行われた後において移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定された場合、そのときの進行方向とは反対方向へ移動する指令を駆動制御部115に出力する。具体的には、移動体1が後退しているときに停止処理が行われた後において移動体1が正しい停止位置に停止していないと判断された場合には、前進指令が駆動制御部115へ出力される。一方、移動体1が前進しているときに停止処理が行われた後において移動体1が正しい停止位置に停止していないと判断された場合には、後退指令が駆動制御部115へ出力される。すなわち、正しい停止位置に停止するように移動体1が後退又は前進することで、移動体1の停止位置が補正される。
停止位置判定部112aは、第一ストライカー2の付近を最初に移動体1が移動する場合だけでなく、停止位置の補正のために移動体1が移動している場合にも、上述した停止処理、及び移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かの判定等を行う。すなわち、停止位置の補正のために移動体1が移動している場合でも、2つのセンサ11の検知結果に基づき移動体1の停止処理が開始され、その後、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かの判定が、2つのセンサ11の検知結果に応じて行われる。
停止位置判定部112aから駆動制御部115へ出力される前進指令及び後退指令には、移動体1を駆動させる際の速度が含まれてもよい。駆動制御部115が移動体1の車輪を回転させるモータ等で構成される場合には、速度は、例えば単位時間あたりのモータの回転数等で定義される。停止位置の補正のために移動体1が前進又は後退する際には、第一ストライカー2の付近を最初に移動体1が移動するときよりも遅い速度で移動体1が移動するように、駆動制御部115が制御される。また、停止位置の補正のために移動体1が移動する速度は、前回の補正よりも次の補正の際により遅い速度となるように制御される。
主制御部112は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の機能を実現させるソフトウェアとによって構成することができる。
駆動制御部115は、移動体1が移動するための駆動機構であり、主制御部112から入力された指令に基づき移動体1の停止、前進及び後退といった動作を制御する。具体的には、駆動制御部115は、停止指令が入力された場合には移動体1を停止させ、前進指令が入力された場合には移動体1を前進させ、後退指令が入力された場合には移動体1を後退させる。駆動制御部115は、例えば、移動体1の車輪を回転させるモータ等で構成される。
シリアル通信部113は、シリアルポートを有し、管理者用の外部のコンピュータ(不図示)等とシリアルケーブルを介して接続され、シリアル通信を行う。シリアル通信部113は、例えばデバッグ時等に使用される。通信装置114は、例えば無線アダプタ等を有し、管理者用の例えばスマートフォンといった外部の携帯端末(不図示)等と通信を行う。コンピュータ及び携帯端末といった管理用端末は、複数の移動体1の動きを監視しており、例えば、移動体1が正しい停止位置に停止するまでに移動した回数等の情報が通信装置114を介して管理用端末へ送信される。
なお、停止位置検知システムにおいて、主制御部112及び駆動制御部115の一方が移動体1の外部に設けられる構成では、通信装置114を介して主制御部112と駆動制御部115とが通信するように構成される。
図5は、図1の停止位置検知システムにおける制御装置110が行う停止位置判定フローを示すフローチャートである。図6は、図1の停止位置検知システムにおいて移動体が正しい位置に停止した状態を示す平面図である。図7は、図1の停止位置検知システムにおいて移動体が正しい位置を越えて停止した状態を示す平面図である。図5~7に基づき、移動体1が正しい停止位置に停止したか否かを判定する停止位置判定フローについて、移動体1の動作とともに説明する。ここで、停止位置判定フローが開始される時点において、移動体1は、図1に示されるように、第一ストライカー2よりも進行方向(矢印F方向)の手前側から前方へ向かって移動しているものとする。
停止位置判定フローが開始されると、まず、停止位置判定部112aは、2つのセンサ11からの入力に基づき、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知したか否かを判定する(ステップS501)。移動体1が進行方向(矢印F方向)に移動して第一ストライカー2の付近の位置に移動するまでの間(図6参照)、まず、前側の第一センサ11aのみが第一ストライカー2を検知し、その後、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知する。
2つのセンサ11の双方が第一ストライカー2を検知していないと判定された場合(ステップS501;NO)、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知するまで、予め設定されている時間間隔でステップS501の判定が繰り返される。一方、センサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知していると判定された場合(ステップS501;YES)、駆動制御部115に停止指令が入力され、駆動制御部115は、停止指令に応じて移動体1の停止処理を開始する(ステップS502)。
その後、停止位置判定部112aは、駆動制御部115により停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間に、2つのセンサ11の少なくとも一方が第一ストライカー2を検知しなくなったか否かを判定する(ステップS503)。移動体1が正しい停止位置に停止した場合、移動体1の停止後も2つのセンサ11の双方が常に第一ストライカー2を検知する(図6)。しかしながら、ステップS501の判定で最初に2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知してから移動体1が完全に停止するまでに、駆動制御部115の制御等に時間がかかり、移動体1が正しい停止位置を越えて停止する場合がある(図7)。この場合、移動体1が停止するまでの間に、第一センサ11aは、第一ストライカー2と第二ストライカー3との間に形成されている隙間4の側方を通過するので、第一センサ11aにより対象物が検知されない状態が一時的に生じる。また、この場合、移動体1が停止した位置では、第一センサ11aの検知位置から第一ストライカー2が外れ、第一センサ11aでは第一ストライカー2が検知されない。
移動体1が停止するまでの間に2つのセンサ11の少なくとも一方が第一ストライカー2を検知しなくなったと判定した場合(ステップS503;YES)、停止位置判定部112aは、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断する(ステップS504)。一方、移動体1が停止するまでの間、2つのセンサ11の双方が第一ストライカー2を検知した状態が維持されている場合には(ステップS503;NO)、停止位置判定部112aは、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断する(ステップS505)。
ステップS504において、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断された場合には、移動体1の位置を正しい停止位置に補正する停止位置補正フローが実施される。
図8は、図1の停止位置検知システムにおける制御装置110が行う停止位置補正フローを示すフローチャートである。図8に基づき、図2、5~7を参照しつつ、停止位置補正フローについて、移動体1の動作とともに説明する。
停止位置補正フローが開始されるとき、図7に示されるように、移動体1は、正しい停止位置を越えて前方に停止している。停止位置補正フローが開始されると、まず、停止位置判定部112aは駆動制御部115に移動体1の後退指令を出力する(ステップS601)。駆動制御部115は、後退指令に応じて移動体1の後退を開始する(ステップS602)。
停止位置の補正のために後退するとき、移動体1は、第一ストライカー2よりも進行方向(矢印F方向)の手前側から前方に向かって進んでいたとき(図1参照)よりも、遅い速度で移動する。このように、停止位置の補正時における移動体1の速度が、移動体1の通常の移動時すなわち第一ストライカー2に最初に移動体1が近づくときの速度よりも遅く設定されることにより、停止位置の補正の際に、移動体1が正しい停止位置に停止し易くなる。
ステップS602において駆動制御部115が移動体1の後退を開始した後、停止位置判定部112a及び駆動制御部115は停止位置判定フローを再び実施し、正しい停止位置に移動体1が停止したか否かが判断される(ステップS603)。つまり、移動体1の後退が続行されているときに、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知した場合に(ステップS501;YES)、移動体1の停止処理が行われる(ステップS502)。そして、2つのセンサ11の検知結果に基づき、正しい位置に移動体1が停止したか否かの判断が行われる(ステップS503~ステップS505)。
ステップS603において、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断された場合(ステップS603;YES)、停止位置補正フローは終了する。一方、ステップS603において、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断された場合(ステップS603;NO)、移動体1は正しい停止位置を越えて後方に停止しているので、ステップS604~ステップS606による更なる補正が行われる。
ステップS604において停止位置判定部112aは駆動制御部115に移動体1の前進指令を出力し(ステップS604)、駆動制御部115は、前進指令に応じて移動体1の前進を開始する(ステップS605)。
停止位置の補正のために前進するとき、移動体1は、移動体1の通常の移動時すなわち第一ストライカー2に最初に移動体1が近づくときの速度よりも、遅い速度で移動する。また、ステップS603においても移動体1が正しい停止位置に停止していない場合において更なる補正のために移動体1が前進するときには、最初の移動、後退、及び後退後の前進の順に、移動体1の速度を遅くすることが好ましい。
ステップS605において駆動制御部115が移動体1の前進を開始した後、停止位置判定部112a及び駆動制御部115は停止位置判定フローを再び実施し、正しい停止位置に移動体1が停止したか否かが判定される(ステップS606)。つまり、移動体1の前進が続行されているときに、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知した場合に(ステップS501;YES)、移動体1の停止処理が行われる(ステップS502)。そして、2つのセンサ11の検知結果に基づき、正しい位置に移動体1が停止したか否かの判断が行われる(ステップS503~ステップS505)。
ステップS606において、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断された場合(ステップS606;YES)、停止位置補正フローは終了する。一方、ステップS606において、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断された場合(ステップS606;NO)、移動体1は正しい停止位置を越えて前方に停止しているので、制御はステップS601に戻る。その後、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断されるまで、停止位置補正フローが続行される。
ステップS606においても移動体1が正しい停止位置に停止していない場合において図6の停止位置補正フローが繰り返される場合、次の補正では前回の補正よりも遅い速度で、移動体1が駆動されることが好ましい。例えば、最初の移動、後退、後退後の前進、及び2回目の後退の順に、移動体1の速度が遅くなる。
なお、上述した実施の形態は、停止位置検知システムにおける好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、移動体1が正しい位置に停止するまで、停止位置判定フローが繰り返される構成とされているが、特にこれに限定されない。例えば、予め決められた回数(例えば3回)停止位置判定フローが行われても移動体1が正しい位置に停止しなかったと判断された場合には、その時点で移動体1を停止させ、通信装置114を介して異常アラームを通知する構成としてもよい。あるいは、シリアル通信部113を介して外部の管理用端末に異常情報を送信する構成としてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、制御装置110がCPU及びメモリ等により構成される場合について例示したが、これに限定されない。制御装置110は、上記の各機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアにより構成してもよい。
以上のように、実施の形態1の停止位置検知システム100は、経路5を移動する移動体1と、移動体1に前後方向に並ぶように配置され、経路5の側方の物体の有無を検知する2つのセンサ11と、第一ストライカー2と、停止位置判定部112aと、を有する。第一ストライカー2は、経路5の側方の予め決められた位置に、経路5に沿う方向の長さLfが、2つのセンサ11の検知位置の間の距離Ds以上となるように配置されている。停止位置判定部112aは、移動体1が正しい位置に停止しているか否かを2つのセンサ11の検知結果に応じて判定する。停止位置判定部112aは、移動体1の停止処理の開始後において2つのセンサ11により第一ストライカー2が検知されている場合に、移動体が正しい位置に停止していると判定する。
これにより、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かを、2つのセンサ11の検知結果のみに基づいて判定できるので、従来のように判定のために相対距離を測定する必要がなく、従来よりも低負荷で判定できる。よって、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かの判定結果を、従来よりも速やかに知ることができる。
また、停止位置検知システム100は、移動体1の停止及び移動を制御する駆動制御部115を有する。停止位置判定部112aは、移動体1が移動しているときに2つのセンサ11により第一ストライカー2が検知された場合に、駆動制御部115に移動体1の停止処理を開始させ、停止するまでの2つのセンサ11の検知結果に応じて正しい停止位置かを判定する。停止位置判定部112aは、駆動制御部115により停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間において、2つのセンサ11の少なくとも一方が第一ストライカー2を検知しなくなった場合には、移動体1が正しい位置に停止していないと判定する。停止位置判定部112aは、駆動制御部115により停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間において、2つのセンサ11の双方が第一ストライカー2を検知した状態が維持されている場合には、移動体1が正しい位置に停止していると判定する。
これにより、第一ストライカー2の進行方向の長さLfにより移動体1の正しい停止位置を規定でき、停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間に移動しすぎた場合でも、移動体1が正しい位置に停止したか否か、及びずれ方向を知ることができる。
また、駆動制御部115は、移動体1が前進しているときに停止処理が開始された場合において、移動体1が正しい位置に停止していないと停止位置判定部112aにより判定された場合には、移動体1を後退させることで停止位置を補正する。これにより、移動体1を、正しい停止位置に近づくように移動させることができる。
また、駆動制御部115は、移動体1が後退しているときに停止処理が開始された場合において、移動体1が正しい位置に停止していないと停止位置判定部112aにより判定された場合には、移動体1を前進させることで停止位置を補正する。これにより、移動体1を、正しい停止位置に近づくように移動させることができる。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおける主制御部の機能を示すブロック図である。図10は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおいて移動体が正しい位置を越えて停止した状態で制御装置が行う補正の説明図である。図11は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおいて移動体が正しい位置よりも手前で停止した状態で制御装置が行う補正の説明図である。図12は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおける制御装置が行う停止位置補正フローを示すフローチャートである。実施の形態2の停止位置検知システム100では、ずれ量e、fが演算される点で、実施の形態1の場合と異なる。図1、9~12に基づき、実施の形態2の停止位置検知システム100の構成について説明する。
図9は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおける主制御部の機能を示すブロック図である。図10は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおいて移動体が正しい位置を越えて停止した状態で制御装置が行う補正の説明図である。図11は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおいて移動体が正しい位置よりも手前で停止した状態で制御装置が行う補正の説明図である。図12は、実施の形態2に係る停止位置検知システムにおける制御装置が行う停止位置補正フローを示すフローチャートである。実施の形態2の停止位置検知システム100では、ずれ量e、fが演算される点で、実施の形態1の場合と異なる。図1、9~12に基づき、実施の形態2の停止位置検知システム100の構成について説明する。
図10に示されるように、第一センサ11a及び第二センサ11bのそれぞれは、例えばレーザーセンサで構成され、経路5の側方の物体(以下、対象物という場合がある)の有無を検知する。また、2つのセンサ11の少なくとも1つは、対象物までの距離を測定できるセンサで構成される。以下では、第一センサ11aが、距離を測定できるセンサで構成されているものと定義して説明する。また、移動体1は、進行方向(矢印F方向)及び進行方向と逆方向の双方に走行する構成としてもよい。この場合、第一センサ11a及び第二センサ11bの双方を、対象物までの距離を測定できるセンサで構成することで、双方の走行について停止位置の補正ができる。停止位置の補正の仕方については後述する。
2つのセンサ11の少なくとも1つがレーザーセンサで構成されている場合、既知の方法で対象物との距離を測定することができる。例えば、レーザー光が返ってくる時間、あるいは、受光素子における受光位置に基づき対象物までの距離を測定することができる。
第一ストライカー2よりも前側に設けられた設定位置Sは、後述するずれ量e、f(図10及び図11)を演算する際に基準とされる。図6に示されるように移動体1が正しい停止位置に停止しているとき、第一センサ11aの検知位置上に第一ストライカー2の前端2e(図11参照)が位置する。したがって、移動体1が正しい停止位置に停止するためには、第一センサ11aが第一ストライカー2の前端2eを検知できるように移動体1の停止位置が補正されればよい。以降の説明では、図11に示されるように、移動体1の進行方向(矢印F方向)における第一ストライカー2の前端2eの位置を、基準位置Stと定義し、設定位置Sと基準位置Stとの距離を、距離xと定義して説明する。
図1に示されるように、第一ストライカー2及び第二ストライカー3はそれぞれ、経路5に沿う方向(矢印F方向)に対して傾斜した、移動体1との対向面2a、3aを有している。ここで、対向面2a、3aを経路5に沿う方向(矢印F方向)に対して傾斜した面とするのは、第一センサ11aによる距離の測定を容易化するためである。
図1に示される例では、第一ストライカー2及び第二ストライカー3のそれぞれは、その厚みtが一定となる棒形状を有し、移動体1の進行方向(矢印F方向)に対して傾いて配置されている。図1に示される例では、第一ストライカー2と第二ストライカー3とは、隙間4側でより経路5と近くなるように、ハの字形に配置されている。換言すると、第一ストライカー2は、後側よりも前側すなわち第二ストライカー3側がより経路5に近くなるように配置され、第二ストライカー3は、前側よりも後側すなわち第一ストライカー2側がより経路5に近くなるように配置されている。このような配置により、ずれ量e、f(図10及び図11)の演算のために第一センサ11a(図10)により距離が測定される際に、隙間4の付近では、第一ストライカー2との距離及び第二ストライカー3との距離を短くできる。したがって、ずれ量e、fが小さい場合でも精度良くずれ量e、fを検出できる。
図9に示されるように、主制御部112は、停止位置判定部112aと、補正演算部112bと、を有している。実施の形態2においても、停止位置判定部112aは、実施の形態1の場合と同様に、移動体1が移動しているときに上述した停止処理、及び移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かの判定等を行う。
また、実施の形態2では、停止位置判定部112aは、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定した場合には、補正演算部112bにずれ量e、fを演算させる。また、停止位置判定部112aは、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定した場合には、駆動制御部115に、移動体1を後退又は前進させる指令を出力するとともに、補正演算部112bにより演算されたずれ量e、fを記憶部111に記憶する。
補正演算部112bは、移動体1が正しい停止位置に停止していないと停止位置判定部112aにより判定された場合に、移動体1のずれ量e、fを演算する。補正演算部112bは、第一センサ11aの出力に基づき、ずれ量e、fを演算する。演算されたずれ量は、停止位置判定部112aに通知される。
実施の形態2において、シリアル通信部113は、管理者用の外部のコンピュータ200とシリアルケーブルを介して接続され、シリアル通信を行う。また、図9には示されていないが、通信装置114は、管理者用の例えばスマートフォンといった外部の携帯端末等と通信を行う。コンピュータ200等の管理用端末は、移動体1の動きを監視しており、実施の形態2において管理用端末は、制御装置110の記憶部111に記憶されたずれ量e、fを含む各種情報を、以降の移動体1の制御に利用する。例えば、外部のコンピュータ200は、制御装置110の記憶部111に記憶された複数のずれ量e、fから、複数段階のずれ量e、fそれぞれに対して許容できる移動体1の速度を決定することができる。
停止位置判定部112aから駆動制御部115へ出力される前進指令及び後退指令には、移動体1を駆動させる際の速度が含まれてもよい。駆動制御部115が移動体1の車輪を回転させるモータ等で構成される場合には、速度は、例えば単位時間あたりのモータの回転数等で定義される。補正のための速度は、主制御部112によりシリアル通信部113を介して外部のコンピュータ200等から取得されてもよい。
図12に基づき、図9~11を参照しつつ、実施の形態2の停止位置補正フローについて、移動体1の動作とともに説明する。
停止位置補正フローが開始されるとき、図10に示されるように、移動体1は、正しい停止位置を越えて前方に停止している。停止位置補正フローが開始されると、まず、補正演算部112bは、第一センサ11aにより、第一センサ11aと第二ストライカー3との距離bを測定する(ステップS701)。次に、補正演算部112bは、測定された距離bをもとに停止位置のずれ量eを演算する(ステップS702)。ここで、ずれ量eは基準位置Stからの変位量である。ずれ量eは、測定された距離bと、設定位置Sと基準位置Stとの距離xとを用いて演算される。
図10に示される例では、設定位置Sから進行方向に対して垂直に経路側へ延長した直線と、第二ストライカー3の延長線との交点が、第一センサ11aの表面の軌跡上に位置するように、経路5に対して第二ストライカー3が配置されている。このような構成において、移動体1が正しい停止位置よりも前方に停止した場合には、設定位置Sからの前方への距離aは、第一センサ11aにより測定された距離bを用いて、次の式(2)により求められる。
[数2]
a=b/tanθ ・・・(2)
a=b/tanθ ・・・(2)
ここで、式(2)のθは、進行方向(矢印F方向)に対する第二ストライカー3の対向面3aの傾き角度θである。なお、第二ストライカー3の対向面3aの傾き角度θ(図10参照)と第一ストライカー2の対向面2aの傾き角度θ(図11参照)とで、大きさが異なる構成とすることができる。
そして、式(2)で求めた設定位置Sからの前方への距離a、及び、既知である設定位置Sと基準位置Stとの距離xから、次の式(3)により基準位置Stからのずれ量eが演算される。
[数3]
e=a+x ・・・(3)
e=a+x ・・・(3)
ステップS702においてずれ量eが演算された後、停止位置判定部112aは駆動制御部115に移動体1の後退指令を出力し、補正演算部112bにより演算されたずれ量eを記憶部111に記憶する(ステップS703)。駆動制御部115は、後退指令に応じて移動体1の後退を開始する(ステップS704)。
駆動制御部115により移動体1が後退している間、停止位置判定部112a及び駆動制御部115は、図5の停止位置判定フローを再び実施し、正しい停止位置に移動体1が停止したか否かが判断される(ステップS705)。つまり、移動体1が後退しているときに、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知した場合に(ステップS501;YES)、移動体1の停止処理が行われる(ステップS502)。そして、2つのセンサ11の検知結果に基づき、正しい位置に移動体1が停止したか否かの判断が行われる(ステップS503~ステップS505)。
ステップS705において、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断された場合(ステップS705;YES)、停止位置補正フローは終了する。一方、ステップS705において、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断された場合(ステップS705;NO)、移動体1は正しい停止位置を越えて後方に停止しているので、ステップS706~ステップS710が実施され、更に補正が行われる。
ステップS706において、補正演算部112bは、第一センサ11aにより、第一センサ11aと第一ストライカー2との距離dを測定する。次に、補正演算部112bは、測定された距離dをもとに停止位置のずれ量fを演算する(ステップS707)。ここで、ずれ量fは基準位置Stからの変位量である。ずれ量fは、測定された距離dと、設定位置Sと基準位置Stとの距離xとを用いて演算される。
図11では、設定位置Sから進行方向に対して垂直に経路5側へ延長した直線と、第一ストライカー2の延長線との交点が、第一センサ11aの表面の軌跡上に位置するように、経路5に対して第一ストライカー2が配置されている。このような構成において、移動体1が正しい停止位置よりも後方に停止した場合には、設定位置Sからの後方への距離cは、第一センサ11aにより測定された距離dを用いて、次の式(4)により求められる。
[数4]
c=d/tanθ ・・・(4)
c=d/tanθ ・・・(4)
ここで、式(4)のθは、進行方向(矢印F方向)に対する第一ストライカー2の対向面2aの傾き角度θである。
そして、式(4)で求めた設定位置Sからの後方への距離c、及び、既知である設定位置Sと基準位置Stとの距離xから、次の式(5)により基準位置Stからのずれ量fが演算される。
[数5]
e=c-x ・・・(5)
e=c-x ・・・(5)
ステップS707においてずれ量fが演算された後、主制御部112は駆動制御部115に移動体1の前進指令を出力し、ずれ量fを記憶部111に記憶する(ステップS708)。駆動制御部115は、前進指令に応じて移動体1の前進を開始する(ステップS709)。駆動制御部115により移動体1が前進している間、停止位置判定部112a及び駆動制御部115は、図5の停止位置判定フローを再び実施し、正しい停止位置に移動体1が停止したか否かが判定される(ステップS710)。つまり、移動体1が前進しているときに、2つのセンサ11の双方が同時に第一ストライカー2を検知した場合に(ステップS501;YES)、移動体1の停止処理が行われる(ステップS502)。そして、2つのセンサ11の検知結果に基づき、正しい位置に移動体1が停止したか否かの判断が行われる(ステップS503~ステップS505)。
ステップS710において、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断された場合(ステップS710;YES)、図12の停止位置補正フローは終了する。一方、ステップS710において、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断された場合(ステップS710;NO)、移動体1は正しい停止位置を越えて前方に停止しているので、制御はステップS701に戻る。その後、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断されるまで、停止位置補正フローが続行される。
なお、上述した実施の形態は、停止位置検知システムにおける好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、移動体1が正しい位置に停止するまで、停止位置判定フローが繰り返される構成とされているが、特にこれに限定されない。例えば、予め決められた回数(例えば3回)停止位置判定フローが行われても移動体1が正しい位置に停止しなかったと判断された場合には、その時点で移動体1を停止させ、外部の管理用端末等に異常情報を送信する構成としてもよい。また、制御装置110は、設定位置Sからの距離a、cを外部のコンピュータ200へ送信するように構成し、コンピュータ200においてずれ量e、fが演算される構成としてもよい。
以上のように、実施の形態2の停止位置検知システム100も、実施の形態1の場合と同様に、移動体1と、2つのセンサ11と、第一ストライカー2と、停止位置判定部112aと、を有する。これにより、実施の形態2においても、実施の形態1の場合と同様に、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かを、2つのセンサ11の検知結果のみに基づいて、従来よりも低負荷で速やかに知ることができる。
また、実施の形態2の停止位置検知システム100は、第二ストライカー3を有する。第二ストライカー3は、経路5の側方であって第一ストライカー2よりも前方に、第一ストライカー2との間に隙間4を設けて配置されている。第一ストライカー2及び第二ストライカー3はそれぞれ、経路5に沿う方向(矢印F方向)に対して傾斜した、移動体1との対向面2a、3aを有する。2つのセンサ11のうち少なくとも1つのセンサ(第一センサ11a)は、経路の側方の物体までの距離を測定するセンサで構成されている。
これにより、第一センサ11aは、第一ストライカー2までの距離、及び第二ストライカー3までの距離をそれぞれ測定することができる。したがって、第一センサ11aを、移動体1が正しい位置に停止しているか否かの判定に使用することで判定が低負荷で実現できるとともに、ずれ量e、fの演算のために使用できるので新たにセンサを設けなくて済む。
また、停止位置検知システム100は、移動体1が正しい位置に停止していないと停止位置判定部112aにより判定された場合に、移動体1のずれ量e、fを演算する補正演算部112bと、記憶部111と、を有する。補正演算部112bは、2つのセンサ11のうち少なくとも1つのセンサ(第一センサ11a)により測定された距離b、dに基づきずれ量e、fを演算し、記憶部111に記憶する。
これにより、正しい停止位置よりも前方へのずれ量e、及び正しい停止位置よりも後方へのずれ量fを演算することができ、また、記憶部111に記憶されたずれ量e、fを、以降の移動体1の制御に利用することができる。
第一ストライカー2と第二ストライカー3とは、隙間4側でより経路5と近くなるように、ハの字形に配置されている。これにより、第一センサ11aにより距離b、dが測定される際に、隙間4の付近では距離b、dを短くできる。したがって、ずれ量e、fが小さい場合でも、精度良くずれ量e、fを検出することができる。
また、2つのセンサ11はそれぞれ、レーザーセンサで構成されている。これにより、2つのセンサ11のそれぞれが他のセンサで構成される場合と比べ、より限定されたスポット径での対象物の検知ができ、2つのセンサ11を用いた停止判定及び正しい停止位置に停止したか否かの判定を、より精度よく行うことができる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係る停止位置検知システムにおける制御装置が行う停止位置補正フローを示すフローチャートである。実施の形態3の停止位置検知システム100では、演算されたずれ量e、fを使用して移動体1を移動させることで停止位置が補正される点で、実施の形態2の場合と異なる。図1、5、9~11及び13に基づき、実施の形態3の停止位置検知システム100の構成について説明する。
図13は、実施の形態3に係る停止位置検知システムにおける制御装置が行う停止位置補正フローを示すフローチャートである。実施の形態3の停止位置検知システム100では、演算されたずれ量e、fを使用して移動体1を移動させることで停止位置が補正される点で、実施の形態2の場合と異なる。図1、5、9~11及び13に基づき、実施の形態3の停止位置検知システム100の構成について説明する。
図9に示されるように、実施の形態3においても主制御部112は、実施の形態2の場合と同様に、停止位置判定部112aと、補正演算部112bと、を有している。また、停止位置判定部112aは、移動体1が最初に第一ストライカー2に近づくときに、図5に示される停止処理、及び移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かの判定等を行う。
また、実施の形態3では、駆動制御部115により移動体1がずれ量e、f分移動した後において、停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間、停止位置判定部112aは、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かの判定を行う。
また、第一ストライカー2の付近で最初の停止処理が開始された後に移動体1が停止するまでの間に、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定された場合には、停止位置判定部112aは、補正演算部112bにずれ量e、fを演算させる。また、第一ストライカー2の付近で最初の停止処理が開始された後に移動体1が停止するまでの間に、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定された場合には、駆動制御部115にずれ量e、f分、移動体1を後退又は前進させる指令を出力する。また、停止位置判定部112aは、補正後の停止処理が開始された後に移動体1が停止するまでの間において、移動体1が正しい停止位置に停止していないと判定された場合には、その旨を管理者に報知する。例えば、管理者用の外部のコンピュータ200(図9参照)に情報を表示することで報知が行われる。
図13に基づき、図9~11を参照しつつ、実施の形態3の停止位置補正フローについて、移動体1の動作とともに説明する。
停止位置補正フローが開始されるとき、図10に示されるように、移動体1は、正しい停止位置を越えて前方に停止している。停止位置補正フローが開始されると、まず、補正演算部112bは、第一センサ11aにより、第一センサ11aと第二ストライカー3との距離bを測定する(ステップS801)。次に、補正演算部112bは、測定された距離bをもとに停止位置のずれ量eを演算する(ステップS802)。
ステップS802においてずれ量eが演算された後、停止位置判定部112aは駆動制御部115にずれ量e分の移動体1の後退指令を出力する(ステップS803)。駆動制御部115は、後退指令に応じてずれ量e分、移動体1を後退させる(ステップS804)。ステップS804においてずれ量e分、移動体1が後退した後、駆動制御部115により移動体1の停止処理が開始される(ステップS805)。
ステップS805において後退後の停止処理が開始された後、移動体1が停止するまでの間、停止位置判定部112aは、再び、2つのセンサ11の検知結果に基づき、正しい位置に移動体1が停止したか否かを判断する。
具体的には、停止位置判定部112aは、駆動制御部115により後退後の停止処理が開始されてから移動体1が停止するまでの間に、2つのセンサ11の少なくとも一方が第一ストライカー2を検知しなくなったか否かを判定する(ステップS806)。移動体1が停止するまでの間に2つのセンサ11の少なくとも一方が第一ストライカー2を検知しなくなったと判定した場合(ステップS806;YES)、停止位置判定部112aは、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断する(ステップS807)。この場合、停止位置判定部112aは、正しい停止位置に移動体1が停止しなかった旨を、外部のコンピュータ200等により管理者に報知する(ステップS808)。一方、移動体1が停止するまでの間、2つのセンサ11の双方が第一ストライカー2を検知した状態が維持されている場合には(ステップS806;NO)、停止位置判定部112aは、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断する(ステップS809)。
後退後の停止処理の開始後に、正しい停止位置に移動体1が停止したと判断された後(ステップS809)、及び正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断されて管理者への報知が行われた後(ステップS807~S808)、図13の制御が終了する。
なお、上述した実施の形態は、停止位置検知システム100における好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、図13にはずれ量eを演算してずれ量eに基づき移動体1が後退する場合が示されているが、ずれ量fを演算してずれ量fに基づき移動体1が前進する場合も同様である。また、後退後の停止処理が開始された後、正しい停止位置に移動体1が停止しなかったと判断された場合には(ステップS807)、正しい停止位置に移動体1が停止するまで停止位置の補正が行われる構成とされてもよい。
また、例えば、図13には省略しているが、ステップS801において第一センサ11aにより距離bが測定できない場合等には、予め決められた設定量をずれ量eとして扱う構成としてもよい。また、同様に、ずれ量fに基づき移動体1が前進する構成においても、第一センサ11aにより距離dが測定できない場合等には、予め決められた設定をずれ量fとして扱う構成としてもよい。このような構成により、例えば、第一ストライカー2と第二ストライカー3との隙間4に第一センサ11aの検知位置が位置し、距離b又は距離dが測定できない場合でも、停止位置補正フローを続行することができる。あるいは、距離b又は距離dが測定できない場合において、移動体1を停止させ、外部のコンピュータ200により管理者に報知する構成としてもよい。
以上のように、実施の形態3の停止位置検知システム100も、実施の形態1及び2の場合と同様に、移動体1と、2つのセンサ11と、第一ストライカー2と、停止位置判定部112aと、を有する。これにより、実施の形態3においても、実施の形態1及び2の場合と同様に、移動体1が正しい停止位置に停止しているか否かを、2つのセンサ11の検知結果のみに基づいて、従来よりも低負荷で速やかに知ることができる。
また、実施の形態3の停止位置検知システム100において、ずれ量e、fは、第一ストライカー2に設けられた基準位置Stからの変位量である。駆動制御部115は、補正演算部112bにより演算されたずれ量e、fの分、移動体1を移動させることで停止位置を補正する。これにより、移動体1を移動させて正しい停止位置に補正する際、第一センサ11aが第一ストライカー2を検知する位置まで確実に移動体1の位置が戻される。
また、停止位置判定部112aは、駆動制御部115によって移動体1がずれ量e、fの分移動した後、再び、移動体1が正しい位置に停止しているか否かを2つのセンサ11の検知結果に応じて判定する。これにより、停止位置の補正結果が把握でき、以降の移動体1の制御に利用できる。
また、実施の形態2及び3では、第一センサ11aが距離b、dを測定する構成としたが、代わりに第二センサ11bが距離を測定する構成としてもよい。あるいは、第一センサ11a及び第二センサ11bの双方で距離を測定する構成とすることができる。この場合、第一センサ11aが隙間4と対向する位置で移動体1が止まってしまい、第一センサ11aにより距離が測定でいない場合でも、第二センサ11bで測定した距離から補正に必要なずれ量を演算して補正することができる。
また、実施の形態2及び3においても、実施の形態1の場合と同様に、停止位置の補正のために移動するときには移動体1が最初に前方に進んでいた時よりも遅い速度で移動するように制御される構成としてもよい。また、移動体1が正しい停止位置に停止するまでに補正が繰り返される場合において、速度は、前回の補正よりも次の補正の際により遅い速度となるように制御されることが好ましい。例えば、最初の移動、後退、後退後の前進、及び2回目の後退といった順に、移動体1の速度が遅くなることが好ましい。
1 移動体、2 第一ストライカー、2a 対向面、3 第二ストライカー、3a 対向面、4 隙間、5 経路、10 筐体、10f 前面部、10r 後面部、10s 側面部、11 センサ、11a 第一センサ、11b 第二センサ、100 停止位置検知システム、110 制御装置、111 記憶部、112 主制御部、112a 停止位置判定部、112b 補正演算部、113 シリアル通信部、114 通信装置、115 駆動制御部、200 コンピュータ、Ds 距離、F 矢印、S 設定位置、e、f ずれ量、a、c、b、d 距離、t 厚み、θ 傾き角度。
Claims (10)
- 経路を移動する移動体と、
前記移動体に前後方向に並ぶように配置され、前記経路の側方の物体の有無を検知する2つのセンサと、
前記経路の前記側方の予め決められた位置に、前記経路に沿う方向の長さが、前記2つのセンサの検知位置の間の距離以上となるように配置された第一ストライカーと、
前記移動体が正しい位置に停止しているか否かを前記2つのセンサの検知結果に応じて判定する停止位置判定部と、を有し、
前記停止位置判定部は、前記移動体の停止処理の開始後において前記2つのセンサにより前記第一ストライカーが検知されている場合に、前記移動体が前記正しい位置に停止していると判定する
停止位置検知システム。 - 前記移動体の停止及び移動を制御する駆動制御部を有し、
前記停止位置判定部は、
前記移動体が移動しているときに前記2つのセンサにより前記第一ストライカーが検知された場合に、前記駆動制御部に前記移動体の前記停止処理を開始させ、且つ、前記駆動制御部により前記停止処理が開始されてから前記移動体が停止するまでの間における前記2つのセンサの前記検知結果に応じて前記移動体が前記正しい位置に停止しているか否かを判定するものであり、
前記停止位置判定部は、
前記駆動制御部により前記停止処理が開始されてから前記移動体が停止するまでの間において、前記2つのセンサの少なくとも一方が前記第一ストライカーを検知しなくなった場合には前記移動体が前記正しい位置に停止していないと判定し、前記2つのセンサの双方が前記第一ストライカーを検知した状態が維持されている場合には前記移動体が前記正しい位置に停止していると判定する
請求項1に記載の停止位置検知システム。 - 前記駆動制御部は、前記移動体が前進しているときに前記駆動制御部により前記停止処理が開始された場合において、前記移動体が前記正しい位置に停止していないと前記停止位置判定部により判定された場合には、前記移動体を後退させることで停止位置を補正する
請求項2に記載の停止位置検知システム。 - 前記駆動制御部は、前記移動体が後退しているときに前記駆動制御部により前記停止処理が開始された場合において、前記移動体が前記正しい位置に停止していないと前記停止位置判定部により判定された場合には、前記移動体を前進させることで停止位置を補正する
請求項2又は3に記載の停止位置検知システム。 - 前記経路の側方であって、前記第一ストライカーよりも前方に、前記第一ストライカーとの間に隙間を設けて配置された第二ストライカーを有し、
前記第一ストライカー及び前記第二ストライカーはそれぞれ、前記経路に沿う方向に対して傾斜した、前記移動体との対向面を有し、
前記2つのセンサのうち少なくとも1つのセンサは、前記経路の側方の物体までの距離を測定するセンサで構成されている
請求項3又は4に記載の停止位置検知システム。 - 前記移動体が前記正しい位置に停止していないと前記停止位置判定部により判定された場合に、前記移動体のずれ量を演算する補正演算部と、
記憶部と、を有し、
前記補正演算部は、前記2つのセンサのうち少なくとも1つのセンサにより測定された前記距離に基づき前記ずれ量を演算し、前記記憶部に記憶する
請求項5に記載の停止位置検知システム。 - 前記ずれ量は、前記第一ストライカーに設けられた基準位置からの変位量であり、
前記駆動制御部は、前記補正演算部により演算された前記ずれ量の分、前記移動体を移動させることで停止位置を補正する
請求項6に記載の停止位置検知システム。 - 前記停止位置判定部は、前記駆動制御部によって前記移動体が前記ずれ量の分移動した後、再び、前記移動体が正しい位置に停止しているか否かを前記2つのセンサの検知結果に応じて判定する
請求項7に記載の停止位置検知システム。 - 前記第一ストライカーと前記第二ストライカーとは、前記隙間側でより前記経路と近くなるように、ハの字形に配置されている
請求項5~8のいずれか一項に記載の停止位置検知システム。 - 前記2つのセンサはそれぞれ、レーザーセンサで構成されている
請求項1~9のいずれか一項に記載の停止位置検知システム。
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JP2021031005A JP2022131839A (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 停止位置検知システム |
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